JP3073300U - 平型可撓性回路用雄型コネクタ - Google Patents

平型可撓性回路用雄型コネクタ

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JP3073300U JP2000003289U JP2000003289U JP3073300U JP 3073300 U JP3073300 U JP 3073300U JP 2000003289 U JP2000003289 U JP 2000003289U JP 2000003289 U JP2000003289 U JP 2000003289U JP 3073300 U JP3073300 U JP 3073300U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平型可撓性回路(12)の導体(14)を相
補型の相手方接続装置の導体に電気的に相互接続するた
めの雄型コネクタ(60)を提供する。 【解決手段】 電気コネクタは、本体部(64)を有し
ており、本体部には、平型可撓性回路(12)が、平型
可撓性回路の導体(14)を前記本体部から離間する方
向に向けて配置されている。柔軟性裏打ち構造(66)
は、雄型コネクタ(60)が相手方接続装置と接合され
た時に、平型可撓性回路の導体(14)を相手方接続装
置の導体に対して弾性的に付勢するために、平型可撓性
回路(12)の下の本体部(64)に配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電気コネクタの技術に関するもので、特に平型可撓性回路に電気 的に相互接続する電気コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、平型可撓性回路は、細長い平型可撓性誘電性基板で構成されており、基 板の片側または両側に横方向に離間する導体を有している。導体は、平型可撓性 回路の片側または両側において薄い可撓性保護層で被覆される構成とすることが できる。可撓性保護層が使用される場合には、導体が、第二の平型可撓性回路、 プリント回路基板または相手方電気コネクタの端子である可能性がある相補型の 相手方接続装置の導体に係合される所定の接合位置で、下にある導体を露出させ るために可撓性保護層に開口部が形成されている。
【0003】 種々の電気コネクタは、平型可撓性回路を相補型の相手方接続装置に接続また は相互接続するために、長い年月に亘って設計されてきた。しかしながら、特に コストや、複雑さや信頼性の面において、このような電気コネクタを悩まし続け た問題がある。この電気コネクタの直接材料費が、非常に高いばかりではなく、 電気コネクタの組立において過度の量の労働時間が必要とされる。さらに、各電 気コネクタは、固定された導体間隔を有する特定の平型可撓性回路寸法に対応す るために、設計され製造されており、従って、各寸法の平型可撓性回路に対して 、一つの電気コネクタを設計および製造し、在庫としなければならない。さらに 、電気コネクタとその平型可撓性回路用の適用工具に連関したコストおよび時間 もまた、この電気コネクタに関連した問題を増大させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来にはなかった、簡単で、安価で、信頼できる電気コネクタ構造 を提供することによりこれらの課題を解決するものである。
【0005】 従って、本考案の目的は、新規であり改良された平型可撓性回路用の電気コネ クタを提供することにある。
【0006】 本考案のもう一つの目的は、平型可撓性回路の導体を相補型の相手方接続装置 の導体に電気的に接続するための新規であり改良された雄型コネクタを提供する ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案によれば、平型可撓性回路の端部が、該 平型可撓性回路の導体を外側に向けて取り付けられる本体部と、相手方接続装置 と接合された時に、本体部に取り付けられた平型可撓性回路を相手方接続装置の 導体に向かって弾性的に付勢するために、平型可撓性回路の下側の、平型可撓性 回路の幅方向で略全幅に亘って連続的態様で本体部に設けられた、樹脂成形品で なる柔軟性裏打ち部材と、を備えていることを特徴とする、平型可撓性回路の導 体を相補型の相手方接続装置の導体に電気的に相互接続するための雄型コネクタ が提供される。
【0008】 なお、前記柔軟性裏打ち部材は、埋め込み成形部材とすることが出来る。また 、前記本体部は、プラスチック材料で成形され、柔軟性裏打ち部材は、ゴム材料 で成形することが出来る。なお、好ましくは、前記本体部は、プラスチック成形 部材とすることが出来る。また、前記柔軟性裏打ち部材は、シリコーンゴム構造 とすることが出来る。さらに、前記柔軟性裏打ち部材は、本体部とは別体であり 、それに固定される構造とすることが可能である。また、前記柔軟性裏打ち部材 は、本体部と一体とすることも出来る。
【0009】 またさらに、平型可撓性回路の端部を本体部に容易に配置するために、本体部 に位置決め手段を設けることが出来る。また、前記本体部は、両側面を有してお り、各両側面に一つの柔軟性裏打ち部材を有しており、平型可撓性回路は、本体 部の両側面の柔軟性裏打ち部材上に、本体部の回りに巻き付ける構成とすること も可能である。
【0010】 なお、前記柔軟性裏打ち部材は、本体部にインサート成形することが出来る。 また、前記本体部は、プラスチック材料で成形され、前記柔軟性裏打ち部材は、 エラストマ材料で二段階成形作業で成形され、続いて同時に硬化される構成とす ることが出来る。
【0011】 本考案の実施例において、雄型コネクタは、本体部を有しており、本体部には 、平型可撓性回路の端部が、平型可撓性回路の導体を外側に向けて取り付けられ ている。柔軟性裏打ち部材は、電気コネクタが相手方接続装置と接合された時に 、平型可撓性回路を相手方接続装置の導体に対して弾性的に付勢するために、平 型可撓性回路の下側に、平型可撓性回路の幅方向で略全幅に亘って連続させた態 様で本体部に設けられている。
【0012】 上述したように、本体部は、比較的剛性のプラスチック材料で成形され、柔軟 性裏打ち部材は、シリコーンゴム等のエラストマ材料で成形されている。本考案 の一実施例において、柔軟性裏打ち部材は、埋め込み成形(molded-in-place)部 材となっている。本考案のもう一つの実施例において、柔軟性裏打ち部材は、本 体部とは別体であり、それに固定される。本考案のさらにもう一つの実施例にお いて、柔軟性裏打ち部材は、一体に成形されたバネ構造等の本体部と一体となっ ているものである。
【0013】 本考案において、個々の端子が無くされる限り、同じサイズの平型可撓性回路 の範囲内で、一つのサイズの電気コネクタで、ある程度の平型可撓性回路の導体 設計に対応することができる。さらに、電気コネクタは、端子を使用しないため 、適用工具に連関したコストおよび時間が完全に不必要となる。
【0014】
【考案の実施形態】 図面について非常に詳細に説明すれば、雌型コネクタと雄型コネクタで構成さ れる本考案による電気コネクタ装置が示されている。図1乃至10において、雌 型コネクタの種々の実施例が示されており、図11乃至17において、雄型コネ クタの種々の実施例が示されている。電気コネクタ装置として、雌型コネクタが 雄型コネクタと接合されることが可能であり、また、平型可撓性回路の導体を種 々の他の相補型の相手方接続装置に電気的に相互接続させるために、雌型コネク タまたは雄型コネクタの一方のみが使用されることが可能である。
【0015】 例えば、図1において、平型可撓性回路12に接続し、平型可撓性回路12の 導体14を剛性のプリント回路基板18の片側または両側の導体または回路パッ ド16に電気的に相互接続させる、参照符号10で示される雌型コネクタが示さ れている。
【0016】 図2において、組立の目的のために折り畳まれた平型可撓性回路12とともに 、雌型コネクタ10が示されている。平型可撓性回路12は、折り畳まれて、断 面U字状の上側の前側折り返し部12aと下側の前側折り返し部12bを有して おり、上下の前側折り返し部12a、12bの間の後方に断面U字状の後ろ側折 り返し部12cを規定するために、上側の前側折り返し部12aと下側の前側折 り返し部12b間で平型可撓性回路12がU字状に折り曲げられている。この形 状により、参照符号20で示される開口部が上下の前側折り返し部12a、12 b間に規定されている。図示のように、平型可撓性回路12の先端12dは、後 ろ向き方向に折り返されている。
【0017】 さらに図2について説明すると、雌型コネクタ10は、参照符号22で示され る雌型ハウジングと、参照符号24で示される箱状の外部ケーシングで構成され ている。雌型ハウジング22は、U字状であり、参照符号26で示されるキャビ ィティ26の両側を規定する一対の側壁部22aと、キャビィティ26の背面部 を規定する後壁部22bを有している。上側の側壁部22aは、その両端縁に一 対のタブ28を有しており、タブ28は、平型可撓性回路12を雌型ハウジング 22に対して適当に位置決めし、平型可撓性回路12のひずみ開放を行うために 、平型可撓性回路12の両側縁の溝30内に衝合される。雌型ハウジング22は 、プラスチック等の誘電性材料で一体に成形される一体構造である。側壁部22 aは、一体に成形された一体ヒンジ32により後壁部22bに接合されており、 後述するように、一体ヒンジ32により、雌型ハウジング22の側壁部22aが 開口状態と閉鎖状態との間で可動となっている。
【0018】 雌型コネクタ10の剛性の外部ケーシング24(図2)もまた、上壁および底 壁24a、24bと、一対の両側壁24cで構成される一体構造である。後述す る目的のために、側壁24cには、ラッチ孔34が設けられている。外部ケーシ ング24は、前側開口部36を有している。前側開口部36は、雌型コネクタ1 0が図1に示すように組み立てられた状態である時に、雌型ハウジング22のキ ャビィティ26と一直線上となる。
【0019】 本考案において、雌型コネクタ10が相手方接続装置と接続された時に、キャ ビィティ26に収容される平型可撓性回路12の導体14を(プリント回路基板 18等の)相手方接続装置の導体に対して弾性的に付勢するために、雌型ハウジ ング22には、片側または両側の側壁部22aのキャビィティ26側に柔軟性裏 打ち部材38が設けられている。図2に示すように折り畳まれた平型可撓性回路 12において、上側の前側折り返し部12aが、上側の側壁部22aを包囲し、 下側の前側折り返し部12bが、下側の側壁部22aを包囲するので、両側壁部 22aには一つの柔軟性裏打ち部材38が設けられている。各柔軟性裏打ち部材 38は、少なくとも、柔軟性裏打ち部材38が、平型可撓性回路12の全ての導 体14を相補型の相手方接続装置の各導体に対して弾性的に付勢するのに十分広 くなるように、平型可撓性回路12の幅方向に細長くなっていることは、図2に おいて明らかである。さらに、柔軟性裏打ち部材38は、寸法が均一であり、い かなる導体形状または導体厚みを有する平型可撓性回路12も弾性的に付勢する ことができることは明らかである。換言すれば、雌型コネクタ10において別個 の端子がないため、平型可撓性回路12のレイアウトおよびその上の導体14の 位置決めは、実際の電気コネクタまたはコネクタ寸法にとって重大なことではな い。従って、導体厚みが、他の低電流用途よりも厚い可能性がある高電流用途等 の用途においても、電気コネクタの形状は同じままでよい。
【0020】 図2において、後述するように、柔軟性裏打ち部材38が、埋め込み成形(mo lded-in-place)部材で構成されている本考案の実施例が示されている。図3にお いて、柔軟性裏打ち部材38Aは、雌型ハウジング22の側壁部22aの孔42 内に挿入されるタブ40により、適所に取り付けられる別体の成形部材である実 施例が示されている。柔軟性裏打ち部材38Aをさらに適所に固定するために、 接着剤が使用される構成とすることができる。雌型ハウジング22は、比較的堅 いまたは剛性のプラスチック材料で成形されているのに対して、柔軟性裏打ち部 材38または38Aは、シリコーンゴム等のエラストマ材料で成形または他の方 法で形成されている。
【0021】 図4において、図2の閉鎖されたU字状状態と比較して、部分的に開口状態の 雌型ハウジング22が示されている。特に、雌型ハウジング22全体が、平らな 完全に開口状態となるまで、後壁部22bに対して一体ヒンジ32を中心として 、側壁部22aを移動または回転させることができる。この状態において、柔軟 性裏打ち部材38は、非常に容易に、すなわち、雌型ハウジング22が剛性の閉 鎖された構造である場合よりも非常に容易に、側壁部22aに対して組み込みま たは形成されることができる。図3の実施例において、柔軟性裏打ち部材38A は、単に、開口した側壁部22aに配置され、熱焼き付けや、ラッチや、超音波 溶接等の方法により適所に固定される。図2の実施例において、柔軟性裏打ち部 材38は、側壁部22aを平らな開口状態にして、側壁部22aの細長い凹部に 容易に埋め込み成形(molded-in-place)されることが可能である。本考案におい て、埋め込み成形(molded-in-place)される柔軟性裏打ち部材38は、側壁部2 2aの凹部内にインサート成形されることが可能である。一方、柔軟性裏打ち部 材38は、一段階において、雌型ハウジング22のプラスチック材料が射出され 、二段階において、柔軟性裏打ち部材38のシリコーンゴムが射出されて、材料 が順次に硬化される、すなわち、二段階における射出時にプラスチックが硬化さ れる、「二段階(two-shot)」射出工程で成形されることができる。
【0022】 図5において、図2の実施例と非常に類似した実施例が示されているが、細長 いスロット44が、上側の側壁部22aのすぐ下の雌型ハウジング22の後壁部 22bに形成されている。このスロット44により、雌型コネクタ10を「両面 のある」平型可撓性回路12に使用することができる。換言すれば、平型可撓性 回路12は、その両側に導体14を有している。両面のある平型可撓性回路12 のスロット44を有する雌型ハウジング22への組み込みにおいて、平型可撓性 回路12の後ろ側折り返し部12cが雌型ハウジング22の後壁部22bの外側 に配置されるように、平型可撓性回路12は、46でスロット44を貫通して突 出する。次に、平型可撓性回路12の先端12dが、下側の柔軟性裏打ち部材3 8の上部のキャビィティ26の内側に配置されるまで、平型可撓性回路12は、 下側の側壁部22aの外側の回りに折り返される。従って、平型可撓性回路12 の裏面の導体14は、上向きにキャビィティ26内の方を向くことになり、平型 可撓性回路12の両側の導体14は、適当な相補型の相手方接続装置の両側の導 体と係合可能となる。
【0023】 図5の両面のある実施例において、上述したように、柔軟性裏打ち部材38は 、埋め込み成形(molded-in-place)部材となっている。図6において、実質的に 同じ実施例が示されているが、図3に関連して上述したように、柔軟性裏打ち部 材38Aは、機械的に固定されて適所に接着される。
【0024】 図7および8について説明すれば、参照符号22Aで示される雌型ハウジング の変形例が示されている。図7のハウジング構造は、両側壁部22aと後壁部2 2bを有しているばかりではなく、一対の両端壁部22cを有している。両端壁 部22cは、一体ヒンジ45により側壁部22aに回動可能に接合されている。 側壁部22aには、雌型ハウジング構造を閉鎖した箱状形状で保持するために、 両端壁部22cのラッチ孔48内でラッチ状態で係合するフック状ラッチアーム 46が設けられている。外部ケーシング24を無くすために、この構造を使用す ることができる。雌型ハウジング22Aは、さらに完全に開口され、柔軟性裏打 ち部材38(または38A)を側壁部22aに組み込みまたは埋め込み成形(mo lded-in-place)可能であり、その後、構造は閉鎖されて、折り畳まれた平型可撓 性回路12を収容するキャビィティ26を規定することができる。
【0025】 図9および10において、パネルの開口部に取り付け可能となっている、参照 符号10Aで示される雌型コネクタが図示されている。雌型ハウジング22は、 上述したものと実質的に同一のものである。しかしながら、外部ケーシング24 Aは、外部ケーシング24A、すなわち雌型コネクタ10Aをパネルの開口部に 配置してパネルの両側に係合する、可撓性アーム50および剛性アーム52を有 している。しばしば、このようなパネル取り付け型電気コネクタは、「ブライン ド接合」(blind mating)環境において取り付けられる。従って、外向きに拡開し たフランジまたはリップ54が、雌型ハウジング22のキャビィティ26と一直 線上に外部ケーシング24Aの前側開口部36に設けられており、それにより、 相手方電気コネクタ等の相補型の相手方接続装置に自己整列機能を与えるもので ある。
【0026】 図11および12において、平型可撓性回路12の導体14を相補型の接続装 置の導体に電気的に相互接続させる、参照符号60で示される雄型コネクタが図 示されている。例えば、雄型コネクタ60は、その両端に、雌型コネクタ10の 外部ケーシング24の側壁24cのラッチ孔34(図1および2)内に、ラッチ 状態で係合するフック状ラッチアーム62を設ける構成とすることができる。雄 型コネクタ60は、外部ケーシング24の前側開口部36を貫通して、雌型ハウ ジング22のキャビィティ26内に挿入されるように適当に寸法決めされている 。
【0027】 さらに、雄型コネクタ60は、両側面64aと前端縁64bを規定する、参照 符号64で示される本体部有している。図11および12の実施例において、柔 軟性裏打ち部材66は、本体部64の片側または両側面64aの凹部に埋め込み 成形(molded-in-place)されている。雌型コネクタ10の雌型ハウジング22お よび柔軟性裏打ち部材38と同様に、本体部64は、比較的剛性のプラスチック 材料で成形可能であり、柔軟性裏打ち部材66は、シリコーンゴム等のエラスト マ材料で成形可能である。柔軟性裏打ち部材66は、本体部64にインサート成 形されるか、または、上述したように、「二段階(two-shot)」射出工程として、 柔軟性裏打ち部材66および本体部64を同時に成形することができる。
【0028】 平型可撓性回路12の雄型コネクタ60への取り付けにおいて、平型可撓性回 路12は、図12に図示したように、平型可撓性回路12の導体14を本体部6 4から離間する方向に向けて、即ち外側に向けて本体部64の前端縁64bで折 り返される。位置決め孔68は、本体部64の両側のボス70に圧接係合して、 本体部64に対して巻き付けられる平型可撓性回路12のひずみ開放を行うため に、平型可撓性回路12に設けられている。柔軟性裏打ち部材66は、雄型コネ クタ60が相手方接続装置に接合された時に、平型可撓性回路12を相手方接続 装置の導体に対して弾性的に付勢するために、平型可撓性回路12の下に平型可 撓性回路12の略全幅に亘って連続した態様で位置している。
【0029】 図13において、雄型コネクタ60の各両端部における雌型ラッチ構造72の 変形例が示されている。これらの雌型ラッチ構造72は、相補型の雌型接続装置 の適当なラッチとラッチ状態で相互係合する構成とすることができる。一方、雌 型ラッチ構造72は、ラッチアーム62(図11および12)を挿入することが できる程度まで本体部64の平面から上向きにオフセットしていることは、図1 3において明らかであり、二つの別体の雄型コネクタ60で、二つの各平型可撓 性回路12を互いに対して付勢して、その各導体14を相互係合させるべく、各 雄型コネクタ60の各柔軟性裏打ち部材66で二つの平型可撓性回路12を相互 接合させることができる。
【0030】 図14は、本体部64から切り離して成形され、その後で本体部64の片側ま たは両側面64aの凹部74内に配置される柔軟性裏打ち部材66Aを有してい ることを除いて、図11と同様の雄型コネクタ60の図である。柔軟性裏打ち部 材66Aは、凹部74内に固定されることができる。
【0031】 図15において、片面の平型可撓性回路12が、雄型コネクタ60の両側に接 続される、すなわち二重接合形状の雄型コネクタ60の実施例が示されている。 図11および14に図示した実施例とは異なり、本体部64の回りに巻き付ける 代わりに、平型可撓性回路12の端部は、矢印「B」の方向にスロット82を貫 通して上側段部84の下に挿入される。次に、平型可撓性回路12は、重ねられ る柔軟性裏打ち部材66の回りに巻き付けられ、本体部64の下側のスロット8 2と同様のスロット(図示せず)を貫通して外側に突出する。各柔軟性裏打ち部 材66は、一体に成型された落ち込んだ壁 (sunken wall)80の両側の凹部74 に配置され、図14に示すように別体として成形されるか、または図11に示す ように埋め込み成形(molded-in-place)される構成とすることができる。
【0032】 図16において、図15と同様の実施例が示されているが、柔軟性裏打ち部材 66Bは、雄型コネクタ60の本体部64と一体に成形されたバーとして図示さ れており、落ち込んだ壁 (sunken wall)80は、比較的剛性の柔軟性裏打ち部材 66Bに弾性を与える柔軟性構造となっており、平型可撓性回路12を相補型の 相手方接続装置の各導体に対して付勢させることが可能である。
【0033】 図17において、図15および16の実施例と同様に、平型可撓性回路12が 、この場合もやはり矢印「B」の方向にスロット82を貫通して上側段部84の 下に挿入される、雄型コネクタ60の実施例が示されている。この実施例におい て、柔軟性裏打ち部材には、平型可撓性回路12がスロット82を貫通した後に 、平型可撓性回路12の裏面に係合する、複数の可撓性バネフィンガ66cが設 けられている。可撓性バネフィンガ66Cは平型可撓性回路12の幅方向で略全 幅に亘って連続的態様で設けられている。平型可撓性回路12は、前側段部86 の下を通過して、前側スロット88を通って外に延び、90で雄型コネクタ60 の下に折り返される。
【0034】
【考案の効果】
上記のように、本考案によれば、雄型コネクタを平型可撓性回路の端部が、該 平型可撓性回路の導体を外側に向けて取り付けられる本体部と、相手方接続装置 と接合された時に、本体部に取り付けられた平型可撓性回路を相手方接続装置の 導体に向かって弾性的に付勢するために、平型可撓性回路の下側の、平型可撓性 回路の幅方向で略全幅に亘って連続的態様で本体部に設けられた、樹脂成形品で なる、柔軟性裏打ち部材と、を備えている構成としたので、相補型の相手方接続 装置との電気接続を導体同士の接合により形成することが出来るので、端子が不 要となる。 また、上記のように端子を不要とすることにより、同一サイズの平型可撓性回 路の範囲内で、一つのサイズの電気コネクタで、種々の設計の導体パターンに対 応することができる。さらに、電気コネクタは、端子を使用しないため、適用工 具に関連したコストおよび時間が完全に不必要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】雌型コネクタと接合可能なプリント回路基板
と、本考案による平型可撓性回路に接続する雌型コネク
タの斜視図である。
【図2】雌型コネクタと平型可撓性回路の分解斜視図で
ある。
【図3】柔軟性裏打ち部材を別体の部材として示す、図
2と同様の図である。
【図4】部分的に開口状態の雌型ハウジングの斜視図で
ある。
【図5】雌型コネクタが両面のある平型可撓性回路に接
続可能である、図2と幾分同様の図である。
【図6】柔軟性裏打ち部材が別体の部材として示されて
いる、図5の雌型コネクタの分解斜視図である。
【図7】実質的に開口状態である変形例の雌型ハウジン
グの斜視図である。
【図8】閉鎖されてラッチされる直前の、図7の雌型ハ
ウジングの斜視図である。
【図9】パネルに取り付け可能な雌型コネクタの実施例
の分解斜視図である。
【図10】図9の雌型コネクタの斜視図である。
【図11】柔軟性裏打ち部材が埋め込み成形(molded-i
n-place)部材である、本考案の一実施例による平型可撓
性回路に接続する雄型コネクタの斜視図である。
【図12】平型可撓性回路が接続された、図11の雄型
コネクタの斜視図である。
【図13】異なる形状のラッチ構造を有している、図1
2と同様の図である。
【図14】柔軟性裏打ち部材が別体の部材である、図1
1と同様の図である。
【図15】雄型コネクタが両面のある雄型コネクタとし
て適用される、図14と同様の図である。
【図16】一体に成形されたスロットに平型可撓性回路
を通過させることにより、平型可撓性回路のひずみ開放
を行う変形手段を有している、図11と同様の図であ
る。
【図17】柔軟性裏打ち部材が複数の一体に成形された
バネフィンガである、図16と同様の図である。
【符号の説明】
12 平型可撓性回路 14 導体 60 雄型コネクタ 62 フック状ラッチアーム 64 本体部 66 柔軟性裏打ち部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ロバート エム フェースト アメリカ合衆国 ミシガン州 ウエスト ブルームフィールド アルデン コート 2606 (72)考案者 ラッセル ジェイ ワット アメリカ合衆国 イリノイ州 シカゴ エ ルム 11 イー アパートメント 3ダブ ル

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平型可撓性回路(12)の端部が、該平
    型可撓性回路(12)の導体(14)を外側に向けて取
    り付けられる本体部(64)と、 相手方接続装置と接合された時に、本体部(64)に取
    り付けられた平型可撓性回路(12)を相手方接続装置
    の導体に向かって弾性的に付勢するために、平型可撓性
    回路(12)の下側の、平型可撓性回路(12)の幅方
    向で略全幅に亘って連続的態様で本体部(64)に設け
    られた、樹脂成形品でなる柔軟性裏打ち部材(66)
    と、を備えていることを特徴とする、平型可撓性回路
    (12)の導体(14)を相補型の相手方接続装置の導
    体に電気的に相互接続するための雄型コネクタ(6
    0)。
  2. 【請求項2】 前記柔軟性裏打ち部材(66)は、埋め
    込み成形部材であることを特徴とする請求項1に記載の
    雄型コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記本体部(64)は、プラスチック材
    料で成形され、柔軟性裏打ち部材(66)は、ゴム材料
    で成形されることを特徴とする請求項2に記載の雄型コ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】 前記本体部(64)は、プラスチック成
    形部材であることを特徴とする請求項1に記載の雄型コ
    ネクタ。
  5. 【請求項5】 前記柔軟性裏打ち部材(66)は、シリ
    コーンゴム構造であることを特徴とする請求項1に記載
    の雄型コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記柔軟性裏打ち部材(66A)は、本
    体部(64)とは別体であり、本体部(64)に固定さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の雄型コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記柔軟性裏打ち部材(66B、66
    C)は、本体部(64)と一体であることを特徴とする
    請求項1に記載の雄型コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記本体部(64)は、プラスチック材
    料で成形され、柔軟性裏打ち部材は、一体のばね構造
    (66B、66C)で構成されることを特徴とする請求
    項7に記載の雄型コネクタ。
  9. 【請求項9】 平型可撓性回路(12)の端部を本体部
    (64)に容易に取り付けるために、本体部(64)に
    位置決め手段(70)を有していることを特徴とする請
    求項1に記載の雄型コネクタ。
  10. 【請求項10】 前記本体部(64)は、両側面(64
    a)を有しており、各両側面に一つの柔軟性裏打ち部材
    (66)を有しており、平型可撓性回路(12)の端部
    は、本体部(64)の両側面(64a)の柔軟性裏打ち
    部材(66)上に、本体部(64)の回りに巻き付けら
    れることを特徴とする請求項1に記載の雄型コネクタ。
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