JP2011109793A - プラグイン充電車両の制御装置及び制御方法 - Google Patents

プラグイン充電車両の制御装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】主要なタスクの実行を妨げることなく、交流の給電線の異常を適切に検知できる制御装置、及び、制御方法を提供する。
【解決手段】記憶部と、バッテリ20,150から負荷への給電線6,7に備えた電圧検知部Va,Vbから出力される電圧信号を許容電圧レベルと比較する二値化処理部と、前記充電ケーブル300の車両への接続を検知する充電ケーブル接続検知処理と、前記充電ケーブル接続検知処理により充電ケーブルの車両への接続が検知されると、前記二値化処理部から出力される二値化信号の状態が切り替わる周期を算出し、算出した周期が交流電源の周期に相当すると判定すると、前記給電線が前記交流電源と短絡していると判定し、その判定結果を前記記憶部に記憶する交流短絡判定処理と、を実行する制御部と、を備えているプラグイン充電車両の制御装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、プラグイン充電車両の制御装置及び制御方法に関する。
車両の電子化が進み、車両に搭載されたエンジン等の複数の機器を制御するために数多くの制御装置が組み込まれている。これらの制御装置には、CPUを備えたマイクロコンピュータが組み込まれ、機器を制御するための電磁バルブやモータ等の様々なアクチュエータを駆動するための信号線や、機器の状態を検知するための様々なセンサからの信号線がマイクロコンピュータの入出力ポートに接続されている。
車両には、バッテリから制御装置、アクチュエータ、或いはセンサに電力を供給する給電線や、制御装置とアクチュエータまたはセンサを接続する複数の信号線が束ねられた複数のワイヤーハーネスが実装されている。
ワイヤーハーネスとして束ねられた給電線や信号線、或いはワイヤーハーネスから分岐した給電線や信号線は、それぞれ絶縁被覆されているが、AV機器等、車両に各種のアクセサリをビス等で固定する際に、ワイヤーハーネスが傷つけられて絶縁被覆が損傷すると、給電線や信号線が接触する短絡等の異常が生じる虞がある。
さらに、接触事故等により絶縁被覆が剥離され、絶縁被覆が経年劣化して絶縁被覆が剥離されるような場合にも、同様に、給電線や信号線が接触する短絡等の異常が生じる虞がある。
このような場合、制御装置により車両を適正に制御することが困難になる虞がある。また、バッテリの出力電圧が異常に上昇し或いは低下すると、制御装置が破損し或いは正常に動作せず、同様に車両を適正に制御することが困難になる虞がある。
そこで、従来、一部の制御装置では、給電線等の電圧が所定の電圧範囲にあるか否かを監視し、当該電圧範囲を逸脱すると異常と判定して、発生した異常個所を表示パネルに報知する等の異常検出処理が実行されている。
近年注目されている電気自動車やエンジンと電動モータを備えたハイブリッド自動車も同様である。これらの車両には、駆動用の電動モータに大電流を供給する高圧のバッテリが搭載され、制御装置では、従来の補機用の低圧のバッテリに加えて高圧のバッテリからの給電線の異常検出処理も実行されている。
特許文献1には、電気自動車に搭載されている各部の機能診断を実施する機能診断手段と、前記機能診断手段による実施結果を表示する表示手段とを有し、前記表示手段は、前記機能診断手段により実施されたダイアグ結果のうちバッテリの充電機能のダイアグ結果を、前記充電機能以外のダイアグ実施結果と区別して表示する専用の表示系を有することを特徴とする電気自動車、つまり、各種の異常を検知する診断機能を備えたハイブリッド自動車が提案されている。
また、特許文献2には、このような高圧のバッテリを外部の商用電源から直接充電するプラグイン充電車両が提案されている。
特開2008−289307号公報 特開2009−071900号公報
通常、制御装置は、車両の走行に関連する主要なタスクを、例えば1msec.程度の所定周期で発生するタイマ割込み処理、或いはクランクパルス等の外部信号割込み処理で実行するように構成されている。
上述した異常検出処理を所定周期で発生するタイマ割込み処理の度に実行すると、CPU負荷が増大して、主要なタスクの実行が遅延する虞があるため、制御装置では、異常検出処理の実行インタバルが十分に長く設定され、異常検出処理によるCPU負荷の増大を回避するように構成されている。例えば、1msec.のタイマ割込み周期の30回に一回の割合で異常検出処理を実行する等である。
また、異常検出処理では、ノイズによる誤判定を回避するために、所定回数連続して所定の電圧範囲を逸脱する場合に異常と判定するような冗長判定が実行されている。異常検出処理で10回連続して所定の電圧範囲を逸脱する場合に異常と判定する場合に、1msec.のタイマ割込み周期の30回に一回の割合で異常検出処理を実行すると300msec.の時間を要する。
ところで、プラグイン充電車両では、充電ケーブルを介して外部電源から交流電力を引き込むための交流の給電線が設けられているため、事故等によって交流の給電線に直流の給電線や信号線或いは車体が接触する虞がある。
そのような場合に備えて、給電線等の異常発生箇所のみならず、異常からの復旧のために異常の原因をも特定する必要性に迫られている。例えば、短絡事故であっても、直流の給電線の短絡なのか、交流の給電線の短絡事故なのかを識別する必要性がある。
しかし、上述したように異常検出処理の実行周期が長いため、周期的に変動する交流電圧の異常を適切に判定することができないという問題があった。
例えば、高圧の蓄電装置からの給電線に交流の給電線が短絡した場合に、異常検出処理が実行されるときに、常に所定の電圧範囲を逸脱するとは限らないためである。特に、異常検出処理の実行周期が交流電圧の特定の位相と一致するような場合には、その位相で検知された電圧値が正常と判定される電圧範囲に収まっていると、異常であるにもかかわらず正常判定されるのである。
そこで、交流電圧の周期的変動を検知するために、異常検出処理の実行周期を短くすると、逆に主要なタスクの実行が遅延する虞があるという問題が発生する。その結果、高価で高速のCPUを用いなければ適正な異常検出処理が実行できないという問題があった。
本発明の目的は、主要なタスクの実行を妨げることなく、交流の給電線の異常を適切に検知できる制御装置、及び、制御方法を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明によるプラグイン充電車両の制御装置の特徴構成は、車両外部の交流電源と車両を繋ぐ充電ケーブルを介して車両に搭載されたバッテリを充電するプラグイン充電車両の制御装置であって、制御に関する情報を記憶する記憶部と、前記バッテリから負荷への給電線に備えた電圧検知部から出力される電圧信号を許容電圧レベルと比較する二値化処理部と、前記充電ケーブルの車両への接続を検知する充電ケーブル接続検知処理と、前記充電ケーブル接続検知処理により充電ケーブルの車両への接続が検知されると、前記二値化処理部から出力される二値化信号の状態が切り替わる周期を算出し、算出した周期が交流電源の周期に相当すると判定すると、前記給電線が前記交流電源と短絡していると判定し、その判定結果を前記記憶部に記憶する交流短絡判定処理と、を実行する制御部と、備えている点にある。
上述の構成によれば、充電ケーブル接続検知処理により充電ケーブルの車両への接続が検知されると、二値化された信号の周期を算出して、算出した周期が交流電源の周期に相当すると判定されると、高圧バッテリまたは低圧バッテリから負荷への直流の給電線が交流電源と短絡していると判定することができるようになる。充電ケーブル接続検知処理の実行時には、通常の走行時と異なり、制御部で実行される他の処理負荷がそれほど大きくないため、略交流電源の周期と同程度の短い周期であっても、他の処理の遅延を招くことなく、適正に交流短絡判定処理が実行できる。
以上説明した通り、本発明によれば、主要なタスクの実行を妨げることなく、交流の給電線の異常を適切に検知できるプラグイン充電車両の制御装置を提供することができるようになった。
本発明によるプラグイン充電車両の全体構成図 動力分割機構を介して接続されるモータジェネレータとエンジンの回転数の関係を示す説明図 バッテリと各制御装置の回路図 充電ケーブルと制御部の信号接続を示す回路図 制御部が実行する充電制御を示すタイミングチャート 二値化処理部及びインプットキャプチャの説明図 直流短絡判定処理を示すフローチャート (a)直流電圧の入力波形図 (b)交流電圧の入力波形図 交流短絡判定処理を示すフローチャート 充電制御処理を示すフローチャート 入力された電圧信号の周期を説明するための説明図
以下、本発明によるプラグイン充電車両の一例であるハイブリッド電気自動車について説明する。
図1に示すように、ハイブリッド電気自動車1は、動力源として、燃料タンクに充填されたガソリン等で駆動されるエンジン100と、主に発電機として機能する第1モータジェネレータ(以下、モータジェネレータを「MG」と記す。)110と、主に電動機として機能する第2MG120を備えている。
さらに、高圧負荷である第1MG110及び第2MG120と駆動回路を介して接続されるニッケル水素二次電池やリチウムイオン二次電池等の高圧バッテリ150を備えている。
第1MG110及び第2MG120は交流回転電機で構成され、例えば、U相コイル、V相コイル及びW相コイルを備える三相交流同期回転機が用いられる。
第1MG110による発電電力により第2MG120が駆動され、或いは高圧バッテリ150が充電される。高圧バッテリ150に充電された電力は必要に応じて第2MG120に供給されて車両の走行に消費される。
エンジン100または第2MG120の少なくとも一方からの駆動力によって車両が走行可能なように、エンジン100と第1MG110及び第2MG120が動力分割機構130に連結されている。
動力分割機構130は、サンギヤと、ピニオンギヤと、プラネタリキャリアと、リングギヤとを含み、ピニオンギヤがサンギヤ及びリングギヤと係合する遊星歯車機構で構成されている。ピニオンギヤを自転可能に支持するプラネタリキャリアがエンジン100のクランクシャフトに連結され、サンギヤが第1MG110の回転軸に連結され、リングギヤが第2MG120の回転軸及び減速機構140に連結され、減速機構140を介して車軸160に駆動力が伝達される。尚、図1中、符号170で示される部位は、車軸160に固定された車輪170を示している。
図2に示すように、遊星歯車機構は、サンギヤ、リングギヤ、及びプラネタリキャリヤのうちの何れか二つについて回転数が決定されると、残り一つの回転数は一定に定まり、エンジン100、第1MG110、及び第2MG120の回転数が共線図上に直線で結ばれるように関係付けられている。
図2(a)の停車時から車両が発進するときには、図2(b)に示すように、エンジン100が停止された状態で、第二MG120が駆動される。軽負荷での走行時も、同様にエンジン100が停止された状態で、第二MG120が駆動される。エンジン効率のよい運転領域で定常走行する場合には、主にエンジン100の出力で走行し、動力分割機構130を介して駆動される第1MG110による発電電力で第2MG120が駆動され、エンジン出力がアシストされる。
図2(c)に示すように、エンジン100の始動時には、スタータとして機能する第1MG110が駆動され、エンジン100の始動後は第1MG110による発電電力で高圧バッテリ150が充電される。図2(d)に示すように、定常走行から加速する場合には、エンジン100の回転数を上昇させると同時に、第1MG110による発電電力により第二MG120を駆動し、発電電力が不十分な場合には、高圧バッテリ150から第二MG120に電力が供給される。
図1及び図3に示すように、高圧バッテリ150に接続された給電線7に、降圧用のDC/DCコンバータ21を介して低圧バッテリ20が充電可能に接続されている。
低圧バッテリ20には、三系統の給電線6(6a,6b,6c)が接続され、給電線8には、制御用リレーRY1を介してナビゲーションシステムを制御するナビECU13、運転席前部のパネルに各種の情報を表示するメータECU14等が接続され、給電線7には、制御用リレーRY2を介してエンジン100を制御するENG−ECU11、第1MG110及び第2MG120を制御するMG−ECU12等が接続され、給電線6cには、ハイブリッド電気自動車の制御システムを統括するPIHV−ECU10、盗難防止機能を実現する防盗ECU、スマートキーで車両のロックまたはロック解除を制御するスマートECU等が接続されている。尚、ECUとは、電子制御装置(Electric Control Unit)の略記である。
各ECUには、CPU、CPUで実行される制御プログラムが格納されたROM、ワーキングエリアとして使用されるRAMを備えた単一または複数のマイクロコンピュータと、入出力インタフェース回路等の周辺回路、必要に応じて重要な制御データを格納するためのEEPROM等の不揮発性メモリ、または低圧バッテリ20から常時給電されるSRAMなどのバックアップ用メモリが設けられている。尚、前記ROMに、フラッシュROM(登録商標)などの不揮発性メモリが採用される場合もある。
各ECUには、低圧バッテリ20から供給されるDC12Vの直流電圧から所定レベルの制御電圧(例えば、DC5V)を生成するDCレギュレータが設けられ、DCレギュレータの出力電圧がマイクロコンピュータ等の制御回路に供給され、CPUにより制御プログラムが実行されることにより、ECU毎に所期の機能が実現される。
各ECUは、バス型ネットワークであるCAN(Controller Area Network)やBEAN(Body Electronics Area Network)等の通信ラインを介して接続され、ECU間で各種の制御情報が授受される。尚、CAN通信ラインにはパワートレーン系のECUが接続され、BEAN通信ラインには電装系のECUが接続され、双方の交信のためにゲートウェイECUが設けられている。
車両前部には、商用電源に接続された充電ケーブル300のコネクタ330を接続するインレット270が設けられ、インレット270から充電器40に交流給電線8が接続されている。
高圧バッテリ150からの給電線7には、システムメインリレー(以下、「SMR」と記す。)151を介して高圧負荷である昇降圧コンバータ200が設けられ、昇降圧コンバータ200に並列に接続された第1インバータ210、第2インバータ220を介して第1MG110及び第2MG120のU相,V相,W相の各コイルが接続されている。昇降圧コンバータ200及びインバータ210,220により駆動回路が構成されている。
ENG−ECU11は、CAN通信ラインを介してPIHV−ECU10からエンジン制御指令を受信すると、エンジン制御指令に基づいて、目標回転数と目標トルクを満たすようにエンジン100を駆動制御する。
MG−ECU12は、CAN通信ラインを介してPIHV−ECU10からのモータ制御指令を受信すると、モータ制御指令に基づいて、動力分割機構130を介してエンジン100により駆動される第1MG110からの発電電力を、第1インバータ210を介して取り出して、第2インバータ220を介して第2MGに供給し、或いは、第1インバータ210を介して取り出した電力を昇降圧コンバータ200を介して所定の充電電圧に降圧して高圧バッテリ150を充電する。
また、モータ単独走行時には、MG−ECU12は、PIHV−ECU10からのモータ制御指令に基づいて、高圧バッテリ150の出力電圧を昇降圧コンバータ200により昇圧するとともに第2インバータ220を制御して、第2MG120を所定のトルクで駆動する。
図4に示すように、PIHV−ECU10に組み込まれたマイクロコンピュータ10aは、給電線6cを介して低圧バッテリ20から常時給電され、電源スイッチのオフ時には待機状態に移行している。待機状態とは、CPUの動作が停止した省電力状態をいい、CPUがストップ命令やホールト命令を実行することにより待機状態に移行する。
待機状態で電源スイッチがオンされると、マイクロコンピュータ10aは、待機状態から通常の動作状態に移行して、制御用リレーRY1をオンし、ナビECU13等のアクセサリ機器が動作可能なACC状態に移行する。
ACC状態に移行後にブレーキペダルが操作された状態で、再度電源スイッチがオンされると、マイクロコンピュータ10aは、制御用リレーRY2をオンし、車両の走行が可能なReady−ON状態に移行する。ACC状態またはReady−ON状態で電源スイッチがオンされると、マイクロコンピュータ10aは、システムメインリレー(以下、「SMR」と略記する。)151をオフするとともに、制御用リレーRY1,RY2をオフして待機状態に移行する。
Ready−ON状態に移行すると、マイクロコンピュータ10aは、SMR151をオンして高圧負荷である昇降圧コンバータ200に給電し、その後待機状態に到るまで、所定インタバルで高圧バッテリ150の充電または放電電流、電圧、温度を監視し、それらの値を変数とする所定の演算式に基づいて、高圧バッテリ150のSOC(State of Charge)を算出して、その値をRAM113(図4参照)に記憶するSOC検知処理を実行する。
SOCとは、バッテリの定格容量Ahに対して、充電されている電気量Ahを比率で表した数値であり、規定の温度、放電電流及び放電終止電圧で、完全充電状態から取り出せる電気量Ahの基準値である。
そして、マイクロコンピュータ10aは、運転者により操作されるアクセルペダルの踏込み量等に基づいて算出した運転者の要求出力と、高圧バッテリ150のSOCに基づいて得られる充電要求値と、そのときの車両速度、変速レバーの操作位置等から、車両に必要とされる全出力を算出し、エンジン動力が必要な場合にENG−ECU11にエンジン制御指令を出力し、モータ動力が必要な場合にMG−ECU12にモータ制御指令を出力する走行制御処理を実行する。
つまり、マイクロコンピュータ10aは、運転者の要求出力に対応して、高圧バッテリ150のSOCが所定の範囲に維持されるように、ENG−ECU11及びMG−ECU12に制御指令を出力する。
さらに、マイクロコンピュータ10aは、待機状態で、車両外部の交流電源と車両を繋ぐケーブルである充電ケーブル300のコネクタ330が装着されると待機状態から動作状態に移行して、充電ケーブル300を介して供給された交流電力を、充電器40により直流電力に変換して高圧バッテリ150へ充電制御する充電制御処理を実行する。
マイクロコンピュータ10aは、充電ケーブル300に備えたCCID(Charging Circuit Interrupting Device)360から出力されるパイロット信号の電圧レベルを可変制御して、充電ケーブル300から交流電力を出力させるとともに、SMR151をオンする。
そして、RAM113から読み出したSOCが目標SOCになるように、必要な充電量を算出して、充電器40に充電指令を出力する。マイクロコンピュータ10aは、充電中もSOC検知処理を実行し、算出したSOCが目標SOCになると、充電を終了する。充電器40には、交流電圧を直流の充電電圧に変換するAC/DC変換回路と、マイクロコンピュータ10aから受信した充電指令に基づいてAC/DC変換回路を制御する制御回路を備えている。
以下、図5に示すタイムチャートに基づいて、プラグインの充電制御について詳述する。
車両外部に設置された交流電源から高圧バッテリ150を充電するために、充電ケーブル300が用いられる。充電ケーブル300には、信号生成部30と給電用のリレー31等が組み込まれたCCID360を備えている。
信号生成部30は、マイクロコンピュータ及び入出力回路を備えて構成され、外部電源から車両に給電可能な定格電流を示すパルス信号であるコントロールパイロット信号CPLT(以下、「パイロット信号」と記す。)を生成して、PIHV−ECU10に出力する。パイロット信号は、初期にV1(DC12V)の直流電圧を示す。
車両に備えたインレット270に充電ケーブル300のコネクタ330が装着されると、PIHV−ECU10にパイロット信号CPLT及びケーブル接続信号PISWが入力される。ケーブル接続信号PISWは、コネクタ330に組み込まれたスイッチ回路からの信号で、PIHV−ECU10が、インレット270にコネクタ330が装着されたことを検知するための信号である。スイッチ回路、つまりコネクタ330に組み込まれた抵抗R2とスイッチSW5の直列回路がケーブル接続検知部となる。
マイクロコンピュータ10aは、ケーブル接続検知部からポートIP1に入力されるPISW信号の状態に基づいて充電ケーブル300の車両への接続を検知する充電ケーブル接続検知処理を実行する。
時刻t0で、待機状態にあるマイクロコンピュータ10aの割込みポートINT1にパイロット信号CPLTの立ち上がり信号が入力されると、待機状態から動作状態に復帰して、プラグイン充電が可能な状態になる。
マイクロコンピュータ10aは、ポートIP3に入力される電圧V1のパイロット信号を検知すると、パイロット信号の信号線とアースとの間に抵抗R7,R8とトランジスタスイッチSW1,SW2がそれぞれ直列接続された二つの降圧回路の一方を制御して、時刻t1でパイロット信号の電圧レベルをV1からV2(+9V)に降圧する。
CCID360は、パイロット信号の信号レベルを検出する電圧検知部を備え、電圧検知部によりパイロット信号がV1からV2に低下したことを検出すると、時刻t2で所定周波数(例えば1KHz)のパルス状のパイロット信号を出力する。当該パイロット信号の信号レベルは±V1であるが、上限レベルは降圧回路によりV2に降圧されている。
パイロット信号のデューティ比は、充電ケーブル300の電流容量を示し、充電ケーブル300毎に予め設定されている。例えば、電流容量が12Aの場合には20%、電流容量が30Aの場合には50%に設定されている。
マイクロコンピュータ10aは、パイロット信号のデューティ比を検知して、充電ケーブル300の充電容量を認識すると、時刻t3で、さらに他方の降圧回路を制御してパイロット信号の電圧レベルをV2からV3(+6V)に降圧して、SMR151をオンする。
CCID360は、パイロット信号の信号レベルがV2からV3に低下したことを検知すると、給電用のリレー31を閉じて車両側に交流電力を供給する。
マイクロコンピュータ10aは、充電ケーブル300の電流容量に基づいて高圧バッテリ150のSOCを目標SOCまで充電するための充電電力を設定し、充電器40に充電指令を出力する。
充電指令を受けた充電器40は、リレー41をオンして、AC/DC変換器から所定の充電電力が出力されるように制御し、高圧バッテリ150に充電電力を供給する。
マイクロコンピュータ10aは、高圧バッテリ150の充電電流と電圧と温度をモニタして、それらのモニタ値に基づいて高圧バッテリ150のSOCを算出し、目標SOCまで充電すると高圧バッテリ150への充電を終了する。
マイクロコンピュータ10aは、時刻t4で充電器40に充電終了指令を出力するとともに、SMR151をオフし、降圧回路を介してパイロット信号の電圧レベルをV3からV2に復帰させる。充電器40は、充電終了指令を受信するとリレー41をオフし、AC/DC変換器の出力を停止する。
信号生成部30は、パイロット信号がV3からV2に上昇したことを検出すると、リレー31を開放して車両側への交流電力の供給を停止する。
マイクロコンピュータ10aは、時刻t5で降圧回路を介してパイロット信号の電圧レベルを当初のV1に復帰させ、パイロット信号の発振が停止したことを検知すると各ECUにシャットダウン処理をさせて、その後待機状態に戻る。信号生成部30は、パイロット信号の電圧レベルがV1に復帰すると、発振を停止してパイロット信号の電圧レベルを直流電圧V1に維持して待機する。
尚、シャットダウン処理とは、電源スイッチのオフに伴って、駆動中の各種のアクチュエータの停止処理や、制御データのバックアップ用メモリへの退避処理等をいう。
マイクロコンピュータ10aは、上述した給電系統の処理、SOC検知処理、走行制御処理、充電制御処理等に加えて、システムの給電系統が正常であるか否か等の各種の異常を検知する異常判定処理(自己診断処理ともいう)を実行するように構成されている。以下、複数の給電系統に対する異常判定処理について説明する。
例えば、マイクロコンピュータ10aは、ケーブル接続信号PISWに基づいて、充電ケーブル300が車両へ接続されていないと判定すると、電源スイッチの操作時、または、電源スイッチの操作後の所定時間間隔で、高圧バッテリ150及び低圧バッテリ20から負荷に直流電力を供給する給電線に備えた電圧検知部から出力される電圧信号である電圧値を第一モニタ周期でモニタし、その結果に基づいて給電線の異常の有無を判定する異常判定処理の一つである直流短絡判定処理を実行する。
車両の負荷に直流電力を供給する給電線には複数の電圧検知部が設けられている。例えば、低圧バッテリ20から制御用リレーRY1,RY2を介して低圧負荷へ給電する低圧の給電線6には、低圧バッテリ20の出力電圧を検知する電圧検知部Vaが設けられ、高圧バッテリ150からSMR151を介して高圧負荷へ給電する高圧の給電線7には、高圧バッテリ150の出力電圧を検知する電圧検知部Vbが設けられ、昇降圧コンバータ200とインバータ210,220の間にも昇降圧コンバータ200の出力電圧を検知する電圧検知部Vcが設けられている。
例えば、図6(a)に示すように、電圧検知部Vaは、給電線と接地間に接続された高抵抗値の抵抗分圧回路Ra,Rbで構成することができ、図4に示すように、分圧抵抗による分圧VRbがモニタ電圧として、マイクロコンピュータ10aのAD変換ポートIAD1に入力されている。
さらに、電圧検知部Vaのモニタ電圧は、信号線のA点で分岐して二値化処理部である比較器500,501の反転入力端子に入力され、各比較器500,501の出力電圧が、マイクロコンピュータ10aのインプットキャプチャポートICPに入力されている。
比較器500,501の非反転入力端子には、電源電圧502,503(例えば、12V)にプルアップされた抵抗分圧回路Rc,Rd及びRe,Rfによる各分圧が基準電圧VRd,VRfとしてそれぞれ入力されている。基準電圧VRdが下限側電圧閾値VTl、基準電圧VRfが上限側電圧閾値VThとなる。
尚、図6(a)に示した電圧検知部Vaの回路構成は例示であり、このような回路に限定するものではない。また、電圧検知部Vb,Vcも同様に構成することができる。
ROM112には、上述したSOC検知処理、走行制御処理、充電制御処理等の様々な制御を実行するための複数のタスクで構成される制御プログラムが記憶され、マイクロコンピュータ10aは、内部タイマによるタイマ割込み処理や外部信号入力による割込み処理で必要な制御プログラムを実行するように構成されている。
マイクロコンピュータ10aは、例えば1msec.のタイマ割込み処理で、高圧バッテリ150の充電または放電電流、電圧、温度をモニタし、その値に基づいてSOCを演算導出してRAM113に記憶するSOC検知処理を実行する。
例えば、マイクロコンピュータ10aは、走行制御処理で必要となる車両速度を得るために、速度パルス信号のエッジで発生する外部割込み処理で、速度パルス信号の周期を求めて速度を算出する。
タイマ割込みの度に全ての処理を実行すると、必要な処理が遅延する虞があるため、高速応答が必要な処理と、高速応答が要求されない処理を区分し、高速応答が必要な処理は例えばタイマ割込みの度に実行し、高速応答が要求されない処理は例えば複数回に一回のインタバルで実行することで、プログラムの負荷を分散させて制御のリアルタイム性を確保している。
上述した直流短絡判定処理は、高速応答が要求されない処理に属し、例えば、32msec.のインタバルで実行されるように、第一モニタ周期を32msec.に設定している。さらに、負荷分散のために、電圧検知部Va,Vb,Vc毎に異なるタイマ割込みの周期で実行されるように構成されている。
マイクロコンピュータ10aは、第一モニタ周期で電圧検知部Va,Vb,Vcから入力され、AD変換ポートでアナログ/デジタル変換された電圧信号、つまりモニタ電圧がCPU111で処理され、モニタ電圧が予め設定された許容範囲である許容電圧レベルに収まっているか、逸脱しているかに基づいて、異常判定を実行する。
許容電圧レベルは、電圧検知部Va,Vb,Vc毎に設定された上限電圧閾値VTh、下限電圧閾値VTlとして、予めROM112に記憶されている。
例えば、低圧バッテリ20の出力電圧は、給電線6に接続された負荷や各ECUが正常に動作する範囲として、上限電圧閾値VThがDC14V、下限電圧閾値VTlがDC8Vに対応する値に設定されている。モニタ電圧が上限電圧閾値VThより高い値であれば、低圧バッテリ20の異常、または給電線6が高圧バッテリ150の給電線と短絡していると判定でき、モニタ電圧が下限電圧閾値VTlより低い値であれば、低圧バッテリ20の異常、または給電線6が接地電位にある車体と短絡していると判定できる。
例えば、高圧バッテリ150の出力電圧は、上限電圧閾値VThがDC300V、下限電圧閾値VTlがDC200Vに対応する値に設定されている。
例えば、昇降圧コンバータ200の出力電圧は、上限電圧閾値VThがDC650V、下限電圧閾値VTlがDC200Vに対応する値に設定されている。モニタ電圧が上限電圧閾値VTh及び下限電圧閾値VTlの範囲から逸脱していると、昇降圧コンバータ200が故障している等と判定できる。
尚、上述した上限電圧閾値VTh及び下限電圧閾値VTlの具体的な数値は例示に過ぎず、この値に制限されるものではない。
図7に示すように、マイクロコンピュータ10aは、電圧検知部Va,Vb,Vcからモニタ電圧を入力し(SA1)、モニタ電圧が上限電圧閾値VTh及び下限電圧閾値VTlで規定される電圧範囲から逸脱していると(SA2)、仮異常と判定して異常カウンタを1加算し(SA3)、モニタ電圧が上限電圧閾値VTh及び下限電圧閾値VTlに対応する電圧範囲に入っていると(SA2)、仮正常と判定して異常カウンタをリセットし(SA4)、さらに回数判定カウンタを1加算する(SA5)。
マイクロコンピュータ10aは、回数判定カウンタの値が所定値に達していないと判断すると、処理を終了して次のモニタ周期を待つ(SA6)。回数判定カウンタの値が所定値に達していると判断すると(SA6)、回数判定カウンタをリセットして(SA7)、異常カウンタの値をチェックし、異常カウンタの値が予め設定されている異常判定閾値以上であれば(AS8)、給電線またはバッテリに異常が発生していると確定判定して、異常コードをRAM113に記憶し(SA9)、さらに異常カウンタをリセットして処理を終了する(SA11)。
尚、異常コードとは、異常判定処理の判定結果を意味し、予めROM112に設定された異常を特定するための固有の番号であり、異常コードを参照することで、異常内容、異常発生個所などの異常に関する情報が特定できるようになっている。
異常カウンタの値が予め設定されている異常判定閾値未満であれば(AS8)、給電線またはバッテリが正常であると確定判定して、正常コードをRAM113に記憶し(SA10)、さらに異常カウンタをリセットして処理を終了する(SA11)。
尚、異常カウンタは、モニタ電圧が上限電圧閾値VThを逸脱している場合と、下限電圧閾値VTlを逸脱している場合のそれぞれに対応して設けられ、異常コードもそれぞれに対応して設定されている。
所定値が10に設定されていると、少なくとも32msec.インタバルで10回モニタ電圧がチェックされる。また、異常判定閾値が8に設定されていると、少なくとも8回連続して仮異常と判定された場合に、異常であると確定判定される。このような冗長判定アルゴリズムを採用するのは、モニタ電圧に瞬時的なノイズが重畳した場合の誤判定を避けるためである。尚、所定値及び異常判定閾値の値は例示に過ぎず、システムに応じて適宜設定される値である。
マイクロコンピュータ10aは、上述した直流短絡判定処理を、ケーブル接続検知処理により充電ケーブル300が車両へ接続されていないと判定する場合に実行する。具体的には、電源スイッチが操作されて、制御用リレーRY1またはRY2をオンする前後や、電源スイッチの操作後の所定時間間隔、例えば1時間間隔で実行する。
制御用リレーRY1をオンする前に直流短絡判定処理を実行することにより、給電線6cの異常を判定でき、給電線6cが正常である場合に、制御用リレーRY1をオンして制御用リレーRY2をオンする前に直流短絡判定処理を実行することにより、給電線6aの異常を判定でき、給電線6aが正常である場合に、制御用リレーRY1,RY2をオンした後に直流短絡判定処理を実行することにより、給電線6bの異常を判定できる。
上述の直流短絡判定処理により、モニタ電圧が上限電圧閾値VThに対応する電圧を超えた時間が、連続して32msec.×8回=256msec.に達すると異常であると確定判定される。
直流短絡判定処理によりRAM113に異常コードが記憶されると、マイクロコンピュータ10aからメータECU14に異常コードが送信され、インスツルメントパネルに異常表示され、車両の走行が禁止される。RAM113に記憶された異常コードは、適切な時期、例えば、マイクロコンピュータ10aが待機状態に移行する直前等に、別途設けられた不揮発性メモリ、またはROM112がフラッシュROMであれば、ROM112に記憶される。
車両が修理工場に搬入されると、専用のツールで不揮発性メモリまたはROM112に格納された異常コードが読み出され、異常コードに基づいて異常の原因箇所が特定され、適切なメンテナンスが行なわれる。
プラグイン充電車両では、充電ケーブル300が車両に接続され、インレット270に交流電圧が印加されると、交流給電線8から充電器40に交流電流が流れるが、仮に交流給電線8と直流の給電線6,7の間に短絡等の異常が発生する場合には、そのような異常をも特定する必要が生じる。
図8(a)に示すように、直流短絡判定処理では、第一モニタ周期T1(=32msec.)で電圧検知部Va,Vb,Vcのモニタ電圧が検知され、例えば、電圧検知部Vaのモニタ電圧が上限電圧閾値VThを超えた状態が8回連続すると異常と判定される。
しかし、高圧の給電線7と交流の給電線8が短絡すると、電圧検知部Vbのモニタ電圧が交流電源の周期(例えば、32ms)で変動し、上限電圧閾値VThまたは下限電圧閾値VTlを周期的に逸脱するため、第一モニタ周期T1で検知すると、図8(b)に黒丸で示すように、常に適正であると誤検知する虞がある。
つまり、第一モニタ周期T1が交流電圧の波形の特定の位相と同期するような場合には、常に適正であると誤判定され、常に上限電圧閾値VThを超えていると誤判定され、または常に下限電圧閾値VTlを下回っていると誤判定されるため、直流の給電線に交流電圧が印加されていることが検知できないのである。
同様に、第一モニタ周期T1で検知したモニタ電圧が、不定期に上限電圧閾値VTh及び下限電圧閾値VTlの範囲内に収まり、不定期に上限電圧閾値VThまたは下限電圧閾値VTlから逸脱する場合も発生する。
そこで、本発明では、マイクロコンピュータ10aに備えたインプットキャプチャ機能を用いて、直流の給電線の何れかが交流の給電線8と短絡しているか否かを判定する交流短絡判定処理を実行するように構成されている。
図6(b)に示すように、インプットキャプチャポートICPには、マイクロコンピュータ10aの内部回路である入力レジスタ600と、モード設定レジスタ601と、エッジ検出部602と、インプットキャプチャレジスタ603を備えたI/O入出力回路116が接続されている。
インプットキャプチャポートICPに入力されたハイレベルまたはローレベルの信号が入力レジスタ600に格納され、エッジ検出部602で入力された信号のオンエッジまたはオフエッジが検知される。
モード設定レジスタ601はエッジ検出部602で信号の何れのエッジを検知するかを設定するレジスタで、オンエッジの検出、オフエッジの検出、オンエッジ及びオフエッジの検出、エッジ検出なしの4つのエッジ検出モードが設定可能に構成されている。
エッジ検出部602で検知された信号のエッジ間の時間が、CPUの周辺回路であるタイマカウンタ604の値から読み出されてインプットキャプチャレジスタ603に格納される。
オンエッジを検出するようにモード設定レジスタ601を設定する場合には、インプットキャプチャポートIPCに入力された信号のオンエッジがエッジ検出部602で検出されると、エッジ検出時のタイマカウンタ604の値がインプットキャプチャレジスタ603に取り込まれるとともに、CPUに割込み信号が入力され、タイマカウンタ604がクリアされる。
タイマカウンタ604はシステムクロックに基づいてカウントアップし、クリアされる度に0からカウントアップする動作を繰り返すように構成されている。
従って、エッジ検出部602で信号のオンエッジが検出される度に前回に検出されたオンエッジから次回検出されるオンエッジまでの時間、つまり、オンエッジ間の周期が、制御プログラムを介在することなくハードウェアでカウントされるので、CPU111の負荷が軽減される。
エッジ検出部602から割込み信号が発生すると、インプットキャプチャレジスタ603に格納されたタイマ値がCPU111により読み出されてRAM113に記憶される。
設定されたエッジ検出モードがオフエッジ検出である場合、オンエッジ及びオフエッジ双方の検出である場合も同様に、設定されたエッジ検出モードに基づいて発生する割込み信号により、インプットキャプチャレジスタ603に格納されたタイマ値がCPU111により読み出されてRAM113に記憶される。
尚、モード設定レジスタ601に設定されたエッジ検出モードが「エッジ検出なし」であれば、インプットキャプチャポートICPに入力された信号が入力レジスタ600に格納される通常の入力ポートとして機能する。
また、マイクロコンピュータ10aが、インプットキャプチャレジスタ603から予め設定されたRAM113の所定番地にDMAC(Direct Access Memory Controller)等を介して自動転送するように構成されている場合には、割込み発生時に当該所定番地のRAMに格納されたデータを参照すればよい。
図6(a)で説明したように、各電圧検知部Va,Vb,Vcからの出力信号をそれぞれ二値化する一対の比較器500,501の出力信号がインプットキャプチャポートIPCに入力されている。
充電ケーブル接続検知処理により充電ケーブル300の車両への接続が検知されると、マイクロコンピュータ10aは、オンエッジを検出するようにモード設定レジスタ601を設定し、インプットキャプチャポートの何れかに入力される電圧信号の周期をモニタする。
以下、図9に示すフローチャートに基づいて、PIHV−ECU10により実行される交流短絡判定処理を説明する。
PIHV−ECU10は、エッジ検出部602からの割込みが発生すると、インプットキャプチャレジスタ603のタイマ値をRAM113に記憶し(SB1)、回数判定カウンタに1加算する(SB2)。
PIHV−ECU10は、回数判定カウンタが所定値になると(SB3)、回数判定カウンタをリセットして(SB4)、RAM113に記憶した所定回数分のタイマ値を平均して検出エッジの周期を算出する(SB5)。
PIHV−ECU10は、ステップSB5で算出した検出エッジの平均周期が交流電源の周波数の周期(例えば、商用電源周波数が60Hzの場合には約17msec.、商用電源周波数が50Hzの場合には20msec.)と略等しいと判断すると(SB6)、給電線が交流電源と短絡していると確定し、異常コードをRAM113に記憶し(SB7)、ステップSB5で算出した検出エッジの平均周期が交流電源の周期に相当しないと判断すると、給電線が交流電源と短絡していないと確定し、正常コードをRAM113に記憶する(SB8)。
回数判定カウンタは、ノイズ等の影響を排除してオンエッジ間の周期を精度よく検出するためのカウンタで、本実施形態では所定値を8に設定し、オンエッジ間の周期を8回計測するように構成されている。異常の検知対象となる直流の給電線が交流の給電線と短絡していると、例えば、商用電源周波数が60Hzの場合には約120msec.、商用電源周波数が50Hzの場合には約140msec.に相当する時間に8回計測される。
図9に示す交流短絡判定処理は、各インプットキャプチャポートに入力されるモニタ電圧毎に実行され、例えば、電圧検知部Va,Vb,Vcから出力され、一対の二値化処理部から入力される6系統のモニタ電圧に対してそれぞれ交流短絡判定処理が実行される。
図10に基づいて、交流短絡判定処理及び直流短絡判定処理の判定結果に基づいて実行される充電制御処理について説明する。
充電ケーブル接続判定処理により充電ケーブル300の車両への接続が検知されると(SC1)、充電制御処理を実行して交流の給電線8に交流電源から電力を供給する(SC2)。
尚、PIHV−ECU10は、SMR151をオンする前に交流短絡判定処理を実行し、高圧の給電線7及び低圧の給電線6が正常であると確定判定した後にSMR151をオンするように構成することが好ましい。高圧バッテリ151に交流電圧が印加されることによる悪影響を回避するためである。この場合、二値化処理部の上限側及び下限側閾値電圧は、商用電源の電圧のピーク値よりも小さな値に設定しておけばよく、直流短絡判定時の閾値電圧と同じ値に設定する必要はない。
交流の給電線8に交流電力が供給されると、PIHV−ECU10はモード設定レジスタ601をオンエッジ検出モードに設定し、交流短絡判定処理を開始する(SC3)。同時に、交流短絡判定処理でオンエッジが検出されない場合、つまり給電線が交流電源と短絡していない場合に備えて、マイクロコンピュータ10aに備えたタイマレジスタに所定時間を設定してタイマを起動する(SC4)。
尚、タイマレジスタに、図9で説明した交流短絡判定処理で所定回数(8回)計測できるだけの充分な時間、本実施形態では200ms.が所定時間として設定される。
タイマのカウント中に、図9で説明した交流短絡判定処理を実行して、交流短絡判定処理が終了すると(SC8)、ステップSC9に進む。この間に交流短絡判定処理が終了せず(SC8)、タイマがカウントアップすると(SC5)、正常と判定して正常コードをRAM113に記憶し(SC6)、交流短絡判定処理を中止する(SC7)。
200ms.の間にモニタ電圧のオンエッジを検知できない場合、つまり交流の給電線との短絡異常が発生していない場合に、交流短絡判定処理が継続されることを回避するため、200ms.経過すると、交流短絡が発生していないと判断し、それ以降の交流短絡判定処理を中止するのである。
ステップSC9では、RAM113に記憶された判定結果を参照して、判定結果が正常であれば、図7で説明した直流短絡判定処理を実行し(SC10)、直流短絡判定処理の判定結果が正常であれば、正常コードをRAM113に記憶する(SC11)。その後、SMR151をオンして充電制御処理を開始し(SC12)、充電制御処理が終了するまで充電制御処理を継続する(SC13)。
交流短絡判定処理の判定結果が異常である場合(SC9)、及び、直流短絡判定処理の判定結果が異常である場合には(SC11)、充電制御処理を禁止する(SC14)。
図11の上段には、給電線が交流の給電線8に短絡し、バッテリB1の出力電圧に商用電源の交流電圧が重畳した状態で電圧検知部Vbにより検知されるモニタ電圧が示され、下段には、下限側電圧閾値VTlが設定された比較器からの出力信号が示されている。
モード設定レジスタ601をオンエッジ検出モードに設定した場合には、比較器からの出力信号のオンエッジ間の周期T3,T3´,T3´´…がインプットキャプチャレジスタ603に取り込まれ、その値がPIHV−ECU10によりRAM13に格納される。PIHV−ECU10は、所定回数分のオンエッジ間の周期T3,T3´,T3´´…の平均値をエッジ検出周期として算出する。
モード設定レジスタ601をオフエッジ検出モードに設定した場合には、比較器からの出力信号のオフエッジ間の周期T4,T4´,T4´´…がインプットキャプチャレジスタ603に取り込まれ、その値がPIHV−ECU10によりRAM13に格納される。PIHV−ECU10は、所定回数分のオンエッジ間の周期T4,T4´,T4´´…の平均値をエッジ検出周期として算出する。
このように、PIHV−ECU10は、二値化信号のオンエッジ間、または、オフエッジ間の時間を所定回数計測した平均値に基づいて、二値化信号の状態が切り替わる周期を算出する。
尚、PIHV−ECU10は、二値化信号のオン時間及びオフ時間をそれぞれ所定回数計測した平均値に基づいて、二値化信号の状態が切り替わる周期を算出してもよい。
モード設定レジスタ601をオフエッジ及びオフエッジ検出モードに設定した場合には、比較器からの出力信号のオンエッジからオフエッジ迄の周期T5,T5´,T5´´…と、オフエッジからオンエッジ迄の周期T6,T6´,T6´´…がインプットキャプチャレジスタ603に取り込まれ、その値がPIHV−ECU10によりRAM13に格納される。
PIHV−ECU10は、所定回数分のオンエッジからオフエッジ迄の周期T5,T5´,T5´´…と、オフエッジからオンエッジ迄の周期T6,T6´,T6´´…のそれぞれの平均値を加算した値をエッジ検出周期として算出すればよい。
尚、オンエッジからオフエッジ迄の周期T5,T5´,T5´´…と、オフエッジからオンエッジ迄の周期T6,T6´,T6´´…を全て加算した後に平均値を算出してもよい。
上述した交流短絡判定処理では、二値化処理部の出力信号をインプットキャプチャポートに入力して、インプットキャプチャ機能を利用してエッジ間の周期を算出する例を説明したが、二値化処理部の出力信号を割込みポートに入力して、割込み処理でマイクロコンピュータのジェネラルタイマの値を取り込み、前回の割込み処理で取り込んだジェネラルタイマの値との差分を算出して、エッジ間の周期を算出してもよい。
また、二値化処理部の出力信号を通常のデジタル信号入力ポートに入力して、商用電源の周期よりも短い周期で二値化処理部の出力信号を取り込み、エッジ間の周期を算出してもよい。
何れの場合でも、充電ケーブル300が車両に接続され、充電処理を実行する前後であれば、車両の走行制御中と異なりCPU負荷が比較的軽いため、異常検知処理の実行周期を短くしても、他の処理が遅延するような不都合が発生することがない。
上述した直流短絡判定処理では、電圧検知部Va,Vb,Vcから出力されるアナログ信号であるモニタ電圧をAD変換ポートに入力し、AD変換した値に基づいて異常判定する例を説明したが、電圧検知部Va,Vb,Vcから出力されるモニタ電圧を二値化処理部で二値化した信号を通常のデジタル信号入力ポートに入力して異常判定してもよい。
また、電圧検知部Va,Vb,Vcから出力されるモニタ電圧を二値化処理部で二値化した信号をインプットキャプチャポートに入力して、直流短絡判定処理を実行してもよい。この場合、直流短絡判定処理では割込みを発生させないようにモード設定レジスタ601を設定すればよい。さらに、交流短絡判定処理ではエッジ割込みを発生させるようにモード設定レジスタ601を設定すれば、同一ポートから入力された信号に基づいて、直流短絡判定処理及び交流短絡判定処理の双方を実行することができる。
以上説明した通り、本発明による制御装置(PIHV−ECU10)は、バッテリから負荷への給電線に備えた電圧検知部から出力される電圧信号を許容電圧レベルと比較する二値化処理部と、充電ケーブルの車両への接続を検知する充電ケーブル接続検知処理と、充電ケーブル接続検知処理により充電ケーブルの車両への接続が検知されると、二値化処理部から出力される二値化信号の状態が切り替わる周期を算出し、算出した周期が交流電源の周期に相当すると判定すると、給電線が交流電源と短絡していると判定し、その判定結果を記憶部に記憶する交流短絡判定処理とを実行する制御部(マイクロコンピュータ10a)を備えている。
上述した実施形態では、充電ケーブル接続検知処理で充電ケーブル300が車両へ接続されたことを検知すると、PIHV−ECU10は無条件で交流短絡判定処理を実行する例を説明したが、充電ケーブルが接続されたことを検知した後に、さらに電圧検知部Va,Vb,Vcが接続された給電線に異常の兆候があると検知した場合に、交流短絡判定処理を実行するようにPIHV−ECU10を構成してもよい。
例えば、先に直流短絡判定処理を実行し、何れかの給電線で異常な電圧をモニタしたときに異常の兆候があると検知して、交流短絡判定処理を実行するようにPIHV−ECU10を構成してもよい。
また、交流給電線が直流給電線の何れかと短絡すると、連鎖的に他のセンサに異常が発生する可能性が高くなるため、PIHV−ECU10は、電圧検知部Va,Vb,Vcからの入力信号以外に、他のセンサからの入力信号が異常であると判定すると異常の兆候があると検知して、交流短絡判定処理を実行してもよい。例えば、バッテリ300に備えた温度センサや、外気温センサ等の入力信号である。
この場合、初期に実行された交流短絡判定処理で正常判定された後であっても、充電処理中に他のセンサからの入力信号を検知して、異常の兆候があると検知されると、再度交流短絡判定処理を実行すればよい。
また、初期に実行された交流短絡判定処理で正常判定された後であっても、充電処理中に車両に搭載された衝撃センサにより車体に大きな外力が加えられたことを検知すると、再度交流短絡判定処理を実行するようにPIHV−ECU10を構成してもよい。充電処理中に他の車両が衝突した場合等、交流の給電線が破断して、他の給電線と短絡する虞があるためである。
また、充電ケーブル300が接続された状態で、運転者が電源スイッチを操作して車両の走行を開始した場合にも、再度交流短絡判定処理を実行するようにPIHV−ECU10を構成してもよい。車両の走行により充電ケーブル300が破損し、その衝撃で交流の給電線が他の給電線と短絡する虞があるためである。
上述した直流短絡判定処理及び交流短絡判定処理で異常判定されると、PIHV−ECU10からメータECU14に異常コードが送信され、運転席前部のパネルに表示される。
上述した実施形態では、単一のマイクロコンピュータ10aが実装されたPIHV−ECU10を説明したが、PIHV−ECU10が複数のマイクロコンピュータで構成されていてもよい。
例えば、電源スイッチの操作信号に基づいて制御用リレーを制御する電源制御部として機能する第一のマイクロコンピュータと、充電処理や走行制御処理、異常検知処理等を実行するシステム制御部として機能する第二のマイクロコンピュータで構成し、各マイクロコンピュータがローカルの通信線で通信可能に接続された構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、CCID360を備えた充電ケーブル300を用いる例を説明したが、CCID360を備えない充電ケーブル300を用いる場合にも本発明の適用は可能である。
この場合、充電器40が交流電圧の印加を検知して、PIHV−ECU10に交流電力が供給されたことを示す充電開始信号を出力し、PIHV−ECU10が充電開始信号を受信すると交流短絡判定処理または直流短絡判定処理を実行して、給電線6,7が正常であると確定するとSMR151をオンにして、充電制御を実行するように制御すればよい。
そして、PIHV−ECU10は、バッテリ150のSOCが目標SOCになると、充電器40に充電の終了を示す充電終了信号を出力して充電を停止させ、制御用リレー及びSMR151をオフにするように構成すればよい。
交流短絡判定処理が実行されるのは、電圧検知部Va,Vb,Vcを備えた給電線に限らず、その他の給電線に備えた電圧検知部から出力される電圧信号をモニタすることにより給電線或いは信号線の異常を判定するのであってもよい。
また、本発明は、車輪の駆動をモータで行ない、エンジンはモータへの電力供給のための発電機を駆動するために用いられるシリーズハイブリッドシステムを採用したプラグインハイブリッド自動車や、エンジンとモータの双方で車輪を直接駆動するパラレルハイブリッドシステムを採用したプラグインハイブリッド自動車にも適用可能である。
以上説明した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において各ブロックの具体的構成等を適宜変更設計できることは言うまでもない。
1:プラグイン充電車両
6、7,8:給電線
10:制御装置(PIHV−ECU)
20:バッテリ(低圧バッテリ)
40:充電器
111:制御部(CPU)
113:記憶部(RAM)
500,501:二値化処理部
150:バッテリ(高圧バッテリ)
300:充電ケーブル
151:システムメインリレー(SMR)
RY1,RY2:制御用リレー
Va,Vb,Vc:電圧検知部

Claims (9)

  1. 車両外部の交流電源と車両を繋ぐ充電ケーブルを介して車両に搭載されたバッテリを充電するプラグイン充電車両の制御装置であって、
    制御に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記バッテリから負荷への給電線に備えた電圧検知部から出力される電圧信号を許容電圧レベルと比較する二値化処理部と、
    前記充電ケーブルの車両への接続を検知する充電ケーブル接続検知処理と、
    前記充電ケーブル接続検知処理により充電ケーブルの車両への接続が検知されると、前記二値化処理部から出力される二値化信号の状態が切り替わる周期を算出し、算出した周期が交流電源の周期に相当すると判定すると、前記給電線が前記交流電源と短絡していると判定し、その判定結果を前記記憶部に記憶する交流短絡判定処理と、
    を実行する制御部と、
    を備えているプラグイン充電車両の制御装置。
  2. 前記制御部は、前記充電ケーブル接続検知処理により充電ケーブルの車両への接続が検知されている状態で、衝撃センサにより車両への衝撃を検知した場合、車両が走行を開始した場合、または、車両に組み込まれた任意のセンサに基づいて異常を検知した場合の何れかの場合に、前記交流短絡判定処理を実行する請求項1記載のプラグイン充電車両の制御装置。
  3. 前記バッテリが直流の高圧バッテリであり、前記電圧検知部が高圧バッテリからシステムメインリレーを介して高圧負荷へ給電する高圧の給電線に設けられ、前記制御部は、前記システムメインリレーを閉じる前に、前記交流短絡判定処理を実行する請求項1記載のプラグイン充電車両の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記二値化信号に基づいて前記電圧検知部から出力される電圧信号が前記許容電圧レベルから逸脱したことを検知すると、前記交流短絡判定処理を実行する請求項1から3の何れかに記載のプラグイン充電車両の制御装置。
  5. 前記電圧検知部から出力される電圧信号をアナログ/デジタル変換して前記制御部に入力するADコンバータを備え、前記制御部は、ADコンバータからの入力信号に基づいて、前記電圧検知部から出力される電圧信号が前記許容電圧レベルから逸脱したことを検知すると、前記交流短絡判定処理を実行する請求項1から3の何れかに記載のプラグイン充電車両の制御装置。
  6. 前記交流短絡判定処理は、前記二値化信号のオンエッジ間、または、オフエッジ間の時間を所定回数計測した平均値に基づいて、二値化信号の周期を算出する請求項1から5の何れかに記載のプラグイン充電車両の制御装置。
  7. 前記交流短絡判定処理は、前記二値化信号のオン時間及びオフ時間を所定回数計測した平均値に基づいて、二値化信号の周期を算出する請求項1から5の何れかに記載のプラグイン充電車両の制御装置。
  8. 前記制御部は、前記交流短絡判定処理により前記給電線が正常と判定された後に、前記充電ケーブルを介して給電された交流の電力を、充電器により直流の電力に変換して前記バッテリへ充電制御する充電制御処理を実行する請求項1から7の何れかに記載のプラグイン充電車両の制御装置。
  9. 車両外部の交流電源と車両を繋ぐ充電ケーブルを介して車両に搭載されたバッテリを充電するプラグイン充電車両の制御方法であって、
    前記充電ケーブルの車両への接続を検知する充電ケーブル接続検知処理と、
    前記充電ケーブル接続検知処理により充電ケーブルの車両への接続が検知されると、前記バッテリから負荷への給電線に備えた電圧検知部から出力される電圧信号を許容電圧レベルと比較する二値化処理部から出力される二値化信号の状態が切り替わる周期を算出し、算出した周期が交流電源の周期に相当すると判定すると、前記給電線が前記交流電源と短絡していると判定し、その判定結果を前記記憶部に記憶する交流短絡判定処理と、
    を実行するプラグイン充電車両の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016217785A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 株式会社デンソー 漏電検出装置
CN111474435A (zh) * 2020-04-28 2020-07-31 中国汽车技术研究中心有限公司 一种电动汽车交流充电电磁干扰的测试系统及方法
FR3133349A1 (fr) * 2022-03-11 2023-09-15 Psa Automobiles Sa Procede de protection contre les anomalies de frequence d’une borne de recharge externe pour un chargeur embarque de vehicule electrifie

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