JP3065843B2 - 被処理体の検出装置 - Google Patents
被処理体の検出装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板等を始めとする各
種被処理体の有無を検出する被処理体の検出装置に関す
るものである。
種被処理体の有無を検出する被処理体の検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば被処理体としてLCD(Liquid C
rystal Display;液晶表示装置)用ガラス基板を例にと
って説明すると、従来から、LCD基板の製造工程にお
いては、減圧雰囲気下でLCD基板等にエッチングやア
ッシングなどの処理を施すため各種の真空処理装置が使
用されているが、このような真空処理室においては、L
CD用ガラス基板を真空処理室内にロード、アンロード
する毎に真空処理室内を常圧に戻す必要がないように、
開閉自在なゲートバルブを介してロードロック室と呼ば
れる予備真空室が設けられている場合が多い。
rystal Display;液晶表示装置)用ガラス基板を例にと
って説明すると、従来から、LCD基板の製造工程にお
いては、減圧雰囲気下でLCD基板等にエッチングやア
ッシングなどの処理を施すため各種の真空処理装置が使
用されているが、このような真空処理室においては、L
CD用ガラス基板を真空処理室内にロード、アンロード
する毎に真空処理室内を常圧に戻す必要がないように、
開閉自在なゲートバルブを介してロードロック室と呼ば
れる予備真空室が設けられている場合が多い。
【0003】そして被処理体であるLCD用ガラス基板
は、適宜の搬送手段で一旦このロードロック室に搬入さ
れ、その後このロードロック室を真空処理室と同一の減
圧雰囲気にしてから、上記真空処理室内にロードされる
ように構成されている。
は、適宜の搬送手段で一旦このロードロック室に搬入さ
れ、その後このロードロック室を真空処理室と同一の減
圧雰囲気にしてから、上記真空処理室内にロードされる
ように構成されている。
【0004】かかる場合、最近ではロードロック室に搬
入された時点で予めLCD用ガラス基板の位置合わせが
行われることが多く、そのため被処理体であるLCD用
ガラス基板が、正しくロードロック室に搬入されている
かどうか、また所定の位置に正しくセットされているか
どうかを真空処理室搬入前に確認する必要がある。
入された時点で予めLCD用ガラス基板の位置合わせが
行われることが多く、そのため被処理体であるLCD用
ガラス基板が、正しくロードロック室に搬入されている
かどうか、また所定の位置に正しくセットされているか
どうかを真空処理室搬入前に確認する必要がある。
【0005】この点従来は、上記LCD用ガラス基板そ
のものをロードロック室内に設置した光センサによって
検出し、LCD用ガラス基板の有無を検出するようにし
ていた。具体的には、例えば適宜の検出光をLCD用ガ
ラス基板の表面に照射し、そのときのガラス基板表面か
らの反射光の有無を検出するような方法が採られてい
た。
のものをロードロック室内に設置した光センサによって
検出し、LCD用ガラス基板の有無を検出するようにし
ていた。具体的には、例えば適宜の検出光をLCD用ガ
ラス基板の表面に照射し、そのときのガラス基板表面か
らの反射光の有無を検出するような方法が採られてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うにLCD用ガラス基板表面からの反射光などを光セン
サによって検出する方法では、ガラス基板の表面状態に
よって感度が左右され、場合によっては正確な検出がで
きないおそれがあった。かかる場合光センサの感度を調
整する必要があるが、対象となる基板が透明なガラスで
あるため、その調整も容易ではなかった。
うにLCD用ガラス基板表面からの反射光などを光セン
サによって検出する方法では、ガラス基板の表面状態に
よって感度が左右され、場合によっては正確な検出がで
きないおそれがあった。かかる場合光センサの感度を調
整する必要があるが、対象となる基板が透明なガラスで
あるため、その調整も容易ではなかった。
【0007】さらにまた従来はセンサ自体をロードロッ
ク室等、LCD用ガラス基板が存在する同一空間内に設
置しているため、センサ自体が発する熱等によりLCD
用ガラス基板が影響を受けたり、あるいはセンサ自体に
事故等が合った場合には直ちにLCD用ガラス基板に悪
影響が及ぶおそれもあったのである。その他センサ自体
をロードロック室内に設けると、そのことによって設計
上の制限を受けたり、センサ自体が占める分、ロードロ
ック室内のスペースが狭小になることも否めなかった。
ク室等、LCD用ガラス基板が存在する同一空間内に設
置しているため、センサ自体が発する熱等によりLCD
用ガラス基板が影響を受けたり、あるいはセンサ自体に
事故等が合った場合には直ちにLCD用ガラス基板に悪
影響が及ぶおそれもあったのである。その他センサ自体
をロードロック室内に設けると、そのことによって設計
上の制限を受けたり、センサ自体が占める分、ロードロ
ック室内のスペースが狭小になることも否めなかった。
【0008】本発明は叙上の問題点に鑑みてなされたも
のであって、検出対象である被処理体がたとえガラス基
板であっても、その検出が容易かつ確実に行える検出装
置を提供して上記問題の解決を図ることを目的とする。
さらにまた本発明の別の目的は、そのような被処理体を
検出するための検出手段等を、被処理体が存在する空間
外に配置した検出装置を提供して上記問題の解決を図る
ことにある。
のであって、検出対象である被処理体がたとえガラス基
板であっても、その検出が容易かつ確実に行える検出装
置を提供して上記問題の解決を図ることを目的とする。
さらにまた本発明の別の目的は、そのような被処理体を
検出するための検出手段等を、被処理体が存在する空間
外に配置した検出装置を提供して上記問題の解決を図る
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め,請求項1では,所定位置にセットされる被処理体と
してのLCD用ガラス基板の有無を検出する装置であっ
て,発光装置,及び当該発光装置からの検出光を受光す
る受光装置,被処理体の有無により存在位置が移動しか
つ被処理体に接触して被処理体の位置あわせを行う移動
体を有し,前記移動体に前記検出光が通過可能な貫通孔
を穿設し,被処理体が所定位置に存在するときに前記検
出光が前記貫通孔を通過して前記受光装置によって受光
される如く構成し,さらに前記移動体の移動範囲を前記
検出光の遮蔽範囲(検出光を遮蔽する範囲内)に設定し
たことを特徴とする,被処理体の検出装置を提供する。
ここでいう発光装置の光源としては,例えば半導体レー
ザや,その他発光ダイオード(LED)+レンズなどの
組合わせを有するものが挙げられる。
め,請求項1では,所定位置にセットされる被処理体と
してのLCD用ガラス基板の有無を検出する装置であっ
て,発光装置,及び当該発光装置からの検出光を受光す
る受光装置,被処理体の有無により存在位置が移動しか
つ被処理体に接触して被処理体の位置あわせを行う移動
体を有し,前記移動体に前記検出光が通過可能な貫通孔
を穿設し,被処理体が所定位置に存在するときに前記検
出光が前記貫通孔を通過して前記受光装置によって受光
される如く構成し,さらに前記移動体の移動範囲を前記
検出光の遮蔽範囲(検出光を遮蔽する範囲内)に設定し
たことを特徴とする,被処理体の検出装置を提供する。
ここでいう発光装置の光源としては,例えば半導体レー
ザや,その他発光ダイオード(LED)+レンズなどの
組合わせを有するものが挙げられる。
【0010】
【0011】また請求項2によれば、適宜の閉鎖空間内
の所定位置にセットされる被処理体の有無を検出する装
置であって、被処理体の有無により存在位置が移動する
移動体を当該閉鎖空間内に設け、さらに当該閉鎖空間を
形成する壁体の一部にガラス、アクリル、ポリカーボネ
ート樹脂などの透明体を設け、発光装置、及び該発光装
置からの検出光を前記透明体を介して受光する受光装置
を夫々当該閉鎖空間外に設け、前記移動体に前記検出光
が通過可能な貫通孔を穿設し、被処理体が所定位置に存
在するときに前記検出光が前記貫通孔を通過して前記受
光装置によって受光される如く構成し、さらに前記移動
体の移動範囲を前記検出光の遮蔽範囲(検出光を遮蔽す
る範囲)内に設定したことを特徴とする、被処理体の検
出装置を提供する。
の所定位置にセットされる被処理体の有無を検出する装
置であって、被処理体の有無により存在位置が移動する
移動体を当該閉鎖空間内に設け、さらに当該閉鎖空間を
形成する壁体の一部にガラス、アクリル、ポリカーボネ
ート樹脂などの透明体を設け、発光装置、及び該発光装
置からの検出光を前記透明体を介して受光する受光装置
を夫々当該閉鎖空間外に設け、前記移動体に前記検出光
が通過可能な貫通孔を穿設し、被処理体が所定位置に存
在するときに前記検出光が前記貫通孔を通過して前記受
光装置によって受光される如く構成し、さらに前記移動
体の移動範囲を前記検出光の遮蔽範囲(検出光を遮蔽す
る範囲)内に設定したことを特徴とする、被処理体の検
出装置を提供する。
【0012】ここでいうところの閉鎖空間とは,既述の
ロードロック室などの開閉自在な完全な閉鎖空間(請求
項3)だけではなく,一部開放された空間をも意味し,
例えば被処理体の周囲に機器等が輻輳して被処理体を直
接視認しづらいような空間をも含むものである。また被
処理体は,LCD用ガラス基板であってもよい(請求項
4)。前記移動体についても,被処理体に接触して被処
理体の位置合わせを行う位置合わせ機能を有していても
よい(請求項5)。被処理体は2枚であって上下2段に
位置し,かつ移動体の全高がこれら被処理体の上下間隔
よりも大きいものとしてもよい(請求項6)。さらにま
た被処理体に接触して被処理体の位置合わせを行う他の
位置合わせ機構を有していてもよい(請求項7)。そし
て被処理体に接触して被処理体の位置合わせを行う他の
位置合わせ機構を有する場合には,これら移動体及び他
の位置合わせ機構は,前記被処理体であるLCD用ガラ
ス基板の対角線方向に移動自在であることがよい(請求
項8)。以上の各被処理体の検出装置における検出光
は,被処理体に対して発光されるものではないことがよ
い(請求項9)。
ロードロック室などの開閉自在な完全な閉鎖空間(請求
項3)だけではなく,一部開放された空間をも意味し,
例えば被処理体の周囲に機器等が輻輳して被処理体を直
接視認しづらいような空間をも含むものである。また被
処理体は,LCD用ガラス基板であってもよい(請求項
4)。前記移動体についても,被処理体に接触して被処
理体の位置合わせを行う位置合わせ機能を有していても
よい(請求項5)。被処理体は2枚であって上下2段に
位置し,かつ移動体の全高がこれら被処理体の上下間隔
よりも大きいものとしてもよい(請求項6)。さらにま
た被処理体に接触して被処理体の位置合わせを行う他の
位置合わせ機構を有していてもよい(請求項7)。そし
て被処理体に接触して被処理体の位置合わせを行う他の
位置合わせ機構を有する場合には,これら移動体及び他
の位置合わせ機構は,前記被処理体であるLCD用ガラ
ス基板の対角線方向に移動自在であることがよい(請求
項8)。以上の各被処理体の検出装置における検出光
は,被処理体に対して発光されるものではないことがよ
い(請求項9)。
【0013】
【作用】請求項1によれば、被処理体が所定位置に存在
する場合には、移動体の貫通孔を通過した検出光が受光
装置によって受光されるので、そのことによって被処理
体の存在が確認される。逆に被処理体が所定位置に存在
しない場合には、移動体が検出光を遮蔽する位置にある
から、発光装置から発光された検出光は受光装置で受光
されず、それによって被処理体が存在しないことが確認
される。また上記いずれの場合でも、検出するための検
出光は、被処理体からの反射光や透過光ではなく、被処
理体とは直接関係のない光であるため、被処理体の材質
如何を問わず、常に正確かつ容易に被処理体の有無検出
を実施することができる。
する場合には、移動体の貫通孔を通過した検出光が受光
装置によって受光されるので、そのことによって被処理
体の存在が確認される。逆に被処理体が所定位置に存在
しない場合には、移動体が検出光を遮蔽する位置にある
から、発光装置から発光された検出光は受光装置で受光
されず、それによって被処理体が存在しないことが確認
される。また上記いずれの場合でも、検出するための検
出光は、被処理体からの反射光や透過光ではなく、被処
理体とは直接関係のない光であるため、被処理体の材質
如何を問わず、常に正確かつ容易に被処理体の有無検出
を実施することができる。
【0014】請求項2では検出の動作自体は上記請求項
1と同様であるが,被処理体が適宜の閉鎖空間内の所定
位置にセットされるものである場合,発光装置や受光装
置等の検出手段が当該閉鎖空間外に設置されて,検出光
自体はこの閉鎖空間を形成する壁体に設けられたガラス
などの透明体を通して発光,受光する構成であるから,
これら検出手段の存在が当該閉鎖空間内の被処理体に対
して影響を及ぼすことはない。そして被処理体は2枚で
上下に位置し,その間隔よりも移動体の全高が大きいも
のであれば,2枚同時に検出及び位置あわせが可能であ
る。被処理体がLCD用ガラス基板の場合,移動体及び
他の位置合わせ機構が該基板の対角線方向に移動自在と
すれば,大型の基板であっても効果的に位置ズレを防止
できる。
1と同様であるが,被処理体が適宜の閉鎖空間内の所定
位置にセットされるものである場合,発光装置や受光装
置等の検出手段が当該閉鎖空間外に設置されて,検出光
自体はこの閉鎖空間を形成する壁体に設けられたガラス
などの透明体を通して発光,受光する構成であるから,
これら検出手段の存在が当該閉鎖空間内の被処理体に対
して影響を及ぼすことはない。そして被処理体は2枚で
上下に位置し,その間隔よりも移動体の全高が大きいも
のであれば,2枚同時に検出及び位置あわせが可能であ
る。被処理体がLCD用ガラス基板の場合,移動体及び
他の位置合わせ機構が該基板の対角線方向に移動自在と
すれば,大型の基板であっても効果的に位置ズレを防止
できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面に基づき説明
すると、本実施例は図2、図3に示されたプラズマ処理
装置1に設置されているロードロック室2内の基板の検
出装置として構成されている。
すると、本実施例は図2、図3に示されたプラズマ処理
装置1に設置されているロードロック室2内の基板の検
出装置として構成されている。
【0016】まず上記プラズマ処理装置1全体の構成か
ら説明すると、このプラズマ処理装置1には、3つのプ
ロセスチャンバ1a、1b、1cが、夫々開閉自在なゲ
ートバルブ3a、3b、3cを介して、搬送チャンバ4
の3つの側面に隣接して設けてられている。このように
上記プラズマ処理装置1は3つのプロセスチャンバ1
a、1b、1cを有しているから、例えばそのうち2つ
のプロセスチャンバをエッチング処理室として構成し、
残りの1つのプロセスチャンバをアッシング処理室とし
て構成したり、3つのプロセスチャンバ全てをエッチン
グ処理室やアッシグ処理室として構成することができ、
極めて高いスループットが可能となるように設計されて
いる。
ら説明すると、このプラズマ処理装置1には、3つのプ
ロセスチャンバ1a、1b、1cが、夫々開閉自在なゲ
ートバルブ3a、3b、3cを介して、搬送チャンバ4
の3つの側面に隣接して設けてられている。このように
上記プラズマ処理装置1は3つのプロセスチャンバ1
a、1b、1cを有しているから、例えばそのうち2つ
のプロセスチャンバをエッチング処理室として構成し、
残りの1つのプロセスチャンバをアッシング処理室とし
て構成したり、3つのプロセスチャンバ全てをエッチン
グ処理室やアッシグ処理室として構成することができ、
極めて高いスループットが可能となるように設計されて
いる。
【0017】上記搬送チャンバ4の残りの側面には、開
閉自在なゲートバルブ5を介して上記ロードロック室2
が隣接して位置し、このロードロック室2における大気
側のゲートバルブ6前面側に、載置台を上下二段に有す
る大気系搬送アーム7を支持した支持台8が配置されて
いる。
閉自在なゲートバルブ5を介して上記ロードロック室2
が隣接して位置し、このロードロック室2における大気
側のゲートバルブ6前面側に、載置台を上下二段に有す
る大気系搬送アーム7を支持した支持台8が配置されて
いる。
【0018】上記支持台8の両側には、処理対象である
LCD用ガラス基板Pが多数(例えば20枚)収納され
たカセット9、10が対向して位置し、これら各カセッ
ト9、10は適宜のエレベーション機構(図示せず)に
よって上下動自在となるように構成されている。このよ
うに2つのカセットを対向して配置させることにより、
1のカセットを未処理基板収納用とし、残りのカセット
を処理済み基板収納用として使用することができる。
LCD用ガラス基板Pが多数(例えば20枚)収納され
たカセット9、10が対向して位置し、これら各カセッ
ト9、10は適宜のエレベーション機構(図示せず)に
よって上下動自在となるように構成されている。このよ
うに2つのカセットを対向して配置させることにより、
1のカセットを未処理基板収納用とし、残りのカセット
を処理済み基板収納用として使用することができる。
【0019】そしてこれら各カセット9又は10に収納
されたLCD用ガラス基板Pは、上記大気系搬送アーム
7によって一度に2枚づつ取り出されて保持され、上記
ゲートバルブ6を通過して上記ロードロック室2内に搬
入されるように構成されている。
されたLCD用ガラス基板Pは、上記大気系搬送アーム
7によって一度に2枚づつ取り出されて保持され、上記
ゲートバルブ6を通過して上記ロードロック室2内に搬
入されるように構成されている。
【0020】上記ロードロック室2は図1に示された構
成を有し、その内部にはLCD用ガラス基板Pを上下2
段に一時的に載置してこれを保持するためのバッファ機
構が形成されている。
成を有し、その内部にはLCD用ガラス基板Pを上下2
段に一時的に載置してこれを保持するためのバッファ機
構が形成されている。
【0021】このバッファ機構は、対向して配置された
バッファ11、12によって構成され、これら各バッフ
ァ11、12は左右対称形であり、その構成を例えばバ
ッファ12についていうと、このバッファ12は夫々バ
ッファ11側に突出した載置部12a、12bを上下に
有し、これら各載置部12a、12b上に、LCD用ガ
ラス基板Pの裏面側端縁が載置されるように構成されて
いる。バッファ11もこれと同様、バッファ12側に突
出した載置部11a、11bを上下2段に有しており、
図1の状態では、これら各バッファ11、12に2枚の
LCD用ガラス基板P1、P2が載置され、上側の載置部
11a、12aにLCD用ガラス基板P1が、下側の載
置部11b、12bにLCD用ガラス基板P2が夫々載
置されている。
バッファ11、12によって構成され、これら各バッフ
ァ11、12は左右対称形であり、その構成を例えばバ
ッファ12についていうと、このバッファ12は夫々バ
ッファ11側に突出した載置部12a、12bを上下に
有し、これら各載置部12a、12b上に、LCD用ガ
ラス基板Pの裏面側端縁が載置されるように構成されて
いる。バッファ11もこれと同様、バッファ12側に突
出した載置部11a、11bを上下2段に有しており、
図1の状態では、これら各バッファ11、12に2枚の
LCD用ガラス基板P1、P2が載置され、上側の載置部
11a、12aにLCD用ガラス基板P1が、下側の載
置部11b、12bにLCD用ガラス基板P2が夫々載
置されている。
【0022】そしてそのように各バッファ11、12に
載置されたLCD用ガラス基板P1、P2の位置合わせを
行うためのポジショナー21、22が、夫々上記LCD
用ガラス基板P1、P2の対角線の延長線上にて相互に対
向するようにして設けられている。
載置されたLCD用ガラス基板P1、P2の位置合わせを
行うためのポジショナー21、22が、夫々上記LCD
用ガラス基板P1、P2の対角線の延長線上にて相互に対
向するようにして設けられている。
【0023】これら各ポジショナー21、22は基本的
な構成は同一であって、ロードロック室2の大気側搬送
口2aに近い側のポジショナー21は、LCD用ガラス
基板P1、P2の角部近傍に直接接して位置合わせを行
うローラ21a、21b及びこれらローラ21a、21
bを支持する支持体21cによって構成され、ロードロ
ック室2の下方に設けられた別設のエアシリンダ(図示
せず)の駆動によって、図1における往復矢印A、Bで
夫々示したように、上下並びに上記対角線方向に移動自
在である。
な構成は同一であって、ロードロック室2の大気側搬送
口2aに近い側のポジショナー21は、LCD用ガラス
基板P1、P2の角部近傍に直接接して位置合わせを行
うローラ21a、21b及びこれらローラ21a、21
bを支持する支持体21cによって構成され、ロードロ
ック室2の下方に設けられた別設のエアシリンダ(図示
せず)の駆動によって、図1における往復矢印A、Bで
夫々示したように、上下並びに上記対角線方向に移動自
在である。
【0024】一方ロードロック室2の真空側搬送口2b
に近い側のポジショナー22も、直接LCD用ガラス基
板P1、P2の角部近傍に接して位置合わせを行うロー
ラ22a、22b、及びこれらローラ22a、22bを
支持する支持体22cによって構成され、エアシリンダ
(図示せず)の駆動によって、図1における往復矢印
C、Dで夫々示したように、上下並びに上記対角線方向
に移動自在である。但し、対角線方向の移動について
は、上記ポジショナー21の移動幅よりも小さく設定さ
れ、このポジショナー22は固定側のポジショナーとし
て機能するように構成されている。
に近い側のポジショナー22も、直接LCD用ガラス基
板P1、P2の角部近傍に接して位置合わせを行うロー
ラ22a、22b、及びこれらローラ22a、22bを
支持する支持体22cによって構成され、エアシリンダ
(図示せず)の駆動によって、図1における往復矢印
C、Dで夫々示したように、上下並びに上記対角線方向
に移動自在である。但し、対角線方向の移動について
は、上記ポジショナー21の移動幅よりも小さく設定さ
れ、このポジショナー22は固定側のポジショナーとし
て機能するように構成されている。
【0025】即ち、各バッファ11、12にLCD用ガ
ラス基板P1、P2が載置されると、各ポジショナー2
1、22が夫々上昇し、上昇終了点に達すると次にこれ
ら各ポジショナー21、22は、上記対角線の延長線上
を夫々中心方向に向かって移動する。このときポジショ
ナー22の方が先に停止するが、ポジショナー21につ
いてはそのローラ21a、21bによって上記LCD用
ガラス基板P1、P2の角部近傍を押圧しつつ、LCD用
ガラス基板P1、P2全体を、停止したポジショナー22
側へと押しやるのである。これによって、LCD用ガラ
ス基板P1、P2は所定の位置に位置合わせされることに
なる。
ラス基板P1、P2が載置されると、各ポジショナー2
1、22が夫々上昇し、上昇終了点に達すると次にこれ
ら各ポジショナー21、22は、上記対角線の延長線上
を夫々中心方向に向かって移動する。このときポジショ
ナー22の方が先に停止するが、ポジショナー21につ
いてはそのローラ21a、21bによって上記LCD用
ガラス基板P1、P2の角部近傍を押圧しつつ、LCD用
ガラス基板P1、P2全体を、停止したポジショナー22
側へと押しやるのである。これによって、LCD用ガラ
ス基板P1、P2は所定の位置に位置合わせされることに
なる。
【0026】また本実施例では、上記各ローラ21a、
21b、ローラ22a、22bの全高が、バッファ1
1、12に上下2段に載置されるLCD用ガラス基板P
1、P2の上下間隔よりも大きくとってあり、一度に上下
2枚のLCD用ガラス基板の位置合わせを行うことが可
能である。
21b、ローラ22a、22bの全高が、バッファ1
1、12に上下2段に載置されるLCD用ガラス基板P
1、P2の上下間隔よりも大きくとってあり、一度に上下
2枚のLCD用ガラス基板の位置合わせを行うことが可
能である。
【0027】以上のようにポジショナー22は位置合わ
せの際の固定側ポジショナーとして機能しているが、さ
らに叙上のように往復矢印Dで示される対角線方向の動
きも行うように構成されているので、LCD用ガラス基
板がバッファ11、12に対して比較的ずれた位置に載
置されても、これをカバーして所定位置に位置合わせす
ることが可能である。
せの際の固定側ポジショナーとして機能しているが、さ
らに叙上のように往復矢印Dで示される対角線方向の動
きも行うように構成されているので、LCD用ガラス基
板がバッファ11、12に対して比較的ずれた位置に載
置されても、これをカバーして所定位置に位置合わせす
ることが可能である。
【0028】そして本実施例では、上記ポジショナー2
1におけるローラ21aが本発明でいうところの移動体
として構成され、このローラ21aの側面に、ロードロ
ック室2の両側壁2c、2d方向と平行な方向で貫通孔
23が穿たれている。さらにまたそれに対応して側壁2
cにガラス窓24、側壁2dにガラス窓25が夫々気密
に設けられ、さらにこのガラス窓24の外方にレーザ発
光装置26が、ガラス窓25の外方にレーザ受光装置2
7が夫々設けられている。もちろんこれらガラス窓2
4、25のガラス部分に、アクリルやポリカーボネート
樹脂などからなる透明体を用いてもよい。なお図1にお
いては説明の都合上、これらレーザ発光装置26、レー
ザ受光装置27はロードロック室2の両側壁2c、2d
から離れて図示されている。
1におけるローラ21aが本発明でいうところの移動体
として構成され、このローラ21aの側面に、ロードロ
ック室2の両側壁2c、2d方向と平行な方向で貫通孔
23が穿たれている。さらにまたそれに対応して側壁2
cにガラス窓24、側壁2dにガラス窓25が夫々気密
に設けられ、さらにこのガラス窓24の外方にレーザ発
光装置26が、ガラス窓25の外方にレーザ受光装置2
7が夫々設けられている。もちろんこれらガラス窓2
4、25のガラス部分に、アクリルやポリカーボネート
樹脂などからなる透明体を用いてもよい。なお図1にお
いては説明の都合上、これらレーザ発光装置26、レー
ザ受光装置27はロードロック室2の両側壁2c、2d
から離れて図示されている。
【0029】上記レーザ発光装置26、レーザ受光装置
27は、LCD用ガラス基板が各ポジショナー21、2
2によって所定位置に位置合わせされた際に、レーザ発
光装置26のレーザ光が上記ローラ21aの貫通孔23
を通過してレーザ受光装置27によって受光されるよう
に配置されている。
27は、LCD用ガラス基板が各ポジショナー21、2
2によって所定位置に位置合わせされた際に、レーザ発
光装置26のレーザ光が上記ローラ21aの貫通孔23
を通過してレーザ受光装置27によって受光されるよう
に配置されている。
【0030】また本実施例では、図1における往復矢印
Bで示される上記ローラ21aの対角線方向の移動範囲
は、ローラ21a自体で、上記レーザ発光装置26から
のレーザ光を遮蔽できる範囲となるように設定されてい
る。もちろんかかる移動範囲を任意に拡大したい場合に
は、ローラ21aの側面外周に適宜の遮蔽部材を設けれ
ばよく、そのように構成することにより、ローラ21
a、即ちポジショナー21の対角線方向の移動範囲を自
由に設定することが可能である。
Bで示される上記ローラ21aの対角線方向の移動範囲
は、ローラ21a自体で、上記レーザ発光装置26から
のレーザ光を遮蔽できる範囲となるように設定されてい
る。もちろんかかる移動範囲を任意に拡大したい場合に
は、ローラ21aの側面外周に適宜の遮蔽部材を設けれ
ばよく、そのように構成することにより、ローラ21
a、即ちポジショナー21の対角線方向の移動範囲を自
由に設定することが可能である。
【0031】以上のようにしてロードロック室2内で所
定位置にセットされたLCD用ガラス基板P1、P2は、
図3に示されるように搬送チャンバ4内に設けられた搬
送アーム31によって取り出され、一旦そこで待機され
た後、夫々所定のプロセスチャンバ1a、1b、1c内
に振り分けられて搬送するように構成されている。
定位置にセットされたLCD用ガラス基板P1、P2は、
図3に示されるように搬送チャンバ4内に設けられた搬
送アーム31によって取り出され、一旦そこで待機され
た後、夫々所定のプロセスチャンバ1a、1b、1c内
に振り分けられて搬送するように構成されている。
【0032】本実施例にかかる検出装置を使用したプラ
ズマ処理装置1は以上のように構成されており、その動
作について説明すると、まず未処理のLCDガラス基板
Pを収納したカセット9がその出入口(オープン側)を
既述の支持台8に向けて所定位置にセットされると、既
述のエレベーション機構によって当該カセット9が上昇
し、その最上部、並びに最上部から2番目に収納されて
いるLCD用ガラス基板P1、P2がまず大気系搬送アー
ム7によって取り出される。そしてゲートバルブ6の開
放後、これらLCD用ガラス基板P1、P2はロードロッ
ク室2内に搬入されて、バッファ11、12に載置され
る。この後大気系搬送アーム7が待避し、ゲートバルブ
6が閉じられて。ロードロック室2は所定の減圧雰囲
気、例えば10-1Torr程度まで真空引きされる。
ズマ処理装置1は以上のように構成されており、その動
作について説明すると、まず未処理のLCDガラス基板
Pを収納したカセット9がその出入口(オープン側)を
既述の支持台8に向けて所定位置にセットされると、既
述のエレベーション機構によって当該カセット9が上昇
し、その最上部、並びに最上部から2番目に収納されて
いるLCD用ガラス基板P1、P2がまず大気系搬送アー
ム7によって取り出される。そしてゲートバルブ6の開
放後、これらLCD用ガラス基板P1、P2はロードロッ
ク室2内に搬入されて、バッファ11、12に載置され
る。この後大気系搬送アーム7が待避し、ゲートバルブ
6が閉じられて。ロードロック室2は所定の減圧雰囲
気、例えば10-1Torr程度まで真空引きされる。
【0033】上記のように真空引きされた後、ポジショ
ナー21、22が上昇し、その後の対角線方向の移動に
よって、各ローラ21a、21b、22a、22bの押
圧によるLCD用ガラス基板P1、P2の位置合わせが実
施される。このように本実施例では、真空引きされた後
に基板の位置合わせが行われるので、真空引きした際に
発生する大気の流れにより、LCD用ガラス基板P1、
P2があおられて位置ズレしても、これを修正すること
が可能となっている。従って近年大型化しつつあるLC
D用基板に対しても、効果的にその位置ズレ防止を図る
ことができる。
ナー21、22が上昇し、その後の対角線方向の移動に
よって、各ローラ21a、21b、22a、22bの押
圧によるLCD用ガラス基板P1、P2の位置合わせが実
施される。このように本実施例では、真空引きされた後
に基板の位置合わせが行われるので、真空引きした際に
発生する大気の流れにより、LCD用ガラス基板P1、
P2があおられて位置ズレしても、これを修正すること
が可能となっている。従って近年大型化しつつあるLC
D用基板に対しても、効果的にその位置ズレ防止を図る
ことができる。
【0034】もちろんそのような位置合わせは、搬送チ
ャンバ4の搬送前に完了していればよいので、真空引き
する前に上記位置合わせを行い、そのまま各ローラ21
a、21b、22a、22bによってLCD用ガラス基
板P1、P2を押圧保持しつつ、真空引きを行ってもよ
い。かかる場合でも、LCD用ガラス基板P1、P2はこ
れらローラ21a、21b、22a、22bによって強
固に保持されているから、真空引きの際に発生する大気
の流れによって、上記LCD用ガラス基板P1、P2があ
おられて位置ズレしたり、バッファ11、12から落下
したりするおそれはないものである。
ャンバ4の搬送前に完了していればよいので、真空引き
する前に上記位置合わせを行い、そのまま各ローラ21
a、21b、22a、22bによってLCD用ガラス基
板P1、P2を押圧保持しつつ、真空引きを行ってもよ
い。かかる場合でも、LCD用ガラス基板P1、P2はこ
れらローラ21a、21b、22a、22bによって強
固に保持されているから、真空引きの際に発生する大気
の流れによって、上記LCD用ガラス基板P1、P2があ
おられて位置ズレしたり、バッファ11、12から落下
したりするおそれはないものである。
【0035】そして叙上のようにポジショナー21、2
2によってLCD用ガラス基板P1、P2の位置合わせが
行われた時点、即ち各ローラ21a、21b、22a、
22bによってLCD用ガラス基板P1、P2が押圧保持
された時点で、レーザ発光装置26からレーザ光が、対
向するレーザ受光装置27に向けて発光される。このと
きLCD用ガラス基板P1、P2が所定の位置に正しく位
置合わせされていれば、図4に示したように、当該レー
ザ光はローラ21aの貫通孔23を通過してレーザ受光
装置27によって受光される。したがってそのことによ
ってLCD用ガラス基板P1、P2が所定位置に位置合わ
せされたことが確認できる。
2によってLCD用ガラス基板P1、P2の位置合わせが
行われた時点、即ち各ローラ21a、21b、22a、
22bによってLCD用ガラス基板P1、P2が押圧保持
された時点で、レーザ発光装置26からレーザ光が、対
向するレーザ受光装置27に向けて発光される。このと
きLCD用ガラス基板P1、P2が所定の位置に正しく位
置合わせされていれば、図4に示したように、当該レー
ザ光はローラ21aの貫通孔23を通過してレーザ受光
装置27によって受光される。したがってそのことによ
ってLCD用ガラス基板P1、P2が所定位置に位置合わ
せされたことが確認できる。
【0036】しかしながら何らかの事情でLCD用ガラ
ス基板P1、P2が所定位置からずれていた場合や存在し
ていなかった場合には、ローラ21aが所定位置で停止
しないためレーザ光がローラ21aによって遮蔽され
る。その結果、レーザ受光装置27は当該レーザ光を受
光できず、そのことによって、LCD用ガラス基板
P1、P2が所定位置に存在しないことが確認できるので
ある。
ス基板P1、P2が所定位置からずれていた場合や存在し
ていなかった場合には、ローラ21aが所定位置で停止
しないためレーザ光がローラ21aによって遮蔽され
る。その結果、レーザ受光装置27は当該レーザ光を受
光できず、そのことによって、LCD用ガラス基板
P1、P2が所定位置に存在しないことが確認できるので
ある。
【0037】例えばLCD用ガラス基板自体がバッファ
11、12上に載置されていなかった場合には、図5の
矢印に示したように、ポジショナー21が対角線方向中
心側最大移動し、その結果レーザ発光装置26からのレ
ーザ光がローラ21aによって遮蔽される(同図中、一
点鎖線で示される矩形は、LCD用ガラス基板の所定位
置を示している)。
11、12上に載置されていなかった場合には、図5の
矢印に示したように、ポジショナー21が対角線方向中
心側最大移動し、その結果レーザ発光装置26からのレ
ーザ光がローラ21aによって遮蔽される(同図中、一
点鎖線で示される矩形は、LCD用ガラス基板の所定位
置を示している)。
【0038】また例えばLCD用ガラス基板自体が何ら
かの事情で斜めに載置され、その結果図6に示したよう
にポジショナー21が対角線方向中心側に移動できなか
った場合にも、レーザ発光装置26からのレーザ光がロ
ーラ21aによって遮蔽される(同図中、一点鎖線で示
される矩形は、LCD用ガラス基板の所定位置を示して
いる)。
かの事情で斜めに載置され、その結果図6に示したよう
にポジショナー21が対角線方向中心側に移動できなか
った場合にも、レーザ発光装置26からのレーザ光がロ
ーラ21aによって遮蔽される(同図中、一点鎖線で示
される矩形は、LCD用ガラス基板の所定位置を示して
いる)。
【0039】従っていずれの場合でも、レーザ受光装置
27によるレーザ光の受光ができず、そのことによって
LCD用ガラス基板が所定位置に存在していないことが
確認できるのである。なお、上記のような存在、不存在
の確認結果の外部への表示は、通常この種のプラズマ処
理装置に用いられているCRT装置(図示せず)で行う
ようにすればよい。
27によるレーザ光の受光ができず、そのことによって
LCD用ガラス基板が所定位置に存在していないことが
確認できるのである。なお、上記のような存在、不存在
の確認結果の外部への表示は、通常この種のプラズマ処
理装置に用いられているCRT装置(図示せず)で行う
ようにすればよい。
【0040】そしてそのようにして位置合わせされたL
CD用ガラス基板P1、P2は、搬送アーム31によって
一旦搬送チャンバ4内に搬送されて待機し、予め定めら
れたプログラムに従って、各々所定のプロセスチャンバ
内に搬送され、夫々対応するエッチング処理やアッシン
グ処理などのプラズマ処理がなされるのである。
CD用ガラス基板P1、P2は、搬送アーム31によって
一旦搬送チャンバ4内に搬送されて待機し、予め定めら
れたプログラムに従って、各々所定のプロセスチャンバ
内に搬送され、夫々対応するエッチング処理やアッシン
グ処理などのプラズマ処理がなされるのである。
【0041】以上の動作から明らかなように、被処理体
であるLCD用ガラス基板の有無の検出は、レーザ光の
受光の有無によってなされるが、このレーザ光は直接L
CD用ガラス基板に対して発光されるものではなく、受
光するレーザ光も当該LCD用ガラス基板からの透過光
や反射光ではないので、LCD用ガラス基板の材質やそ
の表面状態等を問わず、上記の検出動作が得られるもの
である。
であるLCD用ガラス基板の有無の検出は、レーザ光の
受光の有無によってなされるが、このレーザ光は直接L
CD用ガラス基板に対して発光されるものではなく、受
光するレーザ光も当該LCD用ガラス基板からの透過光
や反射光ではないので、LCD用ガラス基板の材質やそ
の表面状態等を問わず、上記の検出動作が得られるもの
である。
【0042】さらに図1からもわかるように、それを実
現するためのレーザ発光装置26やレーザ受光装置27
も、被処理体であるLCD用ガラス基板が存在するロー
ドロック室2の外部に設けられているので、これらレー
ザ発光装置26やレーザ受光装置27自体の存在による
LCD用ガラス基板に対しての悪影響は全くないもので
ある。またこのようにレーザ発光装置26やレーザ受光
装置27は、夫々ロードロック室2の外部にロードロッ
ク室2内の各種部材に対しても邪魔になることもない。
現するためのレーザ発光装置26やレーザ受光装置27
も、被処理体であるLCD用ガラス基板が存在するロー
ドロック室2の外部に設けられているので、これらレー
ザ発光装置26やレーザ受光装置27自体の存在による
LCD用ガラス基板に対しての悪影響は全くないもので
ある。またこのようにレーザ発光装置26やレーザ受光
装置27は、夫々ロードロック室2の外部にロードロッ
ク室2内の各種部材に対しても邪魔になることもない。
【0043】なお上記実施例では、プラズマ処理装置に
おけるロードロック室内のガラス基板検出に使用された
が、これに限らず、半導体ウエハなど各種の被処理体の
基板検出に適用することが可能であり、しかも叙上のよ
うに検出対象である被処理体に対しては全く影響を与え
ないので、特に清浄な雰囲気内にセットされる被処理体
の検出に対して効果的な検出手段となっている。
おけるロードロック室内のガラス基板検出に使用された
が、これに限らず、半導体ウエハなど各種の被処理体の
基板検出に適用することが可能であり、しかも叙上のよ
うに検出対象である被処理体に対しては全く影響を与え
ないので、特に清浄な雰囲気内にセットされる被処理体
の検出に対して効果的な検出手段となっている。
【0044】
【発明の効果】請求項1によれば、被処理体の所定位置
での存在の有無の検出が極めて容易に行え、しかも対象
となる被処理体の材質や表面状態に全く左右されずに安
定した検出が可能である。また検出にあたって、被処理
体に対して与える影響もない。
での存在の有無の検出が極めて容易に行え、しかも対象
となる被処理体の材質や表面状態に全く左右されずに安
定した検出が可能である。また検出にあたって、被処理
体に対して与える影響もない。
【0045】請求項2によれば,上記請求項1で得られ
る効果の他に,特に直接視認できない閉鎖空間,例えば
真空室内に被処理体が存在する場合の検出に適し,この
場合に発光装置や受光装置を大気中に配置することがで
きる効果が得られるものである。またその他本発明によ
れば,上下2枚の被処理体の検出及び位置あわせが可能
であり,さらに大型の基板であっても効果的に位置ズレ
を防止できる等の効果を有するものである。
る効果の他に,特に直接視認できない閉鎖空間,例えば
真空室内に被処理体が存在する場合の検出に適し,この
場合に発光装置や受光装置を大気中に配置することがで
きる効果が得られるものである。またその他本発明によ
れば,上下2枚の被処理体の検出及び位置あわせが可能
であり,さらに大型の基板であっても効果的に位置ズレ
を防止できる等の効果を有するものである。
【図1】本発明の実施例を適用したロードロック室内の
様子を示す斜視図である。
様子を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例を適用したプラズマ処理装置の
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明の実施例を適用したプラズマ処理装置の
平面図である。
平面図である。
【図4】被処理体であるLCD用ガラス基板が所定位置
にある場合の本発明の実施例の動作を示す説明図であ
る。
にある場合の本発明の実施例の動作を示す説明図であ
る。
【図5】被処理体であるLCD用ガラス基板が所定位置
にない場合の本発明の実施例の動作を示す説明図であ
る。
にない場合の本発明の実施例の動作を示す説明図であ
る。
【図6】被処理体であるLCD用ガラス基板が所定位置
にない場合の本発明の実施例の動作を示す説明図であ
る。
にない場合の本発明の実施例の動作を示す説明図であ
る。
1 プラズマ処理装置 2 ロードロック室 6 ゲートバルブ 11 バッファ 12 バッファ 21 ポジショナー 21a ローラ 21b ローラ 22 ポジショナー 22a ローラ 22b ローラ 23 貫通孔 24 ガラス窓 25 ガラス窓 26 レーザ発光装置 27 レーザ受光装置 P LCD用ガラス基板
Claims (9)
- 【請求項1】 所定位置にセットされる被処理体として
のLCD用ガラス基板の有無を検出する装置であって,
発光装置,及び当該発光装置からの検出光を受光する受
光装置,被処理体の有無により存在位置が移動しかつ被
処理体に接触して被処理体の位置合わせを行う移動体を
有し,前記移動体に前記検出光が通過可能な貫通孔を穿
設し,被処理体が所定位置に存在するときに前記検出光
が前記貫通孔を通過して前記受光装置によって受光され
る如く構成し,さらに前記移動体の移動範囲を前記検出
光の遮蔽範囲内に設定したことを特徴とする,被処理体
の検出装置。 - 【請求項2】 適宜の閉鎖空間内の所定位置にセットさ
れる被処理体の有無を検出する装置であって,被処理体
の有無により存在位置が移動する移動体を当該閉鎖空間
内に設け,さらに当該閉鎖空間を形成する壁体の一部に
透明体を設け,発光装置,及び該発光装置からの検出光
を前記透明体を介して受光する受光装置を夫々当該閉鎖
空間外に設け,前記移動体に前記検出光が通過可能な貫
通孔を穿設し,被処理体が所定位置に存在するときに前
記検出光が前記貫通孔を通過して前記受光装置によって
受光される如く構成し,さらに前記移動体の移動範囲を
前記検出光の遮蔽範囲内に設定したことを特徴とする,
被処理体の検出装置。 - 【請求項3】 前記閉鎖空間は,ロードロック室である
ことを特徴とする,請求項2に記載の被処理体の検出装
置。 - 【請求項4】 前記被処理体はLCD用ガラス基板であ
ることを特徴とする,請求項2又は3に記載の被処理体
の検出装置。 - 【請求項5】 前記移動体は,被処理体に接触して被処
理体の位置合わせを行う位置合わせ機能を有しているこ
とを特徴とする,請求項2,3又は4に記載の被処理体
の検出装置。 - 【請求項6】 被処理体は2枚であって上下2段に位置
し,かつ移動体の全高は,これら被処理体の上下間隔よ
りも大きいものであることを特徴とする,請求項1又は
5に記載の被処理体の検出装置。 - 【請求項7】 被処理体に接触して被処理体の位置合わ
せを行う他の位置合わせ機構を有することを特徴とす
る,請求項1,5又は6のいずれかに記載の被 処理体の
検出装置。 - 【請求項8】 前記移動体及び前記他の位置合わせ機構
は,前記被処理体の対角線方向に移動自在であることを
特徴とする,請求項7に記載の被処理体の検出装置。 - 【請求項9】 前記検出光は,被処理体に対して発光さ
れるものではないことを特徴とする,請求項1,2,
3,4,5,6,7又は8に記載の被処理体の検出装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129593A JP3065843B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 被処理体の検出装置 |
KR1019940003427A KR100256215B1 (ko) | 1993-02-26 | 1994-02-25 | 멀티챔버 시스템 |
US08/202,100 US5558482A (en) | 1992-07-29 | 1994-02-25 | Multi-chamber system |
US08/389,226 US5636960A (en) | 1992-07-29 | 1995-02-15 | Apparatus for detecting and aligning a substrate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129593A JP3065843B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 被処理体の検出装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000081236A Division JP3335983B2 (ja) | 1993-02-26 | 2000-03-23 | Lcd用ガラス基板の位置合わせ機構及び真空処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06249966A JPH06249966A (ja) | 1994-09-09 |
JP3065843B2 true JP3065843B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=13167066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6129593A Expired - Lifetime JP3065843B2 (ja) | 1992-07-29 | 1993-02-26 | 被処理体の検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3065843B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11195695A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Advanced Display Inc | 電子デバイス製造装置 |
JP4523111B2 (ja) * | 2000-04-03 | 2010-08-11 | 株式会社アルバック | 被処理物検出機構 |
KR100780058B1 (ko) * | 2006-03-06 | 2007-11-29 | (주) 디오브이 | 유기전계 발광소자 증착장치용 기판 정렬장치 |
KR101394458B1 (ko) * | 2011-05-31 | 2014-05-14 | 세메스 주식회사 | 버퍼 유닛, 기판 처리 설비 그리고 기판 처리 방법 |
KR102021928B1 (ko) * | 2019-04-04 | 2019-09-17 | (주)다스 | 게이트밸브용 개폐 감지장치 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP6129593A patent/JP3065843B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06249966A (ja) | 1994-09-09 |
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---|---|---|---|
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