JP3070320U - 組立式ハンガ― - Google Patents

組立式ハンガ―

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JP3070320U
JP3070320U JP2000000107U JP2000000107U JP3070320U JP 3070320 U JP3070320 U JP 3070320U JP 2000000107 U JP2000000107 U JP 2000000107U JP 2000000107 U JP2000000107 U JP 2000000107U JP 3070320 U JP3070320 U JP 3070320U
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JP
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piece
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hanger
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JP2000000107U
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English (en)
Inventor
良幸 岸本
Original Assignee
大信紙工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄処理が容易であり、また資源としての再
利用が可能なハンガーを提供する。 【解決手段】 ある程度の強度と剛性を備えた1枚のシ
ート状の材料から所定の形状に切り出した素片を折り曲
げ、少なくとも材料が2重になった状態に折り重ねるこ
とにより、上縁が左右両端に向かって下降する偏平な2
等辺3角形状の本体2と、本体2の中央に上方に突出す
る形状のフック部3とをそれぞれ形成した。これによ
り、例えば段ボールやボール合紙を用いて十分な強度と
実用性を有するハンガー1を得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、洋服用などのハンガーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デパートの洋服売場やクリーニング店などで使用されているハンガーとして、 比較的安価なプラスチック製のものが知られている。しかしながら、プラスチッ ク製のものは公害防止の観点から廃棄の規制を受け、また廃棄処理に相当の費用 がかかるようになるため、材料の変更が検討されつつある。なお、子供服用とし ては硬質紙を打ち抜いた1枚もののハンガーが知られているが、十分な強度が得 られないために大人用としては不適当であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこれらの点に着目し、廃棄処理が容易であり、また資源としての再 利用が可能なハンガーを提供することを課題としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、この考案の組立式ハンガーは、ある程度の強度 及び剛性を備えた1枚のシート状の材料から所定の形状に切り出した素片を折り 曲げ、少なくとも材料が2重になった状態に折り重ねることによって、上縁が左 右両端に向かって下降する偏平な2等辺3角形状の本体と、本体の中央に上方に 突出する形状のフック部とをそれぞれ形成している。
【0005】 また、素片の外周部に突設された舌片を折り曲げて素片の折り重ねられた部分 を押さえ、更に舌片の先端を係止用の切欠穴に挿入して係止させることにより折 り重ねられた状態を保持するように構成される。
【0006】 上記のハンガーは、例えば本体を偏平な2等辺3角形状の本体基板と、その上 縁に相当する位置にある折り返し部を介して本体基板に連続形成された本体重ね 片、とで構成し、フック部を本体基板の中央に突設されたフック部基板と、その 上端に相当する位置にある折り返し部を介してフック部基板に連続形成されたフ ック部重ね片、とで構成される。
【0007】 更に、本体基板の下縁中央またはフック部重ね片の端縁に舌片を突設すると共 に、係止用の切欠穴を設け、フック部重ね片と本体重ね片をそれぞれフック部基 板と本体基板に折り重ねた後、舌片を折り曲げてその先端を切欠穴に挿入係止す ることにより、フック部重ね片と本体重ね片を折り重ねた状態に保持するように 構成されている。なお、切欠穴の周縁に係止して抜け止めを行う係止片を舌片に 設けることが望ましい。
【0008】 この考案の材料として用いられるシート状の材料として、特に段ボール、ボー ル合紙のような紙は最適な材料と考えられる。
【0009】 このような構成により、十分な強度があって大人用としての実用性を有するハ ンガーが得られる。また、材料として段ボールやボール合紙のような紙を用いる ことにより、有害物質が発生しないので焼却等の処分が容易となり、また資源と しての再利用が可能なハンガーを得ることができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図示の実施の形態の一例について説明する。図1は組み立て完了状態の 斜視図、図2は展開図、図3及び図4は組み立て途中の斜視図、図5は舌片部分 の断面図である。図中、1は完成したハンガー、2はその本体、3はフック部で あり、ハンガー1は上縁2aが左右の両端に向かって緩やかに下降する偏平な2 等辺3角形状の本体2の中央に、鈎状切欠部3aを備えたフック部3が一定の幅 で上方に突出した形状となっており、全体としては通常のハンガーに準ずる形状 となっている。
【0011】 このハンガー1は、シート状の材料、例えば段ボールをプレス加工などで図2 に示す展開図のような形状に切り出すと共に、破線で示すように所定の位置に折 り目を付けた素片1′から組み立てられる。図示の例は材料が段ボールの場合で あり、素片1′は例えば図2に鎖線で示すような幅の材料から打ち抜き等の手段 によって切り出される。この場合、段ボールの波板の方向は図2の上下方向に一 致させる。
【0012】 各図において、2bは本体基板、2cは本体重ね片、2dは折り返し部であっ て、折り返し部2dは組み立て後に上縁2aとなる部分に折り目を入れて形成さ れ、本体重ね片2cはこの折り返し部2dを介して本体基板2bに連続形成され ている。また3bはフック部基板、3cはフック部重ね片、3dは折り返し部で あり、折り返し部3dは組み立て後にフック部3の上端となる部分に折り目を入 れて形成され、フック部重ね片3cはこの折り返し部3dを介してフック部基板 3bに対称的に連続形成されている。
【0013】 折り返し部2d及び3dには平行な2本の折り目を材料の厚みに対応した間隔 で入れてあり、本体重ね片2cとフック部重ね片3cはそれぞれ折り目を内側に して折り曲げて本体基板2bとフック部基板3bに重ねられる。図3はフック部 重ね片3cをフック部基板3bに折り重ねた状態であり、フック部重ね片3cは この状態で下縁3eが本体基板2bの下縁2eに一致するような形状となってい る。また図4は図3の状態から更に本体重ね片2cを本体基板2bに折り重ねた 状態を示しており、本体重ね片2cはこの状態で下縁2e′が本体基板2cの下 縁2eに一致すると共に、左右の本体重ね片2c,2cの端面2f,2fが中心 線上で互いに隙間なく接するような形状となっている。
【0014】 4はフック部重ね片3cと本体重ね片2cをそれぞれフック部基板3bと本体 基板2bに折り重ねた状態に保持するための舌片であって、本体基板2bの下縁 中央の外周部に突設されている。また、5は折り重ねた状態で舌片4を挿入係止 するために本体2を貫通して設けられた切欠穴であり、折り重ねた時にこの切欠 穴5が形成されるように、本体基板2b、本体重ね片2c及びフック部重ね片3 cの対応する位置にはそれぞれ切欠穴5a、5b及び5cを設けてある。
【0015】 舌片4には図2に示すように基部4aに2本の折り目を、中間部と先端部4に 1本の折り目をそれぞれ設けてあり、フック部重ね片3cと本体重ね片2cをそ れぞれフック部基板3bと本体基板2bに折り重ねた後、図5に示すように舌片 4を折り曲げて切欠穴5に挿入し、先端部4bを更に折り曲げて係止することに よってフック部重ね片3cと本体重ね片2cを折り重ねた状態に保持するように なっている。4cは舌片4の先端部4bの折り目の部分から基部4aに向けて切 り起こすことによって形成された係止片であり、舌片4を切欠穴5に挿入すると この係止片4cが切欠穴5の周縁に係止して、舌片4は確実に且つ自動的に抜け 止めされる。
【0016】 図示の例はこのような構成であり、図2のような展開形状の素片1′を用意し ておき、まず図3に示すようにフック部重ね片3cをフック部基板3bに折り重 ね、続いて図4に示すように左右の本体重ね片2cを本体基板2bにそれぞれ折 り重ねた後、舌片4を切欠穴5に挿入して抜け止めすることにより、組み立てが 終了して図1に示すようなハンガー1が得られるのである。なお、この組み立て た状態において舌片4が本体2の下縁2eから突出しないようにするために、舌 片4の側縁を本体基板2bに若干切り込んでこの切り込み部4dから折り曲げら れるようにしてあり、これに対応して、本体重ね片2cとフック部重ね片3cに は材料の厚みに相当する逃げ部2g及び3gをそれぞれ形成してある。
【0017】 上述の説明ではフック部重ね片3cを折り曲げた後に本体重ね片2cを折り曲 げているが、折り重ねの順序を逆にすることもでき、この場合にはフック部重ね 片3cは露出した状態となる。またフック部基板3bとフック部重ね片3cとの 間には、本体重ね片2cの厚みに相当する隙間で生じて強度が若干低下する可能 性があるが、この隙間はこれに適合する形状で同じ材料などからなるスペーサを 挿入することによって埋めることができ、これによりフック部3が3重となるの で強度を高めることも可能となる。またこのように折り重ねの順序を逆にする場 合には、舌片4をフック部重ね片3cの下縁3eに設けてもよい。
【0018】 ハンガー1は上述のような手順で容易に組み立てることができ、組み立てた後 は、本体1の下縁2eの両端部以外は少なくとも材料が密着した2重構造となる ので、材料を適切に選定することにより大人用として使用できるだけの強度を十 分に備えたものとなる。なお、下縁2eの両端部は強度をそれほど要求されない ので、2重にならなくても差し支えない。また、組み立て前の素片1′は材料1 枚分の厚みしかなく、組み立て後でも厚みが薄いので保管などのスペースは少な くて済む。
【0019】 なお、一般に「組立」とは複数の部品を組み合わせて全体を仕上げることを意 味する場合が多いが、この明細書においては1枚の素片1′を折り曲げて仕上げ る場合と、スペーサなどの別部材を併用する場合の両方を意味している。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案のハンガーは、ある程度の強度と剛 性を備えた1枚のシート状の材料から所定の形状に切り出した素片を折り曲げ、 少なくとも材料が2重になった状態に折り重ねることにより、上縁が左右両端に 向かって下降する偏平な2等辺3角形状の本体と、本体の中央に上方に突出する 形状のフック部とをそれぞれ形成するようにしたものである。この折り重ねられ た状態は、素片の外周部に突設した舌片で折り重ねた後の素片を押さえ、更に舌 片の先端を切欠穴に挿入して係止することによって保持することができる。
【0021】 従って、適切な材料を用いることにより、十分な強度があって大人用としての 実用性を有するハンガーが得ることができ、組み立ては容易であり、保管などの スペースは少なくて済む。また材料としては例えば段ボールやボール合紙のよう な紙を用いることができ、この場合にはプラスチック製のハンガーのように有害 物質が発生しないので焼却等の処分が容易となり、また資源として再利用するこ ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の形態の組み立て完了状態の斜
視図である。
【図2】同上の組み立て前の展開図である。
【図3】同上の組み立て途中の斜視図である。
【図4】同じく組み立て途中の斜視図である。
【図5】同上の舌片部分の断面図である。
【符号の説明】
1 ハンガー 2 本体 2a 上縁 2b 本体基板 2c 本体重ね片 2d 折り返し部 3 フック部 3b フック部基板 3c フック部重ね片 3d 折り返し部 4 舌片 4c 係止片 5 切欠穴 5a、5b、5c 切欠穴

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある程度の強度及び剛性を備えた1枚の
    シート状の材料から所定の形状に切り出した素片を折り
    曲げ、少なくとも材料が2重になった状態に折り重ねる
    ことによって、上縁が左右両端に向かって下降する偏平
    な2等辺3角形状の本体と、本体の中央に上方に突出す
    る形状のフック部とをそれぞれ形成したことを特徴とす
    る組立式ハンガー。
  2. 【請求項2】 素片の外周部に突設された舌片を折り曲
    げて素片の折り重ねられた部分を押さえ、更に舌片の先
    端を係止用の切欠穴に挿入して係止させることにより折
    り重ねられた状態を保持するように構成された請求項1
    記載の組立式ハンガー。
  3. 【請求項3】 本体が、偏平な2等辺3角形状の本体基
    板と、その上縁に相当する位置にある折り返し部を介し
    て本体基板に連続形成された本体重ね片、とで構成さ
    れ、フック部が、本体基板の中央に突設されたフック部
    基板と、その上端に相当する位置にある折り返し部を介
    してフック部基板に連続形成されたフック部重ね片、と
    で構成された請求項1又は2に記載の組立式ハンガー。
  4. 【請求項4】 本体基板の下縁中央またはフック部重ね
    片の端縁に舌片を突設すると共に、係止用の切欠穴を設
    け、フック部重ね片と本体重ね片をそれぞれフック部基
    板と本体基板に折り重ねた後、舌片を折り曲げてその先
    端を切欠穴に挿入係止することにより、フック部重ね片
    と本体重ね片を折り重ねた状態に保持するように構成さ
    れた請求項3記載の組立式ハンガー。
  5. 【請求項5】 切欠穴の周縁に係止して抜け止めを行う
    係止片を舌片に設けた請求項4記載の組立式ハンガー。
  6. 【請求項6】 シート状の材料が段ボール、ボール合紙
    のような紙である請求項1乃至5のいずれかに記載の組
    立式ハンガー。
JP2000000107U 2000-01-17 2000-01-17 組立式ハンガ― Expired - Lifetime JP3070320U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013532530A (ja) * 2010-07-27 2013-08-19 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 着用される物品のためのパッケージング
JP2020062180A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 秀彦 馬塲 組立式ハンガー

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