JPH035089Y2 - - Google Patents

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JPH035089Y2
JPH035089Y2 JP1986086997U JP8699786U JPH035089Y2 JP H035089 Y2 JPH035089 Y2 JP H035089Y2 JP 1986086997 U JP1986086997 U JP 1986086997U JP 8699786 U JP8699786 U JP 8699786U JP H035089 Y2 JPH035089 Y2 JP H035089Y2
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putty
cover
cap
wire
electric wire
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JP1986086997U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電線、ケーブルの端末、接続部又は
引留部を水密に保護し、また修復に用いる電線カ
バーに関する。
〔従来の技術〕
従来、電線、ケーブルの端末、接続部又は引留
部の金具類及び電線ケーブルの絶縁体を剥ぎ取つ
た部分の保護、修復には、粘着性のテープでテー
ピング処理するほか、予め成形されたカバーを被
せ、カバーの開口部を粘着性のテープでテーピン
グし、シールするタイプのカバーが使用されてい
た。しかし、これらの方法は、テーピング処理が
煩雑である(実開昭59−138175号参照)。
このテーピング処理の問題を解消するものとし
て、第3図に示すように、成形された筒状のカバ
ー1の開口部に、粘着性のパテ3を予め着設した
キヤツプ2を嵌め込むようにしたカバーが提案さ
れている(実開昭60−87476号公報、実公昭60−
10060号公報等)。図中5は、電線7,7の被覆を
剥いて芯線6,6どうしを接続するための導電性
のスリーブである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この予め粘着性のパテ3を取りつけたキヤツプ
2は、通常はパテ3の表面に離型紙を取りつけた
状態で保管されており、取りつけ時にはこの雌型
紙を取り除いて使用される。
このため、芯線の接続が終了してカバー1の両
端の開口部にキヤツプ2を嵌め込もうとすると
き、第3図の右側のキヤツプ2のように目的の取
付位置以外にパテ3が接触した場合にもそこでパ
テ3が粘着するため、定位置への移動を困難した
り、パテ3が欠損し、シール性能が低下するとい
う問題があつた。
本考案は、このような従来の問題に鑑みて案出
されたものであり、キヤツプ装着時において、電
線の外周にパテが粘着しない構造とすることを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案の電線カバー
は、電線の接続部を覆う筒形のカバーの両端開口
部に嵌め込むキヤツプの内周面に粘着性のパテを
着設した電線カバーにおいて、予め電線外径より
も大きな穴を残して前記キヤツプの内周面に取り
つけられている前記パテの表面を可撓性の網体で
覆つたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案においては、キヤツプの内周面に着設し
たパテの表面を可撓性の網体で覆つている。した
がつて、絶縁処理を行つた電線の表面にキヤツプ
の内面が接触しても、網体と接触であるため抵抗
なく定位置までキヤツプを移動することができ
る。カバーの端部まで嵌め込まれると、網体の網
目を通してパテが膨出し、このパテがカバー端部
とキヤツプとの間に充填され、接続部を水密処理
することができる。網体は可撓性であるため、パ
テの変形を阻害しない。
〔実施例〕
以下、本考案の図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。第1図は本考案のキヤツプを接
続部に挿入する前の状態を示し、第2図は取付作
業終了後の状態を示す。なお、第3図は同一部分
は同一符号を用いて説明を省略する。
第1図に示すように本実施例の電線カバーは、
接続部を覆う予め筒状に成形されたカバー1と、
該カバー1の開口部を覆うキヤツプ2とからな
る。キヤツプ2は一方にカバー1と嵌合する穴と
他方に電線に挿入するための電線外径にほぼ等し
い穴が設けられている。
パテ3は、キヤツプ2の内面に電線外径よりも
大きな穴を残して取りつけられており、その表面
にはポリエチレン製の筒状の網4が貼り付けられ
ている。カバー1の取付作業は、電線の切断端よ
り予めカバー1及びキヤツプ2を挿入しておき、
電線の接続作業終了後、カバー1を接続部を覆う
位置に移動させるとともに、キヤツプ2も移動さ
せてカバー1の開口部に嵌め込むことによつて完
了する。
前記の取付作業中、キヤツプ2を移動させると
きに、パテ3の表面に可撓性の網4が貼り付けら
れているため、パテ3が電線表面に粘着すること
がなく、スムーズに移動できる。そして、キヤツ
プ2をカバー1に嵌め込むことにより、パテ3は
圧縮され、網目を通過し、電線表面及びカバー1
に密着し、第2図に示すように完全なシールをす
ることができる。網4は可撓性であるため、パテ
3の変形になじんで変形し、パテ3の動きを阻害
することはない。
なお、以上の実施例は直線接続部のカバーに関
するものであるが、これに限定されない。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、本考案においては、キヤ
ツプに着設したパテの表面を可撓性の網体で覆つ
た構成としている。このため、電線表面にパテが
粘着して作業に支障をきたすことがなく、円滑に
所定の位置まで移動することができる。取付位置
においては、網体の網目を通してパテが膨出する
ので、シールを完全に行うことができる。網体は
可撓性であるため、パテの膨出や変形を阻害する
ことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は取付作終了後の状態の断面図、第3図は従来の
カバーを示す断面図である。 1:カバー、2:キヤツプ、3:パテ、4:
網、5:接続スリーブ、6:芯線、7:電線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電線の接続部を覆う筒形のカバーの両端開口部
    に嵌め込むキヤツプの内周面に粘着性のパテを着
    設した電線カバーにおいて、予め電線外径よりも
    大きな穴を残して前記キヤツプの内周面に取りつ
    けられている前記パテの表面を可撓性の網体で覆
    つたことを特徴とする粘着パテ付き電線カバー。
JP1986086997U 1986-06-07 1986-06-07 Expired JPH035089Y2 (ja)

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JP1986086997U JPH035089Y2 (ja) 1986-06-07 1986-06-07

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JP1986086997U JPH035089Y2 (ja) 1986-06-07 1986-06-07

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Publication Number Publication Date
JPS62198669U JPS62198669U (ja) 1987-12-17
JPH035089Y2 true JPH035089Y2 (ja) 1991-02-08

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ID=30943816

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5989700B2 (ja) * 2014-03-20 2016-09-07 中国電力株式会社 絶縁カバー及び絶縁カバーの取付方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6010060U (ja) * 1983-07-01 1985-01-23 株式会社 西製作所 錠前に於ける衝撃音の吸収装置

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JPS62198669U (ja) 1987-12-17

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