JP3090052B2 - ノイズ吸収装置 - Google Patents

ノイズ吸収装置

Info

Publication number
JP3090052B2
JP3090052B2 JP08190631A JP19063196A JP3090052B2 JP 3090052 B2 JP3090052 B2 JP 3090052B2 JP 08190631 A JP08190631 A JP 08190631A JP 19063196 A JP19063196 A JP 19063196A JP 3090052 B2 JP3090052 B2 JP 3090052B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal line
absorbing device
pair
noise absorbing
ferrite core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08190631A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1041139A (ja
Inventor
秀幸 三原
諭 村田
幸夫 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP08190631A priority Critical patent/JP3090052B2/ja
Priority to TW086109778A priority patent/TW344831B/zh
Priority to US08/896,472 priority patent/US5977854A/en
Priority to CN97114758A priority patent/CN1082707C/zh
Publication of JPH1041139A publication Critical patent/JPH1041139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3090052B2 publication Critical patent/JP3090052B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/06Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core substantially closed in itself, e.g. toroid
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/027Casings specially adapted for combination of signal type inductors or transformers with electronic circuits, e.g. mounting on printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/06Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core substantially closed in itself, e.g. toroid
    • H01F2017/065Core mounted around conductor to absorb noise, e.g. EMI filter

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器と電子機
器との間を結ぶ、例えばコンピュータ本体と端末機器と
を結ぶ信号線から輻射する、または侵入する電磁ノイズ
を防止するために使用するノイズ吸収装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】第1従来例のノイズ吸収装置を、図8に
示して説明する。ノイズ吸収装置1は、円筒状のフェラ
イトからなり、軸心部に信号線3を挿通するための貫通
孔2が形成されている。ノイズ吸収装置1を信号線3に
装着する場合、貫通孔2に信号線3を挿通する。
【0003】第2従来例のノイズ吸収装置を、図10に
示して説明する。ノイズ吸収装置5は、一対の半円筒状
のフェライトコア6、7と、ケース8とからなる。一対
のフェライトコア6、7は、上述したノイズ吸収装置1
を貫通孔2に信号線を装着しやすいように中心軸に平行
に2分割したものである。ケース8は、絶縁体から形成
されて二つ割りになっており、フェライトコア6、7を
それぞれ収納する収納部、折り曲げ部8a、フック8b
及びフック止め8cからなる。
【0004】ノイズ吸収装置5は、ケース8の収納部に
それぞれフェライトコア6、7が収納されており、信号
線(図示せず)に装着する場合、図10のように二つに
分割された貫通孔2に信号線を配置し、折り曲げ部8a
を折り曲げ、ケース8の開口部、つまりフェライトコア
6、7が円筒状になるように対向させて、フック8bを
フック止め8cを固定することによって、信号線を貫通
孔2に挿通させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1従
来例のノイズ吸収装置1において、信号線3が長い場合
や、信号線3の端部に信号線3より大きいコネクター等
の接続具が接続されている場合、信号線3を貫通孔2に
挿通させて取り付けることが困難であった。また、信号
線を高インピーダンスにするためにはノイズ吸収装置1
を複数個用いるか、または、図9に示すように、貫通孔
2に一度挿通した信号線3をノイズ吸収装置1の外側を
経由して再び同じ方向から貫通孔2に再度挿通させる必
要があり、ノイズ吸収装置1の外側に露出した信号線3
aを機械的損傷から保護ができないという問題点があっ
た。
【0006】上述のノイズ吸収装置1の問題点の一つで
ある信号線3への装着の困難さを解決すると共に、フェ
ライトコアに保護ケースを備えた第2従来例のノイズ吸
収装置5においても、信号線3を高インピーダンスにす
ることが困難であるという第1従来例と同様の問題点を
有していた。
【0007】本発明の目的は、上述の問題点を解消すべ
くなされたもので、信号線に取り付け易く、ノイズ吸収
装置の内部に信号線を配置することができ、且つ、信号
線を所定のインピーダンスにすることができるノイズ吸
収装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるノイズ吸収装置においては、一対のフ
ェライトコアがそれぞれの開口端を互いに対向するよう
に配置されて構成されており、該フェライトコアは軸部
と外筒部と底壁部とを備え、前記軸部と外筒部との間に
略筒状の空間を前記開口端から形成するように、前記軸
部と外筒部とが前記底壁部によって連接されており、か
つ、前記底壁部および底壁部から延びて前記外筒部の開
口端まで第1の切欠きが形成され、信号線をさらに備
え、該信号線が前記第1の切欠きに挿入されるととも
に、前記信号線が前記フェライトコアの軸部に巻き付け
られている。
【0009】さらに、前記一対のフェライトコアが対向
する開口端に、一方のフェライトコアの外径が他方のフ
ェライトコアの内径に挿入できるように、互いに前記フ
ェライトコアがその中心軸方向に係合する第1の係合手
段を備えていることが好ましい。
【0010】さらに、筒部と底部とからなり、一方に開
口端を有し、前記フェライトコアを収納できるケース
を、それぞれの開口端を互いに対向するように配置して
構成される一対からなるケースをさらに備え、該一対の
ケースが対向する開口端に、互いに前記ケースが係止手
段を有して係合する第2の係合手段を備え、かつ、前記
底部および底部から延びて前記筒部の開口端まで前記信
号線が挿通できる第2の切欠きが形成されており、前記
一対のケースの筒部内に前記一対のフェライトコアが、
前記第1の切欠きと第2の切欠きとを対応させてそれぞ
れ収納されていることが好ましい。
【0011】さらにまた、前記一対のケースの少なくと
も一方にその底部内側に押圧手段を備えており、該押圧
手段が前記ケースに収納された前記フェライトコアを前
記開口端側に押圧することが好ましい。
【0012】そして、本発明による特定的なノイズ吸収
装置は、前記信号線が前記第2の切欠きを介して前記第
1の切欠きに挿入されるとともに、前記信号線が前記フ
ェライトコアの軸部に巻き付けられている。
【0013】これにより、本発明によるノイズ吸収装置
は、信号線に取り付け易く、且つ、ノイズ吸収装置の内
部に信号線を配置することができ、さらに、信号線を所
定のインピーダンスにすることができるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による第1の実施の形態に
ついて、図1〜図3にもとづいて詳細に説明する。ノイ
ズ吸収装置11は、Ni−Zn系、Ni−Cu−Zn
系、Mg−Zn系等のフェライトからなる一対のフェラ
イトコア12a、12bから構成される。
【0015】一方のフェライトコア12aは軸部14a
と外筒部15aと底壁部16aとを備え、軸部14aと
外筒部15aとの間に略筒状の空間17aを形成するよ
うに、軸部14aと外筒部15aとがそれぞれの端部で
底壁部16aによって連接されている。さらに、フェラ
イトコア12aの底壁部16aおよび底壁部16aから
延びて外筒部15aの開口端まで信号線3(図2参照)
が挿入可能なような第1の切欠き18aが形成されてい
る。他方のフェライトコア12bは一方のフェライトコ
ア12aと同様の構成であり、同等部分には同様の符号
を付し、詳細な説明を省略する。
【0016】ノイズ吸収装置11は、一対のフェライト
コア12a、12bのそれぞれの開口端が互いに対向す
るように、且つ第1の切欠き18a、18bが一体にな
るように配置されて構成される。この際、空間17a、
17bも一体状になって一つの筒状をなす。
【0017】このノイズ吸収装置11を信号線3に装着
する場合、図2に示すように、信号線3を第1の切欠き
18a、18bに挿入し、例えば、一方のフェライトコ
ア12aを固定して、他方のフェライトコア12bをX
方向に回転する。このようにして、他方のフェライトコ
ア12bを回転すると、図3のように、信号線3が空間
17a、17bに収納された状態で軸部14a、14b
に巻き付けられる。図3は信号線3を軸部14a、14
bに1回巻き付けた状態を示すものであるが、信号線3
が所定のインピーダンスになるように、信号線3を軸部
14a、14bに所定回数巻き付けられる。
【0018】本発明による第2の実施の形態について、
図4にもとづいて詳細に説明する。ノイズ吸収装置21
は一対のフェライトコア22a、22bから構成され
る。一方のフェライトコア22aは軸部24aと外筒部
25aと底壁部26aとを備え、軸部24aと外筒部2
5aとの間に略筒状の空間27aを形成するように、軸
部24aと外筒部25aとがそれぞれの端部で底壁部2
6aによって連接されている。さらに、フェライトコア
22aの底壁部26aおよび底壁部26aから延びて外
筒部25aの開口端まで信号線(図示せず)が挿入可能
なような第1の切欠き28aが形成されている。
【0019】他方のフェライトコア22bは軸部24b
と外筒部25bと底壁部26bとを備え、軸部24bと
外筒部25bとの間に略筒状の空間27bを形成するよ
うに、軸部24bと外筒部25bとがそれぞれの端部で
底壁部26bによって連接されている。外筒部25bは
軸部24bより開口端側に延設された第1の係合手段2
9を備えている。第1の係合手段29は、一方のフェラ
イトコア22aの開口端部の外径部が嵌合するように、
その内部に空間27aより大きな内径部が形成されてい
る。
【0020】ノイズ吸収装置21は、一対のフェライト
コア22a、22bのそれぞれの開口端を互いに対向す
るようにして第1の係合手段29に一方のフェライトコ
ア22aを係合させ、且つ第1の切欠き28a、28b
が一体になるように配置されて構成される。この際、空
間27a、27bも一体状になって一つの筒状をなすと
ともに、軸部24a、24bの先端部が互いに当接し
て、一体状になる。
【0021】このノイズ吸収装置21を信号線に装着す
る場合、信号線を第1の切欠き28a、28bに挿入
し、例えば、一方のフェライトコア22aを固定して、
他方のフェライトコア22bをX方向に回転する。この
ようにして信号線が所定のインピーダンスになるよう
に、信号線を軸部24a、24bに所定回数巻き付け
る。この際、第1の係合手段29によって、一方のフェ
ライトコア22aと他方のフェライトコア22bとの互
いの回転軸がずれることなく、互いのフェライトコア2
2a、22bの回転を容易にすることができる。
【0022】本発明による第3の実施の形態について、
図5、図6にもとづいて詳細に説明する。但し、前述し
た図1の一対のフェライトコア12a、12bを用いる
ため,この部分については、同一の符号を付し、詳細な
説明を省略する。
【0023】ノイズ吸収装置31は、一対のフェライト
コア12a、12bと、一対のフェライトコア12a、
12bをそれぞれ収納する絶縁体、例えば樹脂等からな
る一対のケース33a、33bとから構成される。
【0024】一方のケース33aは、一方のフェライト
コア12aを収納する収納部を形成するように筒部35
aと底部36aとから構成され、筒部35aの開口端近
傍の外側表面に開口端に平行な溝37aが形成されると
ともに、底部36aおよび底部36aから延びて筒部3
5aの開口端まで信号線(図示せず)が挿入可能な第2
の切欠き38aが形成されている。
【0025】他方のケース33bは、他方のフェライト
コア12bを収納する収納部を形成するように筒部35
bと底部36bとを備え、さらに一方のケース33aと
係合する第2の係合手段37bとを備えて構成されてい
る。また、他方のケース33bには底部36bおよび底
部36bから延びて筒部35bの開口端まで信号線が挿
入可能な第2の切欠き38bが形成されている。
【0026】第2の係合手段37bは、一方のケース3
3aの筒部35aの端部外側表面が嵌まり込む内筒部3
7c及び溝37aに嵌まり込む係合片37dを備えてい
る。そして、第2の係合手段37bは、一方のケース3
3aの外周囲の一部が露出するように第3の切欠き37
eが設けられており、第2の係合手段37bに一方のケ
ース33aを嵌め込んで装填する際に、第3の切欠き3
7eが広がるように弾性変形して後、係合片37dが溝
37aに嵌まって係合する。
【0027】ノイズ吸収装置31は、一対のフェライト
コア12a、12bが一対のケース33a、33bの収
納部に、信号線を挿入できるように第1の切欠き18
a、18bと第2の切欠き38a、38bとを整列させ
てそれぞれ収納され、一方のケース33aが他方のケー
ス33bの第2の係合手段37bに装着されたものであ
る。このノイズ吸収装置31は、溝37aおよび第2の
係合手段37bによって、中心軸に対して互いにケース
33a、33bが回転可能であるとともに、中心軸方向
においては抜け止めされる。
【0028】このノイズ吸収装置31に信号線を装着す
る場合、信号線を第2の切欠き38a、38b及び第1
の切欠き18a、18bに挿入し、例えば、一方のケー
ス33aを固定し、他方のケース33bを回転して、所
定のインピーダンスになるように、信号線を軸部14
a、14bに所定回数巻き付ける。この際、第2の係合
手段37bによって、一方のケース33aと他方のケー
ス33bとの互いの回転軸がずれることなく、且つ、互
いのケース33a、33bの回転を容易にすることがで
きるとともに、溝37aによって一対のケース33a、
33bが互いに抜けることがない。
【0029】本発明による第4の実施の形態について、
図7にもとづいて詳細に説明する。但し、図6と比較す
れば分かるように、一対のケースの底部に突起49、4
9aを有するものであり、その他の同一部分について
は、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0030】ノイズ吸収装置41は、一対のフェライト
コア12a、12bと、一対のフェライトコア12a、
12bをそれぞれ収納する絶縁体からなる一対のケース
43a、43bとから構成される。
【0031】一方のケース43aは、収納部の底つまり
底部36aの内側に弾性を有するような押圧手段である
突起49aを備えている。他方のケース43bは、一方
のケース43aと同様に底部36bの内側に弾性を有す
るような突起49bを備えている。
【0032】ノイズ吸収装置41は、一対のフェライト
コア12a、12bが一対のケース43a、43bの収
納部にそれぞれ収納され、一方のケース43aが他方の
ケース43bの第2の係合手段37bに装着されたもの
である。
【0033】このノイズ吸収装置41は、一対のケース
43a、43bの底部に設けられた突起49a、49b
がそれぞれ一対のフェライトコア12a、12bを互い
に対向する側に押圧するために、一対のフェライトコア
12a、12bの対向面に隙間が生じることがなく、信
号線にロスがない所定のインピーダンスにすることがで
きる。なお、ノイズ吸収装置41において、突起49
a、49bを一対のケース43a、43bの両方に設け
たが、突起はいずれか一方に設けるものでもよい。
【0034】
【実施例】実施例として、Ni−Zn系のフェライト材
料を用いて、図1に示した、一対のフェライトコア12
a、12bを得た。一対のフェライトコア12a、12
bのそれぞれは、透磁率が略500であり、全長が17
mm、軸部14a、14bの外径が8mm、外筒部15
a、15bの内径が14mm、外径が19mmであっ
た。この一対のフェライトコア12a、12bからなる
ノイズ吸収装置11を信号線に装着し、軸部14aおよ
び軸部14bに1回巻き付けて信号線のインピーダンス
を測定した。このインピーダンスは従来のノイズ吸収装
置を用いた場合の信号線のインピーダンスの1.6倍
(at 100MHz)であった。
【0035】ここで、比較例として用いた従来のノイズ
吸収装置は、実施例と同一のフェライト材料を用いて、
透磁率が略500、全長が20mm、貫通孔の内径が1
0mm、外径が19mmの図8に示すような円筒状のフ
ェライトであり、このノイズ吸収装置の貫通孔に信号線
を一回挿通して信号線のインピーダンスを測定した。
【0036】なお、本発明に係るノイズ吸収装置は前記
実施の形態に限定するものでなく、その要旨の範囲内で
種々に変形することができる。例えば、図1に示した一
対のフェライトコア12a、12bは軸部13a、13
b及び外筒部14a、14bをそれらの中心軸に直交す
る断面形状が円形のものを示して説明したが、これに限
定されるものでなく、多角形であってもよい。また、一
対のフェライトコア12a、12bの軸部13a、13
bの合計長さは外筒部14a、14bの合計の長さに等
しければよいものであり、軸部13a、13bの長さを
略同等に一対のフェライトコア12a、12bに設ける
必要はなく、極端には、軸部13a、13bを一対のフ
ェライトコアのいずれか一方に設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるノイズ
吸収装置では、信号線を貫通孔に通過させるものでな
く、第1の切欠きに信号線を嵌め込むものであり信号線
に容易に取り付けることがでる。
【0038】さらに、このノイズ吸収装置では、信号線
をフェライトコアの軸部に巻き付けることができるため
信号線がコイル状になる。このために、ノイズ吸収装置
が小型であってもノイズ吸収装置間に相当する信号線を
所定の高インピーダンスにすることができ、信号線から
輻射する、または信号線に侵入する電磁ノイズを減衰さ
せることができる。また、一対のフェライトコアの接触
部に第1の係合手段を設けてあるために、軸部に信号線
を巻き付けるために、フェライトコアを容易に回転する
ことができる。
【0039】さらに、一対のフェライトコアをケースに
収納しているために、衝撃等によってフェライトコアが
破損することを防止するとともに、第2の係合手段を備
えるために、一対からなるノイズ吸収装置が分離するこ
となく容易に信号線に装着することができる。
【0040】また、ケースの底に突起を備え、一方のフ
ェライトコアを他方のフェライトコア側に押圧するため
に、互いの接触面、つまり、軸部と軸部との間及び外筒
部と外筒部との間に隙間が生じることがなく、電磁ノイ
ズを確実に吸収する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のノイズ吸収装
置11の分解斜視図である。
【図2】図1のノイズ吸収装置11を信号線3に装着
し、軸部14a、14bに巻き付ける前の斜視図であ
る。
【図3】図1のノイズ吸収装置11を信号線3に装着
し、軸部14a、14bに1回巻き付けた状態を示す斜
視図である。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態のノイズ吸収装
置21の分解斜視図である。
【図5】本発明に係る第3の実施の形態のノイズ吸収装
置31の斜視図である。
【図6】図5に示したノイズ吸収装置31の縦断面図で
ある。
【図7】本発明に係る第4の実施の形態のノイズ吸収装
置41の断面図であり、図5に相当する。
【図8】第1従来例のノイズ吸収装置1に信号線3を一
回挿通した状態を示す斜視図である。
【図9】図8のノイズ吸収装置1に信号線3を2回挿通
した状態を示す斜視図である。
【図10】第2従来例のノイズ吸収装置5を示す斜視図
である。
【符号の説明】
3 信号線 11、21、31、41 ノイズ吸収装置 12a、12b 一対のフェライトコア 14a、14b 軸部 15a、15b 外筒部 16a、16b 底壁部 17a、17b 空間 18a、18b 第1の切欠き 29 第1の係合手段 33a、33b 一対のケース 37b 第2の係合手段 38a、38b 第2の切欠き 49a、49b 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−188918(JP,U) 実開 昭63−188919(JP,U) 実開 昭63−6712(JP,U) 実開 昭61−136622(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/06 H05K 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のフェライトコアがそれぞれの開口
    端を互いに対向するように配置して構成されており、 該フェライトコアは軸部と外筒部と底壁部とを備え、前
    記軸部と外筒部との間に略筒状の空間を前記開口端から
    形成するように、前記軸部と外筒部とが前記底壁部によ
    って連接されており、かつ、前記底壁部および底壁部か
    ら延びて前記外筒部の開口端まで信号線が挿通できる第
    1の切欠きが形成され 信号線をさらに備え、該信号線が前記第1の切欠きに挿
    入されるとともに、前記信号線が前記フェライトコアの
    軸部に巻き付けられ ていることを特徴とするノイズ吸収
    装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のフェライトコアが対向する開
    口端に、一方のフェライトコアの外径が他方のフェライ
    トコアの内径に挿入できるように、互いに前記フェライ
    トコアがその中心軸方向に係合する第1の係合手段を備
    えていることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収
    装置。
  3. 【請求項3】 筒部と底部とからなり、一方に開口端を
    有し、前記フェライトコアを収納できるケースを、それ
    ぞれ開口端を互いに対向するように配置して構成される
    一対からなるケースをさらに備え、 該一対のケースが対向する開口端に、互いに前記ケース
    が係合する第2の係合手段を備え、かつ、前記底部およ
    び底部から延びて前記筒部の開口端まで前記信号線が挿
    通できる第2の切欠きが形成されており、 前記一対のケースの筒部内に前記一対のフェライトコア
    が、前記第1の切欠きと第2の切欠きとを対応させてそ
    れぞれ収納されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載のノイズ吸収装置。
  4. 【請求項4】 前記一対のケースの少なくとも一方にそ
    の底部内側に押圧手段を備えており、該押圧手段が前記
    ケースに収納された前記フェライトコアを前記開口端側
    に押圧することを特徴とする請求項3に記載のノイズ吸
    収装置。
  5. 【請求項5】 信号線をさらに備え、該信号線が前記第
    2の切欠きを介して前記第1の切欠きに挿入されるとと
    もに、前記信号線が前記フェライトコアの軸部に巻き付
    けられていることを特徴とする請求項3または4に記載
    のノイズ吸収装置。
JP08190631A 1996-07-19 1996-07-19 ノイズ吸収装置 Expired - Fee Related JP3090052B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08190631A JP3090052B2 (ja) 1996-07-19 1996-07-19 ノイズ吸収装置
TW086109778A TW344831B (en) 1996-07-19 1997-07-10 Electromagnetic noise absorber
US08/896,472 US5977854A (en) 1996-07-19 1997-07-18 Electromagnetic noise absorber
CN97114758A CN1082707C (zh) 1996-07-19 1997-07-18 电磁噪声吸收器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08190631A JP3090052B2 (ja) 1996-07-19 1996-07-19 ノイズ吸収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1041139A JPH1041139A (ja) 1998-02-13
JP3090052B2 true JP3090052B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=16261287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08190631A Expired - Fee Related JP3090052B2 (ja) 1996-07-19 1996-07-19 ノイズ吸収装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5977854A (ja)
JP (1) JP3090052B2 (ja)
CN (1) CN1082707C (ja)
TW (1) TW344831B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3344346B2 (ja) * 1999-01-06 2002-11-11 株式会社村田製作所 磁性体コアの焼成方法
TW511105B (en) * 1999-03-11 2002-11-21 Murata Manufacturing Co Method of firing magnetic core
EP1303054A1 (en) * 2001-10-12 2003-04-16 NTEX Associates Device for reducing radiation of a hands-free kit of a mobile phone
US20050239551A1 (en) * 2004-04-26 2005-10-27 Scott Griswold System and method for providing interactive games
US7221235B2 (en) * 2005-04-14 2007-05-22 International Business Machines Corporation Variable reluctance ferrite core
EP1722243A1 (en) * 2005-05-10 2006-11-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Radio wave absorber for a probe
JP4862726B2 (ja) * 2007-03-29 2012-01-25 Tdk株式会社 ノイズ吸収装置
JP6608762B2 (ja) * 2015-09-17 2019-11-20 Ntn株式会社 磁性素子
JP2019186453A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 ノイズ吸収装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB966937A (en) * 1963-07-05 1964-08-19 Standard Telephones Cables Ltd Adjustable inductor
GB1101378A (en) * 1966-04-22 1968-01-31 Standard Telephones Cables Ltd An electrical winding
US3423709A (en) * 1966-06-27 1969-01-21 Electronic Communications Electrical transformer construction incorporating impedance and frequency-response compensation
US3609615A (en) * 1970-05-21 1971-09-28 Fair Rite Products Adjustable ferrite cores
US4167719A (en) * 1978-09-18 1979-09-11 Boschert Associates Variable ratio transformer
JPH0234875Y2 (ja) * 1986-08-29 1990-09-19
JPH0621212Y2 (ja) * 1988-09-24 1994-06-01 北川工業株式会社 雑音電流吸収具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1041139A (ja) 1998-02-13
CN1082707C (zh) 2002-04-10
US5977854A (en) 1999-11-02
CN1171608A (zh) 1998-01-28
TW344831B (en) 1998-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3200443B2 (ja) 保持爪片を有するフェライトノイズ防止材収納ケース
JP3090052B2 (ja) ノイズ吸収装置
JP3246599B2 (ja) ノイズ吸収装置
JP3204243B2 (ja) 表面実装型コイル部品
US6515230B1 (en) Noise absorber and case for noise absorber
JP3302620B2 (ja) ノイズ吸収装置
US5227745A (en) Line filter assembly
US5155457A (en) Line filter assembly
JP2010016549A (ja) アンテナ装置
JP4877987B2 (ja) 電子部品収納ケース
US4565988A (en) Electric coil with secured cores
JP3414980B2 (ja) ノイズ吸収具
JP5549725B2 (ja) アンテナ装置
JPH11162701A (ja) 固定抵抗器
JP3239825B2 (ja) 高周波ノイズ抑制部品
KR950001639Y1 (ko) 전자파 장애 방지 필터의 코아 수납 장치
JPH0447923Y2 (ja)
JP3190015B2 (ja) トランスのコア取付板
JP2002367725A (ja) コネクタのロック装置
JP2607610Y2 (ja) トランス
JP2832135B2 (ja) プロテクタ
JPH0319135Y2 (ja)
JP2002151333A (ja) ノイズ吸収装置
JP2008153300A (ja) 電子部品収納ケース
JP2599805Y2 (ja) ノイズ吸収部材

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080721

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees