JP3090380B2 - 無機質セメント板の製造方法 - Google Patents

無機質セメント板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抄造で形成した基材マ
ットの上に粒状の骨材を含有せる表面成形材料を積層し
て複層で表面に凹凸のある無機質セメント板を製造する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無機質セメント板を製造
するにあたっては、抄造で形成した基材マットの上に、
水硬性セメントと骨材を主成分とせる表面成形材料を散
布し、これを加圧成形して表面に凹凸模様を形成してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の無機質セメント
板では表面に骨材により凹凸模様が形成されるが、骨材
の表面がセメントで包まれた状態になっており、骨材の
表面が直接露出せず、骨材の素材感が出ず外観上豊かさ
が乏しいものであった。本発明は上記問題点に鑑みてな
されたものであって、本発明の目的とするところは表面
に骨材の素材感を出して豊かな外観にできる無機質セメ
ント板の製造方法を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の無機質セメント板の製造方法は、水硬性セメン
トと水を主成分とするスラリーを抄造して基材マット1
を形成し、抄造直後からプレス前の工程間の比較的含水
率の高い基材マット1上に、含水率が50%を越えない
水硬性セメントと骨材2を主成分とせる表面成形材料3
を散布し、これを加圧成形して表面に凹凸模様を形成
し、次いで積載するまでの間にスプレーで水を表面に散
布して骨材2の表面に付着したセメント4を洗い流し、
しかる後養生硬化させることを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成によれば、プレス直後の軟らかい時期
に骨材3の表面に付着したセメント4を洗い流すことに
より骨材3の表面を直接露出させることができ、素材感
の豊かな外観にできる。
【0006】
【実施例】図3は製造装置の全体を示すものである。5
はマット搬送用コンベアであって、抄造法で形成された
基材マット1を連続的に搬送するようになっている。6
はバッチ式ミキサーであって、水硬性セメントと骨材2
とを混合して表面成形材料3を形成するものである。7
は表面成形材料3を供給するホッパーであり、上記バッ
チ式ミキサー6で混練した表面成形材料3が投入される
ものである。ホッパー7から供給された表面成形材料3
はベルトスケール8で計量して搬送され、これが材料搬
送コンベア9で電磁フィーダー10に搬送されるように
なっている。電磁フィーダー10では表面成形材料3が
基材マット1の上に散布されるようになっている。電磁
フィーダー10の前方でマット搬送用コンベア5の上方
にはプレス装置11が配設され、プレス装置11の前方
にはスプレー装置12が配置されている。
【0007】次に上記のように構成せる製造装置を用い
て無機質セメント板を製造する方法を説明する。水硬性
センントと水を主成分とし、必要に応じて骨材や繊維を
加えたスラリーを抄造法によって抄き上げることによ
り、基材マット1が形成され、基材マット1がマット搬
送用コンベア5にて連続的に搬送される。一方含水率が
50%を越えない水硬性セメントと砕石、珪砂等の骨材
2とがバッチ式ミキサー6で混練されて表面成形材料3
が形成され、表面成形材料3がホッパー7に供給され
る。ホッパー7から表面成形材料3はベルトスケール
8、材料搬送コンベア9を介して電磁フィーダー10に
供給され、電磁フィーダー10から表面成形材料3は基
材マット1の上に散布される。このとき表面成形材料3
は2〜4mm程度の厚さになるように散布され、プレス
装置11にて加圧成形される。プレス装置11にて加圧
成形した後、スプレー装置11から水がスプレーされて
骨材2の表面を覆っているセメント4が洗い流され、骨
材2の表面が露出される。これにより図1(a)や図2
(a)から図1(b)や図2(b)のように骨材2の表
面が露出する。
【0008】スプレー装置11からスプレーする圧力と
しては0.5〜3.0Kg/cm2程度がよい。骨材2
を多く露出させたい時はこの範囲内でできるだけ水圧を
高くする。ただ3.0Kg/cm2 以上にすると骨材2
が飛んでしまうおそれがある。また流量と圧力の関係は
表1の通りである。
【0009】
【表1】
【0010】次に本発明を具体例により述べる。 (具体例)セメントと骨材とが重量比で1:2になるよ
うに混練して表面成形材料を形成した。そして常法で抄
造した基材マットの上に上記表面成形材料をプレス後の
厚さが2mmになるように散布し、次いでプレス圧力3
0Kg/cm2 で2秒間プレスした後、85m/min
で搬送される搬送コンベア上で、水圧1kg/cm 2
流量2.5リットル/分でスプレー処理した。これによ
り骨材が露出した複層成形板が得られた。
【0011】
【発明の効果】本発明は叙述のようにプレスした後、軟
らかい状態でスプレーで水を表面に散布して骨材の表面
に付着したセメントを洗い流すので、骨材の表面が露出
し、素材感(材質感)の豊かな表現ができるものであ
り、しかも未硬化の軟らかい状態でスプレー処理を行う
ため低い水圧で処理が可能なものであり、さらに洗い流
されたセメントは骨材間の隙間に流れ込むので緻密にな
り品質が安定するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を説明する断面図であり、
(a)は骨材の表面のセメントを洗い流す前の状態で、
(b)はセメントを洗い流して骨材を露出させた状態を
示す。
【図2】(a)(b)は図1の要部を拡大せる断面図で
ある。
【図3】同上の製造設備の斜視図である。
【符号の説明】
1 基材マット 2 骨材 3 表面成形材料 4 セメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 11/00 - 11/22 B28B 1/52 B28B 3/00 - 3/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬性セメントと水を主成分とするスラ
    リーを抄造して基材マットを形成し、抄造直後からプレ
    ス前の工程間の比較的含水率の高い基材マット上に、含
    水率が50%を越えない水硬性セメントと骨材を主成分
    とせる表面成形材料を散布し、これを加圧成形して表面
    に凹凸模様を形成し、次いで積載するまでの間にスプレ
    ーで水を表面に散布して骨材の表面に付着したセメント
    を洗い流し、しかる後養生硬化させることを特徴とする
    無機質セメント板の製造方法。
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JP2006219828A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Nihon Kogyo Co Ltd 舗装材の表面処理方法及びその表面処理装置
JP6316661B2 (ja) * 2014-05-30 2018-04-25 株式会社ユニソン コンクリートブロックの製造方法及びその製造システム

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