JPH11183614A - 船舶レーダ装置及びその映像表示方法 - Google Patents

船舶レーダ装置及びその映像表示方法

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JPH11183614A
JPH11183614A JP9366060A JP36606097A JPH11183614A JP H11183614 A JPH11183614 A JP H11183614A JP 9366060 A JP9366060 A JP 9366060A JP 36606097 A JP36606097 A JP 36606097A JP H11183614 A JPH11183614 A JP H11183614A
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JP
Japan
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radar
ship
arpa
antennas
image signals
Prior art date
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Application number
JP9366060A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ikeda
至洋 池田
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP9366060A priority Critical patent/JPH11183614A/ja
Publication of JPH11183614A publication Critical patent/JPH11183614A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型船舶では2台以上のレーダ装置の設置が
義務づけられているが、空中線の最適な設置場所の確保
が難しく、各レーダ装置にブラインド領域が発生するこ
とがある。 【解決手段】 各レーダ装置1および2から得られるビ
デオ信号1−6,2−6をARPA回路1−7の演算機
能に映像合成処理を付加して合成し、ブラインド領域を
補完する。そして補完されたレーダ映像信号でARPA
処理を行うと共に、ブラインド領域が相互に補完された
ビデオ信号1−8,2−8を各指示機部1−3,2−3
にフィードバックさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船舶レーダ装置及び
その映像表示方法、特に大型船舶に設置される船舶レー
ダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IMO(International Maritime Organi
zation) では、1万トン以上の大型船舶には2台以上の
レーダ装置の設置を義務づけており、またそのうちの1
台には、ARPAの搭載を義務づけている。そして船舶
の航行中は、それぞれ各レーダ装置の指示機で得られる
全方位方向のレーダ映像と、ARPAから出力される目
標(障害物)に対する自船の衝突可能性の情報とを監視
し、航行の安全性を確保するようになっている。
【0003】設置されるレーダ装置は、当然ながら欠落
(ブラインド領域)のない全方位方向の映像が表示され
る必要があり、そのためにレーダ空中線は全方位方向に
障害物のない高所に設置される必要がある。然しなが
ら、船上には煙突,マスト,他の空中線等の、種々の障
害物が存在するため、設置場所の確保は容易でない。特
に大型船舶の場合、2台のレーダ空中線を設置する必要
があり、例えば鳥居型マストに2台のレーダ空中線を設
置する場合、図2に示すように設置されることが多く、
このとき、それぞれのレーダ空中線ではマストおよび他
方のレーダ空中線が障害物となり、ブラインド領域が生
じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の船
舶レーダ装置では、理想的なレーダ空中線の設置場所を
確保することが困難であり、場合によってはレーダ映像
にブラインド領域が発生する。特に大型船舶の場合、2
台のレーダ空中線を設置する必要性からこの問題が顕著
になるが、ブラインド領域の発生は指示機上のレーダ映
像に探査できない部分が生じるだけでなく、ARPAで
目標物の捕捉・追尾を行っている場合、目標物がブライ
ンド領域に入ることで目標物の捕捉・追尾が中断される
ため、危険な事態が発生する恐れがある等の問題点があ
った。
【0005】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、大型船舶に義務づけられている2台
のレーダ装置を利用してブラインド領域の発生を防止す
ると共に、ARPAにおける捕捉・追尾中断を防止でき
る船舶レーダ装置及びその映像表示方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の船舶レーダ装置
及びその映像表示方法は、それぞれ異なる位置に設置さ
れたレーダ空中線から得られるレーダ映像信号を合成す
ることによってブラインド領域を補完してARPAでの
目標物の捕捉・追尾を行わせると共に、相互に補完した
レーダ映像信号を各レーダ装置の指示機へフィードバッ
クして各指示機で全方位方向のレーダ映像を表示させる
構成としたものである。
【0007】具体的には、本発明の船舶レーダ装置の映
像表示方法は、複数のレーダ装置のそれぞれの空中線が
船上の異なる位置に設置される船舶レーダ装置の映像表
示方法において、前記各レーダ装置から得られるレーダ
映像信号を合成することによって、前記空中線の設置位
置から生じる各レーダ映像信号のブラインド領域を相互
に補完し、補完した各レーダ映像信号で各レーダ装置の
指示機に映像表示を行わせることを特徴とする。
【0008】また本発明の船舶レーダ装置は、複数のレ
ーダ装置のそれぞれの空中線が船上の異なる位置に設置
される船舶レーダ装置において、各レーダ装置から得ら
れるレーダ映像信号を合成することによって、前記空中
線の設置位置から生じる各レーダ映像信号のブラインド
領域を相互に補完する手段を備えたことを特徴とする。
【0009】また、何れかのレーダ装置にARPAが搭
載された複数のレーダ装置のそれぞれの空中線が船上の
異なる位置に設置される船舶レーダ装置において、各レ
ーダ装置から得られるレーダ映像信号を合成することに
よって、前記空中線の設置位置から生じる各レーダ映像
信号のブラインド領域を相互に補完したレーダ映像信号
を前記ARPAに入力する手段を備え、補完されたレー
ダ映像信号を用いて前記ARPAによる目標捕捉・追尾
を行わせることを特徴とする。
【0010】また、前記各レーダ装置から得られるレー
ダ映像信号の合成は、ARPAに備えている演算機能を
用いて行うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の船舶レーダ装置
の一実施形態を説明するための機能ブロック図である。
図1において、1および2はそれぞれレーダ装置であ
り、大型船舶に義務づけられている2台の船舶レーダ装
置である。1−1,2−1はそれぞれレーダ空中線部、
1−2,2−2はそれぞれ送受信機部、1−3,2−3
はそれぞれ指示機部であり、これらは通常のレーダ装置
の構成と同様なので、その説明は省略する。
【0012】1−4,2−4は各レーダ装置の空中線の
空中線回転信号、1−5,2−5はそれぞれ空中線部か
ら送受信される電磁波のタイミングを決定するトリガ信
号、1−6,2−6は空中線部で受信した反射映像信号
(ビデオ信号)である。1−7はARPA回路で、CP
U等の演算機能を備え、レーダ装置から得られたビデオ
信号及びその他の情報から目標物を自動(あるいは手
動)で捕捉し、捕捉した目標を自動追尾する回路であ
り、現在ではレーダ装置内部に組み込まれているものが
多いが、図1では説明を容易にするために独立した回路
として図示している。また、1−8,2−8はARPA
回路から各レーダ装置の指示機部1−3,2−3へフィ
ードバックされる補完されたビデオ信号である。
【0013】次に動作について説明する。本実施形態の
レーダ装置は図1に示すように構成され、各レーダ装置
1,2から空中線回転信号1−4,2−4、トリガ信号
1−5,2−5、ビデオ信号1−6,2−6が取り出さ
れてARPA回路1−7へ入力される。ARPA回路1
−7は、上述のように演算回路で構成されているので、
入力された2台のレーダ装置それぞれからの空中線回転
信号,トリガ信号,ビデオ信号により、2つのレーダ映
像の同期を取り、且つ自船の位置,反射信号の方位,距
離を一致させて各ビデオ信号を合成し、各ビデオ信号の
ブラインド領域を相互に補完する。
【0014】船上に2つのレーダ空中線が設置される場
合、特に図2に示すように鳥居型マストの両側に設置さ
れる場合、2台のレーダ装置1,2でそれぞれ得られる
ビデオ信号に、空中線設置位置からくるブラインド領域
が発生するが、各レーダ装置で発生するブラインド領域
の方位方向がそれぞれ異なる。従って2台のレーダ装置
で得られるビデオ信号を合成することによって各レーダ
装置のビデオ信号のブラインド領域を相互に補完するこ
とは容易である。またARPA回路1−7は、CPU等
の演算回路で構成されているので、2つのビデオ信号の
合成処理機能を付加することにより、ブラインド領域が
相互に補完されたビデオ信号を容易に得られることにな
る。
【0015】そして、ARPA回路1−7では、補完さ
れブラインド領域のないビデオ信号により目標の捕捉・
追尾を行うため、従来のレーダ装置のように目標物の捕
捉・追尾が途中で中断されるような事態を防止できるよ
うになる。また相互に補完されたビデオ信号1−8,2
−8はそれぞれ各レーダ装置の指示機部1−3,2−3
にフィードバックされ、各指示機部1−3,2−3では
ブラインド領域のない全方位方向のレーダ映像を表示で
きるようになる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の船舶レーダ
装置は、ARPAの演算機能に映像合成処理機能をを付
加したもので大型船舶に義務づけられている2台のレー
ダ装置からのレーダ映像信号を合成し、各レーダ映像信
号のブラインド領域を相互に補完する構成としたので、
各レーダ装置の指示機にはブラインド領域のないレーダ
映像を表示でき、且つARPAでの目標の捕捉・追尾中
断を防止できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明するためのブロック
図である。
【図2】大型船舶における2台のレーダ装置の設置例を
示す図である。
【符号の説明】
1−1,2−1 それぞれレーダ空中線部 1−2,2−2 それぞれ送受信機部 1−3,2−3 それぞれ指示機部 1−4,2−4 空中線回転信号 1−5,2−5 トリガ信号 1−6,2−6 ビデオ信号 1−7 ARPA回路 1−8,2−8 補完されたビデオ信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーダ装置のそれぞれの空中線が
    船上の異なる位置に設置される船舶レーダ装置の映像表
    示方法において、 前記各レーダ装置から得られるレーダ映像信号を合成す
    ることによって、前記空中線の設置位置から生じる各レ
    ーダ映像信号のブラインド領域を相互に補完し、補完し
    た各レーダ映像信号で各レーダ装置の指示機に映像表示
    を行わせることを特徴とする船舶レーダ装置の映像表示
    方法。
  2. 【請求項2】 複数のレーダ装置のそれぞれの空中線が
    船上の異なる位置に設置される船舶レーダ装置におい
    て、 各レーダ装置から得られるレーダ映像信号を合成するこ
    とによって、前記空中線の設置位置から生じる各レーダ
    映像信号のブラインド領域を相互に補完する手段、 を備えたことを特徴とする船舶レーダ装置。
  3. 【請求項3】 何れかのレーダ装置にARPA(Automat
    ic Rader PlottingAid :自動衝突予防援助装置)が搭
    載された複数のレーダ装置のそれぞれの空中線が船上の
    異なる位置に設置される船舶レーダ装置において、 各レーダ装置から得られるレーダ映像信号を合成するこ
    とによって、前記空中線の設置位置から生じる各レーダ
    映像信号のブラインド領域を相互に補完したレーダ映像
    信号を前記ARPAに入力する手段を備え、 補完されたレーダ映像信号を用いて前記ARPAによる
    目標捕捉・追尾を行わせることを特徴とする船舶レーダ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記各レーダ装置から得られるレーダ映
    像信号の合成は、ARPAに備えている演算機能を用い
    て行うことを特徴とする請求項2記載の船舶レーダ装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005515461A (ja) * 2002-01-22 2005-05-26 レイセオン・カンパニー 船舶用入渠情報システム
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JP2013002837A (ja) * 2011-06-13 2013-01-07 Furuno Electric Co Ltd 追尾情報管理装置、追尾情報管理システム及びレーダ装置

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