JPH0752051A - 研削具 - Google Patents
研削具Info
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- JPH0752051A JPH0752051A JP5203963A JP20396393A JPH0752051A JP H0752051 A JPH0752051 A JP H0752051A JP 5203963 A JP5203963 A JP 5203963A JP 20396393 A JP20396393 A JP 20396393A JP H0752051 A JPH0752051 A JP H0752051A
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- Japan
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- grinding
- grinding tool
- small
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- disc
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24D—TOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
- B24D7/00—Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting otherwise than only by their periphery, e.g. by the front face; Bushings or mountings therefor
- B24D7/06—Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting otherwise than only by their periphery, e.g. by the front face; Bushings or mountings therefor with inserted abrasive blocks, e.g. segmental
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24D—TOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
- B24D5/00—Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting only by their periphery; Bushings or mountings therefor
- B24D5/02—Wheels in one piece
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24D—TOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
- B24D5/00—Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting only by their periphery; Bushings or mountings therefor
- B24D5/06—Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting only by their periphery; Bushings or mountings therefor with inserted abrasive blocks, e.g. segmental
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は硬質な物体を延性モードで研削して
加工するのに好適な研削具に関し、加工するに当たり作
業効率を向上させ得る研削具を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明の研削具は物体の被研削面に当接する
研削部2を有し、この研削部2にはダイヤモンドその他
の研磨材を含む小突起体3を複数形成し、且つ、各小突
起体の間の距離4および小突起の面積を研削量の増加に
対する研削抵抗が所定値にほぼ一定に推移するように設
定して構成される。
加工するのに好適な研削具に関し、加工するに当たり作
業効率を向上させ得る研削具を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明の研削具は物体の被研削面に当接する
研削部2を有し、この研削部2にはダイヤモンドその他
の研磨材を含む小突起体3を複数形成し、且つ、各小突
起体の間の距離4および小突起の面積を研削量の増加に
対する研削抵抗が所定値にほぼ一定に推移するように設
定して構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は研削具に関し、特に、硬
質な物体を延性モードで研削して加工するのに好適な研
削具に係る。
質な物体を延性モードで研削して加工するのに好適な研
削具に係る。
【0002】
【従来の技術】ガラス、各種セラミック、シリコンなど
の硬質な物体を延性モードで剪断、研面、研凹などする
ためにそれぞれの用途に適合する形状の研削具が従来か
ら知られている。これらの研削具は一般にダイヤモンド
やその他の研磨材を砥粒として利用し、この研磨材を、
例えば、棒状の或いは円板状の基材の周囲或いは先端部
に焼結金属や合成樹脂接着剤等により結着して研削具が
形成される。この研削具は加工装置の回転軸に取り付け
られ、回転状態で物体の被研削面に当接させて前述した
如き物体を研削する。
の硬質な物体を延性モードで剪断、研面、研凹などする
ためにそれぞれの用途に適合する形状の研削具が従来か
ら知られている。これらの研削具は一般にダイヤモンド
やその他の研磨材を砥粒として利用し、この研磨材を、
例えば、棒状の或いは円板状の基材の周囲或いは先端部
に焼結金属や合成樹脂接着剤等により結着して研削具が
形成される。この研削具は加工装置の回転軸に取り付け
られ、回転状態で物体の被研削面に当接させて前述した
如き物体を研削する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
研削具は研削量の増加に対し研削抵抗が増え続けて行き
きわめて高い値となる。また研削具の切れ味が悪くなっ
てしまう。そのため、高剛性の研削機械を必要とし、さ
らにしばしば研削具の研ぎ直し、いわゆるドレッシング
をする必要があった。従って、大量の物体を研削するに
は何度も何度もドレッシングを行わなくてはならず、煩
雑であり、作業効率が悪いという不都合があった。
研削具は研削量の増加に対し研削抵抗が増え続けて行き
きわめて高い値となる。また研削具の切れ味が悪くなっ
てしまう。そのため、高剛性の研削機械を必要とし、さ
らにしばしば研削具の研ぎ直し、いわゆるドレッシング
をする必要があった。従って、大量の物体を研削するに
は何度も何度もドレッシングを行わなくてはならず、煩
雑であり、作業効率が悪いという不都合があった。
【0004】本発明は前記問題点を考慮し、硬質な物体
を研削して加工するに当たり作業効率を向上させ得る研
削具を提供することを目的とする。
を研削して加工するに当たり作業効率を向上させ得る研
削具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る研削具は、
物体の被研削面に当接する研削部を有し、該研削部には
ダイヤモンドその他の研磨材を含む小突起体を複数形成
し、且つ、各小突起体の間の距離を研削量の増加に対す
る研削抵抗が所定値にほぼ一定に推移するように設定し
てある。
物体の被研削面に当接する研削部を有し、該研削部には
ダイヤモンドその他の研磨材を含む小突起体を複数形成
し、且つ、各小突起体の間の距離を研削量の増加に対す
る研削抵抗が所定値にほぼ一定に推移するように設定し
てある。
【0006】
【作用】各小突起体の間には所定のスペースが形成され
るので、このスペースを通る水、油その他の研削液の流
動を助長させる。そして、砥粒の存する突起体が小面積
であるので、小突起体および砥粒の冷却を促進させる。
このため、砥粒は定常的なアブレシブ摩耗をおこし、そ
の劣化は小さく小突起部あるいは砥粒の摩耗も小さいこ
とになる。またきわめて安定した材料除去が行われ、定
常的な研削抵抗の推移を示す。
るので、このスペースを通る水、油その他の研削液の流
動を助長させる。そして、砥粒の存する突起体が小面積
であるので、小突起体および砥粒の冷却を促進させる。
このため、砥粒は定常的なアブレシブ摩耗をおこし、そ
の劣化は小さく小突起部あるいは砥粒の摩耗も小さいこ
とになる。またきわめて安定した材料除去が行われ、定
常的な研削抵抗の推移を示す。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例について詳
細に説明する。図1(a) は本発明を、例えば、セラミッ
クの剪断用のディスクカッターに適用した例を示すディ
スクカッターの平面図であり、同図(b)は前記ディスク
カッターの側面図である。両図を参照して、円板状の基
材1は銅、青銅、真鍮、鋳鉄ステンレスその他の金属材
料で形成し、この円板状の基材1の周縁(円板面に対抗
する周縁部)には研削部2を形成してある。この研削部
2にはダイヤモンド、ルビーその他の研磨材を含む小突
起体3を複数形成してあり、隣接する小突起体3の間の
距離(スペース)4は研削量の増加に対する研削抵抗が
所定値を境にほぼ一定に推移するように設定してある。
基材1の中央部には円孔5を穿ってあり、この円孔5は
不図示の加工装置の回転軸に受け入れられ、締め具によ
って固定される。図1に示すものでは小突起体3に含ま
せる研磨材はダイヤモンドの粒度#1000を用いてお
り、焼結金属と50%のダイヤモンド研磨材を混練した
ものを焼結させて前記基材1に一体的に結着してある。
また、前記小突起体3の回転方向の幅は約0.5mmに設
定してあり、前記小突起体3の間のスペース4の回転方
向の幅は約2mmに設定し、厚さは約1mmに設定してあ
る。なお、前記小突起体3の回転方向の幅と前記小突起
体3の間のスペース4の回転方向の幅は相関関係があ
る。即ち、前記小突起体3の回転方向の幅とディスクカ
ッターの厚みとの積である面積を小さくすれば、前記ス
ペース4の回転方向の幅とディスクカッターの厚みとの
積である面積は小さくなり、逆の場合には、それが大き
くなる。更に、研磨材の種類や粒度の違いによっても、
前記小突起体3の面積や前記スペース4の面積を研削量
の増加に対する研削抵抗が所定値を境にほぼ一定に推移
するように設定する必要がある。実施例のものでは、前
記小突起体3の回転方向の幅と前記小突起体3の間のス
ペース4の回転方向の幅は全周に亘ってほぼ一様である
が、部分的に小突起体に含ませる研磨材の種類や粒度を
違えて(例えば、粒度#80、粒度#400、粒度#3
000その他の粒度のダイヤモンドを含ませた小突起体
を順に列設させてた組を数組一巡させる)、それに相応
させて前記小突起体3やそれらの間のスペース4の寸法
を異ならせるように構成することもできる。即ち、粒度
の荒い研磨材を含む小突起体の間のスペース又は粒度の
荒い研磨材を含む小突起体と粒度の細かい研磨材を含む
小突起体との間のスペースは粒度の細かい研磨材を含む
小突起体の間のスペース4よりも広く設定する。或い
は、前記小突起体の間のスペースは一定にして、粒度の
荒い研磨材を含む小突起体の面積を小さくするように構
成してもよい。また、実験の結果から、前記小突起体3
の面積と前記スペース4の面積の比は1/5乃至1/1
の範囲で研削量の増加に対する研削抵抗が所定値を境に
ほぼ一定に推移するようになることを確認してある。更
に付言すると、研削の際には被加工物の研削面に水や油
の如き冷却液を注ぎ込みながら作業を行う。また、冷却
液には研磨材や弗素或いは酸などを混入させることもあ
る。
細に説明する。図1(a) は本発明を、例えば、セラミッ
クの剪断用のディスクカッターに適用した例を示すディ
スクカッターの平面図であり、同図(b)は前記ディスク
カッターの側面図である。両図を参照して、円板状の基
材1は銅、青銅、真鍮、鋳鉄ステンレスその他の金属材
料で形成し、この円板状の基材1の周縁(円板面に対抗
する周縁部)には研削部2を形成してある。この研削部
2にはダイヤモンド、ルビーその他の研磨材を含む小突
起体3を複数形成してあり、隣接する小突起体3の間の
距離(スペース)4は研削量の増加に対する研削抵抗が
所定値を境にほぼ一定に推移するように設定してある。
基材1の中央部には円孔5を穿ってあり、この円孔5は
不図示の加工装置の回転軸に受け入れられ、締め具によ
って固定される。図1に示すものでは小突起体3に含ま
せる研磨材はダイヤモンドの粒度#1000を用いてお
り、焼結金属と50%のダイヤモンド研磨材を混練した
ものを焼結させて前記基材1に一体的に結着してある。
また、前記小突起体3の回転方向の幅は約0.5mmに設
定してあり、前記小突起体3の間のスペース4の回転方
向の幅は約2mmに設定し、厚さは約1mmに設定してあ
る。なお、前記小突起体3の回転方向の幅と前記小突起
体3の間のスペース4の回転方向の幅は相関関係があ
る。即ち、前記小突起体3の回転方向の幅とディスクカ
ッターの厚みとの積である面積を小さくすれば、前記ス
ペース4の回転方向の幅とディスクカッターの厚みとの
積である面積は小さくなり、逆の場合には、それが大き
くなる。更に、研磨材の種類や粒度の違いによっても、
前記小突起体3の面積や前記スペース4の面積を研削量
の増加に対する研削抵抗が所定値を境にほぼ一定に推移
するように設定する必要がある。実施例のものでは、前
記小突起体3の回転方向の幅と前記小突起体3の間のス
ペース4の回転方向の幅は全周に亘ってほぼ一様である
が、部分的に小突起体に含ませる研磨材の種類や粒度を
違えて(例えば、粒度#80、粒度#400、粒度#3
000その他の粒度のダイヤモンドを含ませた小突起体
を順に列設させてた組を数組一巡させる)、それに相応
させて前記小突起体3やそれらの間のスペース4の寸法
を異ならせるように構成することもできる。即ち、粒度
の荒い研磨材を含む小突起体の間のスペース又は粒度の
荒い研磨材を含む小突起体と粒度の細かい研磨材を含む
小突起体との間のスペースは粒度の細かい研磨材を含む
小突起体の間のスペース4よりも広く設定する。或い
は、前記小突起体の間のスペースは一定にして、粒度の
荒い研磨材を含む小突起体の面積を小さくするように構
成してもよい。また、実験の結果から、前記小突起体3
の面積と前記スペース4の面積の比は1/5乃至1/1
の範囲で研削量の増加に対する研削抵抗が所定値を境に
ほぼ一定に推移するようになることを確認してある。更
に付言すると、研削の際には被加工物の研削面に水や油
の如き冷却液を注ぎ込みながら作業を行う。また、冷却
液には研磨材や弗素或いは酸などを混入させることもあ
る。
【0008】図2は研削量の増加に対する研削抵抗の推
移を示す特性曲線図である。曲線Pは図1(a) 及び図1
(b)に示した研削具の特性曲線であり、曲線Cは従来の
研削具の特性曲線である。なお、同図において、横軸は
研削される物体の研削量に比例する数値として、例え
ば、切込1μmとしたときに研削される物体の所定部分
を研削する回数を示してあり、縦軸は研削抵抗であっ
て、その単位はニュートンである。同図に示されるよう
に従来の研削具は研削回数の増加に伴い研削抵抗が増加
して行く傾向が顕著であり、その曲線の変動も大きい。
これに対し、本発明に係る研削具は、研削の初期段階に
おいては従来の研削具の特性と大差はないが、図におい
て、研削抵抗が略35ニュートンに達した以降はほぼ一
定に推移するようになり、その変動幅も狭い。
移を示す特性曲線図である。曲線Pは図1(a) 及び図1
(b)に示した研削具の特性曲線であり、曲線Cは従来の
研削具の特性曲線である。なお、同図において、横軸は
研削される物体の研削量に比例する数値として、例え
ば、切込1μmとしたときに研削される物体の所定部分
を研削する回数を示してあり、縦軸は研削抵抗であっ
て、その単位はニュートンである。同図に示されるよう
に従来の研削具は研削回数の増加に伴い研削抵抗が増加
して行く傾向が顕著であり、その曲線の変動も大きい。
これに対し、本発明に係る研削具は、研削の初期段階に
おいては従来の研削具の特性と大差はないが、図におい
て、研削抵抗が略35ニュートンに達した以降はほぼ一
定に推移するようになり、その変動幅も狭い。
【0009】図3(a) は被加工物の平面を研削するため
の研削具の一例を示す平面図であり、図3(b) は図3
(a) におけるX−X線断面図である。両図を参照して、
円板状の皿板体10は前記基材1と同様な材料で形成し
てあり、その中央部に加工装置に連結するためのシャフ
ト11を固定してある。また、前記皿板体10の周端部
(円板面に平行な周端部)には前記シャフト11の長手
方向と同方向に段部12を形成してあり、この段部12
に前記図1(a) 、(b)に示した研削具と同様な小突起体
13及びスペース14を形成し、この部分を研削部とし
てある。なお、図3(a) には小突起体13の一部を示し
他を省略して表現してある。また、前記図1(a) 、(b)
に示した研削具に関する技術事項はこの実施例の研削具
に総て適用することができる。そして、前述の図2の曲
線Pとほぼ同様な特性を得ることができる。なお、この
実施例のものでは前記小突起体13の回転方向の幅は約
1.5mmに設定してあり、前記小突起体3の間のスペー
ス4の回転方向の幅は約2mmに設定し、放射方向(中心
から遠退く方向)の幅は約2mmに設定してある。また、
小突起体13に含ませる研磨材はダイヤモンドの粒度#
3000を用いている。
の研削具の一例を示す平面図であり、図3(b) は図3
(a) におけるX−X線断面図である。両図を参照して、
円板状の皿板体10は前記基材1と同様な材料で形成し
てあり、その中央部に加工装置に連結するためのシャフ
ト11を固定してある。また、前記皿板体10の周端部
(円板面に平行な周端部)には前記シャフト11の長手
方向と同方向に段部12を形成してあり、この段部12
に前記図1(a) 、(b)に示した研削具と同様な小突起体
13及びスペース14を形成し、この部分を研削部とし
てある。なお、図3(a) には小突起体13の一部を示し
他を省略して表現してある。また、前記図1(a) 、(b)
に示した研削具に関する技術事項はこの実施例の研削具
に総て適用することができる。そして、前述の図2の曲
線Pとほぼ同様な特性を得ることができる。なお、この
実施例のものでは前記小突起体13の回転方向の幅は約
1.5mmに設定してあり、前記小突起体3の間のスペー
ス4の回転方向の幅は約2mmに設定し、放射方向(中心
から遠退く方向)の幅は約2mmに設定してある。また、
小突起体13に含ませる研磨材はダイヤモンドの粒度#
3000を用いている。
【0010】図4は図3(a) に示した研削具と同様に被
加工物の平面を研削するための研削具の一例を示す平面
図である。同図において、円板状の皿板体20の外周区
域には円帯状の研削部を設けてあり、この研削部に前記
した図1(a) 、(b) に示した研削具と同様な小突起体2
1及びスペース22を形成してある。そして、この実施
例のものでは、前記小突起体21と前記スペース22に
より形成される研削輪を同心円状に3輪配設している。
なお、この実施例のものについても前記図1(a) 、(b)
に示した研削具に関する技術事項を適用することができ
る。更に、前記小突起体21の被研削面へ当接する部分
はほぼ四角形であるが、円形、三角形、五角形、六角形
その他の形状若しくはこれらを組み合わせ又は大きさの
異なる形状を組み合わせる(例えば小さな円形と大きな
円形を組み合わせる)ようにしてもよい。
加工物の平面を研削するための研削具の一例を示す平面
図である。同図において、円板状の皿板体20の外周区
域には円帯状の研削部を設けてあり、この研削部に前記
した図1(a) 、(b) に示した研削具と同様な小突起体2
1及びスペース22を形成してある。そして、この実施
例のものでは、前記小突起体21と前記スペース22に
より形成される研削輪を同心円状に3輪配設している。
なお、この実施例のものについても前記図1(a) 、(b)
に示した研削具に関する技術事項を適用することができ
る。更に、前記小突起体21の被研削面へ当接する部分
はほぼ四角形であるが、円形、三角形、五角形、六角形
その他の形状若しくはこれらを組み合わせ又は大きさの
異なる形状を組み合わせる(例えば小さな円形と大きな
円形を組み合わせる)ようにしてもよい。
【0011】被加工物を凹面に抉るような場合には、乳
棒或いは小さな擂り粉木の如き研削具が用いられるが、
このような研削具にも本発明を適用することができる。
即ち、研削具の端部近傍に形成される膨出面の研削部に
前記各実施例で説明した小突起体を多数形成し、その間
のスペースを被加工物の研削量の増加に対する研削抵抗
が所定値を境にほぼ一定に推移するように設定する。
棒或いは小さな擂り粉木の如き研削具が用いられるが、
このような研削具にも本発明を適用することができる。
即ち、研削具の端部近傍に形成される膨出面の研削部に
前記各実施例で説明した小突起体を多数形成し、その間
のスペースを被加工物の研削量の増加に対する研削抵抗
が所定値を境にほぼ一定に推移するように設定する。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、被加工物の研削量の増加に対する研削抵抗が所定
値を境にほぼ一定に推移するように研削具を構成したの
で、ドレッシングを行わなくとも、長期間ほぼ一定の切
れ味を維持し得る研削具を得ることができる。従って、
硬質な物体を延性モードで研削して加工するに当たり安
定した研削表面が得られるとともに、作業効率が著しく
向上する。
れば、被加工物の研削量の増加に対する研削抵抗が所定
値を境にほぼ一定に推移するように研削具を構成したの
で、ドレッシングを行わなくとも、長期間ほぼ一定の切
れ味を維持し得る研削具を得ることができる。従って、
硬質な物体を延性モードで研削して加工するに当たり安
定した研削表面が得られるとともに、作業効率が著しく
向上する。
【図1】(a) は本発明を、例えば、平面あるいは自由曲
面をもつガラスの研削用砥石に適用した例を示す研削砥
石の平面図、(b) は研削砥石の側面図である。
面をもつガラスの研削用砥石に適用した例を示す研削砥
石の平面図、(b) は研削砥石の側面図である。
【図2】研削量の増加に対する研削抵抗の推移を示す特
性曲線図である。
性曲線図である。
【図3】(a) は被加工物の平面を研削するための研削具
の一例を示す平面図、(b) は図3(a) におけるX−X線
断面図である。
の一例を示す平面図、(b) は図3(a) におけるX−X線
断面図である。
【図4】図3(a) に示した研削具と同様に被加工物の平
面を研削するための研削具の一例を示す平面図である。
面を研削するための研削具の一例を示す平面図である。
1 基材 2 研削部 3 小突起体 4 スペース 5 円孔 10 皿板体 11 シャフト 12 段部 13 小突起体 14 スペース 20 皿板体 21 小突起体 22 スペース
Claims (5)
- 【請求項1】 物体の被研削面に当接する研削部を有
し、該研削部にはダイヤモンドやその他の研磨材を含む
小突起体を複数形成し、且つ、各小突起体の間の距離と
面積を研削量の増加に対する研削抵抗が所定値をほぼ一
定に推移するように設定してあることを特徴とする研削
具。 - 【請求項2】 研削部は円板体の円板面に対抗する周縁
部に設けてある請求項1に記載の研削具。 - 【請求項3】 研削部は円板状の皿板体の円板面に平行
な周端部に設けてある請求項1に記載の研削具。 - 【請求項4】 研削部は円板状の皿板体の円板面の外周
区域に円帯状に設けてある請求項1に記載の研削具。 - 【請求項5】 研削部は棒状体の端部に形成される膨出
部に設けてある請求項1に記載の研削具。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5203963A JP3009565B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 研削具 |
GB9416517A GB2281075B (en) | 1993-08-18 | 1994-08-16 | Grinding tool |
DE4428820A DE4428820A1 (de) | 1993-08-18 | 1994-08-16 | Schleifwerkzeug |
US08/773,862 US6142860A (en) | 1993-08-18 | 1996-12-27 | Grinding tool |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5203963A JP3009565B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 研削具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752051A true JPH0752051A (ja) | 1995-02-28 |
JP3009565B2 JP3009565B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=16482550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5203963A Expired - Fee Related JP3009565B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 研削具 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6142860A (ja) |
JP (1) | JP3009565B2 (ja) |
DE (1) | DE4428820A1 (ja) |
GB (1) | GB2281075B (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5679067A (en) * | 1995-04-28 | 1997-10-21 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Molded abrasive brush |
USD381139S (en) | 1995-04-28 | 1997-07-15 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Molded abrasive brush |
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