JP3070390U - 保持具 - Google Patents

保持具

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JP3070390U
JP3070390U JP2000000168U JP2000000168U JP3070390U JP 3070390 U JP3070390 U JP 3070390U JP 2000000168 U JP2000000168 U JP 2000000168U JP 2000000168 U JP2000000168 U JP 2000000168U JP 3070390 U JP3070390 U JP 3070390U
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synthetic resin
resin sheet
welded
bag
holder
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莞二 田中
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Lihit Lab Inc
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Lihit Lab Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納部の開口部を開いたときにかかる力に対
して合成樹脂シートの溶着部の強度が強い保持具を提供
する。 【解決手段】 保持具としてのホルダ10は、略長方形
状の袋部12を含む。袋部12は、たとえばポリプロピ
レンからなる略長方形状の合成樹脂シート14を含む。
合成樹脂シート14は、中央部分で折り曲げられて、袋
部12の1つの辺12aが形成される。袋部12は、辺
12aに隣接する辺12bが溶着される。この場合、袋
部12の辺12bに対応する合成樹脂シート14の下端
部において、袋部12の開口部を開く方向とほぼ直角な
方向の斜めの縞状の部分14aが溶着される。袋部12
は、他の2つの辺12cおよび12dに開口部を有す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は保持具に関し、特に、合成樹脂シートの端部を溶着することによっ て開口部を有するたとえば袋部やポケット部などの収納部が形成される、たとえ ばホルダやファイルなどの保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来のホルダの一例を示す正面図である。このホルダ1は、略長方形状 の袋部2を含む。袋部2は、ポリプロピレンからなる略長方形状の合成樹脂シー ト3を含む。合成樹脂シート3は、中央部分で折り曲げられ、その折り曲げられ た中央部分で袋部2の1つの辺2aが形成される。また、袋部2は、辺2aに隣 接する1つの辺2bが溶着される。この場合、袋部2の辺2bに対応する合成樹 脂シート3の下端部において、縦縞状の部分3aが溶着される。また、袋部2は 、他の2つの辺2cおよび2dに開口部を有する。このホルダ1では、袋部2の 中にたとえば書類などの薄状の物を収納することができる。 図7は従来のファイルの一例において表紙を開いた状態を示す正面図である。 このファイル4は、ポリプロピレンからなる表紙5を含む。表紙5の表表紙5a の内面には、略4角形状のポケット部6が形成される。ポケット部6は、ポリプ ロピレンからなる略4角形状の合成樹脂シート7を含む。ポケット部6は、2つ の辺6aおよび6bがそれぞれ溶着される。この場合、ポケット部6の2つの辺 6aおよび6bに対応する合成樹脂シート7の下端部の縦縞状の部分7aおよび 左端部の横縞状の部分7bが、表紙5の表表紙5aに溶着される。また、ポケッ ト部6は、他の2つの辺6cおよび6dに開口部を有する。さらに、表紙5の背 表紙5bの内面には、2穴用の綴じ具8が形成される。このファイル4では、綴 じ具8によって2つの穴を有する書類などを綴じることができるとともに、ポケ ット部6の中にたとえば書類などの薄状の物を収納することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、図6に示す従来のホルダ1では、袋部2の辺2bに対応する合成樹 脂シート3の下端部において縦縞状の部分3aが溶着されているので、袋部2の 開口部を開いたときに、図8に示すように、袋部2の溶着部ないし合成樹脂シー ト3の溶着部の端部から力がかかりはじめるため、その溶着部の強度が弱く、そ の溶着部が剥がれてしまいやすい。 同様に、図7に示す従来のファイル4でも、ポケット部6の開口部を開いたと きに、ポケット部6の溶着部すなわち合成樹脂シート7の溶着部の端部から力が かかりはじめるため、その溶着部の強度が弱く、その溶着部が剥がれてしまいや すい。 なお、上述のホルダ1およびファイル4では、合成樹脂シート3および7の端 部において縦縞状の部分3aおよび7aと横縞状の部分7bとが溶着されている が、それらの部分の代わりに点状の部分が溶着されても、同様の問題がある。 すなわち、合成樹脂シートの端部において、縦縞状の部分、横縞状の部分、ま たは、点状の部分を溶着した場合、収納部の開口部を開いたときに、溶着部の端 部から力がかかりはじめるため、その溶着部の強度が弱い。 また、合成樹脂シートの溶着部の強度を強くするために、合成樹脂シートの端 部の全面を溶着することが考えられるが、合成樹脂シートの端部の全面を溶着し た場合には、溶けた合成樹脂がはみ出してしまい、見栄えが悪くなるとともに、 溶着部の強度が弱くなりやすい。
【0004】 それゆえに、この考案の主たる目的は、収納部の開口部を開いたときにかかる 力に対して合成樹脂シートの溶着部の強度が強い保持具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる保持具は、合成樹脂シートの端部を溶着することによって開 口部を有する収納部が形成される保持具であって、合成樹脂シートの端部は、収 納部の開口部を開く方向に対してほぼ直角な方向の斜めの縞状の部分が溶着され る、保持具である。 なお、この考案において、収納部の開口部を開く方向に対してほぼ直角な方向 とは、文字通りの収納部の開口部を開く方向に対してほぼ直角な方向だけでなく 、収納部の開口部を開く方向に対して直角な方向も含むものとする。
【0006】 この考案にかかる保持具では、合成樹脂シートの端部は、収納部の開口部を開 く方向に対してほぼ直角な方向の斜めの縞状の部分が溶着されているので、収納 部の開口部を開いたときに力がかかる合成樹脂シートの溶着部の長さが長くなる 。そのため、この考案にかかる保持具では、収納部の開口部を開いたときにかか る力に対して合成樹脂シートの溶着部の強度が強くなる。
【0007】 この考案の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1はこの考案にかかるホルダの一例を示す正面図である。このホルダ10は 、略長方形状の袋部12を含む。
【0009】 袋部12は、たとえばポリプロピレンからなる略長方形状の1枚の合成樹脂シ ート14を含む。合成樹脂シート14は、中央部分で折り曲げられ、2つに折り 畳まれる。この合成樹脂シート14の折り曲げられた中央部分で、袋部12の1 つの辺12aが形成される。
【0010】 袋部12は、辺12aに隣接する1つの辺12bが溶着される。この場合、袋 部12の辺12bに対応する合成樹脂シート14の下端部において、袋部12の 開口部を開く方向とほぼ直角な方向の斜めの縞状の部分14aすなわち袋部12 の対角線と平行な方向の斜めの縞状の部分14aが溶着される。このように合成 樹脂シート14の下端部において斜めの縞状の部分14aを溶着するためには、 たとえば、周囲に斜めの突部を形成したローレットなどを用いればよい。
【0011】 また、袋部12は、他の2つの辺12cおよび12dに開口部を有する。さら に、袋部12の辺12cにおいて、2層に重なる合成樹脂シート14のうちの一 方の層の端部には、その上部にたとえば半円形状の切欠部16が形成され、その 下部にたとえば略3角形状の切欠部18が形成される。切欠部16は、2層に重 なる合成樹脂シート14のうちの1つの層をつまみやすくするためのものである 。また、切欠部18は、袋部12の開口部を開いたときに袋部12の溶着部ない しは合成樹脂シート14の溶着部に加わる力を初期的に緩和するためのものであ る。
【0012】 このホルダ10では、袋部12の中にたとえば書類などの薄状の物を収納する ことができる。
【0013】 さらに、このホルダ10では、袋部12の辺12bに対応する合成樹脂シート 14の下端部において、袋部12の開口部を開く方向とほぼ直角な方向の斜めの 縞状の部分14aすなわち袋部12の対角線と平行な方向の斜めの縞状の部分1 4aが溶着されているので、図2に示すように、袋部12の開口部を開いたとき に力がかかる袋部12の溶着部ないし合成樹脂シート14の溶着部の長さが長い 。そのため、このホルダ10では、袋部12の溶着部すなわち合成樹脂シート1 4の溶着部の強度が強い。
【0014】 図3はこの考案にかかるファイルの一例において表紙を開いた状態を示す正面 図である。このファイル20は、たとえばポリプロピレンからなる表紙22を含 む。表紙22は、略長方形状の表表紙22aを含む。表表紙22aの幅方向の一 端には、短冊状の背表紙22bが形成される。背表紙22bにおいて表表紙22 aの反対側には、略長方形状の裏表紙22cが形成される。
【0015】 表紙22の表表紙22aの内面には、略4角形状のポケット部24が形成され る。ポケット部24は、たとえばポリプロピレンからなる略4角形状の1枚の合 成樹脂シート26を含む。
【0016】 ポケット部24は、2つの辺24aおよび24bがそれぞれ溶着される。この 場合、ポケット部24の2つの辺24aおよび24bに対応する合成樹脂シート 26の下端部および左端部において、ポケット部24の開口部を開く方向とほぼ 直角な方向の斜めの縞状の部分26aおよび26bすなわちポケット部24の対 角線と平行な方向の斜めの縞状の部分26aおよび26bが、表紙22の表表紙 22aの内面に溶着される。このように合成樹脂シート26の下端部および左端 部において斜めの縞状の部分26aおよび26bを溶着するためには、たとえば 、周囲に斜めの突部を形成したローレットなどを用いればよい。
【0017】 また、ポケット部24は、他の2つの辺24cおよび24dに開口部を有する 。さらに、ポケット部24の2つの辺24cおよび24dにおいて2つの辺24 aおよび24bに近い方の端部では、合成樹脂シート26に、たとえば略3角形 状の切欠部28aおよび28bが形成される。これらの切欠部28aおよび28 bは、ポケット部24の開口部を開いたときにポケット部24の溶着部ないしは 合成樹脂シート26の溶着部にかかる力を初期的に緩和するためのものである。
【0018】 さらに、合成樹脂シート26において、ポケット部24の2つの辺24cおよ び24dの内側には、2つの辺24cおよび24dに沿って折曲げ部分30が形 成される。この折曲げ部分30は、その部分から外側の部分において合成樹脂シ ート26を表表紙22aから浮かせることによってポケット部24にたとえば書 類などの薄状の物を収納しやすくするためのものである。
【0019】 また、合成樹脂シート26の中央には、3つの切目32a、32bおよび32 cが形成される。これらの切目32a〜32cは、それらの切目32a〜32c にたとえば長方形状のカードの3つの角部を差し込むことによってそのカードを 保持するためのものである。
【0020】 さらに、表紙22の背表紙22bの内面には、たとえば2穴用の綴じ具34が 形成される。
【0021】 このファイル20では、綴じ具34によって、たとえば2つの穴を有する書類 などを綴じることができる。
【0022】 また、このファイル20では、ポケット部24の中にたとえば書類などの薄状 の物を収納することができる。
【0023】 さらに、このファイル20では、ポケット部24の2つの辺24aおよび24 bに対応する合成樹脂シート26の下端部および左端部においてポケット部24 の開口部を開く方向とほぼ直角な方向の斜めの縞状の部分26aおよび26bす なわちポケット部24の対角線と平行な方向の斜めの縞状の部分26aおよび2 6bが溶着されているので、図4に示すように、ポケット部24の開口部を開い たときに力がかかるポケット部24の溶着部ないし合成樹脂シート26の溶着部 の長さが長い。そのため、このファイル20では、ポケット部24の溶着部すな わち合成樹脂シート26の溶着部の強度が強い。
【0024】 図5はこの考案にかかるファイルの他の例において表紙を開いた状態を示す正 面図である。図5に示すファイル20は、図3に示すファイル20と比べて、ポ ケット部24の形状が異なる。すなわち、図5に示すファイル20では、ポケッ ト部24が略長方形状に形成される。そのため、ポケット部24は、略長方形状 の合成樹脂シート26を含む。
【0025】 ポケット部24は、3つの辺24a、24bおよび24cがそれぞれ溶着され 、他の1つの辺24dに開口部を有する。この場合、ポケット部24の2つの辺 24aおよび24bに対応する合成樹脂シート26の左端部および右端部におい て、ポケット部24の開口部を開く方向とほぼ直角な方向の斜めの縞状の部分2 6aおよび26bが、表紙22の表表紙22aの内面に溶着される。さらに、ポ ケット部24の1つの辺24cに対応する合成樹脂シート26の下端部において 、縦縞状の部分26cが、表紙22の表表紙22aの内面に溶着される。
【0026】 また、ポケット部24の辺24dにおいて、合成樹脂シート26の端部の中央 には、たとえば半円形状の切欠部28が形成される。この切欠部28は、合成樹 脂シート26をめくりやすくするためのものである。
【0027】 図5に示すファイル20でも、図3に示すファイル20と同様に、綴じ具34 によってたとえば2つの穴を有する書類などを綴じることができ、ポケット部2 4の中にたとえば書類などの薄状の物を収納することができるとともに、ポケッ ト部24の溶着部すなわち合成樹脂シート26の溶着部の強度が強い。
【0028】 なお、上述のホルダ10およびファイル20では、合成樹脂シート14および 26や表紙22の材料としてポリプロピレンが用いられているが、塩化ビニルな ど他の合成樹脂が用いられてもよい。
【0029】 また、上述のホルダ10およびファイル20では袋部12が略長方形状に形成 されポケット部24が略4角形状または略長方形状に形成されているが、袋部1 2およびポケット部24などは他の形状に形成されてもよい。
【0030】 さらに、上述のファイル20には、2穴用の綴じ具34が用いられているが、 他の種類の綴じ具が用いられてもよい。
【0031】
【考案の効果】
この考案によれば、たとえば袋部やポケット部などの収納部の開口部を開いた ときにかかる力に対して合成樹脂シートの溶着部の強度が強いたとえばホルダや ファイルなどの保持具が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかるホルダの一例を示す正面図で
ある。
【図2】図1に示すホルダの袋部を開いた状態を示す図
解図である。
【図3】この考案にかかるファイルの一例において表紙
を開いた状態を示す正面図である。
【図4】図3に示すファイルのポケット部を開いた状態
を示す図解図である。
【図5】この考案にかかるファイルの他の例において表
紙を開いた状態を示す正面図である。
【図6】従来のホルダの一例を示す正面図である。
【図7】従来のファイルの一例において表紙を開いた状
態を示す正面図である。
【図8】図6に示すホルダの袋部を開いた状態を示す図
解図である。
【符号の説明】
10 ホルダ 12 袋部 12a、12b、12c、12d 辺 14 合成樹脂シート 14a 斜めの縞状の部分 16、18 切欠部 20 ファイル 22 表紙 22a 表表紙 22b 背表紙 22c 裏表紙 24 ポケット部 24a、24b、24c、24d 辺 26 合成樹脂シート 26a、26b 斜めの縞状の部分 28、28a、28b 切欠部 30 折曲げ部分 32a、32b、32c 切目 34 綴じ具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂シートの端部を溶着することに
    よって開口部を有する収納部が形成される保持具であっ
    て、 前記合成樹脂シートの端部は、前記収納部の開口部を開
    く方向に対してほぼ直角な方向の斜めの縞状の部分が溶
    着される、保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019209636A (ja) * 2018-06-07 2019-12-12 コクヨ株式会社 ファイル
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