JP3066988B2 - レーダ指示機及びこれを用いたレーダ装置 - Google Patents

レーダ指示機及びこれを用いたレーダ装置

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JP3066988B2
JP3066988B2 JP3292697A JP29269791A JP3066988B2 JP 3066988 B2 JP3066988 B2 JP 3066988B2 JP 3292697 A JP3292697 A JP 3292697A JP 29269791 A JP29269791 A JP 29269791A JP 3066988 B2 JP3066988 B2 JP 3066988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶等に搭載されるレ
ーダ装置に関し、特にその映像の拡大表示機能に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から船舶等にレーダ装置が搭載され
ている。このレーダ装置は、回動可能な空中線を船舶上
の見晴らしの良い個所に設置し、この空中線により電波
を送受信して周囲に存在する物標に関する情報を得る装
置である。例えば、空中線に対し送信パルスを供給し、
このパルスの反射波を再び空中線で受信して、周囲の情
報を得る。
【0003】レーダ装置によって得られた情報は、周囲
に存在する物標を示す情報であるので、これを表示器の
画面上に表示することができる。表示器としては、従来
からPPI(プランポジションインジケータ)やラスタ
ースキャン方式の表示器が用いられている。近年におい
ては、後者、すなわちラスタースキャン方式が多く用い
られており、これにより、従来より明るい画面で表示を
行うことが可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、表示器の画面中心部(自船近傍の物標
を示す映像)が小さくなってしまい見えにくいという問
題点があった。この問題を解決し、近距離から遠距離ま
でできるだけ高感度かつ高分解能で映像を表示させる手
段として、従来から、パルス幅切替えやパルス幅拡大等
の機能が知られている。しかし、これらの機能を付加し
たレーダ装置においても、アンテナビーム幅が一定であ
るため、自船に近い物標を表す画面中心部の映像は小さ
くなり読取りにくくなる。また、応用として、方位方向
に拡大する方式も考えられるが、この方式においても、
画面のごく中心部においてはやはり効果がなく、逆に周
辺部では映像が拡大され過ぎるという問題が新たに発生
する。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、画面の中心部でも
周辺部でも一様に映像を拡大することによりレーダ映像
をより見やすく表示可能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のレーダ指示機は、直交座標形式のビ
デオデータに水平方向の遅延を施す水平遅延回路と、直
交座標形式のビデオデータに垂直方向の遅延を施す垂直
遅延回路と、遅延されていない直交座標形式のビデオデ
ータ、水平方向に遅延されたビデオデータ、及び垂直方
向に遅延されたビデオデータを混合し、水平方向及び垂
直方向に拡大されたレーダ映像を表すビデオデータを出
力するミキサと、ミキサから出力されるビデオデータに
基きレーダ映像を表示する表示器と、を備えることを特
徴とする。
【0007】また、このレーダ指示機において、遅延さ
れていないビデオデータに基き水平方向及び垂直方向に
拡大されていないレーダ映像を表示するか、ミキサによ
り得られるビデオデータに基き水平方向及び垂直方向に
拡大されたレーダ映像を表示するか、を切り換える手段
を備えることを特徴とする。
【0008】そして、本発明のレーダ装置は、回動可能
な空中線と、空中線を回動させつつ当該空中線により所
定タイミングで電波を送信し、空中線により受信される
反射波から距離方向のビデオ信号を生成する送受信機
と、送受信機から出力されるビデオ信号を送信タイミン
グ及び空中線方位に基き直交座標形式に変換する手段を
備える本発明のレーダ指示機と、を備えることを特徴と
する。
【0009】
【作用】本発明のレーダ指示機においては、直交座標形
式のビデオデータ(例えばレーダ送受信機から出力され
るビデオ信号を極座標から直交座標に変換して得られ
る)に水平方向及び垂直方向の遅延が施される。これら
水平又は垂直の遅延が施されたビデオデータと遅延され
ていないビデオデータ等をミキサにより混合すると、レ
ーダ映像は水平及び垂直方向に拡大された映像となる。
すなわち、水平方向に遅延が施されたビデオデータを遅
延されていないビデオデータと混合すると当該レーダ映
像の水平方向の大きさはより大きくなり、垂直方向に遅
延が施されたビデオデータと遅延が施されていないビデ
オデータ等を混合するとレーダ映像の垂直方向の大きさ
がより大きくなる。このようにして、ミキサにより得ら
れたビデオデータに基づき指示機においてレーダ映像を
表示すると、画面の中心部も周辺部も一様に拡大された
見やすいレーダ映像表示が実現されることとなる。
【0010】更に、上述した映像拡大の機能をオンする
かオフするかの選択機能を設けた場合には、必要に応じ
て、当該映像拡大機能を動作させることができ、より使
用性が向上する。
【0011】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について図面に基
づき説明する。
【0012】図1には、本発明の一実施例に係るレーダ
装置の構成が示されている。この図に示されるレーダ装
置は、レーダ送受信機10、空中線12及びレーダ指示
機30を備えている。空中線12は回動可能な空中線で
あって、本実施例の装置を船舶に搭載する場合には、船
舶上の見晴らしのよい個所に設置される。
【0013】レーダ送受信機10は、モータエンコーダ
14、送信機20及び受信器22から構成されている。
モータエンコーダ14は、空中線12を回動させると共
に、その方位を表す方位信号Sθをデータ指示機30に
出力する。送信機20は、データ指示機30から供給さ
れる送信制御信号St に応じてマイクロ波を発生させ、
空中線12により周囲に発射させる。空中線12は、送
信機20から供給されるマイクロ波を周囲に発射し、周
囲に存する物標からの反射波を受信する。空中線12に
よって受信された反射波は、電気信号として受信器22
に供給される。受信器22は、空中線12からの信号を
増幅・ビデオ検波し、ビデオ信号SV としてレーダ指示
機30に出力する。なお、受信器22は、測定距離範
囲、周囲の状況等に応じてレーダ指示機30から受信制
御信号Sr による制御を受ける。
【0014】レーダ指示機30は、制御回路32、座標
変換回路34、ビデオ処理回路36及びビデオメモリ4
0を備えている。制御回路32は、前述した送信制御信
号St 及び受信制御信号Sr を送信機20及び受信器2
2にそれぞれ供給する制御回路である。ビデオ処理回路
36は、受信器22から供給されるビデオ信号Sv につ
いて量子化、ノイズ除去等の処理を施し、ビデオデータ
としてビデオメモリ40に出力する。ビデオ処理回路3
6からビデオメモリ40へのビデオデータの書込みタイ
ミングは制御回路32によって与えられる。一方、ビデ
オメモリ40への書込みアドレスは座標変換回路34に
よって与えられ、アドレス指定のタイミングはやはり制
御回路32によって与えられる。
【0015】座標変換回路34は、ビデオメモリ40へ
のビデオデータの書込みアドレスを制御することによ
り、レーダ送受信機10によって得られる極座標形式の
情報を直交座標形式のビデオデータに変換する回路であ
る。座標変換回路34には、モータエンコーダ14から
方位信号Sθが入力されており、制御回路32からは、
マイクロ波の送信からの経過時間を表す信号が供給され
ている。言い換えれば、座標変換回路34には、物標ま
での距離R,方位θに関する情報が与えられており、回
路34は、これをXY座標に変換してビデオメモリ40
へのビデオデータの書込みアドレスを求めている。
【0016】座標変換回路34及びビデオメモリ40に
よって、直交座標形式のビデオデータが得られると、こ
のデータは、本発明の特徴に係る水平遅延回路42、垂
直遅延回路44及びミキサ46に入力される。水平遅延
回路42は、例えば送信パルス幅(送信機20により空
中線12から発射させるマイクロ波のパルス幅)と同程
度の遅延時間を有している。また、垂直遅延回路44は
ラインメモリを内蔵しており、ビデオメモリ40から供
給されるビデオデータを一ライン遅延させる。ミキサ4
6は、ビデオメモリ40から供給される遅延が施されて
いないビデオデータと水平遅延回路42から供給される
一パルス幅遅延されたビデオデータと垂直遅延回路44
から供給される一ライン遅延されたビデオデータとを混
合する。この混合が行われた結果得られるデータは、表
示器50の画面上に表示した場合に、水平及び垂直方向
にそれぞれ2倍に拡大された映像となる。さらに遅延回
路を2段、3段と付加すれば、さらに大きな拡大率を得
ることも可能である。なお、ミキサ46には映像拡大を
ON/OFFするための信号が入力されている。
【0017】図2には、この実施例における映像拡大の
効果が示されている。
【0018】まず、ミキサ46に映像拡大をOFFする
信号を入力した場合、ビデオメモリ40から出力される
ビデオデータは水平遅延又は垂直遅延が施されたビデオ
データと混合されることなしに表示器50の画面上に表
示される。この場合、図2(a)に示されるように、表
示器50の画面上においては中心部の物標が比較的小さ
く表示されてしまう。一方、ミキサ46に対し映像拡大
をONする信号を供給した場合、図2(b)に示される
ように、中心部の映像も周辺部の映像も一様に拡大され
た映像となる。従って、この実施例の場合、使用者が必
要に応じて映像拡大機能をONさせ、見やすいレーダ映
像表示を行わせることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビデオデータに水平遅延及び垂直遅延を施し、これを遅
延されていないビデオデータと混合して、レーダ映像を
表示させるようにしたため、画面の中心部及び周辺部の
いずれにおいても映像拡大率が一様となり、中心部にお
いても物標をより見やすく表示させることができる。更
には、高精細画面においてこの効果が著しくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るレーダ装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】この実施例の機能及び効果を示す図であり、図
2(a)は映像拡大をOFFした場合の画面を、図2
(b)は映像拡大をONした場合の画面を、それぞれ示
す図である。
【符号の説明】
10 レーダ送受信機 12 空中線 30 レーダ指示機 42 水平遅延回路 44 垂直遅延回路 46 ミキサ 50 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−253484(JP,A) 特開 昭61−231474(JP,A) 特開 平1−163687(JP,A) 特開 昭60−181672(JP,A) 特開 昭53−23492(JP,A) 特開 平1−193678(JP,A) 国際公開90/15341(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/04 - 7/26 G01S 7/295

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交座標形式のビデオデータに水平方向
    の遅延を施す水平遅延回路と、 直交座標形式のビデオデータに垂直方向の遅延を施す垂
    直遅延回路と、 遅延されていない直交座標形式のビデオデータ、水平方
    向に遅延されたビデオデータ、及び垂直方向に遅延され
    たビデオデータを混合し、水平方向及び垂直方向に拡大
    されたレーダ映像を表すビデオデータを出力するミキサ
    と、 ミキサから出力されるビデオデータに基きレーダ映像を
    表示する表示器と、 を備えることを特徴とするレーダ指示機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーダ指示機において、 前記遅延されていないビデオデータに基き水平方向及び
    垂直方向に拡大されていないレーダ映像を表示するか、
    ミキサにより得られるビデオデータに基き水平方向及び
    垂直方向に拡大されたレーダ映像を表示するか、を切り
    換える手段を備えることを特徴とするレーダ指示機。
  3. 【請求項3】 回動可能な空中線と、 空中線を回動させつつ当該空中線により所定タイミング
    で電波を送信し、空中線により受信される反射波から距
    離方向のビデオ信号を生成する送受信機と、 送受信機から出力されるビデオ信号を送信タイミング及
    び空中線方位に基き直交座標形式に変換する手段を有す
    る請求項1記載のレーダ指示機と、 を備えることを特徴とするレーダ装置。
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