JPH0333502Y2 - - Google Patents

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JPH0333502Y2
JPH0333502Y2 JP8048686U JP8048686U JPH0333502Y2 JP H0333502 Y2 JPH0333502 Y2 JP H0333502Y2 JP 8048686 U JP8048686 U JP 8048686U JP 8048686 U JP8048686 U JP 8048686U JP H0333502 Y2 JPH0333502 Y2 JP H0333502Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はボツクスフアイルに関し、特に、そ
の中に収納された収納物を取り出し可能にかつそ
の収納物の一部分を露出させるように、その形状
を変えることができる、ボツクスフアイルに関す
る。
(従来技術) 第4図はこの種の従来のボツクスフアイルの一
例を示す斜視図である。このボツクスフアイル1
は、中空4角柱状のフアイル本体2を含み、この
フアイル本体2の上部には、その4側壁を周回す
るように、切り取り用のミシン目3が形成されて
いる。
このボツクスフアイル1は、たとえば、その中
にフアイル、ホルダ等の収納物を収納することが
でき、その収納物を移送するための梱包材として
用いられる。
さらに、このボツクスフアイル1は、その中に
収納した収納物を、取り出し可能にかつその一部
分を露出するように、たとえばデイスプレイ用ケ
ースとして用いられる。この場合、第5図に示す
ように、ミシン目3でフアイル本体2を切断し
て、フアイル本体2の上部が取り除かれる。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来のボツクスフアイル1では、そ
れをたとえばデイスプレイ用ケースとして用いる
ために、フアイル本体2の上部をミシン目3で切
断すれば、フアイル本体2の上部が切り離される
ため、この部分が邪魔になる。
さらに、このような従来のボツクスフアイル1
では、その中にたとえばフアイル、ホルダなどの
薄状の収納物を収納した際に、その収納物がボツ
クスフアイル1内で傾いて湾曲したり、倒れたり
してしまう問題があつた。
そこで、本考案者は、その一部分を切り離すこ
となく、たとえばデイスプレイ用ケースとして用
いることができ、しかも、その場合、その中に収
納物を立てた状態で収納することができる、ボツ
クスフアイルを提案した。このボツクスフアイル
は、概略的に言えば、箱形のフアイル本体の蓋な
どの部分が内側に折り返し可能に形成され、さら
に、その折り返し可能に形成れた部分の一部分が
フアイル本体内で前方に向くように折り曲げ可能
に形成され、その前方に向けられた部分を、たと
えばフアイル、ホルダなどの収納物の倒止めない
しは仕切りとして用いられるようにした、ボツク
スフアイルである。
ところが、このようなボツクスフアイルでは、
倒止めないしは仕切りとして用いられる部材が、
フアイル本体内で後方から前方に延びた形で配置
されるため、その前方部分が左右に振れてしまう
場合がある。たとえば、このボツクスフアイル内
に比較的重いフアイル、ホルダなどの収納物を収
納し、その収納物を倒止めないしは仕切りとして
用いられる部分に立て掛けた場合などである。
それゆえに、この考案の主たる目的は、その一
部分を切り離すことなく、たとえばデイスプレイ
用ケースとして用いることができ、しかも、その
場合、その一部分を左右に振れにくい倒止めない
しは仕切りとして用いることができる、ボツクス
フアイルを提供することができる。
(問題点を解決するための手段) この考案は、底部材、前壁部材、右壁部材、左
壁部材および後壁部材を有する上端開放箱形のフ
アイル本体と、このフアイル本体の右壁部材の上
端から延びかつ折り返し可能に形成される右蓋部
材と、フアイル本体の左壁部材の上端から延びか
つ折り返し可能に形成され、右蓋部材に重ね合わ
される左蓋部材とを含み、前壁部材と右壁部材お
よび左壁部材とのそれぞれの境界部分において、
それぞれの上端から下方に底部材の前後方向の長
さと同じ長さの部分が切断可能に形成され、前壁
部材において、切断可能に形成された部分の両下
端を直線で結ぶ部分が、折り曲げ可能に形成さ
れ、それによつて、前壁部材の切断可能に形成さ
れた部分で挟まれた部分が、内側に折り返し可能
とされ、前壁部材における切断可能に形成された
部分で挟まれる部分に第1の孔が形成され、右壁
部材および左壁部材と右蓋部材および左蓋部材と
のそれぞれの境界部分が、右壁部材および左壁部
材と後壁部材とのそれぞれの境界部分の内側に重
なるように、右壁部材および左壁部材が折り曲げ
可能に形成され、それによつて、右蓋部材および
左蓋部材が後壁部材の内面に重ね合わせ可能とさ
れ、さらに、右蓋部材と左蓋部材との重なる部分
の少なくとも一部分が、前方に向くように折り曲
げ可能に、かつ、その下端部が第1の孔に差し込
み可能に形成される、ボツクスフアイルである。
(作用) 切断可能に形成された部分を切断して前壁部材
の上部を内側に折り返し、さらに、右壁部材およ
び左壁部材を内側に折り返せば、ボツクスフアイ
ルの前上角部が内側に折り返された形となつて、
ボツクスフアイルの前上部が開放される。
右蓋部材と左蓋部材とを後壁部材の内面に重ね
合わせ、さらに、右蓋部材と左蓋部材との重なる
部分の少なくとも一部分を、前方に向くように折
り曲げてその下端部を前壁部材に形成された第1
の孔に差し込めれば、この折り曲げられた部分
が、ボツクスフアイルの倒止めとして働く。この
場合、倒止めとして働かせる部分は、その下端部
が前壁部材の第1の孔に差し込まれるので、固定
される。
(考案の効果) この考案によれば、切断可能に形成された部分
を切断し、前壁部材の上部、右壁部材および左壁
部材などを内側に折り返すことによつて、ボツク
スフアイルの前上部を開放することができるの
で、ボツクスフアイルの一部を切り離すことな
く、ボツクスフアイルを、たとえばデイスプレイ
用ケースとして用いることができる。しかも、右
蓋部材と左蓋部材との重なる部分の少なくとも一
部分を倒止めとして働かせれば、ボツクスフアイ
ルの中に、たとえばフアイル、ホルダなどの薄状
の収納物を立てた状態で収納することができる。
こ場合、倒止めとして働かせる部分は、固定され
るため、左右に振れにくい。
なお、このボツクスフアイルでは、それをたと
えばデイスプレイ用ケースとして用いる場合に
は、その一部分が、分離されずに折り返された形
で接続されたままの状態となる。そのため、この
ボツクスフアイルでは、それを元の形状すなわち
箱形に戻す場合には、折り返した部分の位置決め
が容易であつて、それを簡単に元の形状に戻すこ
とができる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴お
よび利点は、図面を参照して行う以下の実施例の
詳細な説明から一層明らかとなろう。
(実施例) 第1A図ないし第1C図は、それぞれ、この考
案の一実施例を示し、第1A図はその斜視図であ
り、第1B図はその一部分を内側に折り返した状
態を示す斜視図であり、第1C図はその展開図で
ある。
このボツクスフアイル10は、特に第1A図に
示すうに、箱形にしたり、第1B図に示すよう
に、その前上部を開放しかつその内部に倒止めな
いしは仕切りを形成することができるが、まず、
第1C図を参照して、この実施例の展開状態につ
いて説明する。
このボツクスフアイル10は、矩形状の前壁部
材12を含み、この前壁部材12には、その右端
から右側に延びて右壁部材14が折り曲げ可能に
形成され、その左端から左蓋部材側に延びて左壁
部材16が折り曲げ可能に形成される。さらに、
後壁部材18が、右壁部材14の右端から右側に
延びかつ折り曲げ可能に形成される。
また、接合部材20が、左壁部材16の左端か
ら左側に延びかつ折り曲げ可能に形成される。こ
の接合部材20は、左壁部材16、前壁部材1
2、右壁部材14および後壁部材18を4角筒状
に固定するためのものである。
これらの前壁部材12、右壁部材14、左壁部
材16および後壁部材18には、それらの下端か
ら下方に延びて、底部材22を分割した底片部材
22a,22b,22cおよび22dが、それぞ
れ折り曲げ可能に形成される。さらに、これらの
前壁部材12、右壁部材14、左壁部材16およ
び後壁部材18には、それらの上端から上方に延
びて、前蓋部材24、右蓋部材26、左蓋部材2
8および後蓋部材30が、それぞれ折り曲げ可能
に形成される。
さらに、前壁部材12と右壁部材14および左
壁部材16との境界部分、たとえばそれらの境界
線において、上から左右壁部材の上端部の長さと
略同じ長さの部分には、その部分を切断可能にす
るために、間隔を隔てて複数の切断用の切目32
aおよび32bが、それぞれ形成されている。な
お、切断可能に形成される部分には、切目32a
および32bを形成する代わりに、切断用のミシ
ン目を形成してもよく、また、その部分をたとえ
ばカツタなどの切断具で切断しやすくするため
に、ガイド線等を形成するのみでもよい。さら
に、前壁部材12において、切目32aおよび3
2bの略下端部を、たとえば3mm(前壁部材12
の厚さ)の間隔を隔てた2直線で結ぶ部分12a
(第1C図1点鎖線で示す部分)が、折り曲げ可
能に形成される。
また、前壁部材12の上部13において、部分
12aから上方向に、前壁部材12の下端部から
部分12aまでの間隔と略同じ間隔を隔てた部分
12bが、折り曲げ可能に形成されている。さら
に、この前壁部材12の上部13の中央には、縦
長の第1の孔34が形成されている。この第1の
孔34は、後述の左蓋部材28の支持片48を差
し込むための孔であつて、左蓋部材28の厚さと
略同じ幅で形成されている。
一方、右壁部材14において、その略右上角と
切目32aの略下端部とを、たとえば3mm(右壁
部材14の厚さ)の間隔を隔てた2直線で結ぶ折
曲部分14a(1点鎖線で示す折曲線)が折り曲
げ可能に形成される。したがつて、右壁部材14
の左上部分は、右壁部材14の内面に重なるよう
に折り返し可能とされる。また、右蓋部材26を
外側に折り返しやすくするために、右壁部材14
と右蓋部材26との境界線から右壁部材14側に
たとえば3mmの間隔を隔てた折曲部分14b(1
点鎖線で示す折曲線)が、折り曲げ可能に形成さ
れている。
また、左壁部材16の右上部を、左壁部材16
内面に重なるように折り返すことができるように
するために、左壁部材16には、折り曲げ可能に
形成された折曲部分14aに対称的に、折曲部分
16a(1点鎖線で示す折曲線)が、折り曲げ可
能に形成される。すなわち、折り曲げ可能に形成
された折曲部分16aは、左壁部材16の略左上
角と切目32bの略下端部とを、たとえば3mm
(左壁部材16の厚さ)の間隔を隔てた2直線で
結んだ部分である。さらに、左蓋部材28を外側
に折り返しやすくするために、左壁部材16と左
蓋部材28との境界線から左壁部材16側に、た
とえば3mmの間隔を隔てた折曲部分16b(1点
鎖線で示す折曲線)が、折り曲げ可能に形成され
ている。また、左壁部材16の上部には、2つの
横長の長孔36が、横方向に間隔を隔てて形成さ
れる。これらの長孔36は、後述の右蓋部材26
の突部42を差し込むための孔である。
さらに、右蓋部材26の中央部分26a(1点
鎖線で示す折曲線)が折り曲げ可能に形成されて
いる。したがつて、右蓋部材26の上半部分38
は、折り返し可能とされる。また、この右蓋部材
26の先端とその中央部分26aの略一端とを、
たとえば3mm(左蓋部材28の厚さ)の間隔を隔
てた2直線で結ぶ折曲部分26b(1点鎖線で示
す折曲線)が折り曲げ可能に形成されていて、上
半部分38の角部40が折り返し可能とされる。
また、この折り返し可能に形成された角部40の
2側部には、切欠部40aがそれぞれ形成されて
いる。この2つの切欠部40aは、右蓋部材26
の角部40の角を後述の左蓋部材28の第2の孔
46に差し込んだ際、その第2の孔46部位に係
止され、それによつて、その角部40が第2の孔
46から抜けにくいようにするためのものであ
る。
なお、この右蓋部材26の先端には、2つの突
部42が、横方向に間隔を隔てて形成されてい
る。これらの突部42は、前述の長孔36に差し
込み可能に形成される。
一方、左蓋部材28の中央部分28a(1点鎖
線で示す折曲線)が、折り曲げ可能に形成され
る。したがつて、左蓋部材28の上半部分44
は、折り返し可能とされる。また、この上半部分
44には、その中央に前述の右蓋部材26の角部
40の角を差し込むための第2の孔46が形成さ
れている。さらに、この上半部分44には、その
左側部に直角二等辺三角形状の切欠部44aが形
成されている。
また、上半部分44の中央から切欠部44aに
わたつて、切込部44bが形成される。さらに、
この上半部分44の先端と切欠部44bの一端と
を直線で結ぶ折曲部分44c(1点鎖線で示す折
曲線)が、折り曲げ可能に形成される。したがつ
て、上半部分44の左上側部は、支持片48とし
て折り返し可能に形成される。また、この支持片
48の先端は、前壁部材12の上部13の第1の
孔34に差し込み可能に形成されている。さら
に、この支持片48先端には、爪片48aが形成
されている。この爪片48aは、支持片48を第
1の孔34に差し込んだ際、第1の孔34部位で
係止され、それによつて、支持片48が第1の孔
34から不用意に抜けないようにするためのもの
である。
なお、上述の各部材は、たとえば厚さ3mmのク
ラフト紙などの紙材を打ち抜くことによつて形成
される。さらに、各部材の境界部分ないし境界線
および第1C図1点鎖線で示される部分は、たと
えばそれらの部分の肉厚を薄くしたりそれらの部
分を強く折り曲げたりすることによつて、折り曲
げ可能とされる。この場合、折り曲げ可能に形成
された部分は、その主面がたとえば凸状ないしは
凹状に形成されることになる。
次に、このボツクスフアイル10を第1A図に
示す箱形に組み立てる工程について説明する。
まず、接合部材20を後壁部材18の裏面端部
にたとえば接着剤で貼着することによつて、左壁
部材16、前壁部材12、右壁部材14および後
壁部材18を4角筒状に固定する。
それから、底片部材22d、底片部材22b,
14cおよび底片部材22aを、その順に内側に
折り曲げ、底片部材22aの先端部を底片部材2
2dの内側に差し込むことによつて、底部材22
を形成する。
この状態で、前壁部材12、右壁部材14、左
壁部材16、後壁部材18および底片部材22a
〜22dは、上端が開放された箱形のフアイル本
体として構成される。
次に、前蓋部材24および後蓋部材30を内側
に折り曲げ、さらに、左蓋部材28を内側に折り
曲げてからその上に右蓋部材26を折り曲げて、
蓋を形成する。
このようにして、第1A図に示すように、箱形
のボツクスフアイル10が完成される。したがつ
て、このボツクスフアイル10は、その中にたと
えばフアイル、ホルダなどの収納物を収納するこ
とができる。
また、このボツクスフアイル10は、第1B図
に示すように、その一部分を内側に折り返すこと
によつて、その前上部を開放することができ、か
つ、その内部に左右に振れにくい倒止めないしは
仕切りを形成することができるので、次に、第2
A図ないし第2H図を参照して、その折り返す順
序を詳細に説明する。
まず、孫2A図に示すように、切目32aおよ
び32b部分で切断して、切目32aおよび32
bで挟まれた前壁部材12の上部13を折り曲げ
可能とする。
次に、第2B図に示すように、右蓋部材26お
よび左蓋部材28を開いてから、切目32aおよ
び32bで挟まれた前壁部材12の上部13と前
蓋部材24とを、前壁部材12の下部および底部
材22の内面に重なるように、内側に折り返す。
したがつて、内側に折り返されたそれらの部分
を、たとえば底部材22を補強するための底敷な
いしは底板として用いることができる。さらに、
後蓋部材30を内側に折り返す。
それから、第2C図に示すように、右壁部材1
4および左壁部材16の折り曲げ可能な折曲部分
14aおよび16aを一旦折り曲げる。
そして、第2D図に示すように、左壁部材16
の右上部および左蓋部材28をフアイルボツクス
10の内側に、押し込む。この場合、左壁部材1
6の右上部が左壁部材16の内面に、左蓋部材2
8が後壁部材18の内面に、それぞれ重なるよう
に、折り曲げる。さらに、左蓋部材28の上半部
分44が、前方に向くように折り曲げる。
それから、第2E図に示すように、左蓋部材2
8の上半部分44の支持片48を、下方に向くよ
うに折り返して、さらに、その支持片48の先端
を第1の孔34に差し込む。この状態で、左蓋部
材28の上半部分44は、固定される。
一方、右壁部材14を、第2F図に示すよう
に、折り曲げ可能な折曲部分14aで折り曲げ
る。さらに、第2G図に示すように、右壁部材1
4の右上部および右蓋部材26を、ボツクスフア
イル10の内側に折り返す。この場合、右壁部材
14の左上部および右蓋部材26の上半部分38
が、右壁部材14の内面および左蓋部材28の上
半部分44の表面に、それぞれ重ね合わされるよ
うに折り返す。
そして、第2H図に示すように、右蓋部材26
の上半部分38の角部40を折り返して、角部4
0の角を左蓋部材28の第2の孔46に差し込
む。したがつて、右蓋部材26の上半部分38
が、左蓋部材28の上半部分44に固定される。
この状態で、ボツクスフアイル10は、特に第
1B図および第2H図に示すように、その中に収
納した収納物を、取り出し可能にかつその収納物
の一部分を露出することができるように、その前
上部が開放される。
しかも、右蓋部材26および左蓋部材28の上
半部分38および44が、ボツクスフアイル10
の略中央に配置され、さらに、左蓋部材28の上
半部分44が左右方向に固定され、右蓋部材26
の上半部分38が左蓋部材28の上半部分44に
固定されるので、右蓋部材26および左蓋部材2
8の上半部分38および44を、左右に振れにく
い倒止めないしは仕切りとして用いることができ
る。
このように、このボツクスフアイル10は、そ
の一部分を切り離すことなく、切断および折り返
すことによつて、その前上部を開放することがで
き、しかも、その中に左右に振れにくい倒止めな
いしは仕切りを形成することができるのである。
なお、この場合、ボツクスフアイル10の左右
壁の前端面および倒止め(右蓋部材26の上半部
分38および左蓋部材28の上半部分44)の前
上端面は、右壁部材14、左壁部材16および右
蓋部材26の上半部分38の折曲部分14a,1
6aおよび26bで形成されるため、それらの端
面に各部材の切断した端面が表れない。そのた
め、それらの端面を滑らかなものとすることがで
きる。
また、このボツクスフアイル10を、第1B図
に示す開放された状態から第1A図に示す元の状
態に戻すためには、右蓋部材26、左蓋部材28
および前蓋部材24なども、上述とは逆に開いて
いき、さらに、切断された切目32aおよび32
b部分を、たとえば接着テープ、接着剤などの接
合材で接合することによつて、行うことができ
る。この場合、折り返された部分が分離されずに
接続されているため、その位置決めが容易であつ
て、ボツクスフアイル10を簡単に元の形状すな
わち箱形に戻すことができる。また、この場合、
前蓋部材24の中央上端に、半円形状の切込部2
4aが形成されていて、この部位にたとえば指を
かければ、底部材22に重ねられた前蓋部材24
および前壁部材12の上部13を、簡単に起こす
ことができる。
また、このボツクスフアイル10は、特に第3
図に示すように、その中央に倒止めないしは仕切
りを形成せずに、その前上部を開放した状態にす
ることができる。すなわち、ボツクスフアイル1
0の左蓋部材28を後壁部材18の内面に重なる
ように折り返し、その左蓋部材28の上に右蓋部
材26が重なるように折り返し、さらに、右蓋部
材26の突部42を左壁部材16の長孔36に差
し込めばよいのである。
なお、上述の実施例では、底部材22を、4つ
の底片部材22a〜22dを組み込むことによつ
て形成したが、この底部材は、単に重ね合わせて
接着する矩形状の部材で形成してもよい。
また、上述の実施例では、左蓋部材28に支持
片48が形成されているが、右蓋部材26と左蓋
部材28とを逆に形成して、右蓋部材26に支持
片を形成してもよい。
さらに、上述の実施例では、ボツクスフアイル
をクラフト紙などの紙材で形成したが、ボツクス
フアイルを形成するための材料としては、クラフ
ト紙以外に、たとえばコートボール、チツプボー
ル、段ボールなどの紙材も利用可能であり、さら
に、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの合成
樹脂材料も利用可能である。
また、上述の実施例では、前後壁部材および左
右壁部材などの各部材を一平面状に一体的に形成
したが、これらの部材は別体として形成してもよ
い。この場合、各部材は、たとえば接着テープな
どの接合材で接合すればよい。さらに、これらの
部材をたとえば合成樹脂で箱形に一体的に成型し
て形成してもよいのである。
【図面の簡単な説明】
第1A図ないし第1C図は、それぞれ、この考
案の一実施例を示し、第1A図はその斜視図であ
り、第1B図はその一部分を内側に折り返した状
態を示す斜視図であり、第1C図はその展開図で
ある。第2A図ないし第2H図は、それぞれ、第
1A図ないし第1C図に示す実施例を、第1A図
に示す状態から第1B図に示す状態にその一部分
を折り返すときの工程を示す斜視図である。第3
図は第1A図ないし第1C図に示す実施例の一部
分を内側に折り返して倒止めないしは仕切りを形
成せずにその前上部を開放した状態を示す斜視図
である。第4図は従来のボツクスフアイルの一例
を示す斜視図である。第5図は第4図に示すボツ
クスフアイルの上部を開放した状態を示す斜視図
てある。 図において、10はボツクスフアイル、12は
前壁部材、14は右壁部材、16は左壁部材、1
8は後壁部材、22a〜22dは底片部材、26
は右蓋部材、28は左蓋部材、32aおよび32
bは切目、34は第1の孔、40は角部、46は
第2の孔、48は支持片、12a,12b,14
a,16a,26a,26b,28aおよび44
cは折り曲げ可能に形成された部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 底部材、前壁部材、右壁部材、左壁部材およ
    び後壁部材を有する上端開放箱形のフアイル本
    体、 前記フアイル本体の前記右壁部材の上端から
    延びかつ折り返し可能に形成される右蓋部材、
    および 前記フアイル本体の前記左壁部材の上端から
    延びかつ折り返し可能に形成され、前記右蓋部
    材に重ね合わされる左蓋部材を含み、 前記前壁部材と前記右壁部材および前記左壁
    部材とのそれぞれの境界部分において、それぞ
    れの上端から下方に前記底部材の前後方向の長
    さと同じ長さの部分が切断可能に形成され、 前記前壁部材において、前記切断可能に形成
    された部分の両下端を直線で結ぶ部分が、折り
    曲げ可能に形成され、それによつて、前記前壁
    部材の前記切断可能に形成された部分で挟まれ
    る部分が、内側に折り返し可能とされ、 前記前壁部材における前記切断可能に形成さ
    れた部分で挟まれる部分に第1の孔が形成さ
    れ、 前記右壁部材および前記左壁部材と前記右蓋
    部材および前記左蓋部材とのそれぞれの境界部
    分が、前記右壁部材および前記左壁部材と前記
    後壁部材とのそれぞれの境界部分の内側に重な
    るように、前記右壁部材および前記左壁部材が
    折り曲げ可能に形成され、それによつて、前記
    右壁部材および前記左蓋部材が前記後壁部材の
    内面に重ね合わせ可能とされ、さらに 前記右蓋部材と前記左蓋部材との重なる部分
    の少なくとも一部分が、前方に向くように折り
    曲げ可能に、かつ、その下端部が前記第1の孔
    に差し込み可能に形成される、ボツクスフアイ
    ル。 2 前記右蓋部材と前記左蓋部材との重なる部分
    は前方に向くように折り曲げ可能に形成され、 前記右蓋部材と前記左蓋部材との重なる部分
    の一方がそれらの他方に固定される、実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のボツクスフアイ
    ル。 3 前記右蓋部材と前記左蓋部材との重なる部分
    の一方に第2の孔が形成され、 前記右蓋部材と前記左蓋部材との重なる部分
    の他方が前記第2の孔に差し込まれることによ
    つて、前記右蓋部材と前記左蓋部材との重なる
    部分が固定される、実用新案登録請求の範囲第
    2項記載のボツクスフアイル。
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