JP3072236U - 柔軟性物質よりなる絶縁キャップ - Google Patents

柔軟性物質よりなる絶縁キャップ

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JP3072236U
JP3072236U JP2000001990U JP2000001990U JP3072236U JP 3072236 U JP3072236 U JP 3072236U JP 2000001990 U JP2000001990 U JP 2000001990U JP 2000001990 U JP2000001990 U JP 2000001990U JP 3072236 U JP3072236 U JP 3072236U
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insulating cap
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JP2000001990U
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義男 勝畑
修一 野中
敏宏 和田
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線端部の装着と脱着が容易で、脱落
し難い形状を有する絶縁キャップを提供すること。 【解決手段】 断面円形で径が実質的に一定の開口部
分と、断面円形で開口部分よりも大きな径を有する収納
部を有し、収納部の開口部と相対する端部が実質的に閉
塞しており、開口部と収納部の間に径移行部分があり、
径移行部分と収納部の境界に近い収納部の内壁に同一円
周上であって、かつ2以上の円周上にそれぞれ複数の突
起が設けられている、絶縁キャップ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明は、柔軟性物質よりなる絶縁キャップに関する。さらに詳しくは端子絶 縁用に適した絶縁キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
駆動用モーターなどの電気機器用接続端子は、絶縁処理が必要である。また、 電気工事の際には、複数の電線を接続した電線接続部なども絶縁処理をする必要 がある。
【0003】 従来これら絶縁処理には、絶縁テープを巻き付けることが行われていた。しか しながら、絶縁テープには、巻き付けおよび切断を要することから、手間のかか る作業が必要であることと、絶縁テープの接着力の経時変化によってテープがは がれるなどの欠点があった。
【0004】 これら欠点を改善するために、絶縁キャップを用いる試みも行われている。絶 縁キャップとしては、装着が容易となるように柔軟性材料が使用されたが、装着 中の接触などの理由により容易に脱落する形状のものが多かった。
【0005】 例えば絶縁性柔軟性重合体が釣鐘状に成形されその頂分に、電線端部を収納す る収納部がさらに設けられた絶縁キャップが提案されているが、この形状は何か に引っ掛かりやすく、容易に脱落する欠点があった。
【0006】 そのため脱落を防止するための形状も提案されている。例えば、特開平9−2 47835号には、キャップの開口部の奥に変形拡張部分を設けて、その変形拡 張部分に突起を斜めに設けた形状の絶縁キャップが提案されている。しかしなが ら、電線端部の装着の容易さと脱落のし難さの点でなお改良が望まれていた。
【0007】 本発明考案者らは、電線端部、特にはモーターの接続端子用に好適な形状を有 する絶縁キャップを鋭意研究した結果、本考案に到達した。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、電線端部の装着と脱着が容易で、脱落し難い形状を有する絶 縁キャップを提供することである。特には、モーターの接続端子用に好適な絶縁 キャップを提供することである。 を提供すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、断面円形で径が実質的に一定の開口部分と、断面円形で開口部分よ りも大きな径を有する収納部を有し、収納部の開口部と相対する端部が実質的に 閉塞しており、開口部と収納部の間に径移行部分があり、径移行部分と収納部の 境界に近い収納部の内壁に同一円周上であって、かつ2以上の円周上にそれぞれ 複数の突起が設けられている、柔軟性物質よりなる絶縁キャップを提供する。 前記柔軟性物質がゴムである絶縁キャップは本考案の好ましい態様である。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案は、断面円形で径が実質的に一定の開口部分と、断面円形で開口部分よ りも大きな径を有する収納部を有し、収納部の開口部と相対する端部が実質的に 閉塞しており、開口部と収納部の間に径移行部分があり、径移行部分と収納部の 境界に近い収納部の内壁に同一円周上であって、かつ2以上の円周上にそれぞれ 複数の突起が設けられている、柔軟性物質よりなる絶縁キャップである。
【0011】 本考案の絶縁キャップは、電線端部の装着と脱着が容易で、脱落し難い形状を 有している。以下本考案を図によって説明する。
【0012】 図1は、本考案の絶縁キャップの外観形状を表す側面図である。図1の1は径 が実質的に一定の開口部であり、2は開口部より大きい径を有する収納部である 。3は開口部と収納部の間にある径移行部分である。4は実質的に閉塞している 収納部の開口部と相対する端部である。本考案では、収納部2の径は開口部1の 径より大きければよく、径が途中で変化していてもよい。例えば端部4に近づく につれて形が大きくなっても、小さくなっていてもいいし、中央部の径が他の部 分より大きくなっていてもいい。好ましいのは、開口部1と同様に実質的に径が 一定のものである。
【0013】 本考案では、同一円周上であって、かつ2以上の円周上にそれぞれ複数の突起 が設けられているが、突起は各円周上で任意の位置に設けることができる。たと えば、全円周上で同じ位置に突起を設けてもいいし、一つの円周上の突起がない 位置に他の円周の突起があるような位置に設けてもいい。
【0014】 図2は、断面図であり、図3は、図2のA−Bの位置で切断したときの端部4 側から見た平面図である。径移行部分3と収納部2の境界に近い収納部2の内壁 に同一円周上であって、かつ2以上の円周上にそれぞれ複数の突起5および突起 6が設けられている。図2および3では、異なる2つの円周上にそれぞれ4個の 突起5および6が、上記でいう同じ位置に設けられている。突起の形状、大きさ にはとくに制限がないが、突起は同一の形状および大きさを有していることが好 ましく、突起の頂点を結ぶ円の径が、開口部1の径より小さいことが好ましい。
【0015】 突起5および6は、開口部から閉塞部に向けた方向に偏平な形状とすることが できる。偏平形状とすることにより、電線端部の装入および脱着が容易となるが 、一方突起が同一円周上であって、かつ2以上の円周上にそれぞれ複数個設けら れているので、絶縁キャップ装着時の電線端部に対する抵抗が大きくなり、絶縁 キャップの脱落をし難くしている。 図4は図3と同様の平面図であるが、一つの円周上の突起5がない位置に他の 円周の突起6が設けられた態様を示している。
【0016】 本考案では、2以上の円周上にそれぞれ複数個設けられた突起が、少なくとも 一つの円周上で連続して形成された態様であってもよい。この場合、連続した円 周突起には切り込みがなくてもいいが、切り込みが設けられている態様は、本考 案の好ましい態様の一つである。図5には、そのような切り込みが設けられた態 様が示されている。図5では切り込み7が設けられている。
【0017】 図6には、モーター用の接続端子8に本考案の絶縁キャップが装着された態様 が示されている。接続端子を装着するときは、開口部が柔軟性物質であるので、 端子の形状に応じて装入し易い形状へと変形し装入を助ける。また脱着の際も同 様である。装着後は、接続端子が収納部2に収納されており、該端子が引張られ るとその一端9が突起6に係合して容易には脱落しない形状となっている。また 、該端子に接続されている電線10が、径が一定である開口部1によって安定的 に保持され、同開口部1が容易には引っ掛からない形状なので、開口部によって も容易には脱落しない形状となっている。
【0018】 本考案の柔軟性物質としては、天然ゴムや合成ゴムなどのゴム、軟質オレフィ ン共重合体やビニルモノマー重合体などの軟質重合体などが挙げられる。中でも ゴムが好ましい。ゴムとしては天然ゴムやポリブタジエン、ポリイソプレン、エ チレンースチレンーブタジエンゴム、エチレンープロピレンージエンモノマー共 重合体ゴム(EPDM)などの合成ゴムが好ましく使用できる。なかんずく合成 ゴムが好ましく、特にはエチレンープロピレンージシクロペンタジエン共重合体 ゴム、エチレンープロピレンーエチリデンノルボルネン共重合体ゴム、エチレン ープロピレンービニリデンノルボルネン共重合体ゴム、エチレンープロピレンー エチリデンノルボルネンービニリデンノルボルネン共重合体ゴムなどのEPDM が好適に使用できる。
【0019】
【考案の効果】
本考案により、電線端部の装着と脱着が容易で、脱落し難い形状を有する絶縁 キャップが提供すされる。特には、モーターの接続端子用に好適な絶縁キャップ が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の絶縁キャップの外観形状を表す側面図
である。
【図2】本考案の絶縁キャップの断面図である。
【図3】図2のA−Bの位置で切断したときの端部4側
から見た平面図である。
【図4】図3と同じ意味の図であり、突起5と6が図3
とは異なる位置に設けられた態様を示す図である。
【図5】突起5が連続して状態で円周上に形成された態
様を示す図3と同じ意味の図である。
【図6】本考案の絶縁キャップがモーター用の接続端子
に装着された態様が示す断面図である。
【符号の説明】
1 開口部 2 収納部 3 径移行部分 4 端部 5 突起 6 突起 7 円周突起に設けられた切り込み 8 モーター用接続端子 9 モーター用接続端子の一端 10 モーター用接続端子に接続された電線
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月20日(2000.4.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野中 修一 千葉県市原市千種海岸3番地 三井化学株 式会社内 (72)考案者 和田 敏宏 東京都港区東新橋二丁目4番10号 豊洋産 業株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面円形で径が実質的に一定の開口部分
    と、断面円形で開口部分よりも大きな径を有する収納部
    を有し、収納部の開口部と相対する端部が実質的に閉塞
    しており、開口部と収納部の間に径移行部分があり、径
    移行部分と収納部の境界に近い収納部の内壁に同一円周
    上であって、かつ2以上の円周上にそれぞれ複数の突起
    が設けられている、絶縁キャップ。
  2. 【請求項2】前記2以上の円周上にそれぞれ設けられた
    複数の突起が、少なくとも一つの円周上で連続した突起
    として形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の絶縁キャップ。
  3. 【請求項3】前記柔軟性物質がEPDMである請求項1
    または2に記載の絶縁キャップ。
JP2000001990U 2000-04-03 2000-04-03 柔軟性物質よりなる絶縁キャップ Expired - Lifetime JP3072236U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06319828A (ja) * 1993-05-13 1994-11-22 Kajima Corp スプリンクラー兼用空調配管システム

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