JP6316661B2 - コンクリートブロックの製造方法及びその製造システム - Google Patents
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Description
上記課題を解決するコンクリートブロックの製造方法は、少なくとも表層がセメントに骨材を練り混ぜたコンクリート材を押し固めて成型されたブロック体であって且つ前記表層が未硬化の状態にある前記ブロック体の表面に対して、当該ブロック体の表面を上にして傾けた状態で、液体と加圧した気体の混合流体を一定の距離から上方から順次下方に水平に走査しながら噴射し、前記表層から前記骨材を埋もれさせている前記セメントを洗い流して前記骨材の一部を前記表面上に露出させることにより、前記表面を凹凸の化粧面に形成する。
さらに、当該ブロック体の表面を上にして傾けた状態で混合流体を噴射することで内部保留水の水量が多くなって流下する排水を減らすことができる。
さらに、液体と加圧した気体の混合流体を一定の距離から上方から順次下方に水平に走査しながら噴射するため、少量の混合流体で無駄なく均一にセメントを洗い流して骨材の一部を表面上に均一に露出させることができる。
この構成によれば、産業廃棄物として収集して処理する必要のある余剰の液体を可及的に少なくすることができる。
この構成によれば、例えば油性や揮発性のある液体の場合はセメントとの親和性が悪くてセメントの洗い出し性能がよくないのに対し、セメントに対する親和性を有する液体の場合は、セメントを効果的に洗い出しすることができる。
図1に示すように、本実施形態では、平面形状が四角形で所定厚さの洗い出し舗道板がコンクリートブロック11の一例として製造される。このコンクリートブロック11は、路面などに設置したときに下側の層となる基層12と、基層12の上側で表面が露出することになる表層13とを備えている。基層12は、その材料組成がセメントを主たる材料としたコンクリート材Aで構成される一方、表層13は、その材料組成がセメントに粒状の骨材14を練り混ぜたコンクリート材Bで構成されている。なお、骨材14としては、小石や砂利など粒状のものが用いられる。
図2(a)に示すように、成型装置20は、上下が開口した筒状(具体的には、コンクリートブロック11の平面形状と同じ四角形の筒状)をなす型枠21を備えている。この型枠21は、図示略の昇降装置の駆動に伴い、図2(a)(b)に示す下降位置と、図2(c)に示す上昇位置との間を上下移動可能とされ、その下降位置において下側開口が型枠21よりも大きな平面形状のプレート22で塞がれることで有底筒状となる。そして、型枠21は、そのように有底筒状となった場合に、その内部にコンクリートブロック11の成型材料(コンクリート材A,B)が投入可能となる。
図3に示すように、洗い出し装置30は、気体の一種である空気を圧縮して供給可能なコンプレッサー31と、液体の一種である水を加圧して供給可能なポンプ(図示略)付きの水タンク32と、流体を霧状にして噴射可能なノズル33とを備えている。コンプレッサー31とノズル33との間は、気体供給管34により接続される一方、水タンク32とノズル33との間は、液体供給管35により接続されている。さらに、気体供給管34の途中には圧力調整弁36と圧力計37が設けられる一方、液体供給管35の途中にも圧力調整弁38と圧力計39が設けられている。
(1)ブロック体11Aの表面に対して、加圧水だけを噴射する場合よりも、加圧水と圧縮空気との混合流体を噴射する場合の方が、圧縮空気(気体)の併用分だけセメントの洗い出しのために使用される加圧水(液体)の量を少なくできる。したがって、その洗い出しの際に使用される水(液体)のうち、ブロック体11Aの内部に吸収されて保留される水(液体)の分を除き、ブロック体11Aの表面上からセメントを含んで流れ落ちる余剰の液体(汚泥水W)の量が少量になるため、かかる余剰の液体を産業廃棄物として収集して処理する手間も低減できる。その結果、洗い出し工法によって表面に凹凸の化粧面15を有するコンクリートブロック11を製造する際の生産効率の低下を抑制することができる。
・上記実施形態では、図4に示すようにノズル33の中空部40内で圧縮空気と加圧水とを混合して混合流体を生成した上で、その混合流体をノズル33の噴射口43から外部へ噴射させたが、これを次のようにしてもよい。すなわち、図6に示すように、ノズル33の中空部40内へ圧縮空気は上記実施形態の場合と同様に流入させるものの、加圧水は液体供給管35の先端がノズル33の噴射口43から僅かに飛び出るように設け、ノズル33の噴射口43の出口付近に噴射されるようにしてもよい。このようにすれば、加圧水と圧縮空気はノズル33の外部で混合されて混合流体を生成し、そのように生成された混合流体が噴射口43からの噴射圧により勢い良くブロック体11Aの表面等に向けて噴射される。
・ノズル33は、複数のノズルが所定方向に並んで複数の噴射口43によりノズル列が形成される構成であってもよい。
・本実施形態のコンクリートブロックの製造方法(洗い出し工法)を用いて製造されるコンクリートブロック11は、洗い出し舗道板の他に壁面用洗い出しブロックなど、その表面に凹凸の化粧面を有するコンクリートブロックであれば、特に実施形態に示したものに限定されるものではない。
Claims (5)
- 少なくとも表層がセメントに骨材を練り混ぜたコンクリート材を押し固めて成型されたブロック体であって且つ前記表層が未硬化の状態にある前記ブロック体の表面に対して、当該ブロック体の表面を上にして傾けた状態で、液体と加圧した気体の混合流体を一定の距離から上方から順次下方に水平に走査しながら噴射し、前記表層から前記骨材を埋もれさせている前記セメントを洗い流して前記骨材の一部を前記表面上に露出させることにより、前記表面を凹凸の化粧面に形成することを特徴とするコンクリートブロックの製造方法。
- 前記ブロック体を成型する成型工程に続けて、前記ブロック体の表面に対して前記混合流体を噴射することにより、前記表層から前記骨材を埋もれさせている前記セメントを洗い流して前記骨材の一部を前記表面上に露出させる洗い出し工程を実施することを特徴とする請求項1に記載のコンクリートブロックの製造方法。
- 前記混合流体は、前記液体の混合比の方が前記気体の混合比よりも小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンクリートブロックの製造方法。
- 前記液体は、前記セメントに対する親和性を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のコンクリートブロックの製造方法。
- 少なくとも表層がセメントに骨材を練り混ぜたコンクリート材を押し固めて成型されるブロック体を成型可能な成型装置と、
前記成型装置で成型された前記ブロック体の表面に対して、当該ブロック体の表面を上にして傾けた状態で、液体と加圧した気体の混合流体を一定の距離から上方から順次下方に水平に走査しながら噴射することにより、前記表層から前記骨材を埋もれさせている前記セメントを洗い流して前記骨材の一部を前記表面上に露出させ得る洗い出し装置とを備えたことを特徴とするコンクリートブロックの製造システム。
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