JPH08166441A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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Publication number
JPH08166441A
JPH08166441A JP31335294A JP31335294A JPH08166441A JP H08166441 A JPH08166441 A JP H08166441A JP 31335294 A JP31335294 A JP 31335294A JP 31335294 A JP31335294 A JP 31335294A JP H08166441 A JPH08166441 A JP H08166441A
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JP
Japan
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radar image
radar
circuit
transmission
observation
Prior art date
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Pending
Application number
JP31335294A
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English (en)
Inventor
Koichi Saito
浩一 齋藤
Osamu Yano
理 矢野
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08166441A publication Critical patent/JPH08166441A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数台のレーダ装置を使用することなく複数
の観測レンジの同時観測を行うことを可能にする。ま
た、ある観測レンジから他の観測レンジへの瞬時切り換
えを可能にする。 【構成】 エコーをレーダ映像に変換する手段として、
A/D変換回路2〜レーダ映像フレームメモリ5とA/
D変換回路14〜レーダ映像フレームメモリ17の2系
統を設ける。送信パルス発生回路10にて相異なるパル
ス幅の送信パルスを時分割で発生させ、A/D変換回路
2及び14の動作を送信と同期させる。互いに異なる送
信パルス幅に係るレーダ映像データをレーダ映像フレー
ムメモリ5及び17上に格納する。CPU回路11は、
表示切り換え回路18の制御によって、CRT表示器9
に、レーダ映像フレームメモリ5及びレーダ映像フレー
ムメモリ17のいずれかに係るレーダ映像を選択的に又
は合成して表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空中線装置を用いて周
囲に無線信号を送信し、周囲の目標から受信した反射波
に基づき当該目標を示すレーダ映像を表示するレーダ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2には、一従来例に係るレーダ装置の
構成が示されている。この図に示されるレーダ装置は、
周囲に無線信号を送信するための空中線装置1を備えて
いる。このレーダ装置を船舶に搭載する場合には、空中
線装置1は船舶上の見晴らしのよい箇所に配設する。空
中線装置1は、内蔵するモータ等の駆動手段により、そ
のビームが水平面内にて回動するよう駆動される。
【0003】空中線装置1による無線信号の送信は、C
PU回路11及び送信パルス発生回路10により制御さ
れている。まず、CPU回路11は、使用者によって指
定される観測レンジに基づき送信パルス幅を決定し、こ
れを送信パルス発生回路10に設定する。送信する無線
信号のエネルギーが大きい場合には遠距離にある目標を
観測できるから、観測レンジとして大きなレンジが指定
されている場合には、通常、送信する無線信号のエネル
ギーが大きくなるよう送信パルス幅を広くする。逆に、
受信する無線信号(目標からの反射波)に高周波数の成
分が含まれている場合には分解能が高い映像が得られる
から、観測レンジとして小さなレンジが指定されている
場合には、通常、送信する無線信号に高周波数成分が含
まれるよう送信パルス幅を狭くする。送信パルス発生回
路10は、CPU回路11によって設定された幅を有す
る送信パルスを所定の周期にて繰り返し発生させる。送
信パルス発生回路10は、所定周波数を有する搬送波を
この送信パルスによって変調し、その結果得られる送信
信号を空中線装置1に供給する。空中線装置1は、この
送信信号を無線信号として周囲に送信する。
【0004】無線信号の送信の際、送信方向に他船等の
目標が存在している場合、空中線装置1は、この目標か
らの反射波(エコー)を受信する。受信されたエコーは
A/D変換回路2により量子化され、得られたデータは
スイープメモリ3に格納される。スイープメモリ3に
は、通常、1スイープ(1スイープ=1送信方向)分の
データが格納される。
【0005】一方、アンテナ回転信号発生回路6は、空
中線装置1のビーム方向の回転に同期したパルスを発生
させ、角度信号制御回路7は所定の方位を基準としてこ
のパルスを計数する。これにより、スイープメモリ3上
のデータが、どの送信方向に関するデータであるかがわ
かる。角度信号制御回路7は、計数結果に基づき自船か
ら見た目標の方位を演算する。
【0006】座標変換回路4は、スイープメモリ3から
各スイープに係るデータを順次読み込み、CRT表示器
9の画面に対応する直交座標形式の記憶空間を有するレ
ーダ映像フレームメモリ5上に書き込む。その際、座標
変換回路4は、図示しない装置から与えられる座標変換
中心位置(例えば自船位置)(XS,YS)と、目標ま
での距離Rを示すスイープメモリ3上のアドレスと、角
度信号制御回路7により決定された方位θとに基づき、
レーダ映像フレームメモリ5への書き込みアドレスを発
生させる。その際、座標変換回路4は、CPU回路11
から指示される表示モード(ノースアップか、ヘッドア
ップか、コースアップか等)や運動モード(真運動か、
相対運動か)に応じ、ジャイロコンパス等の図示しない
装置から方位情報を入力し、指示された表示及び運動モ
ードが実現されるよう、書き込みアドレスを生成する。
これにより、スイープメモリ3上に格納されている極座
標形式のデータは、直交座標形式に変換される。D/A
変換回路8は、レーダ映像フレームメモリ5上のデータ
をアナログ信号に変換し、CRT表示器9の画面表示に
供する。
【0007】CRT表示器9の画面には、このレーダ映
像の他、文字、図形その他のグラフィックスも表示でき
る。グラフィックスを表示させる際には、使用者からの
指示に応じ、あるいは自動的に、CPU回路11がグラ
フィック制御回路12に指令を与える。グラフィック制
御回路には、表示させるべきグラフィックスに係るデー
タを、CRT表示器9の画面に対応する直交座標形式の
記憶空間を有するグラフィックフレームメモリ13上に
書き込む。D/A変換回路8は、グラフィックフレーム
メモリ13上のデータをレーダ映像に係るデータと合成
しながらアナログ信号に変換し、CRT表示器9の画面
表示に供する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置は、ある単一の時点では単一の観測レンジ
に係るレーダ映像しか表示できないから、近距離(小さ
な観測レンジ)と遠距離(大きな観測レンジ)の同時観
測を実行するためには複数台のレーダ装置が必要にな
る。
【0009】また、上述の従来装置においては、例えば
近距離観測を行った後に遠距離観測を行う、といった利
用態様を、観測レンジを切り換えることによって実現で
きる。しかし、その場合でも、使用者が観測レンジを切
り換える指令を与えた後しばらくたたねば、すなわち新
しい観測レンジに係る送信パルス幅による無線信号送受
信及び座標変換が新たなスキャン(1スキャン=空中線
ビーム1回転)に関し終了しなければ、新たな観測レン
ジのレーダ映像を表示できない。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、送信パルスの発生
手順及びレーダ映像生成処理の改良により、近距離と遠
距離の同時観測を可能にすると共に、観測レンジの切り
換えに瞬時に対処可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、互いに異なる時間幅を有する複数
種類の送信パルスを時分割にて発生させる送信パルス発
生回路と、送信パルスと同期して無線信号を送信し周囲
の目標からの反射波を受信する空中線装置と、上記複数
種類の送信パルスそれぞれに対応して設けられ、対応す
る種類の送信パルスに係る反射波をレーダ映像に変換す
る複数のレーダ映像生成手段と、を備えることを特徴と
する。
【0012】本発明は、上記複数のレーダ映像生成手段
により生成される複数種類のレーダ映像のうちいずれか
を選択して表示する手段を備えることを特徴とする。本
発明は、上記複数のレーダ映像生成手段により生成され
る複数種類のレーダ映像を合成して表示する手段を備え
ることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、送信パルス発生回路にて、
互いに異なる時間幅を有する複数種類の送信パルスが時
分割生成される。空中線装置によってこの送信パルスと
同期した無線信号送信が実行され、周囲の目標から反射
波が受信されると、この反射波は、複数種類の送信パル
ス毎に、レーダ映像生成に供される。従って、本発明に
おいては、常に複数種類の送信パルス幅に係るレーダ映
像が準備されているから、異なる送信パルス幅に係る複
数のレーダ映像を選択又は合成表示することが可能にな
る。その結果、近距離と遠距離の同時観測が実現され、
また、観測レンジの切り換え指令に応じて瞬時に表示映
像を切り換えることが可能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図2に示される従来例と同様の
又は対応する構成については同一の符号を付し説明を省
略する。
【0015】図1には、本発明の一実施例に係るレーダ
装置の構成が示されている。この実施例においては、受
信したエコーに基づきレーダ映像を生成する系統が二系
統設けられている。すなわち、前述のA/D変換回路2
〜レーダ映像フレームメモリ5の他、新たにA/D変換
回路14〜レーダ映像フレームメモリ17が設けられて
いる。いずれの系統によりレーダ映像を生成させるか
は、直接には送信パルス発生回路10によって制御され
ている。また、どのようなレーダ映像を表示させるか
は、直接にはレーダ映像フレームメモリ5及び17後段
の表示切り換え回路18によって、間接にはCPU回路
11によって、制御されている。
【0016】この実施例においては、まず、使用者によ
って指定される1又は2通りの観測レンジに係るエコー
が得られるよう、CPU回路11により2通りの送信パ
ルス幅が決定される。使用者によって観測レンジが指定
されていない場合や1通りしか指定されていない場合
は、初期設定により与えられている観測レンジに基づき
送信パルス幅が決定される。この送信パルス幅が送信パ
ルス発生回路10に設定されると、送信パルス発生回路
10は、CPU回路11によって設定されたパルス幅を
有する2通りの送信パルスを、互いに同期してかつ時分
割で、所定の周期にて繰り返し発生させる。送信パルス
発生回路10は、これらの送信パルスを順次使用して送
信信号を発生させ空中線装置1に供給する。
【0017】送信パルス発生回路10は、また、送信と
同期してA/D変換回路2及び14に指令を与える。す
なわち、2通りの送信パルスのうち一方に係るエコーが
常にA/D変換回路2によって量子化され、他方に係る
エコーが常にA/D変換回路14によって量子化される
よう、レーダ映像生成系統の動作を制御する。量子化さ
れたエコーは、対応するスイープメモリ3又は15に格
納され、対応する座標変換回路4又は16により極直交
座標変換され、対応するレーダ映像フレームメモリ5又
は17上に書き込まれる。
【0018】CPU回路11は、使用者から与えられる
表示切り換え指令に応じ、表示切り換え回路18の動作
を制御する。すなわち、この表示切り換え指令が第1の
観測レンジに係る表示を指令している場合にはレーダ映
像フレームメモリ5上のデータがD/A変換回路8に供
給されるよう、第2の観測レンジに係る表示を指令して
いる場合にはレーダ映像フレームメモリ17上のデータ
がD/A変換回路8に供給されるよう、表示切り換え回
路18の動作を制御する。また、表示切り換え指令が複
数レンジ同時観測を指令している場合には、CPU回路
11は、2通りの観測レンジに係るレーダ映像が並んで
表示されるよう、レーダ映像フレームメモリ5及び17
上のデータを合成しD/A変換回路8に供給する旨、表
示切り換え回路18に指令を与える。CRT表示器9の
画面には、従って、表示切り換え指令に応じ選択され又
は合成されたレーダ映像が、グラフィックスと合成の
上、表示される。
【0019】従って、本実施例によれば、複数台のレー
ダ装置を使用することなしに、近距離と遠距離の同時観
測を実行でき、装置コストや使用者の負担を軽減でき
る。また、例えば近距離観測を行った後に遠距離観測を
行う際、表示切り換え指令を与えるのみで、レーダ映像
フレームメモリ5及び17上のデータのいずれかを選択
して表示できるから、送信パルス幅を切り換えた後1ス
キャンが終了するのを待つ必要がなくなり、新たな観測
レンジ下での観測に瞬時に移行でき、使用性が向上す
る。また、同時に複数の観測レンジに係るレーダ映像を
表示している場合には、単に視線を移すのみで、必要な
観測レンジに係る情報を享受できる。
【0020】なお、本発明は、2通りの観測レンジに限
定されるものではなく、それ以上の個数の観測レンジを
同時又は選択表示可能な構成として実現することもでき
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いに異なる時間幅を有する複数種類の送信パルスを時
分割生成し、周囲の目標から受信した反射波を複数種類
の送信パルス毎にレーダ映像生成に供するようにしたた
め、異なる送信パルス幅に係る複数のレーダ映像を選択
又は合成表示することが可能になる。その結果、近距離
と遠距離の同時観測が実現され、また、観測レンジの切
り換え指令に応じて瞬時に表示映像を切り換えることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るレーダ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 一従来例に係るレーダ装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 空中線装置、2,14 A/D変換回路、3,15
スイープメモリ、4,16 座標変換回路、5,17
レーダ映像フレームメモリ、10 送信パルス発生回
路、11 CPU回路、18 表示切り換え回路、9
CRT表示器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる時間幅を有する複数種類の
    送信パルスを時分割にて発生させる送信パルス発生回路
    と、 送信パルスと同期して無線信号を送信し周囲の目標から
    の反射波を受信する空中線装置と、 上記複数種類の送信パルスそれぞれに対応して設けら
    れ、対応する種類の送信パルスに係る反射波をレーダ映
    像に変換する複数のレーダ映像生成手段と、 を備えることを特徴とするレーダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーダ装置において、 上記複数のレーダ映像生成手段により生成される複数種
    類のレーダ映像のうちいずれかを選択して表示する手段
    を備えることを特徴とするレーダ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のレーダ装置において、 上記複数のレーダ映像生成手段により生成される複数種
    類のレーダ映像を合成して表示する手段を備えることを
    特徴とするレーダ装置。
JP31335294A 1994-12-16 1994-12-16 レーダ装置 Pending JPH08166441A (ja)

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JP31335294A JPH08166441A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 レーダ装置

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