JP3078646U - 移動上屋 - Google Patents

移動上屋

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JP3078646U
JP3078646U JP2000009224U JP2000009224U JP3078646U JP 3078646 U JP3078646 U JP 3078646U JP 2000009224 U JP2000009224 U JP 2000009224U JP 2000009224 U JP2000009224 U JP 2000009224U JP 3078646 U JP3078646 U JP 3078646U
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JP2000009224U
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Inventor
茂 加藤
Original Assignee
三研工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の定置式の天幕上屋の概念を転換し、上屋
自身が必要なときに必要な場所に移動することができる
ように、平面上の任意の方向に走行移動自在な移動上屋
を提供する。 【解決手段】桁行き方向の一双の土台ビーム11及び柱
12を剛性構造とし、屋根構15をトラス構造とした上
屋1であって、四隅に、走行車輪を取付け、この車輪に
は鉛直軸まわりに任意角度回動させる回動装置を備え、
車輪に走行動力装置20を付設し、上屋1全体を平面上
の任意の方向に走行自在にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、地上を走行する移動上屋に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、屋外の鋼材置場において、溶接等により長尺材を製造するような場合 に、天幕を屋根とする上屋で置場を覆い、順次素材、製品の搬入搬出を行って作 業を継続する必要がある場合がある。このような場合に、従来、天幕を屋根とす る天幕上屋が用いられている。
【0003】 従来の天幕上屋は天幕を片寄せて開閉する方式のものが周知である。このよう な天幕上屋は賞用されているが、定置式であり、大きさに制約もあるので、作業 置場が広く、順次作業を行う場合は多数の上屋を備える必要がある。また、この ような上屋は天幕を開閉することは自由であるが、天幕を支持するフレームを完 全に撤去することはできないので、材料や製品を搬出入するためのクレーンや大 型トラック、運搬車輌等の行動は大きな制約を受ける問題があった。上記の天幕 上屋は、降雨に対して、貯蔵、溶接作業等に際しては必要であるが、資材や製品 の搬出入を行うときはない方が便利な場合が多い。
【0004】 以上のようなニーズについて、例を挙げて説明する。図6に示すような広い鋼 材置場に、クレーンや大型トラックがアクセスできる置場兼作業場A、B、C、 D、……Kがあり、溶接作業等が各作業場で行われ、そのとき雨覆い等が必要で あり、それ以外の時は、資材の搬入、搬出のためにクレーンやトラックが自由に 走行又は作業ができる広い上部空間が必要な場合がある。またこの置場兼作業場 A、B、C、D、……Kは、必要に応じて位置や広さを変更することがある。こ のようなときに、例えば少数の移動上屋1を備え、必要な位置に随時移動して, 覆いの役目を果たし、不必要になればすぐ別の場所に移動可能な上屋を設置する と、大変好都合である。本考案はこのようなニーズに応えるために開発されたも のである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来の定置式の天幕上屋は、簡易な倉庫として、また必要に応じて屋根を広く 開放することができる上屋として、各方面で広く利用されてきた。
【0006】 本考案は、従来の天幕上屋の利点を最大限に生かすと共に、従来の定置式の天 幕上屋の概念を転換し、天幕上屋自身が必要なときに必要な場所に移動すること ができるように、平面上の任意の方向に走行移動自在な移動上屋を開発したもの で、上記ニーズに応える移動上屋を提供することを目的とする。
【0007】 本考案の課題は次の通りである。 (a)レール等を必要とせず、地上を走行して、任意の位置に容易に移動するこ とができる上屋であること。 (b)地面に多少の不陸があっても、これに倣って安定していること。 (c)軽量で安価であること。 (d)遠方操作により、自由に移動することができ、電力ケーブル等の牽引は不 要であること。 (e)屋根は天幕とし、強風時には、屋根を簡単に折り畳み又は撤去し、上屋本 体が被害を受けないこと。また、屋根の復旧が容易であること。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、その技術手段は、桁行 き方向の一双の土台ビーム及びその上に立設した柱を剛性構造とし、屋根構をト ラス構造とした上屋の底面の四隅に、下端に走行車輪を取付けた回動自在な鉛直 軸を設け、この鉛直軸を任意角度回動させる回動装置を備え、一方の土台ビーム の車輪2個に走行動力装置を付設し、上屋全体を平面的な地上の任意の方向に走 行自在にしたことを特徴とする移動上屋である。この上屋は、天幕を屋根に備え た軽量な上屋とすることが好ましい。この上屋は、ほぼ平面の平地上を移動する 。このため四隅に車輪を有する。車輪は大型のタイヤを有する車輪とするのが好 適である。この上屋は、一双の桁行き方向の土台ビーム及びその上の立設柱を剛 性構造とし、屋根をトラス構造として屋根が多少変形自在となっている。このた め地面に多少の不陸があっても、4輪が地面になじむので、3本足となって不安 定になることはない。
【0009】 車輪の軸を支持するフォークは上端に鉛直軸を有し、この鉛直軸は回動自在に 土台フレームに取り付けられている。この鉛直軸を任意の角度回動させる動力装 置が各軸に付属している。
【0010】 また、本考案の移動上屋は、前記鉛直軸の回動角度を一定値に保持する回動位 置決め装置を備え、回動位置決め及び車輪の走行を遠方制御する制御装置を備え た移動上屋が好適である。さらに自家発電装置を搭載し、鉛直軸回動動力、車輪 走行動力、制御装置電源等に必要な電力を自給することとすると動力ケーブル等 の曵行を必要とせず、移動が容易となるので好ましい。なお天幕の移動装置や照 明装置などを備えることも自由である。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。図1は本考案の実施例の 移動上屋1の側面図、図2はその正面図、図3は図2の一部拡大部分図である。 本考案の移動上屋1は、例えば鋼材置き場の鋼材を覆う軽量な上屋であって、必 要なときに必要な場所を被覆し、溶接作業等を行うことを可能にすると共に、資 材の搬入搬出等の作業時には他所に移動させておく上屋である。この上屋は、桁 行き方向の土台ビーム11及びその上に立設した柱12を剛性構造とし、屋根構 15をトラス構造としている。屋根には天幕16を張るようになっている。土台 ビーム11の両端すなわち上屋の底面の四隅に地面61上を走行する走行装置2 0を備えている。
【0012】 走行装置20は図4に示すように、土台ビーム11を上下に貫通して回動自在 に取り付けられた鉛直軸21を備え、この鉛直軸21の下端にフォーク32を備 え、このフォーク32に走行車輪31を取り付けている。走行車輪31は、軸3 3をフォーク32に取付け、タイヤを有する走行車輪で、地面61上を走行する 。鉛直軸21は、土台フレームに取り付けた軸支持部22に支持され、回動装置 23はスプロケット25、27、チエーン26、を介して鉛直軸21を回動させ る。回動角はエンコーダ24により把握される。回動角を一定の値に保持する回 動位置決め装置を備えると好都合である。この回動位置決め装置はエンコーダ2 4内に組み込んでもよく、機械的な装置、例えばストッパ装置、定置孔とこれに 嵌脱するピン装置などでもよい。一定の回動角として、例えば30°、45°、 60°、90°などとするとよい。鉛直軸21の回動により車輪31は、任意の 角度方向変換する。
【0013】 図4に示す車輪31は駆動装置40を備えている。4個の車輪のうち、駆動装 置40を備えている車輪は、一方の土台フレームに取り付けられている2個の車 輪である。駆動装置40はモータ41、減速装置42、スプロケット43、45 、チェーン44を介して車輪31を回転させる。駆動装置40は車輪を支持する フォーク32に取り付けられたフレーム46の上に載置されている。
【0014】 4個の車輪31を回動装置23により同一方向に向け、駆動装置を備えた車輪 2個を走行駆動させると、移動上屋1は車輪の走行方向に移動する。図5はこれ を示したもので、図5(a)は矢印81方向に走行する上屋1の平面図、図5( b)は矢印82方向に走行する平面図、図5(c)は、矢印83方向に走行する 様子を示している。このように本考案の移動上屋1は任意の方向に移動すること ができる。車輪の傾動角度を一定方向に合わせて固定する固定装置を各鉛直軸2 1に備えている。車輪は大型のタイヤを有する車輪とするのが好適である。4個 の車輪は、地面に多少の不陸があっても上屋の屋根がトラス構造となっており、 このため、地面に多少の不陸があっても、多少の変形が自由であるので、4個の 車輪が地面になじんで密着し、3本足となることはない。従って、安定性にすぐ れている。また、一方の土台フレーム11に駆動車輪を2個取り付けたので、2 個の車輪は剛性の土台フレーム11を移動させ、他の土台フレームはこれに忠実 に追従するので、走行方向が狂ったり、上屋が捻れ変形したりすることはない。 この移動上屋1は、天幕を屋根に備えた上屋で軽量であり、移動は容易である。
【0015】 この移動上屋は、遠隔操作できる自動制御装置71を搭載しており、エンコー ダからの情報に基づき、走行方向への車輪の旋回、つまり鉛直軸の回動、固定、 を指令して制御することができ、また、車輪の走行速度、走行距離を制御するこ とができる。また、自家発電機72を備え、これをすべての電源とし、外部から 動力を供給する装置を必要としない。従って、ケーブルの曵行等の必要がなく移 動が容易である。
【0016】 車軸を支持するフォークは上端に鉛直軸を有し、この鉛直軸は回動自在に土台 フレームに取り付けられている。この鉛直軸を回動させる動力が各軸に付属して いる。前記鉛直軸の回動角度を一定値に保持する回動位置決め装置を備え、回動 位置決め及び車輪の走行を遠方制御する装置を備えたものが好適である。
【0017】 なお車輪に制動装置を組み込んだり、図1に示すように上家の四隅に支承フレ ーム13を取付け、ジャッキ62で支承し、車輪を浮かせておくこととしてもよ い。
【0018】 具体的な実施例の仕様の一例を示すと次の通りである。
【0019】 上屋 開口22mm×奥行7.5m×棟高6.3m 車輪 1.2mφ×幅0.6m チューブ入タイヤ 走行速度 10m/分 走行動力 1.5KW×2台 発電機 ディーゼル発電機6.5kVA3相200V
【0020】
【考案の効果】 本考案によれば、従来の定置式の天幕上屋の概念を転換し、天幕上屋自身が必 要なときに必要な場所に移動することができるように、平面上の任意の方向に走 行移動自在な移動上屋を開発し、上記ニーズに応える移動上屋ことが可能となっ た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の移動上屋の側面図である。
【図2】本考案の実施例の移動上屋の正面図である。
【図3】図2の一部拡大部分図である。
【図4】車輪及び駆動装置の側面図である。
【図5】実施例の移動上屋の走行方向を説明する平面図
である。
【図6】作業場の平面図である。
【符号の説明】
1 移動上屋 11 土台ビーム 12 柱 13 支承フレーム 15 屋根構 16 天幕 20 走行装置 21 鉛直軸 22 軸支持部 23 回動装置 24 エンコーダ 25、27 スプロケット 26 チエーン 31 走行車輪 32 フォーク 33 軸 40 駆動装置 41 モータ 42 減速装置 43、45 スプロケット 44 チェーン 46 フレーム 61 地面 81、82、83 矢印

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桁行き方向の一双の土台ビーム及びその
    上に立設した柱を剛性構造とし、屋根構をトラス構造と
    した上屋の底面の四隅に、下端に走行車輪を取付けた回
    動自在な鉛直軸を設け、該鉛直軸を任意角度回動させる
    回動装置を備え、一方の土台ビームの車輪2個に走行動
    力装置を付設し、上屋全体を平面上の任意の方向に走行
    自在にしたことを特徴とする移動上屋。
  2. 【請求項2】 前記鉛直軸の回動角度を一定値に保持す
    る回動位置決め装置を備え、回動位置決め及び車輪の走
    行を遠方制御する制御装置を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の移動上屋。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014527128A (ja) * 2011-06-20 2014-10-09 カジガ ホセ 環境に配慮した移動式の燃料供給ステーションを構築する方法
KR101984651B1 (ko) * 2018-10-05 2019-05-31 주식회사 제이엔텍 미세먼지·유해물질 저감형 이동식 매립폐기물 적층매립장치
KR101984652B1 (ko) * 2018-10-05 2019-05-31 주식회사 제이엔텍 미세먼지·유해물질 저감형 이동식 매립폐기물 적층매립공법

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