JPS633696Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS633696Y2
JPS633696Y2 JP296984U JP296984U JPS633696Y2 JP S633696 Y2 JPS633696 Y2 JP S633696Y2 JP 296984 U JP296984 U JP 296984U JP 296984 U JP296984 U JP 296984U JP S633696 Y2 JPS633696 Y2 JP S633696Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling bed
long
carry
transfer means
side transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP296984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60115620U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP296984U priority Critical patent/JPS60115620U/ja
Publication of JPS60115620U publication Critical patent/JPS60115620U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS633696Y2 publication Critical patent/JPS633696Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱間圧延した長尺材を冷却して、定
尺切断装置に搬送する長尺圧延材処理装置に関す
るものである。
従来、この種の装置は、上記長尺材を真直度良
く冷却(冷却温度:通常600℃〜常温)するため
に、長尺材を所定ピツチずつ間欠的に横送りして
移送するようにした冷却床を備えており、熱間圧
延後(圧延後の温度:通常700〜1100℃)、適宜長
さに分割した長尺材を、ローラテーブルにより冷
却床まで軸方向に搬送するとともに、適宜移載手
段により冷却床上に移載するようにしてある。そ
して、冷却床で長尺材を上記のように冷却しつつ
横送りして移送した後、適宜移載手段によりロー
ラテーブル上に移載して複数本並列させて、この
ローラテーブルにより定尺切断装置であるコール
ドシヤまで搬送し、ここで複数本同時切断させて
いる。
ところで、上記長尺材が量産鋼の場合は、通常
300℃以下まで冷却する。この冷却が充分でない
と上記コールドシヤでの定尺切断時に、切断面に
“だれ”が出て不良品となる。したがつて、冷却
床上での長尺材の移送速度が速すぎると、冷却が
不充分となり好ましくない。
また、コールドシヤで定尺切断する場合、各長
尺材の先端と後端は不良部として切落される。し
たがつて、長尺材は長い程歩留りが良くなるの
で、冷却床は長い程好ましいことになる。さら
に、このように冷却床を長くすることは材料取込
みサイクル(長尺材の長さ/圧延速度(=ローラ
テーブル搬送速度))を長くし、上記移送速度を
遅くするので、長尺材の冷却の面からも効果的で
ある。
一方、長尺材が高炭素鋼,クロム鋼等の特殊鋼
の場合は、量産鋼の場合とは逆に、冷却され過ぎ
て300〜400℃近くになると青熱脆性のため、コー
ルドシヤで切断した際に切断面に“割れ”が発生
する。このため、コールドシヤで温間切断する必
要があり、長尺材を、切断時の温度が500℃程度
となるように、冷却床であまり冷却しないように
しなければならない。したがつて、温間切断を行
うには、冷却床での上記移送速度を早くしなけれ
ばならないが、長尺材の長さを一定にしてい限り
早くするにも限度があるため、一般的には、冷却
床への長尺材の取込みサイクルを早くしている。
すなわち、このサイクルは上記のように(長尺材
の長さ/圧延速度)で決まり、このうち圧延速度
は自由に変えられないため、長尺材の長さを短く
している。したがつて、冷却床は短いものでよ
い。
一方、生産能力が大きくなつてくるとコールド
シヤの切断能力が設備能力のネツクとなることが
あるが、特殊鋼の場合は一般的にロツトが小さ
く、広巾のコールドシヤを設けて同時切断できる
本数を増やしても意味がないため、上記ローラテ
ーブルが複数ライン必要となる。したがつて、冷
却床も複数組設けなければならない。
以上より、量産鋼の場合は圧延機からの長尺材
の搬送ラインの片側に長めの冷却床を1組設置す
るのに対して、特殊鋼の場合には上記搬送ライン
の両側に短めの冷却床を2組設置して、その各々
にコールドシヤ各1台を含むコールドシヤライン
を設ける必要がある。
このため、特殊鋼等のロツトが小さいものと量
産鋼との両者を取扱う圧延ラインの場合、上記い
ずれか一方の冷却床だけでは機能的に不充分であ
り、上記2種類の冷却床が必要であるという問題
があつた。
本考案は、上記従来の問題に鑑みてなされたも
ので、冷却床およびこの搬入,搬出側に設けた移
載手段を長尺材の軸方向に2あるいはそれ以上並
列した状能に分割して、分割した各部を独立駆動
にする一方、一体作動可能に形成するとともに、
冷却床の搬出側の搬送手段を上記分割数だけ並設
することにより、1つの設備で、上記両鋼種の処
理を可能とした長尺圧延材処理装置を提供しよう
とするものである。
次に、本考案を一実施例である図面にしたがつ
て説明する。
第1図は本考案に係る長尺圧延材処理装置を示
し、図示しない圧延機,分割シヤーにより圧延お
よび適宜長さに分割した熱間材料である長尺材を
搬送する搬入側搬送手段として、長尺材を1本ず
つ搬送するランインローラテーブル1が設けてあ
る。このランインローラテーブル1の先端部側方
には、搬入側移載手段として搬入側リフタ2が、
さらに、これに隣接して冷却床3,搬出側移載手
段として搬出側トラバーサ4が設けてある。
そして、ランインローラテーブル1の先端部ま
で搬送してきた長尺材を搬入側リフタ2で持上
げ、横送りして冷却床3上に移載するとともに、
冷却床3で長尺材を所定ピツチずつ間欠的に横送
りして冷却床3の搬出側まで冷却しつつ移送し、
搬出側トラバーサ4により搬出するようになつて
いる。
さらに、冷却床3の搬出側には、搬出側搬送手
段として、ローラを多数並設してなるランアウト
ローラテーブル5が上記ランインローラテーブル
1と平行に設けてある。そして、上記搬出側トラ
バーサ4により搬出した長尺材をこのランアウト
ローラテーブル5上に移載して複数本並列させ
て、これらをこのランアウトローラテーブル5に
より、定尺切断装置であるコールドシヤ6まで一
斉に搬送して、ここで、複数本同時に定尺切断を
行わせている。
また、冷却床3は長尺材の軸方向に等しく2つ
が並列した状態に分割してあり、冷却床3a,3
bよりなるとともに、これに合わせて搬入側リフ
タ2は搬入側リフタ2a,2bに、搬出側トラバ
ーサ4は搬出側トラバーサ4a,4bに2つが並
列した状態に分割してある。そして、これらの分
割した各部はそれぞれ独自に駆動装置を備えてお
り独立駆動可能に形成する一方、一体作動可能に
形成してある。これに伴つて、ランアウトローラ
テーブル5も搬出側トラバーサ4a,4bに重複
させてランアウトローラテーブル5a,5bの2
ラインで構成してあり、コールドシヤ6も2台設
けてある(それぞれを6a,6bとする。)。
なお、上記搬入側リフタ2aは上昇位置で固定
可能に形成してあり、冷却床3bに長尺材を搬入
するときは搬入側リフタ2aを上昇させておき、
この側面をガイドとして利用して長尺材を搬送す
る。これに対して、冷却床3aに長尺材を搬入す
るときは、搬入側リフタ2aを作動させて、冷却
床3aの搬入側の範囲内にて長尺材を停止させ
て、搬入させるようになつている。
次に、上記構成からなる装置の使用方法につい
て説明する。
長尺材が量産鋼の場合は、上記のように冷却床
3は長いのがよい。したがつて、この場合は第2
図に示すように搬入側リフタ2,冷却床3,搬出
側トラバーサ4は一体として作動させて使用す
る。
そして、コールドシヤ6a,6bの処理能力に
応じて、ランアウトローラテーブル5a,5b,
コールドシヤ6a,6bの両方を作動させるか、
あるいは一方のみを作動させるかを決めればよ
い。
長尺材が特殊鋼の場合は、上記のように冷却床
3は短く、かつ多くして、ここからコールドシヤ
6に至るラインの数を増やす必要がある。
そこで、この場合は第3図に示すように、これ
らの各機器を分割単位で駆動し、ランインローラ
テーブル1から搬入側リフタ2a,冷却床3a,
搬出側トラバーサ4a,ランアウトローラテーブ
ル5aを経てコールドシヤ6aに至る系統と、ラ
ンインローラテーブル1から搬入側リフタ2b,
冷却床3b,搬出側トラバーサ4b,ランアウト
ローラテーブル5bを経てコールドシヤ6bに至
る系統の単位で運転を行う。そして、長尺材の生
産量に応じて上記2系統の内のいずれか一方、あ
るいは並列運転を行う。この結果、長尺材は冷却
床3a,3bを短時間で通過し、温間切断できる
温度を保つとともに、定尺切断能力も2台のコー
ルドシヤ6a,6bを並列運転することにより倍
増させることができる。
以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば、冷却床およびこの搬入,出側に設けた移載手
段を長尺材の軸方向に2あるいはそれ以上並列し
た状態に分割して、分割した各部を独立駆動にす
る一方,一体作動可能に形成するとともに、冷却
床の搬出側の搬送手段を上記分割数だけ並設して
ある。このため、冷却効果、定尺切断能力が可変
となる結果、1つの設備で、例えば量産鋼と特殊
鋼のように異なつた鋼種の処理が可能となる。
また、長尺材の生産量が半分以下になつた場
合、あるいは温間切断処理時のように冷却床が半
分の能力で良い場合には、設備の半分を休止させ
ることが出来、省エネルギを図ることができる。
さらに、冷却床が部分的に故障しても、設備全
体を休止させる必要はなく、その稼動率を向上さ
せることができる等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る長尺圧延材処理装置の平
面配置図、第2図は量産鋼処理時の運転系統を示
す上記装置の説明用概略平面図、第3図は特殊鋼
処理時の運転系統を示す上記装置の説明用概略平
面図である。 1……ランインローラテーブル、2,2a,2
b……搬入側リフタ、3,3a,3b……冷却
床、4,4a,4b……搬出側トラバーサ、5,
5a,5b……ランアウトローラテーブル、6,
6a,6b……コールドシヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧延後、適宜長さに分割した長尺材を冷却しつ
    つ、横送りして移送する冷却床と、上記長尺材を
    冷却床の搬入側まで軸方向に搬送する搬入側搬送
    手段と、搬送されて来た長尺材を冷却床へ移載す
    る搬入側移載手段と、冷却床から長尺材を搬出す
    る搬出側移載手段と、長尺材を搬出側移載手段よ
    り受取り、定尺切断装置まで軸方向に搬送する搬
    出側搬送手段とからなる長尺圧延材処理装置にお
    いて、搬入側移載手段,冷却床および搬出側移載
    手段を軸方向に2あるいはそれ以上並列した状態
    に分割して、分割した各部を独立駆動にする一
    方、一体作動可能に形成するとともに、搬出側搬
    送手段を上記分割数だけ並設したことを特徴とす
    る長尺圧延材処理装置。
JP296984U 1984-01-12 1984-01-12 長尺圧延材処理装置 Granted JPS60115620U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP296984U JPS60115620U (ja) 1984-01-12 1984-01-12 長尺圧延材処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP296984U JPS60115620U (ja) 1984-01-12 1984-01-12 長尺圧延材処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60115620U JPS60115620U (ja) 1985-08-05
JPS633696Y2 true JPS633696Y2 (ja) 1988-01-29

Family

ID=30477142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP296984U Granted JPS60115620U (ja) 1984-01-12 1984-01-12 長尺圧延材処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60115620U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002102537A1 (fr) * 2001-05-30 2002-12-27 Nippon Steel Corporation Procede et equipement de production de rails

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002102537A1 (fr) * 2001-05-30 2002-12-27 Nippon Steel Corporation Procede et equipement de production de rails
CN1298501C (zh) * 2001-05-30 2007-02-07 新日本制铁株式会社 钢轨的制造方法及其制造设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60115620U (ja) 1985-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1075568A (en) Process and installation for the production of continuously cast billets
JPS633696Y2 (ja)
CN115159830A (zh) 一种玻璃基板成型装置及方法
JPS61176402A (ja) ダイレクト圧延用加熱炉設備
JPH06206201A (ja) ランニングソーシステム
JPS61142014A (ja) 粂材の短尺処理方法
JPH0626728B2 (ja) 圧延材の精整装置
JPS6324967Y2 (ja)
JPH0471746A (ja) 鍛造素材の加熱処理方法
CN218014880U (zh) 一种铸轧线与中板车间的供料衔接布置结构
JP2726749B2 (ja) 圧延設備
CN215467962U (zh) 一种多流金属坯在线控温和传送装置
JPH0381012A (ja) 直接圧延工程における熱補償装置
JP2001129610A (ja) ビレット搬送方法及び搬送設備
JPH09314221A (ja) アルミニウム押出形材の後面処理設備及び後面処理方法
JP2639869B2 (ja) 長尺材の定寸鋸断方法および装置
JPH076967Y2 (ja) 角型ビレット材用搬送ローラテーブル
JPS6030961Y2 (ja) 熱間圧延ラインにおける圧延材料の温度制御装置
JPH09220717A (ja) パネルの連続切削装置
JPH0775805A (ja) 薄スラブの熱間圧延設備
SU948568A1 (ru) Способ изготовлени листовых деталей на поточной линии тепловой резки
JPS6056562B2 (ja) 厚板圧延設備
SU1031549A1 (ru) Способ транспортировки сл бов при прокатке транзитом
JPH06172Y2 (ja) ステルモア方式のコンベヤ装置
JP3886754B2 (ja) 圧延材搬送装置