JP3080019U - バックプレート付砥石 - Google Patents

バックプレート付砥石

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JP3080019U
JP3080019U JP2001001094U JP2001001094U JP3080019U JP 3080019 U JP3080019 U JP 3080019U JP 2001001094 U JP2001001094 U JP 2001001094U JP 2001001094 U JP2001001094 U JP 2001001094U JP 3080019 U JP3080019 U JP 3080019U
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JP
Japan
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grinding
back plate
grindstone
outer edge
grinding wheel
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JP2001001094U
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Inventor
伸吾 平井
寿一 浜野
Original Assignee
株式会社日本グレーン研究所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】研削作業を行う人が、砥石と被削材との接触す
る部分を確認しながら研削することができ、精度よく能
率よく研削を行うことができるバックプレート付砥石を
提供する。 【解決手段】砥石11と、砥石11が取り付けられるバ
ックプレート12とからなり、砥石11の外端縁11e
が、バックプレート12の外端縁12e より外方に位置す
る。被削材Wを研削するときに、砥石11と被削材Wと
の接触部分がバックプレート12によって覆われない。
このため、研削作業を行う人が研削部分を確認しながら
研削を行うことができるので、正確に研削することがで
き、研削ミスを防ぐことができる。砥石11の外端縁11
e において、研削によって砥石11が磨耗しても、砥石
11の外端縁11e には、常に尖った角が形成されるの
で、精度よく能率よく研削を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、バックプレート付砥石に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来のバックプレート付砥石110 の単体図であり、(A) は底面図であ り、(B) は(A) のB−B線断面矢視図である。同図に示すように、従来のバックプ レート付砥石110 は、砥石111 とバックプレート112 とから構成されており、取 付部114 を図示しない手持ち工具に取り付けて使用するものである。 このバックプレート付砥石110 は、取付部114 の中心から砥石111 の外端縁11 1eまでの距離と、取付部114 の中心からバックプレート112 の外端縁112eまでの 距離が同じ、つまり砥石111 の外端縁111eとバックプレート112 の外端縁112eと が同一面上に位置するように形成されている。 また、図示しないが、砥石の外端縁がバックプレートの外端縁よりわずかに外 方に位置するように形成されたものもある。しかし、このような砥石でも、バッ クプレートの外端縁から砥石の外端縁が突出している量は、ほんのわずかである ので、砥石の外端縁は、バックプレートの外端縁と、実質同一面上に位置してい ると考えられる。
【0003】 図4(A) は、従来のバックプレート付砥石110 によって被削材Wを研削する研 削作業の説明図であり、図4(B) は、砥石111 の角111cが磨耗した状態の説明図 である。図4(A) に示すように、被削材Wを研削するときには、図示しない手持 ち工具にバックプレート付砥石110 を取り付けて、その砥石111 の外端縁111eの 角111cを被削材Wに当てて研削する。すると、砥石111 の角111cは被削材Wとの 接触面積が小さいので、被削材Wを精度良く研削することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、従来のバックプレート付砥石110 は、砥石111 の外端縁111eとバッ クプレート112 の外端縁112eとが同一面上に位置するので、砥石111 の角111cと 被削材Wとの接触する部分は、バックプレート112 によって隠されてしまう。す ると、研削作業をしている人が、実際に研削している部分を見ながら研削作業を 行うことができないという問題がある。 また、図4(B) に示すように、研削していくうちに砥石111 の角111cが磨耗し て丸くなってしまうと、砥石111 の外端縁111eには尖った角が無くなる。すると 、砥石111 のどの部分を被削材Wに当てても、被削材Wと砥石111 との接触面積 が大きくなり、被削材Wを加工する精度が悪くなるし、研削抵抗が大きくなるの で、加工能率が低下するという問題がある。
【0005】 本考案はかかる事情に鑑み、研削作業を行う人が、砥石と被削材との接触する 部分を確認しながら研削することができ、精度よく能率よく研削を行うことがで きるバックプレート付砥石を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1のバックプレート付砥石は、砥石と、該砥石が取り付けられるバック プレートとからなり、前記砥石の外端縁が、前記バックプレートの外端縁より外 方に位置することを特徴とする。 請求項2のバックプレート付砥石は、請求項1記載の考案において、前記砥石 の外端縁において、その上面が先端に向かって下傾しており、その断面が鋭角状 に形成されたことを特徴とする。
【0007】 請求項1の考案は、砥石の外端縁がバックプレートの外端縁より外方に位置す るので、被削材を研削するときに、砥石と被削材との接触部分がバックプレート によって覆われない。このため、研削作業を行う人が研削部分を確認しながら研 削を行うことができるので、正確に研削することができ、研削ミスを防ぐことが できる。 請求項2の考案は、砥石の外端縁の断面が鋭角状になっているので、砥石の外 端縁の下端の角が磨耗して面状になっても、その面と外端縁の上面との間に新た に尖った角が形成されるので、その角を研削に使用することができる。また、新 たに形成された角が磨耗によって面状になっても、その面と砥石の下面との間に ば新たに尖った角が形成される。このように、研削によって砥石11が磨耗して も、砥石の外端縁には常に尖った角が形成されるので、被削材と砥石との接触面 積を小さくすることができ、精度よく能率よく研削を行うことができる。しかも 、砥石を立てて使用しても尖った角を被削材に当てて研削できるので、狭いとこ ろであっても精度よく研削でき、狭いところを深く削ることも可能である。
【0008】
【考案の実施の形態】
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。 図1は本実施形態のバックプレート付砥石の単体図であって、(A) は底面図で あり、(B) は(A) のB−B線断面矢視図である。同図に示すように、本実施形態の バックプレート付砥石1は、砥石11と、砥石11が取り付けられるバックプレ ート12とから構成されている。 バックプレート12は、円板状の部材であり、その素材は、例えばプラスチッ クや金属、ガラス繊維等であるが、特に限定はない。 このバックプレート12の中心には、バックプレート付砥石1を手持ち工具に 取り付けるための取付部15が形成されている。
【0009】 このバックプレート12の裏面には、砥石11が取り付けられている。この砥 石11は、砥粒が、例えばダイヤモンドやアルミナ等であり、結合剤が、例えば 、フェルト樹脂やビトリファイド結合剤等であるが、砥粒、結合剤に使用する物 質およびその組み合わせは、特に限定されない。
【0010】 この砥石11は、ドーナッツ形の円板状であって、砥石11の中心から砥石1 1の外端縁11e までの距離が、バックプレート12の中心から外端縁12e の中心 までの距離よりも長くなるように形成されている。つまり、砥石11をバックプ レート12に取り付けた状態において、砥石11の外端縁11e がバックプレート 12の外端縁12e より、バックプレート12の中心に対して外方に位置するよう に形成されている。 しかも、バックプレート12の外端縁12e から砥石11の外端縁11e が突出し ている量が、従来の砥石において、バックプレートの外端縁より砥石の外端縁が 突出している量よりも、非常に大きくなるように形成されている。
【0011】 この砥石11の外端縁11e において、外端縁11e の上面11s は、バックプレー ト12の外端縁12e から外端縁11e の先端に向かって下傾しており、砥石11の 上面11s と下面11b とが挟む角θが鋭角になるように形成されている。
【0012】 つぎに、本実施形態のバックプレート付砥石の作用と効果を説明する。 図2は(A) は、本実施形態のバックプレート付砥石によって被削材Wを研削す る研削作業の説明図であり、(B) は、砥石11の角11c が磨耗した状態の説明図 である。 まず、本実施形態のバックプレート付砥石1の取付部15を、図示しない手持 ち工具の回転軸に取り付ける。 そして、手持ち工具の回転軸を回転させれば、バックプレート付砥石1が回転 するので、砥石11の外端縁11e の下端の角11c を被削材Wに当てれば、バック プレート付砥石1によって被削材Wを研削することができる。
【0013】 このとき、砥石11の外端縁11e がバックプレート12の外端縁12e より外方 に位置しており、砥石11の角11c と被削材Wとが接触している部分がバックプ レート12によって覆われない。 よって、研削作業を行っている人が、砥石11の角11c と被削材Wとの接触部 分を確認しながら研削を行うことができるので、手持ち工具に取り付けたバック プレート付砥石1によって被削材Wを正確に研削することができ、研削ミスを防 ぐことができる。
【0014】 砥石11の角11c と被削材Wとの接触面積は小さいので(図2(A) )、細かな 部分であっても、バックプレート付砥石1によって被削材Wを正確に研削できる が、やがて、バックプレート付砥石1の砥石11の角11c が磨耗して、磨耗面11 f が形成される(図2(B) )。すると、磨耗面11f は面であるので、被削材Wと の接触面積が大きくなり、細かな研削ができなくなるし、研削抵抗が大きくなる ので研削能率も低下する。
【0015】 しかし、砥石11の外端縁11e の上面11s が、外端縁11e の先端に向かって下 傾しているので、磨耗面11f と上面11s の交わる部分に、新たに尖った角11c'が 形成される。このため、角11c が磨耗して面状になっても、角11c'を被削材Wに 当てて研削すれば、被削材Wと角11c'との接触面積を小さくすることができる。 すると、細かな部分でも研削できるし、研削抵抗が小さくなるので、研削能率も 向上することができる。
【0016】 また、角11c'が磨耗して面状になっても、その面と下面11b とが交わる部分に 、新たに尖った角が形成されるので、その角を研削に使用することができる。
【0017】 上記のように、本実施形態のバックプレート付砥石1の砥石11の外端縁11e では、外端縁11e の尖った角が研削によって磨耗しても、常に新たな尖った角が 形成される。このため、被削材Wと砥石111 との接触面積を小さくすることがで きるので、研削抵抗が小さくなり、精度よく能率よく研削を行うことができる。
【0018】 しかも、バックプレート付砥石1を立てて使用しても、尖った角を被削材Wに 当てて研削できるので、狭いところであっても精度よく研削でき、狭いところを 深く削ることも可能である。
【0019】
【考案の効果】
請求項1の考案は、砥石の外端縁がバックプレートの外端縁より外方に位置す るので、被削材を研削するときに、砥石と被削材との接触部分がバックプレート によって覆われない。このため、研削作業を行う人が研削部分を確認しながら研 削を行うことができるので、正確に研削することができ、研削ミスを防ぐことが できる。 請求項2の考案は、砥石の外端縁の断面が鋭角状になっているので、砥石の外 端縁の下端の角が磨耗して面状になっても、その面と外端縁の上面との間に新た に尖った角が形成されるので、その角を研削に使用することができる。また、新 たに形成された角が磨耗によって面状になっても、その面と砥石の下面との間に ば新たに尖った角が形成される。このように、研削によって砥石が磨耗しても、 砥石の外端縁には常に尖った角が形成されるので、被削材Wと砥石111 との接触 面積を小さくすることができ、精度よく能率よく研削を行うことができる。しか も、砥石を立てて使用しても、尖った角を被削材に当てて研削できるので、狭い ところであっても精度よく研削でき、狭いところを深く削ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のバックプレート付砥石の単体図で
あって、(A) は底面図であり、(B) は(A) のB−B線断面
矢視図である。
【図2】(A) は、本実施形態のバックプレート付砥石に
よって被削材Wを研削する研削作業の説明図であり、
(B) は、砥石11の角11c が磨耗した状態の説明図であ
る。
【図3】従来のバックプレート付砥石110 の単体図であ
り、(A) は底面図であり、(B)は(A) のB−B線断面矢視
図である。
【図4】(A) は、従来のバックプレート付砥石110 によ
って被削材Wを研削する研削作業の説明図であり、(B)
は、砥石111 の角111cが磨耗した状態の説明図である。
【符号の説明】
1 バックプレート付砥石 11 砥石 11e 外端縁 11s 上面 12 バックプレート 12e 外端縁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】砥石と、該砥石が取り付けられるバックプ
    レートとからなり、前記砥石の外端縁が、前記バックプ
    レートの外端縁より外方に位置することを特徴とするバ
    ックプレート付砥石。
  2. 【請求項2】前記砥石の外端縁において、その上面が先
    端に向かって下傾しており、その断面が鋭角状に形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のバックプレート付
    砥石。
JP2001001094U 2001-03-05 2001-03-05 バックプレート付砥石 Expired - Lifetime JP3080019U (ja)

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