JP3070224B2 - インストルメントパネルの組付部品支持構造 - Google Patents
インストルメントパネルの組付部品支持構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インストルメントパネ
ルの組付部品支持構造に関するものである。
ルの組付部品支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のインストルメントパネ
ルの内側には、図6に示す如く、ステアリングホイール
51,ステアリングコラム52等のステアリング装置5
3を支持するステアリングサポートメンバ54が車巾方
向に沿って配設されている。このサポートメンバ54
は、車体中央部付近で一対のブレース55,56を介し
てフロアトンネル57と結合されており、これによって
ステアリング装置53の振動を抑えるようにしている。
また、インストルメントパネルに組付けられるラジオ,
灰皿,グローブボックス等の各種組付部品は、ボルトお
よびナットでブレース55,56やインストルメントパ
ネル本体などに締付け固定されるようになっている。
ルの内側には、図6に示す如く、ステアリングホイール
51,ステアリングコラム52等のステアリング装置5
3を支持するステアリングサポートメンバ54が車巾方
向に沿って配設されている。このサポートメンバ54
は、車体中央部付近で一対のブレース55,56を介し
てフロアトンネル57と結合されており、これによって
ステアリング装置53の振動を抑えるようにしている。
また、インストルメントパネルに組付けられるラジオ,
灰皿,グローブボックス等の各種組付部品は、ボルトお
よびナットでブレース55,56やインストルメントパ
ネル本体などに締付け固定されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した組
付部品の支持構造にあっては、ラジオ,灰皿等のインス
トルメントパネル中央部の組付部品とそれ以外の組付部
品たるグローブボックスとが異なる部材に固定されるよ
うに構成されているので、インストルメントパネル全体
の精度や剛性を上げることが難しく、当該インストルメ
ントパネルの振動が抑えられないという不具合を有して
いた。また、サポートメンバ54の車体中央部はブレー
ス55,56を介してフロアトンネル57に結合されて
いるが、その車体中央部と助手席側の端部との間は他の
部材と結合されておらず、サポートメンバ54全体の剛
性が不足しているため、ステアリング装置53の振動を
十分に抑えることができなかった。
付部品の支持構造にあっては、ラジオ,灰皿等のインス
トルメントパネル中央部の組付部品とそれ以外の組付部
品たるグローブボックスとが異なる部材に固定されるよ
うに構成されているので、インストルメントパネル全体
の精度や剛性を上げることが難しく、当該インストルメ
ントパネルの振動が抑えられないという不具合を有して
いた。また、サポートメンバ54の車体中央部はブレー
ス55,56を介してフロアトンネル57に結合されて
いるが、その車体中央部と助手席側の端部との間は他の
部材と結合されておらず、サポートメンバ54全体の剛
性が不足しているため、ステアリング装置53の振動を
十分に抑えることができなかった。
【0004】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、インストルメントパネルお
よびステアリングサポートメンバ全体の剛性を上げ、か
つインストルメントパネルとステアリング装置の振動を
抑えることが可能なインストルメントパネルの組付部品
支持構造を提供することにある。
ものであって、その目的は、インストルメントパネルお
よびステアリングサポートメンバ全体の剛性を上げ、か
つインストルメントパネルとステアリング装置の振動を
抑えることが可能なインストルメントパネルの組付部品
支持構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、インストルメ
ントパネルの内側にステアリングサポートメンバを車巾
方向に沿って設けたインストルメントパネルの組付部品
支持構造において、前記サポートメンバの下方に位置
し、車体中央部付近より助手席側前方にわたって車巾方
向へロアメンバを配置し、該ロアメンバと前記サポート
メンバとを車体の上下方向に沿って配置された車体中央
部付近のメインブレースおよび左右一対のブレースによ
って互いに結合すると共に、前記ロアメンバに前記イン
ストルメントパネルの組付部品を締付け固定している。
題を解決するために、本発明においては、インストルメ
ントパネルの内側にステアリングサポートメンバを車巾
方向に沿って設けたインストルメントパネルの組付部品
支持構造において、前記サポートメンバの下方に位置
し、車体中央部付近より助手席側前方にわたって車巾方
向へロアメンバを配置し、該ロアメンバと前記サポート
メンバとを車体の上下方向に沿って配置された車体中央
部付近のメインブレースおよび左右一対のブレースによ
って互いに結合すると共に、前記ロアメンバに前記イン
ストルメントパネルの組付部品を締付け固定している。
【0006】
【作用】本発明に係るインストルメントパネルの組付部
品支持構造では、車巾方向に沿って設けられるステアリ
ングサポートメンバとロアメンバとを車体の上下方向に
沿って配置された車体中央部付近のメインブレースおよ
び左右一対のブレースによって互いに結合すると共に、
そのロアメンバにインストルメントパネルの組付部品を
締付け固定しているため、インストルメントパネル中央
部部品のラジオ,灰皿等と助手席側に位置するグローブ
ボックス等を同一部材に取付けることができ、インスト
ルメントパネル全体の精度が高くなる上、当該インスト
ルメントパネルおよびステアリングサポートメンバの剛
性が向上する。また、上記ロアメンバは、ステアリング
サポートメンバの下方に位置し、車体中央部付近より助
手席側前方にわたって車巾方向へ配置されているため、
衝撃エネルギーが車体前方から加わったときに、助手席
側乗員のひざがインストルメントパネルの内部に向かっ
て移動する量を少なくすることが可能となる。
品支持構造では、車巾方向に沿って設けられるステアリ
ングサポートメンバとロアメンバとを車体の上下方向に
沿って配置された車体中央部付近のメインブレースおよ
び左右一対のブレースによって互いに結合すると共に、
そのロアメンバにインストルメントパネルの組付部品を
締付け固定しているため、インストルメントパネル中央
部部品のラジオ,灰皿等と助手席側に位置するグローブ
ボックス等を同一部材に取付けることができ、インスト
ルメントパネル全体の精度が高くなる上、当該インスト
ルメントパネルおよびステアリングサポートメンバの剛
性が向上する。また、上記ロアメンバは、ステアリング
サポートメンバの下方に位置し、車体中央部付近より助
手席側前方にわたって車巾方向へ配置されているため、
衝撃エネルギーが車体前方から加わったときに、助手席
側乗員のひざがインストルメントパネルの内部に向かっ
て移動する量を少なくすることが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0008】図1〜図5は本発明に係るインストルメン
トパネルの組付部品支持構造の一実施例を示している。
図において、1は室内側の車体に組付けられるインスト
ルメントパネルであって、このインストルメントパネル
1の内側にはステアリングホイール2,ステアリングコ
ラム3等から成るステアリング装置4を支持するステア
リングサポートメンバ5が所定の高さ位置で車巾方向に
沿って配設されている。
トパネルの組付部品支持構造の一実施例を示している。
図において、1は室内側の車体に組付けられるインスト
ルメントパネルであって、このインストルメントパネル
1の内側にはステアリングホイール2,ステアリングコ
ラム3等から成るステアリング装置4を支持するステア
リングサポートメンバ5が所定の高さ位置で車巾方向に
沿って配設されている。
【0009】上記サポートメンバ5は、その車体中央部
付近でメインブレース6によってメインフロア7のフロ
アトンネル8と結合され、支持されている。このため、
メインブレース6は車体の上下方向に沿って配置されて
おり、上端部はサポートメンバ5の下面に溶接などにて
固着され、下端部はフロアトンネル8の側面にボルト締
めなどにて固定されている。
付近でメインブレース6によってメインフロア7のフロ
アトンネル8と結合され、支持されている。このため、
メインブレース6は車体の上下方向に沿って配置されて
おり、上端部はサポートメンバ5の下面に溶接などにて
固着され、下端部はフロアトンネル8の側面にボルト締
めなどにて固定されている。
【0010】そして、サポートメンバ5の下方に位置
し、車体中央部付近より助手席側前方にわたっては、車
巾方向へ延びるロアメンバ9が配置されており、このロ
アメンバ9とサポートメンバ5とは、車体の上下方向に
沿って配置された左右一対のブレース10,11によっ
て互いに結合されている。また、ロアメンバ9は、車体
中央側の端部がメインブレース6の側面に結合されて取
付けられており、サポートメンバ5の真下に対して車体
後方寄りであって、図示しない助手席に着座した乗員の
ひざLとほぼ対向する高さ位置に配設されている。しか
も、ロアメンバ9は、後述する組付部品の配置関係によ
り車巾方向の中間部途で屈曲され、車体中央側は助手席
よりも高くなるように形成されている。
し、車体中央部付近より助手席側前方にわたっては、車
巾方向へ延びるロアメンバ9が配置されており、このロ
アメンバ9とサポートメンバ5とは、車体の上下方向に
沿って配置された左右一対のブレース10,11によっ
て互いに結合されている。また、ロアメンバ9は、車体
中央側の端部がメインブレース6の側面に結合されて取
付けられており、サポートメンバ5の真下に対して車体
後方寄りであって、図示しない助手席に着座した乗員の
ひざLとほぼ対向する高さ位置に配設されている。しか
も、ロアメンバ9は、後述する組付部品の配置関係によ
り車巾方向の中間部途で屈曲され、車体中央側は助手席
よりも高くなるように形成されている。
【0011】上記ロアメンバ9は、長手状の水平面部1
2と、この水平面部12の前端を上方へ直角に折り曲げ
た上部垂直面部13と、水平面部12の後端を下方へ直
角に折り曲げた下部垂直面部14とによってクランク状
に形成されており、車体中央側の端部にはこれを車体後
方へほぼ直角に折り曲げることにより形成されたフラン
ジ部15が設けられている。そして、このフランジ部1
5は、メインブレース6の側面と結合するようになって
いる。
2と、この水平面部12の前端を上方へ直角に折り曲げ
た上部垂直面部13と、水平面部12の後端を下方へ直
角に折り曲げた下部垂直面部14とによってクランク状
に形成されており、車体中央側の端部にはこれを車体後
方へほぼ直角に折り曲げることにより形成されたフラン
ジ部15が設けられている。そして、このフランジ部1
5は、メインブレース6の側面と結合するようになって
いる。
【0012】車体中央寄りの上下垂直面部13,14に
は、これを上下方向へそれぞれ延長してなる拡大部13
a,14aが設けられており、上部垂直面部13の拡大
部13aには上下方向に間隔を置いて一対の上部組付孔
16,17が穿設され、下部垂直面部14の拡大部14
aには下部組付孔18が穿設されている。これら上下部
組付孔16,17,18には、ヒータコントロールユニ
ット19,ラジオ20,灰皿21およびカップホルダ2
2を締付け固定するボルト23が挿入配置されるように
なっており、拡大部13a,14aの車体前方側に位置
する面には上下部組付孔17,18と対応して溶接ナッ
ト24が固着されている。
は、これを上下方向へそれぞれ延長してなる拡大部13
a,14aが設けられており、上部垂直面部13の拡大
部13aには上下方向に間隔を置いて一対の上部組付孔
16,17が穿設され、下部垂直面部14の拡大部14
aには下部組付孔18が穿設されている。これら上下部
組付孔16,17,18には、ヒータコントロールユニ
ット19,ラジオ20,灰皿21およびカップホルダ2
2を締付け固定するボルト23が挿入配置されるように
なっており、拡大部13a,14aの車体前方側に位置
する面には上下部組付孔17,18と対応して溶接ナッ
ト24が固着されている。
【0013】また、上記ヒータコントロールユニット1
9,ラジオ20,灰皿21およびカップホルダ22は、
インストルメントパネル1の中央部に組付けられる組付
部品であり、ラジオ20および灰皿21の背面側にはボ
ルト孔25,26を有する支持ブラケット27,28が
設けられ、カップホルダ22の上面にはボルト孔(図示
せず)を有する支持ブラケット29が立設されている。
なお、ヒータコントロールユニット19の背面側にはボ
ルト23を螺入するねじ孔(図示せず)が設けられてい
る。
9,ラジオ20,灰皿21およびカップホルダ22は、
インストルメントパネル1の中央部に組付けられる組付
部品であり、ラジオ20および灰皿21の背面側にはボ
ルト孔25,26を有する支持ブラケット27,28が
設けられ、カップホルダ22の上面にはボルト孔(図示
せず)を有する支持ブラケット29が立設されている。
なお、ヒータコントロールユニット19の背面側にはボ
ルト23を螺入するねじ孔(図示せず)が設けられてい
る。
【0014】一方、図示しない助手側に位置するロアメ
ンバ9の水平面部12の上面には、左右一対の組付孔3
0,31と対応して一対の溶接ナット32,33が車巾
方向に間隔を置いて固着されており、これら溶接ナット
32,33にグローブボックス34を締付け固定するボ
ルト35が螺入されるようになっている。グローブボッ
クス34は、インストルメントパネル1の助手席側の下
部に組付けられる組付部品であり、その下面の左右両側
には一対の支持ブラケット36,37が取付けられてい
る。そして、これら支持ブラケット36,37の先端部
は、グローブボックス34の下面より車体前方側へ突出
して配置されており、当該先端部にはボルト35を挿通
させるボルト孔38,39が穿設されている。
ンバ9の水平面部12の上面には、左右一対の組付孔3
0,31と対応して一対の溶接ナット32,33が車巾
方向に間隔を置いて固着されており、これら溶接ナット
32,33にグローブボックス34を締付け固定するボ
ルト35が螺入されるようになっている。グローブボッ
クス34は、インストルメントパネル1の助手席側の下
部に組付けられる組付部品であり、その下面の左右両側
には一対の支持ブラケット36,37が取付けられてい
る。そして、これら支持ブラケット36,37の先端部
は、グローブボックス34の下面より車体前方側へ突出
して配置されており、当該先端部にはボルト35を挿通
させるボルト孔38,39が穿設されている。
【0015】また、上記左右一対のブレース10,11
は、車巾方向で助手席寄りに間隔を置いて配置されてお
り、上端部10a,11aはサポートメンバ5の下面に
固着され、下端部10b,11bはロアメンバ9の上部
垂直面部13に固着されている。このため、ブレース1
0,11の上端部10a,11aはサポートメンバ5と
対応する湾曲状に屈曲形成され、下端部10b,11b
はロアメンバ9の上部垂直面部13と対応して下方へほ
ぼ直角に折り曲げられて形成されている。しかして、ブ
レース10,11は車体後方に向って下り傾斜に配置さ
れている。
は、車巾方向で助手席寄りに間隔を置いて配置されてお
り、上端部10a,11aはサポートメンバ5の下面に
固着され、下端部10b,11bはロアメンバ9の上部
垂直面部13に固着されている。このため、ブレース1
0,11の上端部10a,11aはサポートメンバ5と
対応する湾曲状に屈曲形成され、下端部10b,11b
はロアメンバ9の上部垂直面部13と対応して下方へほ
ぼ直角に折り曲げられて形成されている。しかして、ブ
レース10,11は車体後方に向って下り傾斜に配置さ
れている。
【0016】本実施例の支持構造においては、インスト
ルメントパネル1を室内側の車体に組付けた状態で、ヒ
ータコントロールユニット19の背面側をロアメンバ9
の上部垂直面部13の拡大部13aに重ね合せ、図3に
示す如く上部組付孔16を介してボルト23を車体前方
側よりねじ孔(図示せず)に螺入させて締付け固定す
る。また、ラジオ20の支持ブラケット27を上部垂直
面部13の拡大部13aに同様に重ね合せ、図2および
図3に示す如くボルト孔25および上部組付孔17を介
してボルト23を車体後方側より溶接ナット24に螺入
させて締付け固定する。さらに、灰皿21の支持ブラケ
ット28およびカップホルダ22の支持ブラケット29
を下部垂直面部14の拡大部14aに重ね合せ、ボルト
孔26等および下部組付孔18を介してボルト23を車
体後方側より溶接ナット24に螺入させて共締め固定す
る。
ルメントパネル1を室内側の車体に組付けた状態で、ヒ
ータコントロールユニット19の背面側をロアメンバ9
の上部垂直面部13の拡大部13aに重ね合せ、図3に
示す如く上部組付孔16を介してボルト23を車体前方
側よりねじ孔(図示せず)に螺入させて締付け固定す
る。また、ラジオ20の支持ブラケット27を上部垂直
面部13の拡大部13aに同様に重ね合せ、図2および
図3に示す如くボルト孔25および上部組付孔17を介
してボルト23を車体後方側より溶接ナット24に螺入
させて締付け固定する。さらに、灰皿21の支持ブラケ
ット28およびカップホルダ22の支持ブラケット29
を下部垂直面部14の拡大部14aに重ね合せ、ボルト
孔26等および下部組付孔18を介してボルト23を車
体後方側より溶接ナット24に螺入させて共締め固定す
る。
【0017】次いで、グローブボックス34の支持ブラ
ケット36,37をロアメンバ9の水平面部12の下面
に重ね合せ、図2および図4に示す如くボルト孔38,
39および組付孔30,31を介してボルト35を車体
下方より溶接ナット32,33に螺入させて締付け固定
する。すると、上記したインストルメントパネル1の組
付部品たるヒータコントロールユニット19,ラジオ2
0,灰皿21,カップホルダ22およびグローブボック
ス34は、すべてロアメンバ9に組付けられて支持され
る。
ケット36,37をロアメンバ9の水平面部12の下面
に重ね合せ、図2および図4に示す如くボルト孔38,
39および組付孔30,31を介してボルト35を車体
下方より溶接ナット32,33に螺入させて締付け固定
する。すると、上記したインストルメントパネル1の組
付部品たるヒータコントロールユニット19,ラジオ2
0,灰皿21,カップホルダ22およびグローブボック
ス34は、すべてロアメンバ9に組付けられて支持され
る。
【0018】本実施例の支持構造によれば、インストル
メントパネル1の中央部組付部品たるヒータコントロー
ルユニット19,ラジオ20,灰皿21およびカップホ
ルダ22のみならず、助手席側組付部品たるグローブボ
ックス34もロアメンバ9という同一部材に組付けられ
るため、インストルメントパネル1全体の精度を出し、
剛性を上げることが可能となる。しかも、ステアリング
サポートメンバ5とロアメンバ9とは、車体中央部付近
ではメインブレース6によって、また助手席側では左右
一対のブレース10,11によって互いに結合されてい
るため、当該サポートメンバ5全体の剛性向上が図れ
る。さらに、インストルメントパネル1の助手席側に
は、ロアメンバ9が図4および図5に示す如く適切な位
置に配設されているため、前突時などにおいて、助手席
に着座している乗員のひざLがインストルメントパネル
1に組付けられたグローブボックス34の内部に向って
(図4および図5中の矢印方向)移動するのを抑えるこ
とができる。
メントパネル1の中央部組付部品たるヒータコントロー
ルユニット19,ラジオ20,灰皿21およびカップホ
ルダ22のみならず、助手席側組付部品たるグローブボ
ックス34もロアメンバ9という同一部材に組付けられ
るため、インストルメントパネル1全体の精度を出し、
剛性を上げることが可能となる。しかも、ステアリング
サポートメンバ5とロアメンバ9とは、車体中央部付近
ではメインブレース6によって、また助手席側では左右
一対のブレース10,11によって互いに結合されてい
るため、当該サポートメンバ5全体の剛性向上が図れ
る。さらに、インストルメントパネル1の助手席側に
は、ロアメンバ9が図4および図5に示す如く適切な位
置に配設されているため、前突時などにおいて、助手席
に着座している乗員のひざLがインストルメントパネル
1に組付けられたグローブボックス34の内部に向って
(図4および図5中の矢印方向)移動するのを抑えるこ
とができる。
【0019】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0020】
【0021】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係るインストルメ
ントパネルの組付部品支持構造は、車巾方向に沿って設
けられるステアリングサポートメンバの下方に位置し、
車体中央部付近より助手席側前方にわたって車巾方向へ
ロアメンバを配置し、このロアメンバと上記サポートメ
ンバとを車体の上下方向に沿って配置された車体中央部
付近のメインブレースおよび左右一対のブレースによっ
て互いに結合すると共に、上記ロアメンバにインストル
メントパネルの組付部品を締付けて固定したので、イン
ストルメントパネルの車体中央部の組付部品と助手席側
の組付部品をロアメンバという同一部材に組付けること
が可能となり、インストルメントパネル全体の精度向上
を図ることができ、又剛性も向上させることができる。
また、本発明の支持構造では、ロアメンバとサポートメ
ンバとが車体中央部付近では車体の上下方向に沿って配
置されたメインブレースによって、また助手席側では左
右一対のブレースによって互いに結合されているので、
ステアリングサポートメンバ全体の剛性向上を図ること
ができ、ステアリング装置の振動を十分抑えることがで
きる。しかも、衝撃エネルギーが車体前方から加わった
ときには、助手席側前方にもロアメンバが配置されてい
ることから、助手席側乗員のひざがロアメンバの存在に
よってインストルメントパネルの内部に向かって移動す
るのを抑えることができる。
ントパネルの組付部品支持構造は、車巾方向に沿って設
けられるステアリングサポートメンバの下方に位置し、
車体中央部付近より助手席側前方にわたって車巾方向へ
ロアメンバを配置し、このロアメンバと上記サポートメ
ンバとを車体の上下方向に沿って配置された車体中央部
付近のメインブレースおよび左右一対のブレースによっ
て互いに結合すると共に、上記ロアメンバにインストル
メントパネルの組付部品を締付けて固定したので、イン
ストルメントパネルの車体中央部の組付部品と助手席側
の組付部品をロアメンバという同一部材に組付けること
が可能となり、インストルメントパネル全体の精度向上
を図ることができ、又剛性も向上させることができる。
また、本発明の支持構造では、ロアメンバとサポートメ
ンバとが車体中央部付近では車体の上下方向に沿って配
置されたメインブレースによって、また助手席側では左
右一対のブレースによって互いに結合されているので、
ステアリングサポートメンバ全体の剛性向上を図ること
ができ、ステアリング装置の振動を十分抑えることがで
きる。しかも、衝撃エネルギーが車体前方から加わった
ときには、助手席側前方にもロアメンバが配置されてい
ることから、助手席側乗員のひざがロアメンバの存在に
よってインストルメントパネルの内部に向かって移動す
るのを抑えることができる。
【図1】本発明の一実施例に係るインストルメントパネ
ルの組付部品支持構造を示す斜視図である。
ルの組付部品支持構造を示す斜視図である。
【図2】上記インストルメントパネルの組付部品をロア
メンバに組付ける前の状態を示す斜視図である。
メンバに組付ける前の状態を示す斜視図である。
【図3】上記インストルメントパネルの中央部組付部品
を組付ける状態を概念的に示す側面図である。
を組付ける状態を概念的に示す側面図である。
【図4】上記インストルメントパネルの助手席側組付部
品を組付ける状態を概念的に示す側面図である。
品を組付ける状態を概念的に示す側面図である。
【図5】上記実施例の組付部品支持構造を概念的に示す
平面図である。
平面図である。
【図6】従来のインストルメントパネルの組付部品支持
構造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
1 インストルメントパネル 4 ステアリング装置 5 ステアリングサポートメンバ 6 メインブレース 8 フロアトンネル 9 ロアメンバ 10,11 ブレース 12 水平面部 13,14 垂直面部 15 フランジ部 16,17,18 組付孔 19 ヒータコントロールユニット 20 ラジオ 21 灰皿 22 カップホルダ 23 ボルト 24 溶接ナット 25,26 ボルト孔 27,28,29 支持ブラケット 30,31 組付孔 32,33 溶接ナット 34 グローブボックス 35 ボルト 36,37 支持ブラケット 38,39 ボルト孔
Claims (1)
- 【請求項1】 インストルメントパネルの内側にステア
リングサポートメンバを車巾方向に沿って設けたインス
トルメントパネルの組付部品支持構造において、前記サ
ポートメンバの下方に位置し、車体中央部付近より助手
席側前方にわたって車巾方向へロアメンバを配置し、該
ロアメンバと前記サポートメンバとを車体の上下方向に
沿って配置された車体中央部付近のメインブレースおよ
び左右一対のブレースによって互いに結合すると共に、
前記ロアメンバに前記インストルメントパネルの組付部
品を締付け固定したことを特徴とするインストルメント
パネルの組付部品支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4040688A JP3070224B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | インストルメントパネルの組付部品支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4040688A JP3070224B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | インストルメントパネルの組付部品支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05213098A JPH05213098A (ja) | 1993-08-24 |
JP3070224B2 true JP3070224B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=12587496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4040688A Expired - Fee Related JP3070224B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | インストルメントパネルの組付部品支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3070224B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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---|---|---|---|---|
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JP3360647B2 (ja) * | 1998-09-16 | 2002-12-24 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車の車体前部構造 |
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JP5978973B2 (ja) * | 2012-12-17 | 2016-08-24 | スズキ株式会社 | 車両用構造物固定構造 |
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-
1992
- 1992-01-31 JP JP4040688A patent/JP3070224B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05213098A (ja) | 1993-08-24 |
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