JP3084049B2 - 回転シェービングカッタ - Google Patents

回転シェービングカッタ

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JP3084049B2
JP3084049B2 JP02181367A JP18136790A JP3084049B2 JP 3084049 B2 JP3084049 B2 JP 3084049B2 JP 02181367 A JP02181367 A JP 02181367A JP 18136790 A JP18136790 A JP 18136790A JP 3084049 B2 JP3084049 B2 JP 3084049B2
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、位置調整可能な切削プレートと、母体又は
セグメントに固定することができ切削プレート担体とし
て用いられるカセットとを有する回転シエービングカッ
タに関する。
b.従来の技術 上記形式の回転シェービングカッタは種々の実施形態
で公知である。多くの場合に基本的に問題となるのは常
に、確実で正確に切削プレートを固定することと、その
際に付加的に軸線方向及び半径方向で位置調整する必要
があることである。特にこれは、上仕上げに用いられる
１つ又は複数の切削プレートの位置調整に当嵌まる。
c.発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、切削プレートを確実に固定しかつ位
置調整することを可能にする手段を提供することにあ
る。
d.課題を解決するための手段 上記課題は、各切削プレートが、軸線方向と半径方向
とで互いに別個に位置調整可能なカセットの中にそれぞ
れ個別に配置されていることにより解決される。
高い位置調整精度は、各切削プレートがそれぞれ個別
に軸線方向及び半径方向で位置調整されることが可能な
場合にのみ得られる。これは母体又はセグメントにおい
て直接に行うことはできないので切削プレートはカセッ
トの中に配置され、カセットは軸線方向及び半径方向で
互いに別個に位置調整可能なように母体又はセグメント
の中に固定されることが可能である。セグメントを用い
る場合にはセグメントをそれぞれ母体に付加的に固定し
なければならない。
軸線方向及び半径方向での別個の位置調整を実現する
ために本発明ではさらに、カセットが２つの部分すなわ
ちカセット下部とカセット上部とから成り、カセット上
部が切削プレートを担持している。
切削プレートの位置調整能力は２つの要素に分割され
る。一方のカセット部分は、軸線方向で位置調整するた
めに用いられ、これに対して他方のカセット部分は、半
径方向での位置調整に用いられる。
e.実施例 次に本発明を実施例に基づき図を用いて詳しく説明す
る。第１図〜第４図に示されている実施例では、回転シ
ェービングカッタ１は、母体２又はセグメント３、及び
ただ１つの切削プレート５を有する少なくとも１つのカ
セット４を含む。走行方向に見て、それぞれ切削プレー
ト５の前には、切りくず室６が位置する。
このカセット４を収容するために、母体２又はセグメ
ント３の中には、切欠部７が設けられている。カセット
４と、カセット４のための切欠部７は、ともにそれらの
主方向で延在し、母体２又はセグメント３の回転方向に
対して半径方向で最大長を有する。各カセット４の全長
にわたり、カセット４は、母体２又はセグメント３の中
に形成されており、カセット４を収容する切欠部７にお
ける、ほぼ半径方向に向かっており、走行方向に見て後
に位置する制限壁８に支持されている。
軸線方向及び半径方向で切削プレート５を別個に位置
調整するための最適の前提条件を得るために、カセット
４は２つの部分から成る。カセット４はカセット下部９
とカセット上部10とから成る。カセット上部10は切削プ
レート５を担持している。この場所でカセット４は切欠
部７の中にねじ締結されている。
カセット下部９及びカセット上部10は、異なる方向に
切欠部７の中で位置調整することができかつ固定するこ
とができる。これにより、図示の実施例の場合、カセッ
ト上部10は軸線方向で位置調整することができ、これに
対して、カセット下部９は半径方向で位置調整すること
ができる。
カセット下部９の半径方向における位置調整は、くさ
び状位置調整部材（第１の位置調整手段）11を用いて行
われる。くさび状位置調整部材11は、カセット下部９の
カセット上部10とは反対側に位置し、カセット下部９の
端部12に係合している。第１図に示されているように、
くさび状位置調整部材11の横断面は、円セグメント状で
あり、ベベル部13を有する。ベベル部13は、位置調整に
用いられる差動ねじ14と共働してカセット下部９を半径
方向に位置調整する。くさび状位置調整部材11は、半径
方向において内側に位置する端部16を介して、カセット
４を収容する切欠部７に支持されている。
クランプねじ17は、母体２又はセグメント３にカセッ
ト下部９を固定するのに用いられる。
カセット下部９とカセット上部10は、平面的に互いに
当接して位置されている。当接面18は段部19を有すると
好適である。さらに、カセット上部10がカセット下部９
に当接する当接面18は、回転軸線に対して平行にかつ回
転運動方向に接するように位置すると好適である（第１
図及び第２図）。
カセット上部10を軸線方向に位置調整するために、位
置調整部材（第２の位置調整手段）20が用いられてい
る。位置調整部材20は、一方では軸線方向で母体２又は
セグメント３に支持され、他方では軸線方向でカセット
上部10に当接している。
位置調整部材20のために、母体２又はセグメント３の
中に切欠部21が設けられている。切欠部21は、回転軸線
に対して斜めの方向に向いている、位置調整部材20のた
めの少なくとも１つの支持面22を有する。これらの図に
示されている実施例では、切欠部21は、母体２又はセグ
メント３の周縁23から半径方向で内方に向かって延在し
ている。
これらの図に示されている実施例では、位置調整部材
20として平頭ねじ24が設けられている。平頭ねじ24のね
じ頭26の自由端25は、円筒状であり、切欠部26の支持面
22に当接している。ねじ頭26における、ねじシャフト側
の端部27は、円錐台形状であり、カセット上部10の裏面
28に当接している。平頭ねじ24のためのねじ孔29の位置
調整方向は、支持面22と同様に傾斜している。有利に
は、支持面22は、孔30の壁であり、孔30は、カセット上
部10を収容する切欠部７に向かって開いている（第２図
及び第３図）。平頭ねじ24を位置調整することにより、
カセット上部10は、カセット下部９と共通の当接面18に
沿って軸線方向で第２図において右方向又は左方向に強
制的に移動される。
切削プレート５と一緒にカセット上部10を固定するに
は、軸線方向に位置調整した後にカセット下部９にクラ
ンプねじ31を締結する。
当接面18の領域の中の段部19は半径方向に延在してい
る。
カセット上部10は、切削力を受止めるその支持面33を
介して、切欠部７の制限壁８に当接している。軸線方向
に向いている第２の制限壁34は、切削プレート５の下
で、走行方向においてカセット上部10と僅かにオーバー
ラップしている。
【図面の簡単な説明】
第１図は切削プレートを備える軸線方向及び半径方向で
位置調整可能なカセットを有する母体又はセグメントの
部分を部分的には断面で示す側面図、第２図は第１図の
II−IIの切断面に沿って切断して示す断面図、第３図は
第１図に示した部分の上面図、第４図は軸線方向及び半
径方向に別々に位置調整可能なカセット又はカセットの
ための切欠部を有するセグメントの側面図である。 １……回転シェービングカッタ、 ２……母体、３……セグメント、 ４……カセット、５……切削プレート、 ６……切りくず室、７……切欠部、 ８……制限壁、９……カセット下部、 10……カセット上部、11……くさび状位置部材、 12……端部、13……ベベル部、 14……差動ねじ、15……円周 16……端部、17……クランプねじ、 18……当接面、19……段部、 20……位置調整部材、21……切欠部、 22……支持面、23……周縁、 24……平頭ねじ、25……自由端、 26……ねじ頭、27……端部、 28……裏面、29……ねじ孔、 30……孔、31……クランプねじ、 33……支持面、34……制限壁。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−2813（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−12521（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−137415（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B23C 5/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】位置調整可能な切削プレートと、該切削プ
    レートを担持し、かつ母体又はセグメントに固定するカ
    セットとを有する回転シェービングカッタにおいて、 前記カセット（４）を収容するために母体（２）又はセ
    グメント（３）の中に半径方向に深く半径方向に延びる
    切欠部（７）が設けられ、 前記カセット（４）がカセット下部（９）とカセット上
    部（10）とから成り、 前記カセット上部（10）が上記切削プレート（５）を担
    持し、 前記カセット下部（９）を回転軸線方向に位置調整する
    第１の位置調整手段を備え、 前記カセット上部（10）を半径方向に位置調整する第２
    の位置調整手段を備え、 前記第１および第２の位置調整手段により、前記カセッ
    ト下部（９）と前記カセット上部（10）が別々に位置調
    整されることを特徴とする回転シェービングカッタ。
  2. 【請求項２】前記カセット下部（11）がねじ（17）によ
    って前記母体（２）又はセグメント（３）に固定され、
    前記カセット上部（10）がねじ（31）によって前記カセ
    ット下部（９）に固定されることを特徴とする特許請求
    の範囲第１項に記載の回転シェービングカッタ。
  3. 【請求項３】前記カセット下部（９）は、該カセット下
    部に対して回転軸方向に位置調整可能に支持する支持部
    材の役目をし、これにより、前記カセット上部（10）
    は、前記カセット下部（９）に対して、該カセット下部
    とは独立して回転軸方向に移動可能に配設されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の回転シェ
    ービングカッタ。
  4. 【請求項４】前記切欠部（７）は制限壁（８）を備え、
    該制限壁は前記カセット下部（９）とカセット上部（1
    0）を支えることを特徴とする特許請求の範囲第１項に
    記載の回転シェービングカッタ。
  5. 【請求項５】前記第１の位置調整手段はくさび状位置調
    整部材（11）を備え、該くさび状位置調整部材は、その
    半径方向外側に傾斜面を備え、その半径方向内側に略円
    形の面を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第１項
    に記載の回転シェービングカッタ。
  6. 【請求項６】前記第２の位置調整手段は平頭ねじ（24）
    を備え、該平頭ねじのねじ頭（26）の自由端（25）が円
    筒状であり、そのねじ頭（26）における、ねじシャフト
    側の端部（27）が円錐状であることを特徴とする特許請
    求の範囲第１項に記載の回転シェービングカッタ。
  7. 【請求項７】位置調整可能な切削プレートと、該切削プ
    レートを担持し、かつ母体又はセグメントに固定するカ
    セットとを有する回転シェービングカッタにおいて、 前記カセット（４）を収容するために母体（２）又はセ
    グメント（３）の中に半径方向に深く半径方向に延びる
    切欠部（７）が設けられ、 前記カセット（４）がカセット下部（９）とカセット上
    部（10）とから成り、 前記カセット上部（10）が前記切削プレート（５）を担
    持し、 前記カセット下部（９）を回転軸線方向に位置調整する
    第１の位置調整手段を備え、 前記カセット上部（10）を半径方向に位置調整する第２
    の位置調整手段を備え、 前記第１および第２の位置調整手段により、前記カセッ
    ト下部（９）と前記カセット上部（10）が別々に位置調
    整され、 前記カセット下部（９）がねじ（17）によって前記母体
    （２）又はセグメント（３）に固定され、 前記カセット上部（10）がねじ（31）によって前記カセ
    ット下部（９）に固定されることを特徴とする回転シェ
    ービングカッタ。
  8. 【請求項８】位置調整可能な切削プレートと、該切削プ
    レートを担持し、かつ母体又はセグメントに固定するカ
    セットとを有する回転シェービングカッタにおいて、 前記カセット（４）を収容するために母体（２）又はセ
    グメント（３）の中に半径方向に深く半径方向に延びる
    切欠部（７）が設れられ、 前記カセット（４）がカセット下部（９）とカセット上
    部（10）とから成り、 前記カセット上部（10）が前記切削プレート（５）を担
    持し、 前記カセット下部（９）を回転軸線方向に位置調整する
    第１の位置調整手段を備え、 前記カセット上部（10）を半径方向に位置調整する第２
    の位置調整手段を備え、 前記第１および第２の位置調整手段により、前記カセッ
    ト下部（９）と前記カセット上部（10）が別々に位置調
    整され、 前記第１の位置調整手段はくさび状位置調整部材（11）
    を備え、該くさび状位置調整部材は、その半径方向外側
    に傾斜面を備え、その半径方向内側に略円形の面を備え
    たことを特徴とする回転シェービングカッタ。
JP02181367A 1989-07-12 1990-07-09 回転シェービングカッタ Expired - Lifetime JP3084049B2 (ja)

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JPH03117510A JPH03117510A (ja) 1991-05-20
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