JP3067014U - ホルダ - Google Patents
ホルダInfo
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- JP3067014U JP3067014U JP1999006615U JP661599U JP3067014U JP 3067014 U JP3067014 U JP 3067014U JP 1999006615 U JP1999006615 U JP 1999006615U JP 661599 U JP661599 U JP 661599U JP 3067014 U JP3067014 U JP 3067014U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- hinge line
- holder
- back sheet
- notch
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sheet Holders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 背面シートと正面シートとの間に底部を折り
込みやすい構造のホルダを提供する。 【解決手段】 ホルダ10は、背面シート12を含む。
背面シート12の下端には、外ヒンジ線14を介して底
部シート16が連設される。底部シート16は、内ヒン
ジ線18で2つ折りにされる。さらに、底部シート16
には外ヒンジ線20を介して正面シート22が連設され
る。また、底部シート16の両側には、内ヒンジ線18
および外ヒンジ線14,20と交差して直線状に延びる
マチヒンジ線104が形成される。底部シート16のマ
チヒンジ線104よりも外側において、内ヒンジ線18
の延長線上には、切欠部100が形成され、切欠部10
0を間に挟んだ両側には、斜行ヒンジ線102,102
が対称に形成される。
込みやすい構造のホルダを提供する。 【解決手段】 ホルダ10は、背面シート12を含む。
背面シート12の下端には、外ヒンジ線14を介して底
部シート16が連設される。底部シート16は、内ヒン
ジ線18で2つ折りにされる。さらに、底部シート16
には外ヒンジ線20を介して正面シート22が連設され
る。また、底部シート16の両側には、内ヒンジ線18
および外ヒンジ線14,20と交差して直線状に延びる
マチヒンジ線104が形成される。底部シート16のマ
チヒンジ線104よりも外側において、内ヒンジ線18
の延長線上には、切欠部100が形成され、切欠部10
0を間に挟んだ両側には、斜行ヒンジ線102,102
が対称に形成される。
Description
【0001】
本願考案はホルダに関し、特に、底を有するホルダに関する。
【0002】
従来、底部を有する封筒型のホルダとして、たとえば特許第2523454号 公報に開示されているようなホルダがある。このホルダ1は、背面シート2を含 む。背面シート2には、底部シート3が連設され、底部シート3の背面シート2 の反対側には正面シート4が連設される。また、背面シート2の幅方向両側には 側部シート5が連設される。これらの部材はそれぞれヒンジ線で折り曲げられ、 図14に示すようなマチ、底、および蓋を有するホルダ1として組み立てられる 。図15に示すように、ホルダ1の底部の角部は、三角形状の片部材6で底部シ ート3と側部シート5とが連結されている。片部材6は、ヒンジ線7,8で折り 畳まれてホルダ1内に収納される。
【0003】
しかしながら、たとえばポリプロピレンシートなどの合成樹脂シートを用いて 背面シートと正面シートとの間に底部の角部を折り込んだ構造のホルダを形成す る場合には、合成樹脂シートの可撓性および弾性により底部の両端部が折り込み にくく、製造しにくいという問題があった。特に、マチの幅が狭かったり、マチ が無かったりする場合には、底の折り込みにくさは製造工程上の問題となる。
【0004】 それゆえに、本願考案の主たる目的は、背面シートと正面シートとの間に底部 を折り込みやすい構造のホルダを提供することである。
【0005】
本願考案にかかるホルダは、背面シートと、背面シートに連設される底部シー トと、底部シートの背面シートとは反対側に連設され、背面シートの主面に重ね 合わされる正面シートとを含み、背面シートの幅方向の両側は、正面シートに連 結され、底部シートは、背面シートと正面シートとの間に伸縮自在に折り込むた めに、背面シートに接続される外ヒンジ線と正面シートに接続される外ヒンジ線 の間においてそれらと平行に延びて形成される内ヒンジ線と、背面シートと正面 シートで挟まれた内側に底部シートを折り込みやすくするために、内ヒンジ線の 両端の延長線上に形成される切欠部とを有する、ホルダである。 また、本願考案にかかるホルダにおいて、背面シートと正面シートで挟まれた 内側に底部シートを折り込みやすくするために、切欠部の両側に対称に、底部シ ートの外側へいくに従って互いに接近するよう延びる斜行ヒンジ線を形成するこ とが好ましい。 さらに、本願考案にかかるホルダにおいて、切欠部は底部シートの外側へいく に従い切り欠きの幅が拡がるように形成されることが好ましい。
【0006】 このホルダは、切欠部と斜行ヒンジ線とを有するので、背面シートと正面シー トとの間に底部を折り込みやすい。
【0007】 本願考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
図1に示すホルダ10は、図2に示すように、矩形の背面シート12を含む。 背面シート12の下端には、外ヒンジ線14を介して底部シート16が連設され る。底部シート16は、内ヒンジ線18で2つ折りにされる。さらに、底部シー ト16の背面シート12とは反対側には外ヒンジ線20を介して矩形の正面シー ト22が連設される。正面シート22には、収納物の出し入れを容易にするため の切り欠き44が形成される。なお、以下の説明において、外側とはホルダ10 の幅方向の外側である。また、高さ方向とは幅方向に直交する方向であり、通常 の使用状態においてホルダ10に物品を出し入れする方向である。
【0009】 内ヒンジ線18は、外ヒンジ線14、20に挟まれた中間においてそれらと平 行に延びて形成される。2つ折りにされた底部シート16は背面シート12と正 面シート22との間に挟持される。つまり、底部シート16は、図9ないし図1 1に示すように、背面シート12と正面シート22との間に伸縮自在の蛇腹状に 折り込まれている。
【0010】 底部シート16の両側には、図2および図3に示すように、内ヒンジ線18お よび外ヒンジ線14,20と交差して直線状に延びるマチヒンジ線104,10 4が形成される。マチヒンジ線104,104は、展開図に示すように、背面シ ート12および正面シート22上にも直線状に延びるものである。
【0011】 底部シート16のマチヒンジ線104よりも外側において、内ヒンジ線18の 延長線上には、背面シート12と正面シート22で挟まれた内側に底部シート1 6を折り込みやすくするための切欠部100が形成される。この実施例の切欠部 100は、先端の丸い略V字形状に形成される。この切欠部100は底部シート 12の外側へいくに従い切り欠きの幅が拡がるように形成される。切欠部100 の先端を丸めるのは、応力を分散させて切欠部100から内ヒンジ線18へと底 部シート16が裂けるのを防止するためである。なお、切欠部100は、本願考 案の目的を達成できる範囲で適宜の形状とすることができ、たとえば先端の尖っ た略V字状にしてもよく、直線状にしてもよい。ただし、これらの場合には、シ ートの裂け止めのため、切欠部100と内ヒンジ線18との中間に円形孔を設け ることが好ましい。
【0012】 さらに、底部シート16のマチヒンジ線104よりも外側において、切欠部1 00を間に挟んだ両側には、斜行ヒンジ線102,102が対称に形成される。 斜行ヒンジ線102も、底部シート16を背面シート12と正面シート22との 間に折り込みやすくするためのものである。この実施例の斜行ヒンジ線102, 102は、底部シート16の外側へいくに従って互いに接近するよう斜めに延び る直線状に形成される。ただし、斜行ヒンジ線102は、本願考案の目的を達成 できる範囲において、曲線状にしてもよい。
【0013】 背面シート12の底部シート16とは反対側には、ヒンジ線28を介してカバ ーシート30が連設される。カバーシート30は、ホルダ10の蓋として作用す る。カバーシート30は、ヒンジ線28で折り返されて、正面シート22の一部 を開閉自在に覆うようにして設けられる。カバーシート30の主面には、取付孔 50′に円盤状の係止部材50が固着される。係止部材50の中心部には紐52 が取り付けられる。正面シート22の主面にも、取付孔54′に円盤状の係止部 材54が固着される。紐52を係止部材50と係止部材54とに巻きつけること により、ホルダ10の蓋を閉じた状態で固定できる。また、ホルダ10の厚みの 増減に対応するため、ヒンジ線28に平行に延びる天ヒンジ線106が、ヒンジ 線28の両側に所定間隔をおいて形成される。なお、各ヒンジ線の端部は、シー トが裂けるのを防止するためシートの縁部との間に間隔をおいて止められる。
【0014】 背面シート12の幅方向の両側には、それぞれ短冊状の側部シート36,36 がヒンジ線38,38を介して連設される。側部シート36は、ヒンジ線38で 折り返されて、正面シート22上に重ねられて超音波溶着または熱溶着などによ り固着部46にて固着される。これにより正面シート22と背面シート12とが 連結される。側部シート36には、ホルダ10の厚みの増減に対応するため、ヒ ンジ線38のマチヒンジ線104とは反対側にマチヒンジ線105が形成される 。側部シート36は、背面シート12と正面シート22との間に収納物を収納し ていないときは正面シート22とともに背面シート12の主面に沿って延びて背 面シート12の主面に重なり、収納物を収納した際には収納物の厚みにより背面 シート12から離間してマチ40を構成する。このとき、側部シート36と重な り合う正面シート22の一部と、側部シート36に対向する背面シート12の一 部も同時にマチ40を構成する。
【0015】 このホルダ10の製造に際しては、たとえば色付きの透明ないし半透明のポリ プロピレンなどの合成樹脂シートが図2に示す形状に打ち抜かれる。このとき同 時に切欠部100がシートを打ち抜いて形成される。また、各ヒンジ線もシート を凹ませるようにして同時に形成される。次に、内ヒンジ線18が折り曲げられ て背面シート12と正面シート22が重ね合わされる。このとき、底部シート1 6の角部48は、図4に示す状態から図5に示す状態となる。次に、ヒンジ線3 8が折り曲げられて、図6に示すように側部シート36が正面シート22上に重 ねられ、超音波溶着または熱溶着により固着される。このとき、底部シート16 は図6に示すようにホルダ10の外側へ向かって突き出すような状態にある。次 に、図7に示すように、底部シート16は背面シート12と正面シート22との 間に折り込まれる。すなわち、外ヒンジ線14,20が折り曲げられると同時に 、内ヒンジ線18がそれまでとは逆向きに折り曲げられて、図6に示す状態から 図7に示す状態となり、底部シート16はホルダ10内に断面略M字状に折り込 まれる。このとき、このホルダ10は、切欠部100,および斜行ヒンジ線10 2を有するので、ポリプロピレン等の可撓性および弾性を有する合成樹脂シート でなる場合にも、背面シート12と正面シート22との間に底部シート16を折 り込みやすい。また、内ヒンジ線および外ヒンジ線と交差して直線状に延びるマ チヒンジ線104が形成され、切欠部100および斜行ヒンジ線102が、マチ ヒンジ線104から外側に延びるよう形成されているので、マチヒンジ線104 が切欠部100および斜行ヒンジ線102と協働し、背面シート12と正面シー ト22との間に底部シート16をさらに折り込みやすくなる。
【0016】 このホルダ10は,側部シート36が折り畳まれておらず、背面シート12の 主面に沿って延びて正面シート22とともに背面シート12の主面に重なるよう 形成されているので、何も収納していないときには従来よりも薄型となる。収納 物を収納した際にはその厚みにより側部シート36が背面シート12から離間し てマチ40を形成し、折り畳まれていた底部シート16が図10に示す状態から 図11に示す状態に拡がって底マチを構成するので、収納物Sとしてたとえば普 通紙であれば100枚程度収納できる。
【0017】 また、図12は、図1に示すホルダの変形例を示す斜視図であり、図13はそ の展開図である。この変形例のホルダ10においても、底部の角部48の構造は 上述のものと同様であり、同様の作用効果が得られる。
【0018】
本願考案にかかるホルダは、底部の角部に切欠部と斜行ヒンジ線とを有するの で、背面シートと正面シートとの間に底部を折り込みやすい。そのため、マチの 幅が狭かったり、マチが無かったりする場合にも底付きの薄型ホルダの製造が容 易になる。
【図1】本願考案にかかるホルダの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示すホルダの展開図である。
【図3】図2に示す展開図の要部を拡大して示す図解図
である。
である。
【図4】図1に示すホルダの製造工程を示す要部図解図
である。
である。
【図5】図1に示すホルダの製造工程を示す要部図解図
である。
である。
【図6】図1に示すホルダの製造工程を示す要部図解図
である。
である。
【図7】図1に示すホルダの製造工程を示す要部図解図
である。
である。
【図8】図1の線VIII−VIIIにおける断面図解
図である。
図である。
【図9】図1の線IX−IXにおける断面図解図であ
る。
る。
【図10】(A)は図1に示すホルダに物を収納してい
ないときの底部の角部の状態を示す図解図であり、
(B)はその線B−Bにおける断面図解図である。
ないときの底部の角部の状態を示す図解図であり、
(B)はその線B−Bにおける断面図解図である。
【図11】(A)は図1に示すホルダに物を収納したと
きの底部の角部の状態を示す図解図であり、(B)はそ
の線B−Bにおける断面図解図である。
きの底部の角部の状態を示す図解図であり、(B)はそ
の線B−Bにおける断面図解図である。
【図12】図1に示したホルダの変形例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図13】図12に示すホルダの展開図である。
【図14】従来のホルダの一例の一部を切り欠いて示す
斜視図である。
斜視図である。
【図15】図14に示すホルダの要部を拡大して示す展
開図である。
開図である。
10 ホルダ 12 背面シート 14,20 外ヒンジ線 16 底部シート 18 内ヒンジ線 22 正面シート 24,28,38 ヒンジ線 30 カバーシート 32 係止片 34 係止孔 36 側部シート 38 ヒンジ線 40 マチ 44 切り欠き 46 固着部 48 角部 100 切欠部 102 斜行ヒンジ線 104,105 マチヒンジ線 106 天ヒンジ線 S 収納物
Claims (3)
- 【請求項1】 背面シート、 前記背面シートに連設される底部シート、および 前記底部シートの前記背面シートとは反対側に連設さ
れ、前記背面シートの主面に重ね合わされる正面シート
を含み、 前記背面シートの幅方向の両側は、前記正面シートに連
結され、 前記底部シートは、前記背面シートと前記正面シートと
の間に伸縮自在に折り込むために、前記背面シートに接
続される外ヒンジ線と前記正面シートに接続される外ヒ
ンジ線の間においてそれらと平行に延びて形成される内
ヒンジ線と、 前記背面シートと前記正面シートで挟まれた内側に底部
シートを折り込みやすくするために、前記内ヒンジ線の
両端の延長線上に形成される切欠部とを有する、ホル
ダ。 - 【請求項2】 さらに、前記背面シートと前記正面シー
トで挟まれた内側に前記底部シートを折り込みやすくす
るために、前記切欠部の両側に対称に、前記底部シート
の外側へいくに従って互いに接近するよう延びる斜行ヒ
ンジ線が形成される、請求項1に記載のホルダ。 - 【請求項3】 前記切欠部は前記底部シートの外側へい
くに従い切り欠きの幅が拡がるように形成された、請求
項1または請求項2に記載のホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006615U JP3067014U (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006615U JP3067014U (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | ホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3067014U true JP3067014U (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=43200559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999006615U Expired - Lifetime JP3067014U (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067014U (ja) |
-
1999
- 1999-08-31 JP JP1999006615U patent/JP3067014U/ja not_active Expired - Lifetime
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