JP2013025182A - 縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】ツーポイント眼鏡の構成に際し、レンズに対するヨロイやブリッジの連結部のガタツキを防止すると共に、連結部においてレンズ損傷を生じさせにくいレンズ連結装置を提供する。
【解決手段】ツーポイント眼鏡を構成するに際し、ヨロイ10の端部分及びブリッジの両端部を、折り返し部15を介してレンズ2に連結する。折り返し部15は、レンズ2の厚さ方向で見て対向する第1、第2の片16,17を具え、両者間に溝部19を有する。第1、第2の片16,17の挿通孔21,22とレンズ2の止着孔32を挿通するネジ軸20を用いて、折り返し部15をレンズ2に連結する。第1の片16の先端に、レンズ2の側面26aに当接する当接片27aが設けられ、第2の片17の先端にヨロイ10又はブリッジが連設される。ネジ軸20の端部分にナット36を螺合し締め付けると、折り返し部15が、溝部19の幅を小さくするように弾性変形する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ブリッジの端部分やテンプルの端部分をレンズに連結してなる縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置に関するものである。
左右のプラスチック製のレンズの内側の縁部分相互をブリッジで連結すると共に、該レンズの外側の縁部分にテンプルを連結した構成の所謂ツーポイント眼鏡と称されている縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置は、例えば特許文献1に記載されているように、従来、次のように構成されるのが一般的であった。
即ち該レンズ連結装置aは、例えば図24〜25に示すように、前記テンプルbの先端に設けられたヨロイcの端部分に、前記レンズdの外側の縁部分eに対する連結部fが設けられると共に、前記ブリッジgの両端部分に、前記レンズd,dの内側の縁部分h,hに対する連結部j,jが設けられていた。そして該連結部fは、図25に示すように、前記ヨロイcの端部iに、前記レンズdの側面mと当接する当接片nが直接にロウ付けされると共に、該当接片nに、レンズdの前側の面pの内方側に突出し且つ内端部分qに挿通孔rが設けられた連結片sがロウ付けされていた。又、前記連結部jは、図25に示すように、前記ブリッジgの端部kに、前記レンズdの側面mと当接する当接片nが直接にロウ付けされると共に、該当接片nに、レンズdの前側の面pの内方側に突出し且つ内端部分qに挿入孔rが設けられた連結片sがロウ付けされていた。
かかる構成の連結部f,j,jをレンズdに連結するには、図25に示すように、該レンズdに設けた止着孔tの前端側から、樹脂ワッシャvを介在させて連結ネジwを挿通すると共に、該連結ネジwの、レンズdの後側の面xで突出するネジ軸部yに樹脂ワッシャzを装着し、該樹脂ワッシャzから突出した部分にナットa1を螺合し、該ナットa1を、該前後の樹脂ワッシャv,zを所要に弾性変形させるように締め付け、これにより、前記連結部f,j,jをレンズdに固定していた。そして該固定状態においては、前記側面mに当接状態にある前記当接片nの係合作用によって、前記連結部f,j,jの回り止めを図っていた。なお、前記止着孔tの前後側に樹脂ワッシャv,zを介在させていたのは、該連結部f,j,jがレンズdを損傷しないようにするためであった。しかしながら、かかる従来の縁無し眼鏡には次のような問題点があった。
(1) 前記ヨロイcの連結部fは、該ヨロイcの端部iに前記当接片nを直接にロウ付けしており、又、前記ブリッジgの連結部jは、該ブリッジgの端部kに前記当接片nを直接にロウ付けしていたため、眼鏡を着用する際等において左右のテンプルb,bを拡げたときに、図26に示すように、該当接片nが前記側面mから離れるように変形し、該当接片nと該側面mとの当接が不完全となって両者の当接部分b1にガタツキが生じやすかった。又、連結部f,j,jをレンズdに固定するに際しては、前後の樹脂ワッシャv,zを所要に弾性変形させるようにナットa1を締め付けていたのであるが、弾性圧縮状態にある樹脂ワッシャv,zは、その弾性圧縮状態が暫く継続すると当初の締め付け強さに樹脂が馴染んでその弾力性が劣化し、結果的にナットa1が緩んで連結部f,j,jにガタツキが生じた。このようなガタツキが発生すると前記連結部の回り止めが達成されなくなり、眼鏡としての機能が失われることになった。
(2) 又、眼鏡を着用する際等において左右のテンプルb,bを拡げたときの荷重が前記当接片nの当接部に集中するため、レンズdの側面mが該当接片nによって局部的に無理に押圧され、これが原因してレンズ欠けやレンズ割れを生じさせる等、レンズ損傷を招く恐れがあった。特に、着用眼鏡が他物にぶつかったときには、このような恐れが大きかった。又、ロウ付け箇所のロウ離れを生じさせる恐れもあった。
なお、かかるツーポイント眼鏡の他のものとしては、前記当接片nをレンズdの側面mに当接させることに代えて、例えば特許文献2が開示するように、図27〜28に示す如く、レンズの側面mを欠切して形成した係合溝c1に前記連結部f,j,jに設けた嵌合部d1を嵌め入れて該連結部f,j,jを回り止めするものや、例えば特許文献3が開示するように、図29に示す如く、前記止着孔tに隣り合わせて設けた係合孔e1に前記連結部f,j,jに設けた回り止め軸f1を挿入して該連結部f,j,jを回り止めするものが提案されているが、かかるツーポイント眼鏡においても、前記ヨロイcの端部iや前記ブリッジgの端部k,kに前記嵌合部d1や前記回り止め軸f1が直接に設けられていたため、前記と同様にナットa1が緩んで連結部f,j,jにガタツキを発生させたり、前記と同様に、該係合部d1や該回り止め軸f1の当接部分に無理な応力が作用してレンズ欠けやレンズ割れを生じさせる等、レンズ損傷を招く恐れがあった。又、ロウ付け箇所のロウ離れを生じさせる恐れもあった。
実用新案登録第3004130号公報 実用新案登録第3008213号公報 実用新案登録第3006113号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、ヨロイの端部分やブリッジの端部分をネジ連結手段によってレンズに連結して、所謂ツーポイント眼鏡等の縁無し眼鏡を構成するに際し、ネジの緩みを抑制して該端部分のレンズに対する連結状態にガタツキが発生するのを防止できると共にレンズ欠けやレンズ割れ等のレンズ損傷を生じさせにくい、縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置の提供を課題とするものである。又、構造簡素で製造が容易であり短納期で提供できる、縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置(以下レンズ連結装置という)は、左右のプラスチック製のレンズの内側の縁部分相互をブリッジで連結すると共に、該レンズの外側の縁部分に、テンプルの先端側に設けられたヨロイを連結してなる縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置であって、前記ブリッジの端部及び/又は前記ヨロイの端部には、U字状乃至V字状に一連に折曲形成された折り返し部が連設されており、該折り返し部は、前記レンズの厚さ方向で見て対向する第1の片と第2の片とを具え、該第1、第2の片間に、折り返しの端部で開放した溝部が形成されており、又、該第1、第2の片の夫々には、該溝部を横切るようにネジ軸を挿通させ得る挿通孔が設けられている。前記ブリッジの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの内側の縁部分の側面に当接し得る回り止め防止片としての当接片が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ブリッジの前記端部に連設されており、又、前記ヨロイの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの外側の縁部分の側面に当接し得る回り止め防止片としての当接片が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ヨロイの前記端部に連設されている。そして、前記ネジ軸が、前記第1、第2の片に設けられている両挿通孔を挿通すると共に前記レンズの前記縁部分に設けられている止着孔に挿通せしめられ、該ネジ軸の端部分にナットが螺合され締め付けられることにより前記折り返し部が、前記溝部の溝幅を小さくするように弾性変形することを特徴とするものである。
本発明に係るレンズ連結装置の他の態様は、左右のプラスチック製のレンズの内側の縁部分相互をブリッジで連結すると共に、該レンズの外側の縁部分に、テンプルの先端側に設けられたヨロイを連結してなる縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置であって、前記ブリッジの端部及び/又は前記ヨロイの端部には、U字状乃至V字状に一連に折曲形成された折り返し部が連設されており、該折り返し部は、前記レンズの厚さ方向で見て対向する第1の片と第2の片とを具え、該第1、第2の片間に、折り返しの端部で開放した溝部が形成されており、又、該第1、第2の片の夫々には、該溝部を横切るようにネジ軸を挿通させ得る挿通孔が設けられている。そして、前記ブリッジの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの内側の縁部分の側面に欠切形成してなる係合凹部と嵌合し得る回り止め防止片としての嵌合部が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ブリッジの前記端部に連設されている。又、前記ヨロイの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの外側の縁部分の側面に欠切形成してなる係合凹部と嵌合し得る回り止め防止片としての嵌合部が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ヨロイの前記端部に連設されている。そして、前記ネジ軸が、前記第1、第2の片に設けられている両挿通孔を挿通すると共に前記レンズの前記縁部分に設けられている止着孔に挿通せしめられ、該ネジ軸の端部分にナットが螺合され締め付けられることにより前記折り返し部が、前記溝部の溝幅を小さくするように弾性変形することを特徴とするものである。
本発明に係るレンズ連結装置のその他の態様は、左右のプラスチック製のレンズの内側の縁部分相互をブリッジで連結すると共に、該レンズの外側の縁部分に、テンプルの先端側に設けられたヨロイを連結してなる縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置であって、前記ブリッジの端部及び/又は前記ヨロイの端部には、U字状乃至V字状に一連に折曲形成された折り返し部が連設されており、該折り返し部は、前記レンズの厚さ方向で見て対向する第1の片と第2の片とを具え、該第1、第2の片間に、折り返しの端部で開放した溝部が形成されており、又、該第1、第2の片の夫々には、該溝部を横切るようにネジ軸を挿通させ得る挿通孔が設けられている。又、前記ブリッジの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの内側の縁部分において前記止着孔に隣り合わせて設けた係合孔に挿入させ得る回り止め防止片としての回り止め軸が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ブリッジの前記端部に連設されている。又、前記ヨロイの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片に、前記レンズの外側の縁部分において前記止着孔に隣り合わせて設けた係合孔に挿入させ得る回り止め防止片としての回り止め軸が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ヨロイの前記端部に連設されている。そして、前記ネジ軸が、前記第1、第2の片に設けられている両挿通孔を挿通すると共に前記レンズの前記縁部分に設けられている止着孔に挿通せしめられ、該ネジ軸の端部分にナットが螺合され締め付けられることにより前記折り返し部が、前記溝部の溝幅を小さくするように弾性変形することを特徴とするものである。
前記の各レンズ連結装置において、前記第1の片に設けられている前記挿通孔の径を、前記第2の片に設けられている前記挿通孔の径よりも稍大きく設定するのがよい。
又、前記の各レンズ連結装置において、前記ヨロイと前記折り返し部と、前記回り止め防止片の全体を、弾力性を有する素材からなる1本の線材を折曲して形成するのがよい。
又、前記の各レンズ連結装置において、前記ブリッジと前記折り返し部と前記回り止め防止片の全体を、弾力性を有する素材からなる1本の線材を折曲して形成するのがよい。
又、前記の各レンズ連結装置において、前記第1の片と前記第2の片の夫々について、その中央部分に、前記溝部を横切るようにネジ軸を挿通させ得る挿通孔が設けられたものとし、前記縁無し眼鏡を正面から見た時に前記第2の片が前記第1の片を覆い隠すように該第2の片の上下方向の幅を大きく設定するのがよい。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係るレンズ連結装置は、ブリッジの端部及び/又はヨロイの端部に、U字状乃至V字状に折曲形成された折り返し部が連設されており、該折り返し部の、レンズに近い第1の片の先端に、回り止め防止片としての、当接片や嵌合部、回り止め軸が設けられる一方、前記レンズから遠い第2の片の先端は前記ブリッジの端部又は前記ヨロイの端部に連設されており、該折り返し部が、該第1、第2の片に設けられている挿通孔を挿通するネジ軸とナットを用いてレンズに取り付けられ該ナットの締め付けによって該折り返し部が、前記溝部の溝幅を小さくするように弾性変形されるように構成されている。
従って本発明によるときは、該折り返し部の弾性復元作用が効果的に発揮されて前記ナットが緩みにくいため、ヨロイやブリッジのレンズに対する連結状態にガタツキが生じにくく、前記回り止め防止片の回り止め防止作用を安定的に持続させることができる。
又、前記ヨロイの端部や前記ブリッジの端部は、前記回り止め防止片に直接に設けられているのではなく、該回り止め防止片が設けられている第1の片とは別個の第2の片の先端に連設されている。かかることから、眼鏡着用時等においてテンプルを拡げた際や着用眼鏡に他物が当る等して前記ヨロイや前記ブリッジを外側に向けて拡げる外力が作用した場合、前記第2の片は変形しても前記第1の片は変形しにくい。それ故、前記回り止め防止片がレンズに対して無理な押圧力を作用させにくく、レンズ欠けやレンズ割れ等のレンズ損傷を生じさせにくい。
そして、本発明を構成する前記折り返し部は折曲形成されているためにその製造が容易である。
(2) 折り返し部をレンズに取り付けるためのネジ軸は該折り返し部と独立しているため、該ネジ軸が損傷した場合はその交換が容易である。
(3) 特に、前記第1の挿通孔の径を、前記第2の挿通孔の径よりも大きく設定する場合は、前記ナットの締め付けによって前記折り返し部の溝幅を小さくする際に前記ネジ軸が傾くときも、該ネジ軸が該第1の片の挿通孔の内周縁に部分的に押圧状態となるのを、該第1の片の挿通孔の径の該ネジ軸の径に対する余裕分で防止でき、前記折り返し部の弾性変形(即ち、前記ナットの締め付け)をより円滑に行ない得ることとなる。
(4) 特に、前記ヨロイと前記折り返し部と前記回り止め防止片の全体を、弾力性を有する素材からなる1本の線材を折曲して形成し、或いは、前記ブリッジと前記折り返し部と前記回り止め防止片の全体を、弾力性を有する1本の線材を折曲して一連に形成するときは、これらにはロウ付け箇所が全く存在しないために、その製造が容易でありレンズ連結装置を短納期で提供できることとなる。
(5) 前記第1の片と前記第2の片の夫々について、その中央部分に、前記溝部を横切るようにネジ軸を挿通させ得る挿通孔が設けられたものとし、前記縁無し眼鏡を正面から見た時に前記第2の片が前記第1の片を覆い隠すように該第2の片の上下方向の幅を大きく設定するときは、前記折り返し部の弾性変形をより効果的に行なわせることができると共に、前記縁無し眼鏡を正面から見た時に前記第2の片が前記第1の片を覆い隠す状態となることから、レンズ連結装置によるレンズ連結部分の見栄え向上が図られることとなる。
本発明に係る連結装置が応用された縁無し眼鏡を示す斜視図である。 そのテンプル側のレンズ連結装置をその使用状態で示す斜視図である。 その分解斜視図である。 そのレンズ連結装置を構成する折り返し部の構成を示す斜視図である。 ヨロイの端部分をレンズの外側の縁部分に連結するに際し、折り返し部をレンズに取り付けた状態を示す断面図である。 ヨロイをレンズに連結した状態を示す断面図である。 その正面図とその断面図である。 レンズの側面に対する当接片の当接状態を示す説明図である。 ナットを締め付けて折り返し部の溝部の溝幅を小さくする作業工程を説明する断面図である。 ブリッジの両端部分をレンズに連結するレンズ連結装置の構成を説明する分解斜視図である。 ブリッジの両端部分をレンズの内側の縁部分に連結するに際し、折り返し部をレンズに取り付けた状態を示す断面図である。 折り返し部をレンズに取り付け、その状態でナットを締め付けてブリッジの両端部分をレンズに連結した状態を示す断面図である。 ヨロイの端部分をレンズの外側の縁部分に連結するに際し、レンズの側面に設けた係合凹部に嵌合部を嵌め入れてヨロイを回り止めする構成のレンズ連結装置を示す分解斜視図と、ヨロイをレンズに連結した状態を示す断面図である。 ブリッジの端部分をレンズの内側の縁部分に連結するに際し、レンズの側面に設けた係合凹部に嵌合部を嵌め入れてブリッジを回り止めする構成のレンズ連結装置を示す分解斜視図と、ブリッジの端部分をレンズに連結した状態を示す断面図である。 ヨロイの端部分をレンズの外側の縁部分に連結するに際し、レンズの縁部分に設けた係合孔に回り止め軸を挿入してヨロイを回り止めする構成のレンズ連結装置を示す分解斜視図と、ヨロイの端部分をレンズに連結した状態を示す断面図である。 ブリッジの両端部分をレンズの内側の縁部分に連結するに際し、レンズの縁部分に設けた係合孔に回り止め軸を挿入してブリッジを回り止めする構成のレンズ連結装置を示す分解斜視図と、ブリッジの端部分をレンズに連結した状態を示す断面図である。 ヨロイの端部分をレンズに連結するに際し、折り返し部をレンズの後側の面に取り付けるタイプのレンズ連結装置を示す断面図である。 ブリッジの両端部分をレンズに連結するに際し、折り返し部をレンズの後側の面に取り付けるタイプのレンズ連結装置を示す断面図である。 レンズの側面に設けた係合溝に係合部を嵌め入れて回り止めする構成のレンズ連結装置の他の態様を示す断面図である。 レンズの縁部分に設けた係合孔に回り止め軸を挿入して回り止めする構成のレンズ連結装置の他の態様を示す断面図である。 本発明に係るレンズ連結装置が、ブリッジとレンズの連結のためだけに応用されてなる縁無し眼鏡を示す斜視図である。 本発明に係るレンズ連結装置が、ブリッジとレンズの連結のためだけに応用されてなる縁無し眼鏡の他の態様(前掛け眼鏡)を示す正面図と側面図である。 本発明に係るレンズ連結装置が、ヨロイとレンズの連結のためだけに応用されてなる縁無し眼鏡を示す正面図である。 従来のツーポイント眼鏡におけるレンズ連結装置の一例を示す正面図である。 その断面図である。 従来のレンズ連結装置の問題点を説明する説明図である。 レンズの側面に設けた係合凹部に嵌合部を嵌め入れてヨロイ、ブリッジを回り止めする従来のレンズ連結装置の構成を示す断面図である。 その係合凹部に嵌合部を嵌め入れてヨロイの端部分とブリッジの端部分をレンズに連結した状態を示す断面図である。 レンズの縁部分に設けた係合孔に回り止め軸を挿入してヨロイ、ブリッジを回り止めする従来のレンズ連結装置を示す断面図である。
図1において、本発明に係る縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置(以下レンズ連結装置という)1は、左右のプラスチック製のレンズ2,2の内側の縁部分3,3相互をブリッジ5で連結すると共に、該レンズ2の外側の縁部分6に、テンプル7を連結した構成の所謂ツーポイント眼鏡と称されている縁無し眼鏡9を構成するに際して、該テンプル7の先端側に設けられたヨロイ10の端部分11及び前記ブリッジ5の両端部分12,12を該レンズ2に連結するものである。
前記ヨロイ10に関してのレンズ連結装置1は、図2〜6に示すように、該ヨロイ10の端部13に、U字状乃至V字状に一連に折曲形成された折り返し部15が連設されている。該折り返し部15は、前記レンズ2の厚さ方向で見て対向する第1の片16と第2の片17とを具える。該第1、第2の片16,17は、本実施例においては左右方向に延長しており、該第1、第2の片16,17間に、折り返しの端部で開放した(本実施例においては、左右方向の外方向に向けて開放した)溝部19が形成されている。又、該第1、第2の片16,17の夫々には、該溝部19を横切るようにネジ軸20を挿通させ得る挿通孔21,22が設けられると共に、前記レンズ2の前側の面23に近い前記第1の片16の先端25には、前記レンズ2の外側の縁部分6の側面26aに当接し得る回り止め防止片27としての当接片27aが設けられる一方、前記第2の片17の先端29は前記ヨロイ10の端部13に連設されている。本実施例においては、例えば図3、図7に示すように、該端部13に対する該先端29の連設部分において、その上下の縁部分を対向状態に切欠60,60して幅狭連結部61が形成されている。
そして前記ネジ軸20が、図6に示すように、その頭部30が前記第2の片17の前面部31で支持された状態で、前記両挿通孔21,22を挿通すると共に前記レンズ2の外側の縁部分6に設けられている止着孔32に挿通せしめられ、前記レンズ2の後側の面33から突出したネジ軸部(ネジ軸20の端部分)35にナット36が螺合され締め付けられることにより、前記折り返し部15が、前記溝部19の溝幅を小さくするように弾性変形されるようになされている。
本実施例においては図3〜5に示すように、前記ヨロイ10と、前記折り返し部15と、前記当接片27aの全体が、例えばベーターチタン等の弾力性を有し且つ強度に優れる素材からなる細長な1本の板状を呈する線材を適宜折曲して形成されており、ロウ付け箇所は全く存在しない。前記折り返し部15は、その上下方向の幅が例えば3mm程度に設定されて例えばU字状に一連に折曲されており、前記第1、第2の片16,17間の溝部19は、図5に示すように、その溝底37側から開放端39に向けて稍拡大している。そして、前記ナット36が締め付けられた状態では、例えば図6に示すように、該第1、第2の片16,17が平行状態を呈するようになされている。該溝部19の溝底37寄りの溝幅は例えば0.7mm程度に設定されると共にその開放端39側の溝幅は例えば1.2mm程度に設定されている。
そして該第1、第2の片16,17の夫々には、その中央部分に、該溝部19を横切るように前記ネジ軸20を挿通させ得る前記両挿通孔21,22が、両者の孔心を前後方向にして設けられている。該両挿通孔21,22は前記ネジ軸20の径よりも若干大きく形成されている。本実施例においては、前記第1の片16の挿通孔21の径を前記第2の片17の挿通孔22の径よりも稍大きくして、ネジ軸20の挿通に余裕をもたせることとしている。例えば、前記ネジ軸20の径を1.4mmに、前記第2の片17の挿通孔21の径を1.45mmに、前記第1の片16の挿通孔22の径を1.5mmに設定している。
又、本実施例においては図7(A)に示すように、前記第2の片17の中央部分38が、上下に張り出し部40,40を有して上下方向に拡大しており、且つ、該張り出し部40,40の先端部分40a,40aは、図7(B)に示すように、前記溝部19内に屈曲されている。そして、該中央部分38の前面部31には、例えば四角形状の前記頭部30を嵌め入れる四角形状の座繰り41(図3)が設けられている。この座繰り41は、該中央部分38が該上下の張り出し部40,40によって上下方向に拡大しているために、寸法的に無理なく設けることができる。又、該中央部分38がこのように上下方向に拡大していることから、前記縁無し眼鏡9を正面から見た時に、前記第2の片17が前記第1の片16を覆い隠す。このように、正面視で第1の片16が見えないことから、レンズ連結装置1によるレンズ連結部分の見栄え向上が図られることとなる。
又、前記当接片27aは、本実施例においては図2、図8に示すように、その上下端42,43で前記側面26aに当接し得るように湾曲されている。これによって該当接片27aは、該側面26aに、より確実に当接できる。
然して図5に示すように、前記ネジ軸20を前記両挿通孔22,21に挿通させると共に前記第1の片16の挿通孔21から突出したネジ軸部35に、例えばナイロン系の樹脂ワッシャ45を装着して後、該突出したネジ軸部35を前記外側の縁部分6に設けられている前記止着孔32に挿通させる。この状態で、前記第1の片16が前記樹脂ワッシャ45を介して前記レンズ2の前側の面23に当接し且つ前記当接片27aが前記外側の縁部分6の側面26aに当接状態となる。そしてこの状態で、前記折り返し部15は図3〜4に示すと同様の自由状態にあって、その溝部19の溝幅はその溝底37からその開放端39に向けて稍拡がっている。
その後、図6に示すように、該レンズ2の後側の面33から突出したネジ軸部35に例えばナイロン系の樹脂ワッシャ46を装着すると共に、該ネジ軸部(ネジ軸20の端部分)35にナット36を螺合し締め付ける。前記のように、四角形状の座繰り41に四角形状の頭部30が嵌め入れられているため、該ナット36を締め付ける際にネジ軸20が回り止めされる。該ナット36を締め付けるに伴い、前記第2の片17の先端29が前記第1の片16に向けて接近されることにより、前記折り返し部15が、前記溝部19の溝幅を小さくするように弾性変形され、最終的には例えば図6に示すように、第1、第2の片16,17が略平行状態となる。
かかる折り返し部15の弾性変形は、前記第1の片16の挿通孔21の径が前記第2の片17の挿通孔22の径に比して稍大きく形成されているため、該溝部19の溝幅が小さくなることに伴って前記ネジ軸20の軸線48が図9(A)に示す状態から図9(B)に示す状態に傾く(矢印Fで示す)ときにも、該ネジ軸20が該第1の片16の挿通孔21の内周縁48に部分的に押圧状態となるのを該第1の片16の挿通孔21の径のネジ軸20の径に対する余裕分で防止でき、ナット36の締め付けをより円滑に行ない得ることとなる。
又、前記両挿通孔21,22が、前記第1、第2の片16,17の中央部分に設けられているため、前記折り返し部15は、該第1、第2の片16,17がその中央部分47,49でネジ軸20で連結された状態となる。従って、該折り返し部15の弾性変形によるバネ作用をより効果的に発揮させることができる。
このようにして、前記ヨロイ10の端部分11が前記レンズ2の外側の縁部分6に連結される。かかる連結に用いる前記ネジ軸20の長さは、使用するレンズ2の各種厚さに応じられるようにするために比較的長く設定されている。図6においては、前記ナット36を締め付けた後に該ナット36から突出するネジ軸部分20aを切除した状態が示されている。この連結状態においては、前記折り返し部15が前記のように弾性変形されているため、その弾性復元作用によって、前記ネジ軸20のネジ面と前記ナット36のネジ面とが圧接状態となる。それ故、該ナット36が緩みにくく、前記側面26aに対する前記当接片27aの当接状態が安定的に保持される。従って、前記ヨロイ10の前記レンズ2に対する連結状態に、従来のような当接片27aの当接不良に起因するガタツキが生じず、該当接片27aの回り止め防止作用を安定的に持続させることができる。
又前記ヨロイ10は、従来のように前記当接片27aに直接に設けられているのではなく、図6に示すように、該当接片27aが設けられている第1の片16とは別個の第2の片17の先端29に連設されている。かかることから、眼鏡着用時等においてテンプル7を拡げた際や着用眼鏡に他物が当って前記ヨロイ10を外側に向けて拡げる外力が作用した場合、前記第2の片17は、前記ネジ軸20の基端側59を支点として、それよりも先側の部分17aが変形しても前記第1の片16は変形しにくい。それ故、前記当接片27aがレンズ2に対して無理な押圧力を作用させず、レンズ2が欠けたり割れたりする等のレンズ損傷を防止できることになる。又、前記当接片27aによる当接係合作用が確実に保持されるために前記ヨロイ10の回り止めが確実に図られる。そして、前記ネジ軸20は前記折り返し部15と独立しているため、該ネジ軸20が損傷した場合はこれを交換できる。
なお本実施例においては、図7(A)に基づいて前記したように、前記ヨロイ10の端部13に対する前記第2の片17の先端29の連設部分を対向状態に欠切して幅狭連結部61を形成しているため、前記ヨロイ10を外側に向けて拡げる等の外力が作用したときに、該外力による変形の一部分を該幅狭連結部61で吸収できることになる。これによって、前記先側の部分17aの変形をより小さく抑制できることとなる。
次に、前記ブリッジ5の両端部50,50に前記折り返し部15,15を連設してなるレンズ連結装置1について説明する。該折り返し部15の構成は前記と同様であり、相違する点は、図10〜12に示すように、該折り返し部15を構成する第1の片16の先端25に、前記レンズ2の内側の縁部分3の側面26bに当接し得る当接片27bとしての回り止め防止片27を設ける一方、第2の片17の先端29を前記ブリッジ5の端部50に連設した点にある。本実施例においては、例えば図10に示すように、該端部50に対する該先端29の連設部分において、その上の縁部分を下方に向けて切欠62して幅狭連結部63が形成されている。そして本実施例においては図10に示すように、該当接片27bの後部の稍下側部位に、鼻当53を取り付けるためのアーム54の上端55が一連に設けられている。本実施例においては、前記ブリッジ5と、前記折り返し部15と、前記当接片27bと、前記アーム54の全体が、例えばベーターチタン等の弾力性を有し且つ強度に優れる素材からなる1本の板状を呈する線材を適宜折曲して形成されており、ロウ付け箇所は全く存在しない。
然して、左右のレンズ2,2の内側の縁部分3,3相互を前記ブリッジ5で連結するに際しては、図11〜12に示すように、前記ネジ軸20を前記両挿通孔21,22に挿通させると共に前記第1の片16の挿通孔21から突出したネジ軸部35に、例えばナイロン系の樹脂ワッシャ45を装着して後、該突出したネジ軸部35を前記内側の縁部分3に設けられている止着孔32に挿通させる。この状態で、前記第1の片16が、該樹脂ワッシャ45を介して前記レンズ2の前側の面23に当接し且つ前記当接片27bが前記内側の縁部分3の側面26bに当接状態となる。そしてこの状態で、前記折り返し部15は図10に示すと同様の自由状態にあって、その溝部19の溝幅はその溝底37からその開放端39に向けて稍拡がっている。
その後、該レンズ2の後側の面33から突出したネジ軸部35に、例えばナイロン系の樹脂ワッシャ46を装着すると共に、図12に示すように、該ネジ軸部(ネジ軸20の端部分)35にナット36を螺合し締め付ける。前記と同様に、四角形状の座繰り41に四角形状の頭部30が嵌め入れられているため、該ナット36を締め付ける際にネジ軸20が回り止めされる。該ナット36を締め付けるに伴い、前記第2の片17の先端29が前記第1の片16に向けて接近されることにより、前記折り返し部15が、前記溝部19の溝幅を小さくするように弾性変形され、最終的には例えば図12(B)に示すように、第1、第2の片16,17が略平行状態となる。かかる折り返し部15の弾性変形(即ち、前記ナット36の締め付け)は、前記第1の片16の挿通孔21の径が、該第2の片17に設けられている挿通孔22の径よりも稍大きく形成されているために、前記ヨロイ10に係るレンズ連結装置1について説明したところと同様に、より円滑に行なわれる。
このようにして、図12(A)に示すように、前記ブリッジ5の両端部12,12が前記レンズ2,2の内側の縁部分3,3に連結される。かかる連結に用いる前記ネジ軸20の長さは、使用するレンズ2の各種厚さに応じられるようにするために比較的長く設定されている。図12においては、前記ナット36を締め付けた後に該ナット36から突出するネジ軸部分20aを切除した状態が示されている。この連結状態においては、折り返し部15が前記のように弾性変形されているため、その弾性復元作用によって、前記ネジ軸20のネジ面と前記ナット36のネジ面とが圧接状態となる。それ故、該ナット36が緩みにくく、前記側面26bに対する前記当接片27bの当接状態が安定的に保持される。従って、前記ブリッジ5の前記レンズ2に対する連結状態に、従来のような当接片27bの当接不良に起因するガタツキが生じず、該当接片27bの回り止め防止作用を安定的に持続させることができる。
又前記ブリッジ5は、従来のように前記当接片に直接に設けられているのではなく、図10に示すように、該当接片27bが設けられている第1の片16とは別個の第2の片17の先端29に連設されている。かかることから、眼鏡着用時等においてテンプルを拡げた際や着用眼鏡に他物が当って前記ブリッジ5を外側に向けて拡げる等の外力が作用した場合、前記第2の片17は、前記ネジ軸20の基端側59を支点としてそれよりも先側の部分17aが変形しても前記第1の片16は変形しにくい(図12(B))。それ故、前記当接片27bがレンズ2に対して無理な押圧力を作用させることがなく、レンズ2が欠けたり割れたりするレンズ損傷を防止できることになる。又、該当接片27bによる当接係合作用が確実に保持されるために前記ブリッジ5の回り止めが確実に図られる。
なお本実施例においては、前記のように、ブリッジ5の端部50に対する前記第2の片17の先端29の連設部分の上の縁部分を下方に向けて切欠して幅狭連結部63を形成しているため、前記ヨロイ10を外側に向けて拡げる等の外力が作用したときに、該外力による変形の一部分を該幅狭連結部63で吸収できることになり、前記先側の部分17aの変形をより小さく抑制できることとなる。
図13〜14は、前記レンズ2の側面26a,26bに当接される前記当接片27a,27bを設ける構成に代えて、前記第1の片16に設けた嵌合部27cとしての回り止め防止片27を、レンズ2の側面26a,26bに欠切形成してなる係合凹部56に嵌め入れて該端部分11,12,12を回り止めするレンズ連結装置1を示している。又図15〜16は、前記第1の片16の例えば先端側に設けた回り止め軸27dとしての回り止め防止片27を、前記止着孔32に隣り合わせて設けた係合孔57に挿入して該端部分11,12,12を回り止めするレンズ連結装置1を示している。
レンズ連結装置1をこれらのように構成したときも、前記折り返し部15の弾性復元作用によって前記ナット36が緩みにくく、前記係合孔57に対する前記回り止め軸27dの係合状態が安定的に保持される。従って、従来のような当接片の当接不良に基づくガタツキが生じない。又前記ヨロイ10や前記ブリッジ5は、従来のように前記当接片27a,27bに直接に設けられているのではなく、前記嵌合部27cや前記回り止め軸27dが設けられている第2の片17とは別個の第1の片16の先端29に連設されている。かかることから、眼鏡着用時等においてテンプルを拡げた際や着用眼鏡に他物が当って前記ヨロイ10を外側に向けて拡げる等の外力が作用した場合、前記と同様、前記第1の片16は変形しても前記第2の片17は変形しにくい。それ故、前記当接片27c,27dがレンズ2に対して無理な押圧力を作用させず、レンズ2が欠けたり割れたりする損傷を防止できることになる。又、前記係合軸部27cや前記回り止め軸27dによる係合作用が確実に保持されるために前記ヨロイ10や前記ブリッジ5の回り止めが確実に図られる。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図17〜18は、本発明に係るレンズ連結装置1の他の実施例を示すものであり、前記折り返し部15を構成する、レンズ2に近い前記第1の片16を、前記樹脂ワッシャ45を介して前記レンズ2の後側の面33に当接させ、且つ、該第1の片16の先端25に回り止め防止片27(例えば前記当接片27a)を設ける一方、前記レンズ2から遠い前記第2の片17の先端29に前記ヨロイ10の端部13又は前記ブリッジ5の端部50を連設した場合を示すものである。そして前記と同様にして、ネジ軸20を、前記第1、第2の片16,17に設けられている両挿通孔21,22に挿通すると共に前記レンズ2の前記縁部分に設けられている止着孔32に挿通せしめ、該ネジ軸20の端部分にナット(例えば袋ナット)36を螺合し締め付けることにより前記折り返し部15が、前記溝部19の溝幅を小さくするように弾性変形されるように構成されている。
(2) U字状乃至V字状を呈する前記折り返し部15は、ベータチタン等の弾力性を有する1本の丸線を折曲して形成することもできる。この場合、前記ネジ軸20を挿通させるための挿通孔21,22を設ける部分は、該丸線を潰して扁平に形成するのがよい。
(3) 前記嵌合部27cを嵌め入れるための係合凹部56をレンズ2の側面26a,26bに欠切する場合、該係合凹部56は、図19に示すように、レンズの後面側59が閉じた有底のものであってもよい。又、前記回り止め軸27dを挿入させる係合孔57をレンズ2に設ける場合、該係合孔57は図20に示すような、底部60を有する有底のものであってもよい。
(4) 本発明に係るレンズ連結装置1は、前記レンズ2の外側の縁部分6にヨロイ10を連結するためだけに応用されることがある。又、左右のレンズ2,2の内側の縁部分3,3相互をブリッジ5で連結するためだけに応用されることもある。
図21は、左右のレンズ2,2の上縁部に架け渡されてなるブローバ65の両端にテンプル7,7を連結してなる縁無し眼鏡9を構成するに際して、該レンズ連結装置1が、該左右のレンズ2,2の内側の縁部分3,3相互をブリッジ5(例えば、該ブローバ65の中央部分をなす)で連結するためだけに応用された場合を示すものである。又図22は、眼鏡本体66に着脱可能に装着される撥ね上げ式前掛け眼鏡9aとしての縁無し眼鏡9を構成するに際して、該レンズ連結装置1が、該左右のレンズ2,2の内側の縁部分3,3相互をブリッジ5で連結するためだけに応用された場合を示すものである。又図23は、左右のレンズ2,2がブリッジ5で一連に連結されてなる縁無し眼鏡9を構成するに際して、該レンズ連結装置1が、ヨロイ10とレンズ2の連結のためだけに応用された場合を示すものである。
(5) 前記折り返し部15は一体に構成されるが、該折り返し部15の第1の片16に対する前記当接片27a,27bや前記嵌合部27c、前記回り止め軸27dは、ロウ付けにより設けることもできる。
又、前記折り返し部15の第2の片17に対する前記ヨロイ10や前記ブリッジ5の連設は、ロウ付けによって行なうこともできる。
(6) 前記ネジ軸20は、レンズ2の前側の面23側から挿通させることも、レンズ2の後側の面33から挿通させることもできる。
1 レンズ連結装置
2 レンズ
3 内側の縁部分
5 ブリッジ
6 外側の縁部分
7 テンプル
9 縁無し眼鏡
10 ヨロイ
13 ヨロイの端部
15 折り返し部
16 第1の片
17 第2の片
19 溝部
20 ネジ軸
21 挿通孔
22 挿通孔
27 回り止め防止片
27a 当接片
27b 当接片
27c 嵌合部
27d 回り止め軸
32 止着孔
36 ナット
45 樹脂ワッシャ
46 樹脂ワッシャ
56 係合凹部
57 係合孔

Claims (7)

  1. 左右のプラスチック製のレンズの内側の縁部分相互をブリッジで連結すると共に、該レンズの外側の縁部分に、テンプルの先端側に設けられたヨロイを連結してなる縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置であって、
    前記ブリッジの端部及び/又は前記ヨロイの端部には、U字状乃至V字状に一連に折曲形成された折り返し部が連設されており、該折り返し部は、前記レンズの厚さ方向で見て対向する第1の片と第2の片とを具え、該第1、第2の片間に、折り返しの端部で開放した溝部が形成されており、又、該第1、第2の片の夫々には、該溝部を横切るようにネジ軸を挿通させ得る挿通孔が設けられており、
    前記ブリッジの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの内側の縁部分の側面に当接し得る回り止め防止片としての当接片が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ブリッジの前記端部に連設されており、
    又、前記ヨロイの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの外側の縁部分の側面に当接し得る回り止め防止片としての当接片が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ヨロイの前記端部に連設されており、
    前記ネジ軸が、前記第1、第2の片に設けられている両挿通孔を挿通すると共に前記レンズの前記縁部分に設けられている止着孔に挿通せしめられ、該ネジ軸の端部分にナットが螺合され締め付けられることにより前記折り返し部が、前記溝部の溝幅を小さくするように弾性変形することを特徴とする縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置。
  2. 左右のプラスチック製のレンズの内側の縁部分相互をブリッジで連結すると共に、該レンズの外側の縁部分に、テンプルの先端側に設けられたヨロイを連結してなる縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置であって、
    前記ブリッジの端部及び/又は前記ヨロイの端部には、U字状乃至V字状に一連に折曲形成された折り返し部が連設されており、該折り返し部は、前記レンズの厚さ方向で見て対向する第1の片と第2の片とを具え、該第1、第2の片間に、折り返しの端部で開放した溝部が形成されており、又、該第1、第2の片の夫々には、該溝部を横切るようにネジ軸を挿通させ得る挿通孔が設けられており、
    前記ブリッジの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの内側の縁部分の側面に欠切形成してなる係合凹部と嵌合し得る回り止め防止片としての嵌合部が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ブリッジの前記端部に連設されており、
    又、前記ヨロイの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの外側の縁部分の側面に欠切形成してなる係合凹部と嵌合し得る回り止め防止片としての嵌合部が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ヨロイの前記端部に連設されており、
    前記ネジ軸が、前記第1、第2の片に設けられている両挿通孔を挿通すると共に前記レンズの前記縁部分に設けられている止着孔に挿通せしめられ、該ネジ軸の端部分にナットが螺合され締め付けられることにより前記折り返し部が、前記溝部の溝幅を小さくするように弾性変形することを特徴とする縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置。
  3. 左右のプラスチック製のレンズの内側の縁部分相互をブリッジで連結すると共に、該レンズの外側の縁部分に、テンプルの先端側に設けられたヨロイを連結してなる縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置であって、
    前記ブリッジの端部及び/又は前記ヨロイの端部には、U字状乃至V字状に一連に折曲形成された折り返し部が連設されており、該折り返し部は、前記レンズの厚さ方向で見て対向する第1の片と第2の片とを具え、該第1、第2の片間に、折り返しの端部で開放した溝部が形成されており、又、該第1、第2の片の夫々には、該溝部を横切るようにネジ軸を挿通させ得る挿通孔が設けられており、
    前記ブリッジの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの内側の縁部分において前記止着孔に隣り合わせて設けた係合孔に挿入させ得る回り止め防止片としての回り止め軸が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ブリッジの前記端部に連設されており、
    又、前記ヨロイの端部に連設される前記折り返し部は、前記レンズに近い前記第1の片の先端に、前記レンズの外側の縁部分において前記止着孔に隣り合わせて設けた係合孔に挿入させ得る回り止め防止片としての回り止め軸が設けられる一方、前記レンズから遠い前記第2の片の先端は該ヨロイの前記端部に連設されており、
    前記ネジ軸が、前記第1、第2の片に設けられている両挿通孔を挿通すると共に前記レンズの前記縁部分に設けられている止着孔に挿通せしめられ、該ネジ軸の端部分にナットが螺合され締め付けられることにより前記折り返し部が、前記溝部の溝幅を小さくするように弾性変形することを特徴とする縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置。
  4. 前記第1の片に設けられている前記挿通孔の径が、前記第2の片に設けられている前記挿通孔の径よりも稍大きいことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置。
  5. 前記ヨロイと前記折り返し部と、前記回り止め防止片の全体が、弾力性を有する素材からなる1本の線材を折曲して形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置。
  6. 前記ブリッジと前記折り返し部と前記回り止め防止片の全体が、弾力性を有する素材からなる1本の線材を折曲して形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置。
  7. 前記第1の片と前記第2の片の夫々には、その中央部分に、前記溝部を横切るようにネジ軸を挿通させ得る挿通孔が設けられると共に、前記縁無し眼鏡を正面から見た時に前記第2の片が前記第1の片を覆い隠すように該第2の片の上下方向の幅を大きく設定したことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の縁無し眼鏡におけるレンズ連結装置。
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