JP2002062349A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JP2002062349A
JP2002062349A JP2000253431A JP2000253431A JP2002062349A JP 2002062349 A JP2002062349 A JP 2002062349A JP 2000253431 A JP2000253431 A JP 2000253431A JP 2000253431 A JP2000253431 A JP 2000253431A JP 2002062349 A JP2002062349 A JP 2002062349A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のスキャン間処理(相関処理)と第2の
スキャン間処理(保持処理)との一方を適応的に選択す
ることができるレーダ装置の提供。 【解決手段】 第1及び第2のスキャン間処理を行い第
1及び第2の処理結果を出力する第1及び第2のスキャ
ン間処理回路4及び5と、第1及び第2の処理結果のう
ち処理選択信号にて指定された処理結果を出力する選択
回路8と、選択された処理結果を記憶データとして記憶
し、記憶データをスキャン間処理回路4及び5に過去デ
ータとして送出し、かつ記憶データを表示器19に表示
させる処理表示メモリ6と、現在データが表示する映像
の位置と空中線部の位置との距離が所定の距離以下であ
る場合は、第1の処理結果を指定する前記処理選択信号
を出力し、そうでない場合は、第2の処理結果を指定す
る前記処理選択信号を出力する処理選択制御回路7とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ(空中
線)回転により得られた受信信号をメモリに書き込むと
ともに、メモリの内容をラスタスキャン方式で読みだし
てCRTなどの表示器に表示させる船舶用レーダ装置に
関し、島等の固定物標のスキャン間処理を適正に行うこ
とができるレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の船舶用レーダ装置を図9に示す。
【0003】このレーダ装置は、空中線部(アンテナ
部)1から発射された電波が物標に反射して得られるエ
コー信号を空中線部(アンテナ部)1にて受信し、CR
T(Cathode Ray Tube)表示器19に表示するものであ
る。
【0004】CPU(Central Processing Unit)回路1
5は、各種の回路や装置の制御を行う。送受信機制御回
路14は、レーダの空中線部(アンテナ部)1の送受信
機の制御を行い、グラフィック制御回路16は、CRT
表示器19の画面上に表示されるべき各種表示データ等
のグラフィック文字等を、グラフィック表示データとし
てグラフィックフレームメモリ17に描画する。
【0005】A/D(Analog-to-Digital)変換部2は、
空中線部(アンテナ部)1内の受信機から来る受信信号
を量子化し、デジタル信号とする。このデジタル信号を
スイープメモリ3に時系列に一旦記憶する。
【0006】このスイープメモリ3に一旦デジタル信号
として記憶された受信信号(エコー信号)は、現在デー
タとして、第1のスキャン間処理回路4に入力される。
【0007】一方、空中線回転信号発生回路9は、空中
線部(アンテナ部)1のアンテナ角度に同期したパルス
信号を発生し、ジャイロインターフェース回路12は、
ジャイロ等の自船の回頭による針路を出力する。距離角
度信号制御回路10は、空中線回転信号発生回路9から
の出力信号とジャイロインターフェース回路12の出力
信号とから得られる角度を発生して、座標変換回路11
に入力する。座標変換回路11は、その角度と、速度情
報入力回路13から得られる船速情報とを受け、処理表
示メモリ6の読み出し及び書き込みアドレスを発生す
る。
【0008】第1のスキャン間処理回路4は、具体的に
は、スキャン間処理として相関処理を行なうスキャン相
関回路である。即ち、第1のスキャン間処理回路4とし
てのスキャン相関回路は、処理表示メモリ6から過去デ
ータとして出力された1スキャン前のエコーデータと、
スイープメモリ3からの前述の現在データとを受け、ス
キャン間処理として相関処理を行なう。第1のスキャン
間処理回路4の出力データである相関データは、前述の
書込用アドレスに従って処理表示メモリ6に書き込まれ
る。
【0009】処理表示メモリ6に書き込まれたデータ
(後に説明するPPI表示データ)及びグラフィックフ
レームメモリ17に書き込まれたグラフィック表示デー
タは、D/A(Digital-to-Analog)変換回路18でアナ
ログ信号変換され、CRT表示器19に表示される。
【0010】上記座標変換回路11は、極座標−直交座
標変換、つまり、スイープメモリ3からの時系列データ
を、アンテナの方位、自船の進路、自船の位置及び指定
する表示モードに基づいて、スイープメモリ3から出力
された映像データを、直交座標(X,Y)からなる読み
出し及び書き込みアドレスに転送するものである。
【0011】この変換は次式に基づいて行われる。
【0012】X=XC+Rsinθ Y=YC+Rcosθ XC:変換開始X座標 YC:変換開始Y座標 θ:変換時角度 X:変換X座標 Y:変換Y座標 ここで、このθは、へッドアップ表示(以下、HU
P)、ノースアップ表示(以下、NUP)、コースアッ
プ表示(以下、CUP)の各モードと、自船の回頭によ
って随時変化させる必要がある。
【0013】通常、このθは各表示によって以下とな
る。
【0014】HUP=ANT NUP=ANT+GYRO CUP=ANT+GYRO−COURSE ANT:空中線の向いている方位 GYRO:ジャイロ等の絶対方位 COURSE:リセット時の自船の針路 以上レーダ装置では、表示される方式3つがある。
【0015】NUPでは、表示画面の真上が常に北を指
す。つまり島等の固定物標は、自船の回頭に関係なくそ
の表示される画面上の位置が固定される。
【0016】HUPでは表示画面の真上が自船のへさき
と一致する。従って、ブリッジから観測者が眺めている
状態と同じ表示をしている。つまり固定物標等は自船が
回頭すると回頭した方向と反対の方向へ回転したように
表示される。
【0017】CUPでは、表示画面の真上がCUPのリ
セットスイッチ等で方位固定した瞬間の進路となり、方
位固定した瞬間はHUP表示と同じであるが、船が回頭
すると、NUPと同様な表示となる。
【0018】上記3つの表示方式で、CUPとNUP
は、固定物標が表示画面に固定され、HUPでは、自船
の回頭とともに固定物標が回頭にしたがって別の位置に
表示される表示といえる。
【0019】この表示方式とは別に、自船の位置を固定
して表示するか、自船の移動量に従って、自船位置の表
示をするかによって、表示の運動方式が相対運動(以
下、RM)と真運動(以下、TM)の2種類に分けられ
る。
【0020】RMは、自船表示位置(座標変換の中心)
を固定して表示する方式で、自船の移動に伴って、固定
物標が相対的に移動して表示される方式である。
【0021】TMは、自船表示位置を自船の移動及び進
路にしたがって移動させて表示する方式で、固定物標は
表示位置で固定され表示される。
【0022】従ってRMでは、通常ブリッジで観測者が
自分の周りの景色を見回すのと同様の映像を表示する方
式、TMは海図上に自船が移動した方向と進路に進んで
いくように表示される方式である。
【0023】(相関処理の説明)ところで、レーダで物
標のデータを観測する場合、雪雨や海面からの反射やノ
イズ等の不要波に埋もれた映像等の検出確率をあげて表
示しようとする時、第1のスキャン間処理回路4である
スキャン相関回路において、過去フレームメモリの内容
と、現在の送信して戻ってきたエコーとの比較を行う、
つまり、相関処理を行うことにより、不要波の検出確率
を向上することができる。
【0024】(相関処理による不要波抑圧の効果の説
明)白色雑音、海面反射及び雨雪反射等の不要波は、不
規則でかつ出現確率の低い信号であるため、同一場所に
おける空中線スキャン毎の不要波出現確率は低く、同一
場所について空中線スキャン毎に相関処理を施すこと
で、当該場所における不要波の検出確率を低減すること
が可能である。
【0025】一方、固定物標は同一場所に存在し、多少
の信号強度の変動はあるが高い出現確率を持っているた
め、空中線スキャン毎の相関処理により検出確率が低下
することはない。
【0026】相関処理の結果、信号対不要波比(物標の
表示強度と不要波の表示強度の比率)が向上し、レーダ
画面における物標の検出能力が向上する。
【0027】(保持(ピークホールド)処理の説明)他
方、物標からの反射信号強度の変動が大きい場合は、ス
キャン間処理に保持(ピークホールド)処理を用い、物
標を検出した状態を画面上に保持することで、画面上の
物標検出確率を向上させる。
【0028】(保持処理による物標検出確率向上の説
明)例えば、処理を行わない場合の物標の検出確率が1
/10であった場合、物標は空中線10スキャンに1回
レーダ画面に表示される。ここで、5スキャンの保持処
理(物標検出時は同一場所に空中線5スキャンの間表示
データを保持する)を施した場合、空中線10スキャン
に5回物標がレーダ画面に表示され、画面上の物標検出
確率が5/10に向上する。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】この場合、前述した、
スキャン間処理に相関処理を用いると、検出確率の低い
不安定な物標が相関処理により消滅し、結果として表示
器に物標が表示される物標検出確率が低下する問題があ
った。
【0030】スキャン間処理を、相関処理から保持(ピ
ークホールド)処理に変更した場合、前述の不安定な物
標の検出確率は改善されるが、海面反射等の不要波の抑
圧効果が低下する問題があった。
【0031】特に、小型漁船などで、自船が動揺し、空
中線回転面が水平面から離れ、空中線垂直指向特性によ
り当該物標からの反射信号が大きく変化する場合には、
この問題が顕著となる。
【0032】それ故、本発明の課題は、第1のスキャン
間処理(相関処理)と第2のスキャン間処理(保持(ピ
ークホールド)処理)との一方を適応的に選択すること
ができるレーダ装置を提供し、海面反射等の不要波を適
切に抑圧し同時に不安定な物標の検出確率を向上させる
ことを可能とするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、空中線部から発射された電波が物標に反射して得
られるエコー信号を現在データとして受信し、表示器に
表示するレーダ装置において、前記現在データと過去デ
ータとを受け、第1のスキャン間処理を行ない、第1の
処理結果を出力する第1のスキャン間処理回路と、前記
現在データと前記過去データとを受け、前記第1のスキ
ャン間処理とは異なる第2のスキャン間処理を行ない、
第2の処理結果を出力する第2のスキャン間処理回路
と、処理選択信号を受け、前記第1及び前記第2の処理
結果のうち、前記処理選択信号で指定された処理結果を
選択処理結果として出力する選択回路と、前記選択処理
結果を記憶データとして記憶し、前記記憶データを前記
第1及び前記第2のスキャン間処理回路に前記過去デー
タとして送出し、かつ、前記記憶データを前記表示器に
表示させる処理表示メモリと、前記現在データが表示す
る映像の位置と前記空中線部の位置との距離が所定の距
離以下である場合は、前記第1及び前記第2の処理結果
のうちの前記第1の処理結果を指定する前記処理選択信
号を出力し、前記現在データが表示する映像の位置と前
記空中線部の位置との距離が前記所定の距離より大きい
場合は、前記第1及び前記第2の処理結果のうちの前記
第2の処理結果を指定する前記処理選択信号を出力する
処理選択制御回路とを有することを特徴とするレーダ装
置が得られる。
【0034】本発明の第2の態様によれば、上述の第1
の態様によるレーダ装置において、前記所定の距離を方
位角度によって異ならせたことを特徴とするレーダ装置
が得られる。
【0035】本発明の第3の態様によれば、空中線部か
ら発射された電波が物標に反射して得られるエコー信号
を現在データとして受信し、表示器に表示するレーダ装
置において、前記現在データと過去データとを受け、第
1のスキャン間処理を行ない、第1の処理結果を出力す
る第1のスキャン間処理回路と、前記現在データと前記
過去データとを受け、前記第1のスキャン間処理とは異
なる第2のスキャン間処理を行ない、第2の処理結果を
出力する第2のスキャン間処理回路と、処理選択信号を
受け、前記第1及び前記第2の処理結果のうち、前記処
理選択信号で指定された処理結果を選択処理結果として
出力する選択回路と、前記選択処理結果を記憶データと
して記憶し、前記記憶データを前記第1及び前記第2の
スキャン間処理回路に前記過去データとして送出し、か
つ、前記記憶データを前記表示器に表示させる処理表示
メモリと、前記現在データが表示する映像の位置が特定
の方位角度範囲以内にある場合は、前記第1及び前記第
2の処理結果のうちの前記第1の処理結果を指定する前
記処理選択信号を出力し、前記現在データが表示する映
像の位置が前記特定の方位角度範囲外にある場合は、前
記第1及び前記第2の処理結果のうちの前記第2の処理
結果を指定する前記処理選択信号を出力する処理選択制
御回路とを有することを特徴とするレーダ装置が得られ
る。
【0036】本発明の第4の態様によれば、空中線部か
ら発射された電波が物標に反射して得られるエコー信号
を現在データとして受信し、表示器に表示するレーダ装
置において、前記現在データと過去データとを受け、第
1のスキャン間処理を行ない、第1の処理結果を出力す
る第1のスキャン間処理回路と、前記現在データと前記
過去データとを受け、前記第1のスキャン間処理とは異
なる第2のスキャン間処理を行ない、第2の処理結果を
出力する第2のスキャン間処理回路と、処理選択信号を
受け、前記第1及び前記第2の処理結果のうち、前記処
理選択信号で指定された処理結果を選択処理結果として
出力する選択回路と、前記選択処理結果を記憶データと
して記憶し、前記記憶データを前記第1及び前記第2の
スキャン間処理回路に前記過去データとして送出し、か
つ、前記記憶データを前記表示器に表示させる処理表示
メモリと、前記現在データとして受信している前記エコ
ー信号の受信強度の一定領域平均値がしきい値以上であ
る場合は、前記第1及び前記第2の処理結果のうちの前
記第1の処理結果を指定する前記処理選択信号を出力
し、前記エコー信号の受信強度の一定領域平均値が前記
しきい値より小さい場合は、前記第1及び前記第2の処
理結果のうちの前記第2の処理結果を指定する前記処理
選択信号を出力する処理選択制御回路とを有することを
特徴とするレーダ装置が得られる。
【0037】本発明の第5の態様によれば、上述の第1
〜第4のいずれかの態様によるレーダ装置において、前
記第1のスキャン間処理回路は、前記現在データと前記
過去データとを受け、前記第1のスキャン間処理として
相関処理を行ない、前記第1の処理結果を出力するもの
であり、第2のスキャン間処理回路は、前記現在データ
と前記過去データとを受け、前記第2のスキャン間処理
としてピークホールド処理を行ない、前記第2の処理結
果を出力するものであることを特徴とするレーダ装置が
得られる。
【0038】本発明の第6の態様によれば、空中線部か
ら発射された電波が物標に反射して得られるエコー信号
を現在データとして受信し、表示器に表示するレーダ装
置において、前記現在データと過去データとを受け、第
1及び第2のスキャン間処理のうち、処理選択信号にて
指定されたスキャン間処理を行ない、処理結果を出力す
るスキャン間処理回路と、前記処理結果を記憶データと
して記憶し、前記記憶データを前記スキャン間処理回路
に前記過去データとして送出し、かつ、前記記憶データ
を前記表示器に表示させる処理表示メモリと、前記現在
データが表示する映像の位置と前記空中線部の位置との
距離が所定の距離以下である場合は、前記第1及び前記
第2のスキャン間処理のうちの前記第1のスキャン間処
理を指定する前記処理選択信号を出力し、前記現在デー
タが表示する映像の位置と前記空中線部の位置との距離
が前記所定の距離より大きい場合は、前記第1及び前記
第2のスキャン間処理のうちの前記第2のスキャン間処
理を指定する前記処理選択信号を出力する処理選択制御
回路とを有することを特徴とするレーダ装置が得られ
る。
【0039】本発明の第7の態様によれば、上述の第6
の態様によるレーダ装置において、前記所定の距離を方
位角度によって異ならせたことを特徴とするレーダ装置
が得られる。
【0040】本発明の第8の態様によれば、空中線部か
ら発射された電波が物標に反射して得られるエコー信号
を現在データとして受信し、表示器に表示するレーダ装
置において、前記現在データと過去データとを受け、第
1及び第2のスキャン間処理のうち、処理選択信号にて
指定されたスキャン間処理を行ない、処理結果を出力す
るスキャン間処理回路と、前記処理結果を記憶データと
して記憶し、前記記憶データを前記スキャン間処理回路
に前記過去データとして送出し、かつ、前記記憶データ
を前記表示器に表示させる処理表示メモリと、前記現在
データが表示する映像の位置が特定の方位角度範囲以内
にある場合は、前記第1及び前記第2のスキャン間処理
のうちの前記第1のスキャン間処理を指定する前記処理
選択信号を出力し、前記現在データが表示する映像の位
置が前記特定の方位角度範囲外にある場合は、前記第1
及び前記第2のスキャン間処理のうちの前記第2のスキ
ャン間処理を指定する前記処理選択信号を出力する処理
選択制御回路とを有することを特徴とするレーダ装置が
得られる。
【0041】本発明の第9の態様によれば、空中線部か
ら発射された電波が物標に反射して得られるエコー信号
を現在データとして受信し、表示器に表示するレーダ装
置において、前記現在データと過去データとを受け、第
1及び第2のスキャン間処理のうち、処理選択信号にて
指定されたスキャン間処理を行ない、処理結果を出力す
るスキャン間処理回路と、前記処理結果を記憶データと
して記憶し、前記記憶データを前記スキャン間処理回路
に前記過去データとして送出し、かつ、前記記憶データ
を前記表示器に表示させる処理表示メモリと、前記現在
データとして受信している前記エコー信号の受信強度の
一定領域平均値がしきい値以上である場合は、前記第1
及び前記第2のスキャン間処理のうちの前記第1のスキ
ャン間処理を指定する前記処理選択信号を出力し、前記
エコー信号の受信強度の一定領域平均値が前記しきい値
より小さい場合は、前記第1及び前記第2のスキャン間
処理のうちの前記第2のスキャン間処理を指定する前記
処理選択信号を出力する処理選択制御回路とを有するこ
とを特徴とするレーダ装置が得られる。
【0042】本発明の第10の態様によれば、上述の第
6〜第9のいずれかの態様によるレーダ装置において、
前記第1のスキャン間処理が相関処理であり、前記第2
のスキャン間処理がピークホールド処理であることを特
徴とするレーダ装置が得られる。
【0043】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
を参照して説明する。
【0044】(第1の実施例)以下に図面を参照して説
明するが、本発明の第1の実施例によるレーダ装置は、
空中線から発射された、電波が物標に反射して得られる
エコー信号を受信するレーダ装置において、上記エコー
信号と、過去において、地球表面の各点に対応した受信
信号を、処理表示兼用メモリへ記憶されたデータとを、
空中線からの任意の距離及び方位に応じて処理方式を任
意に切り換えられるスキャン間処理を施し、不要な海面
反射等を除去した信号を得る手段と、その相関処理デー
タを処理表示兼用メモリへ処理後書き込みを行い、処理
表示兼用メモリから読み出される信号を表示する表示器
とを有する。
【0045】本発明の第1の実施例によるレーダ装置で
は、海面反射等の不要波が存在する領域ではスキャン間
処理に相関処理を用い、不要波の存在しない領域では保
持(ピークホールド)処理を用いることで、不要波を適
切に抑圧し同時に不安定な物標の検出確率を向上させる
ことが可能となる。
【0046】図1を参照すると、本発明の第1の実施例
によるレーダ装置が示されている。図1において、図9
に示した参照符号と同一の参照符号は、同一の部品、部
分を指す。
【0047】図1の実施例では、以下に述べるように、
CPU回路15から設定される任意の距離及び方位に応
じて、任意のスキャン間処理方式を切り換えることで、
海面反射等の不要波が存在する領域ではスキャン間処理
に相関処理を用い、不要波の存在しない領域では保持
(ピークホールド)処理を用いることで、不要波を適切
に抑圧し同時に不安定な物標の検出確率を向上させるこ
とが可能となる。
【0048】図1の実施例では、理解を容易にするため
に、2種類のスキャン間処理方式の切換を行うべく、2
個のスキャン間処理部(第1及び第2のスキャン間処理
回路4及び5)を用いているが、実際には、複数のスキ
ャン間処理回路にて構成させることにより、より顕著な
効果を実現することは可能である。なお、第1のスキャ
ン間処理回路4は、上述したように、処理表示メモリ6
から過去データとして出力された1スキャン前のエコー
データと、スイープメモリ3からの前述の現在データと
を受け、スキャン間処理として相関処理(処理1)を行
なうスキャン相関回路である。また、第2のスキャン間
処理回路5は、処理表示メモリ6から過去データとして
出力された1スキャン前のエコーデータと、スイープメ
モリ3からの前述の現在データとを受け、スキャン間処
理として保持(ピークホールド)処理(処理2)を行な
う。
【0049】ここで、図2〜図4の例をもとに説明す
る。
【0050】図2〜図4において、破線で書かれた四角
形が、PPI(Plan Position Indicator:平面位置表示
器)表示データ(PPI映像)を記憶する処理表示メモ
リ6で、画面内の黒丸がメモリ6の中心位置(空中線位
置)である。
【0051】また、以下説明において、書き込みとは、
メモリ6へPPI映像を記憶させることであり、また読
み出しとは、ラスタスキャン表示における、CRT表示
器19等の水平走査に同期した高速で読み出し可能なポ
ートの動作をあらわしたものである。
【0052】この実施例ではへッドアップ表示(NU
P)モードで書き込まれることを意味する。
【0053】まず図2の例をもとに、CPU回路15か
ら処理選択制御回路7に、方位角度とは無関係に常に一
定の処理切換距離値rが、設定されている場合について
説明する。
【0054】処理選択制御回路7は、座標変換回路11
が描画する距離位置とCPU回路15により設定された
処理切換距離値rを比較し、描画する距離位置が処理切
換距離値r以下の場合は、処理1(相関処理)、即ち第
1のスキャン間処理回路4を選択し、描画する距離位置
が処理切換距離値rよりも大きい場合は、処理2(保持
(ピークホールド)処理、即ち、第2のスキャン間処理
回路5を選択する処理選択信号を出力する。
【0055】選択回路8は、第1及び第2のスキャン間
処理回路4及び5の処理結果のうち、処理選択信号で指
定される側の処理結果を出力し、処理表示メモリ6に描
き込む。
【0056】この結果、処理切換距離r以内の円形状領
域(処理1領域)は処理1が使用され、円形状領域(処
理1領域)の外側のドーナツ状領域(処理2領域)は処
理2が使用される。このように、中心(空中線位置)周
辺に不要波が多い場合は、処理1に相関処理を設定し、
処理2に保持(ピークホールド)処理を設定すること
で、不要波を適切に抑圧しかつ遠方の不安定な物標の検
出確率を向上させることが可能となる。
【0057】次に図3の例の場合、CPU回路15から
処理選択制御回路7に、描画する距離位置が処理切換距
離値r以下の領域のうち、特定の方位角度範囲以内であ
る場合のみ、処理1への処理切換を実行するように、設
定されており、扇形形状(処理1領域)内では処理1が
使用され、それより外の領域では処理2が使用される。
特定方向にのみ不要波が存在している場合に、その方向
のみ処理切換を行うことで、不要波を適切に抑圧しかつ
遠方の不安定な物標の検出確率を向上させることが可能
となる。
【0058】図4の例の場合、CPU回路15から処理
選択制御回路7に、空中線の回転に伴い方位角度に応じ
て任意の処理切換距離値を設定されており、結果として
形成される任意形状(処理1領域)の内側では処理1が
使用され、それ以外の領域(処理2領域)では処理2が
使用される。特定方向にのみ不要波が存在している場合
に、その方向のみ処理切換を行うことで、不要波を適切
に抑圧しかつ遠方の不安定な物標の検出確率を向上させ
ることが可能となる。
【0059】なお、図3の例の場合も、図4の例の場合
と同様に、処理切換距離を方位角度によって異ならせた
ものと理解することもできる。というのは、図3は、全
方位角度のうちの1/4の領域の処理切換距離をrと
し、全方位角度のうちの残りの3/4の領域の処理切換
距離を0とした例と考えられるからである。
【0060】(第2の実施例)以下に図面を参照して説
明するが、本発明の第2の実施例によるレーダ装置は、
空中線から発射された、電波が物標に反射して得られる
エコー信号を受信するレーダ装置において、上記エコー
信号と、過去において、地球表面の各点に対応した受信
信号を、処理表示兼用メモリへ記憶されたデータとを、
地球表面各点に対応した周囲一定領域のエコー受信信号
平均値に応じて処理方式を任意に切り換えられるスキャ
ン間処理を施し、不要な海面反射及び雨雪反射を除去し
た信号を得る手段と、その相関処理データを処理表示兼
用メモリへ処理後書き込みを行い、処理表示兼用メモリ
から読み出される信号を表示する表示器とを有する。
【0061】本発明の第2の実施例によるレーダ装置で
は、海面反射及び雨雪反射による不要波が存在する領域
ではスキャン間処理に相関処理を用い、不要波の存在し
ない領域では保持(ピークホールド)処理を用いること
で、不要波を適切に抑圧し同時に不安定な物標の検出確
率を向上させることが可能となる。
【0062】図5を参照すると、本発明の第2の実施例
によるレーダ装置が示されている。図5において、図9
及び図1に示した参照符号と同一の参照符号は、同一の
部品、部分を指す。
【0063】上述したように、A/D変換部2は、空中
線部(アンテナ部)1内の受信機から来る受信信号を量
子化し、デジタル信号とする。図5の実施例では、この
デジタル信号をCFAR(Constant False Alarm Rate:
一定誤警報確率)回路20を介してスイープメモリ3に
時系列に一旦記憶する。
【0064】図5の実施例では、以下に述べるように、
CFAR回路20から出力される地球表面各点に対応し
た周囲一定領域のエコー受信信号平均値に応じて、任意
のスキャン間処理方式を切り換えることで、海面反射及
び雨雪反射によるエコー受信強度の大きい不要波が存在
する領域ではスキャン間処理に相関処理を用い、エコー
受信信号の平均値の小さい不要波の存在しない領域では
保持(ピークホールド)処理を用いることで、不要波を
適切に抑圧し同時に不安定な物標の検出確率を向上させ
ることが可能となる。
【0065】ここで図6及び図7の例をもとに説明す
る。
【0066】図6及び図7においても、破線で書かれた
四角形が、PPI表示データ(PPI映像)を記憶する
処理表示メモリ6で、画面内の黒丸がメモリ6の中心位
置(空中線位置)である。
【0067】また、以下説明においても、書き込みと
は、メモリ6へPPI映像を記憶させることであり、ま
た読み出しとは、ラスタスキャン表示における、CRT
表示器19等の水平走査に同期した高速で読み出し可能
なポートの動作をあらわしたものである。
【0068】この実施例でもNUP表示モードで書き込
まれることを意味する。
【0069】図6において、中心部周辺には海面反射に
よる不要波が存在し、画面上方に雨雪反射による不要波
が存在する状態を表している。
【0070】CFAR回路20は、各点周囲一定領域の
エコー信号強度の平均値を算出し、その値をエコー受信
信号から減ずることで、不要波を抑圧する。この場合、
各点周囲一定領域のエコー信号強度の平均値は、各点に
おける不要波強度信号と見なすことが出来る。
【0071】処理選択制御回路7は、CFAR回路20
からスイープメモリ21を通して入力された不要波強度
信号と、CPU回路15から指定されたしきい値とを比
較し、不要波信号強度がしきい値以上である場合は、処
理1(相関処理)、即ち第1のスキャン間処理回路4を
選択し、不要波信号強度がしきい値より小さい場合は、
処理2(保持(ピークホールド)処理、即ち、第2のス
キャン間処理回路5を選択する処理選択信号を出力す
る。
【0072】選択回路8は、第1及び第2のスキャン間
処理回路4及び5の処理結果のうち、処理選択信号で指
定される側の処理結果を出力し、処理表示メモリ6に描
き込む。
【0073】この結果、不要波信号強度が大きい領域は
処理1が使用され、それ以外の領域は処理2が使用され
る。中心(空中線位置)周辺の海面反射による不要波が
多い領域、及び、雨雪反射による不要波が多い領域は、
処理1に相関処理を設定し、処理2に保持(ピークホー
ルド)処理を設定することで、不要波を適切に抑圧しか
つ遠方の不安定な物標の検出確率を向上させることが可
能となる。
【0074】図7において、中心部周辺の海面反射によ
る不要波が存在する領域と、画面上方の雨雪反射による
不要波が存在する領域とには、スキャン間処理に処理1
が使用され、それ以外の領域では処理2が使用される状
態を表している。
【0075】図8は、1スイープ内の距離に対するエコ
ー信号強度及び不要波強度の関係の一例を表している。
不要波強度がしきい値を超える領域では処理2が選択さ
れ、不要波強度がしきい値を下回る領域では処理1が選
択される。
【0076】なお、以上に説明した図1及び図5に示し
た実施例では第1及び第2のスキャン間処理回路4及び
5の出力段に選択回路8を設け、選択回路8によって第
1及び第2のスキャン間処理回路4及び5の出力を切り
換えるようにしたが、選択回路8の代りに、別の選択回
路を、第1及び第2のスキャン間処理回路4及び5の入
力段に設け、第1及び第2のスキャン間処理回路4及び
5のうち選択されたスキャン間処理回路にのみ入力信号
(現在データ及び過去データ)を与えるようにしても良
い。また、一つのスキャン間処理回路を設け、このスキ
ャン間処理回路に第1及び第2のスキャン間処理を行わ
せるのに必要な計算式係数を処理選択信号で切り換える
ようにしても良い。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーダ装
置では、海面反射等の不要波が存在する領域ではスキャ
ン間処理に相関処理を用い、不要波の存在しない領域で
は保持(ピークホールド)処理を用いることで、不要波
を適切に抑圧し同時に不安定な物標の検出確率を向上さ
せることが可能となる。
【0078】この結果、画面上のS/C比(信号対クラ
ッタ(不要波)比)が向上し、船舶等の航行時に他船及
び障害物の発見が確実になり、安全航行援助に大きく寄
与し、有効なレーダ装置といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるレーダ装置のブロ
ック図である。
【図2】図1のレーダ装置の動作を説明するための図で
ある。
【図3】図1のレーダ装置の動作を説明するための図で
ある。
【図4】図1のレーダ装置の動作を説明するための図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施例によるレーダ装置のブロ
ック図である。
【図6】図5のレーダ装置の動作を説明するための図で
ある。
【図7】図5のレーダ装置の動作を説明するための図で
ある。
【図8】図5のレーダ装置の動作を説明するための図で
ある。
【図9】従来のレーダ装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 空中線部 2 A/D変換回路 3 スイープメモリ 4 第1のスキャン間処理回路 5 第2のスキャン間処理回路 6 処理表示メモリ 7 処理選択制御回路 8 選択回路 9 空中線回転信号発生回路 10 距離角度信号制御回路 11 座標変換回路 12 ジャイロインターフェース回路 13 速度情報入力回路 14 送受信機制御回路 15 CPU回路 16 グラフィック制御回路 17 グラフィックフレームメモリ 18 D/A変換回路 19 CRT表示器 20 CFAR回路 21 スイープメモリ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空中線部から発射された電波が物標に反
    射して得られるエコー信号を現在データとして受信し、
    表示器に表示するレーダ装置において、 前記現在データと過去データとを受け、第1のスキャン
    間処理を行ない、第1の処理結果を出力する第1のスキ
    ャン間処理回路と、 前記現在データと前記過去データとを受け、前記第1の
    スキャン間処理とは異なる第2のスキャン間処理を行な
    い、第2の処理結果を出力する第2のスキャン間処理回
    路と、 処理選択信号を受け、前記第1及び前記第2の処理結果
    のうち、前記処理選択信号で指定された処理結果を選択
    処理結果として出力する選択回路と、 前記選択処理結果を記憶データとして記憶し、前記記憶
    データを前記第1及び前記第2のスキャン間処理回路に
    前記過去データとして送出し、かつ、前記記憶データを
    前記表示器に表示させる処理表示メモリと、 前記現在データが表示する映像の位置と前記空中線部の
    位置との距離が所定の距離以下である場合は、前記第1
    及び前記第2の処理結果のうちの前記第1の処理結果を
    指定する前記処理選択信号を出力し、前記現在データが
    表示する映像の位置と前記空中線部の位置との距離が前
    記所定の距離より大きい場合は、前記第1及び前記第2
    の処理結果のうちの前記第2の処理結果を指定する前記
    処理選択信号を出力する処理選択制御回路とを有するこ
    とを特徴とするレーダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーダ装置において、 前記所定の距離を方位角度によって異ならせたことを特
    徴とするレーダ装置。
  3. 【請求項3】 空中線部から発射された電波が物標に反
    射して得られるエコー信号を現在データとして受信し、
    表示器に表示するレーダ装置において、 前記現在データと過去データとを受け、第1のスキャン
    間処理を行ない、第1の処理結果を出力する第1のスキ
    ャン間処理回路と、 前記現在データと前記過去データとを受け、前記第1の
    スキャン間処理とは異なる第2のスキャン間処理を行な
    い、第2の処理結果を出力する第2のスキャン間処理回
    路と、 処理選択信号を受け、前記第1及び前記第2の処理結果
    のうち、前記処理選択信号で指定された処理結果を選択
    処理結果として出力する選択回路と、 前記選択処理結果を記憶データとして記憶し、前記記憶
    データを前記第1及び前記第2のスキャン間処理回路に
    前記過去データとして送出し、かつ、前記記憶データを
    前記表示器に表示させる処理表示メモリと、 前記現在データが表示する映像の位置が特定の方位角度
    範囲以内にある場合は、前記第1及び前記第2の処理結
    果のうちの前記第1の処理結果を指定する前記処理選択
    信号を出力し、前記現在データが表示する映像の位置が
    前記特定の方位角度範囲外にある場合は、前記第1及び
    前記第2の処理結果のうちの前記第2の処理結果を指定
    する前記処理選択信号を出力する処理選択制御回路とを
    有することを特徴とするレーダ装置。
  4. 【請求項4】 空中線部から発射された電波が物標に反
    射して得られるエコー信号を現在データとして受信し、
    表示器に表示するレーダ装置において、 前記現在データと過去データとを受け、第1のスキャン
    間処理を行ない、第1の処理結果を出力する第1のスキ
    ャン間処理回路と、 前記現在データと前記過去データとを受け、前記第1の
    スキャン間処理とは異なる第2のスキャン間処理を行な
    い、第2の処理結果を出力する第2のスキャン間処理回
    路と、 処理選択信号を受け、前記第1及び前記第2の処理結果
    のうち、前記処理選択信号で指定された処理結果を選択
    処理結果として出力する選択回路と、 前記選択処理結果を記憶データとして記憶し、前記記憶
    データを前記第1及び前記第2のスキャン間処理回路に
    前記過去データとして送出し、かつ、前記記憶データを
    前記表示器に表示させる処理表示メモリと、 前記現在データとして受信している前記エコー信号の受
    信強度の一定領域平均値がしきい値以上である場合は、
    前記第1及び前記第2の処理結果のうちの前記第1の処
    理結果を指定する前記処理選択信号を出力し、前記エコ
    ー信号の受信強度の一定領域平均値が前記しきい値より
    小さい場合は、前記第1及び前記第2の処理結果のうち
    の前記第2の処理結果を指定する前記処理選択信号を出
    力する処理選択制御回路とを有することを特徴とするレ
    ーダ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のレーダ
    装置において、 前記第1のスキャン間処理回路は、前記現在データと前
    記過去データとを受け、前記第1のスキャン間処理とし
    て相関処理を行ない、前記第1の処理結果を出力するも
    のであり、 第2のスキャン間処理回路は、前記現在データと前記過
    去データとを受け、前記第2のスキャン間処理としてピ
    ークホールド処理を行ない、前記第2の処理結果を出力
    するものであることを特徴とするレーダ装置。
  6. 【請求項6】 空中線部から発射された電波が物標に反
    射して得られるエコー信号を現在データとして受信し、
    表示器に表示するレーダ装置において、 前記現在データと過去データとを受け、第1及び第2の
    スキャン間処理のうち、処理選択信号にて指定されたス
    キャン間処理を行ない、処理結果を出力するスキャン間
    処理回路と、 前記処理結果を記憶データとして記憶し、前記記憶デー
    タを前記スキャン間処理回路に前記過去データとして送
    出し、かつ、前記記憶データを前記表示器に表示させる
    処理表示メモリと、 前記現在データが表示する映像の位置と前記空中線部の
    位置との距離が所定の距離以下である場合は、前記第1
    及び前記第2のスキャン間処理のうちの前記第1のスキ
    ャン間処理を指定する前記処理選択信号を出力し、前記
    現在データが表示する映像の位置と前記空中線部の位置
    との距離が前記所定の距離より大きい場合は、前記第1
    及び前記第2のスキャン間処理のうちの前記第2のスキ
    ャン間処理を指定する前記処理選択信号を出力する処理
    選択制御回路とを有することを特徴とするレーダ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のレーダ装置において、 前記所定の距離を方位角度によって異ならせたことを特
    徴とするレーダ装置。
  8. 【請求項8】 空中線部から発射された電波が物標に反
    射して得られるエコー信号を現在データとして受信し、
    表示器に表示するレーダ装置において、 前記現在データと過去データとを受け、第1及び第2の
    スキャン間処理のうち、処理選択信号にて指定されたス
    キャン間処理を行ない、処理結果を出力するスキャン間
    処理回路と、 前記処理結果を記憶データとして記憶し、前記記憶デー
    タを前記スキャン間処理回路に前記過去データとして送
    出し、かつ、前記記憶データを前記表示器に表示させる
    処理表示メモリと、 前記現在データが表示する映像の位置が特定の方位角度
    範囲以内にある場合は、前記第1及び前記第2のスキャ
    ン間処理のうちの前記第1のスキャン間処理を指定する
    前記処理選択信号を出力し、前記現在データが表示する
    映像の位置が前記特定の方位角度範囲外にある場合は、
    前記第1及び前記第2のスキャン間処理のうちの前記第
    2のスキャン間処理を指定する前記処理選択信号を出力
    する処理選択制御回路とを有することを特徴とするレー
    ダ装置。
  9. 【請求項9】 空中線部から発射された電波が物標に反
    射して得られるエコー信号を現在データとして受信し、
    表示器に表示するレーダ装置において、 前記現在データと過去データとを受け、第1及び第2の
    スキャン間処理のうち、処理選択信号にて指定されたス
    キャン間処理を行ない、処理結果を出力するスキャン間
    処理回路と、 前記処理結果を記憶データとして記憶し、前記記憶デー
    タを前記スキャン間処理回路に前記過去データとして送
    出し、かつ、前記記憶データを前記表示器に表示させる
    処理表示メモリと、 前記現在データとして受信している前記エコー信号の受
    信強度の一定領域平均値がしきい値以上である場合は、
    前記第1及び前記第2のスキャン間処理のうちの前記第
    1のスキャン間処理を指定する前記処理選択信号を出力
    し、前記エコー信号の受信強度の一定領域平均値が前記
    しきい値より小さい場合は、前記第1及び前記第2のス
    キャン間処理のうちの前記第2のスキャン間処理を指定
    する前記処理選択信号を出力する処理選択制御回路とを
    有することを特徴とするレーダ装置。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれかに記載のレー
    ダ装置において、 前記第1のスキャン間処理が相関処理であり、前記第2
    のスキャン間処理がピークホールド処理であることを特
    徴とするレーダ装置。
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