JP3074589B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JP3074589B2
JP3074589B2 JP06110243A JP11024394A JP3074589B2 JP 3074589 B2 JP3074589 B2 JP 3074589B2 JP 06110243 A JP06110243 A JP 06110243A JP 11024394 A JP11024394 A JP 11024394A JP 3074589 B2 JP3074589 B2 JP 3074589B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真、静電記録の
ような画像形成方法における静電荷潜像を顕像化するた
めのトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては米国特許第
2,297,691号明細書、特公昭42−2З910
号公報、および特公昭43−24748号公報などに種
々の方法が記載されている。
【0003】これらの電子写真法等に適用される現像方
法としては、大別して乾式現像法と湿式現像法とがあ
る。前者は、さらに二成分系現像剤を用いる方法と一成
分系現像剤を用いる方法に分けられる。
【0004】これら乾式現像法に適用するトナーとして
は、従来、天然あるいは合成樹脂中に染料、顔料を分散
させた微粉体が使用されている。例えば、ポリスチレン
などの結着樹脂中に着色剤を分散させたものを1〜30
μm程度に微粉砕した粒子がトナーとして用いられる。
磁性トナーとしては、マグネタイトなどの磁性体粒子を
含有させたものが用いられている。また、二成分系現像
剤を用いる方式の場合には、トナーは通常、ガラスビー
ズ、鉄粉などのキャリア粒子と混合して用いられる。
【0005】いずれのトナーも、現像される静電潜像の
極性に応じて、正または負の電荷を有する必要がある。
【0006】トナーに電荷を保有させるためには、トナ
ーの成分である樹脂の摩擦帯電性を利用することも出来
るが、この方法ではトナーの帯電性が低いので、現像に
より得られる画像はカブリやすく、不鮮明なものとな
る。そこで、適切な摩擦帯電性をトナーに付与するため
に、帯電性を付与する染料、顔料、さらには電荷制御剤
を添加することが行なわれている。
【0007】今日、当該技術分野で知られている電荷制
御剤としては、モノアゾ染料の金属錯塩、サリチル酸、
ナフトエ酸、ダイカルボン酸の金属錯塩、銅フタロシア
ニン顔料等が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの電荷
制御剤のあるものは、スリーブあるいはキャリアを汚染
し易いために、それらを用いたトナーは複写枚数の増加
に伴い摩擦帯電量が低下し、画像濃度の低下を引き起こ
す。また、ある種の電荷制御剤は、摩擦帯電量が不充分
であり、温湿度の影響を受け易いために、画像濃度の環
境変動の原因となる。また、ある種の電荷制御剤は、保
存安定性が悪く、長期間保存中に摩擦帯電能が低下す
る。また、ある種の電荷制御剤は、樹脂に対する分散性
が不良であるために、これを用いたトナーは粒子間の摩
擦帯電量が不均一でカブリ易い。また、ある種の電荷制
御剤は、熱安定性が悪くトナー製造時の加熱混練過程に
おいて分解変質することがある。そのような電荷制御剤
を用いたトナーの一部を再利用し製造されたトナーは、
逆帯電性粒子を生成しやすくカブリを生じやすい。ま
た、ある種の電荷制御剤は、有色であり、カラートナー
には使用できない。
【0009】さらに、最近、環境保全の立場から、重金
属を含有しない電荷制御剤が強く求められている。
【0010】これら全てを満足する電荷制御剤の開発が
強く要請されているのが現状である。
【0011】本発明の目的は前記問題点を解決した新規
なトナーを提供することにある。
【0012】本発明の別の目的は、高湿下に放置した際
に低下した摩擦帯電量の復帰速度の速いトナーを提供す
ることにある。
【0013】さらに本発明の目的は、複写枚数によらず
摩擦帯電性が常に安定したトナーを提供することにあ
る。
【0014】さらに本発明の目的は、ハーフトーン画像
の滑らかな高品質カラー画像を形成し得るトナーを提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
これらの目的の達成は、少なくとも、結着樹脂、着色剤
及び、下記一般式(I)又は(II)で示される化合物
を少なくとも一種類含有しており、1〜20mgKOH
/gの酸価を有する静電荷像現像用トナーであって、
結着樹脂が、ポリエステル樹脂である静電荷像現像用ト
ナーによって可能であることを見出して、本発明に到達
した。
【0016】
【化2】
【0017】(R1,R2は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アルコキシ基、アシル基、エステル基のいず
れかを示す。R3はハロゲン原子、アルキル基、アルコ
キシ基、アシル基、エステル基のいずれかを示す。更
に、R1〜R3はアリール基で置換されていても良い。Z
+はカチオンを示す。)
【0018】本発明の(I)式で示される化合物を電荷
制御剤として使用することは知られていないが、類似化
合物の使用が特開平2−48672号公報に記載されて
いる。しかし、本発明の(I)式で示される化合物に比
べて摩擦帯電量が低く、しかも高湿度環境下に長時間放
置後の帯電量の復帰速度が遅かった。
【0019】本発明の(II)式で示される化合物の無
置換の化合物が特開平2−48673号公報で提案され
ている。しかし、提案されている化合物は本発明の化合
物と比べて負摩擦帯電性が低かった。しかも、高湿度下
では連続複写により摩擦帯電量の低下現象が見られた。
【0020】また、その他のホウ素化合物として、テト
ラフェニルボレート誘導体を電荷制御剤として用いるこ
とが特開昭63−226659〜226666号公報な
どで提案されている。本発明者らが検討したところ、テ
トラフェニルボレート化合物を含有するトナーを長期間
高湿度下に放置するとキャリアと振とうしても帯電量が
付与されなかった。
【0021】本発明者らは、重金属を含まない塩構造を
有する化合物を種々検討したところ、一般式(I)(I
I)で示されるホウ素化合物は摩擦帯電特性が良好であ
ることを見い出した。特に、高湿度下での摩擦帯電量の
復帰速度が良好であることが本発明の特徴のひとつであ
る。
【0022】以下、本発明を詳細に説明する。
【0023】一般式(I)(II)におけるカチオンと
しては特に限定されないが、例えばプロトン、金属イオ
ンなどの無機カチオン、あるいは、アンモニウムイオ
ン、ホスホニウムイオン、ピリジニウムイオンなどの有
機カチオンが挙げられる。
【0024】本発明のホウ素化合物においては、カチオ
ンとホウ素アニオンの体積比(カチオン体積/アニオン
体積)が0.9以下が負摩擦帯電付与性の点から好まし
い。さらに、0.7〜0.08の範囲の化合物は帯電速
度と負摩擦帯電付与性の両立の点からも好ましい。
【0025】本発明において体積とは、イオンを構成す
る原子のファンデルワールス半径により占有される全領
域であり、計算により求めることができる。例えば、ポ
リグラフ(MSI製)などの市販の化学計算用プログラ
ムを用いると容易に求めることができる。
【0026】以下に本発明に使用し得るホウ素化合物の
具体例を示すが、これは取り扱いの容易さなども考慮し
た代表例であり本発明の化合物を何ら限定するものでは
ない。
【0027】
【化3】
【0028】
【化4】
【0029】
【化5】
【0030】本発明のホウ素化合物をトナーに含有させ
る方法としてはトナー内部に添加する方法と外添する方
法とがある。これらの化合物の使用量は、結着樹脂の種
類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を
含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義
的に限定されるものではないが、内添する場合は、好ま
しくは結着樹脂100重量部に対して0.1〜10重量
部、より好ましくは0.1〜5重量部の範囲で用いられ
る。また外添する場合は、樹脂100重量部に対し0.
01〜5重量部が好ましい。外添する場合は特に、結着
樹脂、着色剤よりなる微粒子の表面近傍に機械的衝撃に
より固着または埋没させるのが好ましい。
【0031】また、本発明のホウ素化合物と従来公知の
電荷制御剤と組み合わせて使用することもできる。
【0032】本発明のホウ素化合物は、ホウ酸とリガン
ド化合物さらにカチオン成分を水系で反応させれば得ら
れる。
【0033】1モルのホウ酸を1モルの水酸化ナトリウ
ムの10重量%水溶液に溶解する。さらに2モルの2,
3−ジヒドロキシナフタレンを溶解し、撹拌しながら加
熱すれば、化合物例(I−1)が得られる。
【0034】本発明のトナーにおいては、トナーに無機
酸化物微粉体を外添して使用することが好ましい。
【0035】無機酸化物微粉体としては、シリカ、酸化
チタン、酸化アルミニウム、酸化セリウム、チタン酸ス
トロンチウムなど、種々のものが使用できる。中でも、
金属イオンの電気陰性度が10〜15のものが、帯電速
度や環境安定性の点から好ましい。このような無機酸化
物としては、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化セリ
ウムなどがある。特に、酸化チタンは流動性付与能力、
負摩擦帯電制御性の点でも優れている。
【0036】また、上記無機酸化物は、疎水化などの目
的のために必要に応じてシランカップリング剤やシリコ
ーンオイルなどの有機ケイ素化合物で処理されたものが
より好ましい。
【0037】本発明に使用される着色剤としては、カー
ボンブラック、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシ
ン染料、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタ
ロシアニングリーン、ハンザイエローG、ローダミン6
G、カルコオイルブルー、クロムイエロー、キナクリド
ン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリー
ルメタン系染料、モノアゾ系、ジスアゾ系染顔料等従来
公知の染顔料を単独或いは混合して使用し得る。
【0038】本発明に使用される樹脂としては、ポリエ
ステル樹脂が用いられる
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】また、カラートナーおいても、結着樹脂と
してポリエステル樹脂を用いることができる。
【0048】ポリエステル樹脂を構成するアルコール成
分としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、2,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、水素化ビスフ
ェノールA、また、(A)式で表されるビスフェノール
誘導体;
【0049】
【化6】
【0050】(式中Rはエチレンまたはプロピレン基で
あり、X,Yはそれぞれ1以上の整数であり、かつX+
Yの平均値は2〜10である。)等のジオール類、グリ
セリン、ソルビット、ソルビタン等の多価アルコール類
が挙げられる。
【0051】酸成分としては2価のカルボン酸として、
フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸
などのベンゼンジカルボン酸類またはその無水物;コハ
ク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸などのア
ルキルジカルボン酸類またはその無水物;またさらに炭
素数6〜18のアルキル基で置換されたコハク酸もしく
はその無水物;フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、
イタコン酸などの不飽和ジカルボン酸または、その無水
物等が挙げられ、3価以上のカルボン酸としてはトリメ
リット酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸やその無水物等が挙げられる。
【0052】好ましいアルコール成分としては、前記
(A)式のビスフェノール誘導体であり、酸成分として
はフタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、又はその無
水物、コハク酸、n−ドデセニルコハク酸又はその無水
物、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸等のジカル
ボン酸類、トリメリット酸又はその無水物等のトリカル
ボン酸類が挙げられる。
【0053】本発明に用いるポリエステル樹脂の酸価は
トナーとしての酸価が1〜20mgKOH/gである。
〜20mgKOH/gの範囲にトナーの酸価が入るポ
リエステル樹脂の場合は、高湿度下に長期間放置後の摩
擦帯電性の低下が起こらず、キャリアと振とうすること
で放置前の帯電量に完全に復帰し、しかも、帯電速度も
良好であり、帯電量が複写枚数の増加に伴い徐々に増加
することもないので好ましい。
【0054】なお、本発明において、酸価の測定はJI
S K−0070の方法を応用することができる。酸価
はトナー1gを中和するのに必要な水酸化カリウムのm
g数で表す。ただし、トナーが磁性体を含有する場合
は、磁性体を酸で溶出させた残分をトナー1gとする。
【0055】加圧定着方式を用いる場合には、圧力定着
トナー用結着樹脂の使用が可能であり、例えば線状飽和
ポリエステルが用いられる
【0056】また、本発明の静電荷像現像用トナーは磁
性材料を含有させて磁性トナーとして用いることも出来
る。用いられる磁性材料としては、マグネタイト、γ−
酸化鉄、フェライト、鉄過剰型フェライト等の酸化鉄;
鉄、コバルト、ニッケルなどの金属或いはこれらの金属
とアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、ス
ズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミ
ウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タング
ステン、バナジウムの様な金属との合金およびその混合
物等が挙げられる。
【0057】これらの磁性材料は平均粒径が0.1〜1
μm、好ましくは0.1〜0.5μm程度のものが望ま
しい。
【0058】トナー中に含有させる量としては、下記式
を満足するのが好ましい。
【0059】トナー中の磁性体量をMT(%)、トナー
の重量平均粒径をr(μm)としたとき、 MT=−(10/3)r+(70±15) r≦9
【0060】また、本発明のホウ素化合物を含有した磁
性トナーでは、トナーの飽和磁化を20〜50Am2
kgに設計することで、複写枚数の増加に伴う現像器中
のトナー粒径変化を著しく抑制できることを見出した。
その結果、複写枚数の増加に伴う画質結果や画像濃度の
低下が通常の磁性トナーよりも著しく改善される。トナ
ーの磁気力は、理研電子(株)製の振動試料型磁力計
(VSM)BHU−30を用いた。直径5mmのペレッ
ト状に成型したトナーに、磁場を1キロエルステッドま
で掃引した際の履歴曲線から飽和磁化(本出願の場合は
1キロエルステッドにおける値)を求める。
【0061】さらに本発明のトナーは、キャリアと混合
して二成分トナーとして用いることもできる。本発明に
使用し得るキャリアとしては、公知のものが使用可能で
あり、例えば鉄粉、フェライト粉、ニッケル粉の様な磁
性を有する粉体、ガラスビーズ等、及びこれらの表面を
樹脂等で処理したものが掲げられる。又、キャリア表面
を被覆する樹脂としては、スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合
体、アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸エステ
ル共重合体、シリコーン樹脂、フッ素含有樹脂、ポリア
ミド樹脂、アイオノマー樹脂、ポリフェニレンサルファ
イド樹脂など或いは、これらの混合物を用いることがで
きる。中でも、酸化チタンを添加した本発明のトナーの
場合、シリコーン樹脂やフッ素樹脂で被覆したキャリア
を用いると帯電特性が著しく安定するので好ましい。特
に、シリコーン樹脂で被覆したキャリアでは、トナーの
帯電量が瞬時に一定量に安定するので、好ましい。
【0062】本発明の電荷制御剤を用いたトナーにおい
ては、重量平均粒径が3〜15μmのトナーが使用可能
である。特に、5μm以下の粒径を有するトナー粒子が
12〜60個数%含有され、8〜12.7μmの粒径を
有する卜ナー粒子が1〜33個数%含有され、16μm
以上の粒径を有するトナー粒子が2.0重量%以下含有
され、トナーの重量平均粒径が4〜10μmであること
が現像特性の上からより好ましい。
【0063】トナーの粒度分布測定は、コールターカウ
ンターを用いて行う。具体的には、測定装置として、コ
ールターカウンターTA−II型あるいはコールターマ
ルチサイザーII(コールター社製)を用いる。電解液
は、1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液
を調整する。例えば、ISOTON(R)−II(コー
ルターサイエンティフィックジャパン社製)が使用でき
る。測定法としては前記電解水溶液100〜150ml
中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベン
ゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試
料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液を超音
波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、前記測定装
置により、アパチャーとして100μmアパチャーを用
いて、トナーの体積、個数を測定して体積分布と個数分
布とを算出した。それから、本発明に係るところの体積
分布から求めた重量基準の重量平均径(D4)(各チャ
ンネルの中央値をチャンネルごとの代表値とする)、個
数分布から求めた個数基準の長さ平均径(D1)、およ
び体積分布から求めた重量基準の粗粉量(20.2μm
以上)、個数分布から求めた個数基準の微粉個数(6.
35μm以下)を求めた。
【0064】本発明のトナーは、必要に応じて添加剤を
混合してもよい。添加剤としては、例えばステアリン酸
亜鉛の如き滑剤、或いは酸化セリウム、炭化ケイ素の如
き研磨剤、或いは例えばカーボンブラック、酸化スズ等
の導電性付与剤がある。
【0065】また、ポリビニリデンフルオライド微粉末
などの弗素含有重合体微粉末も流動性、研磨性、帯電安
定性などの点から好ましい添加剤である。
【0066】また、熱ロール定着時の離型性を良くする
目的で低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレ
ン、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワック
ス、サゾールワックス、パラフィンワックス等のワック
ス状物質を0.5〜5重量%程度トナーに加えることも
本発明の好ましい形態の一つである。特に、サゾールワ
ックスは好ましい離型剤のひとつである。
【0067】本発明に係るトナーを製造するにあたって
は、上述したようなトナー構成材料を混合機により充分
混合した後、熱ロールニーダー、エクストルーダーの熱
混練機を用いて良く混練し、冷却固化後、機械的な粉
砕、分級によってトナーを得る方法が好ましい。他に
は、結着樹脂溶液中に構成材料を分散した後、噴霧乾燥
することによりトナーを得る方法;或いは、コア材、シ
ェル材から成るいわゆるマイクロカプセルトナーにおい
て、コア材或いはシェル材、或いはこれらの両方に所定
の材料を含有させる方法;等の方法が応用できる。
【0068】さらに、結着樹脂を構成すべき単量体に所
定材料を混合して乳化懸濁液とした後に重合させてトナ
ーを得る重合法トナー製造法を応用できる。
【0069】さらに必要に応じ所望の添加剤をヘンシェ
ルミキサー等の混合機により充分に混合し、本発明に係
るトナーを製造することができる。
【0070】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、これは本発明を何ら限定するものではない。な
お、以下の配合における部数は全て重量部である。
【0071】高湿度下での摩擦帯電量の復帰は、高湿度
下で摩擦帯電させたトナーを長期間放置後、再度キャリ
アと振とうすることで復帰する帯電量の放置前の帯電量
に対する割合で表す。
【0072】具体的には、トナー2.5gとキャリア4
7.5gを50cm3のプラスチック容器に採取し、開
封状態で2日間、温度30℃、相対湿度80%の環境下
に放置する。これをターブラミキサーで240秒間振と
う後、約0.5g採取し、ブローオフ法により摩擦帯電
量を測定する。この値を放置前の高湿度下での帯電量と
する。さらに、4日間開封状態で放置後、ターブラミキ
サーとの振とう時間0.60、240秒の摩擦帯電量を
測定し、放置前の帯電量に対する比率を求める。
【0073】本発明の帯電量測定装置を図1に示す。底
に500メッシュ(キャリア粒子の通過しない大きさに
適宜変更可能)の導電性スクリーン3のある金属製の測
定容器2に試料を入れ、金属製の蓋をする。次に、吸引
機1(測定容器2と接する部分は少なくとも絶縁体)に
おいて、吸引口7から吸引し風量調節弁6を調整して真
空計5の圧力を250mmH2Oとする。この状態で充
分(約1分間)吸引を行う。この時の電位計の電圧をV
(ボルト)とする。ここで8はコンデンサーであり、容
量をC(μF)とする。これから得られる電荷量を吸引
除去したトナー量(g)で除したものが、摩擦帯電量
(mC/Kg)である。
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】実施例1 ポリエステル A 100部 (プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA/フマル酸) カーボンブラック 5部 化合物例I−3(カチオン体積/アニオン体積=0.27) 4部
【0104】上記材料をブレンダーでよく混合した後、
110℃に設定した2軸混練押出機にて混練した。得ら
れた混練物を冷却後、粗粉砕し、ジェット気流を用いた
微粉砕機を用いて微粉砕した。さらに、得られた微粉砕
品をコアンダ効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業
社製エルボジェット分級機)で超微粉及び粗粉を同時に
厳密に分級除去して、重量平均粒径7.2μmの黒色微
粉体を得た。
【0105】得られた微粉体の酸価は5mgKOH/g
であった。
【0106】得られた黒色微粉体100部に疎水性処理
酸化チタン(平均粒径25nm)0.8部をヘンシェル
ミキサーで混合してトナーとした。
【0107】次に、平均粒径65μmのフェライト粒子
をシリコーン樹脂で被覆したキャリアとトナーを混合し
て現像剤とした。混合比率はキャリア95部に対してト
ナー5部とした。
【0108】この現像剤を市販のカラー電子写真複写機
CLC−500(キヤノン(株)製)で複写試験を行っ
た。
【0109】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.75の良好な画像が得られた。ま
た、非常にハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャー
プな画像が得られる。また、10,000枚複写したと
ころ、濃度1.77の良好な画像が得られた。また、複
写枚数の増加に伴う画質の劣化はほとんど認められなか
った。
【0110】15℃、10%の環境条件下でも初期から
濃度1.70の良好な画像が得られた。10,000枚
複写したところ、画像濃度の低下現象は見られなかっ
た。また、ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャー
プさなどの画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められ
なかった。
【0111】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.80の良好な
画像が得られた。10,000枚複写したところ、画像
濃度の低下現象は見られなかった。また、ハーフトーン
画像の滑らかさや画像のシャープさなどの画質について
も複写枚数の増加に伴う劣化は認められなかった。1
0,000枚複写後、30℃、80%の環境下に7日間
放置した後に複写試験を再開した。再開後1枚目の画像
濃度は1.85と放置前と比べて若干高くなっていた
が、10枚複写後は1.80の放置前の状態に戻ってい
た。その後、さらに10,000枚の複写試験を行った
が、画像濃度は安定に推移した。また、複写機内のトナ
ー飛散も認められなかった。
【0112】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒で90%であり、60秒振とう
すると100%となり、完全に放置前の帯電量に復帰し
ていた。
【0113】参考例1 ポリエステル B 100部 (プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA/フマル酸) 銅フタロシアニン顔料 5部 化合物例II−3(カチオン体積/アニオン体積=0.16) 4部
【0114】上記材料をブレンダーでよく混合した後、
110℃に設定した2軸混練押出機にて混練した。得ら
れた混練物を冷却後、粗粉砕し、ジェット気流を用いた
微粉砕機を用いて微粉砕した。さらに、得られた微粉砕
品をコアンダ効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業
社製エルボジェット分級機)で超微粉及び粗粉を同時に
厳密に分級除去して、重量平均粒径7.5μmの青色微
粉体を得た。
【0115】得られた微粉体の酸価は25mgKOH/
gであった。
【0116】得られた青色微粉体100部に疎水性処理
酸化チタン(平均粒径25nm)0.8部をヘンシェル
ミキサーで混合してトナーとした。
【0117】次に、平均粒径65μmのフェライト粒子
をシリコーン樹脂で被覆したキャリアとトナーを混合し
て現像剤とした。混合比率はキャリア95部に対してト
ナー5部とした。
【0118】この現像剤を市販のカラー電子写真複写機
CLC−500(キヤノン(株)製)で複写試験を行っ
た。
【0119】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.80の良好な画像が得られた。ま
た、非常にハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャー
プな画像が得られた。また、10,000枚複写したと
ころ、初期50枚程度まで若干画像濃度低下し、その後
は濃度1.75前後の良好な画像が得られた。また、複
写枚数の増加に伴う画質の劣化はほとんど認められなか
った。
【0120】15℃、10%の環境条件下でも初期50
枚程度までは、わずかな画像濃度の低下が見られたが、
その後は濃度1.70前後の良好な画像が得られた。ま
た、ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャープさな
どの画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められなかっ
た。
【0121】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.85前後の良
好な画像が得られた。10,000枚複写したところ、
画像濃度の低下現象は見られなかった。また、ハーフト
ーン画像の滑らかさや画像のシャープさなどの画質につ
いても複写枚数の増加に伴う劣化は認められなかった。
10,000枚複写後、30℃、80%の環境下に7日
間放置した後に複写試験を再開した。再開後1枚目の画
像濃度は1.90と放置前と比べて若干高くなっていた
が、30枚複写後は1.85の放置前の状態に戻ってい
た。その後、さらに10,000枚の複写試験を行った
が、画像濃度は安定に推移した。また、複写機内のトナ
ー飛散も認められなかった。
【0122】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒で80%であり、60秒振とう
すると95%となり、ほぼ放置前の帯電量に復帰してい
た。
【0123】参考例2 ポリエステル C 100部 (プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA/フマル酸) キナクリドン顔料 5部 化合物例II−2(カチオン体積/アニオン体積=0.08) 4部
【0124】上記材料をブレンダーでよく混合した後、
110℃に設定した2軸混練押出機にて混練した。得ら
れた混練物を冷却後、粗粉砕し、ジェット気流を用いた
微粉砕機を用いて微粉砕した。さらに、得られた微粉砕
品をコアンダ効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業
社製エルボジェット分級機)で超微粉及び粗粉を同時に
厳密に分級除去して、重量平均粒径7.3μmのマゼン
タ微粉体を得た。
【0125】得られた微粉体の酸価は35mgKOH/
gであった。
【0126】得られたマゼンタ微粉体100部に疎水性
処理酸化チタン(平均粒径25nm)0.8部をヘンシ
ェルミキサーで混合してトナーとした。
【0127】次に、平均粒径65μmのフェライト粒子
をシリコーン樹脂で被覆したキャリアとトナーを混合し
て現像剤とした。混合比率はキャリア95部に対してト
ナー5部とした。
【0128】この現像剤を市販のカラー電子写真複写機
CLC−500(キヤノン(株)製)で複写試験を行っ
た。
【0129】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.80の良好な画像が得られた。ま
た、ハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャープな画
像が得られた。また、10,000枚複写したところ、
初期100枚程度まで若干画像濃度低下し1.75とな
った。その後、濃度1.75前後の良好な画像が得ら
れ、2,000枚から5,000枚にかけて徐々に画像
濃度が上昇しその後は1.80前後の画像濃度で安定に
推移した。また、複写枚数の増加に伴う画質の劣化はほ
とんど認められなかった。
【0130】15℃、10%の環境条件下でも初期10
0枚程度まではわずかな画像濃度の低下が見られた。そ
の後、画像濃度は1.60前後で推移したが、2,00
0枚ころから徐々に増加し、5,000枚ころから1.
70前後で10,000枚まで安定に推移した。また、
ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャープさなどの
画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められなかった。
【0131】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.90前後の良
好な画像が得られた。しかし、6,000枚ころまで徐
々に画像濃度は増加し、その後は1.95前後で10,
000枚まで安定に推移した。また、ハーフトーン画像
の滑らかさや画像のシャープさなどの画質についての複
写枚数の増加に伴う劣化は認められなかった。10,0
00枚複写後、30℃、80%の環境下に7日間放置し
た後に複写試験を再開した。再開後1枚目の画像濃度は
2.05と放置前と比べて若干高くなっていたが、10
0枚複写後は1.85の放置前の状態に戻っていた。そ
の後、さらに10,000枚の複写試験を行ったが、画
像濃度は安定に推移した。また、複写機内のトナー飛散
も認められなかった。
【0132】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒、60秒、240秒でそれぞれ
70%、90%、100%となり、放置前の帯電量に復
帰した。
【0133】参考例3 ポリエステル D 100部 (プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA/フマル酸) カーボンブラック 5部 化合物例I−3 4部
【0134】上記材料をブレンダーでよく混合した後、
110℃に設定した2軸混練押出機にて混練した。得ら
れた混練物を冷却後、粗粉砕し、ジェット気流を用いた
微粉砕機を用いて微粉砕した。さらに、得られた微粉砕
品をコアンダ効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業
社製エルボジェット分級機)で超微粉及び粗粉を同時に
厳密に分級除去して、重量平均粒径7.5μmの黒色微
粉体を得た。
【0135】得られた微粉体の酸価は50mgKOH/
gであった。
【0136】得られた黒色微粉体100部に疎水性処理
酸化チタン(平均粒径25nm)0.8部をヘンシェル
ミキサーで混合してトナーとした。
【0137】次に、平均粒径65μmのフェライト粒子
をシリコーン樹脂で被覆したキャリアとトナーを混合し
て現像剤とした。混合比率はキャリア95部に対してト
ナー5部とした。
【0138】この現像剤を市販のカラー電子写真複写機
CLC−500(キヤノン(株)製)で複写試験を行っ
た。
【0139】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.85の良好な画像が得られた。ま
た、ハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャープな画
像が得られた。また、10,000枚複写したところ、
初期100枚程度まで若干画像濃度低下し1.75とな
った。その後、濃度1.75前後の良好な画像が得ら
れ、2,000枚から5,000枚にかけて徐々に画像
濃度が上昇しその後は1.80前後の画像濃度で安定に
推移した。また、複写枚数の増加に伴う画質の劣化はほ
とんど認められなかった。
【0140】15℃、10%の環境条件下でも初期10
0枚程度まではわずかな画像濃度の低下が見られた。そ
の後、画像濃度は1.60前後で推移したが、2,00
0枚ころから徐々に増加し、5,000枚ころから1.
65前後で10,000枚まで安定に推移した。また、
ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャープさなどの
画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められなかった。
【0141】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.90前後の良
好な画像が得られた。しかし、6,000枚ころまで徐
々に画像濃度は増加し、その後は1.95前後で10,
000枚まで安定に推移した。また、ハーフトーン画像
の滑らかさや画像のシャープさなどの画質についての複
写枚数の増加に伴う劣化は認められなかった。10,0
00枚複写後、30℃、80%の環境下に7日間放置し
た後に複写試験を再開した。再開後1枚目の濃度は2.
10と放置前と比べて高くなっていた。500枚複写後
に2.00となり、その後は2.00前後の画像濃度で
安定に推移した。また、複写機内のトナー飛散が再開初
期においてわずかに認められた。
【0142】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒、60秒、240秒でそれぞれ
65%、80%、90%であった。
【0143】実施例2 ポリエステル A 100部 (プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA/フマル酸) カーボンブラック 5部 化合物例I−5(カチオン体積/アニオン体積=0.40) 2部
【0144】上記材料をブレンダーでよく混合した後、
110℃に設定した2軸混練押出機にて混練した。得ら
れた混練物を冷却後、粗粉砕し、ジェット気流を用いた
微粉砕機を用いて微粉砕した。さらに、得られた微粉砕
品をコアンダ効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業
社製エルボジェット分級機)で超微粉及び粗粉を同時に
厳密に分級除去して、重量平均粒径8.8μmの黒色微
粉体を得た。
【0145】得られた微粉体の酸価は5mgKOH/g
であった。
【0146】得られた黒色微粉体100部に疎水性処理
シリカ(平均粒径15nm)0.5部と酸化アルミニウ
ム0.3部をヘンシェルミキサーで混合してトナーとし
た。
【0147】次に、平均粒径65μmのフェライト粒子
をアクリル樹脂で被覆したキャリアとトナーを混合して
現像剤とした。混合比率はキャリア95部に対してトナ
ー5部とした。
【0148】この現像剤を市販のカラー電子写真複写機
CLC−500(キヤノン(株)製)で複写試験を行っ
た。23℃、60%の環境下で複写したところ、初期か
ら濃度1.80のハーフトーン画像が滑らかで、しかも
シャープな画像が得られた。1,000程度枚まで、徐
々に画像濃度が低下したが、その後1.75前後で約
3,000枚まで安定に推移した。さらに、約6,00
0枚まで徐々に画像濃度増加し、その後は10,000
枚まで1.80前後で安定に推移した。また、複写枚数
の増加に伴う画質の劣化はほとんど認められなかった。
【0149】15℃、10%の環境条件下でも初期から
濃度1.70の良好な画像が得られた。2,000枚程
度まで、徐々に画像濃度は低下し、その後1.65前後
で安定に推移した。しかし、約3,000枚から7,0
00枚にかけて徐々に画像濃度が増加し、その後10,
000枚まで1.75で安定に推移した。また、ハーフ
トーン画像の滑らかさや画像のシャープさなどの画質の
複写枚数の増加に伴う劣化も認められなかった。
【0150】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.90の良好な
画像が得られた。約2,000枚から5,000枚にか
けて徐々に画像濃度は増加し、その後は10,000枚
まで1.95で安定に推移した。ハーフトーン画像の滑
らかさや画像のシャープさなどの画質の複写枚数の増加
に伴う劣化は認められなかった。10,000枚複写
後、30℃、80%の環境下に7日間放置した後に複写
試験を再開した。再開後1枚目の画像濃度は2.00と
放置前と比べて高くなっていたが、50枚複写後は1.
95の放置前の状態に戻っていた。その後、さらに1
0,000枚の複写試験を行ったが、画像濃度は安定に
推移した。また、複写機内のトナー飛散も認められなか
った。
【0151】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒で85%であり、60秒振とう
すると95%となり、ほぼ放置前の帯電量に復帰してい
た。
【0152】実施例3 ポリエステル A 100部 (プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA/フマル酸) カーボンブラック 5部 化合物例I−3 4部
【0153】上記材料をブレンダーでよく混合した後、
110℃に設定した2軸混練押出機にて混練した。得ら
れた混練物を冷却後、粗粉砕し、ジェット気流を用いた
微粉砕機を用いて微粉砕した。さらに、得られた微粉砕
品をコアンダ効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業
社製エルボジェット分級機)で超微粉及び粗粉を同時に
厳密に分級除去して、重量平均粒径7.2μmの黒色微
粉体を得た。
【0154】得られた微粉体の酸価は5mgKOH/g
であった。
【0155】得られた黒色微粉体100部に疎水性処理
酸化チタン(平均粒径25nm)0.8部をヘンシェル
ミキサーで混合してトナーとした。
【0156】次に、平均粒径65μmのフェライト粒子
をフッ素含有樹脂で被覆したキャリアとトナーを混合し
て現像剤とした。混合比率はキャリア95部に対してト
ナー5部とした。
【0157】この現像剤を市販のカラー電子写真複写機
CLC−500(キヤノン(株)製)で複写試験を行っ
た。
【0158】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.75の良好な画像が得られた。ま
た、非常にハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャー
プな画像が得られる。また、10,000枚複写したと
ころ、約1,000枚までは若干の濃度低下が見られた
が、その後は1.70前後の良好な画像が得られた。ま
た、複写枚数の増加に伴う画質の劣化はほとんど認めら
れなかった。
【0159】15℃、10%の環境条件下でも初期から
濃度1.70の良好な画像が得られた。約1,000枚
までは徐々に画像濃度の低下傾向が見られたが、その後
は、1.65前後を10,000枚まで安定に推移し
た。また、ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャー
プさなどの画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められ
なかった。
【0160】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.80の良好な
画像が得られた。10,000枚複写したところ、画像
濃度の低下現象は見られなかった。また、ハーフトーン
画像の滑らかさや画像のシャープさなどの画質について
も複写枚数の増加に伴う劣化は認められなかった。1
0,000枚複写後、30℃、80%の環境下に7日間
放置した後に複写試験を再開した。再開後1枚目の画像
濃度は1.85と放置前と比べて若干高くなっていた
が、10枚複写後は1.80の放置前の状態に戻ってい
た。その後、さらに10,000枚の複写試験を行った
が、画像濃度は安定に推移した。また、複写機内のトナ
ー飛散も認められなかった。
【0161】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒で90%であり、60秒振とう
すると100%となり、完全に放置前の帯電量に復帰し
ていた。
【0162】実施例4 実施例において、化合物例I−3を4部用いる代わり
に、化合物例II−1(カチオン体積/アニオン体積=
0.03)を5部用いる他は、実施例と同様にトナー
を得た。
【0163】得られたトナーを実施例と同一の方法で
複写試験した。
【0164】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.80の良好な画像が得られた。ま
た、非常にハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャー
プな画像が得られる。また、10,000枚複写したと
ころ、濃度1.85の良好な画像が得られた。また、複
写枚数の増加に伴う画質の劣化はほとんど認められなか
った。
【0165】15℃、10%の環境条件下でも初期から
濃度1.73の良好な画像が得られた。10,000枚
複写したところ、画像濃度の低下現象は見られなかっ
た。また、ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャー
プさなどの画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められ
なかった。
【0166】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.90の良好な
画像が得られた。10,000枚複写したところ、画像
濃度の低下現象は見られなかった。また、ハーフトーン
画像の滑らかさや画像のシャープさなどの画質について
も複写枚数の増加に伴う劣化は認められなかった。1
0,000枚複写後、30℃、80%の環境下に7日間
放置した後に複写試験を再開した。再開後1枚目の画像
濃度は1.95と放置前と比べて若干高くなっていた
が、30枚複写後は1.90の放置前の状態に戻ってい
た。その後、さらに10,000枚の複写試験を行った
が、画像濃度は安定に推移した。また、再開直後に若干
のトナー飛散が認められたが、10枚複写後は認められ
なくなり、実質的に問題となるものではなかった。
【0167】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒、60秒、240秒でそれぞれ
85%、95%、100%、完全に放置前の帯電量に復
帰していた。
【0168】実施例5 実施例において、化合物例I−3を4部用いる代わり
に、化合物例I−7(カチオン体積/アニオン体積=
0.95)を5部用いる他は、実施例と同様にトナー
を得た。
【0169】得られたトナーを実施例と同一の方法で
複写試験した。
【0170】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.82の良好な画像が得られた。ま
た、非常にハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャー
プな画像が得られる。また、10,000枚複写したと
ころ、濃度1.85の良好な画像が得られた。また、複
写枚数の増加に伴う画質の劣化はほとんど認められなか
った。
【0171】15℃、10%の環境条件下でも初期から
濃度1.75の良好な画像が得られた。10,000枚
複写したところ、画像濃度の低下現象は見られなかっ
た。また、ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャー
プさなどの画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められ
なかった。
【0172】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.90の良好な
画像が得られた。10,000枚複写したところ、画像
濃度の低下現象は見られなかった。また、ハーフトーン
画像の滑らかさや画像のシャープさなどの画質について
も複写枚数の増加に伴う劣化は認められなかった。1
0,000枚複写後、30℃、80%の環境下に7日間
放置した後に複写試験を再開した。再開後1枚目の画像
濃度は1.95と放置前と比べて若干高くなっていた
が、50枚複写後は1.90の放置前の状態に戻ってい
た。その後、さらに10,000枚の複写試験を行った
が、画像濃度は安定に推移した。また、再開直後に若干
のトナー飛散が認められたが、10枚複写後は認められ
なくなり、実質的に問題となるものではなかった。
【0173】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒、60秒、240秒でそれぞれ
85%、90%、100%であり、完全に放置前の帯電
量に復帰していた。
【0174】実施例6 実施例において、化合物例I−3を4部用いる代わり
に、化合物例II−5(カチオン体積/アニオン体積=
0.81)を5部用いる他は、実施例と同様にトナー
を得た。
【0175】得られたトナーを実施例と同一の方法で
複写試験した。
【0176】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.77の良好な画像が得られた。ま
た、非常にハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャー
プな画像が得られる。また、10,000枚複写したと
ころ、濃度1.80の良好な画像が得られた。また、複
写枚数の増加に伴う画質の劣化はほとんど認められなか
った。
【0177】15℃、10%の環境条件下でも初期から
濃度1.72の良好な画像が得られた。10,000枚
複写したところ、画像濃度の低下現象は見られなかっ
た。また、ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャー
プさなどの画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められ
なかった。
【0178】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.85の良好な
画像が得られた。10,000枚複写したところ、画像
濃度の低下現象は見られなかった。また、ハーフトーン
画像の滑らかさや画像のシャープさなどの画質について
も複写枚数の増加に伴う劣化は認められなかった。1
0,000枚複写後、30℃、80%の環境下に7日間
放置した後に複写試験を再開した。再開後1枚目の画像
濃度は1.91と放置前と比べて若干高くなっていた
が、30枚複写後は1.85の放置前の状態に戻ってい
た。その後、さらに10,000枚の複写試験を行った
が、画像濃度は安定に推移した。また、トナー飛散は全
く認められなかった。
【0179】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒、60秒、240秒でそれぞれ
85%、95%、100%であり、完全に放置前の帯電
量に復帰していた。
【0180】比較例1 参考例1 において、化合物例III−3の代わりに以下
の化合物(カチオン体積/アニオン体積=0.39)を
4部用いる他は、参考例1と全く同様にしてトナーを得
た。
【0181】
【化8】
【0182】次に、参考例1と同一のキャリアとトナー
を混合して現像剤とした。混合比率はキャリア95部に
対してトナー5部とした。
【0183】この現像剤を市販のカラー電子写真複写機
CLC−500(キヤノン(株)製)で複写試験を行っ
た。
【0184】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.90の良好な画像が得られた。ま
た、非常にハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャー
プな画像が得られた。また、10,000枚複写したと
ころ、初期200枚程度まで若干画像濃度低下し、その
後は濃度1.80前後の良好な画像が得られた。また、
複写枚数の増加に伴う画質の劣化はほとんど認められな
かった。
【0185】15℃、10%の環境条件下でも初期20
0枚程度まではわずかな画像濃度の低下が見られたが、
その後は濃度1.70前後の良好な画像が得られた。ま
た、ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャープさな
どの画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められなかっ
た。
【0186】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.95前後の良
好な画像が得られた。10,000枚複写したところ、
画像濃度の低下現象は見られなかった。また、ハーフト
ーン画像の滑らかさや画像のシャープさなどの画質につ
いても複写枚数の増加に伴う劣化は認められなかった
が、7,000枚付近から若干のトナー飛散が観察され
た。10,000枚複写後、30℃、80%の環境下に
7日間放置した後に複写試験を再開した。再開後1枚目
の画像濃度は2.10と放置前と比べて高くなってい
た。その後、2,000枚複写したが画像濃度は2.1
0の状態で飽和していた。トナー飛散が激しく、使用に
耐えなくなったので、複写試験を中止した。
【0187】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒で70%、240秒振とうして
も75%であり、ほとんど帯電量の復帰は認められなか
った。
【0188】比較例2 参考例1 において、化合物例III−3の代わりに以下
の化合物(カチオン体積/アニオン体積=0.23)を
4部用いる他は、参考例1と全く同様にしてトナーを得
た。
【0189】
【化9】
【0190】次に、参考例1と同一のキャリアとトナー
を混合して現像剤とした。混合比率はキャリア95部に
対してトナー5部とした。
【0191】この現像剤を市販のカラー電子写真複写機
CLC−500(キヤノン(株)製)で複写試験を行っ
た。
【0192】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.85の良好な画像が得られた。ま
た、ハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャープな画
像が得られた。また、10,000枚複写したところ、
初期100枚程度まで若干画像濃度低下し、その後は濃
度1.75前後の良好な画像が得られた。また、複写枚
数の増加に伴う画質の劣化はほとんど認められなかっ
た。
【0193】15℃、10%の環境条件下でも初期15
0枚程度まではわずかな画像濃度の低下が見られたが、
その後は濃度1.60前後の良好な画像が得られた。ま
た、ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャープさな
どの画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められなかっ
た。
【0194】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度1.90前後の良
好な画像が得られた。10,000枚複写したところ、
画像濃度の低下現象は見られなかった。また、ハーフト
ーン画像の滑らかさや画像のシャープさなどの画質につ
いても複写枚数の増加に伴う劣化は認められなかった。
10,000枚複写後、30℃、80%の環境下に7日
間放置した後に複写試験を再開した。再開後1枚目の画
像濃度は2.10と放置前と比べて高くなっていた。そ
の後、2,000枚複写したが画像濃度は2.10の状
態で飽和していた。トナー飛散が激しく、使用に耐えな
くなったので、複写試験を中止した。
【0195】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒で65%、240秒振とうして
も70%であり、帯電量の復帰はほとんど認められなか
った。
【0196】比較例3 参考例1 において、化合物例III−3の代わりに以下
の化合物(カチオン体積/アニオン体積=0.24)を
4部用いる他は、参考例1と全く同様にしてトナーを得
た。
【0197】
【化10】
【0198】次に、参考例1と同一のキャリアとトナー
を混合して現像剤とした。混合比率はキャリア95部に
対してトナー5部とした。
【0199】この現像剤を市販のカラー電子写真複写機
CLC−500(キヤノン(株)製)で複写試験を行っ
た。
【0200】23℃、60%の環境下で複写したとこ
ろ、初期から濃度1.95の良好な画像が得られた。ま
た、ハーフトーン画像が滑らかで、しかもシャープな画
像が得られた。また、10,000枚複写したところ、
初期50枚程度まで若干画像濃度低下し、その後は濃度
1.90前後の良好な画像が得られた。また、複写枚数
の増加に伴う画質の劣化はほとんど認められなかった。
【0201】15℃、10%の環境条件下でも初期10
0枚程度まではわずかな画像濃度の低下が見られたが、
その後は濃度1.80前後の良好な画像が得られた。ま
た、ハーフトーン画像の滑らかさや画像のシャープさな
どの画質の複写枚数の増加に伴う劣化も認められなかっ
た。
【0202】次に、30℃、80%の環境条件下で同様
に複写試験したところ、初期から濃度2.10前後の画
像が得られたが、トナー飛散が激しく、3,000枚複
写したところで中止した。また、ハーフトーン画像のガ
サツキも若干目立った。
【0203】高湿度下での摩擦帯電量の復帰を調べたと
ころ、振とう時間が0秒で65%、240秒振とうして
も70%であり、ほとんど帯電量の復帰は認められなか
った。
【0204】
【発明の効果】本発明のトナーは、従来公知の手段で、
電子写真、静電記録及び静電印刷等における静電荷像を
顕像化する為の現像には全て使用可能なものである。
【0205】本発明のホウ素化合物は無色或いは淡色で
あり、熱的、機械的に安定であり良好な負摩擦帯電性を
有する。
【0206】そのため、本発明のトナーは連続複写によ
る画質劣化を起こし難く、しかも濃度均一性の優れた画
像を提供し得る。また、カラートナーに適用した場合に
は、鮮やかなカラー画像を提供し得る。
【0207】また本発明のトナーは、高湿下に放置した
際に低下した摩擦帯電量の復帰が速い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で使用した帯電量測定装置の概略図。
フロントページの続き (72)発明者 高橋 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−48672(JP,A) 特開 昭63−226660(JP,A) 特開 平2−306253(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/097 CA(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、結着樹脂、着色剤及び、
    記一般式(I)又は(II)で示される化合物を少なく
    とも一種類含有しており、1〜20mgKOH/gの酸
    価を有する静電荷像現像用トナーであって、 該結着樹脂が、ポリエステル樹脂である ことを特徴とす
    る静電荷像現像用トナー。 【化1】 (R1,R2は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
    ルコキシ基、アシル基、エステル基のいずれかを示す。
    3はハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシ
    ル基、エステル基のいずれかを示す。更に、R1〜R3
    アリール基で置換されていても良い。Z+はカチオンを
    示す。)
  2. 【請求項2】 金属イオンの電気陰性度が10〜15の
    無機酸化物を含有することを特徴とする請求項1記載の
    静電荷像現像用トナー。
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