JP3065294U - パチンコ機のゲ―トを備えた玉受口器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 打玉の衝突により発生する衝撃力に対するゲ
ートの強度を向上させた玉受口器を提供すること。 【解決手段】 遊技盤に固定される取付板２の前面側
に、遊技領域を転動する打玉が通過する通過口４を形成
したゲート３と、該ゲート３を通過した打玉を入賞球と
して遊技盤の後方に導くように構成した入賞口８とを一
体に設けたパチンコ機のゲートを備えた玉受口器におい
て、前記ゲート３の正面側の上縁部５を凸円弧形状に形
成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、パチンコ機における図柄変動表示器の図柄の変動動作の制御に関連 する打玉を通過させるゲートを備えた玉受口器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のパチンコ機のゲートを備えた玉受口器ａは、図４に示すように、遊技盤 に固定される取付板ｂの前面側に、遊技領域を転動する打玉が通過する通過口ｄ を形成したゲートｃを設け、そのゲートｃの正面側の上縁部ｅを水平な直線状に 形成している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記した従来の玉受口器ａにおいては、遊技領域を転動する打玉がゲートｃの 正面側の上縁部ｅに落下衝突すると、その衝撃力によって上縁部ｅに亀裂が生じ 、ときには割れてしまうことがあった。その不具合を回避するためにゲートｃの 強度を同形状のままで高めようとすると、ゲートｃ自体が大きくなってしまうこ とから、各種役物や釘の配置等の盤面の設計上の自由度が制限されるという問題 があった。

【０００４】 本考案の目的は、打玉の衝突により発生する衝撃力に対するゲートの強度を向 上させた玉受口器を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために本考案は、遊技盤に固定される取付板の前面側に、 遊技領域を転動する打玉が通過する通過口を形成したゲートと、該ゲートを通過 した打玉を入賞球として遊技盤の後方に導くように構成した入賞口とを一体に設 けたパチンコ機のゲートを備えた玉受口器において、前記ゲートの正面側の上縁 部を凸円弧形状に形成したことを特徴とするものである。

【０００６】

【考案の作用及び効果】

遊技領域を転動する打玉がゲートの上縁部に落下して衝突した場合、その上縁 部は凸円弧形状に形成されているので、その衝撃力は１カ所に集中することなく 周囲に分散する。

【０００７】 このパチンコ機のゲートを備えた玉受口器によれば、打玉がゲートの正面側の 上縁部に衝突してもその衝撃力は周囲に分散されるため、ゲートの損傷を可及的 に防止することができ、耐久性が著しく向上する。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下に、本考案の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図１はパチンコ機 のゲートを備えた玉受口器の正面図、図２は同、平面図、図３は同玉受口器を遊 技盤に設置した状態を示す説明図である。

【０００９】 図において、１は遊技盤ｐの前面に取り付けられるゲートを備えた玉受口器で あって、この玉受口器１の取付板２の前面側の上部には、打玉を通過させる通過 口４を形成したゲート３を一体に設ける。そのゲート３の正面側の上縁部５は、 緩やかな凸円弧形状に形成されている。この取付板２の下部には、打玉を図示し ない玉入口から入賞球として遊技盤ｐの後方に導く入賞口８を設け、該入賞口８ の前面板と取付板２との間に一対の開閉羽根９、９を回転可能に設ける。前記取 付板２の裏面に固定された支持枠１０には、それら開閉羽根９、９の図示しない 連動片に連結された揺動レバー１１と、該揺動レバー１１を作動させるプランジ ャー形式のソレノイド１２を設ける。 しかして、このゲートを備えた玉受口器１は、ソレノイド１２の駆動により開 閉羽根９、９を起立姿勢から逆ハ形の傾動姿勢に動作させる公知の構成とされて いる。

【００１０】 上述したパチンコ機のゲートを備えた玉受口器１は、図３に示すように、遊技 盤ｐの前面に取り付けられる。図中、２０は図柄変動表示器のモニター部、２１ は玉受口器、２２はガイドレール、２３は誘導釘、３０は遊技領域である。

【００１１】 このパチンコ機のゲートを備えた玉受口器は、遊技領域３０を転動する打玉が ゲート３の凸円弧形状の上縁部５に衝突したときに、その衝撃力は周囲に分散さ れるため、ゲートの損傷を可及的に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】パチンコ機のゲートを備えた玉受口器の正面図

【図２】同、平面図

【図３】同玉受口器を遊技盤に設置した状態を示す説明
図

【図４】従来のパチンコ機のゲートを備えた玉受口器の
正面図

【符号の説明】

ｐ→遊技盤 １→ゲートを備えた玉受口器 ２→取付板 ３→ゲート ４→通過口 ５→上縁部 ８→入賞口 ３０→遊技領域

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技盤に固定される取付板の前面側に、
   遊技領域を転動する打玉が通過する通過口を形成したゲ
   ートと、該ゲートを通過した打玉を入賞球として遊技盤
   の後方に導くように構成した入賞口とを一体に設けたパ
   チンコ機のゲートを備えた玉受口器において、前記ゲー
   トの正面側の上縁部を凸円弧形状に形成したことを特徴
   とするパチンコ機のゲートを備えた玉受口器。