JP3068783U - フロアーパネルの支持装置 - Google Patents

フロアーパネルの支持装置

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JP3068783U JP1999008481U JP848199U JP3068783U JP 3068783 U JP3068783 U JP 3068783U JP 1999008481 U JP1999008481 U JP 1999008481U JP 848199 U JP848199 U JP 848199U JP 3068783 U JP3068783 U JP 3068783U
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茂 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フロアーパネルの支持がより強固なフロアーパ
ネル支持装置を提供する 【解決手段】縦横に配置して床面を構成するフロアーパ
ネルの角部を支持する支持装置であって、矩形の対角線
上において、対角線の交点を中心とした対称位置に配置
される4つの突起33は、フロアーパネルの角部に下側
から挿入される。4つの突起33が配置された基台3
は、内部に締付ナット36を収納しており、締付ナット
36は、基台3内で所定範囲で移動可能に保持され、か
つ挿入される締付ボルト39と一体回動不能となってい
る。このため、フロアーパネルを支持固定する際、締付
ボルト39を上方から挿入して、締付ナット36との螺
合、締付けが、フロアーパネル上からでき、フロアーパ
ネルの固定作業が容易となる。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
この考案は、二重床を構築する際に使用されるフロアーパネルを支持する支持 装置に関するものである。
【従来の技術】
大型コンピュータを設置する部屋や、相互に電線で接続される電子機器が多数 配置される部屋などでは、装置相互間の配線が複雑となり、床に多数の電線を這 わせる必要がある。このような配線は、歩行者の歩行の邪魔となったり、見栄え が悪いなどの問題があることから、床上にフロアーパネルを敷き詰めて二重床と し、底床と上げ床との間に配線を這わせるなどの構造上の工夫がなされている。 また、クリーンルームについては、室内の空気を吸い込むための吸入孔を多数 設けたフロアーパネルを上げ床として使用して、二重床構造としている。 以上のように、フロアーパネルを敷き詰めて二重床とするには、底床の上にフ ロアーパネルを支持する支持柱を多数立設し、その支持柱の上にフロアーパネル を配置する。作業効率やコスト効率を考慮すると、支持柱の数は少ないことが好 ましく、そのような観点から、正方形のフロアーパネルの角部が突き合わされる 位置、つまりフロアーパネルの四隅に支持柱が配置されている。
【考案が解決しようとする課題】
以上のようなフロアーパネルの支持構造においては、上げ床の上に配置された 機器には、振動や揺れを嫌う性質のものが多く、フロアーパネルの固定を確実に 行う必要がある。また、スーパーコンピュータのように、重量のある物を載せる 場合には、フロアーパネル自体が撓んで、床面からフロアーパネルの端部が突出 してしまうなどの問題がある。また、地震などが発生し、大きな振動が加わった 場合、フロアーパネルが支持柱から外れて、床が抜けてしまうなどの問題がある 。 一方、建物を建設する当初から二重床構造とする場合には、建物全体の強度を 二重床用に設計するため問題はないが、既に建設された構造物に、改めて二重床 を設置する場合には、床の強度を考慮すると、フロアーパネルや支持柱の重さを 極力軽く抑える必要がある。 本考案の目的は、フロアーパネルの支持が強固なフロアーパネル支持装置を提 供することにある。
【課題を解決するための手段】
このような目的は、以下の本考案によって達成される。 (1) 縦横に配置して床面を構成するフロアーパネルの底面角部に形成され た凹部内に先端が挿入される突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対称位置に該突起が配置 された基台と、 前記突起の先端から基台の底面まで貫通するボルト挿通孔と、 該ボルト挿通孔内、又はボルト挿通孔の底面側端部に配置され、ボルト挿通孔 横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、かつボルト挿通孔に挿入されたボル トに対して一体回動不能に保持された締付ナットと、 フロアーパネルとボルト挿通孔とに同時に挿通し、ボルトヘッドがフロアーパ ネル上面側に当接し、先端が前記締付ナットに螺合する締付ボルトと、 前記基台を支持面上に支持する支持柱とを備えたフロアーパネルの支持装置。 (2) 縦横に配置して床面を構成するフロアーパネルの底面角部に形成され た凹部内に先端が挿入される突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対称位置に該突起が配置 された基台と、 該基台の底部に先端が接続され、前記基台を支持面上に支持する支持柱と、 前記基台の下側において、前記支持柱に固定された支持部材と、 支持部材に形成されたボルトが挿通する孔と、 前記孔の横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、かつ孔に挿入されたボル トに対して一体回動不能に保持された締付ナットと、 フロアーパネルを貫通し、ボルトヘッドがフロアーパネル上面側に当接し、先 端が前記締付ナットに螺合する締付ボルトとを備えたフロアーパネルの支持装置 。 (3) 縦横に配置して床面を構成するフロアーパネルの底面角部に形成され た凹部内に先端が挿入される突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対称位置に該突起が配置 された基台と、 該基台の底部に先端が接続され、前記基台を支持面上に支持する支持柱と、 前記基台の下側において、前記支持柱に固定された支持部材と、 支持部材に形成されたボルトが挿通する孔と、 前記孔の横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、かつボルト挿通孔に挿入 されたボルトに対して一体回動不能に保持されたナットと、 フロアーパネルを貫通し、ボルトヘッドがフロアーパネル上面側に当接し、先 端が前記ナットに螺合する締付ボルトと、 各フロアーパネルの隅部の下側に配置された複数の支持柱の中で、隣接する支 持柱の各支持部材の間に架設され、フロアーパネルの端辺に沿って配置される端 辺支持梁と、 端辺支持梁の中央部近傍に配置され、フロアーパネルの端辺中央部に下側から 当接する当接支持部材とを備えたフロアーパネルの支持装置。 (4) 支持面上に独立して立設された支持脚と、該支持脚上に配置され、フ ロアーパネルの中央部の下側に当接する当接支持部を有する中央支持部材を備え た上記(1)〜(3)のいずれかに記載のフロアーパネルの支持装置。 (5) 縦横に配置して床面を構成するフロアーパネルの底面角部に形成され た凹部内に先端が挿入される突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対称位置に該突起が配置 された基台と、 該基台の底部に先端が接続され、前記基台を支持面上に支持する支持柱と、 前記基台の下側において、前記支持柱に固定された支持部材と、 支持部材に形成されたボルトが挿通する孔と、 前記孔の横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、かつボルト挿通孔に挿入 されたボルトに対して一体回動不能に保持されたナットと、 フロアーパネルを貫通し、ボルトヘッドがフロアーパネル上面側に当接し、先 端が前記ナットに螺合する締付ボルトと、 各フロアーパネルの隅部の下側に配置された複数の支持柱の中で、隣接する支 持柱の各支持部材の間に架設され、フロアーパネルの端辺に沿って配置される端 辺支持梁と、 互いに平行に配置された前記端辺支持梁の中央部の間に架設された中央支持梁 と、 該中央支持梁の中央部に配置されてフロアーパネルの中央部を下側から当接し て支持する当接支持部材とを備えたフロアーパネルの支持装置。 (6) 前記支持柱は、支持面に接する台座を基端部に有し、固定支持される 支持面を構成する板材に応じた厚さの間挿部を有する挟持部材と、該挟持部材を 台座方向へ圧着する締着手段とを備えた上記(1)〜(5)に記載のフロアーパ ネル支持装置。
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明す る。 図1は、本考案のフロアーパネル支持装置1の使用状態を示す全体側面図であ る。本考案のフロアーパネル支持装置1は、底床上に立設された支持柱2と、支 持柱2の先端に接続された基台3とを備えている。支持柱2は、図2に示されて いるように、底床上に固定される板状の台座21と、台座21の中央部に立設固 定された管状の本体部22と、本体部22の先端に挿入された支持棒23とを備 えている。支持棒23の外周には、ねじ山が形成され、本体部22の先端には、 ナット221が溶接等によって固定されている。支持棒23は、ナット221に 螺合し、支持棒23を回転させることによって、支持柱2の全長を調節できるよ うに構成されている。 台座21は、図2及び図3に示されているように、対向する端辺に沿ってボル ト孔211が2つずつ形成されており、一対の挟持部材212が、前記対向する 端辺の下側にそれぞれ締着固定されている。挟持部材212は、一方の端辺が上 方に湾曲されて間挿部212aが形成され、間挿部212aの内側には、台座2 1のボルト孔211に対応した位置にボルト孔212bが形成されている。ボル ト孔212bには、ねじが形成され、ボルト213が螺合できるようになってい る。 図示されているように、挟持部材212は、台座21をH鋼210の上に固定 する場合など、板状の梁の上に固定する場合に用いられる。台座21のH鋼21 0の端部から外側に露出した部分に挟持部材212の間挿部212aを当接し、 台座21のボルト孔211と挟持部材212のボルト孔212bを同時に挿通す るボルト213とボルト孔213で、挟持部材212と台座21とによって梁を 上下から締付け、台座21を梁の上に固定する構造となっている。このような構 成とすることによって、任意の場所に支持柱2を固定することができる。従来、 H鋼側にボルト孔を形成し、直接締着固定する構成としていたが、支持柱2の固 定位置が固定され、作業状況に応じた位置変更ができず、不便であったが、この ような不都合が解消される。また、接着剤によって支持柱2を固定する場合には 、接着剤から発生するガスによる、クリーンルーム内への悪影響が発生するとい う問題があったが、このような問題も解消される。 支持棒23には、支持ナット24が螺合させられ、該支持ナット24上には、 基台3が載置されている。 基台3は、図4及び図5に示されているように、支持棒23が挿入される筒上 の接合部31と、接合部31の上端部に設けられている正方形の板状の台32と 、台32の対角線上において、対角線の交差点を中心として対称な位置に(各角 部に)それぞれ立設された4つの突起33と、突起33の先端から台32の下側 面へ貫通するボトル挿通孔34と、ボルト挿通孔34の下側端部に形成されたナ ット収納部35と、ナット収納部35に収納されたナット36を保持するために 台32の下側面に覆い被されるカバー37とを備えている。接合部31の側面に は、固定用のボルト311が螺入されている。ボルト311の先端は、接合部3 1内の支持棒23の側面に当接し、基台3を支持棒23に固定する。 ナット収納部35は、横断面形状が矩形の凹みとなっており、この中に矩形の ナット36が収納され、ナット36と台32の間には、皿ばね38が介挿される 。ナット36は、ナット収納部35内の空間よりも若干小さく形成されているた め、ナット収納部35内で固定されず、移動可能に構成されている。このような 基台3は例えばダイカストにより製造され、軽量化を図るため、好ましくは、ア ルミダイカストによるとよい。 図1及び図5に示されているように、基台3上には、フロアーパネル41、4 2の角部が載置される。フロアーパネル41、42には、底面の周端部にフラン ジ40が形成されており、基台3の突起33がフランジ40の内側に形成される 凹部に挿入される。 フロアーパネル41、42の突起33が挿入される位置には、ボルト孔43が それぞれ形成され、フロアーパネル41、42の上側から締付ボルト39が挿入 される。締付ボルト39は、先端にねじ部391を有する軸部392と、軸部3 92の基端に設けられた円盤状のボルトヘッド393とを備えている。ボルトヘ ッド393は、薄板状に形成され、図5に示されているように、3つの孔394 が形成されており、この孔に治具を接続してボルト39が締付けられる。ボルト ヘッド393を薄板状とすることによって、フロアーパネル41、42に形成す るボルト孔43の周囲の肉厚を厚くする必要がなくなり、フロアーパネルの軽量 化を図ることができる。 以上のように構成されたフロアーパネルの支持装置は、基台3の4つの突起3 3がそれぞれ4枚のフロアーパネルの角部にある凹部に挿入される。締付ボルト 39をフロアーパネル41、42の上からボルト孔43へ挿入し、基台3の突起 33内に形成されているボルト挿通孔34に挿入する。 締付ボルト39の先端が、ナット36に当たった時点で、該先端を動かしてナ ット36を探り、先端がナット36の孔361に嵌まった時点で、締付ボルト3 9を締付ける。このように、ナット36が固定されていないので、締付ボルト3 9とナット36の螺合が容易に行え、フロアーパネルの取付け作業が迅速にでき る。また、皿ばね38を間に挟んで締付がなされるので、振動などによる締付ボ ルト39の緩みが抑制される。 以上のような、フロアーパネル支持装置1によるフロアーパネルの締付固定は 、対角線方向に対向する一対のフロアーパネル41、42を固定する場合の他、 1つの支持柱2で支持される4枚のフロアーパネルの角部を総て固定する構成と してもよい。 以上説明した構成に加えて、さらにフロアーパネルの固定強度を一層向上させ るために、図6に示されているように、基台3の下側において、支持棒23に支 持部材25を設けた構成としてもよい。この支持部材25は、支持棒23に螺合 させられている支持ナット24の下側に配置され、さらに下側に螺合させられて いる固定ナット26とによって、挟持固定されている。図7に示されているよう に、支持部材25は、正方形形状の板材で、鉄鋼などの剛性の高い材料で構成さ れ、前記基台3に形成されたボルト挿通孔34と同じ位置に、ボルト孔251が 形成され、また中央部には、支持棒23が挿通する挿通孔252が形成されてい る。 支持部材25の下側には、図8に示されているように、カバー253が溶接等 により固定され、被せられている。カバー253は、ボルト孔251に対応する 位置、つまり4隅の位置に、下側に屈曲した段部を形成して、ナット収納部25 4を設けている。このナット収納部254は、全体がほぼ三角形状をなし、この ナット収納部254内に、同形状のナット255が、所定範囲で移動可能に収納 されている。ナット255は、ナット孔がボルト孔251の縁からはみ出さない 範囲で移動可能となっている。 また、ナット255と、ナット収納部254は、共にほぼ三角形状となってい るので、ナット255は、ナット収納部254内で回動不能となり、締付ボルト 39に対してナット255を螺合させることが可能となる。支持部材25を剛性 の高い材料で構成することによって、より強固に締付ボルト39を締付けること ができ、フロアーパネルの固定を一層強固にすることができる。 図9は、支持部材25の大きさを拡大し、支持柱2の中心から締付ボルト39 までの距離を長くし(図5において想像線で示した締付ボルト39参照)た支持 部材25aを用いた場合の構造を示すものである。その他の構成については、支 持部材25と同様であるので、支持部材25の説明を援用し、ここでは省略する 。 図10に示されているように、隣接する支持柱2の各支持部材25aの上に、 端辺支持梁51が架設されている。この端辺支持梁51は、各支持部材25aに 対して接着剤によって接着固定されている。端辺支持梁51の中央部には、当接 支持部材52が固定されている。当接支持部材52は、上面がフロアーパネルの 端辺の下側に当接し、フロアーパネルをより安定的に支持するものである。この 当接支持部材52を用いることによって、フロアーパネルは、4隅と、4辺中央 部の8点で支持されることとなり、より安定的に支持されることとなる。このよ うにフロアーパネルを支持する点を増やすことによって、フロアーパネルの撓み を抑制するとともに、振動や横揺れ等に対する強度が向上する。 さらに、支持柱2の間に設けられた二股の支持脚53を設けた構成としてもよ い。支持脚53は、二股に別れているため、図11に示されているように、支持 柱2がH鋼(梁)210上に配置されているような場合でも、多数立設されてい る支持柱2の間に配置することが可能となる。また、支持脚53の頂点部には、 当接支持部材52が載置され、フロアーパネル44の中央部に下側から当接し、 フロアーパネル44を支える。図12に示されているように、支持脚53のみを 設け、フロアーパネル44を5点で支持する構成とすることもできる。 また、図13に示されているように、支持柱2間に架設された端辺支持梁51 、51を、対向する辺にそれぞれ設け、その間に、さらに中央支持梁54を架設 する。そして、中央支持梁54の中央に当接支持部材52が載置されている。 このような構成とすることによって、フロアーパネルは、4隅と中央の5点で 支持される。
【考案の効果】
請求項1に記載の考案によれば、基台の突起によって、4枚のフロアーパネル の相互位置を位置決めし、締付ボルトによってフロアーパネルが固定される。締 付ナットがボルトと一体回動不能に保持されているので、フロアーパネルの下側 に手を挿入して締付ナットを固定することなく、フロアーパネルの上方から締付 ボルトを挿入したのみで締付が可能となる。また、締付ナットが移動可能に保持 されているので、フロアーパネルのボルト孔との間に多少の位置ズレがあったと しても、上方から挿入した締付ボルトで締付ナットを探り、これに螺合させるこ とができ、組み立て作業が容易となる。以上のように、作業者がフロアーパネル の上に載った状態で締付ボルトの締め付けが可能となる。 基台において、フロアーパネルの位置決めと、締め付けができるので、構成が 簡単となる。 請求項2に記載の考案によれば、フロアーパネルの位置決めをする基台の他に 、締め付け用の部材として支持部材を設けたので、締め付け力を一層強固にする ことができる。 請求項3に記載の考案によれば、端辺支持梁の当接支持部材によってフロアー パネルの端辺を支持するので、よりフロアーパネルを安定的に支持することがで き、振動や揺れに対する強度が向上し、フロアーパネル上に載置される機器など の対して、重い荷重に対するフロアーパネルの支持の安定度も向上する。 請求項4に記載の考案によれば、中央支持部材によって、フロアーパネルの中 央部を支持することで、より一層フロアーパネルを安定的に支持することができ 、振動や揺れに対する強度がより向上する。また、フロアーパネル上に載置され る機器などの対して、重い荷重に対するフロアーパネルの支持の安定度もより向 上する。 請求項5に記載の考案によれば、端辺支持梁の間に中央支持梁を設け、フロア ーパネルの中央部を支持する構成とすることで、より一層フロアーパネルを安定 的に支持することができ、振動や揺れに対する強度がより向上する。また、フロ アーパネルの中央部を支持するために、新たな支持柱を設ける必要がない。この ため、均されていないコンクリート面や、その他の表面処理されていない床面な ど、底床面の状態に影響されずにフロアーパネルの中央部の支持が可能となる。 請求項6に記載の考案によれば、挟持部材を用いることによつて支持梁の支持 柱立設位置にボルト孔などを空けることなく、任意の位置に容易に支持柱を取り 付けることができる。また、支持梁側にボルト孔などを形成する必要がないため 、梁の強度を下げることなく、支持柱の取付け固定が可能となる。
【提出日】平成11年11月10日(1999.11.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、二重床を構築する際に使用されるフロアーパネルを支持する支持 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大型コンピュータを設置する部屋や、相互に電線で接続される電子機器が多数 配置される部屋などでは、装置相互間の配線が複雑となり、床に多数の電線を這 わせる必要がある。このような配線は、歩行者の歩行の邪魔となったり、見栄え が悪いなどの問題があることから、床上にフロアーパネルを敷き詰めて二重床と し、底床と上げ床との間に配線を這わせるなどの構造上の工夫がなされている。
【0003】 また、クリーンルームについては、室内の空気を吸い込むための吸入孔を多数 設けたフロアーパネルを上げ床として使用して、二重床構造としている。
【0004】 以上のように、フロアーパネルを敷き詰めて二重床とするには、底床の上にフ ロアーパネルを支持する支持柱を多数立設し、その支持柱の上にフロアーパネル を配置する。作業効率やコスト効率を考慮すると、支持柱の数は少ないことが好 ましく、そのような観点から、正方形のフロアーパネルの角部が突き合わされる 位置、つまりフロアーパネルの四隅に支持柱が配置されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
以上のようなフロアーパネルの支持構造においては、上げ床の上に配置された 機器には、振動や揺れを嫌う性質のものが多く、フロアーパネルの固定を確実に 行う必要がある。また、スーパーコンピュータのように、重量のある物を載せる 場合には、フロアーパネル自体が撓んで、床面からフロアーパネルの端部が突出 してしまうなどの問題がある。また、地震などが発生し、大きな振動が加わった 場合、フロアーパネルが支持柱から外れて、床が抜けてしまうなどの問題がある 。
【0006】 一方、建物を建設する当初から二重床構造とする場合には、建物全体の強度を 二重床用に設計するため問題はないが、既に建設された構造物に、改めて二重床 を設置する場合には、床の強度を考慮すると、フロアーパネルや支持柱の重さを 極力軽く抑える必要がある。
【0007】 本考案の目的は、フロアーパネルの支持が強固なフロアーパネル支持装置を提 供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、以下の本考案によって達成される。
【0009】 (1) 縦横に配置して床面を構成するフロアーパネルの底面角部に形成され た凹部内に先端が挿入される突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対称位置に該突起が配置 された基台と、 前記突起の先端から基台の底面まで貫通するボルト挿通孔と、 該ボルト挿通孔内、又はボルト挿通孔の底面側端部に配置され、ボルト挿通孔 横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、かつボルト挿通孔に挿入されたボル トに対して一体回動不能に保持された締付ナットと、 フロアーパネルとボルト挿通孔とに同時に挿通し、ボルトヘッドがフロアーパ ネル上面側に当接し、先端が前記締付ナットに螺合する締付ボルトと、 前記基台を支持面上に支持する支持柱とを備えたフロアーパネルの支持装置。
【0010】 (2) 縦横に配置して床面を構成するフロアーパネルの底面角部に形成され た凹部内に先端が挿入される突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対称位置に該突起が配置 された基台と、 該基台の底部に先端が接続され、前記基台を支持面上に支持する支持柱と、 前記基台の下側において、前記支持柱に固定された支持部材と、 支持部材に形成されたボルトが挿通する孔と、 前記孔の横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、かつ孔に挿入されたボル トに対して一体回動不能に保持された締付ナットと、 フロアーパネルを貫通し、ボルトヘッドがフロアーパネル上面側に当接し、先 端が前記締付ナットに螺合する締付ボルトとを備えたフロアーパネルの支持装置 。
【0011】 (3) 縦横に配置して床面を構成するフロアーパネルの底面角部に形成され た凹部内に先端が挿入される突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対称位置に該突起が配置 された基台と、 該基台の底部に先端が接続され、前記基台を支持面上に支持する支持柱と、 前記基台の下側において、前記支持柱に固定された支持部材と、 支持部材に形成されたボルトが挿通する孔と、 前記孔の横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、かつボルト挿通孔に挿入 されたボルトに対して一体回動不能に保持されたナットと、 フロアーパネルを貫通し、ボルトヘッドがフロアーパネル上面側に当接し、先 端が前記ナットに螺合する締付ボルトと、 各フロアーパネルの隅部の下側に配置された複数の支持柱の中で、隣接する支 持柱の各支持部材の間に架設され、フロアーパネルの端辺に沿って配置される端 辺支持梁と、 端辺支持梁の中央部近傍に配置され、フロアーパネルの端辺中央部に下側から 当接する当接支持部材とを備えたフロアーパネルの支持装置。
【0012】 (4) 支持面上に独立して立設された支持脚と、該支持脚上に配置され、フ ロアーパネルの中央部の下側に当接する当接支持部を有する中央支持部材を備え た上記(1)〜(3)のいずれかに記載のフロアーパネルの支持装置。
【0013】 (5) 縦横に配置して床面を構成するフロアーパネルの底面角部に形成され た凹部内に先端が挿入される突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対称位置に該突起が配置 された基台と、 該基台の底部に先端が接続され、前記基台を支持面上に支持する支持柱と、 前記基台の下側において、前記支持柱に固定された支持部材と、 支持部材に形成されたボルトが挿通する孔と、 前記孔の横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、かつボルト挿通孔に挿入 されたボルトに対して一体回動不能に保持されたナットと、 フロアーパネルを貫通し、ボルトヘッドがフロアーパネル上面側に当接し、先 端が前記ナットに螺合する締付ボルトと、 各フロアーパネルの隅部の下側に配置された複数の支持柱の中で、隣接する支 持柱の各支持部材の間に架設され、フロアーパネルの端辺に沿って配置される端 辺支持梁と、 互いに平行に配置された前記端辺支持梁の中央部の間に架設された中央支持梁 と、 該中央支持梁の中央部に配置されてフロアーパネルの中央部を下側から当接し て支持する当接支持部材とを備えたフロアーパネルの支持装置。
【0014】 (6) 前記支持柱は、支持面に接する台座を基端部に有し、固定支持される 支持面を構成する板材に応じた厚さの間挿部を有する挟持部材と、該挟持部材を 台座方向へ圧着する締着手段とを備えた上記(1)〜(5)に記載のフロアーパ ネル支持装置。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明す る。
【0016】 図1は、本考案のフロアーパネル支持装置1の使用状態を示す全体側面図であ る。本考案のフロアーパネル支持装置1は、底床上に立設された支持柱2と、支 持柱2の先端に接続された基台3とを備えている。支持柱2は、図2に示されて いるように、底床上に固定される板状の台座21と、台座21の中央部に立設固 定された管状の本体部22と、本体部22の先端に挿入された支持棒23とを備 えている。支持棒23の外周には、ねじ山が形成され、本体部22の先端には、 ナット221が溶接等によって固定されている。支持棒23は、ナット221に 螺合し、支持棒23を回転させることによって、支持柱2の全長を調節できるよ うに構成されている。
【0017】 台座21は、図2及び図3に示されているように、対向する端辺に沿ってボル ト孔211が2つずつ形成されており、一対の挟持部材212が、前記対向する 端辺の下側にそれぞれ締着固定されている。挟持部材212は、一方の端辺が上 方に湾曲されて間挿部212aが形成され、間挿部212aの内側には、台座2 1のボルト孔211に対応した位置にボルト孔212bが形成されている。ボル ト孔212bには、ねじが形成され、ボルト213が螺合できるようになってい る。
【0018】 図示されているように、挟持部材212は、台座21をH鋼210の上に固定 する場合など、板状の梁の上に固定する場合に用いられる。台座21のH鋼21 0の端部から外側に露出した部分に挟持部材212の間挿部212aを当接し、 台座21のボルト孔211と挟持部材212のボルト孔212bを同時に挿通す るボルト213とボルト孔213で、挟持部材212と台座21とによって梁を 上下から締付け、台座21を梁の上に固定する構造となっている。このような構 成とすることによって、任意の場所に支持柱2を固定することができる。従来、 H鋼側にボルト孔を形成し、直接締着固定する構成としていたが、支持柱2の固 定位置が固定され、作業状況に応じた位置変更ができず、不便であったが、この ような不都合が解消される。また、接着剤によって支持柱2を固定する場合には 、接着剤から発生するガスによる、クリーンルーム内への悪影響が発生するとい う問題があったが、このような問題も解消される。
【0019】 支持棒23には、支持ナット24が螺合させられ、該支持ナット24上には、 基台3が載置されている。
【0020】 基台3は、図4及び図5に示されているように、支持棒23が挿入される筒上 の接合部31と、接合部31の上端部に設けられている正方形の板状の台32と 、台32の対角線上において、対角線の交差点を中心として対称な位置に(各角 部に)それぞれ立設された4つの突起33と、突起33の先端から台32の下側 面へ貫通するボルト挿通孔34と、ボルト挿通孔34の下側端部に形成されたナ ット収納部35と、ナット収納部35に収納されたナット36を保持するために 台32の下側面に覆い被されるカバー37とを備えている。接合部31の側面に は、固定用のボルト311が螺入されている。ボルト311の先端は、接合部3 1内の支持棒23の側面に当接し、基台3を支持棒23に固定する。
【0021】 ナット収納部35は、横断面形状が矩形の凹みとなっており、この中に矩形の ナット36が収納され、ナット36と台32の間には、皿ばね38が介挿される 。ナット36は、ナット収納部35内の空間よりも若干小さく形成されているた め、ナット収納部35内で固定されず、移動可能に構成されている。このような 基台3は例えばダイカストにより製造され、軽量化を図るため、好ましくは、ア ルミダイカストによるとよい。
【0022】 図1及び図5に示されているように、基台3上には、フロアーパネル41、4 2の角部が載置される。フロアーパネル41、42には、底面の周端部にフラン ジ40が形成されており、基台3の突起33がフランジ40の内側に形成される 凹部に挿入される。
【0023】 フロアーパネル41、42の突起33が挿入される位置には、ボルト孔43が それぞれ形成され、フロアーパネル41、42の上側から締付ボルト39が挿入 される。締付ボルト39は、先端にねじ部391を有する軸部392と、軸部3 92の基端に設けられた円盤状のボルトヘッド393とを備えている。ボルトヘ ッド393は、薄板状に形成され、図5に示されているように、3つの孔394 が形成されており、この孔に治具を接続してボルト39が締付けられる。ボルト ヘッド393を薄板状とすることによって、フロアーパネル41、42に形成す るボルト孔43の周囲の肉厚を厚くする必要がなくなり、フロアーパネルの軽量 化を図ることができる。
【0024】 以上のように構成されたフロアーパネルの支持装置は、基台3の4つの突起3 3がそれぞれ4枚のフロアーパネルの角部にある凹部に挿入される。締付ボルト 39をフロアーパネル41、42の上からボルト孔43へ挿入し、基台3の突起 33内に形成されているボルト挿通孔34に挿入する。
【0025】 締付ボルト39の先端が、ナット36に当たった時点で、該先端を動かしてナ ット36を探り、先端がナット36の孔361に嵌まった時点で、締付ボルト3 9を締付ける。このように、ナット36が固定されていないので、締付ボルト3 9とナット36の螺合が容易に行え、フロアーパネルの取付け作業が迅速にでき る。また、皿ばね38を間に挟んで締付がなされるので、振動などによる締付ボ ルト39の緩みが抑制される。
【0026】 以上のような、フロアーパネル支持装置1によるフロアーパネルの締付固定は 、対角線方向に対向する一対のフロアーパネル41、42を固定する場合の他、 1つの支持柱2で支持される4枚のフロアーパネルの角部を総て固定する構成と してもよい。
【0027】 以上説明した構成に加えて、さらにフロアーパネルの固定強度を一層向上させ るために、図6に示されているように、基台3の下側において、支持棒23に支 持部材25を設けた構成としてもよい。この支持部材25は、支持棒23に螺合 させられている支持ナット24の下側に配置され、さらに下側に螺合させられて いる固定ナット26とによって、挟持固定されている。図7に示されているよう に、支持部材25は、正方形形状の板材で、鉄鋼などの剛性の高い材料で構成さ れ、前記基台3に形成されたボルト挿通孔34と同じ位置に、ボルト孔251が 形成され、また中央部には、支持棒23が挿通する挿通孔252が形成されてい る。
【0028】 支持部材25の下側には、図8に示されているように、カバー253が溶接等 により固定され、被せられている。カバー253は、ボルト孔251に対応する 位置、つまり4隅の位置に、下側に屈曲した段部を形成して、ナット収納部25 4を設けている。このナット収納部254は、全体がほぼ三角形状をなし、この ナット収納部254内に、同形状のナット255が、所定範囲で移動可能に収納 されている。ナット255は、ナット孔がボルト孔251の縁からはみ出さない 範囲で移動可能となっている。
【0029】 また、ナット255と、ナット収納部254は、共にほぼ三角形状となってい るので、ナット255は、ナット収納部254内で回動不能となり、締付ボルト 39に対してナット255を螺合させることが可能となる。支持部材25を剛性 の高い材料で構成することによって、より強固に締付ボルト39を締付けること ができ、フロアーパネルの固定を一層強固にすることができる。
【0030】 図9は、支持部材25の大きさを拡大し、支持柱2の中心から締付ボルト39 までの距離を長くし(図5において想像線で示した締付ボルト39参照)た支持 部材25aを用いた場合の構造を示すものである。その他の構成については、支 持部材25と同様であるので、支持部材25の説明を援用し、ここでは省略する 。
【0031】 図10に示されているように、隣接する支持柱2の各支持部材25aの上に、 端辺支持梁51が架設されている。この端辺支持梁51は、各支持部材25aに 対して接着剤によって接着固定されている。端辺支持梁51の中央部には、当接 支持部材52が固定されている。当接支持部材52は、上面がフロアーパネルの 端辺の下側に当接し、フロアーパネルをより安定的に支持するものである。この 当接支持部材52を用いることによって、フロアーパネルは、4隅と、4辺中央 部の8点で支持されることとなり、より安定的に支持されることとなる。このよ うにフロアーパネルを支持する点を増やすことによって、フロアーパネルの撓み を抑制するとともに、振動や横揺れ等に対する強度が向上する。
【0032】 さらに、支持柱2の間に設けられた二股の支持脚53を設けた構成としてもよ い。支持脚53は、二股に別れているため、図11に示されているように、支持 柱2がH鋼(梁)210上に配置されているような場合でも、多数立設されてい る支持柱2の間に配置することが可能となる。また、支持脚53の頂点部には、 当接支持部材52が載置され、フロアーパネル44の中央部に下側から当接し、 フロアーパネル44を支える。図12に示されているように、支持脚53のみを 設け、フロアーパネル44を5点で支持する構成とすることもできる。
【0033】 また、図13に示されているように、支持柱2間に架設された端辺支持梁51 、51を、対向する辺にそれぞれ設け、その間に、さらに中央支持梁54を架設 する。そして、中央支持梁54の中央に当接支持部材52が載置されている。
【0034】 このような構成とすることによって、フロアーパネルは、4隅と中央の5点で 支持される。
【0035】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案によれば、基台の突起によって、4枚のフロアーパネル の相互位置を位置決めし、締付ボルトによってフロアーパネルが固定される。締 付ナットがボルトと一体回動不能に保持されているので、フロアーパネルの下側 に手を挿入して締付ナットを固定することなく、フロアーパネルの上方から締付 ボルトを挿入したのみで締付が可能となる。また、締付ナットが移動可能に保持 されているので、フロアーパネルのボルト孔との間に多少の位置ズレがあったと しても、上方から挿入した締付ボルトで締付ナットを探り、これに螺合させるこ とができ、組み立て作業が容易となる。以上のように、作業者がフロアーパネル の上に載った状態で締付ボルトの締め付けが可能となる。
【0036】 基台において、フロアーパネルの位置決めと、締め付けができるので、構成が 簡単となる。
【0037】 請求項2に記載の考案によれば、フロアーパネルの位置決めをする基台の他に 、締め付け用の部材として支持部材を設けたので、締め付け力を一層強固にする ことができる。
【0038】 請求項3に記載の考案によれば、端辺支持梁の当接支持部材によってフロアー パネルの端辺を支持するので、よりフロアーパネルを安定的に支持することがで き、振動や揺れに対する強度が向上し、フロアーパネル上に載置される機器など の対して、重い荷重に対するフロアーパネルの支持の安定度も向上する。
【0039】 請求項4に記載の考案によれば、中央支持部材によって、フロアーパネルの中 央部を支持することで、より一層フロアーパネルを安定的に支持することができ 、振動や揺れに対する強度がより向上する。また、フロアーパネル上に載置され る機器などの対して、重い荷重に対するフロアーパネルの支持の安定度もより向 上する。
【0040】 請求項5に記載の考案によれば、端辺支持梁の間に中央支持梁を設け、フロア ーパネルの中央部を支持する構成とすることで、より一層フロアーパネルを安定 的に支持することができ、振動や揺れに対する強度がより向上する。また、フロ アーパネルの中央部を支持するために、新たな支持柱を設ける必要がない。この ため、均されていないコンクリート面や、その他の表面処理されていない床面な ど、底床面の状態に影響されずにフロアーパネルの中央部の支持が可能となる。
【0041】 請求項6に記載の考案によれば、挟持部材を用いることによつて支持梁の支持 柱立設位置にボルト孔などを空けることなく、任意の位置に容易に支持柱を取り 付けることができる。また、支持梁側にボルト孔などを形成する必要がないため 、梁の強度を下げることなく、支持柱の取付け固定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロアーパネルの支持装置の一部断面側面図で
ある。
【図2】台座の部分平面図である。
【図3】台座の部分断面側面図である。
【図4】基台の部分断面側面図である。
【図5】基台の部分断面平面図である。
【図6】フロアーパネルの支持装置の他の実施形態の一
部断面側面図である。
【図7】支持部材の平面図である。
【図8】支持部材の側面図である。
【図9】フロアーパネルの支持装置の他の実施形態の一
部断面側面図である。
【図10】端辺支持梁を設けた構成を示す平面図であ
る。
【図11】支持脚の構成を示す側面図である。
【図12】支持脚を設けた構成を示す平面図である。
【図13】中央支持梁を設けた構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1:フロアーパネル支持装置 2:支持柱 21:台座 210:H鋼 211:ボルト孔 212:挟持部材 212a:間挿部 212b:ボルト孔 213:ボルト 214:ナット 22:本体部 221:ナット 23:支持棒 24:支持ナット 25:支持部材 25a:支持部材 251:ボルト孔 252:挿通孔 253:カバー 254:ナット収納部 255:ナット 26:固定ナット 3:基台 31:接合部 311:ボルト 32:台 33:突起 34:ボルト挿通孔 35:ナット収納部 36:ナット 37:カバー 38:皿ばね 39:締付ボルト 391:ねじ部 392:軸部 393:ボルトヘッド 40:フランジ 41、42、44:フロアーパネル 43:ボルト孔 51:端辺支持梁 52:当接支持部材 53:支持脚 54:中央支持梁
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月10日(1999.11.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 フロアーパネルの支持装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】フロアーパネルの支持装置の一部断面側面図で
ある。
【図2】台座の部分平面図である。
【図3】台座の部分断面側面図である。
【図4】基台の部分断面側面図である。
【図5】基台の部分断面平面図である。
【図6】フロアーパネルの支持装置の他の実施形態の一
部断面側面図である。
【図7】支持部材の平面図である。
【図8】支持部材の側面図である。
【図9】フロアーパネルの支持装置の他の実施形態の一
部断面側面図である。
【図10】端辺支持梁を設けた構成を示す平面図であ
る。
【図11】支持脚の構成を示す側面図である。
【図12】支持脚を設けた構成を示す平面図である。
【図13】中央支持梁を設けた構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】 1:フロアーパネル支持装置 2:支持柱 21:台座 210:H鋼 211:ボルト孔 212:挟持部材 212a:間挿部 212b:ボルト孔 213:ボルト 214:ナット 22:本体部 221:ナット 23:支持棒 24:支持ナット 25:支持部材 25a:支持部材 251:ボルト孔 252:挿通孔 253:カバー 254:ナット収納部 255:ナット 26:固定ナット 3:基台 31:接合部 311:ボルト 32:台 33:突起 34:ボルト挿通孔 35:ナット収納部 36:ナット 37:カバー 38:皿ばね 39:締付ボルト 391:ねじ部 392:軸部 393:ボルトヘッド 40:フランジ 41、42、44:フロアーパネル 43:ボルト孔 51:端辺支持梁 52:当接支持部材 53:支持脚 54:中央支持梁

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に配置して床面を構成するフロアー
    パネルの底面角部に形成された凹部内に先端が挿入され
    る突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対
    称位置に該突起が配置された基台と、 前記突起の先端から基台の底面まで貫通するボルト挿通
    孔と、 該ボルト挿通孔内、又はボルト挿通孔の底面側端部に配
    置され、ボルト挿通孔横断面の範囲内でねじ孔が移動可
    能であり、かつボルト挿通孔に挿入されたボルトに対し
    て一体回動不能に保持された締付ナットと、 フロアーパネルとボルト挿通孔とに同時に挿通し、ボル
    トヘッドがフロアーパネル上面側に当接し、先端が前記
    締付ナットに螺合する締付ボルトと、 前記基台を支持面上に支持する支持柱とを備えたフロア
    ーパネルの支持装置。
  2. 【請求項2】 縦横に配置して床面を構成するフロアー
    パネルの底面角部に形成された凹部内に先端が挿入され
    る突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対
    称位置に該突起が配置された基台と、 該基台の底部に先端が接続され、前記基台を支持面上に
    支持する支持柱と、 前記基台の下側において、前記支持柱に固定された支持
    部材と、 支持部材に形成されたボルトが挿通する孔と、 前記孔の横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、か
    つ孔に挿入されたボルトに対して一体回動不能に保持さ
    れた締付ナットと、 フロアーパネルを貫通し、ボルトヘッドがフロアーパネ
    ル上面側に当接し、先端が前記締付ナットに螺合する締
    付ボルトとを備えたフロアーパネルの支持装置。
  3. 【請求項3】 縦横に配置して床面を構成するフロアー
    パネルの底面角部に形成された凹部内に先端が挿入され
    る突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対
    称位置に該突起が配置された基台と、 該基台の底部に先端が接続され、前記基台を支持面上に
    支持する支持柱と、 前記基台の下側において、前記支持柱に固定された支持
    部材と、 支持部材に形成されたボルトが挿通する孔と、 前記孔の横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、か
    つボルト挿通孔に挿入されたボルトに対して一体回動不
    能に保持されたナットと、 フロアーパネルを貫通し、ボルトヘッドがフロアーパネ
    ル上面側に当接し、先端が前記ナットに螺合する締付ボ
    ルトと、 各フロアーパネルの隅部の下側に配置された複数の支持
    柱の中で、隣接する支持柱の各支持部材の間に架設さ
    れ、フロアーパネルの端辺に沿って配置される端辺支持
    梁と、 端辺支持梁の中央部近傍に配置され、フロアーパネルの
    端辺中央部に下側から当接する当接支持部材とを備えた
    フロアーパネルの支持装置。
  4. 【請求項4】 支持面上に独立して立設された支持脚
    と、該支持脚上に配置され、フロアーパネルの中央部の
    下側に当接する当接支持部を有する中央支持部材を備え
    た請求項1〜3のいずれかに記載のフロアーパネルの支
    持装置。
  5. 【請求項5】 縦横に配置して床面を構成するフロアー
    パネルの底面角部に形成された凹部内に先端が挿入され
    る突起と、 矩形の対角線上において、対角線の交点を中心とした対
    称位置に該突起が配置された基台と、 該基台の底部に先端が接続され、前記基台を支持面上に
    支持する支持柱と、 前記基台の下側において、前記支持柱に固定された支持
    部材と、 支持部材に形成されたボルトが挿通する孔と、 前記孔の横断面の範囲内でねじ孔が移動可能であり、か
    つボルト挿通孔に挿入されたボルトに対して一体回動不
    能に保持されたナットと、 フロアーパネルを貫通し、ボルトヘッドがフロアーパネ
    ル上面側に当接し、先端が前記ナットに螺合する締付ボ
    ルトと、 各フロアーパネルの隅部の下側に配置された複数の支持
    柱の中で、隣接する支持柱の各支持部材の間に架設さ
    れ、フロアーパネルの端辺に沿って配置される端辺支持
    梁と、 互いに平行に配置された前記端辺支持梁の中央部の間に
    架設された中央支持梁と、 該中央支持梁の中央部に配置されてフロアーパネルの中
    央部を下側から当接して支持する当接支持部材とを備え
    たフロアーパネルの支持装置。
  6. 【請求項6】 前記支持柱は、支持面に接する台座を基
    端部に有し、固定支持される支持面を構成する板材に応
    じた厚さの間挿部を有する挟持部材と、該挟持部材を台
    座方向へ圧着する締着手段とを備えた請求項1〜5に記
    載のフロアーパネル支持装置。
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