JP3035486B2 - ダイヤモンドドレッサ - Google Patents

ダイヤモンドドレッサ

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JP3035486B2
JP3035486B2 JP8024304A JP2430496A JP3035486B2 JP 3035486 B2 JP3035486 B2 JP 3035486B2 JP 8024304 A JP8024304 A JP 8024304A JP 2430496 A JP2430496 A JP 2430496A JP 3035486 B2 JP3035486 B2 JP 3035486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤモンドドレッサ
に関し、特に耐久性と安定したドレッシング性能を得る
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドがその一部を露出した状態
で埋設されたドレッシング面を有し、回転している研削
砥石の研削面にそのドレッシング面を押し付けることに
より研削砥石のドレッシング、即ち目立ておよび形直し
を行うダイヤモンドドレッサが知られている。たとえば
実開昭54−138194号公報に記載されているよう
に、長手方向に同様の矩形断面を有する柱状ダイヤモン
ドが、その一端が露出する状態でドレッシング面の摩擦
方向に沿って複数本埋設されたブレード形ドレッ サがそ
れである。
【0003】
【発明が解決すべき課題】これによれば、粒状ダイヤモ
ンドに比較してダイヤモンドの脱落が生じ難くしかもダ
イヤモンドが摩耗してもその断面形状が変化しないので
ドレッシング条件が安定する。しかし、上記矩形断面を
構成する4辺のうち互いに平行な2辺がドレッシング面
の摩擦方向に対して直角となるように配置されているの
で、上記矩形断面の4辺のうち切れ刃として作用する上
流側の辺がドレッシング面の摩擦方向に対して直角とな
ることから、砥粒に対する切れ味や破砕効率が十分でな
くしかも破砕された砥粒の流れにより形成される溝が上
記摩擦方向に対して直角となる辺の上流側近傍において
深く形成されるので、ダイヤモンドドレッサの耐久性が
十分に得られないという欠点があった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、切れ味がよく耐
久性に優れたダイヤモンドドレッサを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、ダイヤモンドが埋設さ
れたドレッシング面を有し、そのドレッシング面を研削
砥石の研削面に押しつけて該研削砥石のドレッシングを
行う形式のダイヤモンドドレッサにおいて、長手方向に
おいて略同様な矩形断面を備えた柱状ダイヤモンドを、
その柱状ダイヤモンドの端面が前記ドレッシング面に露
出した状態でそのドレッシング面の摩擦方向に沿って複
数本配設し、且つその矩形断面の対角線をそのドレッシ
ング面の摩擦方向と略平行としたことにある。
【0006】
【作用および発明の効果】このようにすれば、柱状ダイ
ヤモンドの矩形断面の対角線の方向がドレッシング面の
摩擦方向と略平行とされていることから、矩形断面を構
成する4辺のうちの上流側の2辺がドレッシング方向に
対して斜めになり、その2辺の稜線が斜めの切り刃とし
て機能することによって砥粒に対する切れ味が高めら
れ、砥粒が能率よく破砕される。これにより、少ない消
費電力でドレッシング作業が行われるとともに、ダイヤ
モンドの摩耗が少なくなってダイヤモンドドレッサの耐
久性が高められる。また、柱状ダイヤモンドの矩形断面
を構成する4辺のうちの上流側の2辺がドレッシング方
向に対して楔状に斜めとなることから、上記矩形断面を
構成する4辺のうちの互いに平行な2辺がドレッシング
方向に対して直角となるように配設される場合に比較し
て、柱状ダイヤモンドにより破砕された砥粒の流れによ
り柱状ダイヤモンドの上流側近傍に形成される溝が浅く
なるので、柱状ダイヤモンドの残り長さが短くなっても
好適に脱落が防止されて、耐久性が一層高められる利点
がある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0008】図1に示すブレード形ドレッサ10は、後
述のドレッシング装置のホルダ26により把持される円
柱状のシャンク部12と、そのシャンク部12から軸方
向に続いて一体に形成された平板状のドレッシング部1
4とから金属製本体が構成されている。ドレッシング部
14は、先端部に長方形のドレッシング面16を備えて
おり、全体として厚肉平板状に形成されている。そし
て、長手方向において同様な四角形の断面形状を備えた
複数本(本実施例では4本)の柱状ダイヤモンド18
が、その端面が前記ドレッシング面16と実質的に同一
面となるように露出し且つ並列した状態でドレッシング
部14に埋設されている。図2は上記柱状ダイヤモンド
18の端面が露出しているドレッシング面16を示して
いる。
【0009】上記柱状ダイヤモンド18は、単結晶の合
成ダイヤモンドから板状に劈開され且つレーザビームを
用いて切断されることにより、(1,1,0)面の端面
と、(1,1,1)面および(2,1,1)面の互いに
平行な一対の側面とを備えており、上記端面が一平面上
に位置した状態で互いに平行となるように配列されて、
焼結金属20により埋設されている。それらの柱状ダイ
ヤモンド18は、その 矩形断面が配列方向に菱形となる
ようにすなわちその矩形断面の対角線がドレッシング方
向(ドレッシング面16の長手方向すなわち摩擦方向)
に平行となるように、且つそのドレッシング方向に沿っ
て複数本配列されている。そして、柱状ダイヤモンド1
8は、たとえば0.6mmW ×0.6mmT ×3mmL 程度の
外形寸法を備え、それらの相互間隔D(芯間距離)は、
2.0mm程度に設定されている
【0010】以上のように構成されたブレード形ドレッ
サ10は、図3に示すように、ブレード形ドレッサ10
が、その柱状ダイヤモンド18の配列面が研削砥石22
の回転軸と直角となる姿勢で、ホルダ26によって把持
されるとともに、ドレッシング面16が所定の切込み量
に対応する分だけ研削砥石22の研削面に向かって押し
込まれる。この研削砥石22の研削面は、円筒研削盤、
平面研削盤、心なし研削盤では30〜50m/秒、ラッ
プ盤では3〜4m/秒、両頭平面研削盤、内面研削盤で
は30m/秒程度の周速で回転させられており、上記ブ
レード形ドレッサ10は、その研削砥石22の回転軸に
平行な方向へ一定の速度で研削面の幅寸法だけ片道行程
或いは往復行程分移動させられる。これにより、研削砥
石22の研削面の外周形状が高精度に整えられると同時
に、研削砥石22の研削性能が回復させられる。
【0011】 このようなドレッシング工程においては、
柱状ダイヤモンド18の端面によって、研削砥石22の
表面の砥粒および結合剤が削り落とされるとともに砥粒
が破砕されるが、同時に柱状ダイヤモンド18の端部お
よびドレッシング部14を構成する焼結金属20も磨滅
し、ドレッシング面16が後退させられる。
【0012】 本実施例のブレード形ドレッサ10におい
ては、上記のようにドレッシング面16が後退させられ
ても、柱状ダイヤモンド18の端面形状が変化せず、ま
た粒状ダイヤモンドと比較して脱粒がないので、ブレー
ド形ドレッサ10の消耗過程において、ドレッシング性
能の変化やダイヤモンドの脱粒に起因して、研削砥石2
2の研削面のばらつきを発生させたり或いは研削加工さ
れるワークの精度を低下させることが解消される。
【0013】また、上記ブレード形ドレッサ10では、
その端面がドレッシング面16において同一面となるよ
うに露出した状態で金属製本体に埋設されていることか
ら、ドレッシングに際して柱状ダイヤモンド18の先端
が回転中の研削砥石22の研削面に接触させられても、
端面がドレッシング面16と同一面となるように柱状ダ
イヤモンド18が金属製本体に埋設されているので、柱
状ダイヤモンド18の欠損や折損が防止される。このた
め、その柱状ダイヤモンド18の欠損や折損に起因する
耐久性の低下やレッシング性能の不安定が好適に抑制
される。また、端面がドレッシング面16と同一面とな
るように柱状ダイヤモンド18が金属本体に埋設され
ていることから、当初から金属製本体が研削砥石に接触
しているので、ドレッシング条件の変化に起因する研削
砥石の研削面精度やその研削砥石の研削加工精度のばら
つきが解消され、安定したドレッシング性能が得られる
ようになっている。
【0014】 また、上記ブレード形ドレッサ10では、
柱状ダイヤモンド18が、その四角状端面の対角線が
レッシング面16において研削砥石22の摩擦方向と
平行となる姿勢で配列されている。このように構成され
たブレード形ドレッサ10によれば、上記四角状端面
構成する4辺のうちの上流側の2辺に対応する切刃が
状の姿勢となって研削砥石22の研削面の摩擦方向に対
して斜めとなることから、上記2辺の稜線が斜めの切り
刃として機能することによって砥粒に対する切れ味が高
められ、砥粒が能率よく破砕されるので、少ない消費電
力でドレッシング作業が行われるとともに、ダイヤモン
ドの摩耗が少なくなってダイヤモンドドレッサの耐久性
が高められる。また、上記矩形断面を構成する4辺のう
ちの互いに平行な2辺がドレッシング方向に対して直角
となるように配設される場合に比較して、柱状ダイヤモ
ンドにより破砕された砥粒の流れが楔状に斜めとなる上
流側の2辺に沿って流れることから、その砥粒の流れに
より柱状ダイヤモンドの上流側近傍に形成される溝が浅
くなるので、柱状ダイヤモンドの残り長さが短くなって
も好適に脱落が防止されて、耐久性が一層高められる
点がある。
【0015】 上記ブレード形ドレッサ10の柱状ダイヤ
モンド18は、 単結晶の(1,1,0)面がその端面と
して露出するようにカットされている。この柱状ダイヤ
モンド18では、図(a) または(b) に示すように、実
線の矢印に示す摩耗容易方向と、破線の矢印に示す耐摩
耗方向とが存在することが知見された。このことから、
に示すように、上記破線の矢印に示す耐摩耗方向が
柱状ダイヤモンド18の配列方向、すなわち研削面に対
するドレッシング方向と可及的に平行となるように、ブ
レード形ドレッサ10が構成されている。
【0016】 図17、図18、図19は、図1の実施例
のブレード形ドレッサ10のドレッシング性能試験結果
を図20のダイヤモンドドレッサ70と対比して示して
いる。このダイヤモンドドレッサ70では、前記柱状ダ
イヤモンド18がその矩形断面を構成する4辺のうち互
いに平行な2辺がドレッシング面16の摩擦方向に対し
て直角となり、他の2辺が平行となるように構成されて
いる。本 試験条件は、以下の表1および表2に示す通り
である。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】 図17、図18、および図19から明らか
なように、図1の実施例のブレード形ドレッサ10(試
料2)と図20のダイヤモンドドレッサ70(試料1)
とは、柱状ダイヤモンド18の脱落がなくしかも摩耗に
伴ってその断面形状が変化しないので、従来の粒状のダ
イヤモンドを配列したドレッサにおいて観察されるよう
な急激な摩耗の変化や仕上面粗さの変化がなく安定的に
推移する特徴がある。これに加えて、ブレード形ドレッ
サ10(試料2)では、単結晶の柱状ダイヤモンド18
の矩形の断面の対角線方向がドレッシング面16の摩擦
方向と略平行とされていることから、矩形断面を構成す
る4辺のうちの上流側の2辺の稜線が切れ刃として機能
することによって切れ味が高められて砥粒が能率よく破
砕されるので、柱状ダイヤモンド18の端面の摩耗が少
なくなってその耐久性が高められる。このため、柱状ダ
イヤモンド18の端面における耐摩耗方向がドレッシン
グ面16の摩擦方向と略平行とされていることと相まっ
て、図17に示すドレッサ摩耗寸法から明らかなよう
に、上記試料2は、試料1に対してドレッサ摩耗寸法が
数分の1となり、格段に長い耐久寿命を備えるととも
に、図19に示す消費電力から明らかなように、ドレッ
シング時の消費電力が小さくなるという効果が得られる
のである。同じドレッシング条件下で消費電力が小さい
ということは切れ味がよいということを示しており、ま
た、図18に示すように仕上げ面粗さRmax が大きいと
いうことは砥石の研削面がドレッシングにより一層好ま
しい状態となっていることを示している。
【0020】 なお、図6 に示すように、上記破線の矢印
に示す耐摩耗方向がドレッシング方向と一致するように
柱状ダイヤモンド18を配列してブレード形ドレッサ1
0を構成してもよい。この場合には、柱状ダイヤモンド
18の矩形断面の対角線の方向は、ドレッシング方向に
対して略平行となる。
【0021】 また、図7に示すように、上記破線の矢印
に示す耐摩耗方向が柱状ダイヤモンド18の配列方向
なわちドレッシング方向と一致するように柱状ダイヤモ
ンド18がカットされてもよいのである。なお、上記耐
摩耗方向は、柱状ダイヤモンド18の端面を回転してい
る砥石に押し付けたり或いは他の回転体に押し付けたり
したときの端面の筋の発生状態からも比較的簡単に確認
できるが、その耐摩耗方向が高い精度で特定され得るも
のではない。したがって、各図の破線に示される耐摩耗
方向にはたとえば数度乃至十度程度のばらつきが含まれ
ている。
【0022】 図8 は、本発明が適用されたロータリドレ
ッサ30の使用状態を示している。図において、ロータ
リドレッサ30は全体として円盤状を成し、回転駆動装
置32の回転軸に取り付けられている。回転駆動装置3
2は、その回転軸が研削砥石22の回転軸と平行となる
ように且つその回転軸と平行な方向へ移動可能に配設さ
れている。上記研削砥石22のドレッシングに際して
は、回転駆動装置32は、ロータリドレッサ30を回転
駆動しつつ、ロータリドレッサ30の外周に設けられて
いる円環状のドレッシング面46を回転している研削砥
石22の研削面に押しつけるとともに、ロータリドレッ
サ30をその回転軸に平行な方向へ上記研削面の幅に対
応した行程で片道或いは往復移動させる。
【0023】 上記ロータリドレッサ30は、たとえば以
下のように製作される。先ず、図9に示す断面形状を備
えた円盤状の本体34を用意する。この本体34の外周
縁部には、回転軸に平行な周面36と回転軸に直角なフ
ランジ面38とから成る環状凹部40が形成されてい
る。そして、上記フランジ面38上に多数本の柱状ダイ
ヤモンド18を所定の間隔で放射状に配設する。この柱
状ダイヤモンド18の配設に際しては、配置位置或いは
配置姿勢を安定化するために接着材にて柱状ダイヤモン
ド18を固定する。この場合、上記フランジ面38に、
柱状ダイヤモンド18を位置決めしたり或いは姿勢を安
定させたりするための溝を予め形成し、その溝を利用し
て固定してもよい。次いで、電着製品を製作する際によ
く行われるように、ニッケル電解メッキによって上記フ
ランジ面38にニッケルメッキ層42を形成し、柱状ダ
イヤモンド18をニッケルメッキ層42内に埋設する。
図10はこの状態を示している。そして、上記ニッケル
メッキ層42の形状が研削或いは研磨加工によって図1
に示すように整えられた後、凹み内に樹脂44が充填
されて形状が仕上げられる。図12はこの状態を示して
いる。なお、上記ニッケルメッキ層42および樹脂44
に替えて、焼結金属やロウ材が用いられてもよい。
【0024】 上記のように構成されたロータリドレッサ
30の外周面、すなわちドレッシング面46には柱状ダ
イヤモンド18の端面が露出しているが、前述のブレー
ド形ドレッサ10と同様に、柱状ダイヤモンド18は種
々の形態で配設される。たとえば、図13は、前記図5
または図7と同様に柱状ダイヤモンド18がそのドレッ
シング面46の摩擦方向に沿って配列されたロータリド
レッサ30の例をそれぞれ示している。また、図14
は、柱状ダイヤモンド18を2列に且つ交互に配列した
ロータリドレッサ30の例を示している。この図14
示すロータリドレッサ30によれば、どの瞬間において
もいずれかの柱状ダイヤモンド18が研削砥石22の研
削面を削っているので、ドレッシングが連続的に行われ
る利点がある。
【0025】 図15 は、カップ状のロータリドレッサ5
0の例を示している。このロータリドレッサ50は、有
底円筒状を成す本体52と、その本体52の外周面に対
して角度θだけ傾斜した円環状のドレッシング面54に
埋設された多数本の柱状ダイヤモンド18とを備えてい
る。たとえば、上記角度θが45°であると、上記柱状
ダイヤモンド18はロータリドレッサ50の回転軸心に
対して45°傾斜して交差する線に沿ってそれぞれ配置
されている。図16も、カップ状のロータリドレッサ5
8の例を示している。このカップ状のロータリドレッサ
58は、有底円筒状を成す本体60と、その本体60の
端面である円環状のドレッシング面62に埋設された多
数本の柱状ダイヤモンド18とを備えている。本実施例
では、柱状ダイヤモンド18がドレッシング面54の摩
擦方向に沿い且つカップ状のロータリードレッサ58の
回転軸心と平行に配設されている。
【0026】 以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0027】 たとえば、前述の実施例では、一平面上に
おいて4本の柱状ダイヤモンド18が互いに平行に配列
された形式のブレード形ドレッサ10、環状の外周面に
多数の柱状ダイヤモンド18が配列された形式のロータ
リドレッサ30、50、58について説明されていた
が、その柱状ダイヤモンド18の外形寸法はたとえば
0.3〜1.7mmW ×0.3〜1.7mmT ×1〜6mmL
程度の範囲内から、ドレッシングすべき研削砥石に応じ
て選択することができる
【0028】 また、前述の実施例のドレッシング面1
6、46、54、62は、直線或いは円周方向に1列若
しくは2列に柱状ダイヤモンド18が配列されていた
が、3列以上に配列されていてもよいのである。
【0029】また、前述の実施例のドレッシング面1
6、46、54、62は、直線或いは円環状に形成され
ていたが、研削砥石が総型の研削面を備えた場合には、
その複雑な形状の総型の研削面に対応した形状のドレッ
シング面が形成されてもよい。このような総型ドレッサ
のドレッシング面においても、端面が露出する状態で多
数本の柱状ダイヤモンド18が埋設されることにより構
成され得る。
【0030】 また、前述の実施例では、柱状ダイヤモン
ド18が焼結金属20や電気的に析出させたニッケルメ
ッキ層によって固定されていたが、他の方法によって固
定されても差支えない。
【0031】 なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその精神を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブレード型ドレッサを示す
斜視図である。
【図2】図1のドレッシング面を示す図である。
【図3】図1のブレード型ドレッサを用いたドレッシン
グ作業を説明する図である。
【図4】図1のドレッサに用いられている柱状ダイヤモ
ンドの各面において、(a) は結晶方位を示す図であり、
(b) は耐摩耗性に関連する結晶軸方向を示す図である。
【図5】図2における耐摩耗方向を破線の矢印にて説明
する図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す図2に相当する図で
ある。
【図7】本発明の他の実施例を示す図2に相当する図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例のロータリドレッサの使用
状態を説明する図である。
【図9】図8のロータリドレッサの製造工程を説明する
図である。
【図10】図8のロータリドレッサの製造工程を説明す
る図である。
【図11】図8のロータリドレッサの製造工程を説明す
る図である。
【図12】図8のロータリドレッサの製造工程を説明す
る図である。
【図13】図8のロータリドレッサのドレッシング面に
おける柱状ダイヤモンドの配列例を示す図である。
【図14】本発明の他の実施例のロータリドレッサであ
って、ドレッシング面における柱状ダイヤモンドの配列
例を示す図13に相当する図である。
【図15】本発明の他の実施例であるカップ状ロータリ
ドレッサを示す図である。
【図16】本発明の他の実施例であるカップ状ロータリ
ドレッサを示す図である。
【図17】図1に示すダイヤモンドドレッサのドレッシ
ング性能を示す図であって、ドレッシング回数に対する
ドレッサ摩耗寸法の変化を示す図である。
【図18】図1に示すダイヤモンドドレッサのドレッシ
ング性能を示す図であって、ドレッシング回数に対する
仕上げ面粗さを示す図である。
【図19】図1に示すダイヤモンドドレッサのドレッシ
ング性能を示す図であって、消費電力の変化を示す図で
ある。
【図20】図17、図18、図19の試料1に相当する
ダイヤモンドドレッサを示す図である。
【符号の説明】
10:ブレード型ドレッサ(ダイヤモンドドレッサ) 16、46、54、62:ドレッシング面 18:柱状ダイヤモンド 22:研削砥石 30:円盤状ロータリドレッサ 50、58:カップ状ロータリドレッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 道倉 保宏 京都府向日市鶏冠井町馬司8番地9 ク イーンダイヤ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭54−138194(JP,U) 実開 昭58−113448(JP,U) 実開 昭63−47858(JP,U) 特公 平6−69666(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 53/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤモンドが埋設されたドレッシング
    面を有し、該ドレッシング面を研削砥石の研削面に押し
    つけて該研削砥石のドレッシングを行う形式のダイヤモ
    ンドドレッサにおいて、 長手方向において略同様な矩形断面を備えた柱状ダイヤ
    モンドを、該柱状ダイヤモンドの端面が前記ドレッシン
    グ面に露出した状態で該ドレッシング面の摩擦方向に沿
    って複数本配設し、且つ該矩形断面の対角線を該ドレッ
    シング面の摩擦方向と略平行としたことを特徴とするダ
    イヤモンドドレッサ。
  2. 【請求項2】 円盤状或いは円筒状の本体を備え、前記
    ドレッシング面は該円盤状或いは円筒状の本体の外周部
    に設けられた円環状のドレッシング面である請求項1の
    ダイヤモンドドレッサ。
  3. 【請求項3】 シャンク部とこの一端に固設された平板
    状のドレッシング部とを備え、前記ドレッシング面は該
    ドレッシング部の先端面に設けられた長手状のドレッシ
    ング面である請求項1のダイヤモンドドレッサ。
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Cited By (1)

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