JP3093385B2 - 板材のエッジング圧延方法 - Google Patents

板材のエッジング圧延方法

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JP3093385B2 JP03315095A JP31509591A JP3093385B2 JP 3093385 B2 JP3093385 B2 JP 3093385B2 JP 03315095 A JP03315095 A JP 03315095A JP 31509591 A JP31509591 A JP 31509591A JP 3093385 B2 JP3093385 B2 JP 3093385B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板材圧延時のエッ
ジング圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】可逆式水平ロール圧延機によって、金属
板材に圧下を加えてその厚さを圧減する過程と、前記可
逆式水平ロール圧延機の前面又は後面に配設されるエッ
ジャー圧延機によって板材の幅方向に圧減を加える過程
とを含む圧延プロセスでは、従来より板材がエッジャー
圧延機から水平圧延機の方向に進行して圧延する時にエ
ッジング圧延が行われてきた。図2(a)〜(f)はこ
のような圧延工程を示すものである。図2において1は
前面サイドガイド、2はエッジャー圧延機、3は可逆式
水平圧延機、4は後面サイドガイド、5は圧延される板
材である。前面のみにエッジャー圧延機2がある場合
は、図2(a)の第1パス、図2(e)の第3パスのよ
うに奇数パス時のみ板材5のエッジング圧延が行われ、
図2(b)のように偶数パスの時はエッジャーロール間
隔を板材の板幅より広くセットし、水平圧延のみを実施
しエッジング圧延は行われなかった。このため、以下に
述べるような、幅精度と曲りに関する問題を生じてい
た。水平圧延機3の片面にしかエッジャー圧延機2がな
いため、エッジング圧延時のかみ込み側は、常に同じ部
分であり、特開昭57−209704号公報に述べられ
ているように、エッジャー圧延機のかみ込み側先端部に
局所的な幅狭を発生させてしまう。この幅狭が発生する
のを防止する方法として、特開昭57−209704号
公報に示されるように、可逆式水平圧延機の前後面の両
方にエッジャー圧延機を配設し、エッジャー圧延機から
水平圧延機に向かう方向に圧延する時に、かみ込み側先
端非定常部を除いた部分に対してエッジング圧延する方
法があるが、その方法では水平圧延機の両面にそれぞれ
エッジャー圧延機が必要であり、片面にしかエッジャー
圧延機がない場合に比べ、設備費が高くなることは言う
までもない。また特開昭61−232011号公報、特
開昭59−229217号公報に示すようにエッジャー
ロール開度を積極的に制御する方法もあるが、幅変動予
測モデル式等に誤差があり、必ずしも十分な効果は得ら
れていない。
【0003】また、図2(b),(c)に示すようにエ
ッジング圧延をしない水平パスではエッジャー圧延機2
による曲りの拘束矯正効果がないため、水平パス後に板
材5の先端部5aにキャンバーを発生させてしまうとい
う問題や、図2(d)に示すように板材5の後端部にフ
レアー5bが発生して3パス目のかみ込みの後にエッジ
ャー圧延機2へのななめがみによる曲り5cを発生させ
ることもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の問題について
は、可逆式水平圧延機の両面にエッジャー圧延機を設置
する方法が考えられるが、投資額が大きい。後者の問題
については、特開昭60−196204号公報に開示さ
れるように、かみ込み側先端部に対し幅圧下を加えず後
端部にのみ幅圧下を加える方法がある。しかし、可逆式
水平圧延機の両側にエッジャー圧延機が必要なことはも
ちろんのこと、大きな幅殺しが要求される場合には能力
的に不足するケースも十分考えられる。
【0005】本発明は、先に述べた従来技術における問
題点を、可逆式水平圧延機の片側のみに配置したエッジ
ャー圧延機だけで両側にエッジャー圧延機を配置した時
と同等のレベルまで解決し、かつ、エッジャー圧延機の
ななめがみに対しては、両面にエッジャー圧延機を設置
した時も含めて従来レベル以上の効果を発揮することが
できる方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、可逆式水平圧
延機に近接してエッジャー圧延機を配設し、板材の幅方
向に圧減を加える圧延方法において、水平圧延機からエ
ッジャー圧延機に向かう方向で、かつ板材のかみ込み側
非定常部がエッジャー圧延機を通過するまでは、該エッ
ジャー圧延機のロール間隔を板幅より広めにセットして
おき、前記かみ込み側非定常部が該エッジャー圧延機を
通過した後に前記エッジング圧延機により前記板材の
ッジング圧延を実施することを特徴とする板材のエッジ
ング圧延方法である。
【0007】また本発明方法は、可逆式水平圧延機の前
面にエッジャー圧延機を設けて板材の幅方向に圧減を加
える圧延方法において、1パスでエッジング圧延しなが
ら水平圧延し、2パスで水平圧延しながら、板材の噛み
込み側非定常部がエッジャー圧延機を通過するまでは、
該エッジャー圧延機のロール間隔を板幅より広めにセッ
トしておき、前記かみ込み側非定常部が該エッジャー圧
延機を通過した後に該板材のエッジング圧延し、3パス
で、エッジャー圧延機で板材のセンタリングを矯正エッ
ジング圧延しながら水平圧延する板材のエッジング圧延
方法である。
【0008】
【作用】従来より、可逆式水平圧延機の前後面にエッジ
ャー圧延機を配設した時には、幅殺し能力を確保するた
め、水平圧延機からエッジャー圧延機に向かう方向で
も、すなわち、水平圧延機の両面において、エッジング
圧延することが行われていたが、可逆式水平圧延機の片
面にしかエッジャー圧延機がない時は、前者に比べ水平
圧延機からエッジャー圧延機に向かう方向での先端部の
曲りが図2(b)のように大きく、エッジャー圧延機設
備破損を回避するため水平圧延機からエッジャー圧延機
に向かう方向でエッジング圧延は行われていなかった。
【0009】本発明では、可逆式水平圧延機の前面又は
後面に近接してエッジャー圧延機を配設し、エッジング
圧延は水平圧延機からエッジャー圧延機に向かう方向
で、かつ板材のかみ込み側非定常部を除いた部分に対し
て実施することにより、かみ込み側先端曲りによる設備
破損を回避しながら、従来より問題となっていたエッジ
ャー圧延機のかみ込み側の先端幅狭やななめがみによる
曲りあるいはエッジャーフリーのためエッジャー圧延機
による拘束・矯正効果を得られないという問題を解決し
た。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について詳細に説明す
る。図1(a)に示すように可逆式水平圧延機3の前面
にエッジャー圧延機2を配設した場合の圧延方法につい
て述べる。なお、後面のみにエッジャー圧延機を配設し
た場合も同様である。1パス目は、かみ込み側の幅落ち
が大きくならない程度の軽圧下であれば、板材5の先端
からエッジング圧延してもよいし、特開昭56−956
03号公報や特開昭60−196204号公報に示され
るように、先端部を除く部分をエッジング圧延してもよ
い。図1(b)に示すように、2パス目では、板材5の
先端の曲りによるエッジャー圧延機2の破損を回避する
ため、板材5の先端非定常部6がエッジャー圧延機2を
通過するまではエッジャー圧延機2のロール間隔を板幅
より広目にセットしておき、板材5の先端非定常部6が
通過した後、エッジング圧延を行う。この時の圧下量
は、従来3パス目で幅圧下をしていた量と等しい幅圧下
量をとることが望ましいが、それ以下あるいはそれ以上
でもかまわない。この2パス目のエッジング圧延によっ
て、従来なら3パス目に発生するはずであった先端の幅
狭を回避することができ、かつ、水平圧延機の前方拘束
による曲りの防止効果を得ることができる。さらに3パ
ス目の圧延前にエッジャー圧延機の前面に設置したサイ
ドガイドでセンタリングするに当って、従来、図2
(d)に示すように、水平圧延機によって発生したフレ
アー5bによって完全なセンタンリングすることができ
ず、ある程度のななめがみがやむなくされていたもの
が、図1(b)、(c)に示すように先端非定部以外は
エッジング圧延することによって、図1(d)に示すよ
うに、フレアーのない板材5をセンタリングすることが
可能になり、センタリング精度が著しく向上した。ま
た、3パス目では、2パス目にエッジング圧延したこと
で、かみ込み側に対しては、ほとんど幅圧下する必要が
なく、またエッジャー圧延機はななめがみしない。従っ
て、エッジャー圧延機、水平圧延機間で曲がりが発生せ
ず、先端部に対してエッジャー圧延機をセンタリング装
置として機能させることができる。また2パス目で従来
よりしばしば発生した、3パス目尾端部の非定常部6曲
りについては、従来より言われているように、エッジャ
ー圧延機の曲り拘束、矯正効果によって、著しく曲りを
改善することができる。4パス目以降については同様の
方法をくり返せばよいことになる。
【0011】
【発明の効果】本方法を用いることにより、先に述べた
従来技術による問題点を、大幅な設備改造することなし
に解決し、板材長手方向における幅変動が極めて小さく
かつ曲りのない圧延製品を提供することができるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエッジング圧延の工程図である。
【図2】従来のエッジング圧延の工程図である。
【符号の説明】
1 前面サイドガイド 2 エッジ
ャー圧延機 3 可逆式水平圧延機 4 後面サ
イドガイド 5 板材 6 非定常
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 宏之 千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭59−35811(JP,A) 特公 昭57−48286(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/22 B21B 1/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆式水平圧延機に近接してエッジャー
    圧延機を配設し、板材の幅方向に圧減を加える圧延方法
    において、水平圧延機からエッジャー圧延機に向かう方
    向で、かつ板材のかみ込み側非定常部がエッジャー圧延
    機を通過するまでは、該エッジャー圧延機のロール間隔
    を板幅より広めにセットしておき、前記かみ込み側非定
    常部が該エッジャー圧延機を通過した後に前記エッジン
    グ圧延機により前記板材のエッジング圧延を実施するこ
    とを特徴とする板材のエッジング圧延方法。
  2. 【請求項2】 可逆式水平圧延機の前面にエッジャー圧
    延機を設けて板材の幅方向に圧減を加える圧延方法にお
    いて、1パスでエッジング圧延しながら水平圧延し、2パ
    スで水平圧延しながら、板材の噛み込み側非定常部がエ
    ッジャー圧延機を通過するまでは、該エッジャー圧延機
    のロール間隔を板幅より広めにセットしておき、前記か
    み込み側非定常部が該エッジャー圧延機を通過した後に
    該板材のエッジング圧延を実施し、3パスでエッジャー
    圧延機で板材のセンタリングを矯正エッジング圧延しな
    がら水平圧延することを特徴とする板材のエッジング圧
    延方法。
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