JP3092266U - メガネのツル及びツル取付け構造 - Google Patents
メガネのツル及びツル取付け構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メガネのフロント部両側に継手を介して折畳
み出来るように取付けられるツルであって、メガネを掛
けた際にツルを押し開く力で該ツルの継手部及びヨロイ
部位に大きな曲げモーメントが発生しないように、そし
て縁なしメガネの場合には該曲げモーメントにてレンズ
割れを発生しないようにしたツル継手構造の提供。 【解決手段】 ツル4のフロント部側端部を継手部5よ
り延ばして概略L型に湾曲した湾曲端部6を形成し、ツ
ル4を開くならば該湾曲端部6がヨロイ正面に当って押
圧力Qを作用し、継手部5及びレンズ穴に無理な応力が
作用しないようにすることが出来る。
み出来るように取付けられるツルであって、メガネを掛
けた際にツルを押し開く力で該ツルの継手部及びヨロイ
部位に大きな曲げモーメントが発生しないように、そし
て縁なしメガネの場合には該曲げモーメントにてレンズ
割れを発生しないようにしたツル継手構造の提供。 【解決手段】 ツル4のフロント部側端部を継手部5よ
り延ばして概略L型に湾曲した湾曲端部6を形成し、ツ
ル4を開くならば該湾曲端部6がヨロイ正面に当って押
圧力Qを作用し、継手部5及びレンズ穴に無理な応力が
作用しないようにすることが出来る。
Description
【0001】
本考案はメガネのフロント部両側から延びるツル、及び該ツルの取付け構造に
関するものである。
【0002】
メガネにはツルが備わっていて、該ツルはメガネを掛ける場合に顔の側面に接
し、先端に挿着しているモダンは耳に係止する。そしてフロント部に取付けてい
る鼻当てパットは鼻の両脇に当って該フロント部が支えられる。図5は従来一般
的な縁無しメガネを表わしているように、両レンズ(イ)、(イ)は連結部材(ロ)の
両側へ延びる止着片(ハ)、(ハ)にネジ止めされ、レンズ(イ)、(イ)の外側にはヨ
ロイ(ニ)、(ニ)が止着片(ハ)、(ハ)を介してネジ止めされ、そしてヨロイ(ニ)、
(ニ)にはツル(ホ)、(ホ)が折畳み出来るように取付けられている。
【0003】
同図に示すように縁無しメガネはレンズ(イ)が嵌るリムを備えておらず、レン
ズ(イ)に穴を貫通して設け、該穴にネジを挿通して連結部材(ロ)及びヨロイ(ニ)
の止着片(ハ)とネジ止めしている。従って、メガネを掛ける際にツル(ホ)、(ホ)
を押し開く場合、ツル(ホ)を取付けている継手部には曲げモーメントが作用し、
この曲げモーメントはヨロイ(ニ)を固定するネジを介してレンズ穴に局部的な応
力が働き、レンズの欠けや割れを発生する。
【0004】
勿論、レンズ穴には樹脂製のブッシュが嵌ってネジが挿通され、又止着片(ハ)
とレンズ面との間には樹脂製ワッシャが介在しているが、レンズ穴に発生する局
部的な応力は大きく、レンズ穴の内周面に亀裂が発生する。そして、ツル(ホ)を
押し開くことで発生する曲げモーメントによってネジが弛み、レンズ(イ)がガタ
付くことにも成る。
【0005】
このようにツルを押し開くことで曲げモーメントが発生することは、縁無しメ
ガネに限るものではなく、レンズの下側半分を水糸によって保持するハーフリム
タイプのメガネの場合、又フルリムを備えている一般的なメガネの場合も同じで
ある。従って、大きな曲げモーメントが作用することで、リムが捩られて嵌って
いるレンズが外れてしまうと言った事態も起きる。
【0006】
一方、メガネを掛けた場合、フロント部が位置ズレすることは一般的な現象で
あって、この位置ズレを出来る限り抑える為に、色々な方法が講じられて来てい
る。その1つはツルと顔側面との接触圧であり、この接触圧を大きくすることで
ツルが滑ることなく安定し、ひいては着用したメガネが安定する。しかし、この
接触圧とはツルを押し開く上記押圧力であり、この押圧力が大きければレンズ割
れを招くことになる。
【0007】
このように、従来のメガネには上記のごとき問題がある。本考案が解決しよう
とする課題はこの問題点であり、ツルの継手部及びヨロイ部位に大きな曲げモー
メントが発生しないようにしたメガネのツル、及びツルの取付け構造を提供する
。又、顔に掛けたメガネが位置ズレすることなく安定するようにしたツルの取付
け構造を提供する。
【0008】
本考案に係るツルはフロント部側の端部を概略L型に湾曲した形状を成し、こ
の湾曲端部の先端はツルを押し開いた際にヨロイ又は止着片、すなわちフロント
部に当るようになる。すなわち、ツルの継手からフロント部側へ延びる湾曲端部
はヨロイをカバーし、縁無しメガネの場合であるならば止着片もカバーすること
が出来、そしてツルを押し開くことで発生する曲げモーメントが分散してレンズ
の外れやレンズ割れを防止する。そして湾曲端部がフロント部に押圧力を作用し
て、位置ズレを防止する。
【0009】
本考案のツルは湾曲端部の基部にて蝶番等の継手部に取付けられ、該ツルは開
閉することが出来る。そして、ツルが開いて外方向へ押し開かれる力が作用する
場合、該押圧力はフロント部に働き、大きな曲げモーメントは継手部に発生しな
い。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図1は本考案に係るツルを備えている縁無しメガネを示している実施例である
。縁無しメガネとしての基本的な構造は前記図5示したものと同じであり、両レ
ンズ1,1は連結部材2の両端にネジ止めされ、レンズ1,1の外側にはヨロイ
3,3がネジ止めされ、そしてヨロイ3,3にはツル4,4が折畳み出来るよう
に継手部5,5を介して取付けられている。同図に示すように縁無しメガネはレ
ンズが嵌るリムを備えておらず、レンズ1に穴を貫通して設け、該穴にネジを挿
通して連結部材2及びヨロイ3とネジ止めしている。
【0011】
図2は上記縁無しメガネの側端部を示したもので、(a)は展開図、(b)はツル
4が開く手前の状態を表わしている。同図から明らかなように、該縁無しメガネ
のツル4はフロント部側端部は概略L型に湾曲し、継手部5から延びる湾曲端部
6を形成している。そして、レンズ1の外側に固定したヨロイ3の先端に軸ネジ
7を介して連結される継手8には、上記湾曲端部6の基部がロウ付けされる。
【0012】
(a)に示している展開図から明らかなように、レンズ1には穴が貫通して設け
られ、レンズ1の正面側に配置したヨロイ3はレンズ穴に挿通するネジ9にて固
定される。すなわち、ネジ9はヨロイ3に設けた穴及びレンズ穴を挿通してレン
ズ裏側へ突出し、裏側からナット10が螺合して締付け固定される。そして、ヨ
ロイ3にはピン11が背後へ突出して設けられ、該ピン11はレンズ外側面に形
成した切欠き溝に係止している。
【0013】
すなわち、ヨロイ3の一端が1本のネジ9にてレンズ1に締付けられても、該
ネジ9を中心として回転するが、該ヨロイ3に固定されて背後へ突出するピン1
1がレンズ1の切欠き溝に係止することで、該ヨロイ3はレンズ1に対して回転
することなく固定される。
【0014】
ヨロイ3の先端には二股に分かれた継手片12a,12bが設けられ、そして
継手片12a,12bには穴13が貫通し、一方の継手8に形成している継手片
14にも穴13が貫通している。そこで、継手8はツル4にロウ付けされ、該継
手8の継手片14はヨロイ3の両継手片12a,12b間に嵌入して上方から軸
ネジ7が穴13,13…に挿通されて連結される。
【0015】
従って、ツル4はヨロイ3と継手8の継手片12a,12b,14を軸ネジ7
にて連結して構成される継手部5を介して折畳みすることが出来る。そして、(
b)に示すようにツル4が開くならば、湾曲端部6はヨロイ3をカバーし、先端
はネジ9の部位に接する。そして、図1に示しているように、ツル4が外方向へ
押圧力Pにて押し開かれるならば、湾曲端部6の先端は押圧力Qにてネジ9の頭
を押圧する。
【0016】
ネジ9の頭に押圧力Qが作用するならば、フトント部は顔の正面に密着するよ
うになり、鼻当てパットに該押圧力Qが働く。その結果、フロント部の位置ズレ
はなく安定してメガネを掛けることが出来る。そして、ツル4を押し開く押圧力
Pがネジ頭を押圧する押圧力Qとして作用することで、継手部5及びレンズ穴に
挿通されているネジ9に作用する曲げモーメントは殆どなく、レンズ穴に亀裂が
発生することはない。
【0017】
図3は本考案の他の実施例であって、レンズ1の下側を水糸にて保持するハー
フリム15を備えたメガネフレームである。このメガネフレームのハーフリム1
5の外側には、ブローチ16がロウ付けにて固定され、該ブローチ16にはツル
4が継手8を介して折畳み出来るように取付けられている。そして該ツル4のフ
ロント部側端部は、前記実施例のメガネと同じく湾曲端部6が形成されている。
【0018】
該湾曲端部6は概略L型に湾曲した形状を成し、ツル4が開くならば先端はブ
ローチ16に接し、更に外方向へ押圧力を作用するならば、先端はブローチ16
に押圧力を及ぼす。従って、フロント部を顔の正面に押付ける力となり、フロン
ト部の位置ズレを防止することが出来る。又、ツルを押し開く押圧力にて発生す
る曲げモーメントが継手部に作用してハーフリム15を捩ることはない。
【0019】
図4は本考案に係る別の実施例であり、このメガネフレームはレンズ1が嵌る
フルリム17を備えている。そしてフルリム17の外側にはブローチ18がロウ
付けされ、該ブローチ18には継手8を介してツル4が折畳み出来るように取付
けられている。そして該ツル4のフロント部側端部は、前記実施例のメガネと同
じく湾曲端部6が形成されている。
【0020】
該湾曲端部6は概略L型に湾曲した形状を成し、ツル4が開くならば先端はブ
ローチ18に接し、更に外方向へ押圧力を作用するならば、先端はブローチ18
に押圧力を及ぼす。従って、フロント部を顔の正面に押付ける力となり、フロン
ト部の位置ズレを防止することが出来る。又、ツルを押し開く押圧力にて発生す
る曲げモーメントが継手部に作用してフルリム17を捩ることはない。
【0021】
以上述べたように、本考案のツルはフロント部側端部を湾曲した湾曲端部を形
成し、このツルは湾曲端部の基部において継手を介して折畳み出来るように取付
けられたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0022】
本考案のツルは端部が概略L型に湾曲している。従ってツルが外方向へ押し開
かれるならば、湾曲端部の先端はフロント部を押圧し、フロント部を顔に押し当
てる力となって作用する。従って、フロント部は位置ズレすることなく安定する
。又、ツルを外方向へ押し開く力がフロント部に押圧力として作用することで、
ツルの継手部に大きな曲げモーメントの発生はない。
【0023】
特に、リムを持たない縁無しメガネの場合、ヨロイをネジ止めするレンズ穴に
挿通するネジに大きな曲げモーメントが働いてレンズ穴の内周面に亀裂が生じる
ことを防止する効果がある。すなわち、縁無しメガネのレンズ割れが防止出来る
。
【図1】本発明に係るツルを備えた縁無しメガネの実施
例。
例。
【図2】本考案のツル取付け構造。
【図3】ハーフリムタイプのツル取付け構造。
【図4】フルリムタイプのツル取付け構造。
【図5】従来のツルを備えた縁無しメガネ。
【符号の説明】
1 レンズ
2 連結部材
3 ヨロイ
4 ツル
5 継手部
6 湾曲端部
7 軸ネジ
8 継手
9 ネジ
10 ナット
11 ピン
12 継手片
13 穴
14 継手片
15 ハーフリム
16 ブローチ
17 フルリム
18 ブローチ
Claims (2)
- 【請求項1】 メガネのフロント部両側に継手を介して
折畳み出来るように取付けられるツルにおいて、該ツル
のフロント部側端部を継手より延ばし、概略L型に湾曲
した湾曲端部を形成したことを特徴とするメガネのツ
ル。 - 【請求項2】 メガネのフロント部両側に継手を介して
折畳み出来るように取付けられるツル取付け構造におい
て、ツルのフロント部側端部を継手より延ばして湾曲
し、ツルが押し開かれることで該湾曲端部の先端がフロ
ント部に接して押圧力を作用するようにしたことを特徴
とするメガネのツル取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005286U JP3092266U (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | メガネのツル及びツル取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005286U JP3092266U (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | メガネのツル及びツル取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3092266U true JP3092266U (ja) | 2003-03-07 |
Family
ID=43246342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002005286U Expired - Fee Related JP3092266U (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | メガネのツル及びツル取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092266U (ja) |
-
2002
- 2002-08-22 JP JP2002005286U patent/JP3092266U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |