JP2002056917A - ジョイントコネクタ - Google Patents
ジョイントコネクタInfo
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- retainer
- housing
- conductive
- terminal fitting
- terminal
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/514—Bases; Cases composed as a modular blocks or assembly, i.e. composed of co-operating parts provided with contact members or holding contact members between them
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/436—Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
- H01R13/4361—Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
- H01R13/4362—Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 組付工数を削減することの可能なジョイント
コネクタを提供する。 【解決手段】 リテーナ４０には、導電性金属板からな
る導通板５０が貼り付けられている。リテーナ４０を本
係止位置に組み付けると、リテーナ４０が端子金具３０
に係止するとともに導通板５０が端子金具３０に接触し
て、各端子金具３０を導通接続する。これにより、リテ
ーナ４０と導通板５０とが一体化されているため、ハウ
ジング１１へ一度に組み付けることができ、組み付け作
業性が向上する。また、リテーナと導通板に相当する部
材とが別体のものよりも部品数が少なく、部品管理が簡
単である。
コネクタを提供する。 【解決手段】 リテーナ４０には、導電性金属板からな
る導通板５０が貼り付けられている。リテーナ４０を本
係止位置に組み付けると、リテーナ４０が端子金具３０
に係止するとともに導通板５０が端子金具３０に接触し
て、各端子金具３０を導通接続する。これにより、リテ
ーナ４０と導通板５０とが一体化されているため、ハウ
ジング１１へ一度に組み付けることができ、組み付け作
業性が向上する。また、リテーナと導通板に相当する部
材とが別体のものよりも部品数が少なく、部品管理が簡
単である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョイントコネク
タに関する。
タに関する。
【０００２】
【従来の技術】図１２には、一般的なジョイントコネク
タの一例として特開平０６−３４９５３８号公報に開示
されたものを示した。このジョイントコネクタ１は、合
成樹脂製のハウジング２を備えている。ハウジング２に
は、キャビティ３が上下２段に並設されており、それぞ
れ端子金具４を収容可能となっている。各キャビティ３
の壁面には弾性変位可能なロック片５が形成されてお
り、これが端子金具４に係止することで端子金具４がキ
ャビティ３に抜止め保持される。また、ハウジング２に
は、上下キャビティ３の間に溝部６が形成されており、
ここに板状のジョイント端子７を嵌め込むと、各端子金
具４同士が導通接続されるようになっている。
タの一例として特開平０６−３４９５３８号公報に開示
されたものを示した。このジョイントコネクタ１は、合
成樹脂製のハウジング２を備えている。ハウジング２に
は、キャビティ３が上下２段に並設されており、それぞ
れ端子金具４を収容可能となっている。各キャビティ３
の壁面には弾性変位可能なロック片５が形成されてお
り、これが端子金具４に係止することで端子金具４がキ
ャビティ３に抜止め保持される。また、ハウジング２に
は、上下キャビティ３の間に溝部６が形成されており、
ここに板状のジョイント端子７を嵌め込むと、各端子金
具４同士が導通接続されるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなジョイン
トコネクタにおいて、ハウジングにリテーナを取り付け
て端子金具の二重係止を図る場合には、ジョイント端
子、リテーナといった構成部品数が多くなり、組み付け
作業が煩雑となる。本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は、組付作業性を向上させたジョイ
ントコネクタを提供するところにある。
トコネクタにおいて、ハウジングにリテーナを取り付け
て端子金具の二重係止を図る場合には、ジョイント端
子、リテーナといった構成部品数が多くなり、組み付け
作業が煩雑となる。本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は、組付作業性を向上させたジョイ
ントコネクタを提供するところにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項１の発明に係るジョイントコネクタは、複数
の端子金具を収容可能な複数のキャビティが設けられた
ハウジングと、このハウジングに組み付けられて前記端
子金具を係止して抜止状態で保持可能なリテーナと、前
記端子金具同士を導通接続する導通部材とを備えたジョ
イントコネクタであって、前記導通部材は、前記リテー
ナと一体化されているところに特徴を有する。
めの請求項１の発明に係るジョイントコネクタは、複数
の端子金具を収容可能な複数のキャビティが設けられた
ハウジングと、このハウジングに組み付けられて前記端
子金具を係止して抜止状態で保持可能なリテーナと、前
記端子金具同士を導通接続する導通部材とを備えたジョ
イントコネクタであって、前記導通部材は、前記リテー
ナと一体化されているところに特徴を有する。
【０００５】請求項２の発明は、請求項１に記載のもの
において、前記リテーナは前記ハウジングの上壁におい
て前記各キャビティの天井面に開口するリテーナ装着孔
に装着可能であり、前記導通部材は前記リテーナの下面
に貼り付けられているところに特徴を有する。
において、前記リテーナは前記ハウジングの上壁におい
て前記各キャビティの天井面に開口するリテーナ装着孔
に装着可能であり、前記導通部材は前記リテーナの下面
に貼り付けられているところに特徴を有する。
【０００６】請求項３の発明は、請求項１または請求項
２に記載のものにおいて、前記端子金具には、前記リテ
ーナの導通部材と弾性的に接触可能な導通片が一体的に
延設されているところに特徴を有する。
２に記載のものにおいて、前記端子金具には、前記リテ
ーナの導通部材と弾性的に接触可能な導通片が一体的に
延設されているところに特徴を有する。
【０００７】請求項４の発明は、請求項１乃至請求項３
のいずれかに記載のものにおいて、前記ハウジングには
前記複数のキャビティが水平方向に並設され、このハウ
ジングを上下方向に複数段積み重ねて合体可能とされる
とともに、上下のハウジングに装着された端子金具同士
を導通接続可能な連結部材を備えているところに特徴を
有する。
のいずれかに記載のものにおいて、前記ハウジングには
前記複数のキャビティが水平方向に並設され、このハウ
ジングを上下方向に複数段積み重ねて合体可能とされる
とともに、上下のハウジングに装着された端子金具同士
を導通接続可能な連結部材を備えているところに特徴を
有する。
【０００８】
【発明の作用および効果】請求項１の発明によれば、リ
テーナと導通部材とが一体化されているため、ハウジン
グへ一度に組み付けることができ、組付作業性が向上す
る。また、リテーナと導通部材とが別体のものよりも部
品数が少なく、部品管理が簡単である。
テーナと導通部材とが一体化されているため、ハウジン
グへ一度に組み付けることができ、組付作業性が向上す
る。また、リテーナと導通部材とが別体のものよりも部
品数が少なく、部品管理が簡単である。
【０００９】請求項２の発明によれば、リテーナ装着孔
へリテーナを装着するのみの簡易な構造で各キャビティ
の端子金具を導通させることができる。
へリテーナを装着するのみの簡易な構造で各キャビティ
の端子金具を導通させることができる。
【００１０】請求項３の発明によれば、導通片がリテー
ナの導通部材と弾性的に接触することで各端子金具間に
おける導通接続の信頼性を向上できる。
ナの導通部材と弾性的に接触することで各端子金具間に
おける導通接続の信頼性を向上できる。
【００１１】請求項４の発明によれば、水平方向に並ん
だ各端子金具については、リテーナと一体化された導通
部材によって導通接続することでき、上下方向に並んだ
端子金具については連結部材によって導通接続すること
ができる。これによりいわゆる多段式のコネクタにおい
ても組付作業性を向上させることができる。
だ各端子金具については、リテーナと一体化された導通
部材によって導通接続することでき、上下方向に並んだ
端子金具については連結部材によって導通接続すること
ができる。これによりいわゆる多段式のコネクタにおい
ても組付作業性を向上させることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図１から図１０を参照しつつ説明する。図１は、本実
施形態の多段式のジョイントコネクタ１０を示すもので
あり、以下に述べるように、扁平なハウジング１１にリ
テーナ４０を組み付けたものを上下に５段積み重ねて、
その前面にカバー２５を覆い付けた構成となっている。
て図１から図１０を参照しつつ説明する。図１は、本実
施形態の多段式のジョイントコネクタ１０を示すもので
あり、以下に述べるように、扁平なハウジング１１にリ
テーナ４０を組み付けたものを上下に５段積み重ねて、
その前面にカバー２５を覆い付けた構成となっている。
【００１３】ハウジング１１は、図１及び図２に示すよ
うに、合成樹脂により扁平箱形に一体に形成されてお
り、その内部には端子金具３０を収容可能なキャビティ
１３が水平方向に複数個並設されている。キャビティ１
３は前後に開放されており、このうち後側は、端子金具
３０を挿入する端子挿入口１３Ａとして大きく開放され
ている。また、キャビティ１３の前側には、上下一対の
開口が設けられており、このうち下側のものは、直下に
位置する他の端子金具３０の雄タブ部３７を挿入可能な
端子連結口１３Ｂとされている。また、上側の開口は、
キャビティ１３に装着された端子金具３０の雄タブ部３
７を導出するタブ導出口１３Ｃとされている。また、各
キャビティ１３の底壁前方には、端子金具３０のランス
３４が係合可能なランス係合孔１４が設けられている。
また、ハウジング１１の上壁には、各キャビティ１３の
天井面に開口するリテーナ装着孔１５が設けられてお
り、ここには後述のリテーナ４０を装着可能とされてい
る。また、後に詳述するが、リテーナ装着孔１５の側端
に位置する壁面には、図６に示すように、リテーナ４０
の係止脚部４４，４５に係合可能な第１、第２リテーナ
係止突起１７，１８が形成されている。
うに、合成樹脂により扁平箱形に一体に形成されてお
り、その内部には端子金具３０を収容可能なキャビティ
１３が水平方向に複数個並設されている。キャビティ１
３は前後に開放されており、このうち後側は、端子金具
３０を挿入する端子挿入口１３Ａとして大きく開放され
ている。また、キャビティ１３の前側には、上下一対の
開口が設けられており、このうち下側のものは、直下に
位置する他の端子金具３０の雄タブ部３７を挿入可能な
端子連結口１３Ｂとされている。また、上側の開口は、
キャビティ１３に装着された端子金具３０の雄タブ部３
７を導出するタブ導出口１３Ｃとされている。また、各
キャビティ１３の底壁前方には、端子金具３０のランス
３４が係合可能なランス係合孔１４が設けられている。
また、ハウジング１１の上壁には、各キャビティ１３の
天井面に開口するリテーナ装着孔１５が設けられてお
り、ここには後述のリテーナ４０を装着可能とされてい
る。また、後に詳述するが、リテーナ装着孔１５の側端
に位置する壁面には、図６に示すように、リテーナ４０
の係止脚部４４，４５に係合可能な第１、第２リテーナ
係止突起１７，１８が形成されている。
【００１４】また、ハウジング１１の上面左右両端に
は、一対のスライド突部１９が前後方向に沿って設けら
れている。スライド突部１９は、上端部分が左右両側に
突設する末広がり形状とされている。一方、ハウジング
１１の底面左右両端には、図９に示すように、一対のス
ライド溝部２１が前後方向に沿って設けられている。ス
ライド溝部２１は、スライド突部１９を受入可能な略蟻
溝形状とされており、スライド突部１９はスライド溝部
２１に対して前後方向にスライドすることで嵌まり込み
可能とされている。スライド突部１９とスライド溝部２
１とを嵌合させることにより、上下に積み上げた一対の
ハウジング１１が上下方向に解離不能な状態で係合され
る。
は、一対のスライド突部１９が前後方向に沿って設けら
れている。スライド突部１９は、上端部分が左右両側に
突設する末広がり形状とされている。一方、ハウジング
１１の底面左右両端には、図９に示すように、一対のス
ライド溝部２１が前後方向に沿って設けられている。ス
ライド溝部２１は、スライド突部１９を受入可能な略蟻
溝形状とされており、スライド突部１９はスライド溝部
２１に対して前後方向にスライドすることで嵌まり込み
可能とされている。スライド突部１９とスライド溝部２
１とを嵌合させることにより、上下に積み上げた一対の
ハウジング１１が上下方向に解離不能な状態で係合され
る。
【００１５】また、上下５段に積み上げた各ハウジング
１１の前面には、図１に示すように、カバー２５が組み
付けられる。カバー２５は、合成樹脂材から扁平箱形に
形成されており、５段に積み上げた各ハウジング１１の
前面に覆い付けることで前面に露出する端子金具３０が
保護されるようになっている。
１１の前面には、図１に示すように、カバー２５が組み
付けられる。カバー２５は、合成樹脂材から扁平箱形に
形成されており、５段に積み上げた各ハウジング１１の
前面に覆い付けることで前面に露出する端子金具３０が
保護されるようになっている。
【００１６】次に、端子金具３０について図２を参照し
て説明すると、端子金具３０は、導電性金属板をプレス
により所定形状に打ち抜いた後折り曲げ加工することで
形成されている。端子金具３０の後端部には、電線Ｗを
かしめ固定するバレル部３１が設けられている。また、
バレル部３１の前方には、前後一対の圧接部３２が形成
されており、ここに上方から電線Ｗを押し付けることで
圧接部３２が電線Ｗの被覆に食い込んで内部の芯線に接
続するようになっている。
て説明すると、端子金具３０は、導電性金属板をプレス
により所定形状に打ち抜いた後折り曲げ加工することで
形成されている。端子金具３０の後端部には、電線Ｗを
かしめ固定するバレル部３１が設けられている。また、
バレル部３１の前方には、前後一対の圧接部３２が形成
されており、ここに上方から電線Ｗを押し付けることで
圧接部３２が電線Ｗの被覆に食い込んで内部の芯線に接
続するようになっている。
【００１７】また、端子金具３０の前部には、ジョイン
ト相手となる端子との接続のための連結部３３が設けら
れている。連結部３３は略角筒状に形成され、前後方向
に開口している。連結部３３の底面には、上下方向に弾
性変形可能なランス３４が斜め下後方に向けて切り起こ
し形成されており、これがランス係合孔１４に対して弾
性的に係止することで端子金具３０がキャビティ１３内
に抜止状態で保持されるようになっている。連結部３３
の天井壁はおおよそ二重構造となっており、そのうち内
側に位置する天井壁の前縁から延出する部分が内向き、
かつ山形状に折り返されて弾性接触片３５が形成されて
いる。また、連結部３３の外面に位置する天井壁から
は、前方へ向けて雄タブ部３７（本発明の「連結部材」
に相当）が突設されている。この雄タブ部３７は、図８
に示すように、２カ所を直角曲げして略Ｕ字状に折り返
すことで、先端を上段に位置する端子金具３０の連結部
３３に差し込むことができ、その雄タブ部３７に弾性接
触片３５が弾性的に接触することで上下の端子金具３０
が電気的に導通されるようになっている。なお、雄タブ
部３７は、回路構成によって直上に位置する端子金具３
０と接続する必要のないものは基端部から切断される。
また、連結部３３の天井壁中央からは、斜め上後方へ上
部が山なり状に湾曲した導通片３８が延設されている。
この導通片３８は、上下方向に弾性変位可能とされると
ともに、以下に述べるリテーナ４０に装着された導通板
５０と接触可能とされている。
ト相手となる端子との接続のための連結部３３が設けら
れている。連結部３３は略角筒状に形成され、前後方向
に開口している。連結部３３の底面には、上下方向に弾
性変形可能なランス３４が斜め下後方に向けて切り起こ
し形成されており、これがランス係合孔１４に対して弾
性的に係止することで端子金具３０がキャビティ１３内
に抜止状態で保持されるようになっている。連結部３３
の天井壁はおおよそ二重構造となっており、そのうち内
側に位置する天井壁の前縁から延出する部分が内向き、
かつ山形状に折り返されて弾性接触片３５が形成されて
いる。また、連結部３３の外面に位置する天井壁から
は、前方へ向けて雄タブ部３７（本発明の「連結部材」
に相当）が突設されている。この雄タブ部３７は、図８
に示すように、２カ所を直角曲げして略Ｕ字状に折り返
すことで、先端を上段に位置する端子金具３０の連結部
３３に差し込むことができ、その雄タブ部３７に弾性接
触片３５が弾性的に接触することで上下の端子金具３０
が電気的に導通されるようになっている。なお、雄タブ
部３７は、回路構成によって直上に位置する端子金具３
０と接続する必要のないものは基端部から切断される。
また、連結部３３の天井壁中央からは、斜め上後方へ上
部が山なり状に湾曲した導通片３８が延設されている。
この導通片３８は、上下方向に弾性変位可能とされると
ともに、以下に述べるリテーナ４０に装着された導通板
５０と接触可能とされている。
【００１８】次に、リテーナ４０について図３から図７
を参照しつつ説明する。リテーナ４０は、合成樹脂材か
ら形成されており、細長い長方形の平板部４１を備えて
いる。平板部４１は、リテーナ４０をリテーナ装着孔１
５に装着したときに各キャビティ１３の上方の開口を閉
塞する。平板部４１の下面には、各キャビティ１３に対
応する位置に端子係止突部４２が設けられており、これ
らがキャビティ１３内の端子金具３０を係止可能となっ
ている。また、平板部４１の左右両端からは、それぞれ
前後一対の係止脚部４４，４５が下向きに突設されてい
る。前側の係止脚部４４の先端には、前方へ突出する第
１係止突起４６が設けられている。一方、後側の係止脚
部４５の先端には、後方に突出する第２係止突起４７が
設けられている。さらに、後側係止脚部４５の中央付近
からは第３係止突起４８が後方へ突設されている。リテ
ーナ４０をリテーナ装着孔１５に嵌合していくと、図６
に示すように、まず第１係止突起４６がリテーナ装着孔
１５に設けられた第１リテーナ係止突起１７に突き当た
るとともに、第２係止突起４７が第２リテーナ係止突起
１８を越えてこれに係合する仮係止位置に保持される。
この仮係止位置においては、端子金具３０のキャビティ
１３への挿入が許容される（図２参照）。また、リテー
ナ４０が仮係止位置よりも深く嵌合されると、図７に示
すように、第１係止突起４６が第１リテーナ係止突起１
７を越えて係合するとともに、第３係止突起４８が第２
リテーナ係止突起１８を越えて係合しリテーナ４０が本
係止位置に保持される。この本係止位置においては、端
子係止突部４２がキャビティ１３内の端子金具３０に係
止して抜止めする（図８参照）。また、平板部４１の下
面前部は、幅方向のほぼ全域にわたって細長い平坦面が
形成されており、ここには導電性金属板よりなる導通板
５０（本発明の「導通部材」に相当）が例えばインサー
ト成型、接着、圧入等の手段により貼り付けられてい
る。この導通板５０は、本係止位置において各キャビテ
ィ１３の端子金具３０の導通片３８に接触して各端子金
具３０同士を導通接続可能とされている。
を参照しつつ説明する。リテーナ４０は、合成樹脂材か
ら形成されており、細長い長方形の平板部４１を備えて
いる。平板部４１は、リテーナ４０をリテーナ装着孔１
５に装着したときに各キャビティ１３の上方の開口を閉
塞する。平板部４１の下面には、各キャビティ１３に対
応する位置に端子係止突部４２が設けられており、これ
らがキャビティ１３内の端子金具３０を係止可能となっ
ている。また、平板部４１の左右両端からは、それぞれ
前後一対の係止脚部４４，４５が下向きに突設されてい
る。前側の係止脚部４４の先端には、前方へ突出する第
１係止突起４６が設けられている。一方、後側の係止脚
部４５の先端には、後方に突出する第２係止突起４７が
設けられている。さらに、後側係止脚部４５の中央付近
からは第３係止突起４８が後方へ突設されている。リテ
ーナ４０をリテーナ装着孔１５に嵌合していくと、図６
に示すように、まず第１係止突起４６がリテーナ装着孔
１５に設けられた第１リテーナ係止突起１７に突き当た
るとともに、第２係止突起４７が第２リテーナ係止突起
１８を越えてこれに係合する仮係止位置に保持される。
この仮係止位置においては、端子金具３０のキャビティ
１３への挿入が許容される（図２参照）。また、リテー
ナ４０が仮係止位置よりも深く嵌合されると、図７に示
すように、第１係止突起４６が第１リテーナ係止突起１
７を越えて係合するとともに、第３係止突起４８が第２
リテーナ係止突起１８を越えて係合しリテーナ４０が本
係止位置に保持される。この本係止位置においては、端
子係止突部４２がキャビティ１３内の端子金具３０に係
止して抜止めする（図８参照）。また、平板部４１の下
面前部は、幅方向のほぼ全域にわたって細長い平坦面が
形成されており、ここには導電性金属板よりなる導通板
５０（本発明の「導通部材」に相当）が例えばインサー
ト成型、接着、圧入等の手段により貼り付けられてい
る。この導通板５０は、本係止位置において各キャビテ
ィ１３の端子金具３０の導通片３８に接触して各端子金
具３０同士を導通接続可能とされている。
【００１９】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用および効果について説明する。まず、リテーナ４
０をリテーナ装着孔１５に仮係止位置に組みつけてお
き、各キャビティ１３に端子金具３０を挿入する。端子
金具３０をキャビティ１３の奥まで差し込むと、ランス
３４がランス係合孔１４に係止する（図２参照）。次
に、リテーナ４０を本係止位置へと押し込む。すると、
端子係止突起４２が端子金具３０の連結部３３に係合し
て、端子金具３０は２重係止された状態でキャビティ１
３内に保持される。それに伴って導通板５０が導通片３
８に押し付けられ、各端子金具３０が導通板５０を介し
て電気的に導通される（図８参照）。続いて、ハウジン
グ１１より突出する雄タブ部３７を２段階に折り曲げ
る。（なお、上段の端子金具３０と接続する必要のない
もの、つまりここでは、最上段に位置する端子金具３０
の雄タブ部３７は切断されている。）そして、上側のハ
ウジング１１の各スライド溝部２１に、下側のハウジン
グ１１の各スライド突部１９を嵌め込むようにして、前
方にスライドさせる（図９参照）。これに伴い、下側の
ハウジング１１から突出する雄タブ部３７の先端が上側
のハウジング１１の端子連結口１３Ｂよりキャビティ１
３内に進入して、上下の端子金具３０が電気的に接続さ
れる（図１０参照）。ハウジング１１を上下５段に積み
重ねた後、その前面にカバー２５を覆い付けることで組
み付け作業が完了する。
の作用および効果について説明する。まず、リテーナ４
０をリテーナ装着孔１５に仮係止位置に組みつけてお
き、各キャビティ１３に端子金具３０を挿入する。端子
金具３０をキャビティ１３の奥まで差し込むと、ランス
３４がランス係合孔１４に係止する（図２参照）。次
に、リテーナ４０を本係止位置へと押し込む。すると、
端子係止突起４２が端子金具３０の連結部３３に係合し
て、端子金具３０は２重係止された状態でキャビティ１
３内に保持される。それに伴って導通板５０が導通片３
８に押し付けられ、各端子金具３０が導通板５０を介し
て電気的に導通される（図８参照）。続いて、ハウジン
グ１１より突出する雄タブ部３７を２段階に折り曲げ
る。（なお、上段の端子金具３０と接続する必要のない
もの、つまりここでは、最上段に位置する端子金具３０
の雄タブ部３７は切断されている。）そして、上側のハ
ウジング１１の各スライド溝部２１に、下側のハウジン
グ１１の各スライド突部１９を嵌め込むようにして、前
方にスライドさせる（図９参照）。これに伴い、下側の
ハウジング１１から突出する雄タブ部３７の先端が上側
のハウジング１１の端子連結口１３Ｂよりキャビティ１
３内に進入して、上下の端子金具３０が電気的に接続さ
れる（図１０参照）。ハウジング１１を上下５段に積み
重ねた後、その前面にカバー２５を覆い付けることで組
み付け作業が完了する。
【００２０】以上のように、本実施形態によれば、リテ
ーナ４０と導通板５０とが一体化されているため、ハウ
ジング１１へ一度に組み付けることができ、組み付け作
業性が向上する。また、リテーナと導通板に相当する部
材とが別体のものよりも部品数が少なく、部品管理が簡
単である。また、水平方向に並んだ各端子金具３０につ
いては、リテーナ４０と一体化された導通板５０によっ
て導通接続することでき、上下方向に並んだ端子金具３
０については雄タブ部３７によって導通接続することが
できる。これにより多段式のコネクタにおいても組付作
業性を向上させることができる。
ーナ４０と導通板５０とが一体化されているため、ハウ
ジング１１へ一度に組み付けることができ、組み付け作
業性が向上する。また、リテーナと導通板に相当する部
材とが別体のものよりも部品数が少なく、部品管理が簡
単である。また、水平方向に並んだ各端子金具３０につ
いては、リテーナ４０と一体化された導通板５０によっ
て導通接続することでき、上下方向に並んだ端子金具３
０については雄タブ部３７によって導通接続することが
できる。これにより多段式のコネクタにおいても組付作
業性を向上させることができる。
【００２１】〈他の実施形態〉上記実施形態では、ジョ
イントコネクタ１０の全ての端子金具３０を導通板５０
及び雄タブ部３７を介して共通接続する例を示したが、
これよりも複雑な回路にも応用することができる。例え
ば図１１に示すように、リテーナ４０に回路構成に応じ
て複数枚の導通板６０Ａ，６０Ｂ，６０Ｃを貼り付ける
ようにしても良い。なお、端子金具３０の雄タブ部３７
も回路構成に応じて適宜切断される。ハウジングに複数
の導通部材を直接組み付ける場合には、部品数が多くな
り、組み付け作業の手間も増えるが、上記のように導通
部材をリテーナと一体化させておくことで、組み付け作
業を簡単にできる。
イントコネクタ１０の全ての端子金具３０を導通板５０
及び雄タブ部３７を介して共通接続する例を示したが、
これよりも複雑な回路にも応用することができる。例え
ば図１１に示すように、リテーナ４０に回路構成に応じ
て複数枚の導通板６０Ａ，６０Ｂ，６０Ｃを貼り付ける
ようにしても良い。なお、端子金具３０の雄タブ部３７
も回路構成に応じて適宜切断される。ハウジングに複数
の導通部材を直接組み付ける場合には、部品数が多くな
り、組み付け作業の手間も増えるが、上記のように導通
部材をリテーナと一体化させておくことで、組み付け作
業を簡単にできる。
【００２２】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 （１）上記実施形態では、多段式のジョイントコネクタ
を示したが、本発明はその他の種類のジョイントコネク
タに適用しても良い。 （２）上記実施形態では、リテーナ４０に一体化された
導通板５０が水平方向に並んだ端子金具３０同士を接続
するが、本発明によれば、例えばリテーナが格子状に形
成されたものにおいて、上下に配置された端子金具を導
通部材を介して接続するようにしても良い。 （３）上記実施形態の導通板５０は金属板であるが、本
発明によれば、導電部材は、例えばリテーナに導電性の
テープを貼り付けたものでも良く、あるいは導電性の塗
料を塗りつけたものでも良い。
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 （１）上記実施形態では、多段式のジョイントコネクタ
を示したが、本発明はその他の種類のジョイントコネク
タに適用しても良い。 （２）上記実施形態では、リテーナ４０に一体化された
導通板５０が水平方向に並んだ端子金具３０同士を接続
するが、本発明によれば、例えばリテーナが格子状に形
成されたものにおいて、上下に配置された端子金具を導
通部材を介して接続するようにしても良い。 （３）上記実施形態の導通板５０は金属板であるが、本
発明によれば、導電部材は、例えばリテーナに導電性の
テープを貼り付けたものでも良く、あるいは導電性の塗
料を塗りつけたものでも良い。
【図１】本実施形態のジョイントコネクタの斜視図
【図２】ハウジングに端子金具を挿入した状態を示す側
断面図
断面図
【図３】リテーナの正面図
【図４】リテーナの底面図
【図５】リテーナの側断面図
【図６】リテーナが仮係止位置にあるときの側断面図
【図７】リテーナが本係止位置にあるときの側断面図
【図８】リテーナが端子金具を係止した状態を示す側断
面図
面図
【図９】上下のハウジングを組み付けるときの様子を示
す斜視図
す斜視図
【図１０】上下のハウジングを組み付けた状態を示す側
断面図
断面図
【図１１】リテーナにその他の導通板を貼り付けた例を
示す底面図
示す底面図
【図１２】従来のジョイントコネクタを示す斜視図
１０…ジョイントコネクタ １１…ハウジング １３…キャビティ １５…リテーナ装着孔 ３０…端子金具 ３７…雄タブ部（連結部材） ３８…導通片 ４０…リテーナ ５０…導通板（導通部材）
Claims (4)
- 【請求項１】 複数の端子金具を収容可能な複数のキャ
ビティが設けられたハウジングと、このハウジングに組
み付けられて前記端子金具を係止して抜止状態で保持可
能なリテーナと、前記端子金具同士を導通接続する導通
部材とを備えたジョイントコネクタであって、 前記導通部材は、前記リテーナと一体化されていること
を特徴とするジョイントコネクタ。 - 【請求項２】 前記リテーナは前記ハウジングの上壁に
おいて前記各キャビティの天井面に開口するリテーナ装
着孔に装着可能であり、前記導通部材は前記リテーナの
下面に貼り付けられていることを特徴とする請求項１に
記載のジョイントコネクタ。 - 【請求項３】 前記端子金具には、前記リテーナの導通
部材と弾性的に接触可能な導通片が一体的に延設されて
いることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の
ジョイントコネクタ。 - 【請求項４】 前記ハウジングには前記複数のキャビテ
ィが水平方向に並設され、このハウジングを上下方向に
複数段積み重ねて合体可能とされるとともに、上下のハ
ウジングに装着された端子金具同士を導通接続可能な連
結部材を備えていることを特徴とする請求項１乃至請求
項３のいずれかに記載のジョイントコネクタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000242739A JP2002056917A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | ジョイントコネクタ |
| US09/921,726 US6443782B1 (en) | 2000-08-10 | 2001-08-03 | Joint connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000242739A JP2002056917A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | ジョイントコネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002056917A true JP2002056917A (ja) | 2002-02-22 |
Family
ID=18733710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000242739A Pending JP2002056917A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | ジョイントコネクタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6443782B1 (ja) |
| JP (1) | JP2002056917A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2831719A1 (fr) * | 2001-11-01 | 2003-05-02 | Sumitomo Wiring Systems | Dispositif de connexion electrique |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6624639B2 (en) * | 2001-11-05 | 2003-09-23 | Intel Corporation | Molded plastic coaxial connector |
| US7354318B2 (en) * | 2002-09-19 | 2008-04-08 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Joint connector |
| WO2006106119A1 (en) * | 2005-04-05 | 2006-10-12 | Jst France Sas | Edge connector assembly with double locking |
| US7682205B2 (en) * | 2007-11-15 | 2010-03-23 | Tyco Electronics Corporation | Multi position electrical connector assembly |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06349538A (ja) | 1993-06-04 | 1994-12-22 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ターミナル |
| US5556301A (en) * | 1993-11-25 | 1996-09-17 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Method and apparatus for connecting a plurality of terminals within a single housing |
| JP2850799B2 (ja) * | 1995-06-16 | 1999-01-27 | 住友電装株式会社 | 端子金具及びこれを用いたジョイントコネクタ |
| JP3211672B2 (ja) * | 1996-07-11 | 2001-09-25 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
| JP3330509B2 (ja) * | 1997-03-25 | 2002-09-30 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
| JP3313048B2 (ja) * | 1997-07-14 | 2002-08-12 | 住友電装株式会社 | ブロックコネクタ |
| JP3405440B2 (ja) * | 1997-08-22 | 2003-05-12 | 住友電装株式会社 | リテーナ付きコネクタ |
-
2000
- 2000-08-10 JP JP2000242739A patent/JP2002056917A/ja active Pending
-
2001
- 2001-08-03 US US09/921,726 patent/US6443782B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2831719A1 (fr) * | 2001-11-01 | 2003-05-02 | Sumitomo Wiring Systems | Dispositif de connexion electrique |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6443782B1 (en) | 2002-09-03 |
| US20020042232A1 (en) | 2002-04-11 |
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