JP3084125B2 - 紙用填料及びそれを用いた紙 - Google Patents
紙用填料及びそれを用いた紙Info
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- JP3084125B2 JP3084125B2 JP04109636A JP10963692A JP3084125B2 JP 3084125 B2 JP3084125 B2 JP 3084125B2 JP 04109636 A JP04109636 A JP 04109636A JP 10963692 A JP10963692 A JP 10963692A JP 3084125 B2 JP3084125 B2 JP 3084125B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクの吸収性および
裏抜け防止効果の良好な紙用填料に関する。
裏抜け防止効果の良好な紙用填料に関する。
【0002】
【従来の技術】紙用填料としては、含水ケイ酸、尿素ホ
ルムアルデヒドポリマー及びケイ酸アルミニウム等が知
られている。これらの紙用填料は、紙の白色度、白紙不
透明度の向上及びインクの裏抜け防止のために紙に含有
させる方法で良く使用されている。しかし、これら填料
は、紙の軽量化のために紙への混合量を減少させ、例え
ば、坪量を40g/m2 以下とすると裏抜け防止効果が
悪くなるという問題があった。
ルムアルデヒドポリマー及びケイ酸アルミニウム等が知
られている。これらの紙用填料は、紙の白色度、白紙不
透明度の向上及びインクの裏抜け防止のために紙に含有
させる方法で良く使用されている。しかし、これら填料
は、紙の軽量化のために紙への混合量を減少させ、例え
ば、坪量を40g/m2 以下とすると裏抜け防止効果が
悪くなるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紙中の填料
の含有量を少なくしても、インクの吸収性及び裏抜け防
止効果の優れた紙用填料を提供するものである。
の含有量を少なくしても、インクの吸収性及び裏抜け防
止効果の優れた紙用填料を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
インクの吸収性及び裏抜け防止効果の高い紙用填料を開
発することを目的とし、填料の物性とインクの吸収性及
び裏抜け防止効果の関係について鋭意研究を重ねた。そ
の結果、従来、インクの裏抜け防止効果は填料の吸油量
の大小に依存すると考えられていたが、本発明者らの研
究の結果、填料の細孔径分布とその細孔容積が重要であ
ることがわかった。即ち、インクは顔料とビヒクルによ
って構成されているが、顔料とビヒクルの吸収及び吸着
される填料の細孔半径がそれぞれ異なることがわかっ
た。顔料は、細孔半径が3000〜4×104オングス
トロームの範囲である細孔に吸収及び吸着され、ビヒク
ルは、細孔半径が100〜1000オングストロームの
範囲である細孔に吸収されることが、本発明者らの実験
により明らかになった。
インクの吸収性及び裏抜け防止効果の高い紙用填料を開
発することを目的とし、填料の物性とインクの吸収性及
び裏抜け防止効果の関係について鋭意研究を重ねた。そ
の結果、従来、インクの裏抜け防止効果は填料の吸油量
の大小に依存すると考えられていたが、本発明者らの研
究の結果、填料の細孔径分布とその細孔容積が重要であ
ることがわかった。即ち、インクは顔料とビヒクルによ
って構成されているが、顔料とビヒクルの吸収及び吸着
される填料の細孔半径がそれぞれ異なることがわかっ
た。顔料は、細孔半径が3000〜4×104オングス
トロームの範囲である細孔に吸収及び吸着され、ビヒク
ルは、細孔半径が100〜1000オングストロームの
範囲である細孔に吸収されることが、本発明者らの実験
により明らかになった。
【0005】本発明者らは、インクを吸収するに十分な
細孔分布を有する含水ケイ酸又はケイ酸塩が本発明の目
的を達成する紙用填料となり得ることを見い出し、本発
明を提案するに到った。
細孔分布を有する含水ケイ酸又はケイ酸塩が本発明の目
的を達成する紙用填料となり得ることを見い出し、本発
明を提案するに到った。
【0006】即ち、本発明は、含水ケイ酸またはケイ酸
塩よりなり、細孔半径が5×104オングストローム以
下である細孔の積算容積が1.9〜4.0cc/gであ
り、3000〜4×104オングストロームの範囲であ
る細孔の積算容積が0.5cc/g以上であり、かつ、
細孔半径が100〜1000オングストロームの範囲で
ある細孔の積算容積が0.6cc/g以上であることを
特徴とする紙用填料である。
塩よりなり、細孔半径が5×104オングストローム以
下である細孔の積算容積が1.9〜4.0cc/gであ
り、3000〜4×104オングストロームの範囲であ
る細孔の積算容積が0.5cc/g以上であり、かつ、
細孔半径が100〜1000オングストロームの範囲で
ある細孔の積算容積が0.6cc/g以上であることを
特徴とする紙用填料である。
【0007】本発明の紙用填料は、含水ケイ酸またはケ
イ酸塩からなる。含水ケイ酸は、一般式SiO2・nH2
O(nは正の数である。)で示される化合物であり、少
量の、例えば、2重量%未満の不純物が含まれていても
よい。ケイ酸塩は、ケイ素以外の金属を酸化物換算で2
〜30重量%含む化合物が好適である。具体的には、ケ
イ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニ
ウム、ケイ酸チタニウム、ケイ酸アルミニウムチタニウ
ム等の化合物を挙げることができる。
イ酸塩からなる。含水ケイ酸は、一般式SiO2・nH2
O(nは正の数である。)で示される化合物であり、少
量の、例えば、2重量%未満の不純物が含まれていても
よい。ケイ酸塩は、ケイ素以外の金属を酸化物換算で2
〜30重量%含む化合物が好適である。具体的には、ケ
イ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニ
ウム、ケイ酸チタニウム、ケイ酸アルミニウムチタニウ
ム等の化合物を挙げることができる。
【0008】本発明の紙用填料は、特定の細孔分布を有
する。まず、細孔半径が5×104オングストローム以
下である細孔の積算容積が1.9〜4.0cc/gであ
る。上記の細孔容積が1.9cc/gより小さいとき
は、吸油量が小さくなり、そのような化合物を紙の填料
として使用してもインクの吸収性、着肉性に乏しいため
にインクの裏抜防止効果に欠ける。一方、細孔半径が5
×104オングストローム以下である細孔の積算容積が
4.0cc/gよりも大きいものは製造が困難である。
上記の細孔半径が5×104オングストローム以下であ
る細孔の積算容積は、吸油量を大きくしかも製造を容易
にするためには、2.0〜3.6cc/gの範囲である
ことが好ましい。
する。まず、細孔半径が5×104オングストローム以
下である細孔の積算容積が1.9〜4.0cc/gであ
る。上記の細孔容積が1.9cc/gより小さいとき
は、吸油量が小さくなり、そのような化合物を紙の填料
として使用してもインクの吸収性、着肉性に乏しいため
にインクの裏抜防止効果に欠ける。一方、細孔半径が5
×104オングストローム以下である細孔の積算容積が
4.0cc/gよりも大きいものは製造が困難である。
上記の細孔半径が5×104オングストローム以下であ
る細孔の積算容積は、吸油量を大きくしかも製造を容易
にするためには、2.0〜3.6cc/gの範囲である
ことが好ましい。
【0009】また、本発明の紙用填料は、細孔半径が3
000〜4×104オングストロームの範囲である細孔
の積算容積が0.5cc/g以上である。上記の細孔半
径の細孔にはインクの成分のうち顔料が吸収される。し
たがって、上記の細孔半径の細孔容積が0.5cc/g
未満のときには、インクの成分のうち顔料の吸収性に劣
るために、インクの吸収性の良好な紙用填料となり得な
い。上記の細孔半径の細孔容積は、インクの吸収性の十
分な紙用填料とするためには、0.6〜1.5cc/g
の範囲であることが好ましい。
000〜4×104オングストロームの範囲である細孔
の積算容積が0.5cc/g以上である。上記の細孔半
径の細孔にはインクの成分のうち顔料が吸収される。し
たがって、上記の細孔半径の細孔容積が0.5cc/g
未満のときには、インクの成分のうち顔料の吸収性に劣
るために、インクの吸収性の良好な紙用填料となり得な
い。上記の細孔半径の細孔容積は、インクの吸収性の十
分な紙用填料とするためには、0.6〜1.5cc/g
の範囲であることが好ましい。
【0010】さらに、本発明の紙用填料は、細孔半径が
100〜1000オングストロームの範囲である細孔に
積算容積が0.6cc/g以上である。上記の細孔半径
の細孔にはインクの成分のうちビヒクルが吸収される。
したがって、上記の細孔半径の細孔容積が0.6cc/
g未満のときには、インクの成分のうちビヒクルの吸収
性に劣るために、インクの吸収性及び裏抜け防止効果の
良好な紙用填料となり得ない。上記の細孔半径の細孔容
積は、インクの吸収性の十分な填料を得るためには、
0.7〜1.6cc/gの範囲であることが好ましい。
100〜1000オングストロームの範囲である細孔に
積算容積が0.6cc/g以上である。上記の細孔半径
の細孔にはインクの成分のうちビヒクルが吸収される。
したがって、上記の細孔半径の細孔容積が0.6cc/
g未満のときには、インクの成分のうちビヒクルの吸収
性に劣るために、インクの吸収性及び裏抜け防止効果の
良好な紙用填料となり得ない。上記の細孔半径の細孔容
積は、インクの吸収性の十分な填料を得るためには、
0.7〜1.6cc/gの範囲であることが好ましい。
【0011】なお、本発明において、細孔の積算容積
は、水銀ポロシメーターを用いて測定した値である。
は、水銀ポロシメーターを用いて測定した値である。
【0012】本発明の紙用填料は、通常、粒子径8〜5
0nmの一次粒子が凝集して形成された、粒子径1〜5
00μmの凝集粒子であり、水に分散させたスラリー状
態で測定された平均凝集粒子径は10〜25μmの範囲
である。また、本発明の紙用填料の表面積は、通常、1
00〜300m2 /gの範囲である。
0nmの一次粒子が凝集して形成された、粒子径1〜5
00μmの凝集粒子であり、水に分散させたスラリー状
態で測定された平均凝集粒子径は10〜25μmの範囲
である。また、本発明の紙用填料の表面積は、通常、1
00〜300m2 /gの範囲である。
【0013】本発明の紙用填料を水に分散させた分散液
のpHは5〜7の範囲であり、ほぼ中性である。また、
本発明の紙用填料を水中に分散させてもほとんど水に溶
出することはない。
のpHは5〜7の範囲であり、ほぼ中性である。また、
本発明の紙用填料を水中に分散させてもほとんど水に溶
出することはない。
【0014】本発明の紙用填料はどのような方法によっ
て製造されてもよい。一般には、次に述べる方法によっ
て好適に製造することができる。
て製造されてもよい。一般には、次に述べる方法によっ
て好適に製造することができる。
【0015】塩類の存在下にシリカ換算濃度7〜10重
量%のケイ酸アルカリ水溶液に10〜45℃で中和率2
0〜40%となるように鉱酸及び/又はケイ酸アルカリ
と反応してケイ酸塩を形成し得る塩の酸性水溶液を添加
する第1工程と、該第1工程で得られた反応液を95℃
〜該反応液の沸点以下の温度に昇温して熟成し、該反応
液のpHが3〜5になるように鉱酸及び/又はケイ酸ア
ルカリと反応してケイ酸塩を形成し得る塩の酸性水溶液
を添加する第2工程よりなる方法である。
量%のケイ酸アルカリ水溶液に10〜45℃で中和率2
0〜40%となるように鉱酸及び/又はケイ酸アルカリ
と反応してケイ酸塩を形成し得る塩の酸性水溶液を添加
する第1工程と、該第1工程で得られた反応液を95℃
〜該反応液の沸点以下の温度に昇温して熟成し、該反応
液のpHが3〜5になるように鉱酸及び/又はケイ酸ア
ルカリと反応してケイ酸塩を形成し得る塩の酸性水溶液
を添加する第2工程よりなる方法である。
【0016】まず、上記方法の第1工程では、塩類の存
在下にシリカ換算濃度が7〜10重量%のケイ酸アルカ
リ水溶液に10〜45℃で中和率が20〜40%となる
ように鉱酸及び/又はケイ酸アルカリと反応してケイ酸
塩を形成し得る塩の酸性水溶液が添加される。
在下にシリカ換算濃度が7〜10重量%のケイ酸アルカ
リ水溶液に10〜45℃で中和率が20〜40%となる
ように鉱酸及び/又はケイ酸アルカリと反応してケイ酸
塩を形成し得る塩の酸性水溶液が添加される。
【0017】ケイ酸アルカリとしては、通常、ケイ酸ナ
トリウムが使用される。ケイ酸アルカリ水溶液の濃度
は、シリカ換算濃度で7〜10重量%の範囲でなければ
ならず、8〜9重量%であることが好ましい。ケイ酸ア
ルカリ水溶液の濃度が上記の範囲をはずれた場合には、
得られる紙用填料の細孔容積が小さくなるために好まし
くない。
トリウムが使用される。ケイ酸アルカリ水溶液の濃度
は、シリカ換算濃度で7〜10重量%の範囲でなければ
ならず、8〜9重量%であることが好ましい。ケイ酸ア
ルカリ水溶液の濃度が上記の範囲をはずれた場合には、
得られる紙用填料の細孔容積が小さくなるために好まし
くない。
【0018】ケイ酸アルカリ水溶液に添加される鉱酸と
しては、公知のものが何等制限なく採用される。具体的
には、塩酸、硫酸、硝酸等が採用されるが、通常は硫酸
が使用される。鉱酸の濃度は特に制限されないが、一般
には10〜30重量/体積%の範囲から選べばよい。
しては、公知のものが何等制限なく採用される。具体的
には、塩酸、硫酸、硝酸等が採用されるが、通常は硫酸
が使用される。鉱酸の濃度は特に制限されないが、一般
には10〜30重量/体積%の範囲から選べばよい。
【0019】また、ケイ酸アルカリ水溶液に添加される
塩の酸性水溶液としては、ケイ酸アルカリと反応してケ
イ酸塩を形成し得る塩の酸性水溶液が何ら制限なく使用
される。例えば、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウ
ム、硫酸チタニウム等の硫酸塩の酸性水溶液を好適に使
用し得る。
塩の酸性水溶液としては、ケイ酸アルカリと反応してケ
イ酸塩を形成し得る塩の酸性水溶液が何ら制限なく使用
される。例えば、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウ
ム、硫酸チタニウム等の硫酸塩の酸性水溶液を好適に使
用し得る。
【0020】特に硫酸チタニウム等のチタン化合物の酸
性水溶液を使用したときは、得られる紙用填料の成形性
と隠蔽力を向上させることができるため、紙の強度と不
透明性を向上させることができる。上記の塩の酸性水溶
液の濃度は、酸化物換算濃度で3〜8重量%の範囲であ
ることが好ましい。また、上記に例示した塩を溶解した
水溶液はそのままで酸性を示すが、さらに、塩酸や硫酸
を添加しても良い。酸性水溶液の酸濃度は、一般には1
0〜30重量/体積%の範囲であることが、良好な紙用
填料を得るために好適である。
性水溶液を使用したときは、得られる紙用填料の成形性
と隠蔽力を向上させることができるため、紙の強度と不
透明性を向上させることができる。上記の塩の酸性水溶
液の濃度は、酸化物換算濃度で3〜8重量%の範囲であ
ることが好ましい。また、上記に例示した塩を溶解した
水溶液はそのままで酸性を示すが、さらに、塩酸や硫酸
を添加しても良い。酸性水溶液の酸濃度は、一般には1
0〜30重量/体積%の範囲であることが、良好な紙用
填料を得るために好適である。
【0021】鉱酸及び/又はケイ酸アルカリと反応して
ケイ酸塩を形成し得る塩の酸性水溶液のケイ酸アルカリ
水溶液への添加は、中和率が20〜40%の範囲となる
ように行われる。ここで、中和率とは、ケイ酸アルカリ
水溶液の中和に必要な上記の鉱酸及び/又は酸性水溶液
の量を使用したときを100%とした、中和の程度を示
す指標である。中和率が20%よりも低いときは、一次
粒子が大きくなって粒子の凝集が弱くなるため細孔容積
が小さくなる。中和率が40%を越えるときは、粒子の
凝集が強くなり3000〜4×104オングストローム
の細孔が0.5cc/g未満となる。インクの吸収性と
及び裏抜け防止効果の優れた紙用填料を得るためには、
中和率は23〜35%の範囲であることが好ましい。
ケイ酸塩を形成し得る塩の酸性水溶液のケイ酸アルカリ
水溶液への添加は、中和率が20〜40%の範囲となる
ように行われる。ここで、中和率とは、ケイ酸アルカリ
水溶液の中和に必要な上記の鉱酸及び/又は酸性水溶液
の量を使用したときを100%とした、中和の程度を示
す指標である。中和率が20%よりも低いときは、一次
粒子が大きくなって粒子の凝集が弱くなるため細孔容積
が小さくなる。中和率が40%を越えるときは、粒子の
凝集が強くなり3000〜4×104オングストローム
の細孔が0.5cc/g未満となる。インクの吸収性と
及び裏抜け防止効果の優れた紙用填料を得るためには、
中和率は23〜35%の範囲であることが好ましい。
【0022】第1工程では塩類の存在下に反応が行われ
る。塩類は、公知の水溶性無機塩が何等制限なく採用さ
れるが、一般には核形成作用のある水溶性無機塩が好適
に採用される。具体的には、塩化ナトリウム、硫酸ナト
リウム、硝酸ナトリウム、塩化カリウム、硫酸カリウ
ム、硝酸カリウム等のアルカリ金属塩を例示することが
できる。上記の塩類の濃度は、特に制限されないが、通
常は酸化物換算濃度でケイ酸アルカリ水溶液中に0.5
〜5重量%の範囲から選ばれる。塩類は、鉱酸及び/又
は塩の酸性水溶液を添加する前に反応液中に添加してお
くことが、細孔分布、成形性が良好であり、スラリー状
態での粉砕による細孔容積の減少の小さい紙用填料が得
られるために好ましい。
る。塩類は、公知の水溶性無機塩が何等制限なく採用さ
れるが、一般には核形成作用のある水溶性無機塩が好適
に採用される。具体的には、塩化ナトリウム、硫酸ナト
リウム、硝酸ナトリウム、塩化カリウム、硫酸カリウ
ム、硝酸カリウム等のアルカリ金属塩を例示することが
できる。上記の塩類の濃度は、特に制限されないが、通
常は酸化物換算濃度でケイ酸アルカリ水溶液中に0.5
〜5重量%の範囲から選ばれる。塩類は、鉱酸及び/又
は塩の酸性水溶液を添加する前に反応液中に添加してお
くことが、細孔分布、成形性が良好であり、スラリー状
態での粉砕による細孔容積の減少の小さい紙用填料が得
られるために好ましい。
【0023】第1工程の反応は、10〜45℃で行われ
る。反応温度が、上記範囲をはずれた場合には、細孔容
積が小さくなるために好ましくない。
る。反応温度が、上記範囲をはずれた場合には、細孔容
積が小さくなるために好ましくない。
【0024】次に本発明の方法の第2工程では、上記の
第1工程で得られた反応液が95℃〜該反応液の沸点以
下の温度に昇温される。反応液の温度が上記の範囲をは
ずれた場合には、細孔容積が小さくなるために好ましく
ない。そして、この温度で熟成される。熟成の時間は特
に制限されないが、通常は10〜30分間の範囲から選
択すればよい。
第1工程で得られた反応液が95℃〜該反応液の沸点以
下の温度に昇温される。反応液の温度が上記の範囲をは
ずれた場合には、細孔容積が小さくなるために好ましく
ない。そして、この温度で熟成される。熟成の時間は特
に制限されないが、通常は10〜30分間の範囲から選
択すればよい。
【0025】第2工程においては、反応液のpHが3〜
5になるように鉱酸及び/又はケイ酸アルカリと反応し
てケイ酸塩を形成し得る塩の酸性水溶液が添加される。
反応液のpHが3未満の場合は、紙用填料の成分が液中
で溶解しやすくなり、また、成形性が悪化する。反応液
のpHが5を越えると紙用填料の成分の生成が不十分と
なり、満足する細孔容積のものが得られない。
5になるように鉱酸及び/又はケイ酸アルカリと反応し
てケイ酸塩を形成し得る塩の酸性水溶液が添加される。
反応液のpHが3未満の場合は、紙用填料の成分が液中
で溶解しやすくなり、また、成形性が悪化する。反応液
のpHが5を越えると紙用填料の成分の生成が不十分と
なり、満足する細孔容積のものが得られない。
【0026】鉱酸及び/又は塩の酸性水溶液は徐々に添
加することが好ましく、通常は、これらを60〜120
の時間をかけて添加することが好ましい。
加することが好ましく、通常は、これらを60〜120
の時間をかけて添加することが好ましい。
【0027】本発明の紙用填料は、紙の原料パルプ繊維
中に分散させた内填剤として使用することもでき、ま
た、紙の表面コート剤として使用することもできる。上
記方法で紙用填料を製造後、余分な塩をろ過等の手段に
よって除去したのち、水に分散させたスラリー状態で保
管し、粉砕および分級を行った後スラリー状態のまま紙
の原料と混合して製紙することができ、また、上記方法
で製造した紙用填料を乾燥後、粉体として保管し、これ
を紙の原料と混合するときに水に再分散させて使用する
こともできる。本発明の紙用填料とパルプ繊維との配合
量は、特に制限されないが、本発明においては紙用填料
の少量の配合で十分なインクの裏抜け防止効果を発揮さ
せることができる。通常は、紙中に占める割合で0.1
〜2重量%、好ましくは0.3〜1.5重量%の範囲か
ら選べば十分である。
中に分散させた内填剤として使用することもでき、ま
た、紙の表面コート剤として使用することもできる。上
記方法で紙用填料を製造後、余分な塩をろ過等の手段に
よって除去したのち、水に分散させたスラリー状態で保
管し、粉砕および分級を行った後スラリー状態のまま紙
の原料と混合して製紙することができ、また、上記方法
で製造した紙用填料を乾燥後、粉体として保管し、これ
を紙の原料と混合するときに水に再分散させて使用する
こともできる。本発明の紙用填料とパルプ繊維との配合
量は、特に制限されないが、本発明においては紙用填料
の少量の配合で十分なインクの裏抜け防止効果を発揮さ
せることができる。通常は、紙中に占める割合で0.1
〜2重量%、好ましくは0.3〜1.5重量%の範囲か
ら選べば十分である。
【0028】
【効果】本発明の紙用填料は良好な細孔分布を有する。
このため、本発明の紙用填料は、インクの吸収性に優れ
るためにインクの裏抜防止効果が十分である。さらに、
本発明の紙用填料は、優れた隠蔽力を有するために紙の
不透明性を向上させることもできる。
このため、本発明の紙用填料は、インクの吸収性に優れ
るためにインクの裏抜防止効果が十分である。さらに、
本発明の紙用填料は、優れた隠蔽力を有するために紙の
不透明性を向上させることもできる。
【0029】さらに、本発明の紙用填料は、スラリー状
態で粉砕を行っても細孔半径が3000〜4×104オ
ングストロームの細孔の容積の減少が小さく、したがっ
て、インクを構成する顔料およびビヒクルの吸収性が共
に良好で、インクの裏抜防止効果が優れる。
態で粉砕を行っても細孔半径が3000〜4×104オ
ングストロームの細孔の容積の減少が小さく、したがっ
て、インクを構成する顔料およびビヒクルの吸収性が共
に良好で、インクの裏抜防止効果が優れる。
【0030】
【実施例】本発明をさらに詳細に説明するために、以下
に実施例及び比較例を掲げるが、本発明はこれら実施例
に限定されるものではない。
に実施例及び比較例を掲げるが、本発明はこれら実施例
に限定されるものではない。
【0031】なお、本発明において種々の物性は、次の
方法により測定した。
方法により測定した。
【0032】(1)化学組成 蛍光X線分析装置(理学電機(株)製)を使用して測定
した。
した。
【0033】(2)細孔容積 水銀ポロシメーター(カルロエルバ社製2000型)を
使用して測定した。尚、細孔半径が5×104オングス
トローム以下の細孔の細孔容積は、細孔半径が37.5
〜5×104オングストロームの細孔について測定し
た。
使用して測定した。尚、細孔半径が5×104オングス
トローム以下の細孔の細孔容積は、細孔半径が37.5
〜5×104オングストロームの細孔について測定し
た。
【0034】(3)比表面積 BET法により測定した。
【0035】(4)吸油量 JIS K5101に準拠。
【0036】(5)平均粒径 コールターマルチサイザー(コールターエレクトロニク
ス社製)使用。
ス社製)使用。
【0037】(6)pH測定 反応液をサンプリングし、pHメーター(堀場製作所
製)により測定。
製)により測定。
【0038】(7)抄紙 パルプとして、NBKP(ニードルリーフ・ブリーチン
グ・クラフト・パルプ)10重量部、TMP(サーモメ
カニカル・パルプ)45重量部およびDIP(デインキ
ング・パルプ)45重量部が配合された混合物をビータ
ーで5〜6分攪拌した後、本発明の紙用填料を乾燥パル
プ基準で2重量%添加し、15分攪拌した。その後、硫
酸アルミニウムでスラリーpHを4.5に調整した。次
に角型シートマシン(300mm×300mm)にて抄
紙し、プレス脱水を行って得た湿紙を表面温度110℃
の回転ドライヤーで乾燥を行った後、相対湿度65%、
温度25℃にて24時間シーズニングを行って、坪量4
0g/m2 の紙を得た。
グ・クラフト・パルプ)10重量部、TMP(サーモメ
カニカル・パルプ)45重量部およびDIP(デインキ
ング・パルプ)45重量部が配合された混合物をビータ
ーで5〜6分攪拌した後、本発明の紙用填料を乾燥パル
プ基準で2重量%添加し、15分攪拌した。その後、硫
酸アルミニウムでスラリーpHを4.5に調整した。次
に角型シートマシン(300mm×300mm)にて抄
紙し、プレス脱水を行って得た湿紙を表面温度110℃
の回転ドライヤーで乾燥を行った後、相対湿度65%、
温度25℃にて24時間シーズニングを行って、坪量4
0g/m2 の紙を得た。
【0039】(8)印刷後の紙の不透明性 市販の印刷機(RICOH PRIPORT SS88
0:(株)リコー製)を用いて紙の片面に80×120
mmのベタ印刷を行った後に印刷後不透明性を測定し
た。
0:(株)リコー製)を用いて紙の片面に80×120
mmのベタ印刷を行った後に印刷後不透明性を測定し
た。
【0040】印刷後不透明性=(印刷後の紙の裏面反射
率)/(未印刷の紙の裏面反射率)×100 実施例1 市販のケイ酸ソーダ(SiO2 26.50重量%、S
iO2/Na2Oモル比3.04)1811ml、ボウ硝
(Na2O 2.38重量%)2521ml、及び水1
668mlを10lの外部加熱方式の反応槽へ投入して
攪拌した(シリカ換算濃度8重量%)。第1工程におい
て、反応液温度35℃で、中和率を30%とするために
22%重量/体積%の硫酸351mlを投入した。その
後、第2工程において、95℃まで昇温し、昇温後、そ
のままの状態で10分間攪拌した。次に22%硫酸79
6mlを100分かけて投入し、反応液のpHを3.6
として反応を終了した。この反応液をろ過、水洗した
後、固形分濃度が13〜14%となるように水に再分散
させ、この分散液600mlを2lのポリ容器に入れ、
大きさ2mmのガラスビーズ1kgとともに回転数42
0rpmで5分間粉砕した後、145メッシュの篩で篩
分けし、篩下の分散液中の固形分について粒度分布を測
定した。次に篩下の分散液100mlをブフナーロート
でろ過し、500mlの水で洗った後、得られたケーク
を熱風乾燥機を用いて105℃で24時間乾燥後、乾燥
されたケークについて細孔径分布を測定した。その結果
を表1に示した。抄紙テストには上記の分散液を使用し
た。
率)/(未印刷の紙の裏面反射率)×100 実施例1 市販のケイ酸ソーダ(SiO2 26.50重量%、S
iO2/Na2Oモル比3.04)1811ml、ボウ硝
(Na2O 2.38重量%)2521ml、及び水1
668mlを10lの外部加熱方式の反応槽へ投入して
攪拌した(シリカ換算濃度8重量%)。第1工程におい
て、反応液温度35℃で、中和率を30%とするために
22%重量/体積%の硫酸351mlを投入した。その
後、第2工程において、95℃まで昇温し、昇温後、そ
のままの状態で10分間攪拌した。次に22%硫酸79
6mlを100分かけて投入し、反応液のpHを3.6
として反応を終了した。この反応液をろ過、水洗した
後、固形分濃度が13〜14%となるように水に再分散
させ、この分散液600mlを2lのポリ容器に入れ、
大きさ2mmのガラスビーズ1kgとともに回転数42
0rpmで5分間粉砕した後、145メッシュの篩で篩
分けし、篩下の分散液中の固形分について粒度分布を測
定した。次に篩下の分散液100mlをブフナーロート
でろ過し、500mlの水で洗った後、得られたケーク
を熱風乾燥機を用いて105℃で24時間乾燥後、乾燥
されたケークについて細孔径分布を測定した。その結果
を表1に示した。抄紙テストには上記の分散液を使用し
た。
【0041】
【表1】
【0042】実施例2 実施例1において、市販のケイ酸ソーダ(SiO2 2
7.04重量%、SiO2/Na2O=3.06)155
3ml、ボウ硝(Na2O 2.47重量%)2429
ml、水酸化アルミニウム粉末68g及び水2018m
l(シリカ換算濃度7重量%)と第1工程で硫酸356
mlを投入して中和率を35%とし、第2工程の硫酸6
08mlを90分で投入した以外は同様に反応し、反応
液のpH=4.3として反応を終了した。これ以後は実
施例1と同様にした。その結果を表1に示した。また、
図1に細孔分布の測定結果を示した。図中、(A)は細
孔の積算容積を示す曲線であり、(B)はその微分曲線
である。
7.04重量%、SiO2/Na2O=3.06)155
3ml、ボウ硝(Na2O 2.47重量%)2429
ml、水酸化アルミニウム粉末68g及び水2018m
l(シリカ換算濃度7重量%)と第1工程で硫酸356
mlを投入して中和率を35%とし、第2工程の硫酸6
08mlを90分で投入した以外は同様に反応し、反応
液のpH=4.3として反応を終了した。これ以後は実
施例1と同様にした。その結果を表1に示した。また、
図1に細孔分布の測定結果を示した。図中、(A)は細
孔の積算容積を示す曲線であり、(B)はその微分曲線
である。
【0043】実施例3 実施例1において、ケイ酸ソーダ(SiO2 26.7
1重量%、SiO2/Na2O=3.05)1572m
l、ボウ硝(Na2O 1.97重量%)3045ml
及び水1383ml(シリカ換算濃度7重量%)と第1
工程に22重量/体積%の硫酸303mlを投入して中
和率30%とし、第2工程に硫酸濃度25.5重量/体
積%(TiO2 分6重量%)の硫酸チタン溶液586m
lを100分で投入した以外は同様に反応し、反応液の
pH=3.5として反応を終了した。これ以後は実施例
1と同様にした。その結果を表1に示した。
1重量%、SiO2/Na2O=3.05)1572m
l、ボウ硝(Na2O 1.97重量%)3045ml
及び水1383ml(シリカ換算濃度7重量%)と第1
工程に22重量/体積%の硫酸303mlを投入して中
和率30%とし、第2工程に硫酸濃度25.5重量/体
積%(TiO2 分6重量%)の硫酸チタン溶液586m
lを100分で投入した以外は同様に反応し、反応液の
pH=3.5として反応を終了した。これ以後は実施例
1と同様にした。その結果を表1に示した。
【0044】実施例4 実施例1において、ケイ酸ソーダ(SiO2 27.0
4重量%、SiO2/Na2O=3.06)1775m
l、ボウ硝(Na2O 2.11重量%)2844ml
及び水1381ml(シリカ換算濃度8重量%)と第1
工程に硫酸濃度23重量/体積%(Al2O3 4重量
%)の硫酸アルミニウムの酸性溶液222ml(中和率
20%)及び第2工程で、同様の硫酸アルミニウム酸性
溶液745mlを120分かけて投入した以外は同様に
反応し、反応液のpH=3.3として反応を終了した。
これ以後は実施例1と同様にした。その結果を表1に示
した。
4重量%、SiO2/Na2O=3.06)1775m
l、ボウ硝(Na2O 2.11重量%)2844ml
及び水1381ml(シリカ換算濃度8重量%)と第1
工程に硫酸濃度23重量/体積%(Al2O3 4重量
%)の硫酸アルミニウムの酸性溶液222ml(中和率
20%)及び第2工程で、同様の硫酸アルミニウム酸性
溶液745mlを120分かけて投入した以外は同様に
反応し、反応液のpH=3.3として反応を終了した。
これ以後は実施例1と同様にした。その結果を表1に示
した。
【0045】実施例5 実施例4において第1工程の中和率を25%とし、反応
液のpH3.1として反応を終了した以外は実施例1と
同様にした。結果を表1に示した。
液のpH3.1として反応を終了した以外は実施例1と
同様にした。結果を表1に示した。
【0046】比較例1 トクシールGu−N(徳山曹達株)の製造工程中の反応
液を実施例1の湿式粉砕処理方法と同様にして処理し
た。その結果を表1に示した。又、図2に細孔分布の測
定結果を示した。
液を実施例1の湿式粉砕処理方法と同様にして処理し
た。その結果を表1に示した。又、図2に細孔分布の測
定結果を示した。
【0047】比較例2 市販の尿素ホルムアルデヒドポリマー(商品名、ユーパ
ール、三井東圧(株)製)のスラリーをろ過、乾燥した
ものの、細孔径分布を測定した。結果を表1に示した。
ール、三井東圧(株)製)のスラリーをろ過、乾燥した
ものの、細孔径分布を測定した。結果を表1に示した。
【0048】比較例3 実施例4において、中和率30%、反応温度90℃とし
た以外は実施例1と同様にした。その結果を表1に示し
た。
た以外は実施例1と同様にした。その結果を表1に示し
た。
【図1】図1は、本発明の紙用填料の細孔分布を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図2】図2は、比較例のホワイトカーボンの細孔分布
を示すグラフである。
を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】含水ケイ酸またはケイ酸塩よりなり、細孔
半径5×104オングストローム以下である細孔の積算
容積が1.9〜4.0cc/gであり、3000〜4×
104オングストロームの範囲である細孔の積算容積が
0.5cc/g以上であり、かつ、細孔半径が100〜
1000オングストロームの範囲である細孔の積算容積
が0.6cc/g以上であることを特徴とする紙用填
料。 - 【請求項2】請求項1記載の紙用填料がパルプ中に分散
されてなる紙。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04109636A JP3084125B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 紙用填料及びそれを用いた紙 |
US07/922,837 US5262142A (en) | 1991-08-06 | 1992-07-31 | Composite oxide of formula R2 O.Al2 O3.TiO2.SiO2.H2 O, where R is an alkali metal |
SE9202276A SE504446C2 (sv) | 1991-08-06 | 1992-08-03 | Oxidsammansättning som fyllmedel för pappersframställning samt metod för dess framställning |
DE4225927A DE4225927A1 (de) | 1991-08-06 | 1992-08-05 | Zusammengesetztes oxid und verfahren zu seiner herstellung |
CA002075314A CA2075314A1 (en) | 1991-08-06 | 1992-08-05 | Composite oxide and process for producing same |
US08/067,003 US5336477A (en) | 1991-08-06 | 1993-05-26 | Process for producing a composite alkali metal oxide |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04109636A JP3084125B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 紙用填料及びそれを用いた紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05311599A JPH05311599A (ja) | 1993-11-22 |
JP3084125B2 true JP3084125B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=14515311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04109636A Expired - Lifetime JP3084125B2 (ja) | 1991-08-06 | 1992-04-28 | 紙用填料及びそれを用いた紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084125B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009040612A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Tokuyama Corp | 炭酸カルシウム−シリカ複合材料およびその製造方法 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2710529B2 (ja) * | 1992-11-30 | 1998-02-10 | 日本化学工業株式会社 | 製紙用水和ケイ酸系填料及びその製造方法及びこの填料を内添した紙 |
JP2908253B2 (ja) * | 1994-09-26 | 1999-06-21 | 日本化学工業株式会社 | 水和珪酸とその製造方法 |
KR100573343B1 (ko) * | 1997-06-13 | 2006-04-24 | 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 | 저-농도 폴리알루미노실리케이트 마이크로겔의 개선된제조 방법 |
JPH11236208A (ja) * | 1998-02-25 | 1999-08-31 | Nippon Silica Ind Co Ltd | ゴム補強用含水ケイ酸 |
US6264907B1 (en) | 1998-03-12 | 2001-07-24 | Oji Paper Co., Ltd. | Process for producing silica particles suitable for use as filler for paper |
JP4568921B2 (ja) * | 1998-03-12 | 2010-10-27 | 王子製紙株式会社 | シリカ粒子、その製造方法及びシリカ粒子内添紙 |
JP4056862B2 (ja) * | 2002-11-25 | 2008-03-05 | 星光Pmc株式会社 | 紙用填料、及びその填料を含有する紙 |
JP4559813B2 (ja) * | 2004-10-05 | 2010-10-13 | 株式会社トクヤマ | 二元細孔シリカビーズの製造方法 |
JP4742963B2 (ja) * | 2006-04-17 | 2011-08-10 | 王子製紙株式会社 | 多孔性填料ならびにその製造方法、多孔性填料スラリーおよび紙 |
JP5422884B2 (ja) * | 2007-04-10 | 2014-02-19 | 王子ホールディングス株式会社 | 水和ケイ酸の製造方法及び紙 |
JP2009120997A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Oji Paper Co Ltd | オフセット用軽量嵩高印刷用紙 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP04109636A patent/JP3084125B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009040612A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Tokuyama Corp | 炭酸カルシウム−シリカ複合材料およびその製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05311599A (ja) | 1993-11-22 |
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