JP3647701B2 - フラット回路体用のコネクタ及び該コネクタへのフラット回路体の接続構造 - Google Patents

フラット回路体用のコネクタ及び該コネクタへのフラット回路体の接続構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレキシブル・フラットケーブル(FFC)やフレキシブル・プリントサーキット(FPC)等のフラット回路体を相手側の回路や配線に接続するためのコネクタ及び該コネクタへのフラット回路体の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フラット回路体を用いて回路間の電気的な接続を行う場合、フラット回路体の端末部にコネクタを取り付け、このコネクタを相手側コネクタに接続するようにしている。あるいは、相手側回路にフラット回路体を接続するためのコネクタ(=コネクタに相当する部分)を設けておき、そのコネクタにフラット回路体を直接接続するようにしている。
【0003】
図10は前者のような接続を行うためにコネクタに対してフラット回路体を接続した構造の従来例を示し、図11は後者のような接続を行うためにコネクタに対してフラット回路体を接続した構造の従来例を示している。図10は実開平6−17163号公報に開示されたもの、図11は特開平8−148204号公報に開示されたものであって、図10及び図11において、(a)は接続途中の状態、(b)は接続後の状態をそれぞれ示している。
【0004】
図10に示す接続構造では、絶縁体1から導体2を突出させたフラット回路体3の端末に、導体2に沿わせて補強板4を固定することで接続部5を形成し、この接続部5をコネクタ6の挿入孔7に挿入して、スライダ8を用いて導体2をコネクタ6内のコンタクト9に密着させている。
【0005】
また、図11に示す接続構造では、絶縁体11から導体12を突出させたフラット回路体13の端末に、導体12に沿わせて補強板14を固定することで接続部15を形成し、この接続部15をコネクタ16の挿入孔17に挿入して、スライダ18のバネ19により導体12をコネクタ16の導電体20に密着させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の構造では、フラット回路体3,13が薄肉であり、そのまま端末部をコネクタ6,16に挿入するだけでは抜けてしまうので、補強板4,14を導体2,12の裏側に配してコネクタ6,16に組み付け、コンタクト9や導電体20に対する接圧を確保するようにしている。また、それだけでもまだ弱いので、図8の例ではバネ19で接圧を高めるようにしている。
【0007】
このように、従来の接続構造では、それぞれにフラット回路体3,13の抜け止めのために、通常の電線の接続を行う場合に比較して、余分な部材、つまり補強板4,14やバネ19などを使用している。従って、それだけ部品の数が多くなり、構造が複雑になって、コストがアップするという問題があった。
【0008】
本発明は、上記事情を考慮し、補強部材やバネ等の余分な部品を使わずに確実にフラット回路体を接続することができ、しかも、接続の簡略化が図れるフラット回路体用のコネクタ及び該コネクタへのフラット回路体の接続構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、フラット回路体の端末を接続するフラット回路体用のコネクタにおいて、コネクタハウジングの内部に、挿入口から挿入されたフラット回路体の端末の導体露出部が載る載置面が設けられ、この載置面上に導体露出部の各導体に対応する導電体が配置され、前記載置面の上側に、外部から載置面に達するスペーサ収納孔が設けられ、このスペーサ収納孔に、内部への押し下げ動作によって、載置面上に載った導電体露出部の各導体を載置面上の導電体に押圧密着させるスペーサが上下方向スライド自在に収納され、前記載置面に、導体露出部の導体間の空所または両端の導体の外側の空所に対応した凹部が設けられ、スペーサに、該スペーサの押し下げ動作に伴って、前記導体間の空所または両端の導体の外側の空所を貫通して前記凹部に嵌まり、それにより、前記導体露出部の先端側に形成された絶縁体非除去部からなる耳部を係止する凸部が設けられ、さらに、前記スペーサを押し下げた状態でロックするロック手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】
この発明のコネクタにフラット回路体の端末部を接続するには、まず、フラット回路体の端末部に導体露出部を形成し、その導体露出部を、コネクタハウジングの挿入口から挿入して、コネクタハウジング内部の載置面上に載せる。そうすることで、導体露出部の各導体が載置面上に配置した導電体と対面する。その状態で、スペーサを押し下げてロックさせる。そうすると、スペーサが導体露出部の各導体を、対応する導電体に押圧密着させ、フラット回路体とコネクタとが電気接続される。同時に、スペーサの凸部が、導体露出部の導体間の空所または両端の導体の外側の空所を貫通して載置面の凹部に嵌まり、それによって導体露出部の先端側の耳部が抜けないように係止される。
【0011】
このように、フラット回路体側の導体をスペーサの押し下げによって、確実にコネクタ側の導電体に押圧密着させることができる。また、スペーサ側の凸部がコネクタ側の凹部に嵌まることで、フラット回路体の先端の耳部が係止されるので、フラット回路体を確実に抜け防止しながら、コネクタに電気接続することができる。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1記載のフラット回路体用のコネクタであって、前記コネクタハウジングの一端に、前記スペーサを押し下げるためのレバーの基端がピンにより回動可能に取り付けられ、該レバーの先端とコネクタハウジングとの間に前記ロック手段が設けられる共に、該レバーの基端と先端の中間部に前記スペーサの押し下げ部が設けられていることを特徴とする。
【0013】
この発明では、フラット回路体の導体露出部をコネクタハウジング内部の載置面に載せた状態で、レバーを回動操作することにより、請求項1の発明と同様にスペーサを押し下げて、フラット回路体を確実に抜け防止しながら、コネクタに電気接続することができる。この場合、レバーの回動操作によってスペーサをコネクタハウジング内部に押し下げることができるので、操作が簡単である。しかも、レバーの先端を押せば、レバーの中間部に配した押し下げ部によって、軽い力でスペーサを簡単に押し下げることができる。また、ロック手段もレバーの先端に配したので、外れにくい。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1または2記載のフラット回路体用のコネクタであって、前記スペーサの導体押圧面を波形に形成したことを特徴とする。
【0015】
この発明では、スペーサの導体押圧面を波形に形成したので、導体と導電体を確実に接触させることができる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のフラット回路体用のコネクタであって、前記導電体が、コネクタハウジングの樹脂成形時にコネクタハウジングと一体化されていることを特徴とする。
【0017】
この発明のコネクタでは、コネクタハウジングの載置面の導電体を、予めコネクタハウジングの成形時に一体化しているので、別部材としての端子を用いずにコネクタとフラット回路体を電気接続することができる。
【0018】
請求項5の発明は、平形の絶縁体の内部に複数の帯状の導体を並列に埋設したフラット回路体の端末部をコネクタに接続するようにした該コネクタへのフラット回路体の接続構造において、コネクタハウジングの内部に、挿入口から挿入したフラット回路体の端末部が載る載置面を形成すると共に、載置面にフラット回路体の各導体に対応する導電体を配置し、一方、前記フラット回路体の端末部に、絶縁体を除去して内部の導体を露出させた導体露出部を形成すると共に、そのさらに先端側に絶縁体の非除去部からなる耳部を形成し、前記フラット回路体の端末部を前記コネクタハウジングの挿入口から挿入して、前記導体露出部をコネクタハウジング内部の載置面に載せることで、導体露出部の各導体と載置面上の導電体を対面させ、その状態で、コネクタハウジングの載置面の上側のスペーサ収納孔に上下方向スライド自在に収納したスペーサを押し下げて、該スペーサにより、導体露出部の各導体を導電体に押圧密着させると共に、該スペーサに形成した凸部を、導体露出部の導体間の空所または両端の導体の外側の空所に貫通させて、載置面に形成した凹部に嵌め込み、それによりフラット回路体の先端の耳部を係止したことを特徴とする。
【0019】
この発明の接続構造では、スペーサの押し下げによって、フラット回路体側の導体をコネクタ側の導電体に押圧密着させている上、フラット回路体の先端に形成した耳部を、載置面に形成した凹部に嵌まるスペーサ側の凸部によって係止しているので、フラット回路体を確実に抜け防止しながら、コネクタに電気接続することができる。
【0020】
請求項6の発明は、請求項5に記載のコネクタへのフラット回路体の接続構造であって、前記導電体が、ロアハウジングの樹脂成形時にロアハウジングと一体化されていることを特徴とする。
【0021】
この発明の接続構造では、ロアハウジング側の導電体を、予めロアハウジングの成形時に一体化しているので、別部材としての端子を用いずに、コネクタに対してフラット回路体を電気接続することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は実施形態のコネクタとフラット回路体の接続前の斜視図、図2(a)は同コネクタのハウジングの挿入口からフラット回路体の端末部を挿入した状態を示す側断面図、図2(b)は(a)図のB−B矢視断面図、図3(a)は同コネクタにフラット回路体を接続した状態を示す側断面図、図3(b)は(a)図のC−C矢視断面図である。
【0024】
このコネクタ30は、平形の絶縁体26の内部に複数の帯状の導体27を並列に埋設したフラット回路体25の端末部を接続するためのものである。図1に示すように、このコネクタ30は、コネクタハウジング31とスペーサ32とを備えている。
【0025】
コネクタハウジング31の内部には、図2,図3に示すように、コネクタハウジング31の後端面の挿入口33から挿入されたフラット回路体25の端末の導体露出部28が載る載置面34が設けられている。この載置面34には、導体露出部28の各導体27に対応する導電体35が並列に配置されている。これらの導電体35は、コネクタハウジング31の成形時にコネクタハウジング31と一体化されている。つまり、コネクタハウジング31は、導電体35を成形型内の所定の位置に配した状態でインサート成形されている。そして、導電体35の一端は、コネクタ30の前側に延ばされてコンタクトを構成している。
【0026】
コネクタハウジング31の載置面34の上側には、外部から載置面34に達するスペーサ収納孔36が設けられており、このスペーサ収納孔36に、スペーサ32が上下方向スライド自在に収納されている。スペーサ32は、内部への押し下げ動作によって、載置面34上に載った導電体露出部28の各導体27を載置面34上の導電体35に押圧密着させるものである。
【0027】
前記載置面34には、導体露出部28の導体間の空所29aまたは両端の導体の外側の空所29bに対応した凹部34aが設けられている。これに対応して、スペーサ32には、スペーサ32の押し下げ動作に伴って、導体27間の空所29aまたは両端の導体27の外側の空所29bを貫通して前記凹部34aに嵌まる凸部32aが櫛歯状に設けられている。
【0028】
また、スペーサ32とスペーサ収納孔36の対向側面には、スペーサ32を押し下げた状態でロックするロック手段としてのロック突起37とロック凹部38が設けられている。また、スペーサ32の導体押圧面32bは、前後方向に凹凸の連続する波形に形成されている。
【0029】
このコネクタ30にフラット回路体25の端末部を接続するには、まず、フラット回路体25の端末部に、絶縁体26を除去して内部の導体27を露出させた導体露出部28を形成すると共に、そのさらに先端側に絶縁体26の非除去部からなる耳部26Tを形成する。
【0030】
次いで、図2(a),(b)に示すように、そのように形成したフラット回路体25の端末部を、コネクタ30の後端挿入口33から挿入して、コネクタハウジング31の内部の載置面34上に位置させ、導体露出部28の各導体27を載置面34上の導電体35に対面させる。
【0031】
そして、その状態で、スペーサ収納孔36に収納したスペーサ32を押し下げてロックし、該スペーサ32により、導体露出部28の各導体27を導電体35に押圧密着させる。同時に、該スペーサ32に形成した凸部32aを、導体露出部28の導体27間の空所29aまたは両端の導体27の外側の空所29bに貫通させて、載置面34に形成した凹部34aに嵌め込み、それによりフラット回路体25の先端の耳部26Tを係止する。
【0032】
これにより、フラット回路体25を確実に抜け防止しながら、コネクタ30に電気接続することができる。また、フラット回路体25の端末部を挿入口33から挿入してスペーサ32を押し下げるだけでよいので、接続作業が簡単にできる上、補助部材やバネ等の余分な部品が必要なく、部品点数の削減によりコストダウンが図れる。また、導電体35がコネクタハウジング31の成形時に一体化されているので、別途端子を用意する必要がない。
【0033】
なお、載置面34上の導電体35は、コネクタハウジング31の成形後に後からプレス板を配置して構成してもよい。あるいは、メッキ等により表面に膜状に形成してもよい。
【0034】
次に、本発明の別の実施形態を説明する。
【0035】
図4は実施形態のコネクタとフラット回路体の接続前の斜視図、図5(a)は同コネクタのハウジングの挿入口からフラット回路体の端末部を挿入した状態を示す側断面図、図5(b)は(a)図のD−D矢視断面図、図6(a)は同コネクタにフラット回路体を接続した状態を示す側断面図、図6(b)は(a)図のE−E矢視断面図である。
【0036】
このコネクタ50は、前記実施形態のコネクタのハウジング31に、スペーサ32を押し込むためのレバー40を取り付けたものである。また、レバー40でスペーサ32を押さえ付ける関係上、スペーサ32とコネクタハウジング31との間にロック手段(ロック突起37とロック凹部38)を設けるのではなく、レバー40とコネクタハウジング31との間にロック手段(ロック突起47とロック凹部48)を設けている。それ以外の構成は、前記実施形態と全く同じであるから、同一構成部分に同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0037】
レバー40は、コネクタハウジング31の前端側の両側面に、一対のピン41によって上下方向回動可能に取り付けられている。そして、レバー40の先端部とコネクタハウジング31の後端部に、前記ロック手段としてのロック突起47とロック凹部48が設けられている。また、レバー40の基端部と先端部の中間部に前記スペーサ32を押し下げるための押し下げ部43が設けられている。
【0038】
このコネクタ50にフラット回路体25の端末部を接続するには、前記実施形態と同様、図5に示すように、フラット回路体25の端末部を挿入口33から挿入して、コネクタハウジング31の内部の載置面34上に位置させ、導体露出部28の各導体27を載置面34上の導電体35に対面させる。
【0039】
そして、その状態で、レバー40の先端を押さえて下向き回動させることにより、図6に示すように、レバー40の中間の押し下げ部43によりスペーサ32を押し下げて、レバー40の先端をコネクタハウジング31にロックさせる。こうすることで、前記実施形態と同様に、スペーサ32により導体露出部28の各導体27を導電体35に押圧密着させることができる。また、スペーサ32の凸部32aが、導体露出部28の空所29a、29bを貫通して載置面34の凹部34aに嵌まり込むことで、フラット回路体25の先端の耳部26Tが係止される。
【0040】
従って、フラット回路体25を確実に抜け防止しながら、コネクタ50に電気接続することができる。また、フラット回路体25の端末部を挿入口33から挿入してレバー40を押し下げるだけでよいので、接続作業が簡単にできる上、補助部材やバネ等の余分な部品が必要なく、部品点数の削減によりコストダウンが図れる。また、レバー40の先端を押し下げることにより、てこの作用で軽い力でスペーサ32を簡単に押し下げることができるので操作が容易である。また、ロック手段もレバー40の先端部に配しているので外れにくい。
【0041】
なお、上記の例では、図7に示すように、コネクタ50の前端を相手側コネクタ60と嵌合することにより、配線や回路の接続を行うようにしているが、図8に示すように、前記コネクタ50を車両用補機等の部品70の一部に直接形成して、フラット回路体25を直接接続するようにしてもよい。そうした場合は、相手側コネクタに相当する部品を省略することができる。
【0042】
また、図9に示すように、中継コネクタ80の両側に前記コネクタ50を装備し、導電体35を、両側のコネクタ50間で導通させることで、一対のフラット回路体25同士を接続することもできる。この場合は、雄雌コネクタの嵌合という構造を採らずに、中継コネクタ80を1個用いるだけでフラット回路体25間の接続を行うことができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、フラット回路体の端末をコネクタハウジングの挿入口から挿入してスペーサを押し下げることにより、フラット回路体側の導体をコネクタ側の導電体に押圧密着させることができ、同時に、スペーサ側の凸部でフラット回路体の先端の耳部を係止することができる。従って、フラット回路体を確実に抜け防止しながら、コネクタに電気接続することができる。特に、補強部材やバネ等の余分な部材を使用せずに、スペーサを押し下げるだけで、フラット回路体を確実に抜け止めしながらコネクタに接続することができるので、接続が簡単にできると共に、部品点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
【0044】
請求項2の発明によれば、レバーの回動操作によってスペーサをコネクタハウジング内部に押し下げることができるので、小さな力で容易に、フラット回路体を抜け防止しながら、コネクタに電気接続することができる。
【0045】
請求項3の発明によれば、スペーサの導体押圧面を波形に形成したので、導体と導電体をより確実に接触させることができ、電気接続の信頼性を高めることができる。
【0046】
請求項4の発明によれば、別部材としての端子を用いずに、コネクタとフラット回路体を電気接続することができ、部品点数を減らせる。
【0047】
請求項5の発明によれば、スペーサを押し下げるだけで、フラット回路体を確実に抜け防止しながらコネクタに電気接続することができる。
【0048】
請求項6の発明によれば、別部材としての端子を用いずに、コネクタに対してフラット回路体を電気接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のコネクタとフラット回路体の接続前の斜視図である。
【図2】(a)は前記コネクタのハウジングの挿入口からフラット回路体の端末部を挿入した状態を示す側断面図、(b)は(a)図のB−B矢視断面図である。
【図3】(a)は前記コネクタにフラット回路体を接続した状態を示す側断面図、(b)は(a)図のC−C矢視断面図である。
【図4】本発明の実施形態のコネクタとフラット回路体の接続前の斜視図である。
【図5】(a)は前記コネクタのハウジングの挿入口からフラット回路体の端末部を挿入した状態を示す側断面図、(b)は(a)図のD−D矢視断面図である。
【図6】(a)は同コネクタにフラット回路体を接続した状態を示す側断面図、図6(b)は(a)図のE−E矢視断面図である。
【図7】図6のフラット回路体を接続したコネクタを相手コネクタと対向させた状態を示す側断面図である。
【図8】図6のフラット回路体を接続したコネクタを車両用補機等の部品に直接装備した場合の例を示す側断面図である。
【図9】図6のコネクタを両端に装備した中継コネクタを用いてフラット回路体同士を接続した状態を示す一部断面とした側面図である。
【図10】従来のフラット回路体とコネクタの接続構造の一例を示す断面図であり、(a)は接続前の状態を示す図、(b)は接続後の状態を示す図である。
【図11】従来のフラット回路体とコネクタの接続構造の他の例を示す断面図であり、(a)は接続前の状態を示す図、(b)は接続後の状態を示す図である。
【符号の説明】
25 フラット回路体
26 絶縁体
26T 耳部
27 導体
28 導体露出部
29 空所
30 コネクタ
31 コネクタハウジング
32 スペーサ
32a 凸部
32b 導体押圧面
33 挿入口
34 載置面
34a 凹部
35 導電体
36 スペーサ収納孔
37 ロック突起(ロック手段)
38 ロック凹部(ロック手段)
40 レバー
41 ピン
43 押し下げ部
47 ロック突起(ロック手段)
48 ロック凹部(ロック手段)
50 コネクタ

Claims (6)

  1. フラット回路体の端末を接続するフラット回路体用のコネクタにおいて、
    コネクタハウジングの内部に、挿入口から挿入されたフラット回路体の端末の導体露出部が載る載置面が設けられ、この載置面上に前記導体露出部の各導体に対応する導電体が配置され、前記載置面の上側に、外部から載置面に達するスペーサ収納孔が設けられ、このスペーサ収納孔に、内部への押し下げ動作によって、前記載置面上に載った導電体露出部の各導体を載置面上の導電体に押圧密着させるスペーサが上下方向スライド自在に収納され、前記載置面に、導体露出部の導体間の空所または両端の導体の外側の空所に対応した凹部が設けられ、前記スペーサに、該スペーサの押し下げ動作に伴って、前記導体間の空所または両端の導体の外側の空所を貫通して前記凹部に嵌まり、それにより、前記導体露出部の先端側に形成された絶縁体非除去部からなる耳部を係止する凸部が設けられ、さらに、前記スペーサを押し下げた状態でロックするロック手段が設けられていることを特徴とするフラット回路体用のコネクタ。
  2. 請求項1記載のフラット回路体用のコネクタであって、
    前記コネクタハウジングの一端に、前記スペーサを押し下げるためのレバーの基端がピンにより回動可能に取り付けられ、該レバーの先端とコネクタハウジングとの間に前記ロック手段が設けられる共に、該レバーの基端と先端の中間部に前記スペーサの押し下げ部が設けられていることを特徴とするフラット回路体用のコネクタ。
  3. 請求項1または2記載のフラット回路体用のコネクタであって、
    前記スペーサの導体押圧面を波形に形成したことを特徴とするフラット回路体用のコネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のフラット回路体用のコネクタであって、
    前記導電体が、コネクタハウジングの樹脂成形時にコネクタハウジングと一体化されていることを特徴とするフラット回路体用のコネクタ。
  5. 平形の絶縁体の内部に複数の帯状の導体を並列に埋設したフラット回路体の端末部をコネクタに接続するようにした該コネクタへのフラット回路体の接続構造において、
    コネクタハウジングの内部に、挿入口から挿入したフラット回路体の端末部が載る載置面を形成すると共に、該載置面にフラット回路体の各導体に対応する導電体を配置し、一方、前記フラット回路体の端末部に、絶縁体を除去して内部の導体を露出させた導体露出部を形成すると共に、そのさらに先端側に絶縁体の非除去部からなる耳部を形成し、前記フラット回路体の端末部を前記コネクタハウジングの挿入口から挿入して、前記導体露出部をコネクタハウジング内部の載置面に載せることで、導体露出部の各導体と載置面上の導電体を対面させ、その状態で、コネクタハウジングの載置面の上側のスペーサ収納孔に上下方向スライド自在に収納したスペーサを押し下げて、該スペーサにより、導体露出部の各導体を導電体に押圧密着させると共に、該スペーサに形成した凸部を、導体露出部の導体間の空所または両端の導体の外側の空所に貫通させて、載置面に形成した凹部に嵌め込み、それによりフラット回路体の先端の耳部を係止したことを特徴とするコネクタへのフラット回路体の接続構造。
  6. 請求項5に記載のコネクタへのフラット回路体の接続構造であって、
    前記導電体が、コネクタハウジングの樹脂成形時にコネクタハウジングと一体化されていることを特徴とするコネクタへのフラット回路体の接続構造。
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