JP2002336525A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2002336525A
JP2002336525A JP2001146515A JP2001146515A JP2002336525A JP 2002336525 A JP2002336525 A JP 2002336525A JP 2001146515 A JP2001146515 A JP 2001146515A JP 2001146515 A JP2001146515 A JP 2001146515A JP 2002336525 A JP2002336525 A JP 2002336525A
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JP2001146515A
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Takuya Sato
卓也 佐藤
Akira Suzuki
陽 鈴木
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変表示装置の下側に設けられる遊技領域
を、有効に利用することができる球噛み防止部材を有し
たパチンコ機を提供する。 【解決手段】 球噛み防止部材15の横幅を、大当り図
柄が表示される可変表示装置5の横幅(図柄表示器6を
覆う装飾枠14を含む幅)よりも小さく設定し、且つ大
入賞口扉10aの開閉動作時に、扉10aと前面ガラス
間への遊技球の挟み込み(球噛み)を防止するために、
最小限必要となる大入賞口扉10aの幅よりも大きく設
定する。このように設定することにより、遊技者の遊技
意欲を最も左右する可変表示装置5の大きさ(大当り図
柄の大きさ)をより大きく設計することができるととも
に、可変表示装置5を大きくすることにより限定される
可変表示装置5の下方遊技領域を有効に活用することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域に配置さ
れた部材における球詰まりを防止するための手段を有す
るパチンコ機、特に、大入賞口とパチンコ機前面ガラス
との間に遊技球が挟まり込むこと(噛まれること)を防
止する球噛み防止手段を有するパチンコ機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】予め定められた条件の成立に基づいて、
遊技盤に設けられた可変入賞装置の大入賞口の扉が所定
の時間継続して開放状態となり、遊技者にとって有利な
特別遊技状態を発生させるパチンコ機としては、複数種
の図柄を変動表示あるいは停止表示させる図柄表示装置
を備えたものがある。
【0003】この図柄表示装置は、一般的に遊技盤の略
中央部に配置され、始動入賞口への遊技球の入賞に基づ
いて、複数列に配列された表示部に複数種の図柄を変動
表示させ、所定の時間後にその図柄の中から選択した図
柄をそれぞれの表示部に停止表示させる。そして、停止
表示された図柄の組み合わせが、予め定められた特定の
図柄の組み合わせである場合(上述の予め定められた条
件が成立した場合)には、遊技盤面に設けられた大入賞
口が所定の時間だけ継続して開放状態となり、遊技者は
短時間で多くの賞球を得ることができ、遊技者にとって
有利な特別遊技状態(大当り状態ともいう)が発生す
る。
【0004】大入賞口は、図柄表示装置の下方に配置さ
れ、ソレノイド等の作動により開閉動作を行う扉を備え
ており、開放時には扉を前方向に所定角度回転させ、遊
技盤面上を流下してくる遊技球を開放した扉で受け止め
て大入賞口内に誘導させる働きをする。
【0005】このような構成を有するパチンコ機におい
ては、図柄表示装置に表示される図柄によって大当り状
態が発生するため、遊技者の興趣は表示図柄に集中す
る。従って、その遊技意欲をさらに高めるためには図柄
を大きく表示すること、即ち、図柄表示装置を更に大型
化することが必要となる。しかしながら、図柄表示装置
を大型化した場合には、その分だけ遊技盤面における遊
技球の遊技領域(流下領域)は減少するため、パチンコ
機本来の遊技性が低下するという不具合が生じる。ま
た、遊技盤面を流下する遊技球は図柄表示装置を回避し
て流下するため、図柄表示装置を大型化した場合には図
柄表示装置の下方で略中央に位置する始動入賞口および
大入賞口の方向へ遊技球を流下させることが困難とな
る。従って、大当り状態となって大入賞口が開放したと
き従来と同程度に遊技球を大入賞口に入賞させるために
は、図柄表示装置の大型化に合わせて始動入賞口および
大入賞口の設置位置をできる限り遊技盤の下方にするこ
とが必要となる。
【0006】しかし、遊技領域の大きさは一定であり、
その形状も略円形状に形成されているめ、下方に設置し
ようとする始動入賞口および大入賞口の位置も限定され
てその自由度が小さい。そこで、遊技球を大入賞口に入
賞し易くするために大入賞口の扉の横幅を大きくする手
段が考えられる。また、始動入賞口をできる限り遊技盤
の下方に位置させると、始動入賞口の下方に配置する大
入賞口の扉の上下幅を小さくすることが必要となる。と
ころが大入賞口の扉の上下幅を小さくした場合には、扉
が開放状態となったときの扉と前面ガラスとの隙間が大
きくなり、その隙間に遊技球が挟み込まれ易い(いわゆ
る球噛みを起し易い)という不具合が生じる。この球噛
みの発生により大入賞口の扉は閉状態とならなくなり
(開放状態のままとなり)ホール側に大きな損害を与え
る原因となっていた。
【0007】そこで、このような球噛みの発生による不
具合を防止するために、大入賞口の前面側、即ち、大入
賞口扉が開放したとき扉と前面ガラスとの間にできる隙
間に球噛み(挟み込み)防止部材を設けた弾球遊技機が
提案されている(特開平11−206971)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成を有する従来のパチンコ機にあっては、大入賞口の
扉と前面ガラスとの隙間への遊技球の挟み込みを防止す
ることに関しては有効な手段であったが、以下に示すよ
うな欠点を有していた。即ち、球噛み防止部材の横方向
の幅が大きいために、図柄表示装置を大型化することに
伴ない縮小される遊技領域、ここでは図柄表示装置の下
方に設けられる遊技領域(大入賞口の設けられる遊技領
域)の大部分を球噛み防止部材が占有し、他の部品配置
の自由度が狭くなり、遊技領域を有効に活用することが
できなかった。
【0009】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなさ
れたものであり、図柄表示装置の下側に設けられる遊技
領域を、有効に利用することができる球噛み防止部材を
有したパチンコ機、さらにはパチンコ機の組立作業性を
向上させることができる球噛み防止部材を有したパチン
コ機の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、遊技盤に配設された始動入
賞口への遊技球の入賞に基づいて、複数種の図柄が変動
表示される可変表示装置を備え、予め定められた特定の
図柄が前記可変表示装置に停止表示されたときに、遊技
盤に設けられた大入賞口の扉が所定の時間継続して開放
状態となり、遊技者にとって有利な特別遊技状態が少な
くとも一回は発生するパチンコ機において、前記大入賞
口の扉の前面側には球噛み防止部材を有し、該球噛み防
止部材の横幅を前記可変表示装置の前面部に取付けられ
る装飾部材の横幅よりも小さくしたことを特徴とするも
のである。
【0011】大入賞口の前面側に球噛み防止部材を設け
ることにより、大入賞口の扉の開放時にできる扉と前面
ガラスとの隙間を減少させ、扉の開放時あるいは扉の開
閉動作時における扉と前面ガラスとの隙間への遊技球の
挟み込みを防止し、扉の開閉動作の停止を減少させる。
また、球噛み防止部材の大きさを可変表示装置の大きさ
よりも小さく設定することにより、遊技者の遊技意欲を
最も大きく左右する可変表示装置をより大きく設計する
ことができる。更に、可変表示装置を大きくすることに
よって限定される可変表示装置の下方遊技領域を有効に
活用する。
【0012】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の発明において、前記球噛み防止部材は、大入賞口
取付ベースの投影面内に設けられていることを特徴とす
るものである。
【0013】球噛み防止部材を大入賞口取付ベースの投
影面内に設けることにより、パチンコ機の製造工程にお
いて、大入賞口の取付ベース部材を遊技盤上に取付ける
際に、球噛み防止部材は取付作業の障害とならず作業効
率を向上させる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機の
実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、パ
チンコ機の遊技盤1の一形態を示す正面図である。この
形態におけるパチンコ機の基本的な動作は、遊技球が所
定の入賞口へ入賞することに基づいて、図柄表示器に表
示されている数字や絵柄等(以下、図柄という)が所定
時間変動表示を行い、特定の図柄で停止表示すると大入
賞口が所定時間継続して開放し、短時間で多くの賞球を
得ることができ、遊技者に有利な特別遊技状態(大当た
り状態)が発生するという遊技内容のものである。
【0015】図1に示すように、遊技盤1面上には、ハ
ンドル(図示省略)操作によって打出された遊技球を誘
導する略円弧状の外レール2a及び内レール2bが設け
られ、この2つのレール2aと2bによって囲まれた部
分が遊技領域3を形成している。遊技盤1(遊技領域
3)のほぼ中央には可変表示装置5が設けられ、該可変
表示装置5の中央部には、図柄の変動表示が行われる図
柄表示器6が設けられている。図柄表示器6の表示領域
は複数の表示部に分割されている。以下、この形態にお
いては、左、中、右の3つの表示部に分割されている場
合について説明していく。これら3つの表示部には、複
数の図柄がそれぞれ独立して変動表示、および停止表示
される(図1の表示部には「7、7、7」の3つの数字
が表示されている)。
【0016】可変表示装置5の前面外周部、即ち、図柄
表示器6を覆う部分には、装飾枠14が取付けられ、装
飾枠14には複数の表示灯や図柄表示器6の周囲(装飾
枠14内)を遊技球が移動するための通路(例えば、ワ
ープ通路)等が設けられている。装飾枠14に施された
デザインや、所定の条件に基づいて点灯あるいは点滅表
示する表示灯によって、可変表示装置5の存在を強調さ
せるとともに遊技者の遊技意欲を高めている。可変表示
装置5の下部には、LED7(4個)が設けられ、この
LED7の点灯によって、図柄表示器6が変動表示を行
う保留回数を表示している。可変表示装置5の下側には
始動入賞口9が設けられており、この始動入賞口9への
遊技球の入賞により図柄表示器6の図柄の変動表示が開
始され、図柄の変動表示動作中に遊技球が始動入賞口9
に入賞した場合には、LED7が入賞個数に対応して点
灯する。始動入賞口9は電動チューリップで構成され、
通常時はチューリップ羽根を閉じた状態となっている
(図ではチューリップ羽根が開いた状態を表してい
る)。
【0017】また、可変表示装置5の上部には、普通図
柄表示灯11が設けられ、始動入賞口9の左右両側には
通過チャッカ(普通図柄始動口)8が設けられている。
普通図柄表示灯11は、遊技球が普通図柄始動口8を通
過することに基づいて点滅表示を開始する。そして、所
定の時間が経過し点滅表示を終了したときに、予め定め
られた所定の形態で普通図柄表示灯11が点灯した場合
には、普通役物の権利が発生し始動入賞口9のチューリ
ップ羽根が所定時間継続して開放される。このチューリ
ップ羽根の開放によって遊技球は始動入賞口9へ入賞し
やすくなり、可変表示器6の変動表示回数を増加させる
ことができるとともに、賞球を多く得ることができ遊技
者にとって有利な遊技状態となる。
【0018】始動入賞口9の下側には、可変表示器6に
特定の図柄が停止表示したとき(例えば、同じ図柄が3
つ揃って停止表示したとき)に継続して開放状態となる
アタッカ(大入賞口)10が設けられている。大入賞口
10には開閉動作を行う大入賞口扉10aが設けられ、
この扉10aの開動作により大入賞口10が開放状態と
なる。大入賞口扉10aは横長の(図において左右方向
に長い)略矩形状の板からなり、開放時には遊技領域3
を流下してくる遊技球を板面で受け止めて大入賞口10
内に誘導する働きをする。大入賞口扉10aの開閉動作
は、扉の開放時に所定の条件が成立すること(大入賞口
10内の所定の領域を遊技球が通過すること)により複
数回(例えば、最高16回)繰り返される。また、大入
賞口扉10aの開放時間は、予め所定の時間(例えば、
30秒間あるいは大入賞口10に遊技球が10個入賞す
るまで)に設定されている。
【0019】大入賞口10の前面側には弓型形状を有し
た薄板状の球噛み防止部材15が設けられている。ま
た、図示を省略するが、遊技盤1の前面側には遊技盤1
全面を覆うガラス板(前面ガラス)が設けられており、
球噛み防止部材15は、前面ガラスの内側に近接して、
ガラス面と球噛み防止部材15の板面とが平行するよう
に配置されている。そして、大入賞口扉10aが開放状
態となったときに、大入賞口扉10aと前面ガラスとの
間に生じる隙間を小さくする働きをしている。これによ
り大入賞口扉10aと前面ガラスとの隙間に遊技球が挟
み込まれるのを防止している。球噛み防止部材15の詳
細については後述する。
【0020】また、大入賞口10の下側には、はずれ球
を回収するアウト口12が設けられている。さらに、可
変表示装置5の上部及び下部の左右両側には、接触する
ことで遊技球の方向及び速度を変化させる風車13が設
けられている。尚、図示は省略しているが、遊技領域3
の全面には適宜、遊技釘が植設される。
【0021】図2は、大入賞口10及び大入賞口扉10
aを備える入賞装置21と、大入賞口10の前面側に取
付られた球噛み防止部材15を示す図である。尚、大入
賞口10に設けられた大入賞口扉10aは開閉動作を行
う。そして、図2は大入賞口扉10aが開動作を行い大
入賞口10が開放された状態を示している。入賞装置2
1は、大入賞口取付ベース(以下、取付ベースという)
22と、大入賞口扉10aと、大入賞口扉10aの開閉
動作を駆動する駆動部23とから概略構成されている。
【0022】取付ベース22は、薄板状の耐衝撃性に優
れた合成樹脂材からなり、周辺部には複数のネジ穴24
を有し、このネジ穴24を介して、遊技領域3の下部の
領域(可変入賞装置5の下方領域)にネジ止めされる。
取付ベース22は薄板状であるため遊技領域3に取付け
たときにも遊技領域面から突出せず、遊技球の流下の障
害とならない。また、取付ベース22の下側面の形状
は、遊技領域3の下部形状(円弧状)と略同一形状を有
しているため、狭い領域にも取付ベース22を効率良く
取付けることができる。また、取付ベース22の前面の
左右端部付近には、球噛み防止部材15を取付けるため
の取付部材25が設けられている。取付部材25の上面
は、アウト口12および大入賞口10方向へ傾斜して形
成されており、流下してきた遊技球をアウト口12およ
び大入賞口10方向へ誘導する機能を有している。
【0023】大入賞口10の開口部は、取付ベース22
の一部を矩形状に切り欠いて形成したものであり、取付
ベース22の中央上部に設けられている。大入賞口扉1
0aは、扉が閉状態となったときに大入賞口10を覆い
大入賞口10内への遊技球の入賞を防ぐ扉であり、横長
の薄板状で略矩形状を有している。大入賞口扉10aの
長手方向の両端部には一対の支軸が設けられ、取付ベー
ス22の開口部の両側に設けられた凸部26内に軸支さ
れている。これにより大入賞口扉10aは、軸支された
長手方向の扉辺を中心に開閉動作を行う。そして開放時
には扉を前面側に開動させ、扉面を上部方向に向け、流
下してくる遊技球を受け止め大入賞口10内に誘導する
働きをしている。更に、開放扉で受け止めた遊技球を確
実に大入賞口10内へ誘導させるために、開放した大入
賞口扉10aは大入賞口10へ向かって所定の傾斜角度
を有するように開動している。
【0024】駆動部23は、取付ベース22の背面部、
即ち、入賞装置21を遊技盤1に取付けたときに遊技盤
1の裏側に位置するように配設される。また、駆動部2
3は大入賞口扉10aの開閉動作を制御するソレノイド
27と、ソレノイド27に電気信号を送信しソレノイド
27の動作を制御する制御基板28とから概略構成され
ている。
【0025】大入賞口10(大入賞口扉10a)の前面
側に取付ベース22と対面するように配置される球噛み
防止部材15は、ネジによって取付部材25に止着され
ている。また、球噛み防止部材15は、略弓型形状を有
しており、その中央の部分が最も低く、中央部から両端
部に向かうにしたがって略左右対称に徐々にその高さが
高くなるように止着されている。遊技盤1上に形成され
る遊技領域3は略円形状を有するので、球噛み防止部材
15の形状を遊技領域3の外周形状に略沿った(外周形
状と略同一の)弓型形状にすることで、大入賞口10の
配置される可変表示装置5の下方の限られた遊技領域を
有効に使用することができる。また、球噛み防止部材1
5は、薄板状の耐衝撃性に優れた透明の合成樹脂材から
なるので、球噛み防止部材15の裏面側を流下する遊技
球を認識することが可能である。尚、球噛み防止部材1
5は透明のものには限定されず、所定の模様、色彩等を
有するものであっても良い。模様、色彩等を付与するこ
とにより、遊技者の視覚的な興趣を高めることができ
る。
【0026】球噛み防止部材15は、取付ベース22の
投影面内に位置するように取付けられている。即ち、球
噛み防止部材15の横幅(図1において左右方向の幅)
は、取付ベース22の横幅よりも狭く、球噛み防止部材
15の高さ(図1において上下方向の幅)は、取付ベー
ス22の高さ(上下幅)よりも低く形成されている。入
賞装置21は、取付ベース22に形成されたネジ穴24
を介して遊技領域3にネジ止めされるので、球噛み防止
部材15の形状を、取付ベース22の形状よりも小さく
することにより、パチンコ機の製造工程において、入賞
装置21を取付ける際に球噛み防止部材15が取付作業
の障害となるのを防止している。尚、入賞装置21を遊
技盤1に取付ける手段としては、ネジ止めに限定される
ものではなく、ビス止めあるいはネジやビスを使用しな
いで入賞装置21に設けた爪部により遊技盤1に係合さ
せるものであってもよい。
【0027】また、球噛み防止部材15の横幅(図1に
おいて左右方向の幅)は、可変表示装置5の横幅(図柄
表示器6を覆う装飾枠14を含む幅)よりも狭く形成さ
れている。大入賞口扉10aの開閉動作に伴なう扉と前
面ガラス間への遊技球の挟み込み(球噛み)を防止する
ために、最小限必要となる大入賞口扉10aの幅よりも
球噛み防止部材15の横幅を大きく設定するとともに、
大当り決定図柄が表示される可変表示装置5の横幅より
も小さく設定している。球噛み防止部材15をこのよう
な大きさに設定することにより、遊技者の遊技意欲を最
も大きく左右する可変表示装置5の大きさをより大きく
設計することができる。これにより、遊技者の興趣を可
変表示装置5に集中させることが可能となるとともに、
可変表示装置5を大きくすることにより限定される可変
表示装置5の下方遊技領域を有効に活用することができ
る。
【0028】また、球噛み防止部材15は、大入賞口扉
10aの開動作により大入賞口10が開放状態となった
ときに、その開口部を覆い隠さない位置に設置される。
即ち、大入賞口扉10aが開動したときに、球噛み防止
部材15側に近づく大入賞口扉10aの長手側辺10p
の高さ(位置)と大入賞口10(大入賞口扉10a)部
分の前側に配置される球噛み防止部材15部分の上端部
15pの高さ(位置)が略同じ高さ(位置)となるよう
に設置される。これにより、遊技者は大入賞口扉10a
上に流下する遊技球の位置あるいは大入賞口10内に入
賞する遊技球の動きを容易かつ的確に認識することがで
きる。また、大入賞口扉10aの開放時に生じる扉と前
面ガラスとの隙間を確実に減少させ、大入賞口扉10a
の開放時あるいは大入賞口扉10aの開閉動作時におけ
る扉と前面ガラスとの隙間への遊技球の挟み込みを防止
し、大入賞口扉10aが開閉動作を停止するトラブルを
減少させることができる。
【0029】尚、薄板状を有している球噛み防止部材1
5の板厚は、そのパチンコ機種の大入賞口10(大入賞
口扉10a)の上下幅(高さ)に応じて変化させる。即
ち、大入賞口扉10aの高さが低いときには、その開放
時において大入賞口扉10aと前面ガラス間に生じる隙
間が大きくなるので、その隙間を減少させるためにその
分だけ扉の板厚は厚く設定され、逆に大入賞口扉10a
の高さが高いときにはその分だけ扉の板厚は薄く設定さ
れる。このように球噛み防止部材15の板厚を適宜変化
させることにより、大入賞口10の横幅を大きくした場
合(この場合、大入賞口10の全体の面積を一定とする
と、その分大入賞口10の高さが小さくなる)にも確実
に遊技球の挟み込みを防止することができ、可変表示装
置5を回避して可変表示装置5の左右両側の流路を流下
してくる遊技球を高い確率で大入賞口10内に誘導する
ことができ、大当り発生時に多くの賞球を遊技者に付与
することができる。尚、前記実施の形態では、大入賞口
が開放される条件として、特定の図柄が停止表示された
場合を示したが、これに限定されるものではなく、例え
ば、所定の入賞口に遊技球が入賞した場合を条件とする
ものであってもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明に係るパチンコ機によれば、大入
賞口の前面側に球噛み防止部材を設けたので、大入賞口
扉の開放時に生じる、扉と前面ガラスとの隙間を減少さ
せることができ、扉の開放時あるいは扉の開閉動作時に
おける扉と前面ガラスとの隙間への遊技球の挟み込み
(いわゆる球噛み)を防止し、扉が開閉動作を停止する
という遊技上のトラブルを減少させ、パチンコホール側
の損害を防止することができる。また、遊技者は遊技に
集中することができる。球噛み防止部材の横幅を可変表
示装置の前面部に取付けられる装飾部材の横幅よりも小
さく設定したので、可変表示装置の大型化に伴なって縮
小する可変表示装置の下側の遊技領域を有効に利用する
ことができ、大入賞口の他、一般入賞口等の部品を配置
することができる。また、可変表示装置を目立たせるこ
とで、遊技者の大当り発生に対する期待感を向上させ、
遊技に対する興趣を高めることができる。
【0031】また、球噛み防止部材の大きさを大入賞口
取付ベースの大きさよりも小さく形成し、且つ、球噛み
防止部材を大入賞口取付ベースの投影面内に取付けたの
で、パチンコ機の製造工程において、大入賞口取付ベー
スを遊技盤に取付ける際に球噛み防止部材が取付作業の
障害とならず、作業効率を向上させることができる。更
に、パチンコ機を組立る前の入賞装置単体の状態におい
ても、球噛み防止部材の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、パチンコ機の遊技盤の一形態を
示す正面図である。
【図2】入賞装置及び入賞装置に取付けられた球噛み防
止部材の一形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 5 可変表示装置 6 図柄表示器 9 始動入賞口 10 大入賞口 10a 大入賞口扉 14 装飾枠 15 球噛み防止部材 21 入賞装置 22 大入賞口取付ベース 25 取付部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に配設された始動入賞口への遊技
    球の入賞に基づいて、複数種の図柄が変動表示される可
    変表示装置を備え、予め定められた特定の図柄が前記可
    変表示装置に停止表示されたときに、遊技盤に設けられ
    た大入賞口の扉が所定の時間継続して開放状態となり、
    遊技者にとって有利な特別遊技状態が少なくとも一回は
    発生するパチンコ機において、 前記大入賞口の扉の前面側には球噛み防止部材を有し、 該球噛み防止部材の横幅を前記可変表示装置の前面部に
    取付けられる装飾部材の横幅よりも小さくしたことを特
    徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記球噛み防止部材は、大入賞口取付ベ
    ースの投影面内に設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のパチンコ機。
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