JP3089214B2 - 伝票等のホルダー - Google Patents

伝票等のホルダー

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JP3089214B2
JP3089214B2 JP08211873A JP21187396A JP3089214B2 JP 3089214 B2 JP3089214 B2 JP 3089214B2 JP 08211873 A JP08211873 A JP 08211873A JP 21187396 A JP21187396 A JP 21187396A JP 3089214 B2 JP3089214 B2 JP 3089214B2
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JP
Japan
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holder
sheet
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slip
holder body
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敦 佐藤
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株式会社ジムデン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝票等のホルダー
に関する。
【0002】
【従来の技術】正副控などの数種類が連綴され組となっ
ている伝票等を重層して用意する伝票等のホルダーとし
て、例えば実開昭59−48883号公報に示されてい
るように、裏表紙と下敷きとが一体に形成されている合
成樹脂シートで形成されており、この裏表紙の基部と重
層されている伝票等の一端部とを同時に束ねるU字形の
ホルダー本体から成るものがある。上記公報に示されて
いる伝票等のホルダーでは、裏表紙と下敷きを形成する
合成樹脂シートとホルダー本体とを連結するには、ホル
ダー本体の弾発力を利用するほか、ホルダー本体の内側
に突起を形成すると共に、合成樹脂シートの端部に開口
を用意する構成が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報に示され
ている構成によると、重層されている伝票等が正規の枚
数分だけ連綴されている状態ではホルダー本体の弾発力
が働いて合成樹脂シートの基部がホルダー本体から外れ
ることはないが、書き損じなどで無理に何組かの伝票等
を取り外してしまうとホルダー本体が外れてしまう不都
合が生じる。
【0004】また、上記した事態の発生を避けるため
に、ホルダー本体の一端側と合成樹脂シートの基部とを
鳩目などで結合することも行われているが、鳩目という
構成要素が増えるだけでなく組立工程も必要であり、コ
スト高となる難点があった。
【0005】本発明は、上記に鑑み、合成樹脂シートが
ホルダー本体から脱落することがない構成、しかも、低
コストで実施することができる構成を明らかにすること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る伝票等のホ
ルダーは、弾性を有するU字形のホルダー本体と、この
ホルダー本体に取り付けられ裏表紙及び下敷きを形成す
るシートから成る伝票等のホルダーにおいて、ホルダー
本体には、段部が形成されている底板と、該底板に沿っ
て該段部の近傍まで伸長する押え片とで構成されるシー
ト係合部が用意されており、他方、シートの端部には折
曲部が設けられ、この折曲部の端部が前記段部に当接す
る状態に該折曲部が前記係合部に収納されて、ホルダー
本体とシートとが接合されていること、を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下は、ホルダー本体とシートの
両者が合成樹脂によって成形される態様について説明す
る。
【0008】図において、ホルダー本体10には、伝票
等20を係合する伝票係合部11と共に合成樹脂シート
30の端部を係合するシート係合部12が形成されてい
る。シート係合部12は、段部13が形成されている底
板14と、この底板14に沿って段部13の近傍まで伸
長する押え片15とから成り、合成樹脂シート30の端
部に形成される折曲部31が収納される構成となってい
る。一部拡大断面図に示すように、シート係合部12に
収納される合成樹脂シート30の端部に形成される折曲
部31の先端32が段部13に当接される結果、合成樹
脂シート30が矢符A方向に引き出されるのが阻止され
る。
【0009】合成樹脂シート20の端部に形成される折
曲部31は、プレス機などにより形成される折れ目、或
いは凹状の刻印、切れ目などに従って端部を折り曲げる
ことで容易に形成することができる。
【0010】尚、底板14と、これに略平行な押え片1
5とで形成されるシート係合部12の間隙は、合成樹脂
シート30の厚みの約2倍に構成されている。
【0011】ホルダー本体10のシート係合部12に合
成樹脂シート30の折曲部31を取り付けは、矢符B方
向又はC方向より挿入することもできるが、D方向から
の挿入がより容易である。
【0012】合成樹脂シート30は、裏表紙33と下敷
き34を有するが、下敷き34が表表紙を兼用する構
成、裏表紙33だけから成る構成も本発明に包含され
る。
【0013】また、伝票等係合部11の構成において、
底板14と押え片15との間に働く弾性も合成樹脂シー
ト30の端部の折曲部31を押えるのに機能するが、底
板14の上面及び押え片15の下面に凹凸などを設けて
摩擦力を増大させる構成、更には、合成樹脂シート30
の端部の折曲部31の表面及び裏面を粗面に形成する構
成も本発明に包含される。これらの構成は、合成樹脂シ
ート30がホルダー本体10から矢符A方向に外れるの
を防ぐだけでなく、合成樹脂シート30がホルダー本体
10に対して矢符B方向或いはC方向にずれるのを防止
するのにも有効である。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る伝票等のホルダーによれ
ば、ホルダー本体にシート係合部を設けると共に、裏表
紙及び下敷きを形成する合成樹脂シートの端部に形成し
た屈曲部をシート係合部に係合するだけで、合成樹脂シ
ートをホルダー本体に強固に連結することができ、ホル
ダー本体にシート係合部を設けることは、押出し成形の
手法によればコストの上昇は極めて僅かに過ぎず、ま
た、合成樹脂シートに折曲部を設けることも格別のコス
トの上昇を伴わないものであり、更に、合成樹脂シート
の端部の折曲部をホルダー本体に取り付ける作業も従来
品に比較して格別のコストの上昇をも招かないので、頭
記した課題が解決される。
【0015】また、前記した公報に示した伝票等のホル
ダーが連綴する伝票と共にでなければホルダー本体と合
成樹脂シートとを連結できない構成であったのに対し、
本発明に係る伝票等のホルダーでは、伝票等が不存在の
状態で、或いは先に伝票等を取り付けた状態で、ホルダ
ー本体と合成樹脂シートとを一体化することができるの
で、組立工程の流れを自由に設定可能となる利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す一部拡大斜視図
【符号の説明】
10−ホルダー本体 11−伝票等係合部 12−シート係合部 13−段部 14−底板 15−押え片 20−伝票等 30−合成樹脂シート 31−折曲部 32−折曲部の先端 33−裏表紙 34−下敷き(表表紙)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有するU字形のホルダー本体と、こ
    のホルダー本体に取り付けられ裏表紙及び下敷きを形成
    するシートから成る伝票等のホルダーにおいて、ホルダ
    ー本体には、段部が形成されている底板と、該底板に沿
    って該段部の近傍まで伸長する押え片とで構成されるシ
    ート係合部が用意されており、他方、シートの端部には
    折曲部が設けられ、この折曲部の端部が前記段部に当接
    する状態に該折曲部が前記係合部に収納されて、ホルダ
    ー本体とシートとが接合されていることを特徴とする伝
    票等のホルダー。
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