JP3080248B2 - フロントシートの取付構造 - Google Patents
フロントシートの取付構造Info
- Publication number
- JP3080248B2 JP3080248B2 JP03267017A JP26701791A JP3080248B2 JP 3080248 B2 JP3080248 B2 JP 3080248B2 JP 03267017 A JP03267017 A JP 03267017A JP 26701791 A JP26701791 A JP 26701791A JP 3080248 B2 JP3080248 B2 JP 3080248B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide rail
- front seat
- bracket
- floor panel
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロントシートの取付構
造に関する。
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9ないし図13に示すように、キャブ
オーバ型自動車のフロントシート100は、フロアパネ
ル101上に配設されたスライドレール102に、スラ
イド可能に配設されている。図10および図11に示す
ものは、フロアパネル101上に、ブラケット103を
設け、このブラケット103にスライドレール102の
後端部をボルト104により固定したものである。一
方、図12および図13に示すものはフロアパネル10
1上に断面矩形状のメンバ105を装着し、このメンバ
105にスライドレール102の後端部をブラケット1
06を介してボルト107により固定したものである。
オーバ型自動車のフロントシート100は、フロアパネ
ル101上に配設されたスライドレール102に、スラ
イド可能に配設されている。図10および図11に示す
ものは、フロアパネル101上に、ブラケット103を
設け、このブラケット103にスライドレール102の
後端部をボルト104により固定したものである。一
方、図12および図13に示すものはフロアパネル10
1上に断面矩形状のメンバ105を装着し、このメンバ
105にスライドレール102の後端部をブラケット1
06を介してボルト107により固定したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロア
パネル101にブラケット103を設けると、左右のブ
ラケット103の取付位置およびスライドレール102
の取付個所によって、ボルト104相互の間隔が変わっ
たり、ボルト104取付位置の前後のずれを生じ、この
誤差からスライドレール102にねじれがおこるおそれ
がある。したがって、フロントシート100のスライド
に影響を及ぼす虞れがある。
パネル101にブラケット103を設けると、左右のブ
ラケット103の取付位置およびスライドレール102
の取付個所によって、ボルト104相互の間隔が変わっ
たり、ボルト104取付位置の前後のずれを生じ、この
誤差からスライドレール102にねじれがおこるおそれ
がある。したがって、フロントシート100のスライド
に影響を及ぼす虞れがある。
【0004】また、フロアパネル101に断面矩形状の
メンバ105を横方向に用いると、図14に示すよう
に、フロントシート100の後部下端部がメンバ105
によって塞がれることになり、リヤシート108の乗員
が足を出すことができなくなる。
メンバ105を横方向に用いると、図14に示すよう
に、フロントシート100の後部下端部がメンバ105
によって塞がれることになり、リヤシート108の乗員
が足を出すことができなくなる。
【0005】本発明は上記課題を解決し、リヤシートの
乗員の足を妨げることなく、かつフロントシートのスラ
イドによってフロントシートがリヤシートの乗員の足に
当たるおそれがないフロントシートの取付構造を提供す
ることを目的とする。
乗員の足を妨げることなく、かつフロントシートのスラ
イドによってフロントシートがリヤシートの乗員の足に
当たるおそれがないフロントシートの取付構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、フロアパネルの前後方向に設けられた外側と
内側の一対のスライドレールにフロントシートをスライ
ド可能に配設したフロントシートの取付構造において、
上記外側のスライドレールの前端をホイールハウスに設
けられたストラットタワーの上方に螺着するとともに、
上記内側のスライドレールの前端をフロアパネルに設け
られた車体ブラケットの上方に螺着し、かつ上記外側お
よび内側のスライドレールの後端をメンバにそれぞれ螺
着し、該メンバの一端をサイドボディパネルのセンター
ピラー部分に、メンバの他端をフロアパネルに立設した
ブラケットの上方に固定したことにある。
するため、フロアパネルの前後方向に設けられた外側と
内側の一対のスライドレールにフロントシートをスライ
ド可能に配設したフロントシートの取付構造において、
上記外側のスライドレールの前端をホイールハウスに設
けられたストラットタワーの上方に螺着するとともに、
上記内側のスライドレールの前端をフロアパネルに設け
られた車体ブラケットの上方に螺着し、かつ上記外側お
よび内側のスライドレールの後端をメンバにそれぞれ螺
着し、該メンバの一端をサイドボディパネルのセンター
ピラー部分に、メンバの他端をフロアパネルに立設した
ブラケットの上方に固定したことにある。
【0007】
【作用】フロントシートのスライドレールの後端を共通
のメンバに支持させ、このメンバをフロアパネルの中間
位置に立設したブラケットと、車体内側面との間に装着
する。メンバ下部は空間となるので、リヤシートの乗員
の足を妨げることはない。
のメンバに支持させ、このメンバをフロアパネルの中間
位置に立設したブラケットと、車体内側面との間に装着
する。メンバ下部は空間となるので、リヤシートの乗員
の足を妨げることはない。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0009】図1ないし図8において、1はキャブオー
バー型自動車に設けられたフロントシートである。この
フロントシート1はフロアパネル2に配設された2本の
スライドレール3,4にスライド可能に支持されてい
る。これらスライドレール3,4の前後端にはブラケッ
ト5a,5b,6a,6bがそれぞれ装着され、これら
後端側ブラケット5b,6bは図2,図6および図7に
示すように共通のパイプ状のメンバ7のブラケット7a
にそれぞれボルト8aを介して螺着されている。このメ
ンバ7は一端をサイドボディパネル9のセンターピラー
部分にボルト8bを介して固定し、他端をフロアパネル
2に立設したブラケット10に固定してある。
バー型自動車に設けられたフロントシートである。この
フロントシート1はフロアパネル2に配設された2本の
スライドレール3,4にスライド可能に支持されてい
る。これらスライドレール3,4の前後端にはブラケッ
ト5a,5b,6a,6bがそれぞれ装着され、これら
後端側ブラケット5b,6bは図2,図6および図7に
示すように共通のパイプ状のメンバ7のブラケット7a
にそれぞれボルト8aを介して螺着されている。このメ
ンバ7は一端をサイドボディパネル9のセンターピラー
部分にボルト8bを介して固定し、他端をフロアパネル
2に立設したブラケット10に固定してある。
【0010】上記外側のスライドレール3のブラケット
5aは図4に示すようにホイールハウス11に設けられ
たストラットタワー12に螺着されている。ストラット
タワー12には、サスペンションユニット(図示せず)
固定用のナット13のうち、アウタ側のナット13′の
近傍に、ブラケット5a固定用のボルト穴12aが設け
られ、このボルト穴12aに対応してストラットタワー
12の裏面にボルト14締結用のナット15が溶着され
ている。このナット15はストラットタワー12裏面に
配設されたリーンフォースメント16に溶着されてい
る。上記スライドレール3のブラケット5aには、上記
ナット13の1つに係合する位置決め穴17が穿設され
ており、この位置決め穴17を位置決め用ナット13′
に係合させることで、スライドレール3のブラケット5
aに設けられたボルト穴5がボルト穴12aに合致する
ように形成してある。
5aは図4に示すようにホイールハウス11に設けられ
たストラットタワー12に螺着されている。ストラット
タワー12には、サスペンションユニット(図示せず)
固定用のナット13のうち、アウタ側のナット13′の
近傍に、ブラケット5a固定用のボルト穴12aが設け
られ、このボルト穴12aに対応してストラットタワー
12の裏面にボルト14締結用のナット15が溶着され
ている。このナット15はストラットタワー12裏面に
配設されたリーンフォースメント16に溶着されてい
る。上記スライドレール3のブラケット5aには、上記
ナット13の1つに係合する位置決め穴17が穿設され
ており、この位置決め穴17を位置決め用ナット13′
に係合させることで、スライドレール3のブラケット5
aに設けられたボルト穴5がボルト穴12aに合致する
ように形成してある。
【0011】一方、内側のスライドレール4のブラケッ
ト6aはフロアパネル2に設けられた車体ブラケット1
8にボルト19を介して螺着してある。
ト6aはフロアパネル2に設けられた車体ブラケット1
8にボルト19を介して螺着してある。
【0012】上記ブラケット10の前端はパーキングレ
バー20を支持したパーキングレバーブラケット21に
ボルト22を介して連結されている。
バー20を支持したパーキングレバーブラケット21に
ボルト22を介して連結されている。
【0013】23はシートベルトであり、このシートベ
ルト23のベルトラッチ24を留めるベルトバックル2
5が上記ブラケット10にボルト26を介して固定され
ている。
ルト23のベルトラッチ24を留めるベルトバックル2
5が上記ブラケット10にボルト26を介して固定され
ている。
【0014】上記構成によると、リヤシートに腰掛けて
いる乗員は、前方に足を出してもメンバ7によって妨げ
られることはない。また、フロントシート1をスライド
レール3,4に沿ってスライドさせた場合、メンバ7が
あるので、フロントシート1がリヤシートの乗員の足に
当たるおそれはない。
いる乗員は、前方に足を出してもメンバ7によって妨げ
られることはない。また、フロントシート1をスライド
レール3,4に沿ってスライドさせた場合、メンバ7が
あるので、フロントシート1がリヤシートの乗員の足に
当たるおそれはない。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるフロント
シートの取付構造によれば、以下のような効果を奏す
る。外側および内側のスライドレールの後端をメンバに
それぞれ螺着し、該メンバの一端をサイドボディパネル
のセンターピラー部分に、メンバの他端をフロアパネル
に立設したブラケットの上方に固定したので、リヤシー
トに腰掛けている乗員は、前方に足を出してもメンバに
よって妨げられることもなく、スライドレール下の空間
が広くなり、後部席の乗員の居住性が良くなる。外側の
スライドレールの前端をホイールハウスに設けられたス
トラットタワーの上方に螺着するとともに、上記内側の
スライドレールの前端をフロアパネルに設けられた車体
ブラケットの上方に螺着し、かつ上記外側および内側の
スライドレールの後端をメンバにそれぞれ螺着したの
で、スライドレールの取付位置の誤差による前後のずれ
を防止することができ、スライドレールのねじれを防止
することができる。また、これによりシートの組付作業
性が向上する。スライドレールの後端をメンバにそれぞ
れ螺着したので、スライドレールの後端がメンバから後
方に出っ張らないことから、フロントシートを後部側へ
スライ ドさせてもリヤシートの乗員の足にスライドレー
ルの後端が当たるおそれもない。
シートの取付構造によれば、以下のような効果を奏す
る。外側および内側のスライドレールの後端をメンバに
それぞれ螺着し、該メンバの一端をサイドボディパネル
のセンターピラー部分に、メンバの他端をフロアパネル
に立設したブラケットの上方に固定したので、リヤシー
トに腰掛けている乗員は、前方に足を出してもメンバに
よって妨げられることもなく、スライドレール下の空間
が広くなり、後部席の乗員の居住性が良くなる。外側の
スライドレールの前端をホイールハウスに設けられたス
トラットタワーの上方に螺着するとともに、上記内側の
スライドレールの前端をフロアパネルに設けられた車体
ブラケットの上方に螺着し、かつ上記外側および内側の
スライドレールの後端をメンバにそれぞれ螺着したの
で、スライドレールの取付位置の誤差による前後のずれ
を防止することができ、スライドレールのねじれを防止
することができる。また、これによりシートの組付作業
性が向上する。スライドレールの後端をメンバにそれぞ
れ螺着したので、スライドレールの後端がメンバから後
方に出っ張らないことから、フロントシートを後部側へ
スライ ドさせてもリヤシートの乗員の足にスライドレー
ルの後端が当たるおそれもない。
【図1】本発明によるフロントシートの取付構造の一実
施例を示す斜視図である。
施例を示す斜視図である。
【図2】図1の後部側を拡大して示す斜視図である。
【図3】図1の矢視X方向の側面図である。
【図4】図1のアウタ側スライドレールの前端部を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図5】図1のインナ側スライドレールの前端部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】中間を省略して示す図1のA−A線断面図であ
る。
る。
【図7】中間を省略して示す図1のB−B線断面図であ
る。
る。
【図8】ストラットタワーの斜視図である。
【図9】キャブオーバ型自動車を示す概念図である。
【図10】従来のフロントシートの取付構造を示す側面
図である。
図である。
【図11】図10の後部側斜視図である。
【図12】従来のフロントシートの取付構造を示す側面
図である。
図である。
【図13】図12の後部側斜視図である。
【図14】図12のフロントシートとリヤシートの関係
を示す概念図である。
を示す概念図である。
1 フロントシート 2 フロアパネル 3,4 スライドレール 5a,5b,6a,6b ブラケット 7 メンバ 9 サイドボディパネル 10 ブラケット 11 ホイールハウス 12 ストラットタワー 13,16 ナット 21 パーキングレバーブラケット 23 シートベルト 24 ベルトラッチ 25 ベルトバックル
Claims (1)
- 【請求項1】 フロアパネルの前後方向に設けられた外
側と内側の一対のスライドレールにフロントシートをス
ライド可能に配設したフロントシートの取付構造におい
て、上記外側のスライドレールの前端をホイールハウス
に設けられたストラットタワーの上方に螺着するととも
に、上記内側のスライドレールの前端をフロアパネルに
設けられた車体ブラケットの上方に螺着し、かつ上記外
側および内側のスライドレールの後端をメンバにそれぞ
れ螺着し、該メンバの一端をサイドボディパネルのセン
ターピラー部分に、メンバの他端をフロアパネルに立設
したブラケットの上方に固定したことを特徴とするフロ
ントシートの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03267017A JP3080248B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | フロントシートの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03267017A JP3080248B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | フロントシートの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577665A JPH0577665A (ja) | 1993-03-30 |
JP3080248B2 true JP3080248B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=17438902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03267017A Expired - Fee Related JP3080248B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | フロントシートの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3080248B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP03267017A patent/JP3080248B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0577665A (ja) | 1993-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |