JP2000166075A - 電力ケーブル用終端接続部 - Google Patents

電力ケーブル用終端接続部

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JP2000166075A
JP2000166075A JP10335503A JP33550398A JP2000166075A JP 2000166075 A JP2000166075 A JP 2000166075A JP 10335503 A JP10335503 A JP 10335503A JP 33550398 A JP33550398 A JP 33550398A JP 2000166075 A JP2000166075 A JP 2000166075A
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JP
Japan
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cable
rubber mold
metal terminal
rubber
power cable
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Pending
Application number
JP10335503A
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English (en)
Inventor
Masanori Tsuruyama
正徳 鶴山
Noriatsu Tachikawa
紀温 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの挿入作業性を改善できる電力ケー
ブル用終端接続部を提供する。 【解決手段】 一端に金属端子2を具え、他端が開口し
た筒状のゴムモールド部3を有し、このゴムモールド部
3の中間に肉厚部を具える。ゴムモールド部3の外周に
は、軸方向に伸びる複数の突条7が形成される。この突
条7は、ゴムモールド部3における金属端子の根元部か
ら肉厚部の金属端子側端部までの間に形成されている。
ケーブル挿入時に突条7を設けた個所を把持しても、こ
の把持力がケーブルとゴムモールド部3との界面に及ぶ
ことを極力緩和し、強い挿入力を用いなくても容易にケ
ーブルを挿入できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CVケーブルなど
に用いられる電力ケーブル用終端接続部に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】CVケーブルに用いられる終端接続部と
して次のものが知られている。これは、一端に金属端子
を具え、他端が開口した筒状のゴムモールド部を有し、
このゴムモールド部の中間部における内周面に電界緩和
層を具えている。ここで、ゴムモールド部における電界
緩和層が形成された個所は肉厚に形成され、それ以外の
個所は肉薄に形成されている。また、ゴムモールド部の
金属端子側における肉薄部の外周には、特に屋外用の場
合、雨かさが形成されるが、それ以外には何も設けられ
ておらず円筒面で構成されている。さらに、ゴムモール
ド部における電界緩和層の開口部側端部に隣接する個所
の内周面も円筒面で構成されている。
【0003】そして、予めケーブル端部の被覆を除去し
て導体、絶縁体、外部半導電層、遮蔽層を段階的に露出
しておき、このケーブル端部をゴムモールド部の開口部
から挿入して、導体と金属端子とを接続する。ケーブル
絶縁体の外径はゴムモールド部における電界緩和層の内
径よりも若干大きく構成され、ケーブルをゴムモールド
部に圧入すると、ゴムモールド部の電界緩和層にケーブ
ルの外部半導電層が圧接される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の接続部
ではケーブル挿入時の作業性が次の点で不十分であっ
た。
【0005】ゴムモールド部における金属端子から電
界緩和層までの間は肉薄のため、ケーブル挿入時のゴム
モールド部の把持力が直接ゴムモールド部とケーブルの
界面に及ぶ。そのため、ケーブルの挿入力も強くしなけ
ればならないと言う問題がある。
【0006】ケーブル挿入時、ゴムモールド部の金属
端子側は封止されているため、円滑にケーブルを挿入す
るには、ゴムモールド部内に貯まった空気を除去する必
要がある。そのため、強い挿入力でケーブルを圧入する
か、ゴムモールド部の肉薄部である金属端子から電界緩
和層までの間に孔を開けておき、ケーブル挿入後に孔を
塞ぐという煩雑な作業を行っていた。
【0007】従って、本発明の主目的は、ケーブルの挿
入作業性を改善できる電力ケーブル用終端接続部を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明接続部は、一端に
金属端子を具え、他端が開口した筒状のゴムモールド部
を有し、このゴムモールド部の中間に肉厚部を具えるも
のである。ここで、ゴムモールド部の外周に、軸方向に
伸びる複数の突条が形成したことを特徴とする。この突
条は、ゴムモールド部における金属端子の根元部から肉
厚部の金属端子側端部までの間に形成される。
【0009】ゴムモールド部における金属端子の根元部
から肉厚部の金属端子側端部までの間は肉薄に形成され
ているため、ケーブル挿入時にゴムモールド部を把持し
た力がケーブルとゴムモールド部との界面に及ぶため、
強い挿入力を必要とする。本発明のように、金属端子の
根元部から肉厚部の金属端子側端部までの間に突条を形
成すれば、この部分を把持した力が直接前記界面にまで
及ぶことを極力緩和でき、強い挿入力を用いることなく
ケーブルの挿入を容易に行うことができる。
【0010】また、ゴムモールド部における突条が形成
された個所の内周面に少なくとも1つの突起を形成する
ことが好ましい。さらに、肉厚部の開口部側端部の内周
面に少なくとも1つの凹部を形成することも好適であ
る。このような突起または凹部を形成しておくことで、
ゴムモールド部内周面とケーブルとの間に隙間を形成
し、この隙間からケーブル挿入時にゴムモールド部内の
空気を排出することで、容易にケーブルの挿入を行うこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明接続部の全体形状を示す部分断面
図、図2は図1におけるA-A矢視図、図3は図1におけ
るB-B矢視図である。
【0012】この接続部1は、金属端子2とゴムモール
ド部3を一体化したものである。ケーブル端部をこのゴ
ムモールド部3に差し込み、金属端子2とケーブル導体
(図示せず)を接続して利用する点は前述した従来の技
術における接続部と同様である。
【0013】この金属端子2は、金属パイプの一端側を
押し潰して偏平状に形成し、他端側はパイプ状のままゴ
ムモールド部3に一体化されている。
【0014】一方、ゴムモールド部3は、一端に前記金
属端子2が固定され、他端に開口部4が形成された筒状
体である。ゴムモールド部3の外周には、つば状の雨か
さ5A,5Bが軸方向に2つ並んで設けられている。また、
開口部4は広がって形成され、ケーブルを挿入し易いよ
うに構成されている。
【0015】このゴムモールド部3は、絶縁ゴムを主体
として構成されているが、中間部の内周面に高誘電率ゴ
ムからなる電界緩和層6を具えている。この電界緩和層
6のある個所とその両端部に隣接する個所は肉厚に形成
され(肉厚部3B)、それ以外の個所は肉薄に形成されて
いる。金属端子2から電界緩和層6の間における肉薄部
を上部肉薄部3Aと、電界緩和層6から開口部4までの間
における肉薄部を下部肉薄部3Cとする。また、電界緩和
層6の金属端子側において肉厚部から肉薄部への段差
は、ゴムモールド部3の外周側に形成され、電界緩和層
6の開口部側において肉厚部から肉薄部への段差は、ゴ
ムモールド部3の内周側に形成されている。
【0016】ここで、上部肉薄部3Aの外周に複数の突条
7を設ける。この突条7は、金属端子側の突出距離が短
く、開口部側の突出距離が長いほぼ三角形状のものであ
る。突条7の開口部側端部は雨かさ5Aに一体化されてい
る。本例では、図2に示すように、ゴムモールド部3を4
等分する位置に合計4つの突条7を設けた。突条7の形
状は特に限定されないが、突条7の数はゴムモールド部
3を把持する際に直接上部肉薄部3Aを把持しないために
複数とする。例えば、突条7の数を2つとした場合、対
向する位置に設けることが好ましい。
【0017】このような突条7を形成することで、ケー
ブル挿入時に上部肉薄部3Aを把持しても、この把持力が
直接ゴムモールド部3とケーブルとの界面に及ぶことを
緩和できる。そのため、強いケーブル挿入力を必要とす
ることなく、ケーブルの挿入作業を行うことができる。
【0018】また、図2に示すように、上部肉薄部3Aに
おける突条7を設けた個所の内周面に合計4つの半球状
突起8を形成した。突起の形状は特に限定されない。こ
の突起8を設ければ、ケーブルをゴムモールド部3に挿
入した際、上部肉薄部3Aの内周面とケーブル(絶縁体)
との間にわずかな隙間が形成される。この隙間からゴム
モールド部内の空気を開口部側に排出できるため、ケー
ブルの挿入作業を円滑に行うことができる。なお、ケー
ブル挿入時は突条7の外周を把持するため、突条7を設
けた個所の内周面とケーブル絶縁体との接触圧が大きく
なり、大きい挿入力を必要とする要因となる。そのた
め、本例では突条7と対応する位置に突起8を設け、ゴ
ムモールド部内周面とケーブル絶縁体との接触面積を少
なくし、挿入力の低減を図っている。
【0019】さらに本例では、この突起8と同様の目的
で、肉厚部3Bの開口部側端部の内周に凹部9を形成し
た。図1に示すように、肉厚部3Bの開口部側端部は絶縁
ゴムで形成された個所がわずかにある。凹部9はこの絶
縁ゴムの肉厚部3Bに形成されている。本例では、図3に
示すように、ゴムモールド部3の内周を6等分する個所
に合計6つの凹部9を設けた。凹部9の深さは2mm、幅
はゴムモールド部3の30°の範囲とした。ただし、凹部
9の断面形状、サイズは特に限定されない。このような
凹部を設けることで、凹部自体がゴムモールド部内周面
とケーブル(絶縁体)との間における隙間となり、この
隙間からゴムモールド部内の空気を排出できるため、ケ
ーブルの挿入作業を円滑に行うことができる。
【0020】なお、上記の説明では、薄いシース状の電
界緩和層を用いた接続部を例として説明したが、この代
わりに小さな薄いストレスコーンを用いた構造としても
良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゴムモールド部の外周における所定位置に突条を設ける
ことで、ゴムモールド部を把持した際の力が直接ケーブ
ルとの界面に及ぶことを緩和し、強い挿入力でなくても
容易にケーブルを挿入することができる。
【0022】また、ゴムモールド部の所定位置に突起ま
たは凹部を形成することで、ケーブル挿入時におけるゴ
ムモールド部内の空気の排出を容易にし、強い挿入力で
なくてもケーブルの挿入を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明接続部の全体形状を示す部分断面図であ
る。
【図2】図1におけるA-A矢視図である。
【図3】図1におけるB-B矢視図である。
【符号の説明】
1 接続部 2 金属端子 3 ゴムモールド部 3A
上部肉薄部 3B 肉厚部 3C 下部肉薄部 4 開口部 5A、5B 雨
かさ 6 電界緩和層 7 突条 8 突起 9 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に金属端子を具え、他端が開口した
    筒状のゴムモールド部を有し、このゴムモールド部の中
    間に肉厚部を具える電力ケーブル用終端接続部におい
    て、 前記ゴムモールド部の外周には、軸方向に伸びる複数の
    突条が形成され、 この突条は、ゴムモールド部における金属端子の根元部
    から肉厚部の金属端子側端部までの間に形成されている
    ことを特徴とする電力ケーブル用終端接続部。
  2. 【請求項2】 ゴムモールド部における突条が形成され
    た個所の内周面に少なくとも1つの突起を形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の電力ケーブル用終端接続
    部。
  3. 【請求項3】 肉厚部の開口部側端部の内周面に少なく
    とも1つの凹部を形成したことを特徴とする請求項1記
    載の電力ケーブル用終端接続部。
JP10335503A 1998-11-26 1998-11-26 電力ケーブル用終端接続部 Pending JP2000166075A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6787703B2 (en) 2001-11-27 2004-09-07 Fujikura Ltd. Connection structure and connection member for electrical connection of power cables
US6979707B2 (en) 2003-03-17 2005-12-27 Fujikura Ltd. High-permittivity rubber compounds and power cable members

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6787703B2 (en) 2001-11-27 2004-09-07 Fujikura Ltd. Connection structure and connection member for electrical connection of power cables
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