JPH0341952Y2 - - Google Patents

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JPH0341952Y2
JPH0341952Y2 JP1984060420U JP6042084U JPH0341952Y2 JP H0341952 Y2 JPH0341952 Y2 JP H0341952Y2 JP 1984060420 U JP1984060420 U JP 1984060420U JP 6042084 U JP6042084 U JP 6042084U JP H0341952 Y2 JPH0341952 Y2 JP H0341952Y2
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JP1984060420U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主としてバン型自動車に用いられ
て、車室内を前後に仕切る自動車の車室内仕切装
置に関するものである。
(従来技術) 従来、バン型自動車の車室内に、乗員を保護す
る目的で、乗員室とそれより後方の荷物室とを仕
切る仕切装置を設けることが提案されている。と
ころが従来の仕切装置は、車体の前後方向の一定
位置に設置されているので、乗員室を後方へ拡大
すると、拡大された乗員室とその後方の荷物室と
の間には、もはや仕切手段がなくなつてしまうと
いう欠点がある。
なお、実開昭53−52524号公報には、乗員室の
空調効果を必要に応じて荷物室にも及ぼす目的
で、乗員室と荷物室とを開閉自在な仕切装置で仕
切つたものが記載されているが、この仕切装置も
やはり、車体の前後方向の一定位置に設置されて
いるので、上記欠点を有している。
(考案の目的) 本考案は上記従来の欠点を解消するためになさ
れたもので、その目的は、乗員室の大小にかかわ
らず乗員室と荷物室とを仕切部材により仕切るこ
とができ、さらには、乗員室を拡大して荷物室を
小さくする場合において仕切部材の傾斜により荷
物室が狭められることを防止しつつ、荷物室を拡
大して乗員室を小さくする場合に、荷物室の拡大
が犠牲になることをできるだけ少なくして乗心地
を向上させることができる自動車の車室内仕切装
置を提供することにある。
(考案の構成) 上記目的を達成するために本考案にあつては、
車体内両側部に係止部が設けられ、該係止部に、
車幅方向に延びるサポート部材が、その車幅方向
両端部において係止され、前記サポート部材に、
フロアから起立するように仕切部材が取付けられ
て、車室内が前後に仕切られる自動車の車室内仕
切装置において、 前記係止部が車体前後方向に複数設けられ、 前記フロア上に、前記複数の係止部の各下方に
おいて、前記仕切部材の下端部を回動可能に支持
する支持部が配設され、 前記サポート部材は、該サポート部材の車幅方
向中央部が該サポート部材の車幅方向両端部に対
して車幅方向と直交する方向へ偏位して形成さ
れ、 前記サポート部材の車幅方向中央部に前記仕切
部材が回動可能に取付けられ、 前記複数の係止部のうちの車体前側における係
止部の下方の支持部は、該係止部に前記サポート
部材を係止させると共に該支持部に前記仕切部材
の下端部を支持させるとき、該サポート部材の車
幅方向中央部が該サポート部材の車幅方向両端部
よりも車体後側に位置し、該仕切部材を、該仕切
部材の上端部が該仕切部材の下端部よりも車体後
側に位置するようにして傾斜させるように配設さ
れ、 前記複数の係止部のうちの車体後側における係
止部の下方の支持部は、該係止部に前記サポート
部材を係止させると共に該支持部に前記仕切部材
の下端部を支持させるとき、該サポート部材の車
幅方向中央部と該サポート部材の車幅方向両端部
とが上下関係をもつて位置し該仕切部材を直立さ
せるように配設されている、 構成としてある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。
第1図はバン型自動車の車室を示すもので、同
図において、車室のフロアは、前部の運転席フロ
ア11と、これより低いメインフロア12とで形
成され、車室の側壁には、前方から順に、Aピラ
ー13、Bピラー14,Cピラー15が配置され
ている。
17は、車室内を前後に仕切り、前後方向へ移
動自在に設けられた仕切部材であり、枠体18に
金網19を取り付けて形成されている。上記仕切
部材17は、上記Bピラー14の位置とCピラー
15の位置とに選択的に取り付けられるように設
定されており、車室後部の荷物室R2を広くとる
場合には、前方であるBピラー14の位置に配置
され、車室前部の乗員室R1を広くとる場合に
は、後方であるCピラー15の位置に配置され
る。
上記仕切部材17の上部は、車体幅方向に延び
るサポート部材21で車体に支持され、下部は、
上記Bピラー14の位置では、支持部の一つであ
る第1のマウントバー22で、上記Cピラー15
の位置では、同じく支持部の一つである第2のマ
ウントバー23で、それぞれ車体に支持されるよ
うになつている。上記サポート部材21は、Bピ
ラー14の位置とCピラー15の位置の両方で共
用される。
上記Bピラー14とCピラー15の各上部に
は、上記サポート部材21の両端部21aが嵌合
係止される係止部としての係止用ブラケツト2
5,26がそれぞれ設けられており、他方、上記
両端部21aのうちの右側の端部には、車体の幅
方向へ弾性的に出没自在な内筒27が嵌め込まれ
ていて、この内筒27を没入させた状態で、サポ
ート部材21の両端部21aを上記係止用ブラケ
ツト25,26に選択的に係止させる。
また、上記Cピラー15の下部には、第2のマ
ウントバー23が嵌合係止される係止用ブラケツ
ト28が設けられており、やはり、上記第2のマ
ウントバー23の左側の端部には、車体の幅方向
へ弾性的に出没自在な内筒29が嵌め込まれてい
て、この内筒29を没入させた状態で、第2のマ
ウントバー23を上記係止用ブラケツト28に係
止させる。
上記第1のマウントバー22には、複数の取付
用ブラケツト31が固着されており、運転席フロ
ア11とメインフロア12との間の段部32に設
けられた取付用のねじ孔33に、ボルト34を用
いて上記取付用ブラケツト31を締結することに
より、第1のマウントバー22を車体に固定す
る。
一方、上記仕切部材17の枠体18の上部に
は、中央部に位置する中央部固定用ブラケツト3
5と、両側に位置する端部固定用ブラケツト36
とが、それぞれ左右1対ずつ固着されている。上
記サポート部材21の中央部21bは、支持ブラ
ケツト37と、上記中央部固定用ブラケツト35
のねじ孔38にねじ込まれるボルト39とによ
り、仕切部材17に取り付けられる。このとき、
支持ブラケツト37を貫通してスクリユーボルト
39Aを仕切部材17にねじ込むことによつて、
仕切部材17の回り止めを行なつてもよい。ま
た、上記サポート部材21の両端部21aには、
2つの挿通孔41,42を備えたサポートブラケ
ツト40が固着されており、これら2つの挿通孔
41,42のいずれかにロツクボルト43を挿通
して、このロツクボルト43を上記端部固定用ブ
ラケツト36のねじ孔44,45のいずれか一方
にねじ込むことにより、サポート部材21の両端
部21aが仕切部材17に回動不能に固定され
る。
さらに、上記仕切部材17の下部には、第2図
に明示するように、横断面コ字形の係合部材47
が固定されており、この係合部材47を第1のマ
ウントバー22または第2のマウントバー23に
係合させることにより、仕切部材17の下部を固
定する。
また、第1図に示すように、上記サポート部材
21の両端部21aは、中央部21bに対して長
手方向48と直交する方向へ偏位して形成されて
いる。
上記構成において、車室後部の荷物室R2を広
くとる場合には、第3図に示すように、仕切部材
17をBピラー14の位置に配置する。この位置
で、仕切部材17の下部を、第1のマウントバー
22を介してフロアの段部32に取り付けるとと
もに、上部を、サポート部材21を介してBピラ
ー14に取り付ける。このとき、サポート部材2
1の回動位置を、第4図に明示するように、その
中央部21bが両端部21aよりも後方に位置す
るように設定しておく。こうすると、仕切部材1
7が乗員室49に沿つた形で後方へ傾斜し、乗員
室R1の上部が広く確保されるので、乗員室49
を構成する構成要素としてのシートバツクを後傾
させることができ、乗心地を向上させることがで
きる。この場合、仕切部材17を傾斜させること
により乗員室R1の上部を拡大することとしてい
ることから、荷物室R2の拡大が犠牲になること
は極力少なくすることができる。
ここで、サポート部材21は、上記回動位置
で、第1図に示す両端部21aのサポートブラケ
ツト40の挿通孔42と端部固定用ブラケツト3
6のねじ孔45とを合わせて、ロツクボルト43
ねじ孔45にねじ込むことにより、仕切部材17
に回動不能に固定される。
つぎに、車室前部の乗員室R1を広くとる場合
には、第5図に示すように、仕切部材17をCピ
ラー15の位置に配置する。この位置で、仕切部
材17の下部を、第2のマウントバー23を介し
てCピラー15に取り付けるとともに、上部を、
サポート部材21を介してやはりCピラー15に
取り付ける。このとき、サポート部材21を第4
図の位置から回動させて、第6図に明示するよう
に、その中央部21bが両端部21aよりも下方
に位置するように設定しておく。こうすると、仕
切部材17がほぼ直立し、後方へ傾斜しないか
ら、後方の荷物室R2が広く確保される。
ここで、サポート部材21は、上記回動位置
で、第1図に示す両端部21aのサポートブラケ
ツト40の挿通孔41と端部固定用ブラケツト3
6のねじ孔44とを合わせて、ロツクボルト43
をねじ孔44にねじ込むことにより、仕切部材1
7に回動不能に固定される。
(考案の効果) 本考案は以上述べたように、サポート部材の係
止部を選択して該サポート部材を係止することに
より、仕切部材が乗員室の大小にかかわらず、乗
員室と荷物室とを仕切ることになり、荷物の衝撃
から乗員を保護することができる。
また、乗員室を拡大して荷物室を小さくする場
合にサポート部材の車幅方向中央部と該サポート
部材の車幅方向両端部とを上下関係をもつて位置
するように設定して、仕切部材を直立させる一
方、荷物室を拡大して乗員室を小さくする場合に
は、サポート部材の車幅方向中央部を該サポート
部材の車幅方向両端部よりも車体後側に位置する
ように設定して、仕切部材を、その上端部が下端
部よりも車体後側に位置するように傾斜させ、シ
ートバツクが後傾できるようにしたので、乗員室
を拡大して荷物室を小さくする場合において仕切
部材の傾斜により荷物室が狭められることを防止
しつつ、荷物室を拡大して乗員室を小さくする場
合において、荷物室の拡大が犠牲になることをで
きるだけ少なくして乗心地を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図は同実施例の仕切部材の下部を示す拡
大した側面図、第3図は同実施例の仕切部材を前
方に配置した状態を示す斜視図、第4図は同状態
を示す縦断面図、第5図は同実施例の仕切部材を
後方に配置した状態を示す斜視図、第6図は同状
態を示す縦断面図である。 17……仕切部材、21……サポート部材、2
1a……両端部、21b……中央部、48……長
手方向、R1……乗員室、R2……荷物室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体内両側部に係止部が設けられ、該係止部
    に、車幅方向に延びるサポート部材が、その車幅
    方向両端部において係止され、前記サポート部材
    に、フロアから起立するように仕切部材が取付け
    られて、車室内が前後に仕切られる自動車の車室
    内仕切装置において、 前記係止部が車体前後方向に複数設けられ、 前記フロア上に、前記複数の係止部の各下方に
    おいて、前記仕切部材の下端部を回動可能に支持
    する支持部が配設され、 前記サポート部材は、該サポート部材の車幅方
    向中央部が該サポート部材の車幅方向両端部に対
    して車幅方向と直交する方向へ偏位して形成さ
    れ、 前記サポート部材の車幅方向中央部に前記仕切
    部材が回動可能に取付けられ、 前記複数の係止部のうちの車体前側における係
    止部の下方の支持部は、該係止部に前記サポート
    部材を係止させると共に該支持部に前記仕切部材
    の下端部を支持させるとき、該サポート部材の車
    幅方向中央部が該サポート部材の車幅方向両端部
    よりも車体後側に位置し、該仕切部材を、該仕切
    部材の上端部が該仕切部材の下端部よりも車体後
    側に位置するようにして傾斜させるように配設さ
    れ、 前記複数の係止部のうちの車体後側における係
    止部の下方の支持部は、該係止部に前記サポート
    部材を係止させると共に該支持部に前記仕切部材
    の下端部を支持させるとき、該サポート部材の車
    幅方向中央部と該サポート部材の車幅方向両端部
    とが上下関係をもつて位置し該仕切部材を直立さ
    せるように配設されている、 ことを特徴とする自動車の車室内仕切装置。
JP6042084U 1984-04-23 1984-04-23 自動車の車室内仕切装置 Granted JPS60171764U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6042084U JPS60171764U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 自動車の車室内仕切装置

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JP6042084U JPS60171764U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 自動車の車室内仕切装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60171764U JPS60171764U (ja) 1985-11-14
JPH0341952Y2 true JPH0341952Y2 (ja) 1991-09-03

Family

ID=30587751

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JP6042084U Granted JPS60171764U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 自動車の車室内仕切装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2663948C1 (ru) * 2015-01-09 2018-08-13 Прессан Мадени Есиа Санаяи Ве Тикарет Аноним Сиркети Механизм для изменения ширины багажного отделения в транспортных средствах

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5812044B2 (ja) * 1975-06-05 1983-03-05 日東電工株式会社 液体分離装置における分離管の連結部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5812044U (ja) * 1981-07-17 1983-01-26 マツダ株式会社 バン型自動車の荷室仕切装置

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JPS5812044B2 (ja) * 1975-06-05 1983-03-05 日東電工株式会社 液体分離装置における分離管の連結部

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JPS60171764U (ja) 1985-11-14

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