JP2521391B2 - ステンレス鋼帯の冷間圧延方法 - Google Patents

ステンレス鋼帯の冷間圧延方法

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JP2521391B2
JP2521391B2 JP4131320A JP13132092A JP2521391B2 JP 2521391 B2 JP2521391 B2 JP 2521391B2 JP 4131320 A JP4131320 A JP 4131320A JP 13132092 A JP13132092 A JP 13132092A JP 2521391 B2 JP2521391 B2 JP 2521391B2
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stainless steel
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plate
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秋信 神丸
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/007Control for preventing or reducing vibration, chatter or chatter marks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/14Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
    • B21B13/147Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、20段ゼンジミア圧延
機によって圧延される表面鮮影性の高いステンレス鋼帯
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、20段ゼンジミア圧延機で鋼帯
を圧延する場合、図2に示すように鋼帯の板厚方向に板
が波打つ現象が現れる。 この時のうねりのピッチはお
よそ10〜30mm、波高25μm程度である。このよ
うな板の波打ち現象は、ビビリと呼ばれ、鋼帯表面に映
る像を歪め、鮮影性を悪化させる。この場合、従来では
ビビリが発生した鋼帯に対し、発生したビビリを矯正す
る方法、即ち、圧延後の鋼帯に高張力下でスキンパス
圧延を行う方法や、シートに切断した鋼帯に対してス
トレッチャーで引っ張る方法などが行われている。しか
し、の方法ではスキンパス圧延のワークロール径が大
きく、波高5μm程度の板の波打ちを消滅させるには効
果が不充分であり、の方法では、鋼帯の歩留り、およ
び生産性が低く、コスト高となり、また、鋼帯の仕上げ
面の美観を損ない商品価値を低下させるなどの問題点が
ある。従来のような高張力スキンパス圧延や、ストレッ
チャーによる方法は、20段ゼンジミア圧延機で圧延し
た鋼帯に、必ず発生するビビリを根本的に軽減し消滅さ
せるのではなく、矯正する方法であるので、ビビリの程
度の重いものに対しては、矯正不足であったり、また、
工程数の増加によるコストアップや、引っ張りによる表
面品質の低下を招くという問題点がある。
【0003】以上の方法に対し、例えば、特開昭58−
10104号公報に開示されているように、ビビリ発生
防止対策の一つとして、鋼帯の圧延総圧下率を40%以
下とし、途中で焼鈍・酸洗を行い、鋼帯を軟化させた
後、製品板厚まで圧延する方法が提案されているが、製
品板厚までの圧延を2回に分け、途中に焼鈍・酸洗工程
をはさむ方法では、工程数の増加、能率低下によるコス
トアップや製造期間の延長などの問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の方法
による問題点を解決し、工程数を増加せずに圧延におい
て発生するビビリを軽減させる方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ビビリの発
生原因について鋭意研究の結果、ゼンジミア圧延機のワ
ークロールとデフレクトロール間に鋼帯を拘束するもの
がないため、この間の鋼帯が振動し、ワークロールに対
する鋼帯の入射角度が刻々と変化することによって、圧
延時に鋼帯のビビリを発生するとの知見を得、この知見
にもとずいて本発明をなすに至った。即ち、本発明は、
20段ゼンジミア圧延機において、ワークロールの両側
に近接して板押さえロールを配設し、鋼帯を圧延した時
の鋼帯の振動および振幅を小さくし、ステンレス鋼帯に
発生するビビリを抑制することを特徴とするステンレス
鋼帯の冷間圧延方法である。
【0006】
【作用】通常、ゼンジミア圧延機には、ワークロールと
デフレクトロール間の鋼帯を拘束するものが無いので、
圧延中の鋼帯は他からの振動が伝わって、ワークロール
とデフレクトロール間で図3の様に垂直方向に振動し、
ワークロールへの鋼帯の入射角度が刻々と変化する。一
方、入射角度とワークロール出側の板反り量の関係は図
4に示すように、入射角度が変動すると出側の板反り量
もそれに従って変動して板の波打ちビビリを発生させ
る。従って入側の鋼帯振動の振幅が大で入射角度が大き
い場合には、出側の板反り量が増し、板波の振幅が増大
し、大きなビビリを発生させる。従って、ビビリ発生の
軽減策として、ワークロールに近接して図6に示すよう
な板押さえロールを設置し、この板押さえロールにより
入側鋼帯のフリースパンが減少し、従って板の振動、お
よび板の入射角度の変動が減少してビビリが軽減され
る。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1、図7 に示す。本発
明の板押さえロールの設置により板波の振幅が減少し、
ビビリが軽減した。尚、本実施例は、板押さえロールで
上から鋼帯を押しつける方法であるが、板押さえロール
で下から鋼帯を押しあげる方法や、ピンチロールで鋼帯
の振動を制御する方法でもよい。図7は、SUS304
鋼帯を圧延後の出側板波振幅と、鋼帯の板厚との関係特
性図であり、また、各板厚について、本発明の板押さえ
ロールを使用した場合と、不使用の場合とに対する出側
板波振幅平均値を表している。この特性図によっても、
本発明の板押さえロールを使用した場合は、出側板波振
幅が小さいことが明らかである。
【0008】
【発明の効果】本発明のステンレス鋼帯の冷間圧延方法
により圧延した結果、複雑な工程なしに、また能率の低
下もなくステンレス鋼帯に発生するビビリを抑制し、軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における設備の構成説明図である。
【図2】圧延後の鋼帯波打ち現象のビビリ拡大図であ
る。
【図3】ワークロールとデフレクトロール間の鋼帯の振
動とそれに伴う入射角度θ1 の変動の状態説明図であ
る。
【図4】ワークロールに対する鋼帯の入射角θと鋼帯の
板反り量との関係特性図である。
【図5】ワークロールに対する鋼帯の入射角θと鋼帯の
板反り量の関係特性図である。
【図6】本発明の板押さえロール4による鋼帯の振動抑
制効果の状態説明図である。
【図7】鋼帯の板厚と、本発明の板押さえロール4を使
用した場合、および不使用の場合の出側板波振幅の平均
値との関係特性図である。
【符号の説明】 ゼンジミア圧延機 2 上部ワークロール 2’下部ワークロール 3 デフレクトロール 4 入側板押さえロール 4’出側板押さえロール 5 ハウジング θ1 通常の場合におけるワークロールに対する鋼帯の入
射角度 θ2 本発明の板押さえロール4による鋼帯のワークロー
ルに対する入射角度 S 鋼帯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 20段ゼンジミア圧延機において、ワー
    クロールの両側に近接して板押さえロールを配設し、鋼
    帯を圧延した時の鋼帯の振動および振幅を小さくし、ス
    テンレス鋼帯に発生するビビリを抑制することを特徴と
    するステンレス鋼帯の冷間圧延方法。
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