JP3082938B2 - 熱可塑性接着剤を含む光ファイバー接続具 - Google Patents

熱可塑性接着剤を含む光ファイバー接続具

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ファイバーの裸の末端が接着剤により固
定されている光ファイバーケーブル用の接続具に関し、
この接続具は、該固定された光ファイバーが例えば他の
光ファイバー又は光電子装置に光学的に接続されること
を可能にする。
〔従来の技術〕
ほとんどの光ファイバー接続具においては、光ファイ
バーの末端を固定するためにエポキシ樹脂接着剤が用い
られる。これを行うための詳細な事項は「Field Termin
ation Instruction Manual for Dorram(TM)…Field Mou
ntable Connectors」1988年12月、3M Fiher Optic Prod
uctsに記載されている。これを行うため、エポキシ樹脂
接着剤が混合され、そしてシリンジに負荷され、このシ
リンジにより接着剤が接続具に注入される。光ファイバ
ーケーブルの外部ジャケットをエポキシ組成物の薄層で
覆った後、エポキシ含有接続具にファイバーが通され、
接続具が外部ジャケットに凝縮され、そして負荷アダプ
ター及び歪リリーフブーツが適用される。得られる集成
体を、エポキシ樹脂接着剤を硬化させるためにオーブン
の口に挿入し、次にファイバーに刻み目を入れそして折
り、そしてファイバーの末端及び硬化したエポキシ樹脂
が接続具の端面と同じ高さになるまで研摩する。
多くの特許が異るタイプの光ファイバー接続具に関連
しており、この場合ベース光ファイバーがエポキシ樹脂
のごとき硬化性接着剤により固定される。さらに、硬化
中にエポキシ組成物の加熱の制御を改良すると言われる
装置に関する米国特許No.4,713,523(MacDonald)を参
照のこと。
米国特許No.4,588,256(Onstottら)は、硬化性接着
剤の代りに好ましくはホットメルト接着剤を用いる光フ
ァイバー接続具に関する。第1図に関し、ホットメルト
接着剤を液化しそして光ファイバーの挿入を可能にする
加熱可能なジグ中に置かれる光ファイバー固定手段16の
管員24にホットメルト接着剤が注入される。ホットメル
ト接着剤は特定されておらず、そしてOnstottの接続具
は市販されていない。
米国特許No.4,812,006(Osbornら)は、光ファイバー
ケーブルを接続具中に維持するためのエポキシ接着剤の
使用はむさ苦しくそして接着剤が硬化するのに時間を要
すると述べている。Osbornはまた、示唆されている他の
方法はケーブルを包囲する軟プラスチック体及び該プラ
スチック体を覆う金属管の使用であると述べている。Os
bornは、光ファイバーの末端が穴にちょうどよく適合す
る機械的接続具を用いることによりあらゆる接着剤の作
用を回避している。不都合なことには、光ファイバーを
固定するために機械的手段のみを用いるあらゆる接続具
はファイバーの末端の正確な位置決めを必要とする用途
のために適当ではないであろう。
「光ファイバー接続具」なる語はまた、光ファイバー
の突合せ継ぎ又は添え継ぎを形成するための装置を記載
するためにも用いられている。例えば、米国特許No.4,7
29,619(Blomgren)、No.4,812,008Tokomaruら)、及び
No.4,784,457(Finzel)を参照のこと。Blomgrenの特許
が指摘するところによれば、この様な装置においては割
出し整合材料(index matching material)が、不規則
な末端を有し又は正確に突合せできない光ファイバーの
添え継ぎを可能にする。しかしながら、本発明において
使用される「光ファイバー接続具」なる語は、この様な
装置を包含せず、2個の装置の間の光学的接続を行うた
めに他方の装置に機械的に固定され得る装置のみを包
む。
〔発明の概要〕
本発明は光ファイバー接続具の組立てを容易且つ迅速
にしそして失敗の機会を少なくし、エポキシ樹脂組成物
と同様に正確に且つ確実にファイバーの末端を位置決め
できる熱可塑性接着剤中に光ファイバーの末端を固定す
ることにより、前記のことを行う。要約すれば、本発明
の熱可塑性接着剤は熱可塑性樹脂を含んで成り、そし
て、 a)接続具に対して有害でない適切な使用温度(約260
℃まで)における1000cpと10,000cpとの間の粘度、 b)少なくとも10Nのガラス接着強さ(Adhesion−to−G
lass Value)(後で定義する)、及び c)20℃における少なくとも60のショアーD硬度(Shor
e D hardness)、 により特徴付けられる。この様な性質の熱可塑性接着剤
は下記のごとき多くの重要な特性を有する。
1)製造の間に光ファイバー接続具の体中に置かれるこ
とによりそれ自体大量生産に適合し、この場合長時間の
後でさえ、接続具が組立られるまで生のままであり、こ
れに対して未硬化のエポキシ樹脂組成物は典型的にはそ
れが光ファイバーを受理すると同時に接続具中に入れら
れ、そして制限された寿命を有する; 2)それは、光ファイバーの末端を汚すことなく研摩す
るのに十分な硬さを有する; 3)この熱可塑性接着剤は急速に冷えるため、研摩をす
ぐに行うことができ、これに対してエポキシ樹脂はそれ
が研摩され得るようになるまでに時間がかかる; 4)光ファイバーが壊れた場合又は他の方法で損傷した
場合、加熱して熱可塑性樹脂を液化することにより接続
具を再使用することができ、これに対して硬化したエポ
キシ樹脂を有する接続具は再使用できない;そして 5)エポキシ樹脂組成物と異り、混合が必要でない。
本発明の熱可塑性樹脂は光ファイバー接続具に注入す
ることができ、又はスラグ(slug)として挿入すること
ができる。そして、加熱してその粘度を1000cpと10,000
cpとの間に下げながら、溶融した接着剤を通して光ファ
イバーの末端の裸の末端を接続具に挿入することができ
る。
この発明において使用するため、熱可塑性樹脂の好ま
しいクラスはポリアミド類である。これらは、良好な硬
度、適切な使用温度での低い粘性、卓越したガラス接着
性、及び他の多くの熱可塑性樹脂により達成され得るの
よりも低い熱膨脹係数(TEC)を有する熱可塑性接着剤
を提供するように配合される。それにしても、本発明の
熱可塑性接着剤はガラス及び光接続具の他の成分のTEC
よりも高いTECを有する。光ファイバーへの熱誘導歪の
伝達を減少するため、熱可塑性接着剤に、30部の熱可塑
性接着剤に対して70部のマイクロスフェアーの比率で、
ガラスマイクロスフェアーを加えることにより該熱可塑
性接着剤のTECを有意に低下せしめることができる。こ
の体積比は好ましくは50:50以下であり、その結果80℃
〜260℃、さらに好ましくは210℃を超えないような低温
においてその粘度は10,000cp以下となる。適用温度を21
0℃未満に維持することにより、両者がエネルギーを節
約しそして接続具に対する損傷及び接続具を組み立てる
人に対する傷害のあらゆる危険を最小にする。
熱可塑性接着剤がマイクロスフェアーを含む場合、こ
れらは好ましくは少なくとも5μmの直径を有し、その
結果光ファイバーが光接続具に挿入される場合に、整列
穴(alignment bore)の直径が典型的には光ファイバー
のそれよりも2μm以上も大きくはないので、光ファイ
バーがすべてのマイクロスフェアーを整列穴から押し出
す。他方、マイクロスフェアーの直径は好ましくは50μ
mより大きくない。なぜなら、光ファイバーの末端が挿
入されるまで加熱されないスラグの形態で熱可塑性樹脂
が存在しない限り、実質的により大きな直径のマイクロ
スフェアーは整列穴を塞ぎそしてそれ故に光ファイバー
が挿入されるのを妨害するからである。
〔具体的な記載〕
第1図の光ファイバー接続具10を集成する前に、ジャ
ケット12が光ファイバーケーブル14の一端において除去
され「Kevlar」ポリアミドファイバー15が露出され、そ
して緩衝材16がはぎ取られて光ファイバー18が露出され
る。熱可塑性樹脂20が接続具の中空内部に注入され、そ
してさらにセラミック・フェルール(Ceramic Ferrul
e)22中の穴21をも満たす。次に、光ファイバーがフェ
ルールから突出するまで溶融した接着剤を通して押し込
まれる。こうする間に光ファイバーがそれに伴う幾らか
の熱可塑性接着剤を運び、そして固化した接着剤のビー
ズ24がファイバーの突出部分の側面の支持を提供する。
この支持のため、光ファイバーはこのビーズの頂部で切
断されることができ、そして次にそれがフェルールの面
26と同じ高さになるまで研摩され得る。
熱可塑性接着剤20は好ましくは、前記ビーズに濃色を
与える色素を含有する。この色が濃く残っている限りフ
ァイバーの末端を比較的粗い研摩剤により研摩すること
ができるが、光ファイバーの末端がフェルールと同じ高
さに近ずいたことを弱い色が示すときには細かい研摩剤
に切り替えるべきである。色が消失したらすぐに研摩を
停止すべきである。そうしなければ、フェルールのより
大きな硬度のために困難が起こるかもしれない。さら
に、フェルールは適接な曲率に成形されており、そして
研摩の継続がその曲率をを変えるかもしれない。
第1図の完成された接続具においては、熱可塑性接着
剤が「Kevlar」ファイバー15に結合して光ファイバーケ
ーブル14を不測の引っ張りに対して制止し、そしてさら
に穴21の全長にそって裸の光ファイバーに結合して温度
変化から生ずる歪によるピストン運動に対してファイバ
ーを制止する。
第2図の光ファイバー接続具30において、接続具体32
は裸の光ファイバー34がその中にちょうどよく適合する
ようにファイバー整列穴33を有するように形成される。
接続具を集成する前に、ジャケット36及び光ファイバー
ケーブル38の緩衝材37が、第1図におけるケーブル14と
同様に、部分的にはぎ取られる。熱可塑性接着剤のスラ
グ39を接続具体32の穴40に入れた後、裸の光ファイバー
34を切断し、そして接断された末端が接続具体の面44と
同じ高さになるまで、スラグ中の長手方向の開孔42に通
して供給される。熱を適用して熱可塑性接着剤を液化
し、これを裸の光ファイバー及び穴40の円筒壁の両方に
結合せしめる。こうすることがファイバーのピストン運
動を防止し、他方機械的締付環46が「Kevlar」ファイバ
ー48をつかみ、光ファイバーケーブル38の不測の引きは
なしを防止する。次に、歪リリーフブーツ(示してな
い)が環46上に適用される。
本発明の熱可塑性接着剤を使用することができる他の
光ファイバー接続具は前に引用したOnstottの特許のそ
れである。
ガラス接着強さ(Adhesion−to−GlassValue) 長さ0.6mの125−μmマルチモード光ファイバーケー
ブル(Siecor 1K31−31111−00)の片の1端から、10cm
のジャケット及び5cmの緩衝材を除去して5cmの裸のファ
イバーを残し、次にこれをアセトンで洗浄する。試験さ
れるべき溶融した熱可塑性接着剤をスチール製固定具の
円筒状穴(深さ6.4mm、直径3.2mm)に充填し、そして熱
可塑性接着剤の粘度が1000〜10,000cpであるあいだに裸
のファイバーを穴の全長にわたって挿入する。樹脂が室
温に冷えた後、固定具をInstron Tensile Testerの下あ
ごに締付け、そして光ファイバーのジャケット付き末端
を棒のまわりに巻き、そして上あごにより棒のいずれか
の端を締付け、こうして上あご内での滑りを防止する。
熱可塑性接着剤のガラス接着強さは6.4mm/分のあご分離
速度での引き離しに対する抵抗である。
接続具中に光ファイバーを固定するために熱可塑性接
着剤を使用するために少なくとも10Nのガラス接着強さ
が適当であると考えられる。温度により誘導される光伝
達損を最小にするため、ガラス接着強さは好ましくは少
なくとも15Nであり、さらに好ましくは約20N以上であ
る。
比較のため、熱可塑性樹脂に代えてエポキシ樹脂を用
い、そして製造者により推奨されるようにして硬化させ
ることができる。
ポリアミドA及びB 本発明の熱可塑性接着剤の調製のために配合された熱
可塑性樹脂には3種類のポリアミド樹脂が含まれ、その
1つ(Henkelからの「Versamid」V−900)は商業的に
入手可能であり、他の2種類は下記の当量%の組成のラ
ンダム縮合ポリマーであった。
さらに、実施例においては下記の商業的に入手可能な
材料を用いた。
「Piccofyn」T−125:125℃の環球式軟化点を有する
高軟化点テルペン炭化水素粘着付与樹脂(Herculesよ
り);「Dymerex」:ロジン(rosin)由来のダイマー酸
から主として成る高軟化点粘着付与樹脂(Hercules)よ
り; 「Hercoflex」500:ロジン由来の樹脂状可塑剤(Hercu
lesより);及び 「Santicizer」711:ジアルキルフタレート可塑剤(Mo
nsanto)。
下記の実施例において、すべての部は重量による。
実施例 1〜5. 第1表に配合を示す一連の熱可塑性接着剤を試験し、
その結果を第1表に報告する。
比較のため、良好なガラス接着性を有する硬い高温熱
可塑性接着剤を要求された供給者から市販の熱可塑性接
着剤を供給された。2種類はHenkelからの「Macromel
t」6212熱可塑性接着剤、及び3Mからの「JetMelt」3779
熱可塑性接着剤であり、そして両者はポリアミド熱可塑
性樹脂に基礎を置くものである。これら2種類の熱可塑
性接着剤はそれぞれ3.6及び1.8Nのガラス接着強さを有
する。
実施例 6. 第1図に示すような光ファイバー接続具を次の様にし
て構成した。
a)接続具を204℃に加熱しながら、0.1%の「0.1Blue
A」色素を含有する実施例5の熱可塑性接着剤を80psi
(0.55MPa)において該接続具に注入し、そして該接着
剤の幾らかがフェルールの穴を通って現われるまで約6
秒間、前記圧力を保持する。(「Oil Blue−A」色素は
E.I.DuPontからの1,4−ジ(イソプロピルアミノ)アン
スラキノンである。) b)長さ4mの光ファイバーケーブル(Siecorからの125
μmマルチモード)から約3cmのジャケットを除去し、
そして「Kevlar」ファイバーを約3mmに刈り込んだ。
c)ほとんど4mmの緩衝材を除去し、そして露出された
光ファイバーをアルコールで洗浄した。
d)接続具を204℃に再加熱した後、裸のファイバーを
溶融した接着剤を通して、ケーブルが接続具の底部にと
どきそしてファイバーが接続具の面を越えて出るまで挿
入し、この間に「Kevler」ファイバーが後に折れないこ
とを確認した。
e)接続具の後部から出ている接着剤を除去し、そして
接続具を冷却した。
f)前記「Field Termination Instruction Manual…」
のセクションD−Fに要約されている段階を行った。す
なわち、ファイバーに刻み目を付け、切断し、ビードの
青色が淡くなるまで5μmアセテートで研摩し、そして
次にファイバーの末端がフェルールの面と同じ高さにな
るまで1μmアセテートで研摩した。
ファイバーの頂部の顕微鏡観察により、それが接着剤
及び傷を有しないことが示された。
前記ケーブルの反対側の端に同様にして同一の光ファ
イバー接続具を集成して「Jumper A」を得、これを同じ
「Jumper B」と共に次の「温度循環試験」にかけた。
a)Jumper Aの第一端を850nm光源に接続する。
b)Jumper Aの第二端をJumper Bの第一端に接続する。
c)Jumper Bの第二端を光検出器に接続した。
d)ジャンパー集成体を通って伝達される光パワーをモ
ニターしながら該集成体のA−B部分を温度循環にかけ
た。すなわち、20℃にて4時間の最初の安定化期間の
後、60℃,20℃,−40℃,20℃,60℃等の温度循環に安定
化期間の最初から合計50時間かけ、そしてすべての温度
変化は1℃/分とし、そしてすべて1時間続けた。
段階d)の間の温度誘導電透過損は0.12dBであり、こ
れはマルチモードファイバーと共に使用するには十分に
低いと考えられる。
実施例 7. 実施例6と同様にして光ファイバー接続具を作製した
が、色素を用いないで実施例2の熱可塑性接着剤を使用
した。色素が存在しないので、ファイバー及び接着剤の
ビーズがすり減らされるに従って粗い研摩剤により生成
される無光沢スポットの程度を観察するために接続具の
端を拡大のもとで定期的に試験することが必要であっ
た。無光沢スポットがフェルール面をほとんど覆ったと
き、より細かい1μmアセテート研摩剤により研摩を仕
上げた。
この実施例の4個の接続具を有する2個のJumperを完
成した後、温度誘導光伝達損は実施例6の「温度循環試
験」において0.16dBであった。
実施例 8. Dorran Photonics Inc.,Atlantir Highlands,N.J.の
「Field Termination Instruction Manual for Biconir
Plug」に記載されているような両円錐光ファイバー接
続具を作製した。
a)接続具を204℃に加熱しながら、直径11.7μmのガ
ラス・マイクロスフェアーを50:50体積比で含有する実
施例2の熱可塑性接着剤を80psi(0.55MPa)で接続具に
注入し、そして接着剤の幾らかがフェルールの穴を通っ
て出るまで約6秒間圧力を保持した。次に、接続具を室
温にまで放冷した。
b)光ファイバーケーブル(125μmシングルモードSie
cor 1S31−31111−00)から約5cmのジャケットを除去
し、そして「Kevler」ファイバーを約3mmに刈り込ん
だ。
c)ほとんど8mmの緩衝材を除去し、そして暴露された
光ファイバーをアルコールで洗浄した。
d)接続具を204℃に再加熱した後、裸のファイバーを
溶融した接着剤を通して、ケーブルが接続具の底にとど
きそしてファイバーが接続具の面を越えて突出するまで
挿入し、この間「Kevlar」ファイバーが後に折れ曲らな
いことを確認した。
e)接続具の後を通って出ている接着剤を除去し、そし
て接続具を放冷した。
f)前に引用した「Field Termination Instruction Ma
nual for Biconic Plugs」のセクションC−Eに要約さ
れている段階を行った。すなわち、ファイバーに刻み目
を入れ、切断し、8μm,1μm及び0.3μmアセテートに
より逐次研摩し、長さ及び光学的仕上がりを点検し、そ
して集成した。
実施例6におけると同様にして、125μmの2個の試
験Jumperを作製するに当り上記の方法を4回反復した。
温度循環試験において、温度誘導光伝達損は0.6dBであ
った。これは、ガラス・マイクロスフェアーを使用しな
いで他は同じである実施例2の接着剤を用いて作製され
た試験Jumperについての2dBより高い温度誘導光伝達損
に匹敵する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の好ましい光ファイバー接続具の長手
方向の断面図である。 第2図は、本発明の他の光ファイバー接続具の長手方向
の断面図である。 12,36……ジャケット 14,38……光ファイバーケーブル 15,48……「Kevlar」ファイバー 16,37……緩衝材、18,34……光ファイバー 20……熱可塑性接着剤、21,40……穴 22……フェルール、24……ビーズ 26,44……面、32……接続具体 39……熱可塑性接着剤スラグ 40……締付具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ エディソン トゥーネン アメリカ合衆国,ミネソタ 55144- 1000,セイント ポール,スリーエム センター(番地なし) (56)参考文献 特開 昭61−284710(JP,A) 特公 昭56−37524(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/24 G02B 6/36 - 6/40

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバーを固定することができる熱可
    塑性接着剤を含有する光ファイバー接続具であって、該
    熱可塑性接着剤が熱可塑性樹脂を含んで成り、そして a)該連結具に対して有害でない適切な使用温度におい
    て1000cpと10,000cpとの間の粘度、 b)少なくとも10Nのガラス接着強さ、及び c)20℃にて少なくとも60のショアーD硬度、 を有することを特徴とする接続具。
  2. 【請求項2】前記熱可塑性樹脂がポリアミドである、請
    求項1に記載の光ファイバー接続具。
  3. 【請求項3】前記ポリアミドがダイマー酸、アゼライン
    酸及びジアミンの反応生成物を含んで成る、請求項2に
    記載の光ファイバー接続具。
  4. 【請求項4】前記熱可塑性接着剤が粘着付与樹脂と可塑
    剤とのブレンドを含んで成る、請求項1に記載の光ファ
    イバー接続具。
  5. 【請求項5】前記熱可塑性接着剤が注入されている、請
    求項1に記載の光ファイバー接続具。
  6. 【請求項6】前記熱可塑性接着剤のスラグが挿入されて
    いる、請求項1に記載の光ファイバー接続具。
  7. 【請求項7】前記熱可塑性樹脂の前記スラグが、接着剤
    を加熱することなく光ファイバーを通すことができる中
    心貫通孔を有する、請求項6に記載の光ファイバー接続
    具。
  8. 【請求項8】前記接着剤をその軟化点より高い温度に加
    熱することにより光ファイバーが固定され得る、請求項
    1に記載の光ファイバー接続具。
  9. 【請求項9】前記熱可塑性接着剤が直径5〜50μmのガ
    ラスマイクロスフェアーにより満たされる、請求項1に
    記載の光ファイバー接続具。
  10. 【請求項10】前記マイクロスフェアーと熱可塑性接着
    剤との体積比が70:30以下である、請求項9に記載の光
    ファイバー接続具。
JP02310190A 1989-11-17 1990-11-17 熱可塑性接着剤を含む光ファイバー接続具 Expired - Fee Related JP3082938B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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