JPH1178869A - 吸着車輪式水平材斜材側面移動用ゴンドラ及び吸着車輪式水平材斜材下面移動用ゴンドラ - Google Patents

吸着車輪式水平材斜材側面移動用ゴンドラ及び吸着車輪式水平材斜材下面移動用ゴンドラ

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JPH1178869A
JPH1178869A JP23499897A JP23499897A JPH1178869A JP H1178869 A JPH1178869 A JP H1178869A JP 23499897 A JP23499897 A JP 23499897A JP 23499897 A JP23499897 A JP 23499897A JP H1178869 A JPH1178869 A JP H1178869A
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suction
wheel
steel wall
wall surface
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光重 坂本
Noboru Koga
昇 古賀
Ryuji Yonehara
隆二 米原
Kazuo Akiyama
和夫 秋山
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GIJUTSU KAIHATSU KENKYUSHO KK
HONSHU SHIKOKU RENKAKUKYO
HONSYU SHIKOKU RENRAKUKIYOU ENG KK
HONSYU SHIKOKU RENRAKUKIYOU KODAN
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GIJUTSU KAIHATSU KENKYUSHO KK
HONSHU SHIKOKU RENKAKUKYO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主塔の水平材や斜材に対して吸着車輪が確実
に吸着した状態で鋼製壁面の側面や下面を自由に移動す
ることができる吸着車輪式水平材斜材側面移動用ゴンド
ラ及び吸着車輪式水平材斜材下面移動用ゴンドラを提供
すること。 【解決手段】 磁石内蔵タイプの吸着車輪1を左右の主
フレーム2に各々少なくとも一個づつ配設し、この左右
の主フレーム2を連結する連結材3を適宜設け、この連
結材3の適宜な位置にキャスタ付き車輪4を設け、鋼製
壁面5に吸着する各吸着車輪1を同時に操舵可能な操舵
機構6を設け、前記主フレーム2及び連結材3で構成し
た台車7に搭乗用ケージ8を適宜配設した吸着車輪式水
平材斜材側面移動用ゴンドラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着車輪式水平材
斜材側面移動用ゴンドラ及び吸着車輪式水平材斜材下面
移動用ゴンドラに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】吊り橋
の塔や塔と塔とを繋ぐ斜材や水平材のように、磁性体材
料の鋼製壁面で構成され、定期的に点検補修を必要とす
る構造物に対して、ゴンドラ等の維持管理用機械を壁面
に密着させて移動及び位置保持させている。
【0003】この壁面移動用ゴンドラに関しては、本願
出願人が特開平7−324479号に記載されているよ
うなものを既に発明しているが、特開平7−32447
9号の壁面移動用ゴンドラは、主塔のうち、塔柱部分に
適用が容易な構造であり、主塔の水平材や斜材に対して
はそのまま適用することに問題があった。
【0004】このため、主塔の水平材や斜材に対して対
応可能な壁面移動用ゴンドラが必要とされている。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解決するため
になされたものであり、主塔の水平材や斜材に対して吸
着車輪が確実に吸着した状態で鋼製壁面の側面や下面を
自由に移動することができる吸着車輪式水平材斜材側面
移動用ゴンドラ及び吸着車輪式水平材斜材下面移動用ゴ
ンドラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】磁石内蔵タイプの吸着車輪1を左右の主フ
レーム2に各々少なくとも一個づつ配設し、この左右の
主フレーム2を連結する連結材3を適宜設け、この連結
材3の適宜な位置にキャスタ付き車輪4を設け、鋼製壁
面5に吸着する各吸着車輪1を同時に操舵可能な操舵機
構6を設け、前記主フレーム2及び連結材3で構成した
台車7に搭乗用ケージ8を適宜配設したことを特徴とす
る吸着車輪式水平材斜材側面移動用ゴンドラに係るもの
である。
【0008】また、磁石内蔵タイプの吸着車輪1を懸架
装置20の前後に配設し、この懸架装置20の下方部に懸架
装置20に連設して適宜支持装置21を設け、支持装置21に
は搭乗用ケージ8を適宜配設し、前記懸架装置20には鋼
製壁面5の傾斜角度の変化に応じて常に前記吸着車輪1
が鋼製壁面5の下面に吸着して回動できるように傾斜修
正装置23を設けたことを特徴とする吸着車輪式水平材斜
材下面移動用ゴンドラに係るものである。
【0009】また、前記傾斜修正装置23を手動ハンドル
29を回動することで減速機28を介してネジジャッキ27が
伸縮するように構成し、このネジジャッキ27の伸縮に応
じて前記懸架装置20の傾斜角度を調節できるように構成
したことを特徴とする請求項2記載の吸着車輪式水平材
斜材下面移動用ゴンドラに係るものである。
【0010】また、前記搭乗用ケージ8の両側に設けた
昇降手段9の下端部に連結部材25を介して圧縮バネ24を
設け、圧縮バネ24の中間部にリミットスイッチ26を設
け、圧縮バネ24が収縮した際、圧縮バネ24の下端部に設
けた係止部31がリミットスイッチ26を作動するように構
成したことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に
記載の吸着車輪式水平材斜材下面移動用ゴンドラに係る
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0012】磁石内蔵タイプの吸着車輪1を左右の主フ
レーム2の各々少なくとも一個づつ配設し、この左右の
主フレーム2を連結するように設けた連結材3にキャス
タ付き車輪4を設けたから、左右の主フレーム2に設け
た吸着車輪1をキャスタ付き車輪4とで鋼製壁面5に対
して安定した状態で移動することができ、鋼製壁面5に
吸着する各吸着車輪1を同時に操舵可能な操舵機構6を
設けたから、吸着車輪1の操舵は、吸着車輪1が鋼製壁
面5に吸着した状態で、上下、左右、斜め方向へ自由に
方向を変えて移動することができ、主フレーム2及び連
結材3で構成した台車7に搭乗用ケージ8を適宜配設し
たから、吸着車輪1が常に鋼製壁面5に吸着した状態で
移動して搭乗ケージ8を常に鋼製壁面5に沿って安定状
態で移動することができる。
【0013】また、磁石内蔵タイプの吸着車輪1を懸架
装置20の前後に配設し、この懸架装置20には鋼製壁面5
の傾斜角度の変化に応じて常に吸着車輪1が鋼製壁面5
の下面に吸着して回動できるように傾斜修正装置23を傾
けたから、懸架装置20の前後に配設した吸着車輪1は常
に鋼製壁面5の下面に吸着した状態で安定して鋼製壁面
5の下面を自由に移動することができ、懸架装置20の下
方部に懸架装置20に連設して支持装置21を設け、支持装
置21には搭乗用ケージ8を適宜配設したから、吸着車輪
1が常に鋼製壁面5の下面に吸着した状態で移動して搭
乗用ケージ8を常に鋼製壁面5の下面に沿って安定状態
で移動することができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例に係る吸着車輪式水平材斜
材側面移動用ゴンドラ及び吸着車輪式水平材斜材下面移
動用ゴンドラに関して以下図面に基づき説明する。
【0015】本実施例の吸着車輪式水平材斜材側面移動
用ゴンドラは、図16に図示したような塔の塔柱19と塔
柱19とを繋ぐ斜材18や水平材17の磁性体材料で構成され
た鋼製壁面5の側面を自由に移動できるように、図1〜
図5に図示したように、磁石内蔵タイプの吸着車輪1を
左右の主フレーム2に各々少なくとも一個づつ配設し、
この左右の主フレーム2を連結する連結材3を適宜設
け、この連結材3の適宜な位置にキャスタ付き車輪4を
設け、鋼製壁面5に吸着する各吸着車輪1を同時に操舵
可能な操舵機構6を設け、前記主フレーム2及び連結材
3で構成した台車7に搭乗用ケージ8を適宜配設し、ロ
ープ10、ワインダ(巻き取り機)などで構成するゴンド
ラ16の昇降手段9などにより構成されている。
【0016】左右に吸着車輪1を配設した搭乗用ケージ
8は、吸着車輪1が常に鋼製壁面5の側面に吸着してい
るから、ロープ10、ワインダなどで構成されてた昇降手
段9により昇降させると、搭乗用ケージ8は鋼製壁面5
の側面から離れることなく常に壁面に沿って移動するこ
とができる。
【0017】操舵機構6は、吸着車輪1が鋼製壁面5に
吸着したまま、上下、左右、斜め方向へ自由に移動でき
るように、左右の吸着車輪1は上下方向を基準として、
±90度の範囲でステアリングが可能な構造としてい
る。操舵機構6は、図3に図示したように、手動ハンド
ル11、減速機32、リンク12で構成され、左右の吸着車輪
1をリンク13で連接した構造としているので、手動ハン
ドル11を回動することで左右の吸着車輪1を同時に操舵
することができる。
【0018】操舵機構6により吸着車輪1の方向をコン
トロールすれば、搭乗用ケージ8の進行方向を変えた
り、搭乗用ケージ8の左右の傾斜を調節することがで
き、更に、図4に図示したように、斜材18や水平材17の
鋼製壁面5の傾斜角度に吸着車輪1の車輪角度を合わせ
れば、上方部に設けた移動式吊元14の滑車15と搭乗用ケ
ージ8の昇降手段9のワインダとの間にロープ10を設け
ているから、搭乗用ケージ8は移動式吊元14と協同し
て、鋼製壁面5に吸着車輪1を吸着させたまま移動する
ことができる。
【0019】ゴンドラ16の昇降、移動手段として、最も
簡便な方法は、市販のゴンドラの巻き取り機(ワイン
ダ)をそのまま使用し、ロープ10を巻き取る方法であ
る。
【0020】ゴンドラ16を斜材18や水平材17の方向に移
動させるには、図4に図示したように、上方部に設けた
移動式吊元14と協同して移動すればよく、移動させる際
には、吸着車輪1の角度を斜材18や水平材17の傾斜角度
と同角度に固定し、移動式吊元14の滑車15の走行速度と
ゴンドラ16の昇降速度を同速度にすれば、吸着車輪1を
鋼製壁面5に吸着させたままゴンドラ16を移動させるこ
とができる。
【0021】搭乗用ケージ8は市販のゴンドラを使用す
ることができ、この場合には、図1,図2に図示したよ
うに、吸着車輪1、操舵機構6などを適宜取り付け固定
する。
【0022】ゴンドラ16の背面から風による搭乗用ケー
ジ8の前後の揺れに対しては、図1,図2に図示したよ
うに、キャスタ付き車輪4を設け、左右の吸着車輪1と
キャスタ付き車輪4との三個の車輪で鋼製壁面5に密着
させることで搭乗用ケージ8の前後の揺れを防止するこ
とができる。更に、ゴンドラ16を停止させて作業を行う
際には、吸着車輪1を上下方向に向けて、吸着車輪1の
横滑り摩擦力によりゴンドラ16の側面からの風荷重や地
震の水平力に対抗させることができる。
【0023】以上のように、本実施例の吸着車輪式水平
材斜材側面移動用ゴンドラは、市販の汎用デッキ型ゴン
ドラの左右に各々操舵可能な吸着車輪1と一個のキャス
タ付き車輪4により構成されたゴンドラ16であるため、
鋼製壁面5に吸着保持されたゴンドラ16をロープ10で昇
降させながら、吸着車輪1を操舵することにより、あた
かも平地で車を運転するかのように、鋼製壁面5上でゴ
ンドラ16の進行方向やゴンドラ16の左右の傾斜を調整す
ることができる。
【0024】次に、本実施例の吸着車輪式水平材斜材下
面移動用ゴンドラは、図16に図示したような塔の塔柱
19と塔柱19とを繋ぐ斜材18や水平材17の磁性体材料で構
成された鋼製壁面5の下面を自由に移動できるように、
図6〜図15に図示したように、磁石内蔵タイプの吸着
車輪1を懸架装置20の前後に配設し、この懸架装置20の
下方部に懸架装置20に連設して適宜支持装置21を設け、
支持装置21には搭乗用ケージ8を適宜配設し、前記懸架
装置20には鋼製壁面5の傾斜角度の変化に応じて常に前
記吸着車輪1が鋼製壁面5の下面に吸着して回動できる
ように傾斜修正装置23を設けたものであり、前記傾斜修
正装置23を手動ハンドル29を回動することで減速機28を
介してネジジャッキ27が伸縮するように構成し、このネ
ジジャッキ27の伸縮に応じて前記懸架装置20の傾斜角度
を調節できるように構成したものであり、前記搭乗用ケ
ージ8の両側に設けた昇降手段9の下端部に連結部材25
を介して圧縮バネ24を設け、圧縮バネ24の中間部にリミ
ットスイッチ26を設け、圧縮バネ24が収縮した際、圧縮
バネ24の下端部に設けた係止部31がリミットスイッチ26
を作動するように構成したものである。
【0025】斜材18や水平材17の鋼製壁面5の傾斜角度
の変化に応じて、常に吸着車輪1が鋼製壁面5の下面に
吸着して回動できるように傾斜修正装置23を懸架装置20
に付設したゴンドラ30は、斜材18や水平材17の鋼製壁面
5の傾斜角度に応じて角度調節ができるから、懸架装置
20に配設した吸着車輪1は常に斜材18や水平材17の下面
の鋼製壁面5に吸着しているからゴンドラ30の位置保持
を確実にできる。
【0026】また、図8,図9に図示したように、ワイ
ンダなどで構成した昇降手段9と上方部に設置した移動
式吊元14の走行と協同して昇降すれば、ゴンドラ30は斜
材18や水平材17の下面の鋼製壁面5に吸着した状態で移
動することができる。
【0027】ゴンドラ30の昇降、移動手段として、最も
簡便な方法は、図6,図7に図示したように、市販のゴ
ンドラの巻き取り機(ワインダ33)と搭乗用ケージ8と
を圧縮バネ24で連結してロープ10を巻き取る方法であ
る。ワインダ33の取付部に設けた圧縮バネ24の圧縮変位
をリミットスイッチ26で検出することにより、ゴンドラ
30の設置時及び上方部に設けた移動式吊元14の走行時に
風荷重によって生じる恐れのある過荷重を防止すること
ができる。この過荷重防止安全装置22は、図11,図1
2に図示したように構成しており、過荷重が生じた場合
にはリミットスイッチ26が作動してゴンドラ30の昇降を
停止するように構成している。
【0028】ゴンドラ30を斜材18や水平材17の軸方向に
移動させるには、図8,図9に図示したように上方部の
移動式吊元14の滑車15の移動を先行させてロープ10の張
力によりゴンドラ30を移動すればよい。ゴンドラ30を移
動させる際、移動式吊元14の滑車15の走行速度とゴンド
ラ30の昇降速度を同速度にすれば、ゴンドラ30を斜材18
や水平材17の下面に吸着させたまま移動させることがで
きる。
【0029】ゴンドラ30が移動する斜材18や水平材17の
下面の角度は、作業対象部位に応じて変化するが、この
様な場合でも、前後の吸着車輪1が必ず斜材18や水平材
17の下面の鋼製壁面5に接して、吸着車輪1がその吸着
力を発揮できるように傾斜修正装置23を設けている。
【0030】吸着車輪1を前後に配設した懸架装置20に
は、ネジジャッキ27、減速機28、手動ハンドル29で構成
した傾斜修正装置23を付設しており、図13,図14に
図示したように、手動ハンドル29を回動することによ
り、減速機28を介してネジジャッキ27が伸縮し、吸着車
輪1の回りに回動可能に設けた懸架装置20はネジジャッ
キ27の伸縮に応じて傾斜角度を調節できるように構成し
ている。
【0031】搭乗用ケージ8は市販のゴンドラを使用す
ることができ、この場合には、図6,図7に図示したよ
うに、吸着車輪1を前後に配設した懸架装置20、昇降手
段9を構成するワインダ33と搭乗用ケージ8とを連結す
る圧縮バネ24、傾斜修正装置23などを適宜取り付け固定
する。
【0032】また、風などによりゴンドラ30が横移動し
ないように、懸架設装置20に備えたブレーキ装置により
吸着車輪1の回動を拘束できるように構成している。
【0033】以上のように、本実施例の吸着車輪式水平
材斜材下面移動用ゴンドラは、前後に吸着車輪1を配設
した傾斜角度を調節可能な懸架装置20と搭乗用ケージ8
により構成されたゴンドラ30であるから、水平材17や斜
材18の下面の任意の角度に対応してゴンドラ30を吸着さ
せることができる。
【0034】また、懸架装置20に配設した前後の吸着車
輪1をローラチェーン及びブレーキ伝達軸で連結し、ブ
レーキ伝達軸に固定したブレーキディスクにより、停止
作業時に吸着車輪1の回動を拘束してゴンドラ30の風に
よる横移動を防ぐことができる。
【0035】更に、上方部に設置した移動式吊元14の移
動と協同して、水平材17や斜材18の部材下面にゴンドラ
30を吸着したまま部材方向へ移動させることができる。
【0036】また、ゴンドラ30が空中を上昇して、水平
材17や斜材18の下面に到達した際、搭乗用ケージ8を昇
降させる昇降手段9と搭乗用ケージ8とを圧縮バネ24で
連結し、圧縮バネ24のストローク変化を検出してゴンド
ラ30の上昇を停止させることができる。
【0037】前述の磁石内蔵タイプの吸着車輪1は、本
出願人が、特開平7−324479号公報にて発明した
ものを使用するが、この磁石内蔵タイプの吸着車輪1
は、車軸と車輪フランジの間の空間の一部に軸心を回転
中として揺動可能な外面円弧状の磁石を車輪フランジと
は分離状態に設け、車軸と鋼製壁面との間に強い車輪押
付け力が発生するように前記磁石を磁石の最大磁力の方
向が常に鋼製壁面に向くように配設したものであり、更
に、磁石を回動させることにより磁石を鋼製壁面に向い
ている位置から離れた位置に退避させ、鋼製壁面との吸
磁力を解放する解放手段を設けたものである。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上のように、磁石内蔵タイ
プの吸着車輪を左右の主フレームの各々少なくとも一個
づつ配設し、この左右の主フレームを連結するように設
けた連結材にキャスタ付き車輪を設けたから、左右の主
フレームに設けた吸着車輪をキャスタ付き車輪とで鋼製
壁面に対して安定した状態で移動することができ、鋼製
壁面に吸着する各吸着車輪を同時に操舵可能な操舵機構
を設けたから、吸着車輪の操舵は、吸着車輪が鋼製壁面
に吸着した状態で、上下、左右、斜め方向へ自由に方向
を変えて移動することができ、主フレーム及び連結材で
構成した台車に搭乗用ケージを適宜配設したから、吸着
車輪が常に鋼製壁面に吸着した状態で移動して搭乗ケー
ジを常に鋼製壁面に沿って安定状態で移動することがで
きる。
【0039】また、磁石内蔵タイプの吸着車輪を懸架装
置の前後に配設し、この懸架装置には鋼製壁面の傾斜角
度の変化に応じて常に吸着車輪1が鋼製壁面の下面に吸
着して回動できるように傾斜修正装置を傾けたから、懸
架装置の前後に配設した吸着車輪は常に鋼製壁面の下面
に吸着した状態で安定して鋼製壁面の下面を自由に移動
することができ、懸架装置の下方部に懸架装置に連設し
て支持装置を設け、支持装置には搭乗用ケージを適宜配
設したから、吸着車輪が常に鋼製壁面の下面に吸着した
状態で移動して搭乗用ケージを常に鋼製壁面の下面に沿
って安定状態で移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例の作動状態を示す説明図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の使用状態を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の一実施例の使用状態を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の別実施例を示す正面図である。
【図7】本発明の別実施例を示す側面図である。
【図8】本発明の別実施例の使用状態を示す説明図であ
る。
【図9】本発明の別実施例の使用状態を示す説明図であ
る。
【図10】本発明の別実施例を示す側面図である。
【図11】本発明の別実施例の主要部を示す説明図であ
る。
【図12】本発明の別実施例の主要部を示す説明図であ
る。
【図13】本発明の別実施例の作動状態を示す説明図で
ある。
【図14】本発明の別実施例の主要部を示す説明図であ
る。
【図15】本発明の別実施例の使用状態を示す説明図で
ある。
【図16】塔を示す説明図である。
【符号の説明】
1 吸着車輪 2 主フレーム 3 連結材 4 キャスタ付き車輪 5 鋼製壁面 6 操舵機構 7 台車 8 搭乗用ケージ 9 昇降手段 20 懸架装置 21 支持装置 23 傾斜修正装置 24 圧縮バネ 25 連結部材 26 リミットスイッチ 27 ネジジャッキ 28 減速機 29 手動ハンドル 31 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 昇 兵庫県神戸市須磨区中落合3−1−8− 201 (72)発明者 米原 隆二 大阪府大阪市淀川区三国本町1−16−27− 1514 (72)発明者 秋山 和夫 新潟県新潟市明石2丁目2番20号 トーコ ー明石606

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石内蔵タイプの吸着車輪を左右の主フ
    レームに各々少なくとも一個づつ配設し、この左右の主
    フレームを連結する連結材を適宜設け、この連結材の適
    宜な位置にキャスタ付き車輪を設け、鋼製壁面に吸着す
    る各吸着車輪を同時に操舵可能な操舵機構を設け、前記
    主フレーム及び連結材で構成した台車に搭乗用ケージを
    適宜配設したことを特徴とする吸着車輪式水平材斜材側
    面移動用ゴンドラ。
  2. 【請求項2】 磁石内蔵タイプの吸着車輪を懸架装置の
    前後に配設し、この懸架装置の下方部に懸架装置に連設
    して適宜支持装置を設け、支持装置には搭乗用ケージを
    適宜配設し、前記懸架装置には鋼製壁面の傾斜角度の変
    化に応じて常に前記吸着車輪が鋼製壁面の下面に吸着し
    て回動できるように傾斜修正装置を設けたことを特徴と
    する吸着車輪式水平材斜材下面移動用ゴンドラ。
  3. 【請求項3】 前記傾斜修正装置を手動ハンドルを回動
    することで減速機を介してネジジャッキが伸縮するよう
    に構成し、このネジジャッキの伸縮に応じて前記懸架装
    置の傾斜角度を調節できるように構成したことを特徴と
    する請求項2記載の吸着車輪式水平材斜材下面移動用ゴ
    ンドラ。
  4. 【請求項4】 前記搭乗用ケージの両側に設けた昇降手
    段の下端部に連結部材を介して圧縮バネを設け、圧縮バ
    ネの中間部にリミットスイッチを設け、圧縮バネが収縮
    した際、圧縮バネの下端部に設けた係止部がリミットス
    イッチを作動するように構成したことを特徴とする請求
    項2,3のいずれか1項に記載の吸着車輪式水平材斜材
    下面移動用ゴンドラ。
JP23499897A 1997-08-29 1997-08-29 吸着車輪式水平材斜材下面移動用ゴンドラ Expired - Lifetime JP3529987B2 (ja)

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