JP2011143966A - 積ずれ防止箱 - Google Patents

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光典 尾崎
Atsuo Ishikawa
淳生 石川
Emi Ito
恵美 伊藤
Masayoshi Otani
昌義 大谷
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【課題】セットアップケーサー等の機械による封緘を可能とし、段積み時の積ずれ防止効果を確実に確保すると共に、開封性を向上させる。
【解決手段】端壁1の上辺及び下辺に内フラップ4,5を、側壁2の上辺及び下辺に外フラップ6,7をそれぞれ連設し、上方の内フラップ4の基端部を切り込んで係合片8を形成すると共に、下方の外フラップ7を切り欠いて係合凹部9を形成し、上方の内フラップ4を係合片8に臨むように切り込んで抜穴部10を設け、係合片8の基端部に切断用の切目線11を入れ、封緘に際し、抜穴部10を利用して、係合片8を立てたまま、内フラップ4を折り曲げ、内フラップ4と外フラップ6とを順次折り重ねて固着した後、係合片8を折り曲げて上方の外フラップ6の表面に固着し、段積み時には、下段側の箱の係合片8に、上段側の箱の係合凹部9を係合させて積みずれを防止する。
【選択図】図5

Description

この発明は、段積み時の積ずれを防止する機能を備えた箱に関するものである。
積ずれ防止機能を備えた段ボール箱として、下記特許文献1には、図21及び図22に示すように、端壁51の上辺及び下辺に内フラップ53,54を、側壁52の上辺及び下辺に外フラップ55,56をそれぞれ連設し、上方の内フラップ53の基端中央部をV字状に切り込んで係合片57を形成すると共に、下方の外フラップ56の先端角部を斜めに切り欠いて係合凹部58を形成したものが記載されている。
この段ボール箱を組み立てて物品を包装する際には、下方の内フラップ54と外フラップ56とを順次折り重ね、外フラップ56の突合部から端壁51の下部まで粘着テープTを貼り付けて底組みをし、物品を収納した後、上方の内フラップ53と外フラップ55とを順次折り重ね、係合片57を折り曲げて上方の外フラップ55の表面に重ね、外フラップ55の突合部から端壁51の上部まで粘着テープTを貼り付けて封緘する。
そして、段積み時には、下段側の段ボール箱の係合片57に、上段側の段ボール箱の係合凹部58を係合させて、積みずれを防止する。
実開昭55−110421号公報
しかしながら、上記のような段ボール箱では、セットアップケーサー等の機械を使用して封緘しようとすると、ブランクの状態では、内フラップ53と係合片57の間に隙間がないことから、機械のフックを係合片57に引っ掛けて、係合片57を立てたまま、内フラップ53を折り曲げることができず、封緘できないという問題がある。
また、粘着テープTを外フラップ55,56の突合部から係合片57又は係合凹部58へ被せるように貼り付けることから、外フラップ55,56と係合片57又は係合凹部58との段差が粘着テープTにより不鮮明になり、段積み時に係合片57と係合凹部58とがしっかりと係合せず、積ずれ防止効果が低下することがある。
また、粘着テープTに代えて、接着剤を用いて封緘すると、開封に際し、係合片57を外フラップ55から引き剥がすのに大きな力を要し、開封作業が相当困難になる。
そこで、この発明は、セットアップケーサー等の機械による封緘を可能とし、段積み時の積ずれ防止効果を確実に確保すると共に、開封性を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、端壁の上辺及び下辺に内フラップを、側壁の上辺及び下辺に外フラップをそれぞれ連設し、上方の内フラップの基端部を切り込んで係合片を形成すると共に、下方の外フラップを切り欠いて係合凹部を形成し、上方の内フラップを係合片に臨むように切り込んで抜穴部を設け、係合片の基端部に切断用の切目線を入れ、封緘に際し、抜穴部を利用して、係合片を立てたまま、内フラップを折り曲げ、内フラップと外フラップとを順次折り重ねて固着した後、係合片を折り曲げて上方の外フラップの表面に固着し、段積み時には、下段側の箱の係合片に、上段側の箱の係合凹部を係合させて積みずれを防止することとしたのである。
また、前記係合片と係合凹部の段積み時に対応する端縁に、天面及び底面の外周各辺に対して45°の角度をなす傾斜縁を対称に形成し、箱の製造時に上下方向の抜きずれが生じても、段積み時には、係合片が係合凹部に嵌り込み、係合片と係合凹部の傾斜縁同士が沿った状態となるようにしたのである。
この積ずれ防止箱では、製箱して封緘する際、機械に備えられたフックを抜穴部に挿入して係合片に引っ掛けることにより、係合片を立てたまま、内フラップを折り曲げることができるので、封緘作業を機械で行ない、包装作業を省力化することができる。
また、係合片を外フラップに接着剤で貼り付けることにより、外フラップと係合片との段差を鮮明にして、係合片を係合凹部に確実に係合させ、段積み時の積ずれ防止効果を確保することができる。
さらに、係合片を外フラップと共に引き上げると、係合片の基端部の切目線が切断されるので、係合片を外フラップから剥がすことなく、容易に開封することができる。
そのほか、係合片と係合凹部の端縁に45°の角度をなす傾斜縁を形成すると、箱の製造時に上下方向の抜きずれが生じても、段積み時には、係合片と係合凹部の傾斜縁同士が沿った状態となるので、より確実に積みずれを防止することができる。
この発明の第1実施形態に係る積ずれ防止箱のブランクを示す図 同上の製箱過程を示す上方斜視図 同上の封緘状態を示す上方斜視図 同上の下方斜視図 同上の段積み状態を示す斜視図 図5のVI−VI線に沿った部分拡大断面図 同上の開封状態を示す上方斜視図 同上の抜穴部の他の実施形態を示す図 この発明の第2実施形態に係る積ずれ防止箱のブランクを示す図 同上の封緘状態を示す上方斜視図 同上の段積み状態を示す斜視図 同上の開封状態を示す上方斜視図 この発明の第3実施形態に係る積ずれ防止箱のブランクを示す図 同上の封緘状態を示す上方斜視図 同上の打抜部が上方又は下方へずれたブランクの一部を示す図 同上の打抜部が(a)標準位置にある場合の段積み時の係合状態を示す平面図、(b)上方へずれた場合の段積み時の係合状態を示す平面図、(c)下方へずれた場合の段積み時の係合状態を示す平面図 この発明の第4実施形態に係る積ずれ防止箱のブランクを示す図 同上の封緘状態を示す上方斜視図 同上の打抜部が上方又は下方へずれたブランクの一部を示す図 同上の打抜部が(a)標準位置にある場合の段積み時の係合状態を示す平面図、(b)上方へずれた場合の段積み時の係合状態を示す平面図、(c)下方へずれた場合の段積み時の係合状態を示す平面図 従来の積ずれ防止箱の封緘状態を示す上方斜視図 同上の下方斜視図
まず、この発明の第1実施形態を図1乃至図8に基づいて説明する。
この積ずれ防止箱は、溝切り型の段ボール箱であり、図1に示すようなブランクから形成される。このブランクでは、幅面の端壁1及び長面の側壁2が各一対横方向に並んで交互に連設され、一方の側壁2の外側に継代片3が連設されている。端壁1の上辺及び下辺には、それぞれ内フラップ4,5が連設され、側壁2の上辺及び下辺には、それぞれ外フラップ6,7が連設されている。
また、上方の内フラップ4の基端部を台形状に切り込んで係合片8が形成され、下方の外フラップ7の側縁を台形状に切り欠いて係合凹部9が形成されている。係合片8は、片側(この図では左側)へ寄せられ、係合凹部9は、製箱時に係合片8に対応する側縁(この図では右側)に位置し、係合片8より若干大きくなっている。
また、上方の内フラップ4を係合片8の先端に臨むように半円状に切り込んで、抜穴部10が設けられ、係合片8の基端部には、端壁1との境界から段ボールの厚さ分だけ上方へ離れて横方向に切目線11が入れられている。切目線11は、鉤状の切目が断続するジッパ型とされているが、段ボールを厚さ方向に半分程度切り込んだ半切線としてもよい。
このようなブランクを組み立てる際には、図2に示すように、各一対の端壁1及び側壁2を角筒状に折り曲げ、継代片3を反対側の端壁1に貼り付ける。そして、物品の包装に際し、下方の内フラップ5と外フラップ7とを順次折り重ね、ホットメルト等の接着剤又は粘着テープTにより固着して、底面を閉止する。
次に、箱内に物品を収納した後、係合片8を立てたまま、上方の内フラップ4と外フラップ6とを順次折り重ねる。
このとき、セットアップケーサー等の機械に備えられたフックを抜穴部10に挿入し、フックの先端部を係合片8に引っ掛けて、係合片8を立てた状態に保持しつつ、内フラップ4のみを折り曲げることができる。
そして、図3に示すように、内フラップ4と外フラップ6とを重ね合わせた状態で固着する。この固着による封緘は、機械を使用して接着剤で行なうだけでなく、係合片8が片側に寄っているので、外フラップ6の突合部から端壁1の上部へかけて粘着テープTを貼り付け、手作業により封緘することもできる。
その後、係合片8を切目線11の位置で折り曲げて、切目線11より先端側で、上方の外フラップ6の表面に接着剤で貼り付ける。これらの一連の封緘作業は、大量の物品を包装する場合、機械で行なうことにより、省力化を図ることができる。
このように封緘した段ボール箱では、天面側において、上方の外フラップ6から段ボールの厚さ分の高さを有する鮮明な段差を介して係合片8が突出し、図4に示すように、底面側において、下方の外フラップ7から段ボールの厚さ分の高さを有する鮮明な段差を介して係合凹部9の内側が窪んだ状態となる。
このため、図5及び図6に示すように、複数個の段ボール箱を段積みすると、下段側の段ボール箱の係合片8に、上段側の段ボール箱の係合凹部9が確実に係合し、段積み時の積ずれ防止効果を確保することができる。
さらに、図7に示すように、物品の取出時に、外フラップ6を開く際、係合片8を外フラップ6と共に引き上げると、係合片8の基端部の切目線11が切断されるので、係合片8を外フラップ6から剥がすことなく、容易に開封することができる。
なお、図8(a)に示すように、係合片8に臨む抜穴部10を、係合片8の先端縁及び両側縁に沿って設けてもよい。
また、図8(b)に示すように、係合片8の先端及び側縁から放射状に切目線10aを入れ、機械のフックで切目線10a間の部分を押し広げて抜穴部10を形成するようにしてもよく、これに加えて、図8(c)に示すように、係合片8の先端角部に対応する切目線10bと、切目線10a間の部分を押し広げる際にヒンジとなる折目線10cとを入れるようにしてもよい。
次に、この発明の第2実施形態を図9乃至図12に基づいて説明する。
この積ずれ防止箱もまた、溝切り型の段ボール箱であり、図9に示すブランクから形成される。このブランクでは、上方の内フラップ4の基端中央部を台形状に切り込んで係合片8が形成され、下方の外フラップ7の先端両側の角部を切り欠いて係合片8の半分に相当する形状の係合凹部9が形成されている。係合凹部9は、外フラップ7が突き合わされると、係合片8より若干大きな寸法となる。
また、抜穴部10が係合片8の先端縁及び両側縁に沿って設けられ、係合片8の基端部に横方向に入れられた切目線11に加えて、先端縁から基端側へかけて切目線12が縦方向に入れられている。切目線11は、鉤状の切目が断続するジッパ型とされ、切目線12は、Y字状の切目が断続するジッパ型とされているが、これらは、段ボールを厚さ方向に半分程度切り込んだ半切線としてもよい。
このようなブランクを組み立てて物品を包装し、図10に示すように封緘する際には、セットアップケーサー等の機械を使用し、その機械に備えられたフックを抜穴部10に挿入して、フックの先端部を係合片8に引っ掛けることにより、係合片8を立てた状態に保持しつつ、上方の内フラップ4と外フラップ6とを順次折り重ねる。
そして、内フラップ4と外フラップ6とを重ね合わせ、これらをホットメルト等の接着剤で固着した後、係合片8を切目線11の位置で折り曲げて、切目線11より先端側で上方の外フラップ6の表面に接着剤で貼り付ける。
このような段ボール箱でも、天面側において、上方の外フラップ6から段ボールの厚さ分の高さを有する鮮明な段差を介して係合片8が突出し、底面側において、下方の外フラップ7から段ボールの厚さ分の高さを有する鮮明な段差を介して係合凹部9の内側が窪んだ状態となる。
このため、図11に示すように、複数個の段ボール箱を段積みすると、下段側の段ボール箱の係合片8に、上段側の段ボール箱の係合凹部9が確実に係合し、段積み時の積ずれ防止効果を確保することができる。
さらに、図12に示すように、物品の取出時に、外フラップ6を開く際、係合片8を外フラップ6と共に引き上げると、係合片8の切目線11,12が切断されるので、係合片8を外フラップ6から剥がすことなく、容易に開封することができる。
次に、この発明の第3実施形態を図13乃至図16に基づいて説明する。ここでは、主として、上記第1実施形態と相違する特徴部分について述べる。
図13に示すように、この段ボール箱のブランクでは、上方の内フラップ4の基端部を2ヶ所間隔をあけて対称に切り込むことにより係合片8が形成され、その端縁には、内フラップ4の基端に対して45°外向きに傾斜した傾斜縁8aが形成されている。係合片8の両側の端縁は、内フラップ4の基端に対して垂直になっている。
また、下方の外フラップ7の側縁を切り欠いて係合凹部9が形成され、その端縁には、段積み時に係合片8の傾斜縁8aに対応する傾斜縁9aが形成されている。
係合凹部9の奥行き及び幅は、段積み時に嵌め込まれた係合片8が奥行き方向及び幅方向に移動可能な大きさとされている。
このようなブランクを組み立てて物品を包装し、図14に示すように封緘する際には、係合片8の端縁に臨む抜穴部10を利用して、係合片8を立てたまま、内フラップ4を折り曲げ、内フラップ4と外フラップ6とを順次折り重ねて粘着テープT等で固定した後、係合片8を折り曲げて上方の外フラップ6の表面に接着剤で貼り付ける。
ここで、ブランクの製造時には、ブランク周縁の切断及び罫入れはコルゲーターで行なうが、係合片8及び係合凹部9の形成等は、ダイカッタで打ち抜くことにより行なう。この際、ダイカッタの抜型と段ボールシートの相対位置が標準位置からずれる抜きずれが生じるおそれがあり、図15は、上下方向にずれた例を鎖線により示している。
そして、ブランクから組み立てた段ボール箱を段積みした状態において、図16(a)に示すように、打抜部がずれることなく標準位置にある場合、係合片8と係合凹部9の両側及び奥側端縁間には、ある程度の隙間があき、傾斜縁8a,9a同士は、ほとんど隙間なく沿った状態となる。
これに対して、ブランクの打抜部が上方にずれた場合、図16(b)に示すように、係合片8は天面の内側へ長く突き出し、係合凹部9は外側へ寄り、係合片8と係合凹部9の外側端縁間には大きな隙間があき、内側及び奥側端縁間並びに傾斜縁8a,9a同士は、ほとんど隙間なく沿った状態となる。
一方、ブランクの打抜部が下方にずれた場合、図16(c)に示すように、係合片8は天面への突出長さが短くなり、係合凹部9は内側へ寄り、係合片8と係合凹部9の内側及び奥側端縁間には大きな隙間があき、外側端縁間及び傾斜縁8a,9a同士は、ほとんど隙間なく沿った状態となる。
このように、係合片8及び係合凹部9に傾斜縁8a,9aを設けると、段ボール箱の製造時に上下方向の抜きずれが生じても、段積み時には、対称に配置した傾斜縁8a,9a同士が沿った状態となるので、係合凹部9を大きく設定して、係合凹部9に係合片8が嵌らない事態を回避しつつ、より確実に積みずれを防止することができる。
次に、この発明の第4実施形態を図17乃至図20に基づいて説明する。この実施形態は、第2実施形態のように、接着剤で封緘する段ボール箱に抜きずれ対策を施したものであり、ここでは、主として、上記第2実施形態と相違する特徴部分について述べる。
図17に示すように、この段ボール箱のブランクでは、上方の内フラップ4の基端中央部を切り込んで形成した係合片8の両側の端縁に、内フラップ4の基端に対して45°外向きに傾斜した傾斜縁8aが形成されている。
また、下方の外フラップ7の先端両側の角部を切り欠いて係合凹部9が形成され、その端縁には、段積み時に係合片8の傾斜縁8aに対応する傾斜縁9aが形成されている。
このようなブランクを組み立てて物品を包装し、図18に示すように封緘する際には、係合片8の端縁に臨む抜穴部10を利用して、係合片8を立てたまま、内フラップ4を折り曲げ、内フラップ4と外フラップ6とを順次折り重ねてホットメルト等の接着剤で固定した後、係合片8を折り曲げて上方の外フラップ6の表面に接着剤で貼り付ける。
ここで、ブランクの製造時には、ダイカッタの抜型と段ボールシートの相対位置が標準位置からずれる抜きずれが生じるおそれがある。図19は、上下方向にずれた例を鎖線により示している。
そして、ブランクから組み立てた段ボール箱を段積みした状態において、図20(a)に示すように、打抜部がずれることなく標準位置にある場合、係合片8と係合凹部9の外側及び奥側端縁間には、ある程度の隙間があき、傾斜縁8a,9a同士は、ほとんど隙間なく沿った状態となる。
これに対して、ブランクの打抜部が上方にずれた場合、図20(b)に示すように、係合片8は天面の内側へ長く突き出し、係合凹部9は外側へ幅広く切り欠かれて、係合片8と係合凹部9の外側端縁間には大きな隙間があき、奥側端縁間及び傾斜縁8a,9a同士は、ほとんど隙間なく沿った状態となる。
一方、ブランクの打抜部が下方にずれた場合、図20(c)に示すように、係合片8は天面への突出長さが短くなり、係合凹部9は内側へ寄って幅が狭くなり、係合片8と係合凹部9の奥側端縁間には大きな隙間があき、外側端縁間及び傾斜縁8a,9a同士は、ほとんど隙間なく沿った状態となる。
このように、係合片8及び係合凹部9に傾斜縁8a,9aを設けると、段ボール箱の製造時に上下方向の抜きずれが生じても、段積み時には、対称に配置した傾斜縁8a,9a同士が沿った状態となるので、係合凹部9を大きく設定して、係合凹部9に係合片8が嵌らない事態を回避しつつ、より確実に積みずれを防止することができる。
1 端壁
2 側壁
3 継代片
4,5 内フラップ
6,7 外フラップ
8 係合片
8a 傾斜縁
9 係合凹部
9a 傾斜縁
10 抜穴部
10a,10b 切目線
10c 折目線
11,12 切目線
T 粘着テープ

Claims (2)

  1. 端壁(1)の上辺及び下辺に内フラップ(4,5)を、側壁(2)の上辺及び下辺に外フラップ(6,7)をそれぞれ連設し、上方の内フラップ(4)の基端部を切り込んで係合片(8)を形成すると共に、下方の外フラップ(7)を切り欠いて係合凹部(9)を形成し、上方の内フラップ(4)を係合片(8)に臨むように切り込んで抜穴部(10)を設け、係合片(8)の基端部に切断用の切目線(11)を入れ、封緘に際し、抜穴部(10)を利用して、係合片(8)を立てたまま、内フラップ(4)を折り曲げ、内フラップ(4)と外フラップ(6)とを順次折り重ねて固着した後、係合片(8)を折り曲げて上方の外フラップ(6)の表面に固着し、段積み時には、下段側の箱の係合片(8)に、上段側の箱の係合凹部(9)を係合させて積みずれを防止する積ずれ防止箱。
  2. 前記係合片(8)と係合凹部(9)の段積み時に対応する端縁に、天面及び底面の外周各辺に対して45°の角度をなす傾斜縁(8a,9a)を対称に形成し、箱の製造時に上下方向の抜きずれが生じても、段積み時には、係合片(8)が係合凹部(9)に嵌り込み、係合片(8)と係合凹部(9)の傾斜縁(8a,9a)同士が沿った状態となるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の積ずれ防止箱。
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