JP2000175344A - 電力ケーブル用終端接続部 - Google Patents

電力ケーブル用終端接続部

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JP2000175344A
JP2000175344A JP10348495A JP34849598A JP2000175344A JP 2000175344 A JP2000175344 A JP 2000175344A JP 10348495 A JP10348495 A JP 10348495A JP 34849598 A JP34849598 A JP 34849598A JP 2000175344 A JP2000175344 A JP 2000175344A
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JP
Japan
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rubber mold
electric field
cable
umbrella
field relaxation
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JP10348495A
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English (en)
Inventor
Masanori Tsuruyama
正徳 鶴山
Yoshiteru Fujiwara
義晃 藤原
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムモールド部とケーブルとの間に形成され
る隙間を極力小さくし、電気的性能を改善できる電力ケ
ーブル用終端接続部を提供する。 【解決手段】 一端に金属端子2を具え、他端が開口し
た筒状のゴムモールド部3を有する。このゴムモールド
部の内周側に電界緩和層6を具え、外周側に耐候用傘5
A,5Bを具える。耐候用傘5A(5B)の根元部が電界緩和層
6の端部に位置する。耐候用傘の根元部は肉厚となって
おり、強い締付力が得られるため、本体部3Aと電界緩和
層6の境界部の隙間を縮小化し、電気的性能が低下する
ことを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CVケーブルなど
に用いられる電力ケーブル用終端接続部に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】CVケーブルに用いられる終端接続部材
として次のものが知られている。これは、一端に金属端
子を具え、他端が開口した筒状のゴムモールド部を具え
ている。このゴムモールド部は、絶縁性の本体部と半導
電性の電界緩和層とからなり、電界緩和層はゴムモール
ド部の中間部における内周面に形成されている。また、
ゴムモールド部の金属端子側における外周には、特に屋
外用の場合、耐候用傘が形成される。
【0003】このような接続部材をケーブルに装着する
場合、予めケーブル端部の被覆を除去して導体、絶縁
体、外部半導電層、遮蔽層を段階的に露出しておき、こ
のケーブル端部をゴムモールド部の開口部から挿入し
て、導体と金属端子とを接続する。このとき、ゴムモー
ルド部の内径はケーブル絶縁体の外径よりも若干小さく
構成されているため、挿入に伴ってゴムモールド部の内
周はケーブルの外周に圧接され、ケーブルの外部半導電
層もゴムモールド部の電界緩和層に圧接される。なお、
外部半導電層と絶縁体との段差を埋める目的で、外部半
導電層の端部に導電性テープを巻回することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の接続部
では、図4、5に示すように、電界緩和層とケーブルと
の間に隙間が形成され、この隙間が電気的性能を低下の
要因となると言う問題があった。なお、図4、5におい
て、図の左側が金属端子側である。
【0005】図4→ゴムモールド部20の本体部21と電
界緩和層22は、それぞれ個々に成形して一体化するた
め、本体部21と電界緩和層22との境界部に隙間(段差)
23が生じ易い。そのため、ケーブル端部にゴムモールド
部20を装着した際にも、ケーブルとゴムモールド部との
間に隙間23が残り、この隙間が電気的弱点となる。
【0006】図5(A)→外部半導電層30は絶縁体31
の上に形成されているため、外部半導電層30の端部には
段差(通常1〜2mm)が形成される。この段差は、ケー
ブル端部にゴムモールド部を装着した際、外部半導電層
30、絶縁体31および電界緩和層32で囲まれる隙間33を構
成する。この場合も隙間33が電気的性能を低下の要因と
なる。
【0007】図5(B)→図5(A)に示す隙間を埋め
る目的で、絶縁体40の外周における外部導電層41の端部
に導電性テープ42を巻回することがある。この場合、図
5(A)に比べて隙間の大きさは縮小されるが、やはり
隙間43、44が残ってしまう。ここでは2つの隙間43、44
を示しており、隙間43は導電性テープ42および電界緩和
層45からなる導電材料で囲まれているため問題は少ない
が、特に隙間44は一部が絶縁体40で囲まれている上、金
属端子に近く、電気的ストレスも大きくかかる。そのた
め、この場合でも隙間43、44による電気的性能低下の問
題があった。
【0008】従って、本発明の主目的は、ゴムモールド
部とケーブルとの間に形成される隙間を極力小さくし、
電気的性能を改善できる電力ケーブル用終端接続部を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明終端接続部の第一
の特徴は、一端に金属端子を具え、他端が開口した筒状
のゴムモールド部を有し、このゴムモールド部の内周側
に電界緩和層を具え、ゴムモールド部の外周側に耐候用
傘を具える電力ケーブル用終端接続部において、耐候用
傘の根元部を電界緩和層の端部に位置させたことにあ
る。
【0010】また、第二の特徴は、一端に金属端子を具
え、他端が開口した筒状のゴムモールド部を段剥ぎした
ケーブルの端部にはめ込んで形成する電力ケーブル用終
端接続部において、このゴムモールド部は外周側に耐候
用傘を具え、この耐候用傘の根元部を、ケーブルの絶縁
層外周に設けられた導電性材料層の端部に対応させるこ
とにある。
【0011】耐候用傘の根元部は、他の部分に比べて必
然的に肉厚となる。一般に、ゴムモールド部を肉厚にす
ると内部のケーブルに対する締付力が大きくなる。従っ
て、図4、5に示した隙間の生じる個所と耐候用傘の根
元部とを対応させれば、その部分のケーブルに対する締
付力を高め、隙間を圧縮して極力小さくすることができ
る。特に、耐候用傘の根元部以外の個所は肉厚にしなく
てもよいため、ゴムモールド部全体を肉厚にした場合に
比べて、ケーブルへの装着時の挿入力が小さくて済む。
【0012】上記の第一および第二の特徴に関し、耐候
用傘は一般にゴムモールド部の軸方向に複数並列される
ことが多い。この場合、いずれかの耐候用傘の根元部が
電界緩和層の端部または導電性材料層の端部に対応すれ
ば良い。
【0013】また、第一の特徴において、電界緩和層の
端部とは少なくとも一方の端部のことである。ただし、
電界緩和層の金属端子側端部の方が電気的ストレスは高
く、金属端子側端部に耐候用傘の根元部を対応させるこ
とが特に好ましい。
【0014】上記第二の特徴において、「導電性材料
層」とはケーブルの外部半導電層または外部半導電層と
絶縁層との段差を埋める目的で巻回した導電性テープの
ことである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 (実施例1)図1は本発明接続部に用いる接続部材の全
体形状を示す部分断面図である。この接続部材1は、金
属端子2とゴムモールド部3を一体化したものである。
ケーブル端部をこのゴムモールド部3に差し込み、金属
端子2とケーブル導体(図示せず)を接続して利用する
点は前述した従来の技術における接続部と同様である。
【0016】この金属端子2は、金属パイプの一端側を
押し潰して偏平状に形成し、他端側はパイプ状のままゴ
ムモールド部3に一体化されている。
【0017】一方、ゴムモールド部3は、一端に前記金
属端子2が固定され、他端に開口部4が形成された筒状
体である。ゴムモールド部3の外周には、つば状の耐候
用傘5A,5Bが軸方向に2つ並んで設けられている。ただ
し、耐候用傘の数が2つに限定されるわけではない。ま
た、開口部4は広がって形成され、ケーブルを挿入し易
いように構成されている。
【0018】このゴムモールド部3は、絶縁ゴムで構成
される本体3Aと、高誘電率ゴムからなる電界緩和層6
とを具えている。この電界緩和層6はゴムモールド部に
おける中間部の内周面に形成されている。また、ゴムモ
ールド部における金属端子2の根元部と雨かさ5Aとの
間に形成されているのは、軸方向に伸びるリブ7であ
る。このリブ7はゴムモールド部外周の四方に形成され
ている。
【0019】ここで、耐候用傘の根元部を電界緩和層6
の端部と対応させる。ここでは電界緩和層6の金属端子
側端部を耐候用傘5Aの根元部と対応させた。電界緩和
層6の金属端子側端部は特に電気的ストレスが大きくか
かるため、隙間を小さくできれば電気的性能の改善効果
が大きい。
【0020】耐候用傘5A,5Bの根元部は必然的に他の個
所に比べて肉厚となっているため、この根元部を電界緩
和層6の端部と対応させることで、ケーブルに対する締
付力を高め、電界緩和層6の端部に生じる隙間を圧縮
し、電気的性能の低下を抑制することができる。
【0021】なお、図1では電界緩和層6の金属端子側
端部のみを耐候用傘5Aの根元部と対応させたが、図2
に示すように、電界緩和層6の両端部と耐候用傘5A,5B
の根元部とを対応させても良い。
【0022】(実施例2)次に、図3に基づいて、耐候
用傘の根元部をケーブルの絶縁層外周に設けられた導電
性材料層の端部に対応させる構成について説明する。こ
こで用いるゴムモールド部は図1記載のものが好ましい
が、耐候用傘の根元部と電界緩和層の端部とが対応して
いないものでも構わない。
【0023】段剥ぎされたケーブルにおける外部半導電
層10の端部には、絶縁体11との隙間を埋めるために導電
性テープ12が巻回されている。この導電性テープ12の端
部と耐候用傘13の根元部が対応するようにゴムモールド
部14を設計しておく。
【0024】これにより、肉厚となっている耐候用傘13
の根元部で強い締付力が得られるため、導電性テープ12
の端部に形成される隙間(図5参照)を圧縮し、電気的
性能の低下を抑制することができる。なお、図3におい
て、ケーブル絶縁体11や導電性テープ12とゴムモールド
部14との間には間隔があり、電界緩和層15にも段差が形
成された状態を示しているが、これらは導電性テープ12
の端部と耐候用傘13の根元部との位置関係を明確にする
ために誇張して示したものである。実際にはケーブル絶
縁体11や導電性テープ12とゴムモールド部14とは密着さ
れ、電界緩和層15にも図3に示すような明確な段差が形
成されるわけではない。
【0025】ここでは導電性テープ12を巻回した場合を
例として説明したが、導電性テープ12を用いない場合
は、外部半導電層10の端部と耐候用傘13の根元部とを対
応させれば同様の効果が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明接続部によ
れば、肉厚に形成された耐候用傘の根元部を隙間の生じ
易い個所に対応させることで、強い締付力により隙間を
圧縮・縮小化し、接続部の電気的性能の低下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明接続部材の全体形状を示す部分断面図で
ある。
【図2】耐候用傘の根元部を電界緩和層の両端部対応さ
せた本発明接続部の部分断面図である。
【図3】耐候用傘の根元部をケーブルの絶縁層外周に設
けられた導電性材料層の端部に対応させた本発明接続部
の部分断面図である。
【図4】ゴムモールド部の本体部と電界緩和層との境界
部に形成される隙間の説明図である。
【図5】外部半導電層と絶縁体との段差に伴う隙間の説
明図で、(A)は導電性テープを使用しない場合、(B)
は導電性テープを使用した場合を示す。
【符号の説明】 1 接続部材 2 金属端子 3 ゴムモールド部 3A
本体部 4 開口部 5A、5B 耐候用傘 6 電界緩和層 7 リブ 10 外部半導電層 11 絶縁体 12 導電性テープ 13 耐候用傘 14 ゴムモールド部
15 電界緩和層 20 ゴムモールド部 21 本体部 22 電界緩和層 23
隙間 30 外部半導電層 31 絶縁体 32 電界緩和層 33
隙間 40 絶縁体 41 外部半導電層 42 導電性テープ 43、44 隙間
45 電界緩和層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に金属端子を具え、他端が開口した
    筒状のゴムモールド部を有し、このゴムモールド部の内
    周側に電界緩和層を具え、ゴムモールド部の外周側に耐
    候用傘を具える電力ケーブル用終端接続部において、 前記耐候用傘の根元部が電界緩和層の端部に位置するこ
    とを特徴とする電力ケーブル用終端接続部。
  2. 【請求項2】 一端に金属端子を具え、他端が開口した
    筒状のゴムモールド部を段剥ぎしたケーブルの端部には
    め込んで形成する電力ケーブル用終端接続部において、 前記ゴムモールド部は外周側に耐候用傘を具え、 この耐候用傘の根元部を、ケーブルの絶縁層外周に設け
    られた導電性材料層の端部に対応させることを特徴とす
    る電力ケーブル用終端接続部。
JP10348495A 1998-12-08 1998-12-08 電力ケーブル用終端接続部 Pending JP2000175344A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6787703B2 (en) 2001-11-27 2004-09-07 Fujikura Ltd. Connection structure and connection member for electrical connection of power cables
US6979707B2 (en) 2003-03-17 2005-12-27 Fujikura Ltd. High-permittivity rubber compounds and power cable members
CN109892018A (zh) * 2016-10-31 2019-06-14 佳能安内华股份有限公司 X射线产生装置和x射线拍摄系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109892018A (zh) * 2016-10-31 2019-06-14 佳能安内华股份有限公司 X射线产生装置和x射线拍摄系统

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