JP3674947B2 - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FPC等のフラットケーブルの端末を接続するコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、FPC(フレキシブルプリント基板)等のフラットケーブルは、絶縁性のベースフィルム上に導電路を形成して、さらにその上面を保護用のフィルムで覆った構成となっており、柔軟性を有している。このようなフラットケーブルの端末を接続するためのコネクタとしては、例えば実開昭53−146982号公報に開示されたものがある。このようなコネクタの構成を図14及び図15を参照して簡単に説明すると、雄ハウジング1には、相手側の雌ハウジング2を嵌合可能な嵌合部3が凹設されている。また、雄ハウジング1の表面にはフラットケーブル4が固着されており、その端末部分が嵌合部3の内側に差し込まれている。一方、雌ハウジング2は、弾性接触片5Aを有する雌側端子金具5を備えており、両ハウジング1,2を嵌合したときには、図15に示すように、フラットケーブル4が嵌合部3の内壁の一つである支持壁6に押し付けられるとともに、弾性接触片5Aがフラットケーブル4の導電路に接触して導通が取られるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の構造では、両ハウジング1,2を嵌合する前には、フラットケーブル4の端末は固定されていないため自由に変形し、例えば嵌合部3の外側へ出てしまうことがある。そのような場合、フラットケーブル4の端末が外部の異物と接触して短絡したり、あるいは両ハウジング1,2を不用意に嵌合しようとするとフラットケーブル4がうまく支持壁6に沿わず接続不良を生じるなどの虞があった。
【0004】
これに対し、例えば支持壁6に図14に破線で示したような係止突起7を設け、これをフラットケーブル4側に設けた係止孔(図示せず)に嵌め込むようにしてフラットケーブル4を予め支持壁6に沿わせた状態で保持することで、前述のような不具合の回避を図ることが考えられる。しかしながら、嵌合部3の内側に係止突起7のような部位を形成することが金型構造の関係上困難であったり、あるいは、嵌合部3の奥部でフラットケーブル4を係止突起7に嵌め込むといった作業はやりづらい等の事情により、前記のような手段は採用できないことがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、フラットケーブルの端末を保持することの可能なコネクタを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係るフラットケーブル用コネクタは、絶縁性シート上に導電路が配された柔軟性を有するフラットケーブルの端末が接続されるものであって、ハウジングには、相手側ハウジングと嵌合可能な嵌合部が備えられ、前記フラットケーブルの端末を前記嵌合部内に嵌合方向に沿って設けられた支持壁に沿わせて、前記両ハウジングの嵌合時に前記導電路を前記相手側ハウジングの有する端子と接続させるようにしたコネクタにおいて、前記ハウジングには、前記支持壁とは別体に、前記フラットケーブルの端末を前記支持壁との間に挟んで保持するための固定手段が設けられるとともに、前記固定手段は、前記ハウジングとは別体の固定部材よりなり、この固定部材は、前記ハウジングに対して、前記支持壁との間への前記フラットケーブルの端末の差し込みを許容する仮係止位置と、前記フラットケーブルの端末を挟み付ける本係止位置との間で変位操作可能に組み付けられているところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、支持壁と別体の固定手段を設け、これによってフラットケーブルの端末を支持壁との間に挟むことでフラットケーブルの端末が保持される。従って、嵌合前にフラットケーブルの端末が外部の異物に接触して短絡したり、あるいは嵌合時に相手側の端子との接続不良を生じたりすることが防止できる。
【0011】
また、ハウジングに対して固定部材を仮係止位置に組み付けておいてから、フラットケーブルを接続する現場へ搬入し、そこで固定部材を本係止位置に操作してフラットケーブルを保持させるようにすれば、フラットケーブルの装着現場での作業性が良くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
<第1参考例
次に本発明の第1参考例について図1から図5を参照して説明する。
参考例のコネクタは、図1に示すように、FPC(フレキシブルプリント基板、本発明の「フラットケーブル」に相当)10の端末が接続される雄ハウジング20(本発明の「ハウジング」に相当)と、FPC10の端末を保持するためのリング状部材35(本発明の「固定手段」に相当)とを備えて構成されている。雄ハウジング20は雌ハウジング40(本発明の「相手側ハウジング」に相当)と互いに嵌合可能とされており、以下の説明においては、雄ハウジング10と雌ハウジング40とについて互いに嵌合する側を前方とする。
【0014】
はじめにFPC10について説明すると、FPC10は絶縁性のベースフィルム上に、複数条の導電路11を並列に配してなり、その上面を保護フィルムで覆うことで、柔軟性を有する帯状に形成されている(図1及び図4参照)。FPC10の端末では、所定範囲にわたって保護フィルムが剥ぎ取られて、導電路11が外部に露出している。
【0015】
次に雌ハウジング40について図1を参照して簡単に説明する。雌ハウジング40は合成樹脂材によって形成されており、その上部には上下に撓み変形可能なロックアーム41が設けられている。雌ハウジング40には、幅方向(図1の紙面に直交する方向)に複数個のキャビティ42が並んで形成され、それぞれのキャビティ42には電線Wの端末に接続された雌側端子金具43(本発明の「端子」に相当)が収容されている。雌側端子金具43の前部には、上下方向に撓み変形可能な弾性接触片43Aが設けられており、キャビティ42下部の開放よりこの弾性接触片43Aの一部が下側へ張り出している。さらに、雌ハウジング40の下部には、張り出した弾性接触片43Aの周囲を覆うように、前方に開放するフード状をなす端子保護部44が設けられている。
【0016】
次に、雄ハウジング20について図1から図4を参照して説明する。雄ハウジング20は合成樹脂材によって形成されており、その前部には幅方向に広い筒状をなす嵌合部21が設けられて、ここに雌ハウジング40が嵌合されるようになっている。嵌合部21の上部中央には、ロックアーム41の進入可能なアーム収容凹部22が設けられ、両ハウジング20,40を嵌合したときには、このアーム収容凹部22の上面に突設されたロック爪22Aがアーム収容凹部22に進入したロックアーム41と係合することで両ハウジング20,40が離間不能にロックされるようになっている。
【0017】
また、嵌合部21の奥壁23の下部からは、幅方向に広い板状をなすFPC支持壁24が嵌合方向に沿って突設されている。FPC支持壁24には、スリット状のFPC挿通孔26が嵌合方向に貫通するように設けられており、ここにはFPC10の端末が後方から前方へ挿通される。FPC挿通孔26から前方に引き出されたFPC10の端末は後方上側へ折り返され、両ハウジング20,40を嵌合したときには、FPC10がFPC支持壁24の上面に沿った状態で、雌側端子金具43の弾性接触片43AがFPC10の導電路11に弾性的に接触して導通接続されるようになっている。
【0018】
また、FPC支持壁24の周囲には、FPC10の先端を保持するためのリング状部材35を嵌め付け可能とされている。このリング状部材35は例えばゴム等の弾力性を有する部材によりなり、FPC支持壁24との間にFPC10を挟むようにして緊密に嵌め付けることができる。また、リング状部材35は、FPC支持壁24の先端から嵌め付けられて奥側へ押し込むようにして装着され、嵌合部21の奥壁23に凹設された部材収容部23Aに収容可能となっている。
【0019】
また、嵌合部21の後方には、雄ハウジング20にFPC10を取り付けるための取付基部27と蓋部28とが設けられている。蓋部28は、薄肉状のヒンジ部28Aを介して取付基部27に対して開閉操作可能に設けられている。蓋部28を閉じたときには取付基部27と蓋部28との対向面の間に、前記のFPC挿通孔26と連なって断面クランク形状をなす取付溝部29が形成され、ここにFPC10を挟み付けるように通すことでFPC10が雄ハウジング20に対して位置決めされた状態で接続される。また、蓋部28の両側部からは一対のアーム部31が突設され、蓋部28を閉じたときにこのアーム部31が取付基部27の両側面に設けられた係止突起32と係合することで蓋部28が閉じ状態でロックされるようになっている。
【0020】
次に、本参考例のコネクタの組付手順について説明する。
雄ハウジング20にFPC10を接続するには、まず蓋部28を開放しておき、FPC10の端末をFPC挿通孔26へ後側から挿通させ、FPC支持壁24の前方へ所定量引き出す。そして、蓋部28を閉じて取付基部27との間にFPC10を挟むことで、FPC10が雄ハウジング20に対して位置決めされた状態で接続される。
【0021】
続いて、FPC挿通孔26より引き出されたFPC10の端末を後方上側に折り返し、リング状部材35をFPC10を挟むようにしてFPC支持壁24の先端に嵌め付ける。そして、リング状部材35をFPC支持壁24に沿って嵌合部21の奥側へと押し込み、部材収容部23Aに収容させる(図1に示した状態)。このとき、FPC10の端末の先端部は、リング状部材35によってFPC支持壁24へと弾性的に押し付けられ、保持された状態となっている。以上にて、本実施形態のコネクタの組付けが完了する。
【0022】
次に、雄ハウジング20と雌ハウジング40とを組み付ける。雌ハウジング40を嵌合部21内へ嵌め込んでいくと、端子保護部44の内側にFPC支持壁24が進入し、弾性接触片43Aが上方に撓み変形されてFPC10の導電路11に弾性的に接触する。雌ハウジング40を嵌合部21の奥壁23に達する位置まで嵌合すると、図5に示すように、ロックアーム41がロック爪22Aに係合して両ハウジング20,40が離間不能にロックされる。なお、このとき、リング状部材35は奥壁23より凹んだ部材収容部23Aに収容されるため、雌ハウジング40とは干渉しない。
【0023】
以上のように、本参考例によれば、FPC支持壁24と別体にリング状部材35を設け、これによってFPC10の端末をFPC支持壁24との間に挟むことでFPC10の端末が保持される。従って、嵌合前にFPC10の端末が外部の異物に接触して短絡したり、あるいは嵌合時に雌側端子金具43との接続不良を生じたりすることが防止できる。
また、リング状部材35を組み付けるには、FPC支持壁24の先端に嵌めてから嵌合部21の奥側へとFPC支持壁24に沿って押し込むだけの操作でよいから作業性が良い。
なお、上記のリング状部材35は、ゴム等の弾力性を有する部材よりなるが、本発明によれば、リング状部材は、特に弾力性を備えていなくとも良く、ゴム以外にも合成樹脂等により形成しても良い。
【0024】
<第実施形態>
次に、本発明の第実施形態について図6から図10を参照して説明する。
本実施形態のコネクタは、雄ハウジング50と、これとは別体のリテーナ60(本発明の「固定手段」、「固定部材」に相当)とを備えている。なお、以下の説明においては、第1参考例と概ね同様の構成には同一符号を付して説明を一部省略する。
【0025】
雄ハウジング50において、図7及び図8に示すように、嵌合部21の奥壁23には、FPC支持壁24の突出する位置より上側に幅方向に延びる差し込み溝51が形成され、ここにFPC支持壁24の上側に折り返したFPC10の先端を差し込めるようになっている。また、差し込み溝51の上側の縁部にはFPC10を誘い込むためのテーパ状の案内面51Aが設けられている。
【0026】
一方、リテーナ60は、合成樹脂材によって形成されており、幅方向に延びる中央部61とその両端から下方に延出される一対の側片部62とを備え、両側片部62を取付基部27の両側面に設けられた取付凹部52に嵌め付けて取付基部27を跨ぐようにして装着される。また、中央部61からは、下方へ3つの押さえ部63が並んで突設され、これらが嵌合部21の奥部に設けられた3つの貫通孔53に挿通されて、押さえ部63の先端が差し込み溝51内に進入するようになっている。各押さえ部63の先端は、FPC支持壁24と平行な平面をなしている。リテーナ60は、押さえ部63の先端がFPC支持壁24から浮き上がって両者の間にFPC10の先端を差し込み可能な仮係止位置(図6及び図7参照)と、押さえ部63とFPC支持壁24との間にFPC10の先端を挟んで保持可能な本係止位置(図8,図9及び図10参照)との間で変位操作可能とされており、中央部61の後端縁からは指掛け用の操作部64が突設されている。
【0027】
取付凹部52には、3つの突起が斜め方向に並んで形成されており、順に、半球状の仮係止用突起55と、各突起の並び方向に細長いガイド突起56と、そしてガイド突起56側が面取りがなされた本係止用突起57とが設けられている。一方のリテーナ60の側片部62には、前記の3つの突起55,56,57の並び方向に延びる長孔65が貫通形成されており、仮係止位置においては、長孔65の内側にガイド突起56と仮係止用突起55とが係合し、本係止位置においては、長孔65の内側にガイド突起56と本係止用突起57とが係合するようになっている。
【0028】
次に、本実施形態のコネクタの組付手順を説明する。
まず雄ハウジング50にリテーナ60を仮係止位置にして取り付ける。雄ハウジング50は、このようにリテーナ60を仮組みした状態でFPC10の組付現場に搬入される。
続いて、FPC10の端末を第1参考例と同じ要領でFPC挿通孔26に挿通させ、蓋部28を閉じてFPC10を位置決めする。そして、FPC10をFPC支持壁24の先端から上側後方に折り返してそのFPC10の先端を差し込み溝51へ差し入れる。このとき、差し込み溝51の縁部にはテーパ状の案内面51Aが設けられているため、差し込み作業が容易である。
【0029】
次に、リテーナ60の操作部64に指をかけてリテーナ60を斜め下前方へ押圧する。すると、リテーナ60はガイド突起56に沿って移動し、仮係止用突起55が長孔65より脱するとともに、本係止用突起57が長孔65の内側に係合して、リテーナ60が本係止位置に至る。これにより、リテーナ60の3つの押さえ部63がFPC支持壁24との間にFPC10の先端を挟み付けるため、FPC10の先端が保持された状態となる。以上にて、コネクタの組付けが完了する。続いて雄ハウジング50に対して雌ハウジング40を第1参考例と同様にして嵌合すると、雌側端子金具43の弾性接触片43AがFPC10の導電路11に対して弾性的に接触して両者が導通される。
【0030】
以上のように、本実施形態によれば、雄ハウジング50に対してリテーナ60を仮係止位置に組み付けておいてから、FPC10を接続する現場へ搬入し、そこでリテーナ60を本係止位置に操作してFPC10を保持させるようにすれば、FPC10の装着現場での作業性が良くなる。
また、FPC10の先端を保持するための作業は、リテーナ60の操作部64を押圧すれば良く、嵌合部21の外部にて行うことができるため、嵌合部21の内側にて行う場合に比べて、作業性が良い。
【0031】
第2参考例
次に、本発明の第2参考例について図11から図13を参照して説明する。
参考例のコネクタは、図11に示すように、雄ハウジング70と、これとは別体の支持部材80とを備えている。なお、以下の説明において、第1参考例と概ね同様の構成には同一符号を付して説明を一部省略する。
【0032】
支持部材80は、合成樹脂材によって全体として平板状に形成されている。支持部材80の下面、後端寄りには、複数の位置決め突起81が幅方向に並んで突設されており、FPC10を支持部材80の下面に沿わせて各位置決め突起81をFPC10に設けられた位置決め孔12に嵌め込むことでFPC10を位置決めすることができる。また、支持部材80の前部は、FPC支持壁82となっており、その下面に沿わせたFPC10をFPC支持壁82の前端で折り返してその上面に沿わせるようにして、FPC10の端末が装着される。また、支持部材80の上面後部には、雄ハウジング70側に係止可能なロック突起83が幅方向に並んで3つ設けられている。
【0033】
一方、雄ハウジング70には、嵌合部21の奥壁23から後方へ突出部71が設けられており、この突出部71の後面から奥壁23へ雌雄両ハウジング70の嵌合方向に沿って部材装着孔72が貫通して形成されている。部材装着孔72の上下方向の内径は、支持部材80の厚み寸法よりも僅かに大きくされ、ここに支持部材80を後方から差し込むようにして装着可能とされている。部材装着孔72の下面後部には、前記の位置決め突起81の進入する逃がし部73が凹設されている。また、部材装着孔72の上面には、ロック突起83の進入可能な溝部74が設けられ、この溝部74内には、ロック突起83と係合可能な係止突起75が設けられている。なお、部材装着孔72の上壁72Aは、本発明の「固定手段」に相当し、FPC支持壁82との間にFPC10を挟んで保持可能となっている。
【0034】
次に、本参考例のコネクタの組付手順について説明する。
まずFPC10を支持部材80の下面に沿わせ、各位置決め突起81を位置決め孔12に嵌め込んでFPC10を位置決めする。そして、FPC10の端末をFPC支持壁82の前端で後方上側に折り返す。続いて、支持部材80をFPC10と共に前端側から部材装着孔72へと差し込む。このとき、FPC10は、FPC支持壁82に沿った状態で支持部材80ともに部材装着孔72に押し込まれる。また、FPC10は、折り返し側から部材装着孔72内へ押し込まれるので、FPC10の端縁が部材装着孔72の孔縁部分などに突き当たってめくれることなく円滑に部材装着孔72内に進入させることができる。
【0035】
支持部材80を正規の位置まで嵌め込むと、ロック突起83が係止突起75を乗り越えてこれと係合する(図12及び図13参照)。このとき、FPC支持壁82の前端側は嵌合部21内に突出しており、後端側は部材装着孔72の上壁72Aとの間にFPC10の先端を挟んで保持した状態となる。以上により、本参考例のコネクタの組付けが完了する。
続いて、嵌合部21に雌ハウジング40を嵌合すると、第1参考例と同様に、雌側端子金具43の弾性接触片43AがFPC10の導電路11に対して弾性的に接触して両者が導通される。
【0036】
以上のように、本参考例によれば、FPC10をFPC支持壁82に沿わせた状態で支持部材80と共に雄ハウジング70へ装着することができる。これにより、柔軟なFPC10が装着時に変形してしまうことを防止できるから、FPCを単独で雄ハウジングに組み付ける場合に比較して、雄ハウジングへの組付作業性が良くなる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例におけるコネクタの嵌合前の状態を示す側断面図
【図2】 リング部材を雄ハウジングに組み付ける前の状態を示す側断面図
【図3】 コネクタの側面図
【図4】 コネクタの正面図
【図5】 雌雄ハウジングを嵌合した状態を示す側断面図
【図6】 第実施形態においてリテーナが仮係止位置にあるとき状態を示すコネクタの側面図
【図7】 リテーナが仮係止位置にあるときのコネクタの側断面図
【図8】 リテーナを本係止位置としたときのコネクタの正面図
【図9】 リテーナを本係止位置としたときのコネクタの側面図
【図10】 雌雄のハウジングを嵌合した状態を示す側断面図
【図11】 第2参考例において支持部材と雄ハウジングとを組み付ける前の状態を示す側断面図
【図12】 コネクタの正面図
【図13】 雌雄ハウジングの嵌合前の状態を示す側断面図
【図14】 従来のコネクタの嵌合前の状態を示す側断面図
【図15】 従来のコネクタの嵌合後の状態を示す側断面図
【符号の説明】
10…FPC(フラットケーブル)
11…導電路
20,50,70…雄ハウジング(ハウジング)
21…嵌合部
24,82…FPC支持壁(支持壁)
35…リング状部材(固定手段)
40…雌ハウジング(相手側ハウジング)
43…雌側端子金具(端子)
60…リテーナ(固定手段、固定部材)
72…上壁(固定手段)
80…支持部材

Claims (1)

  1. 絶縁性シート上に導電路が配された柔軟性を有するフラットケーブルの端末が接続されるものであって、
    ハウジングには、相手側ハウジングと嵌合可能な嵌合部が備えられ、前記フラットケーブルの端末を前記嵌合部内に嵌合方向に沿って設けられた支持壁に沿わせて、前記両ハウジングの嵌合時に前記導電路を前記相手側ハウジングの有する端子と接続させるようにしたコネクタにおいて、
    前記ハウジングには、前記支持壁とは別体に、前記フラットケーブルの端末を前記支持壁との間に挟んで保持するための固定手段が設けられるとともに、
    前記固定手段は、前記ハウジングとは別体の固定部材よりなり、この固定部材は、前記ハウジングに対して、前記支持壁との間への前記フラットケーブルの端末の差し込みを許容する仮係止位置と、前記フラットケーブルの端末を挟み付ける本係止位置との間で変位操作可能に組み付けられていることを特徴とするフラットケーブル用コネクタ。
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