JPH0346940Y2 - - Google Patents
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- JPH0346940Y2 JPH0346940Y2 JP1986042091U JP4209186U JPH0346940Y2 JP H0346940 Y2 JPH0346940 Y2 JP H0346940Y2 JP 1986042091 U JP1986042091 U JP 1986042091U JP 4209186 U JP4209186 U JP 4209186U JP H0346940 Y2 JPH0346940 Y2 JP H0346940Y2
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Landscapes
- Sheet Holders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案はボツクスフアイルに関し、特に、そ
の中に収納された収納物を取り出し可能にその収
納物の一部分を露出させるように、その形状を変
えることができる、ボツクスフアイルに関する。
の中に収納された収納物を取り出し可能にその収
納物の一部分を露出させるように、その形状を変
えることができる、ボツクスフアイルに関する。
(従来技術)
第5図はこの種の従来のボツクスフアイルの一
例を示す斜視図である。このボツクスフアイル1
は、中空四角柱状のフアイル本体2を含み、この
フアイル本体2の上部には、その4側壁を周回す
るように、切り取り用のミシン目3が形成されて
いる。
例を示す斜視図である。このボツクスフアイル1
は、中空四角柱状のフアイル本体2を含み、この
フアイル本体2の上部には、その4側壁を周回す
るように、切り取り用のミシン目3が形成されて
いる。
このボツクスフアイル1は、たとえば、その中
にフアイル等の収納物を収納することができ、そ
の収納物を移送するための梱包材として用いられ
る。
にフアイル等の収納物を収納することができ、そ
の収納物を移送するための梱包材として用いられ
る。
さらに、このボツクスフアイル1は、その中に
収納した収納物を、取り出し可能にかつその一部
分を露出するように、たとえばデイスプレイ用ケ
ースとして用いられる。この場合、第6図に示す
ように、ミシン目3でフアイル本体2を切断し
て、フアイル本体2の上部が取り除かれる。
収納した収納物を、取り出し可能にかつその一部
分を露出するように、たとえばデイスプレイ用ケ
ースとして用いられる。この場合、第6図に示す
ように、ミシン目3でフアイル本体2を切断し
て、フアイル本体2の上部が取り除かれる。
また、実開昭58−53679号公報には、箱と蓋兼
仕切板ガイドと仕切板とからなるフアイルボツク
スが開示されている。このフアイルボツクスで
は、箱に挿入される蓋兼仕切板ガイドの状態によ
つて、全体を閉塞したり上方を開放したりするこ
とができる。
仕切板ガイドと仕切板とからなるフアイルボツク
スが開示されている。このフアイルボツクスで
は、箱に挿入される蓋兼仕切板ガイドの状態によ
つて、全体を閉塞したり上方を開放したりするこ
とができる。
さらに、実開昭54−56595号公報には、デイス
プレイ用包装箱が開示されている。このデイスプ
レイ用包装箱では、蓋板などを底部の下に折り返
し、さらに左右の側板の前縁部分などを外側に折
り返すことによつて、上方を開放することができ
る。
プレイ用包装箱が開示されている。このデイスプ
レイ用包装箱では、蓋板などを底部の下に折り返
し、さらに左右の側板の前縁部分などを外側に折
り返すことによつて、上方を開放することができ
る。
(考案が解決しようとする問題点)
第5図に示す従来のボツクスフアイル1では、
それをたとえばデイスプレイ用ケースとして用い
るために、フアイル本体2の上部をミシン目3で
切断すれば、フアイル本体2の上部が切り離され
るため、この部分が邪魔になり、また、その部分
を紛失するおそれがある。
それをたとえばデイスプレイ用ケースとして用い
るために、フアイル本体2の上部をミシン目3で
切断すれば、フアイル本体2の上部が切り離され
るため、この部分が邪魔になり、また、その部分
を紛失するおそれがある。
また、実開昭58−53679号公報に開示されてい
るフアイルボツクスでは、蓋兼仕切板ガイドが箱
と分離されているので、蓋兼仕切板ガイドを紛失
するおそれがある。
るフアイルボツクスでは、蓋兼仕切板ガイドが箱
と分離されているので、蓋兼仕切板ガイドを紛失
するおそれがある。
さらに、実開昭54−56595号公報に開示されて
いるデイスプレイ用包装箱では、その上方を開放
するためには、その蓋板や左右の側板などが単に
外側に折り返されるだけで固定されないので、そ
れらの折り返された部分が外側に突き出て邪魔に
なる。
いるデイスプレイ用包装箱では、その上方を開放
するためには、その蓋板や左右の側板などが単に
外側に折り返されるだけで固定されないので、そ
れらの折り返された部分が外側に突き出て邪魔に
なる。
それゆえに、この考案の主たる目的は、一部を
切り離すことなくたとえばデイスプレイ用ケース
として用いることができ、しかも、その場合に一
部が邪魔にならない、ボツクスフアイルを提供す
ることである。
切り離すことなくたとえばデイスプレイ用ケース
として用いることができ、しかも、その場合に一
部が邪魔にならない、ボツクスフアイルを提供す
ることである。
(問題点を解決するための手段)
この考案は、底部材、前壁部材、右壁部材、左
壁部材および後壁部材を有する上端開放箱形のフ
アイル本体と、このフアイル本体の右壁部材の上
端から延びかつ折り返し可能に形成される右蓋部
材と、フアイル本体の左壁部材の上端から延びか
つ折り返し可能に形成され右蓋部材に重ね合わさ
れる左蓋部材と、これらの右蓋部材と左蓋部材と
を、重ね合わした状態で固定するための固定手段
とを含み、前壁部材と右壁部材および左壁部材と
のそれぞれの境界部分において、それぞれの上端
から下方に底部材の前後方向の長さと同じ長さの
部分が切断可能に形成され、前壁部材において、
切断可能に形成された部分の両下端を直線で結ぶ
部分が、折り曲げ可能に形成され、それによつ
て、前壁部材の切断可能に形成された部分で挟ま
れた部分が、内側に折り返し可能とされ、右壁部
材および左壁部材と右蓋部材および左蓋部材との
それぞれの境界部分を、右壁部材および左壁部材
と後壁部材とのそれぞれの境界部分の内側に重な
るように、右壁部材および左壁部材が折り曲げ可
能に形成され、それによつて、右蓋部材および左
蓋部材が後壁部材の内面に重ね合わせ可能とされ
る、ボツクスフアイルである。
壁部材および後壁部材を有する上端開放箱形のフ
アイル本体と、このフアイル本体の右壁部材の上
端から延びかつ折り返し可能に形成される右蓋部
材と、フアイル本体の左壁部材の上端から延びか
つ折り返し可能に形成され右蓋部材に重ね合わさ
れる左蓋部材と、これらの右蓋部材と左蓋部材と
を、重ね合わした状態で固定するための固定手段
とを含み、前壁部材と右壁部材および左壁部材と
のそれぞれの境界部分において、それぞれの上端
から下方に底部材の前後方向の長さと同じ長さの
部分が切断可能に形成され、前壁部材において、
切断可能に形成された部分の両下端を直線で結ぶ
部分が、折り曲げ可能に形成され、それによつ
て、前壁部材の切断可能に形成された部分で挟ま
れた部分が、内側に折り返し可能とされ、右壁部
材および左壁部材と右蓋部材および左蓋部材との
それぞれの境界部分を、右壁部材および左壁部材
と後壁部材とのそれぞれの境界部分の内側に重な
るように、右壁部材および左壁部材が折り曲げ可
能に形成され、それによつて、右蓋部材および左
蓋部材が後壁部材の内面に重ね合わせ可能とされ
る、ボツクスフアイルである。
(作用)
切断可能に形成された部分を切断して前壁部材
の上部を内側に折り返し、さらに、右壁部材およ
び左壁部材を内側に折り返せば、ボツクスフアイ
ルの前上角部が内側に折り返された形となつて、
ボツクスフアイルの前上部が開放される。
の上部を内側に折り返し、さらに、右壁部材およ
び左壁部材を内側に折り返せば、ボツクスフアイ
ルの前上角部が内側に折り返された形となつて、
ボツクスフアイルの前上部が開放される。
この場合、内側に折り返された部分は、ボツク
スフアイルの外側に突き出ない。
スフアイルの外側に突き出ない。
(考案の効果)
この考案によれば、切断可能に形成された部分
を切断し、前壁部材の上部、右壁部材および左壁
部材を内側に折り返すことによつて、ボツクスフ
アイルの前上部を開放することができるので、ボ
ツクスフアイルの一部を切り離すことなく、ボツ
クスフアイルをたとえばデイスプレイ用ケースと
して用いることができる。
を切断し、前壁部材の上部、右壁部材および左壁
部材を内側に折り返すことによつて、ボツクスフ
アイルの前上部を開放することができるので、ボ
ツクスフアイルの一部を切り離すことなく、ボツ
クスフアイルをたとえばデイスプレイ用ケースと
して用いることができる。
この場合、内側に折り返された部分は、ボツク
スフアイルの外側に突き出ないので、邪魔になら
ない。
スフアイルの外側に突き出ないので、邪魔になら
ない。
なお、このボツクスフアイルでは、それをたと
えばデイスプレイ用ケースとして用いる場合に
は、その一部分が、分離されずに折り返された形
で接続されたままの状態となる。そのため、この
ボツクスフアイルでは、それを元の形状すなわち
箱形に戻す場合には、折り返した部分の位置決め
が容易であつて、それを簡単に元の形状に戻すこ
とができる。
えばデイスプレイ用ケースとして用いる場合に
は、その一部分が、分離されずに折り返された形
で接続されたままの状態となる。そのため、この
ボツクスフアイルでは、それを元の形状すなわち
箱形に戻す場合には、折り返した部分の位置決め
が容易であつて、それを簡単に元の形状に戻すこ
とができる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴お
よび利点は、図面を参照して行う以下の実施例の
詳細な説明から一層明らかとなろう。
よび利点は、図面を参照して行う以下の実施例の
詳細な説明から一層明らかとなろう。
(実施例)
第1A図ないし第1C図は、それぞれ、この考
案の一実施例を示し、第1A図はその斜視図であ
り、第1B図はその展開図であり、第1C図はそ
の一部分を内側に折り返した状態を示す斜視図で
ある。このボツクスフアイル10は、箱形のフア
イル本体12を含む。このフアイル本体12は、
たとえばクラフト紙などの紙材で形成され、矩形
状の底部材14と、対向する前壁部材16および
後壁部材18と、対向する右壁部材20および左
壁部材22とを有し、その上端が開放された箱形
に形成される。したがつて、このフアイル本体1
2の中には、たとえばフアイルなどの収納物を収
納することができる。
案の一実施例を示し、第1A図はその斜視図であ
り、第1B図はその展開図であり、第1C図はそ
の一部分を内側に折り返した状態を示す斜視図で
ある。このボツクスフアイル10は、箱形のフア
イル本体12を含む。このフアイル本体12は、
たとえばクラフト紙などの紙材で形成され、矩形
状の底部材14と、対向する前壁部材16および
後壁部材18と、対向する右壁部材20および左
壁部材22とを有し、その上端が開放された箱形
に形成される。したがつて、このフアイル本体1
2の中には、たとえばフアイルなどの収納物を収
納することができる。
さらに、右壁部材20および左壁部材22の上
端部には、右蓋部材24および左蓋部材26が、
それぞれ、折り返し可能に形成される。これら右
蓋部材24および左蓋部材26は、それぞれが重
ね合わせ可能に形成される。そして、右蓋部材2
4の中央前後には、固定手段の一部を構成する
「C」字型の切込部24aおよび24bが形成さ
れ、この切込部24aおよび24bに差し込み可
能に、固定手段の一部を構成する舌片26aおよ
び26bが、左蓋部材26の側端前後に形成され
る。したがつて、右蓋部材24および左蓋部材2
6は、舌片26aおよび26bを切込部24aお
よび24bに差し込むことによつて、重ね合わさ
れた状態で固定され、この状態で、フアイル本体
12の蓋として用いられる。
端部には、右蓋部材24および左蓋部材26が、
それぞれ、折り返し可能に形成される。これら右
蓋部材24および左蓋部材26は、それぞれが重
ね合わせ可能に形成される。そして、右蓋部材2
4の中央前後には、固定手段の一部を構成する
「C」字型の切込部24aおよび24bが形成さ
れ、この切込部24aおよび24bに差し込み可
能に、固定手段の一部を構成する舌片26aおよ
び26bが、左蓋部材26の側端前後に形成され
る。したがつて、右蓋部材24および左蓋部材2
6は、舌片26aおよび26bを切込部24aお
よび24bに差し込むことによつて、重ね合わさ
れた状態で固定され、この状態で、フアイル本体
12の蓋として用いられる。
なお、前壁部材16および後壁部材18の上端
部には、蓋片部材28aおよび28bが、それぞ
れ、折り返し可能に形成されていて、これら蓋片
部材28aおよび28bは、右蓋部材24および
左蓋部材26の下に折り返される。
部には、蓋片部材28aおよび28bが、それぞ
れ、折り返し可能に形成されていて、これら蓋片
部材28aおよび28bは、右蓋部材24および
左蓋部材26の下に折り返される。
さらに、前壁部材16と右壁部材20および左
壁部材22との境界部分において、特に第1B図
の点線で示すように、それぞれの上端部から下方
に底部材14の前後方向の長さ(左右壁部材の上
端部の長さ)と同じ長さの部分には、その部分を
切断可能にするために、切断用のミシン目30a
および30bが、それぞれ形成されている。ま
た、前壁部材16において、ミシン目30aおよ
び30bの下端部を直線で結ぶ部分16a(第1
B図1点鎖線で示す部分)は、折り曲げ可能に形
成される。したがつて、ミシン目30aおよび3
0bで挟まれた前壁部材16の上部17は、ミシ
ン目30aおよび30bを切断することによつ
て、フアイル本体12の内側に折り返すことがで
きる。
壁部材22との境界部分において、特に第1B図
の点線で示すように、それぞれの上端部から下方
に底部材14の前後方向の長さ(左右壁部材の上
端部の長さ)と同じ長さの部分には、その部分を
切断可能にするために、切断用のミシン目30a
および30bが、それぞれ形成されている。ま
た、前壁部材16において、ミシン目30aおよ
び30bの下端部を直線で結ぶ部分16a(第1
B図1点鎖線で示す部分)は、折り曲げ可能に形
成される。したがつて、ミシン目30aおよび3
0bで挟まれた前壁部材16の上部17は、ミシ
ン目30aおよび30bを切断することによつ
て、フアイル本体12の内側に折り返すことがで
きる。
なお、切断可能に形成される部分は、その部分
にミシン目30aおよび30bを形成する代わり
に、その部分をたとえばカツタなどの切断具で切
断しやすいように、その部分にガイド線等を形成
するのみでもよい。
にミシン目30aおよび30bを形成する代わり
に、その部分をたとえばカツタなどの切断具で切
断しやすいように、その部分にガイド線等を形成
するのみでもよい。
また、前壁部材16の上部17において、部分
16aから上方向に、前壁部材16の下端部から
部分16aまでの間隔と同じ間隔を隔てた部分1
6bが、折り曲げ可能に形成されている。したが
つて、前壁部材16の上部17は、前壁部材16
の下部および底部材14の内面に重ね合わせるよ
うにして、折り返すことができる。
16aから上方向に、前壁部材16の下端部から
部分16aまでの間隔と同じ間隔を隔てた部分1
6bが、折り曲げ可能に形成されている。したが
つて、前壁部材16の上部17は、前壁部材16
の下部および底部材14の内面に重ね合わせるよ
うにして、折り返すことができる。
さらに、右壁部材20の左上部分および右蓋部
材24を、フアイル本体12の内側に折り返すこ
とができるようにするために、右壁部材20にお
いて、その右上角とミシン目30aの下端部とを
直線で結ぶ部分20a(第1B図1点鎖線で示す
部分)が折り曲げ可能に形成される。
材24を、フアイル本体12の内側に折り返すこ
とができるようにするために、右壁部材20にお
いて、その右上角とミシン目30aの下端部とを
直線で結ぶ部分20a(第1B図1点鎖線で示す
部分)が折り曲げ可能に形成される。
また、この場合、折り返す部分を左壁部材22
に当たらないようにして折り返しやすくするため
に、右壁部材20および右蓋部材24において、
折り曲げ可能に形成された部分20aとたとえば
平行に部分20aから前壁部材16の幅方向の長
さAより狭い間隔Bを隔てた部分25a(第1B
図1点鎖線で示す部分)が、折り曲げ可能に形成
される。さらに、右蓋部材24において、右蓋部
材24および右壁部材20の境界部分と折り曲げ
可能に形成された部分25aとの交点Pを通り、
折り曲げ可能に形成された部分25aに直交する
部分25b(第1B図1点鎖線で示す部分)が、
折り曲げ可能に形成される。
に当たらないようにして折り返しやすくするため
に、右壁部材20および右蓋部材24において、
折り曲げ可能に形成された部分20aとたとえば
平行に部分20aから前壁部材16の幅方向の長
さAより狭い間隔Bを隔てた部分25a(第1B
図1点鎖線で示す部分)が、折り曲げ可能に形成
される。さらに、右蓋部材24において、右蓋部
材24および右壁部材20の境界部分と折り曲げ
可能に形成された部分25aとの交点Pを通り、
折り曲げ可能に形成された部分25aに直交する
部分25b(第1B図1点鎖線で示す部分)が、
折り曲げ可能に形成される。
なお、左壁部材22の右上部および左蓋部材2
6を、フアイル本体12の内側に折り返すことが
できるようにするために、左壁部材22および左
蓋部材26には、折り曲げ可能に形成された部分
20a,25aおよび25bに対称的に、部分2
2a,27aおよび27b(第1B図1点鎖線で
示す部分)が、折り曲げ可能に形成される。すな
わち、折り曲げ可能に形成された部分22aは、
左壁部材22の左上角とミシン目30bの下端部
とを直線で結んだ部分である。また、折り曲げ可
能に形成された部分27aは、折り曲げ可能に形
成された部分22aとたとえば平行に部分22a
から前壁部材16の幅方向の間隔Aより狭い間隔
B′を隔てた部分である。さらに、折り曲げ可能
に形成された部分27bは、左蓋部材26におい
て、左蓋部材26および左壁部材22の境合部分
と折り曲げ可能に形成された部分27aとの交点
P′を通り、折り曲げ可能に形成された部分27a
に直交する部分である。
6を、フアイル本体12の内側に折り返すことが
できるようにするために、左壁部材22および左
蓋部材26には、折り曲げ可能に形成された部分
20a,25aおよび25bに対称的に、部分2
2a,27aおよび27b(第1B図1点鎖線で
示す部分)が、折り曲げ可能に形成される。すな
わち、折り曲げ可能に形成された部分22aは、
左壁部材22の左上角とミシン目30bの下端部
とを直線で結んだ部分である。また、折り曲げ可
能に形成された部分27aは、折り曲げ可能に形
成された部分22aとたとえば平行に部分22a
から前壁部材16の幅方向の間隔Aより狭い間隔
B′を隔てた部分である。さらに、折り曲げ可能
に形成された部分27bは、左蓋部材26におい
て、左蓋部材26および左壁部材22の境合部分
と折り曲げ可能に形成された部分27aとの交点
P′を通り、折り曲げ可能に形成された部分27a
に直交する部分である。
次に、このボツクスフアイル10の製造方法の
一例について説明する。まず、第1B図に示すよ
うに、右壁部材20、前壁部材16、左壁部材2
2および後壁部材18などの部材を、たとえばク
ラフト紙などの紙材を打ち抜くことによつて、一
平面状に形成する。この場合、底部材14を分割
した底片部材14a,14b,14cおよび14
dが、各壁部材22,16,18および20の下
部から下方に延びて形成される。さらに、蓋を分
割した右蓋部材24、左蓋部材26、蓋片部材2
8aおよび28bが、各壁部材20,22,16
および18の上部から上方に延びて形成される。
また、接合部材32が後壁部材18の左端から左
方に延びて形成される。この接合部材32は、各
壁部材16,18,20および22を四角筒状に
接合するためのものである。
一例について説明する。まず、第1B図に示すよ
うに、右壁部材20、前壁部材16、左壁部材2
2および後壁部材18などの部材を、たとえばク
ラフト紙などの紙材を打ち抜くことによつて、一
平面状に形成する。この場合、底部材14を分割
した底片部材14a,14b,14cおよび14
dが、各壁部材22,16,18および20の下
部から下方に延びて形成される。さらに、蓋を分
割した右蓋部材24、左蓋部材26、蓋片部材2
8aおよび28bが、各壁部材20,22,16
および18の上部から上方に延びて形成される。
また、接合部材32が後壁部材18の左端から左
方に延びて形成される。この接合部材32は、各
壁部材16,18,20および22を四角筒状に
接合するためのものである。
そして、各部材がつながつたシート状の各部材
の境界部分および第1B図1点鎖線で示される部
分16a,16b,20a,22a,25a,2
5b,27aおよび27bを、強く折り曲げた
り、それらの部分の肉厚を薄くしたりすることに
よつて、それらの部分を折り曲げ可能とする。
の境界部分および第1B図1点鎖線で示される部
分16a,16b,20a,22a,25a,2
5b,27aおよび27bを、強く折り曲げた
り、それらの部分の肉厚を薄くしたりすることに
よつて、それらの部分を折り曲げ可能とする。
この場合、折り曲げ可能に形成された部分は、
その表面がたとえば凸状ないしは凹状に形成され
ることになる。
その表面がたとえば凸状ないしは凹状に形成され
ることになる。
さらに、前壁部材16と右壁部材20および左
壁部材22との境界部分において、それぞれの上
端部から左右壁部材20および22の左右方向の
長さと同じ長さの部分に、ミシン目30aおよび
30bを、それぞれ形成する。
壁部材22との境界部分において、それぞれの上
端部から左右壁部材20および22の左右方向の
長さと同じ長さの部分に、ミシン目30aおよび
30bを、それぞれ形成する。
そして、接合部材32を右壁部材20の裏面右
端部にたとえば接着剤で貼着することによつて、
右壁部材20、前壁部材16、左壁部材22およ
び後壁部材18を四角筒状に固定する。
端部にたとえば接着剤で貼着することによつて、
右壁部材20、前壁部材16、左壁部材22およ
び後壁部材18を四角筒状に固定する。
それから、底片部材14a、底片部材14b,
14cおよび底片部材14dを、その順に内側に
折り曲げ、底片部材14dの2つの先端を、底片
部材14aの2つの凹部に差し込むことによつ
て、底部材14を形成する。
14cおよび底片部材14dを、その順に内側に
折り曲げ、底片部材14dの2つの先端を、底片
部材14aの2つの凹部に差し込むことによつ
て、底部材14を形成する。
この状態で、ボツクスフアイル10は、その上
端が開放された箱形に形成され、したがつて、そ
の中にたとえばフアイルなどの収納物を収納する
ことができる。
端が開放された箱形に形成され、したがつて、そ
の中にたとえばフアイルなどの収納物を収納する
ことができる。
次に、蓋片部材28aおよび28bを内側に折
り曲げる。さらに、右蓋部材24を内側に折り曲
げ、左蓋部材26の舌片26aおよび26cが右
蓋部材24の切込部24aおよび24bに差し込
まれるように、左蓋部材26を内側に折り曲げ
る。
り曲げる。さらに、右蓋部材24を内側に折り曲
げ、左蓋部材26の舌片26aおよび26cが右
蓋部材24の切込部24aおよび24bに差し込
まれるように、左蓋部材26を内側に折り曲げ
る。
このようにして、第1A図に示すように、箱形
のボツクスフアイル10が完成される。
のボツクスフアイル10が完成される。
このボツクスフアイル10は、第1C図に示す
ように、その一部分を内側に折り返すことによつ
て、その前上部を開放することができるので、次
に、第2A図ないし第2H図を参照して、その折
り返す順序を詳細に説明する。
ように、その一部分を内側に折り返すことによつ
て、その前上部を開放することができるので、次
に、第2A図ないし第2H図を参照して、その折
り返す順序を詳細に説明する。
まず、第2A図に示すように、右蓋部材24、
左蓋部材26、蓋片部材28aおよび28bを開
く。
左蓋部材26、蓋片部材28aおよび28bを開
く。
次に、第2B図に示すように、ミシン目30a
および30b部分で切断して、前壁部材16のミ
シン目30aおよび30bで挟まれた部分17を
折り曲げ可能とする。
および30b部分で切断して、前壁部材16のミ
シン目30aおよび30bで挟まれた部分17を
折り曲げ可能とする。
そして、第2C図に示すように、前壁部材16
のミシン目30aおよび30bで挟まれた部分1
7と蓋片部材28aとを、前壁部材16の下部お
よび底部材14の内面に重なるように、内側に折
り返す。この場合、たとえば蓋片部材28aの上
下方向の長さL1(第2A図に示す)を調整し、
前壁部材16の部分16bより上部および蓋片部
材28aの上下方向の長さL2(第2A図に示
す)を、底部材14の前後方向の長さL3(第2
A図に示す)とほぼ同じ長さにすれば、それらの
部分を、たとえば底部材14を補強するための底
敷ないしは底板として用いることができる。さら
に、蓋片部材28bを内側に折り返す。
のミシン目30aおよび30bで挟まれた部分1
7と蓋片部材28aとを、前壁部材16の下部お
よび底部材14の内面に重なるように、内側に折
り返す。この場合、たとえば蓋片部材28aの上
下方向の長さL1(第2A図に示す)を調整し、
前壁部材16の部分16bより上部および蓋片部
材28aの上下方向の長さL2(第2A図に示
す)を、底部材14の前後方向の長さL3(第2
A図に示す)とほぼ同じ長さにすれば、それらの
部分を、たとえば底部材14を補強するための底
敷ないしは底板として用いることができる。さら
に、蓋片部材28bを内側に折り返す。
それから、第2D図に示すように、右壁部材2
0の左上部および右蓋部材24を、折り曲げ可能
な部分20aで内側に折り返す。さらに、第2E
図で示すように、折り曲げ可能な部分25aの外
側の部分を、部分25aで外側に折り返す。
0の左上部および右蓋部材24を、折り曲げ可能
な部分20aで内側に折り返す。さらに、第2E
図で示すように、折り曲げ可能な部分25aの外
側の部分を、部分25aで外側に折り返す。
また、第2F図に示すように、右蓋部材24
を、右蓋部材24および右壁部材20の境界部分
で外側に折り返し、さらに、右蓋部材24の折り
曲げ可能な部分25bを、右壁部材20の表面に
重なるように折り曲げる。
を、右蓋部材24および右壁部材20の境界部分
で外側に折り返し、さらに、右蓋部材24の折り
曲げ可能な部分25bを、右壁部材20の表面に
重なるように折り曲げる。
そして、この状態で、第2G図に示すように、
右壁部材20の左上部と右蓋部材24とを、さら
にフアイルボツクス10の内側に、押し込む。
右壁部材20の左上部と右蓋部材24とを、さら
にフアイルボツクス10の内側に、押し込む。
それから、第2H図に示すように、右蓋部材2
4が後壁部材18に重なるように、折り曲げ可能
な部分25aおよび25bを開く。
4が後壁部材18に重なるように、折り曲げ可能
な部分25aおよび25bを開く。
これと同様に、左壁部材22の右上部および左
蓋部材26を、ボツクスフアイル10の内側に折
り返して、左蓋部材26を、右蓋部材24の上に
重ね合わせる。この場合、左蓋部材26の舌片2
6aおよび26bを、右蓋部材24の切込部24
aおよび24bに差し込む。
蓋部材26を、ボツクスフアイル10の内側に折
り返して、左蓋部材26を、右蓋部材24の上に
重ね合わせる。この場合、左蓋部材26の舌片2
6aおよび26bを、右蓋部材24の切込部24
aおよび24bに差し込む。
この状態で、ボツクスフアイル10は、その中
に収納した収納物を、取り出し可能にかつその収
納物の一部分を露出することができるように、そ
の前上部が開放される。
に収納した収納物を、取り出し可能にかつその収
納物の一部分を露出することができるように、そ
の前上部が開放される。
このように、このボツクスフアイル10は、そ
の一部分を切り離すことなく、切断および折り返
すことによつて、その前上部を開放することがで
きる。
の一部分を切り離すことなく、切断および折り返
すことによつて、その前上部を開放することがで
きる。
また、このボツクスフアイル10を、第1C図
に示す開放された状態から第1A図に示す元の状
態に戻すためには、右蓋部材24および左蓋部材
26などを、上述とは逆に開いていき、さらに、
切断されたミシン目30aおよび30b部分を、
たとえば接着テープ、接着剤などの接合材で接合
することによつて、行うことができる。この場
合、折り返された部分が分離されずに接続されて
いるため、その位置決めが容易であつて、ボツク
スフアイル10を簡単に元の形状すなわち箱形に
戻すことができる。
に示す開放された状態から第1A図に示す元の状
態に戻すためには、右蓋部材24および左蓋部材
26などを、上述とは逆に開いていき、さらに、
切断されたミシン目30aおよび30b部分を、
たとえば接着テープ、接着剤などの接合材で接合
することによつて、行うことができる。この場
合、折り返された部分が分離されずに接続されて
いるため、その位置決めが容易であつて、ボツク
スフアイル10を簡単に元の形状すなわち箱形に
戻すことができる。
なお、上述の実施例では、底部材14を、4つ
の底片部材14a〜14dを組み込むことによつ
て形成したが、この底部材は、単に重ね合わせて
接着する矩形状の部材で形成してもよい。
の底片部材14a〜14dを組み込むことによつ
て形成したが、この底部材は、単に重ね合わせて
接着する矩形状の部材で形成してもよい。
さらに、上述の実施例では、蓋部材24および
26などを内側に折り返す際に、それらの部分
が、左右壁部材20および22に当たらないよう
にするために、部分25a,25b,27aおよ
び27bを折り曲げ可能に形成したが、ボツクス
フアイル10の幅方向の長さA(第1B図に示す)
を、たとえば折り曲げ可能に形成された部分22
aの上端点X(第1B図に示す)から下端点Y(第
1B図に示す)までの長さXYの2分の1の長さ
(XY/2)、すなわち左壁部材22の部分22a
で折り返される部分において部分22aと直交す
る方向の長さより長く形成することによつて、部
分25a,25b,27aおよび27bを折り曲
げ可能とせずに、蓋部材24および26などが左
右壁部材20および22に当たらないようにして
もよい。このように、ボツクスフアイル10の幅
方向の大きさのみならず、その前後方向および左
右方向の大きさを任意に変更してもよい。
26などを内側に折り返す際に、それらの部分
が、左右壁部材20および22に当たらないよう
にするために、部分25a,25b,27aおよ
び27bを折り曲げ可能に形成したが、ボツクス
フアイル10の幅方向の長さA(第1B図に示す)
を、たとえば折り曲げ可能に形成された部分22
aの上端点X(第1B図に示す)から下端点Y(第
1B図に示す)までの長さXYの2分の1の長さ
(XY/2)、すなわち左壁部材22の部分22a
で折り返される部分において部分22aと直交す
る方向の長さより長く形成することによつて、部
分25a,25b,27aおよび27bを折り曲
げ可能とせずに、蓋部材24および26などが左
右壁部材20および22に当たらないようにして
もよい。このように、ボツクスフアイル10の幅
方向の大きさのみならず、その前後方向および左
右方向の大きさを任意に変更してもよい。
第3図は第1A図ないし第1C図に示す実施例
の変形例を示す斜視図である。この実施例のボツ
クスフアイル10は、特に、右蓋部材24に舌片
34aおよび34bが形成され、左蓋部材26に
切込部36aおよび36bが形成されていて、左
蓋部材26が先に閉じられる構造で形成されてい
る。このように、左蓋部材26を先に閉じる構造
にしてもよい。
の変形例を示す斜視図である。この実施例のボツ
クスフアイル10は、特に、右蓋部材24に舌片
34aおよび34bが形成され、左蓋部材26に
切込部36aおよび36bが形成されていて、左
蓋部材26が先に閉じられる構造で形成されてい
る。このように、左蓋部材26を先に閉じる構造
にしてもよい。
第4図はこの考案の他の実施例を示す斜視図で
ある。このボツクスフアイル10は、特に、右蓋
部材24および左蓋部材26が、底部材14と同
じ大きさに形成されている。さらに、右蓋部材2
4の先端には、2つの突起部40aおよび40b
が形成され、これらの突起部40aおよび40b
を嵌め込み可能な2つの孔42aおよび42b
が、左蓋部材26の境界部分に形成されている。
これと同様に、左蓋部材26の先端には、2つの
突起部44aおよび44bが形成され、この突起
部44aおよび44bを嵌め込み可能な2つの孔
46aおよび46bが、右蓋部材24の境界部分
に形成されている。
ある。このボツクスフアイル10は、特に、右蓋
部材24および左蓋部材26が、底部材14と同
じ大きさに形成されている。さらに、右蓋部材2
4の先端には、2つの突起部40aおよび40b
が形成され、これらの突起部40aおよび40b
を嵌め込み可能な2つの孔42aおよび42b
が、左蓋部材26の境界部分に形成されている。
これと同様に、左蓋部材26の先端には、2つの
突起部44aおよび44bが形成され、この突起
部44aおよび44bを嵌め込み可能な2つの孔
46aおよび46bが、右蓋部材24の境界部分
に形成されている。
そして、このボツクスフアイル10では、その
前上部を開放するために、右蓋部材24および左
蓋部材26などを折り返した場合には、右蓋部材
24の突起部40aおよび40bまたは左蓋部材
26の突起部44aおよび44bが、孔42aお
よび42bまたは孔46aおよび46bに嵌め込
まれ、これによつて、右蓋部材24および左蓋部
材26が固定される。
前上部を開放するために、右蓋部材24および左
蓋部材26などを折り返した場合には、右蓋部材
24の突起部40aおよび40bまたは左蓋部材
26の突起部44aおよび44bが、孔42aお
よび42bまたは孔46aおよび46bに嵌め込
まれ、これによつて、右蓋部材24および左蓋部
材26が固定される。
したがつて、この実施例では、ボツクスフアイ
ル10の前上部を開放するために、右蓋部材24
および左蓋部材26のどちら側を先に折り返して
も、右蓋部材24および左蓋部材26を固定する
ことができる。
ル10の前上部を開放するために、右蓋部材24
および左蓋部材26のどちら側を先に折り返して
も、右蓋部材24および左蓋部材26を固定する
ことができる。
さらに、上述の各実施例では、ボツクスフアイ
ルをクラフト紙などの紙材で形成したが、ボツク
スフアイルを形成するための材料としては、クラ
フト紙以外に、たとえばコートボール、チツプボ
ール、段ボールなどの紙材も利用可能であり、さ
らに、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの合
成樹脂材料も利用可能である。
ルをクラフト紙などの紙材で形成したが、ボツク
スフアイルを形成するための材料としては、クラ
フト紙以外に、たとえばコートボール、チツプボ
ール、段ボールなどの紙材も利用可能であり、さ
らに、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの合
成樹脂材料も利用可能である。
また、上述の各実施例では、前後壁部材および
左右壁部材などの各部材を一平面状に一体的に形
成したが、これらの部材は別体として形成しても
よい。この場合、各部材は、たとえば接着テープ
などの接合材で接合すればよい。さらに、これら
の部材をたとえば合成樹脂で箱形に一体的に成型
して形成してもよい。
左右壁部材などの各部材を一平面状に一体的に形
成したが、これらの部材は別体として形成しても
よい。この場合、各部材は、たとえば接着テープ
などの接合材で接合すればよい。さらに、これら
の部材をたとえば合成樹脂で箱形に一体的に成型
して形成してもよい。
第1A図ないし第1C図は、それぞれ、この考
案の一実施例を示し、第1A図はその斜視図であ
り、第1B図はその展開図であり、第1C図はそ
の一部分を内側に折り返した状態を示す斜視図で
ある。第2A図ないし第2H図は、それぞれ、第
1A図ないし第1C図に示す実施例のボツクスフ
アイルを、第1A図に示す状態から第1C図に示
す状態にその一部分を折り返すときの途中の状態
を示す斜視図である。第3図は第1A図ないし第
1C図に示す実施例の変形例を示す斜視図であ
る。第4図はこの考案の他の実施例を示す斜視図
である。第5図は従来のボツクスフアイルの一例
を示す斜視図である。第6図は第5図に示すボツ
クスフアイルの上部を開放した状態を示す斜視図
である。 図において、10はボツクスフアイル、12は
フアイル本体、14は底部材、16は前壁部材、
18は後壁部材、20は右壁部材、22は左壁部
材、24は右蓋部材、26は左蓋部材、16a,
16b,20a,22a,25a,25b,27
aおよび27bは折り曲げ可能に形成された部
分、30aおよび30bはミシン目を示す。
案の一実施例を示し、第1A図はその斜視図であ
り、第1B図はその展開図であり、第1C図はそ
の一部分を内側に折り返した状態を示す斜視図で
ある。第2A図ないし第2H図は、それぞれ、第
1A図ないし第1C図に示す実施例のボツクスフ
アイルを、第1A図に示す状態から第1C図に示
す状態にその一部分を折り返すときの途中の状態
を示す斜視図である。第3図は第1A図ないし第
1C図に示す実施例の変形例を示す斜視図であ
る。第4図はこの考案の他の実施例を示す斜視図
である。第5図は従来のボツクスフアイルの一例
を示す斜視図である。第6図は第5図に示すボツ
クスフアイルの上部を開放した状態を示す斜視図
である。 図において、10はボツクスフアイル、12は
フアイル本体、14は底部材、16は前壁部材、
18は後壁部材、20は右壁部材、22は左壁部
材、24は右蓋部材、26は左蓋部材、16a,
16b,20a,22a,25a,25b,27
aおよび27bは折り曲げ可能に形成された部
分、30aおよび30bはミシン目を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 底部材、前壁部材、右壁部材、左壁部材およ
び後壁部材を有する上端開放箱形のフアイル本
体、 前記フアイル本体の前記右壁部材の上端から
延びかつ折り返し可能に形成される右蓋部材、 前記フアイル本体の前記左壁部材の上端から
延びかつ折り返し可能に形成され前記右蓋部材
に重ね合わされる左蓋部材、および 前記右蓋部材と前記左蓋部材とを、重ね合わ
した状態で固定するための固定手段を含み、 前記前壁部材と前記右壁部材および前記左壁
部材とのそれぞれの境界部分において、それぞ
れの上端から下方に前記底部材の前後方向の長
さと同じ長さの部分が切断可能に形成され、 前記前壁部材において、前記切断可能に形成
された部分の両下端を直線で結ぶ部分が、折り
曲げ可能に形成され、それによつて、前記前壁
部材の前記切断可能に形成された部分で挟まれ
る部分が、内側に折り返し可能とされ、 前記右壁部材および前記左壁部材と前記右蓋
部材および前記左蓋部材とのそれぞれの境界部
分を、前記右壁部材および前記左壁部材と前記
後壁部材とのそれぞれの境界部分の内側に重な
るように、前記右壁部材および前記左壁部材が
折り曲げ可能に形成され、それによつて、前記
右蓋部材および前記左蓋部材が前記後壁部材の
内面に重ね合わせ可能とされる、ボツクスフア
イル。 2 前記右壁部材と前記左壁部材とは、前記右壁
部材および前記左壁部材の折り曲げ可能に形成
された部分で折り返される部分の幅方向の長さ
より短い間隔を隔てて形成され、 前記折り返される部分は、その部分の幅方向
の長さが、前記右壁部材と前記左壁部材との隔
てられた間隔より短くなるように、折り曲げ可
能に形成される、実用新案登録請求の範囲第1
項記載のボツクスフアイル。 3 前記固定手段は 前記右蓋部材および前記左蓋部材の一方に形
成される舌片、および 前記右蓋部材および前記左蓋部材の他方に形
成され、前記右蓋部材と前記左蓋部材とを重ね
合わせた状態で前記舌片が挿通可能に形成され
た切込部を含む、実用新案登録請求の範囲第1
項または第2項記載のボツクスフアイル。 4 前記右蓋部材および前記左蓋部材は前記底部
材と同じ大きさに形成され、 前記固定手段は 前記右蓋部材および前記左蓋部材の側部に形
成される突起部、および 前記右蓋部材および前記左蓋部材の境界部分
に、前記突起部が嵌め込み可能に形成される孔
を含む、実用新案登録請求の範囲第1項または
第2項記載のボツクスフアイル。 5 前記切断可能に形成された部分は、その部分
に切断用のミシン目が形成される、実用新案登
録請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに
記載のボツクスフアイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986042091U JPH0346940Y2 (ja) | 1986-03-22 | 1986-03-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986042091U JPH0346940Y2 (ja) | 1986-03-22 | 1986-03-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62172083U JPS62172083U (ja) | 1987-10-31 |
JPH0346940Y2 true JPH0346940Y2 (ja) | 1991-10-04 |
Family
ID=30857681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986042091U Expired JPH0346940Y2 (ja) | 1986-03-22 | 1986-03-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0346940Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5853679B2 (ja) * | 1980-03-25 | 1983-11-30 | 花王株式会社 | 堆積石炭の自然発火防止法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5730261Y2 (ja) * | 1977-09-28 | 1982-07-02 | ||
JPS5853679U (ja) * | 1981-10-06 | 1983-04-12 | 尾崎 清吉 | フアイルボツクス |
-
1986
- 1986-03-22 JP JP1986042091U patent/JPH0346940Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5853679B2 (ja) * | 1980-03-25 | 1983-11-30 | 花王株式会社 | 堆積石炭の自然発火防止法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62172083U (ja) | 1987-10-31 |
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