JP3087212U - 留めバネ、留め構造及びその留め構造を備えた装身具 - Google Patents

留めバネ、留め構造及びその留め構造を備えた装身具

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JP3087212U JP2002000080U JP2002000080U JP3087212U JP 3087212 U JP3087212 U JP 3087212U JP 2002000080 U JP2002000080 U JP 2002000080U JP 2002000080 U JP2002000080 U JP 2002000080U JP 3087212 U JP3087212 U JP 3087212U
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庄介 大川
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株式会社バンビ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 確実に留められる一方で、着脱が容易で、小
型化が可能で、着脱の際に、クリック感のある留具を提
供することにある。 【解決手段】 先端部の径を拡大させた突起体を着脱自
在に留める留めバネ10であって、その突起体を長手方
向先端部より挿入して通す挿通穴11と、その挿通穴1
1に突起体の先端部の径よりも小さな穴の径を形成する
狭小部12と、突起体の着脱時に突起体の先端部から狭
小部12にかかる圧力に対して、その狭小部12を拡げ
ることを可能とする拡張機能部とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、装身具などに用いられる留具を構成する留めバネと、それを用いた 留め構造及びその留め構造を備えた装身具に関する。
【0002】
【従来の技術】
装身具など日常生活の至るところで留具が使用され、種々の留具に関する発明 ・考案がなされている。その中で、装身具に使用される留具には、装身具が身に 付ける物であるという性質上、次のような機能や特徴が求められることがある。 確実に留められる一方で、着脱が容易であること。 小型化が可能なものであること。 着脱の際に、クリック感があること。
【0003】 については、装身具はしっかりと留められる(固定される)必要がある上に 、取り付けたり、取り外したりすることも多い。その時に、留具の着脱が困難で あると不便なので、着脱が容易であることが求められる。 については、装身具の中には小さいものもあるので、そのような小さい装身 具にも使用できる小型の留具も求められる。 については、留具の着脱の際にクリック感があると、装身具の取り付け取り 外し作業を心地よく行える。このため、クリック感が求められる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような〜を全て兼ね備えた留具はあまり存在していな かった。そこで、本考案は、簡単な構成でこれら〜を全て兼ね備えた留具に 関する技術を提供することを目的とする。なお、本考案は、装身具に使用される 留めバネ、留め構造に限らず、留具が用いられる分野全てに使用可能なものであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、先端部の径を拡大させた 突起体を着脱自在に留める留めバネであって、 その突起体を長手方向先端部より挿入して通す挿通穴と、 その挿通穴に突起体の先端部の径よりも小さな穴の径を形成する狭小部と、 突起体の着脱時に突起体の先端部から狭小部にかかる圧力に対して、その狭小 部を拡げることを可能とする拡張機能部とを備えた留めバネである。
【0006】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の留めバネにあって、 挿通穴が、略C字形をしており、 狭小部は、相対する平行な直線部分で形成され、 拡張機能部は、略C字形の挿通穴の欠円部分であることを特徴とする。
【0007】 請求項3記載の考案は、先端部の径を拡大させた突起体と、 その突起体を着脱自在に留める留めバネとを備え、 その留めバネは、突起体を長手方向先端部より挿入して通す挿通穴と、 その挿通穴に突起体の先端部の径よりも小さな穴の径を形成する狭小部と、 その狭小部を拡げることを可能とする拡張機能部とを備え、 留めバネに挿通された突起体を狭小部によって留めつつ、その狭小部が突起体 の着脱時に突起体の先端部からかかる圧力によって拡がることで、突起体の着脱 を自在とする留め構造である。
【0008】 請求項4記載の考案は、略U字形状をして、その両端部が内側に湾曲している 留めバネである。
【0009】 請求項5記載の考案は、拡大された略球状の先端部を有する突起体と、 略U字形状をして、その両端部が内側に湾曲している留めバネとを備え、 その留めバネに形成される挿通穴に突起体を挿通し、挿通穴の穴の径の伸縮に よって、突起体を着脱自在に留める留め構造である。
【0010】 請求項6記載の考案は、請求項3又は5記載の留め構造を備えた装身具である 。ここで「装身具」としては、例えば、ネックレス、ブレスレット、指輪、腕時 計などが挙げられる。
【0011】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、突起体を着脱自在に留める留めバネとして、そ の突起体を挿入して通す挿通穴を備え、その挿通穴に突起体の先端部の径よりも 小さな穴の径の狭小部が形成される。そして、この狭小部は、拡張機能部によっ て、突起体の着脱時に突起体の先端部から狭小部にかかる圧力に対して、拡がる ことが可能となる。
【0012】 請求項2記載の考案によれば、略C字形に形成された挿通穴へ突起体が挿入し て通される。その略C字形の挿通穴に相対する平行な直線部分で狭小部が形成さ れる。そして、略C字形の挿通穴の欠円部分が、狭小部の拡がることを可能とす る拡張機能部となる。
【0013】 請求項3記載の考案によれば、突起体の着脱を自在とする留め構造として、先 端部の径を拡大させた突起体と、その突起体を着脱自在に留める留めバネとを備 える。その留めバネの挿通穴に、突起体が長手方向先端部より挿入して通される 。その挿通穴に突起体の先端部の径よりも小さな穴の径の狭小部が形成され、挿 入穴に挿通された突起体を留める。また、この狭小部は、拡張機能部によって突 起体の着脱時に突起体の先端部からかかる圧力によって拡がることが可能となり 、突起体を着脱自在とする。
【0014】 請求項4記載の考案によれば、略U字形状をして、その両端部が内側に湾曲し ている留めバネに、突起体が着脱自在に留められる。
【0015】 請求項5記載の考案によれば、突起体を着脱自在に留める留め構造として、拡 大された略球状の先端部を有する突起体と、略U字形状をして、その両端部が内 側に湾曲している留めバネとを備える。そして、その留めバネに形成される挿通 穴に突起体が挿通され、挿通穴の穴の径の伸縮によって着脱自在に留められる。
【0016】
【考案の実施の形態】
本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の留めバネ10を示す斜視図及び平面図である。留めバネ10 は、略C字形をした挿通穴11と、相対する平行な直線部分13,13で形成さ れる狭小部12と、略C字形の挿通穴の欠円部分である拡張機能部14とを備え る。これを形状に基づいて説明すると、留めバネ10は、略U字形状をして、そ の両端部16,16が内側に湾曲している。このように、留めバネ10は非常に 簡素化されたものであるので、その小型化も可能となる。
【0017】 図2及び図3は、その留めバネ10を使用して、突起体20を着脱自在に留め る構造を示した説明図である。図2は正面から見た説明図、図3は平面から見た 説明図である。ここで、突起体20は、その先端部26がその径を拡大させた略 球状となっている。
【0018】 突起体20は、長手方向先端部26より挿通穴11へ挿入する(I)。すると、 挿通穴11の狭小部12は先端部26の径よりも小さいので、その狭小部12を 形成する直線部分13,13と先端部26とは当接する。そして、挿入する突起 体20によって、直線部分13,13に先端部26からの圧力がかかる。この圧 力に対して、挿通穴11の欠円部分14があることで直線部分13,13が外側 に移動し、狭小部12が拡がることが可能となる(II)。
【0019】 そして、先端部26が拡がった狭小部12を挿通した後に、直線部分13,1 3はその弾性によってもとの位置に戻る(III)。このときに、直線部分13,1 3が戻る反動で、留めバネ10が突起体20を留めるときのクリック感がでる。 直線部分13,13が戻った後は、もとの通り狭小部12は突起体20の先端部 26より径が小さいので、突起体20は挿通穴11から外れなくなり、留めバネ 10は突起体20を留めることになる。
【0020】 また、留めバネ10から突起体20を外す場合も上記と同じである。すなわち 、突起体20を留めバネ10から抜き出す(III)。すると、挿通穴11の狭小部 12は突起部20の先端部26の径よりも小さいので、その狭小部12を形成す る直線部分13,13と先端部26とは当接する。そして、抜き出す突起体20 によって、直線部分13,13に先端部26からの圧力がかかる。この圧力に対 して、挿通穴11の欠円部分14があることで直線部分13,13が外側に移動 し、狭小部12が拡がることが可能となる(II)。
【0021】 そして、先端部26が拡がった狭小部12を挿通した後に、直線部分13,1 3はその弾性によってもとの位置に戻る(I)。このときに、直線部分13,13 が戻る反動で、留めバネ10が突起体20を外すときのクリック感がでる。なお 、突起体20の先端部26の形状を略球状としていることで、先端部26からの 圧力に対して、直線部分13,13がスムーズに外側に移動するようになる。
【0022】 このように、突起体20を留めるときは、突起体20を押圧するだけでよく、 突起体20を外すときは、突起体20を引くだけでよい。また、一度突起体20 を留めバネ10に留めたら、狭小部12が確実に先端部26を絞めるので外れる ことがなくなる。つまり、留めバネ10は突起体20を確実に留める一方で、留 めバネ10は突起体20の着脱を容易にする。
【0023】 また、留めバネ10も突起体20も簡単な構成であるため、小型化が可能とな る。
【0024】 さらに、突起体20を着脱するときに、狭小部12を形成する直線部分13, 13の弾性作用による反動がクリック感となって、作業者の手に伝わり、心地よ さを与える。
【0025】 図4は、留めバネ10及び突起体20を装身具の留め部30に使用した状態を 示す説明図である。凹嵌合体31には留めバネ10が設けられ、凸嵌合体36に は突起体20が設けられる。
【0026】 凸嵌合体36と凹嵌合体31とを嵌合させるため、凸嵌合体36に設けられた 突起体20は、長手方向先端部26より凹嵌合体31の凹部32へ挿入される(I )。すると、凹部32に設けられた留めバネ10の挿通穴11の狭小部12は先 端部26の径よりも小さいので、その狭小部12を形成する直線部分13,13 と先端部26とは当接する。そして、挿入する突起体20によって、直線部分1 3,13に先端部26からの圧力がかかる。この圧力に対して、挿通穴11の欠 円部分14があることで直線部分13,13が外側に移動し、狭小部12が拡が ることが可能となる(II)。
【0027】 そして、先端部26が拡がった狭小部12を挿通した後に、直線部分13,1 3はその弾性によってもとの位置に戻る(III)。このときに、直線部分13,1 3が戻る反動で、凸嵌合体36と凹嵌合体31とを留めるときのクリック感がで る。直線部分13,13が戻った後は、もとの通り狭小部12は突起体20の先 端部26より径が小さいので、突起体20は凹部32から外れなくなり、凸嵌合 体36と凹嵌合体31とは嵌合状態を維持する。
【0028】 また、凸嵌合体36を凹嵌合体31から外す場合も上記と同じである。すなわ ち、突起体20を凹嵌合体31の凹部32から抜き出す(III)。すると、挿通穴 11の狭小部12は突起部20の先端部26の径よりも小さいので、その狭小部 12を形成する直線部分13,13と先端部26とは当接する。そして、抜き出 す突起体20によって、直線部分13,13に先端部26からの圧力がかかる。 この圧力に対して、挿通穴11の欠円部分14があることで直線部分13,13 が外側に移動し、狭小部12が拡がることが可能となる(II)。
【0029】 そして、先端部26が拡がった狭小部12を挿通した後に、直線部分13,1 3はその弾性によってもとの位置に戻る(I)。このときに、直線部分13,13 が戻る反動で、凸嵌合体36を凹嵌合体31から外すときのクリック感がでる。
【0030】
【考案の効果】
本考案は、留めバネの挿通穴へ、先端部の径を拡大させた突起体を長手方向先 端部より挿入して通した場合、その挿通穴に突起体の先端部の径よりも小さな穴 の径を形成する狭小部があることで、突起体を留めバネに留めることができる。
【0031】 また、留めバネに備えられた拡張機能部によって、突起体の先端部から狭小部 にかかる圧力に対して、その狭小部が拡げられる。このため、突起体を着脱させ るために、突起体長手方向へ力を加えれば、突起体の先端部から狭小部に圧力が かかり、その狭小部が拡げられる。すると、先端部の径を拡大させた突起体を簡 単に着脱することができる
【0032】 以上のような結果、本考案によれば、簡単な構成で次の〜を全て兼ね備え た留具に関する技術を提供することができた。 確実に留められる一方で、着脱が容易であること。 小型化が可能なものであること。 着脱の際に、クリック感があること。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の留めバネを示す斜視図及び平面図。
【図2】 留めバネの使用状態を正面から示した説明
図。
【図3】 留めバネの使用状態を平面から示した説明
図。
【図4】 留めバネの使用例を示した説明図。
【符号の説明】
10 留めバネ 11 挿通穴 12 狭小部 13 直線部分 14 拡張機能部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部の径を拡大させた突起体を着脱自
    在に留める留めバネであって、 その突起体を長手方向先端部より挿入して通す挿通穴
    と、 その挿通穴に突起体の先端部の径よりも小さな穴の径を
    形成する狭小部と、 突起体の着脱時に突起体の先端部から狭小部にかかる圧
    力に対して、その狭小部を拡げることを可能とする拡張
    機能部とを備えた留めバネ。
  2. 【請求項2】 挿通穴が、略C字形をしており、 狭小部は、相対する平行な直線部分で形成され、 拡張機能部は、略C字形の挿通穴の欠円部分であること
    を特徴とする請求項1記載の留めバネ。
  3. 【請求項3】 先端部の径を拡大させた突起体と、 その突起体を着脱自在に留める留めバネとを備え、 その留めバネは、突起体を長手方向先端部より挿入して
    通す挿通穴と、 その挿通穴に突起体の先端部の径よりも小さな穴の径を
    形成する狭小部と、 その狭小部を拡げることを可能とする拡張機能部とを備
    え、 留めバネに挿通された突起体を狭小部によって留めつ
    つ、その狭小部が突起体の着脱時に突起体の先端部から
    かかる圧力によって拡がることで、突起体の着脱を自在
    とする留め構造。
  4. 【請求項4】 略U字形状をして、その両端部が内側に
    湾曲している留めバネ。
  5. 【請求項5】 拡大された略球状の先端部を有する突起
    体と、 略U字形状をして、その両端部が内側に湾曲している留
    めバネとを備え、 その留めバネに形成される挿通穴に突起体を挿通し、挿
    通穴の穴の径の伸縮によって、突起体を着脱自在に留め
    る留め構造。
  6. 【請求項6】 請求項3又は5記載の留め構造を備えた
    装身具。
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