JP3080099B2 - スラブ供給ヤード - Google Patents

スラブ供給ヤード

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JP3080099B2
JP3080099B2 JP08513786A JP51378696A JP3080099B2 JP 3080099 B2 JP3080099 B2 JP 3080099B2 JP 08513786 A JP08513786 A JP 08513786A JP 51378696 A JP51378696 A JP 51378696A JP 3080099 B2 JP3080099 B2 JP 3080099B2
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正義 高橋
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    • B21B1/466Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling metal immediately subsequent to continuous casting in a non-continuous process, i.e. the cast being cut before rolling
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はスラブ供給ヤードに関するものである。
背景技術 例えば、鋼の連続鋳造スラブ(鋳片)を次工程の熱間
圧延設備(熱間圧延機)へ供給するには、鋳造後の熱ス
ラブの鋳造熱を有効に用いるため鋳造後の熱スラブを直
ちに熱間圧延設備の加熱炉へ装入し、熱間圧延に好適な
温度に加熱後、熱間圧延機へ供給する作業(以下DHCRと
いう)と、連続鋳造後の熱スラブを圧延順待ち等のため
に一旦貯蔵ピットへ収納し熱スラブの保有熱の低下を抑
制しつつ保管し、次いで、この保管熱スラブを圧延順に
従って順次加熱炉へ装入して上記同様に加熱後熱間圧延
機へ供給する作業(以下HCRという)と、連続鋳造機と
熱間圧延機の処理能力差、設備故障等に対処するための
バッファーとして計画的に連続鋳造後の高温スラブ(以
下加熱スラブという)を冷却したスラブ、鋳造後の熱ス
ラブに表面疵が見つかり、手入れのために冷却したスラ
ブ等の低温スラブ(以下冷スラブという)をスラブ−ヤ
ードへ貯蔵しておき、これを圧延順に従って加熱炉へ導
き、上記同様に加熱後に熱間圧延機へ供給する作業(以
下CCRという)の3種類の作業を行っている。
このようなスラブの供給を行うに際し、熱スラブと冷
スラブの加熱(炉)を区分し、連続鋳造機と熱間圧延機
の生産バランスをとりつつ加熱炉での省エネをはかるこ
とが、特開平−106501号公報に開示されている。
しかしながら、上記のごときスラブの供給において
は、熱スラブの供給時は熱スラブの物流系統がフル稼動
となり、冷スラブの供給時には冷スラブの物流系統がフ
ル稼動となり、設備、要員、システムが二重対応となる
ことから極めて非効率である等の課題がある。
本発明はこのような課題を有利に解決するためになさ
れたものであり、前記のごとき3ルートのスラブ供給に
とどまらず、複数ルートのスラブ物流の整合性と圧延タ
イミングを正確にかつ確実にして効率的なスラブ物流を
可能にし、生産性を向上することのできるスラブ供給ヤ
ードを提供することを目的とするものである。
発明の開示 本発明のスラブ供給ヤードは、連続鋳造機と加熱炉装
入テーブルとの間に直線状のスラブ搬送テーブルと、こ
のスラブ搬送テーブルを横切って並列される複数棟のス
ラブストックヤードと、前記スラブ搬送テーブルとスラ
ブストックヤードとの間で熱・冷両スラブ受渡し共用の
受渡し手段とを設けたことを特徴とするものである。
このようなスラブ供給ヤードにおいては、CCRとして
は例えば連続鋳造機で鋳造後のスラブのうち高品位材
(高級材)で表面手入等を厳格に施す必要のある熱スラ
ブは、スラブ搬送テーブル(ローラテーブル等)上を搬
送中にプッシャーでテーブル外のスラブ受台へ押出し、
スラブ受台へ押出した熱スラブを天井クレーンその他の
スラブ搬送テーブルとスラブストックヤードとの間で熱
・冷両スラブの受渡しを共に行うことのできる受渡し手
段で所要のスラブストックヤードへ移送し、冷却後グラ
インダー等で表面手入れを施し、冷スラブとしてスラブ
ストックヤードに一旦保管する。また、鋳造中等におい
て除去する必要のある大きな疵等が表面に発生した熱ス
ラブは、上記同様に処理して冷スラブとし、必要な表面
手入れを行った後にスラブストックヤードへ一旦保管す
る。さらに、熱間圧延機等の連続鋳造機(工程)より下
工程で設備故障等により停止した場合は、連続鋳造機及
びその上工程の製鋼炉(転炉等)等の操業を停止させる
ことのないように下工程の操業停止中も鋳造を中断する
ことなく続行し、その鋳造スラブを上記のごとくスラブ
ストックヤードへ移送して冷スラブとして一旦保管し、
圧延順に従ってスラブ搬送テーブルへ移載し、加熱炉へ
移送装入して加熱後熱間圧延機へ供給する。
一方、DHCRとしては例えば品質的に又は材質的にそれ
程厳格でないもので、熱間圧延前の加熱炉での熱間圧延
に好適な加熱範囲が広く且つ表面手入れも厳格でないも
の、つまり熱間圧延における自由度が大きいものは、鋳
造後の熱スラブをスラブストックヤードへ保管すること
なく、上記スラブ搬送テーブルにより直接加熱炉装入テ
ーブルへ移送して加熱炉へ装入し、加熱後熱間圧延機へ
供給する。また、HCRとしてはスラブ搬送テーブルとス
ラブストックヤードとの間で熱・冷両スラブの受渡しを
共に行うことのできる受渡し手段の所要のスラブストッ
クヤードの熱スラブ貯蔵ピットに一旦保管し、圧延順に
従って上記同様にスラブ搬送テーブルへ移載して加熱炉
へ移送装入し、加熱したうえ熱間圧延機へ供給すればよ
い。
更に、連続鋳造機出側と連続鋳造機出側に近いスラブ
ストックヤードの間に熱スラブの検査用および/または
手入れ用のスラブ搬送ラインを前記の直線状のスラブ搬
送テーブルと平行に設けることによって、熱スラブを冷
却することなく、オンラインで検査・手入れができるの
で、品質厳格材や材質厳格材もHCRで製造が可能とな
る。熱スラブの検査用および/または手入れ用のスラブ
搬送ラインを横切り、かつ熱スラブ直送用のスラブ搬送
テーブルとの間にスラブの移送手段(例えば、トラバー
スカーや天井クレーンなどの移載装置)を設けることに
よって、スラブの物流機構は大幅に改善でき、高品位材
でのHCRが可能となる。
このようにCCR,HCR,DHCRの3種類の物流を連続鋳造機
出側から加熱炉装入テーブルまで延びた直線状のスラブ
搬送テーブルと、スラブ搬送テーブルとスラブストック
ヤードとの間で熱・冷両スラブの受渡しを共に行うこと
のできる受渡し手段とよりなる単純な搬送手段と複数の
スラブストックヤードとの組合せによって熱スラブ、冷
スラブの区別なく圧延命令順に従って加熱炉へ移送する
ことができ、物流の整合性とタイミングが加熱炉より手
前の一箇所で把握することができることから正確に圧延
順に基づくスラブ供給ができ、生産性を向上するととも
に下工程の操業中断に対してもバッファー機能を発揮し
上工程の操業も支障なく続行させることができる。
上記のごときDHCRの操業としては例えば、鋳造後900
〜1000℃のスラブをスラブ搬送テーブルへ移載してスラ
ブストックヤードへ保管することなく加熱炉装入テーブ
ルへ移送し、加熱炉へ装入して鋼の組成等に応じて1100
〜1300℃に加熱後、熱間圧延機へ供給する。また、HCR
の操業としては上記のごとく鋳造後900〜1000℃のスラ
ブをスラブ搬送テーブルへ移載し、スラブストックヤー
ドの熱スラブ貯蔵ピットへ圧延命令順待ち等のために一
旦保管する。この貯蔵ピットは数枚のスラブの山積み保
管ができるスペースを有することが好ましく、貯蔵時間
としてはスラブ温度が約400℃以上確保可能な時間とす
ることが望ましい。つまり400℃より低温になると加熱
炉での熱間圧延に好適な温度1100〜1300℃に加熱するの
に長時間を要し、圧延命令に即応じて熱スラブを熱間圧
延機へ供給することが困難になることがあり好ましくな
い。
なお、貯蔵時間の調整は、熱スラブ貯蔵ピットへの熱
スラブ積込み枚数(量)によって調整することができ
る。即ち、積込み枚数が多いと放熱による熱スラブの温
度低下が遅く、逆に積込み枚数が少ないと放熱による熱
スラブの温度低下が速くなるので、この貯蔵ピットへの
積込み枚数によって圧延命令順のタイミングに即応する
貯蔵時間に調整することができる。具体的には通常のサ
イズで約1000℃の熱スラブで5〜8枚貯蔵し、蓋掛けに
よる放熱を抑制するピットにおいては400℃程度に低下
する迄に8〜12時間を要するため、この間、圧延命令順
を待つことが可能となる。しかしながら熱スラブの加熱
温度への即応性向上(加熱炉内の滞留時間の短縮)のた
めには、熱スラブの温度は高い方が好ましい。
図面の簡単な説明 第1図は本発明の実施例を示す正面図である。
第2図はスラブカーの平面図である。
第3図はスラブカーの正面図である。
第4図はスラブカーの側面図である。
第5図は積載スラブがリフター上に位置した状態を示
す正面図である。
第6図は積載スラブがスラブカーからリフターに移載
される状態を示す正面図である。
第7図は積載スラブがリフターから搬送テーブルに移
載される状態を示す正面図である。
第8図は積載スラブの移載終了状況を示す正面図であ
る。
第9図は搬送経路の決定手段および搬送制御の例を示
すブロック図である。
発明を実施するための最良の形態 次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づ
いて説明する。
第1図において、1,1aは所要間隔をおいて位置された
2台の連続鋳造機で、各連続鋳造機1,1aの出側に続くス
トランドテーブル2,2a,2b,2cの先端にはこれらと直交す
る方向にレール3が敷設され、このレール3上をトラバ
ースカー4,4aが移動自在としたトラバース機構を設け
る。このトラバース機構を介して連結するローラテーブ
ル方式を用いた直線状のスラブ搬送テーブル5と、これ
に並行する熱スラブ直送用のスラブ搬送テーブルライン
を構成するスラブ搬送テーブル5aとが、加熱炉6の加熱
炉装入テーブル7及び加熱炉出側テーブル24を経て熱間
圧延機25まで達するように配設されている。また、この
連続鋳造機1,1aと熱間圧延機手前の加熱炉装入テーブル
7及び加熱炉出側テーブル24との間には両スラブ搬送テ
ーブル5,5aを横切ってこれらと直交する方向に複数棟の
第1、第2、第3、第4のスラブストックヤード11,11
a,11b,11cが配設されている。そして、一方のスラブ搬
送テーブル5の両側には前記した中間の第2、第3のス
ラブストックヤード11a,11bから加熱炉装入テーブル7
の直前までスラブ搬送テーブル5に沿ってレール上をス
ラブカー8,8aが移動自在とするスラブカー移動路9,9aが
設けてある。そして、このスラブカー移動路9,9aの先端
部分にあたる加熱炉装入テーブル7の近傍に位置して前
記した加熱炉装入テーブル7に近い第4のスラブストッ
クヤード11cにはスラブ移載機10を配設してある。
また、前記した第1のスラブストックヤード11内には
複数のスラブクーリング場12,12aとスラブ手入れ場13,1
3aや、手入れスラブ仮置場14、手入れ済スラブ仮置場15
を配設してあり、また、第2のスラブストックヤード11
a及び第3のスラブストックヤード11bにはそれぞれ熱ス
ラブ貯蔵ピット16,16a及び16b,16c、冷スラブ準備ヤー
ド17及び17a、冷スラブヤード18及び18aを配設してあ
り、第4のスラブストックヤード11cには再熱受取冷却
場19、冷スラブ準備ヤード17b、冷スラブヤード18bを配
置してある。なお、図中20,20aはスラブ搬送テーブル5,
5aの基端にある秤量機、21,21aはこの秤量機20,20aの先
方に配置したスラブ表面疵検査場、22,22aおよび23,23a
は第1のスラブストックヤード11内においてスラブ搬送
テーブル5,5aに沿って配置されたプッシャー及びスラブ
受台、24は加熱炉6の加熱炉装入テーブル7に続く加熱
炉出側テーブル、25はスラブ搬送テーブル5,5aの延長端
に配置された熱間圧延機、19は熱間圧延機25以降の下工
程で操業が停止したため熱スラブの供給を停止する場
合、加熱炉6内にある加熱スラブを長時間加熱状態にお
くと品質欠陥の原因になるので、一旦仮置する再熱受取
冷却場である。
また、熱スラブ直送用のスラブ搬送テーブルラインと
平行に、熱スラブの検査用および/または手入れ用のス
ラブ搬送ライン5bを設け、該搬送ライン5bには、秤量機
20b、スラブ表面欠陥検出装置35、表面欠陥手入装置36
が順に配置されている。
このようなスラブ供給ヤードにおいて、例えば連続鋳
造機1で鋳造した熱スラブがストランドテーブル2,2aを
介してトラバースカー4に受け取られてスラブ搬送テー
ブル5,5aに払出されると、このスラブ搬送テーブル5,5a
に配設した秤量機20,20a上で一旦停止し、スラブ単量が
測定された後にスラブ表面検査場21,21aへ移送されて一
旦停止し、ここで表面検査された後、表面手入れを要す
ると判定した熱スラブは移送途中にプッシャー22,22aに
よりスラブ搬送テーブル5,5aの外へ押し出される。そし
て、この押し出された表面手入れを要する熱スラブはス
ラブ受台23,23aへ移載され、天井走行クレーン(図示せ
ず)で第1のスラブストックヤード11のスラブクーリン
グ場12へ移送して冷却されたうえ手入れスラブ仮置場14
へ移動し、次いで、スラブ手入れ場13へ移動してスラブ
表面疵部を溶削手入れしたのち反転機26で反転され、ス
ラブ裏面を上側に位置せしめてスラブ手入れ場13aへ移
送されて同様に表面手入れされたのち第1のスラブスト
ックヤード11内にある秤量機20bで重量を測定して手入
れ済スラブ仮置場15へ貯品する。しかる後、天井走行ク
レーン(図示せず)によって第1のスラブストックヤー
ド11から第4のスラブストックヤード11cにわたって設
けられたスラブカー移動路9bを走行するスラブカー8bへ
移載され、レール上を走行して第2のスラブストックヤ
ード11a、第3のスラブストックヤード11b及び第4スラ
ブストックヤード11cの冷スラブヤード18,18a,18bへ送
られてここでストックする。そして、このストックした
冷却スラブは圧延命令順に従って天井走行クレーン(図
示せず)により冷スラブ準備ヤード17,17a,17bへ事前に
搬入される。
また、上記のごとく冷スラブとしてストックする他、
熱間圧延機25より下工程で設備トラブル等によって設備
停止が発生した場合は、連続鋳造1,1aから上工程の操業
停止又は減産を避けるため、上記のごとく連続鋳造機の
熱スラブ全量をスラブ搬送テーブル5で搬送中にプッシ
ャー22によりスラブ受台23へ移載し、スラブクーリング
場12へ移送し、ここで冷却後、冷スラブヤード18,18a,1
8bへ順次移送して下工程の操業再開まで冷スラブとして
ストックし、この中から圧延命令順に従って冷スラブ準
備ヤード17,17a,17bへストックする。
一方、前記のごとく連続鋳造後に表面手入れの必要が
ない熱スラブのうちただちに熱間圧延機25で処理可能な
ものは、スラブ搬送テーブル5,5aにより直接加熱炉6へ
導き熱間圧延に好適な温度に加熱するため、スラブ搬送
テーブル5,5aで加熱炉装入テーブル7へ搬送し、加熱炉
6へ装入加熱後、加熱炉出側テーブル24へ払出し、スラ
ブ搬送テーブル5aを介して熱間圧延機25へ供給する。
表面欠陥検出装置35で欠陥が検出された熱スラブは、
オンラインの欠陥手入装置35で確実に表面の欠陥を除去
する。欠陥手入装置としては、スカーフィング、グライ
ンダー手入装置の双方を設けることが好ましいが、いづ
れか一方でもかまわない。尚、熱スラブ裏面の検査およ
び手入れは、スラブ搬送ライン5bに設けたスラブ反転機
(図示せず)により搬送ライン5b上で可能であるが、ス
ラブストックヤード11内で前記搬送ライン5b以外に設け
たスラブ反転機(図示せず)を用いることによって、ス
ラブ移送手段により搬送ライン5b以外の反転機と搬送ラ
イン5bとで熱スラブの受渡しを行うことによっても可能
である。欠陥検査設備および/または欠陥手入れ設備の
作動が遠隔操作する機能を有してあれば、例えば、加熱
炉または圧延機の操作者が遠隔操作にて熱スラブの欠陥
検査・手入れを行うことができるので、欠陥検査・手入
れの省力化により、人件費による製造コスト上昇を防げ
るので更に好ましい。また、図示されていないが例え
ば、特開平4−350547号公報、特開平5−87745号公報
等に記載の方法を用いた自動欠陥検出装置をスラブ表面
疵検査場21,21aに配置したり、表面欠陥検出装置35に適
用すれば、更に熱スラブの欠陥検査が効率的にしかも精
度良く行えるので、次工程での成品不良を低減すること
が出来る。
また、連続鋳造後、表面手入れの必要がない熱スラブ
で圧延順序を後にするものについては、天井走行クレー
ンでスラブ搬送テーブル5から熱スラブ貯蔵ピット16,1
6a,16b,16cへ収納し、熱スラブ保有熱の低下を抑制しつ
つ圧延命令待ちの間貯蔵しておくものである。
前記例スラブ準備ヤード17,17a,17bにストックした冷
却スラブと上記熱スラブ貯蔵ピット16,16a,16b,16cに貯
蔵した熱スラブを圧延命令順に従って加熱炉装入テーブ
ル7へスラブ搬送テーブル5を介して搬送するに際して
は、天井走行クレーン(図示せず)でスラブカー8に圧
延命令順に複数枚積込み、次いで、スラブカー移動路9
を走行させてスラブ移載機10の直下で停止し、ピックア
ップクレーン27で一枚毎スラブ搬送テーブル5へ移載し
て加熱炉入側装入テーブル7へ搬送し、加熱炉6へ装入
加熱後に加熱炉出側テーブル24に払出しスラブ搬送テー
ブル5aから熱圧延機25へ供給する。
このように鋳造後の熱スラブを直接加熱炉へ導く物流
ルートと、鋳造後一旦熱スラブ貯蔵ピットへ収納した熱
スラブを加熱炉へ導く物流ルートと、冷スラブ準備ヤー
ドへストックした冷スラブを加熱炉へ導く物流ルートの
3ルートの物流を複数のスラブストックヤード11,11a,1
1b,11cを横切って連続鋳造機1,1aから熱間圧延機25に向
け敷設した直線状のスラブ搬送テーブル5,5aとスラブス
トックヤード11,11a,11b,11cとの間で熱・冷両スラブの
受渡しを共に行うことのできる受渡し手段で3ルートを
統合して圧延命令順に従って加熱炉6を経て供給するも
のである。
なお、実施例のように連続鋳造機1,1aを2機並設して
いる場合は、直線状のスラブ搬送テーブル5に並行して
鋳造後の熱スラブを熱間圧延に好適な温度に加熱したう
え熱間圧延機25へ直送する直線状のスラブ搬送テーブル
ライン即ちスラブ搬送テーブル5aに直送材加熱炉28を設
けたラインを設けて鋳造後の熱スラブを直送材加熱炉28
で熱間圧延に好適な温度に加熱した後、直接熱間圧延機
25へ供給することにより、スラブ供給ヤードとしての機
能(特にスラブ物流機能)を著しく向上することができ
る。
次に、前記したスラブカー移動路9の先方部分にあた
る加熱路装入テーブル7の近傍に設けられたスラブ移載
機10によるスラブ移載について説明する。
第2図、第3図及び第4図に示すごとく、スラブカー
移動路9を移動自在としたスラブカー8の台車30にはリ
フター通過溝29が形成されていて、この台車30に圧延命
令順に複数枚のスラブ31を積込んで、第1図に示すごと
きスラブ移動路9を走行させ、第5図に示すようにスラ
ブ移載機10のリフター32の位置を停止させる。次いで、
第6図に示すごとく昇降装置33によりリフター32をスラ
ブカー8の台車30に配設されたリフター通過溝29を通じ
て上昇させて台車30上のスラブ31を持ち上げたのち、第
7図に示す示すごとくピックアップクレーン27が架台34
上を移動し、リフター32上のスラブ31を1枚ずつ掴みス
ラブ搬送テーブル5へ移載して第1図に示すごとく加熱
炉装入テーブル7へ搬送し加熱炉6へ装入する。一方、
スラブカー8は所定の積込み位置(例えばスラブ31を積
込んだ位置)へ戻る。もう一つのスラブカー8aは主に熱
スラブ貯蔵ピット16a,16cのスラブをスラブ移載機10へ
移送するもので、このスラブカー8aの機能はスラブカー
8の機能と同様であり、スラブカー8,8aは同時又は順次
移動させる。
このようにしてリフター32上のスラブ31のスラブ搬送
テーブル5への移載が完了すると、第8図に示すごとく
リフター32は降下しスラブカー8の受入準備をする。こ
のスラブカー8は第1図に示すごとくスラブストックヤ
ード11a,11bの熱スラブ貯蔵ピット16,16b、冷スラブ準
備ヤード17,17a、冷スラブヤード18,18aのスラブをスラ
ブ移載機10へ移送するものとしている。なお、連続鋳造
機1に近い第1のスラブストックヤード11のスラブ手入
れ場13a近傍と加熱炉装入テーブル7の直前の第4のス
ラブストックヤード11cとの間に前記スラブ移動路9と
同様のスラブ移動路9bが敷設されていてこの上をスラブ
ストックヤード間移送用のスラブカー8bが移動自在とし
てある。
スラブの表層欠陥は、スラブ組成および鋳造条件から
推定でき、また、その表層欠陥の手入れ以降の工程や最
終成品への影響度は、素材(製品、中間工程品など)の
要求仕様から推定できるので、鋳造条件および/または
素材の要求仕様から、表層欠陥および手入れの程度を推
測し、スラブの搬送経路を決定することができる。その
搬送経路の決定手段の一例として第9図に示すように、
鋳造情報記憶部37、素材要求仕様記憶部38、スラブ搬送
経路判定部39からなるデータ処理機能をプロセスコンピ
ュータ43に設ける。更にスラブ物流監視システム42によ
って、個々のスラブの連続鋳造機と圧延機までの間の位
置を特定することが可能であるので、決定された搬送経
路を経るように、スラブをスラブストックヤードの任意
の場所、搬送テーブル、検査・手入れ作業場所との間で
受渡しを行うことも可能である。40はスラブ搬送経路表
示部、41は搬送制御装置である。
産業上の利用可能性 以上詳述したごとく、本発明は連続鋳造機から熱間圧
延機に向け直線状のスラブ搬送テーブルを設けるととも
に、該連続鋳造機と前記熱間圧延機の手前に設けられる
加熱炉装入テーブルとの間には前記スラブ搬送テーブル
を横切って並列される複数棟のスラブストックヤード
と、前記スラブ搬送テーブルとスラブストックヤードと
の間で熱・冷両スラブの受渡しを共に行うことのできる
受渡し手段とを設けたことにより、連続鋳造機出側から
熱間圧延工程の加熱炉装入テーブルへ圧延命令順に従っ
て複数ルートのスラブ物流の整合性とタイミングを一つ
の搬送手段で確実にとることができ、進捗管理、操業管
理が正確にできることから製品の納期短縮、生産性の向
上等をはかることができる等の優れた効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−127102(JP,A) 特開 昭57−61481(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 1/00 - 1/14

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造機と熱間圧延機手前の加熱炉装入
    テーブルとの間に、スラブを加熱炉に供給する直線状の
    スラブ搬送テーブルと、このスラブ搬送テーブルを横切
    って、並列に複数棟設けたスラブストックヤードと、前
    記スラブ搬送テーブルとスラブストックヤードとの間
    で、熱・冷スラブを受渡す熱・冷両スラブ共用の受渡し
    手段を設けたことを特徴とするスラブ供給ヤード。
  2. 【請求項2】連続鋳造機と加熱炉装入テーブルとの間
    に、熱スラブ直送用のスラブ搬送テーブルラインを前記
    直線状のスラブ搬送テーブルと平行に設けた請求の範囲
    1に記載のスラブ供給ヤード。
  3. 【請求項3】前記の複数棟並列のスラブストックヤード
    間に更にスラブ移動手段を設けた請求の範囲1または2
    記載のスラブ供給ヤード。
  4. 【請求項4】前記スラブストックヤードにスラブクーリ
    ング場を設け、更に、連続鋳造機に近いスラブストック
    ヤードにはスラブ手入れ場を、中間および/又は加熱炉
    装入テーブル直前のスラブストックヤードには熱スラブ
    貯蔵ピットを設けてある請求の範囲1〜3に記載のスラ
    ブ供給ヤード。
  5. 【請求項5】熱・冷スラブ受渡し手段が、天井走行クレ
    ーンと、中間のスラブストックヤードから加熱炉装入テ
    ーブル直前まで前記スラブ搬送テーブルに沿って設けた
    スラブカー移動路上を移動自在なスラブカーと、このス
    ラブカー移動路の末端に続き前記加熱炉装入テーブル直
    前のスラブストックヤードに設けたスラブ移載機と、前
    記の並列な複数棟のスラブストックヤード間の移送用ス
    ラブカーから構成される請求の範囲1〜4に記載のスラ
    ブ供給ヤード。
  6. 【請求項6】前記スラブ移載機が、スラブカー移動路の
    末端に達したスラブカー上の積載スラブを一括して受け
    取るリフターと、このリフターからスラブを圧延順にス
    ラブ搬送テーブルに供給するピックアップクレーンから
    構成される請求の範囲5に記載のスラブ供給ヤード。
  7. 【請求項7】前記直線状のスラブ搬送テーブルに平行
    に、熱スラブの検査用および/または手入れ用のスラブ
    搬送テーブルを設けた請求の範囲1〜6に記載のスラブ
    供給ヤード。
  8. 【請求項8】前記の熱スラブの検査用および/または手
    入れ用のスラブ搬送テーブルを横切り、かつこのスラブ
    搬送テーブルと熱スラブ直送用のスラブ搬送テーブルお
    よび/または前記直線状のスラブ搬送テーブルとの間に
    スラブの移送手段を設けた請求の範囲1〜7に記載のス
    ラブ供給ヤード。
  9. 【請求項9】前記スラブ供給ヤード内の熱スラブの検査
    および/または手入れ設備に遠隔制御機構有する請求の
    範囲7または8に記載のスラブ供給ヤード。
  10. 【請求項10】鋳造条件および/または素材の要求仕様
    からスラブ供給ヤード内の好適なスラブ搬送経路を決定
    する手段を有する請求の範囲1〜9に記載のスラブ供給
    ヤード。
  11. 【請求項11】前記スラブ搬送経路決定手段で得られた
    結果に基づきこのスラブ搬送経路を制御する手段を有す
    る請求の範囲1〜10に記載のスラブ供給ヤード。
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