JP3161667U - 縁なしメガネ - Google Patents
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Abstract
【課題】リムを持たず、レンズを直接連結する、縁なしメガネを提供する。【解決手段】連結部材の両側及びヨロイには止着片7を設け、この止着片7に線材を曲げ成形して外周にツメを形成した2本の平行ピン8を有すM形ピン部材の連結部11をロウ付け又は溶接し、そしてレンズ1には2個のレンズ穴15を設けると共にこのレンズ穴15に2本のピン8を嵌入し、連結部17から起立する2本の樹脂ブッシュ16をレンズ裏面からレンズ穴15に嵌め、樹脂ブッシュ16のブッシュ穴にピン8を嵌合している。【選択図】図4
Description
本考案はリムを持たないでレンズを直接連結して構成される縁なしメガネに関するものである。
図5は従来の一般的な縁なしメガネを示している具体例である。両レンズ(イ)、(イ)は連結部材(ロ)によってネジ止めされ、レンズ(イ)、(イ)の外側にはヨロイ(ハ)、(ハ)がネジ止めにて取着されている。そして、このヨロイ(ハ)には継手部を介してツル(ニ)が折畳み出来るように取付けされ、さらにレンズ(イ)の内側には上記連結部材(ロ)から延びる脚先端に鼻当てパット(ホ)が設けられている。
ところで、両レンズ(イ)、(イ)は連結部材(ロ)にてネジ止めされ、同じくヨロイ(ハ)はレンズ外側にネジ止めされているが、1本のネジでレンズ(イ)と連結固定する場合、ネジを中心として回転しない構造としなければならない。そこで、縁なしメガネではレンズの外周に当接する当り片(ヘ)を連結部材(ロ)並びにヨロイ(ハ)に設けることで、レンズの回転を阻止してガタ付かない構造が採用されている。
このように、両レンズ(イ)、(イ)を連結部材(ロ)の両サイドから延びる止着片(ト)、(ト)にネジ止めし、レンズ外側にはヨロイ(ハ)、(ハ)から延びる止着片(ト)をネジ止めし、そしてレンズ回転を阻止する為に当り片(ヘ)を設けてレンズ外周に当接した構造としている。しかし、縁なしメガネではレンズ回転を防止する為に該当り片(ヘ)ではなく、レンズに2個の穴を設けると共に2本のピンを止着片(ト)に起立して該穴に嵌めた連結構造とする場合もある。
図6はヨロイ(ハ)の止着片(ト)に2本のピン(チ)、(チ)を起立して設けている場合を示している。そして、これら2本のピン(チ)、(チ)はレンズ(イ)に設けた穴(リ)、(リ)に嵌入し、レンズ裏面側からは連結部(ル)から垂直に起立する2本の樹脂ブッシュ(ヌ)、(ヌ)が嵌ってピン(チ)、(チ)は樹脂ブッシュ(ヌ)、(ヌ)に形成したブッシュ穴に嵌合して固定される。該ピン(チ)、(チ)の外周には小さいツメが形成されていて、ブッシュ穴にツメ(チ)、(チ)・・・がくい込んでピン(チ)、(チ)は抜けないように固定される。図7はレンズ(イ)と止着片(ト)の連結構造を示す展開図である。
ここで、2本のピン(チ)、(チ)は止着片(ト)にロウ付けされるが、2本のピン(チ)、(チ)は止着片(ト)に対して垂直であると共に互いに平行でなくてはならず、しかもその間隔をブッシュ穴に嵌るように一定寸法でロウ付けされなくてはならないが、このロウ付け作業は容易ではない。
また、縁なしメガネはレンズ周りにリムが存在せず、その分だけ視界は広くなると共に、フロント部にリムが存在せずレンズのみで構成することが縁なしメガネの特徴でもある。その為に、ヨロイ(ハ)及びその止着片(ト)、そして連結部材(ロ)及びその止着片(ト)は出来る限り細い部材で構成する方が好ましい。しかし、止着片(ト)に2本のピン(チ)、(チ)をロウ付けする場合、その止着片(ト)は少なくともピン(チ)より太い部材と成ってしまう。
このように、レンズが嵌るリムを有しない縁なしメガネの形態は色々存在している。本考案はピンを起立する止着片の太さを細くして視界を広げると共に、縁なしメガネの外観を向上した縁なしメガネを提供する。又、レンズと連結する止着片から起立するピンの取付け作業を容易にすると共に、対を成す2本のピンが高い精度で止着片から起立する縁なしメガネを提供する。
本考案に係る縁なしメガネは、両レンズを連結部材にて連結し、レンズ外側にはヨロイを取付け、そして該ヨロイには継手を介してツルが折畳み出来るように取付けて構成され、基本的な構造は従来のものと共通する。本考案では両レンズを連結する連結部材及びレンズ外側のヨロイ、特にレンズと直接連結する止着片を細くしている。
そして、止着片の先端にロウ付け又は溶接されるピン部材は2本のピンを有して1本の線材を曲げ成形して製作され、門形又はM形として構成している。ピン先端部は従来と同じくブッシュ穴に嵌って係合することが出来るように小さいツメが形成されている。ところで、門形又はM形を形成したピン部材の2本のピンは連結部材及びヨロイの止着片にロウ付けなどにて固定され、レンズに設けたレンズ穴に嵌り、レンズ裏面から嵌入した樹脂ブッシュの穴に嵌合する。ここで、門形又はM形をしたピン部材の2本のピンは止着片に対して平行に固定される場合、又は止着片に対して垂直(止着片を間に跨いで上下)に固定する場合がある。
本考案の縁なしメガネは、1本の線材を曲げ成形して門形又はM形を形成したピン部材を有している。従って、止着片には1回のロウ付け又は溶接作業で2本のピンを有すピン部材を固定することが出来、しかも一体化して曲げ成形された2本のピンは互いに平行であり、該止着片に固定されるピンの位置決め精度は高くなり、その結果、レンズとの連結に際して無理な片当り応力は発生しない。
そして、門形又はM形をした2本のピンを有すピン部材はロウ付け又は溶接に際して、止着片に対して平行に固定したり、又は垂直(止着片を間に挟んで上下)に固定することが可能である。止着片に対して垂直方向になるように固定するならば、レンズとの連結は周辺部となり、レンズの視界をより拡大することが出来る。そして、ピン部材をM形に形成するならばピンをレンズ穴に嵌めた場合に基部と成るコーナー部はレンズ表面との間に隙間が出来、レンズ穴入口角に応力集中は生じることなく安定した連結構造と成る。
図1は本考案に係る縁なしメガネを表している実施例である。同図の1はレンズ、2は連結部材、3はヨロイを示し、両レンズ1,1は連結部材2の両端に取着され、ヨロイ3,3はレンズ1,1の外側に取付けられている。そして、ヨロイ3,3には蝶番などの継手5,5を介してツル4,4が折畳み出来るように連結している。又、連結部材2の下方であって、レンズ1,1の内側には鼻当てパット6,6が取付けられている。
縁なしメガネとしての基本形態は前記図5に示している従来の縁なしメガネと共通しているが、連結部材2とレンズ1,1との連結構造、及びレンズ1とヨロイ3との連結構造が違っている。本考案では従来通り連結部材2の両側に止着片7,7を有し、ヨロイ3,3にも止着片7,7を設けており、これら各止着片7,7・・・にはそれぞれ2本のピンが起立してレンズ穴に嵌っている。
しかし、本考案の縁なしメガネの2本のピンは独立したものではなく、1本の線材を曲げ成形して基部は連続し、門形を成している。図2(a)は門形に曲げ成形した2本のピン8,8は所定の間隔をおいて互いに平行に起立し、ピン8,8の先端部にはツメ9,9・・・が周囲に形成されている。そして、両ピン8,8の基部は連結部10によって繋がっており、全体形状は門形をしている。
また、図2(b)に示す2本のピン8,8は所定の間隔をおいて互いに平行に起立し、ピン8,8の先端部にはツメ9,9・・・が周囲に形成され、そして、両ピン8,8の基部は連結部11によって繋がっている点は、上記(a)に示すピン8,8と同じである。しかし、全体形状はM形をしている。すなわち連結部11はストレートでなく、湾曲した形状と成っている。
本考案では図2(a)、(b)に示す何れの場合も対象とするが、連結部10がストレートである(a)のピン8,8は、基部12,12の曲げ成形が厳しくなり、クラックが生じる虞もある。すなわち、レンズ穴にピン8,8が嵌る際に穴入口に当らないようにコーナー13,13の曲率半径を小さくすることが必要となる。これに対して(b)のように連結部11を湾曲させることで基部12,12は比較的滑らかに(大きな曲率半径で)湾曲することが出来、その為にコーナー13,13にはクラックが生じにくい。
図3はピン部材14をヨロイ3の止着片7にロウ付けした場合を示している。(a)は止着片7に対して2本のピン8,8が平行に配置され、(b)の場合は2本のピン8,8が止着片7を間に跨いで配置されている。すなわち、ピン部材14が止着片7と平行である取付け形態と止着片7に対して垂直である取付け形態の場合を表している。
ピン部材14はM形を成して2本のピン8,8は互いに平行と成っており、両ピン8,8の間隔は一定である。このように曲げ成形されたピン部材14はその連結部11が止着片7にロウ付けされる。2本のピン8,8はピン部材14として成形されているために、止着片7に対してピン部材14を位置決めしてロウ付けするならば、各ピン8,8は所定の位置に正しく配置される。
図3(a)、(b)の何れの形態にピン部材14をロウ付けしてもよいが、(a)の場合にはメガネを掛ける場合のツル4,4の開閉に際して発生するモーメントとに対して強くなり、レンズ穴に発生する応力の集中を抑制することが出来る。これに対して(b)の場合にはツル4,4の開閉に際して発生するモーメントに対しての強度は多少劣るが、レンズの外周に2本のピン8,8が嵌ることで視界はより良好と成る。
図4はピン8,8がレンズ穴15,15に嵌った連結構造を示す実施例である。レンズ1の外周には対を成す2個のレンズ穴15,15が所定の間隔(ピン8,8と同じ距離)で貫通して設けられ、このレンズ穴15,15に両ピン8,8が嵌る。そして、レンズ1の裏面から樹脂ブッシュ16,16が嵌り、ピン8,8は樹脂ブッシュ16,16に形成したブッシュ穴に嵌合し、ピン外周に形成したツメ9,9・・・がブッシュ穴に食い込んで抜けないように固定される。
2本の樹脂ブッシュ16,16は連結部17にて繋がれ、該連結部17はレンズ裏面に当接している。すなわち、連結部17がレンズ裏面に当るまで樹脂ブッシュ16,16を差し込むことでブッシュ穴にピン8,8が嵌合し、抓め、9・・・がくい込むことが出来る。そして、レンズ表面18はピン部材18の連結部11に当接し、レンズ1はピン8,8の連結部11と樹脂ブッシュ16,16の連結部17とで挟持されている。
ところで、図4に示すように、M形をしたピン部材14を用いることで、連結部11とピン8,8のコーナーには隙間19,19が形成され、レンズ穴15,15の入口がコーナー13,13に当ることはない。従って、レンズ穴15,15の周辺に無理な応力集中はなく、レンズ割れ又はレンズ欠けを防止する効果がある。
勿論、前記図2(a)に示す門形ピン部材14を用いることもあり、この場合にはコーナー13,13にレンズ穴15,15の入口角が当らないように、入口にC面又はR面を形成する。勿論、ピン8,8と連結部10のコーナー13,13が大きくならないように小さい曲率半径で曲げ成形されている。
1 レンズ
2 連結部材
3 ヨロイ
4 ツル
5 継手
6 鼻当てパット
7 止着片
8 ピン
9 ツメ
10 連結部
11 連結部
12 基部
13 コーナー
14 ピン部材
15 レンズ穴
16 樹脂ブッシュ
17 連結部
18 レンズ表面
19 隙間
2 連結部材
3 ヨロイ
4 ツル
5 継手
6 鼻当てパット
7 止着片
8 ピン
9 ツメ
10 連結部
11 連結部
12 基部
13 コーナー
14 ピン部材
15 レンズ穴
16 樹脂ブッシュ
17 連結部
18 レンズ表面
19 隙間
Claims (3)
- 連結部材の両端にレンズを連結し、レンズ外側にはヨロイを取付け、そして該ヨロイには蝶番などの継手を介して折畳み出来るようにツルを取付けた縁なしメガネにおいて、上記連結部材の両側及びヨロイには止着片を設け、この止着片に線材を曲げ成形して外周にツメを形成した2本の平行ピンを有す門形ピン部材の連結部をロウ付け又は溶接し、そしてレンズには2個のレンズ穴を設けると共にこのレンズ穴に上記2本のピンを嵌入し、連結部から起立する2本の樹脂ブッシュをレンズ裏面からレンズ穴に嵌め、樹脂ブッシュのブッシュ穴に上記ピンを嵌合したことを特徴とする縁なしメガネ。
- 連結部材の両端にレンズを連結し、レンズ外側にはヨロイを取付け、そして該ヨロイには蝶番などの継手を介して折畳み出来るようにツルを取付けた縁なしメガネにおいて、上記連結部材の両側及びヨロイには止着片を設け、この止着片に線材を曲げ成形して外周にツメを形成した2本の平行ピンを有すM形ピン部材の連結部をロウ付け又は溶接し、そしてレンズには2個のレンズ穴を設けると共にこのレンズ穴に上記2本のピンを嵌入し、連結部から起立する2本の樹脂ブッシュをレンズ裏面からレンズ穴に嵌め、樹脂ブッシュのブッシュ穴に上記ピンを嵌合したことを特徴とする縁なしメガネ。
- 上記M形ピン部材のコーナーとレンズ表面との間に隙間を形成した請求項2記載の縁なしメガネ。
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