JP3115104U - 蓋開放装置 - Google Patents

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健臣 三浦
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Abstract

【課題】 蓋体の幅員、大きさに対応して左右外方位置で蓋体に連結配置し、その間をベルト部材を介してハンドル操作で同時に昇降させることで蓋体を開放可能にする。
【解決手段】 移動輪2を支承して成る移動クレーム台車1と、下側軸支部3Aに揺動自在に支承した一対の下側アーム部4A及び上側軸支部3Bに揺動自在に支承した一対の上側アーム部4Bを揺動自在に支承して菱形枠状に構成して移動フレーム台車1上に配装すると共に、両アーム部4A,4Bの揺動自在となる支承側にねじ込んだボルト軸5の回転で、上側軸支部3Bを昇降するパンタグラフジャッキ式の昇降機構7と、上側軸支部3B、開放すべき蓋体P相互間を連結する吊上支持ポスト8とを有する。ボルト軸5に設けたプーリ6相互間に掛巡した面ファスナー構造の動力伝達用ベルト部材10で、左右の昇降機構7を同時に操作する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、例えば路面に露呈するマンホールやハンドホール等の開口部に施蓋される鉄製等の重量性のある蓋体を開放し移動撤去するための蓋開放装置に関するものである。
従来、この種のマンホールやハンドホール等における重量性のある蓋体を開放するためには、油圧ジャッキを蓋体の一端縁側に直角に設置し、油圧ジャッキの上部昇降端に取り付けられたアームの先端にフックを取り付け、該フックを蓋体の一方のメネジ穴に固定してから油圧ジャッキを作動させることで蓋体の周囲一端側を持ち上げるのであった。そして、蓋体の開放された箇所にコロを挿入し、油圧ジャッキを取り除いた後、蓋体の他方のメネジ穴にハンマーの先を引っ掛けてスライド移動するのであった。
特になし
しかしながら、1個のハンドホール等に対して複数の蓋体が路面に隣接設置されている場合において、従来の油圧ジャッキを使用するのであれば、蓋体の一つ毎に油圧ジャッキを設置し、操作しなければならず、かなりの労働力を要するものとなる。しかも、従来の油圧ジャッキは、蓋体の周囲一端側を片持ち状態で持ち上げるだけであるため、蓋体の大きさによってはその開放および移動の作業が非常に困難なものとなる等の問題点を有していた。
そればかりでなく、蓋体の両側で持ち上げるように左右で対となる吊上げ機構を構成する場合であると、蓋体の大きさに対応して吊上げ機構相互の配置間隔をそれぞれ異ならしめた複数の各別のものとして構成しておく必要があった。また、左右に配置する吊上げ機構相互間の間隔を調整自在に構成するには、蓋体を吊上げるに充分な耐荷重性を配慮した調整スライド機構としなければならず、そうすると複雑となり取扱いも極めて面倒なものとなっていた。
そこで、本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、蓋体の大きさに関係なくハンドルの回転操作でもって蓋体を容易に開放することができ、しかも軽量で取扱いが容易であり、低コストな蓋開放装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本考案にあっては、下面に移動輪2をそれぞれ支承して成る移動フレーム台車1と、該移動フレーム台車1に固定された下側軸支部3Aに一対の下側アーム部4Aの一端側が回転可能に支承され、両下側アーム部4Aの他端側に一対の上側アーム部4Bの一端側が回動自在に支承され、両上側アーム部4Bの他端側を上側軸支部3Bを介して回転可能に支承することで菱形枠状に配装され、上下両アーム部4A,4Bの回転可能となる支承側に、一端にプーリ6を備えたボルト軸5をねじ込み配置し、該プーリ6を介してのボルト軸5の回転によって上側軸支部3B側を昇降移動可能としたパンタグラフジャッキ式の昇降機構7と、上側軸支部3Bに固定される上端フラップ部8A、開放すべき蓋体Pにねじ込み連結する摘みボルト8Cのねじ込みにより蓋体Pを吊持させる下端フラップ部8Bそれぞれが形成された吊上支持ポスト8とを有して成るものである。
また、吊上支持ポスト8の下端フラップ部8B側近傍で摘みボルト8Cの取り付け位置よりも後方側には、縦長のボルト孔9Aに砂咬解除ボルト9Bがねじ込み貫通して成る砂咬解除部9が設けられているものとできる。
移動フレーム台車1は、吊上支持ポスト8、プーリ6それぞれが互いに対向して蓋体Pの両側対称位置に配置されるよう、昇降機構7に対する吊上支持ポスト8の取り付け方向を互いに逆にした一対に形成されることで構成することができる。
また、プーリ6の外周面には、フック側またはループ側が表側に向くように面ファスナーが接着され、互いに対向配置するプーリ6間に、片面に面ファスナーのループ側またはフック側が表側に向くように接着され、他方の片面には面ファスナーのフック側またはループ側が表側に向くように接着されて成る長帯状の動力伝達用ベルト部材10が巻架されるものとできる。
以上のように構成された本考案に係る蓋開放装置にあって、パンタグラフジャッキ式の昇降機構7は、プーリ6の回転操作でボルト軸5が回転されることによって上下両アーム部4A,4Bを拡開させると吊上支持ポスト8が上昇移動し、これに伴い吊上支持ポスト8の下端フラップ部8B側に吊持されている蓋体Pが持ち上げる。
また、砂咬解除部9は、蓋体P縁部に摘みボルト8Cをねじ込み連結する一方、当該砂咬解除部9の砂咬解除ボルト9Bのねじ込みにより蓋体P縁部外方の路面W位置に当接させて突っ張ることで、該溝部V内侵入し、凝固化することでマンホール等の開口縁に固着化させていた蓋体Pを強制的に砂等から分断させる。
さらに、蓋体Pの両側対称位置において、一対の移動フレーム台車1が吊上支持ポスト8、プーリ6それぞれが互いに対向するように配置され、互いに対向配置するプーリ6間に長帯状の動力伝達用ベルト部材10が巻架固定されることで双方のプーリ6が連繋され、一方の移動フレーム台車1側におけるプーリ6を回転させるとこれに連動して他方のプーリ6を同時回転させる。このとき、一対の移動フレーム台車1相互の間隔は蓋体Pの幅に広狭があってもこれに対応調整でき、動力伝達用ベルト部材10はそれぞれのプーリ6間に自在に調整させて差架固定させる。
本考案によれば、ハンドホール等の開口部を閉塞する蓋体Pを、この蓋体Pの幅員に大小があっても、これに対応して相対向して配置される一対の移動フレーム台車1、吊上支持ポスト8、動力伝達用ベルト部材10によって簡単に吊上げ、移動できる等の蓋体Pの大きさに関係なくハンドル操作でもって蓋体Pを容易に開放することができ、しかも軽量、コンパクトで低コストな蓋開放装置を提供することができる。
すなわちこれは本考案が、移動輪2を支承して成る移動フレーム台車1に固定された下側軸支部3Aに一対の下側アーム部4Aの一端側が回転可能に支承され、両下側アーム部4Aの他端側に一対の上側アーム部4Bの一端側が回動自在に支承され、両上側アーム部4Bの他端側を上側軸支部3Bを介して回転可能に支承することで菱形枠状に配装され、上下両アーム部4A,4Bの回転可能となる支承側に、一端にプーリ6を備えたボルト軸5をねじ込み配置したパンタグラフジャッキ式の昇降機構7と、上側軸支部3Bに固定される上端フラップ部8A、摘みボルト8Cのねじ込みにより蓋体Pを吊持させる下端フラップ部8Bそれぞれが形成された吊上支持ポスト8とを有して成るからであり、これにより、プーリ6に対するハンドル操作でもって重量性のあるマンホールやハンドホール等の蓋体Pを容易に吊上げ、開放でき、しかも移動フレーム台車1の移動輪2の転動により当該蓋体Pを容易に移動撤去することができる。
また、吊上支持ポスト8の下端フラップ部8B側近傍で摘みボルト8Cの取り付け位置よりも後方側には、縦長のボルト孔9Aに砂咬解除ボルト9Bがねじ込み貫通して成る砂咬解除部9が設けられているので、蓋体P縁部に摘みボルト8Cをねじ込み連結する一方、当該砂咬解除部9の砂咬解除ボルト9Bを蓋体P縁部外方位置のと路面W上に突っ張るようにねじ入れ当接させることによって、砂咬解除ボルト9を支点として摘みボルト8Cを介して蓋体Pを持ち上げるようになり、蓋体P縁部と路面Wとの間に溝部V内に侵入、凝固化して砂等によって固着されている蓋体Pを砂等から分離させ、蓋体Pを容易に開放させることができる。
さらに、移動フレーム台車1は、吊上支持ポスト8、プーリ6それぞれが互いに対向して蓋体Pの両側対称位置に配置されるよう、昇降機構7に対する吊上支持ポスト8の取り付け方向を互いに逆にした一対に形成されているから、幅員が異なる蓋体Pの両側に、それらの幅員に対応して配置セットでき、プーリ6相互間に調整自在に差架される動力伝達用ベルト部材10と相俟ち、各種の蓋体Pの開放、移動が可能である。
そればかりでなく、プーリ6の外周面には、フック側またはループ側が表側に向くように面ファスナーが接着され、互いに対向配置するプーリ6間に、片面に面ファスナーのループ側またはフック側が表側に向くように接着れ、他方の片面には面ファスナーのフック側またはループ側が表側に向くように接着されて成る長帯状の動力伝達用ベルト部材10が巻架されるものとしたので、双方のプーリ6間で大きな動力伝達が可能となり、片方のプーリ6に対するハンドル回転操作によって蓋体Pを両側で容易に持ち上げることができる。また、蓋体Pの大きさに対応して双方の移動フレーム台車1のプーリ6同士の離間距離が変わっても、動力伝達用ベルト部材10のオーバーラップ量が可変自在となるため、当該プーリ6同士は動力伝達可能な状態に容易に連繋させることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本考案が限定されるものではない。
以下、図面を参照して本考案を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号1は、例えば路面Wに露呈した状態で隣接配置された、ハンドホール等の開口部を施蓋している複数の蓋体Pを端から順次開放して撤去するための本考案に係る蓋開放装置を構成する移動フレーム台車である。該移動フレーム台車1は、耐荷重性の堅牢な材料によって形成された平面で略矩形状を呈する扁平ボックス状に形成され、該移動フレーム台車1の下面には前後両側でそれぞれ対状となる計4個の移動輪2をそれぞれ支承し、上面中央にはパンタグラフジャッキ式の昇降機構7を備えている。
パンタグラフジャッキ式の昇降機構7は、図1に示すように、下側軸支部3Aに揺動自在に支承した一対の下側アーム部4A及び上側軸支部3Bに揺動自在に支承した一対の上側アーム部4Bを揺動自在に支承して菱形枠状に構成して移動フレーム台車1上に配装すると共に、両アーム部4A,4Bの揺動自在となる支承側にねじ込んだボルト軸5の回転で、上側軸支部3Bを昇降するパンタグラフジャッキ式に構成されている。すなわち、移動フレーム台車1の上面中央に長手方向に沿って互いに平行となって立設した左右一対の下側軸支部3Aの間にそれぞれ一端側が回動自在に支承される前後一対の下側アーム部4Aと、両下側アーム部4Aの他端側それぞれに一端側が回動自在に支承される前後一対の上側アーム部4Bとを備え、上方に位置する両上側アーム部4Bのそれぞれ他端側を前記下側軸支部3Aと対称に配置させた左右一対の上側軸支部3Bの間に回動自在に支承させることで菱形のパンタグラフとなって形成されている。
これら下側アーム部4A、上側アーム部4Bそれぞれは略コ字枠状に形成されており、下側アーム部4Aのコ字幅員は上側アーム部4Bのコ字幅員よりも若干大きくすることで、互いに対向配置された下側アーム部4Aのコ字枠一端内に上側アーム部4Bのコ字枠一端が嵌り込む状態にしてから、左右両側から挿入された一対の支持ボルト11によって支承されるようにしてある。
図4に示すように、前後に配置した一方の上下両アーム部4A,4B同士の一端支承側には、例えば円弧状に形成された切欠部を互いに対向させることによって略円形状の開放部12が形成されており、この開放部12内側に配置された例えば角形状のナット部材13に、一対の支持ボルト11それぞれを回動自在に支承させた状態としてある。また、他方の上下両アーム部4A,4B同士の一端支承側にも上記と同様な略円形状の開放部12が形成され、この開放部12内側に配置されたスリーブ状の不図示の軸受部材に、一対の支持ボルト11それぞれを回動自在に支承させた状態としてある。
そして、スリーブ状の軸受部材一端は、回転操作用のハンドルHを周端に備えたプーリ6の回転中心にある軸胴部6Aと連結されると共に、該軸胴部6Aの端面側から延設された長尺棒状のボルト軸5を軸受部材のスリーブ内に貫通させ、且つボルト軸5の先端側をナット部材13にねじ込ませてある。したがって、ハンドルHを廻してプーリ6を回転させると、ボルト軸5に沿ってナット部材13がネジ回転しながら移動するものとなり、これによって前後における上下両アーム部4A,4B同士の一端支承側それぞれが互いに回動し、上側軸支部3B側が昇降移動するものとなる。
図2、図3に示すように、移動フレーム台車1上の昇降機構7上端に、蓋体Pの縁部をねじ込み連結した吊上支持ポスト8をネジ止め固定させ、昇降機構7による上昇持ち上げ力で蓋体Pをハンドホール等の開口部から持ち上げ開放するようになっている。そのための吊上支持ポスト8は、略滑り台の形状を呈する斜行状に形成されており、昇降機構7における吊上支持ポスト8の上端側に形成されているコ字枠状の上端フラップ部8Aが固定ボルト8Dを介してネジ止め固定される。また、上側軸支部3Bの上面には、吊上支持ポスト8の下端側に形成されている薄板状の下端フラップ部8B中央のネジ孔に摘みボルト8Cをねじ込み、さらに下端フラップ部8B下側に対面する蓋体P縁部のメネジ穴Qに摘みボルト8Cをねじ込み固定することで、当該蓋体Pが吊上支持ポスト8に吊持されるようにしてある。したがって、ハンドルHを廻してプーリ6を回転させると、昇降機構7が鉛直方向に伸張して上側軸支部3Bと共に吊上支持ポスト8が昇降移動することで、下端フラップ部8Bに支持されている蓋体Pも同時に昇降移動するものとなる。
また、図5に示すように、吊上支持ポスト8の下端フラップ部8B側近傍で摘みボルト8Cの取り付け位置よりも後方側には、縦長のボルト孔9Aに砂咬解除ボルト9Bがねじ込み貫通して成る砂咬解除部9が設けられている。すなわち、蓋体P縁部のメネジ穴Qに摘みボルト8Cをねじ込む一方、砂咬解除部9のボルト孔9Aに砂咬解除ボルト9Bをねじ込み、ボルト孔9A下方側に貫通突出した砂咬解除ボルト9Bの先端を、蓋体P縁部外方の路面W位置に突き当て砂咬解除ボルト9をねじ込み突っ張り状とすることで砂咬解除ボルト9を支点として蓋体Pを持ち上げるようにしている。こうすることで、蓋体P縁部と路面Wとの間の溝部V内に侵入し、凝固化されることで開口部に蓋体Pを固着させている砂等から蓋体Pを分離し、解放させることで吊上支持ポスト8による蓋体Pの吊上げ移動を容易なものとなるようにしてある。
本考案に係る蓋開放装置は、図1に示すように、蓋体Pの両側対称位置において、吊上支持ポスト8、プーリ6それぞれが互いに対向して配置されるよう、パンタグラフジャッキ式の昇降機構7に対する吊上支持ポスト8の取り付け方向が互いに逆になるようにして左右一対にして形成してある。そして、プーリ6の外周面には、フック側(またはループ側)が表側に向くように面ファスナーが接着され、互いに対向配置するプーリ6間に、両面に面ファスナーが接着された長帯状の動力伝達用ベルト部材10が巻架されている。尚、左右の吊上支持ポスト8自体は全く同構造であり、使用に際し対称的に逆向きに使用配置される。
このとき動力伝達用ベルト部材10の片面には、面ファスナーのループ側またはフック側が表側に向くように接着され、他方の片面には、面ファスナーのフック側またはループ側が表側に向くように接着されている。また、この動力伝達用ベルト部材10は、所定間隔で離間するプーリ6相互間に掛巡されると共に自身で巻回固定されるに十分な長さに設定されている。
尚、この動力伝達用ベルト部材10自体を耐強度性の両面ファスナー部材によって形成しても良い。また、プーリ6の外周面は、その中央部分が例えば5度程度の角度で傾斜膨出されていて、動力伝達用ベルト部材10の抜け出し等を防止できるように配慮されている。
動力伝達用ベルト部材10をプーリ6間に巻架させる場合には、プーリ6の外周面の例えばフック側に動力伝達用ベルト部材10のループ側を巻き付けてから、動力伝達用ベルト部材10の余長部分を互いにオーバーラップさせ、オーバーラックした動力伝達用ベルト部材10同士をフック側とループ側とによって固定する。こうして、動力伝達用ベルト部材10のオーバーラップ量が可変自在となることで、双方のプーリ6同士の離間距離が異なっても当該プーリ6同士は動力伝達可能な状態に連繋されるものとなる。
次に、以上のように構成された最良の形態についての使用、作動の一例について説明する。以下に、蓋開放装置を蓋体Pの隣列方向に沿って移動しながら蓋体Pを取外し、開放して行く場合について説明する。先ず、吊上支持ポスト8を開放させるべき蓋体Pの左右に配置し、上端フラップ部8Aを外方に向けた立脚状態にしておいて、吊上支持ポスト8の下端フラップ部8Bにねじ込まれている摘みボルト8Cを蓋体P縁部のメネジ穴Qにねじ入れて連結する。次いで、砂咬解除部9の砂咬解除ボルト9Bの先端を蓋体P縁部外方の路面Wに突き当て、更にねじ込んで、この砂咬解除ボルト9Bを支点として蓋体Pを持ち上げ、蓋体P縁部と路面Wとの間の溝部V内で凝固化している砂等から蓋体Pを開放しておく。
一方、蓋体Pの左右外方位置で移動輪2によって移動フレーム台車1を、プーリ6が同じ向きになるように配置すると共に、昇降機構7における上側軸支部3Bを吊上支持ポスト8の前記上側フラップ8A下面に位置させ、上側フラップ部8Aと上側軸支部3Bとを固定ボルト8Dにてネジ止め連結し、固定する。このとき、昇降機構7におけるハンドルHを廻してプーリ6を回転させ、これの高さを低くしておく。
そして、蓋体Pの左右に配置した移動フレーム台車1それぞれにおける互いに対向配置されているプーリ6間に動力伝達用ベルト部材10を巻架する。このとき、プーリ6の外周面の例えばフック側に動力伝達用ベルト部材10のループ側を巻き付けてから、動力伝達用ベルト部材10の余長部分を互いにオーバーラップさせ、オーバーラックした動力伝達用ベルト部材10同士をフック側とループ側とによって固定する。
図1に示すように、いずれか一方の移動フレーム台車1の昇降機構7におけるハンドルHを廻してプーリ6を回転させると、動力伝達用ベルト部材10を介して他方の可動フレーム1の昇降機構7におけるプーリ6も同時回転し、双方の昇降機構7が伸張し、上側フラップ部8Aは同時に上昇移動する。これに伴い、吊上支持ポスト8が持ち上げられ、下端フラップ部8Bそれぞれによって吊持されている蓋体Pも同時に上昇移動する。そして、蓋体Pが路面Wよりも上側に上昇した際には、ハンドルHの回転を止めて、左右に配置した移動フレーム台車1を両蓋開放装置を移動輪2によって同時に移動させれば良い。
尚、蓋開放装置を蓋体Pの隣列方向と直角な方向に沿って移動させることで蓋体Pを除去して行くようにしても良い。
本考案を実施するための最良の形態における蓋開放装置の使用状態を示す斜視図である。 同じく蓋開放装置の使用状態を示す一部切欠平面図である。 同じく蓋開放装置の使用状態を示す一部切欠正面図である。 同じく蓋開放装置の使用状態を示すもので、(a)は蓋開放装置の昇降機構によって蓋体を持ち上げる直前の状態を示す側面図、(b)は蓋開放装置の昇降機構によって蓋体を持ち上げた状態を示す側面図である。 同じく蓋開放装置の砂咬解除時の状態を示す一部切欠斜視図である。 同じく使用形態を示し、蓋開放装置を蓋体の隣列方向に沿って移動しながら当該蓋体を取外し移行して行く状態を示す平面図である。
符号の説明
P…蓋体 Q…メネジ穴
W…路面 V…溝部
H…ハンドル
1…移動フレーム台車 2…移動輪
3A…下側軸支部 3B…上側軸支部
4A…下側アーム部 4B…上側アーム部
5…ボルト軸 6…プーリ
6A…軸胴部 7…昇降機構
8…吊上支持ポスト 8A…上端フラップ部
8B…下端フラップ部 8C…摘みボルト
8D…固定ボルト 9…砂咬解除部
9A…ボルト孔 9B…砂咬解除ボルト
10…動力伝達用ベルト部材 11…支持ボルト
12…開放部 13…ナット部材

Claims (4)

  1. 下面に移動輪をそれぞれ支承して成る移動フレーム台車と、該移動フレーム台車に固定された下側軸支部に一対の下側アーム部の一端側が回転可能に支承され、両下側アーム部の他端側に一対の上側アーム部の一端側が回動自在に支承され、両上側アーム部の他端側を上側軸支部を介して回転可能に支承することで菱形枠状に配装され、上下両アーム部の回転可能となる支承側に、一端にプーリを備えたボルト軸をねじ込み配置し、該プーリを介してのボルト軸の回転によって上側軸支部側を昇降移動可能としたパンタグラフジャッキ式の昇降機構と、上側軸支部に固定される上端フラップ部、開放すべき蓋体にねじ込み連結する摘みボルトのねじ込みにより蓋体を吊持させる下端フラップ部それぞれが形成された吊上支持ポストとを有して成ることを特徴とする蓋開放装置。
  2. 吊上支持ポストの下端フラップ部側近傍で摘みボルトの取り付け位置よりも後方側には、縦長のボルト孔に砂咬解除ボルトがねじ込み貫通して成る砂咬解除部が設けられている請求項1記載の蓋開放装置。
  3. 移動フレーム台車は、吊上支持ポスト、プーリそれぞれが互いに対向して蓋体の両側対称位置に配置されるよう、昇降機構に対する吊上支持ポストの取り付け方向を互いに逆にした一対に形成されていて、プーリ相互は、プーリ相互間に巻回される動力伝達用ベルト部材によって同期回転されるようにしてある請求項1または2記載の蓋開放装置。
  4. プーリの外周面には、フック側またはループ側が表側に向くように面ファスナーが接着され、互いに対向配置するプーリ間に、片面に面ファスナーのループ側またはフック側が表側に向くように接着され、他方の片面には面ファスナーのフック側またはループ側が表側に向くように接着されて成る長帯状の動力伝達用ベルト部材が巻架されるものとした請求項1乃至3のいずれか記載の蓋開放装置。
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