JP3077607U - 組立式包装箱 - Google Patents

組立式包装箱

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JP3077607U
JP3077607U JP2000008020U JP2000008020U JP3077607U JP 3077607 U JP3077607 U JP 3077607U JP 2000008020 U JP2000008020 U JP 2000008020U JP 2000008020 U JP2000008020 U JP 2000008020U JP 3077607 U JP3077607 U JP 3077607U
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folding
sleeve
fold
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研一 阿部
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Otsuka Packaging Industries Co Ltd
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Otsuka Packaging Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折込片の戻り防止を防止するための係止孔が
外部に露出することがなく、しかも、部品点数が増加せ
ず組立が複雑化しない組立式包装箱を提供する。 【解決手段】 展開状態において矩形の底面板の前後左
右の各辺から折目線を介して連設される側面板と、前後
の側面板のうち組立後に上辺となる辺部から折込用折目
線を介して連設される折込片と、左右の側面板のうち組
立後に垂直辺となる辺部から袖折目線を介して連設され
る袖片とを備え、折込片と前後の側面板とで袖片を挟持
し、袖片のうち組立後に下辺となる辺部から舌折目線を
介して舌片を突設すると共に舌片の基端側に係止孔を穿
設し、折込片のうち組立後に下辺となる辺部から係止片
を突設し、組立状態において舌片を折り曲げて底面板上
に重ね、舌片の係止孔に係止片を差し込んで構成されて
いる

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、糊代を設けることなく、紙などのシート材に折目線を入れて組み立 てられる組立式包装箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示すように、この種の組立式包装箱100は、底面板101から折目線 を介して側面板102,103を連設し、一方の側面板102から折目線を介し て袖片104を連設し、他方の側面板103から折目線を介して折込片105を 連設して構成され、側面板102,103を起こすと共に袖片104を折り曲げ た後、折込片105を内側に折り曲げて折込片105と側面板103とで袖片1 04を挟持して組み立てられるようになっている。
【0003】 かかる組立式包装箱100は、保管時には展開した状態で保管できて嵩張るこ とがなく、しかも、使用の際に簡単に組み立てられるという利点がある。
【0004】 しかし、折込片105は単に折り曲げられているだけであるので、シート材の 弾性力で折込片105が戻って組立式包装箱100が拡がり易くなるという問題 があった。
【0005】 そこで、この点を解決するために、図7乃至図9に示すように、底面板200 に係止孔201を貫設し、側面板202から連設される折込片203の上辺に係 止片204を設け、該係止片204を係止孔201に差し込んで折込片202の 戻りを防止するようにした組立式包装箱205が提案されるに至った。なお、図 中の符号206は側面板202と隣接する側面板、207は袖片である。
【0006】 しかし、かかる組立式包装箱205の場合には、図10に示すように、係止孔 201が外部に露出しているので、係止孔201と係止片204との隙間からご み等が侵入して被収納物を汚し、また、組立式包装箱205の外観を損ねるとい う問題があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、折込片の戻り防止を防止するための係止孔が外部に露出することが なく、しかも、部品点数が増加せず組立が複雑化しない組立式包装箱を提供する ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するために、シート材を折り曲げて組み立てられ、 該シート材は、展開状態において矩形の底面板の前後左右の各辺から折目線を介 して連設される側面板と、前後の前記側面板のうち組立後に上辺となる辺部から 折込用折目線を介して連設される折込片と、左右の側面板のうち組立後に垂直辺 となる辺部から袖折目線を介して連設される袖片とを備え、前記袖片と前後左右 の前記側面板と前記折込片とを折り曲げることにより、前記折込片と前後の前記 側面板とで前記袖片を挟持するように構成された組立式包装箱であって、前記袖 片のうち組立後に下辺となる辺部から舌折目線を介して舌片を突設すると共に前 記舌片の基端側に係止孔を穿設し、前記折込片のうち組立後に下辺となる辺部か ら係止片を突設し、組立状態において前記舌片を折り曲げて前記底面板上に重ね 、前記舌片の前記係止孔に前記係止片を差し込んで構成されていることを特徴と する組立式包装箱組立式包装箱を提供する。
【0009】 また、前記折込片の前記下辺となる辺部から第2折込用折目線を介して第2折 込片を連設し、前記舌片と合致する嵌合孔を前記折込片の前記下辺に沿って前記 第2折込片に形成し、前記嵌合孔の周縁の一部を構成する前記折込片の前記下辺 から前記係止片を突設し、前記第2折込片を折り曲げて前記底面板上に重ねると 共に前記舌片に前記第2折込片の前記嵌合孔を嵌め込んで構成されるのが好まし い。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は組立 用包装箱Aの組立前の展開図を示し、図2及び図3は組立式包装箱Aの組立工程 を示している。
【0011】 図1に示すように、組立式包装箱Aは、紙等のシート材1を折り曲げて形成さ れるものであって、シート材1は、中央部に矩形の底面板2を備え、該底面板2 の前後左右の各辺からは折目線3aを介して側面板4,5が連設され、前後の側 面板4のうち組立後に上辺となる辺部からは頂面板6及び折込用折目線3bを介 して折込片7が連設され、左右の側面板5のうち組立後に垂直辺となる辺部から は袖折目線3cを介して袖片8が連設され、袖片8のうち組立後に下辺となる辺 部からは舌折目線3dを介して舌片9が突設されている。
【0012】 舌片9の基端側には舌折目線3dに沿って長孔状の係止孔10が穿設され、該 係止孔10の幅寸法はシート材1の厚みと略同寸法となるように設定されている 。
【0013】 折込片7のうち組立後に下辺となる辺部からは第2折込用折目線3eを介して 第2折込片11が連設され、該第2折込片11には折込片7の前記下辺に沿って 嵌合孔12が穿設されている。嵌合孔12は舌片9と合致する形状に形成され、 嵌合孔12の周縁のうち折込片7側の縁部(折込片7の前記下辺に相当)から係 止片13が折目線を介することなく突設されている。
【0014】 袖片8は、幅寸法は側面板5の幅寸法と同じ大きさに設定され、長さは側面板 4と折込片7と第2折込片11のそれぞれの幅寸法を合わせた大きさに設定され ている。袖片8は矩形状のシート材1の4つの角部に直線状の切断線14を入れ ることにより形成され、また、舌片9は折込片7の両側部に円弧状の切断線15 を入れることにより形成されている。このようにシート材1を矩形状に形成する ことにより、歩留り率を向上が図られている。
【0015】 組立式包装箱Aは、図1に示す展開状態から以下の要領で組み立てられる。
【0016】 まず、シート材1の袖片8を袖折目線3cで内側に90度折り曲げ、舌片9を 舌折目線3dで内側に90度折り曲げ、左右の側面板4を折目線3aで90度折 り曲げて起立させることにより、図2に示すように、舌片9を底面板2上に重ね ると共に舌片9の係止孔10を底面板2の前後の辺部に沿わせる。これにより、 舌片9の係止孔10が底面板2によって塞がれて外部から遮断される。
【0017】 次に、図2の2点鎖線で示すように、前後の側面板5を折目部3aで90度折 り曲げて起立させ、折込片7を折込用折目線3bで180度折り曲げて内側に折 り込むことにより、折込片7と側面板とで袖片8を挟持する。これにより、糊代 を設けることなく包装箱Aが組み立てられる。
【0018】 また、図3に示すように、第2折込片11を第2折込用折目線3eで90度に 折り曲げて底面板2上に重ね、第2折込片11の嵌合孔12を舌片9に上から嵌 め込むと共に係止片13を舌片9の係止孔10に差し込む。これにより、折込片 7の戻り方向への規制される。
【0019】 なお、被収納物が収納された組立式包装箱Aには蓋(図示省略)が被せられる 。
【0020】
【考案の効果】
本考案の組立式包装箱によれば、袖片の下辺から舌折目線を介して舌片を連設 すると共に舌片の基端側に係止孔を穿設し、折込片の上辺から係止片を突設し、 舌片を内側に折り曲げて底面板に重ね、舌片の係止孔に係止片に差し込むので、 底面板上に舌片を重ねることにより係止孔が底面板で塞がれて外部に露出するこ とがなくなり、係止孔に係止片を差し込んで包装箱を組み立てたとしても、係止 孔と係止片の隙間からごみ等が侵入することがなくなり、外観も損なわない。 また、舌片を袖片の下辺から舌折目線を介して突設し、該舌片の基端側に係止孔 を穿設するので、係止孔を外部に露出するのを防ぐために別部材を必要とせず、 部品点数の増加を防止できて製造コストの面で有利になる。
【0021】 また、舌片は袖片の下辺から連設されているので、袖片の折り曲げの時に舌片 も折り曲げることができ、舌片が存在するにも拘わらずによって組立作業が複雑 化しない。
【0022】 更に、折込片の上辺から第2折込用折目線を介して第2折込片を連設し、舌片 と合致する嵌合孔を折込片の上辺に沿って第2折込片に形成し、嵌合孔の周縁の 一部を構成する折込片の上辺から係止片を突設し、舌片に第2折込片の嵌合孔を 嵌め込むので、舌片は第2折込片で囲まれることによって保護されることになり 、したがって、舌片への被収納物の衝突等の原因で舌片が劣化するのを防止でき 、その結果、係止孔への係止片の係合が緩んで包装箱が不用意に拡がることがな くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施形態に係る組立式包装箱を示す
展開図である。
【図2】本考案の1実施形態に係る六角形包装箱の組立
工程を示す斜視図である。
【図3】本考案の1実施形態に係る六角形包装箱の組立
工程を示す斜視図である。
【図4】本考案の1実施形態に係る六角形包装箱の折込
片の戻り防止部分を破断した斜視図である。
【図5】本考案の1実施形態に係る六角形包装箱の組立
状態を示す全体斜視図である。
【図6】従来例の組立式包装箱を示す斜視図である。
【図7】他の従来例の組立式包装箱の展開図である。
【図8】他の従来例の組立式包装箱の組立工程を示す斜
視図である。
【図9】他の従来例の組立式包装箱の組立工程を示す斜
視図である。
【図10】他の従来例の組立式包装箱の組立状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
A 組立式包装箱 1 シート材 2 底面板 3a 折目線 3b 折込用折目線 3c 袖折目線 3d 舌折目線 3e 第2折込用折目線 4 側面板 5 側面板 7 折込片 8 袖片 9 舌片 10 係止孔 11 第2折込片 12 嵌合孔 13 係止片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を折り曲げて組み立てられ、該
    シート材は、展開状態において矩形の底面板の前後左右
    の各辺から折目線を介して連設される側面板と、前後の
    前記側面板のうち組立後に上辺となる辺部から折込用折
    目線を介して連設される折込片と、左右の側面板のうち
    組立後に垂直辺となる辺部から袖折目線を介して連設さ
    れる袖片とを備え、前記袖片と前後左右の前記側面板と
    前記折込片とを折り曲げることにより、前記折込片と前
    後の前記側面板とで前記袖片を挟持するように構成され
    た組立式包装箱であって、 前記袖片のうち組立後に下辺となる辺部から舌折目線を
    介して舌片を突設すると共に前記舌片の基端側に係止孔
    を穿設し、前記折込片のうち組立後に下辺となる辺部か
    ら係止片を突設し、 組立状態において前記舌片を折り曲げて前記底面板上に
    重ね、前記舌片の前記係止孔に前記係止片を差し込んで
    構成されていることを特徴とする組立式包装箱。
  2. 【請求項2】 前記折込片の前記下辺となる辺部から第
    2折込用折目線を介して第2折込片を連設し、前記舌片
    と合致する嵌合孔を前記折込片の前記下辺に沿って前記
    第2折込片に形成し、前記嵌合孔の周縁の一部を構成す
    る前記折込片の前記下辺から前記係止片を突設し、 前記第2折込片を折り曲げて前記底面板上に重ねると共
    に前記舌片に前記第2折込片の前記嵌合孔を嵌め込んで
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の組立
    式包装箱。
JP2000008020U 2000-11-09 2000-11-09 組立式包装箱 Expired - Lifetime JP3077607U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011143966A (ja) * 2009-12-18 2011-07-28 Rengo Co Ltd 積ずれ防止箱

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