JP2012170475A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技興趣の低下を抑制すること等ができる遊技機を提供する。
【解決手段】大入賞口31aと、その左右両隣に設けられるアウト口32a、32bを備え、第1誘導路を流下する遊技球は、垂直に出没可能な作動片が手前側に突出するとアウトロ32a、32bに誘導され、奥側に没入すると大入賞口に31a誘導される。大入賞口31aの下方に第1開閉扉(91L、91R)を設け、第1開閉扉の奥側に第2開閉扉(95L、95R)を設け、第2開閉扉の奥側に、大入賞口31a等に流入した遊技球が通過する球通過領域(空間部81W)を設ける。作動片を短時間周期で出没動作させる第1大当り動作を開始すると、第1開閉扉を開閉する演出を大入賞口31aへの遊技球の入球に連動して行い、第1大当り動作の終了後、作動片を長時間周期で出没動作させる第2大当り動作を開始させると、第1開閉扉及び第2開閉扉を開状態とする。
【選択図】図38

Description

本発明は、遊技機に関し、いわゆるセブン機、羽根物、権利物又はアレンジボール等の弾球式の遊技機に対して適用することができる。
弾球式の遊技機は、外枠と、本体枠(中枠)と、この本体枠に保持された遊技盤と、遊技盤の盤面(前面部)を覆う透明板(ガラス板)を具備する前面枠と、を備える。また、この種の遊技機では、遊技盤の遊技盤面において外側レールと内側レールとが所定形状(略真円形、略楕円形、略長円形等の略円形等)に取り囲んで構成される遊技領域(つまり、領域部)に、各種の入賞口(大入賞口、始動入賞口、その他の一般入賞口等)、通過ゲート、可変表示装置、障害釘等が配設されている。
そして、通常、遊技領域の最下部に、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域外(機外)に排出するためのアウト口が設けられている。つまり、発射装置で打ち出され、遊技領域の左上部の球入口(遊技球の入口部)から遊技領域に進入し、この領域部(遊技領域)を流下する遊技球が、何れの入賞口にも入賞せずに領域部(遊技領域)の最下部に到達した場合には、遊技盤面前方に開口するアウト口を通じて遊技盤の後方に排出される。
この種の遊技機では、遊技球が始動入賞口に入賞することに起因して、大当りを発生させるか否かの抽選(つまり、大当りか否かの当否判定)が行われる。かかる場合、可変表示装置において、特別図柄を用いた演出表示(変動表示)を所定時間に亘って行った後、当該抽選の結果を示す停止図柄が一定時間(例えば、0.6秒)に亘って停止表示される。そして、この抽選の結果が当選(当否判定の結果が大当り)である旨の停止図柄(大当り図柄)が可変表示装置に停止表示されると、遊技機は大当り遊技(特別遊技)を開始し、開閉部材(大入賞装置を構成する開閉部材)の開放動作を行って、閉鎖状態にある大入賞口を開放状態に変化させ、大入賞口への遊技球の入賞が可能となる。この後、大入賞口に所定個数の遊技球が入賞するか、所定時間が経過することにより、一旦、開閉部材の閉鎖動作を行って大入賞口を閉鎖状態とし、開閉部材に施される「1回の単位駆動(1回の大当りラウンド)」を完了する。この「開閉部材の単位駆動」が、所定の回数(所謂、「ラウンド数」)だけ繰り返されると、この遊技機は大当り遊技を終了する(特許文献1を参照)。
この種の遊技機において、大当り遊技が開始されると、大入賞口を狙って遊技球が連続的に発射されるが、通常、大入賞口の周囲に到達する遊技球の中には、大入賞口に入賞することなく、無効球となってアウトロから機外に排出されるもの(無駄球)も多々存在する。ところが、アウトロは、遊技領域の最下部に大入賞口と離れた状態で設けられるのが一般的で、遊技者にとっては、大入賞口とアウトロの双方をはっきりと視認できるようになっている。このため、「大当り遊技中に大入賞口に入賞しなかった遊技球」が無効球(無駄球)となってアウトロから機外に排出される様子が、遊技者の目に付きやすくなる。これにより、遊技者に無用なストレスを与え(例えば、「折角、大当り遊技を開始できたのに、大入賞口に思ったように入賞しないという印象」に基づくイライラ感を与え)、大当り遊技中の興趣の低下を招く虞がある。
一方、「大当り遊技中の無効球(無駄球)の発生を抑制するための構成」を備える遊技機が開示されている。つまり、遊技領域下端のアウト領域内にアウトロと大入賞口を設けた遊技機が開示されている(特許文献2を参照)。この従来例では、アウトロが遊技盤の前後方向(奥行き方向)の下面を開口した態様に設けられるとともに、そのアウトロの奥側上方に大入賞口が設けられる。
特開2009−100933号 特開2005−270537号
この特許文献2に係る遊技機では、アウトロに誘導される遊技球の動き(垂直落下)と、大入賞口に誘導される遊技球の動き(奥側への水平流入)とが全く異なるので、前述の「大当り遊技中の遊技興趣の低下」を抑制することは困難である。つまり、「アウトロに誘導される遊技球」が「大入賞口に誘導される遊技球」とは著しく異なる動きを示すため、大当り遊技を実行中に遊技者にとっては「アウトロに誘導される遊技球の動き」が目に付き易くなり、前述の「大当り遊技中の遊技興趣の低下」を抑制することは困難である。例えば、大当り遊技を実行中の遊技者に対して、遊技球が大入賞口に対して順調に誘導されているにもかかわらず、「大入賞口に思ったように入賞していないのではないかという印象(損をしているようなイメージ等)」を強く抱かせる可能性があるからである。
また、特許文献1に示されるような従来の遊技機においては、「大当りを発生させるか否かの抽選」の結果が当選である場合に、可変表示装置等において演出表示を行った後、大入賞口を開放状態として大当り遊技を開始することがパターン化されている。つまり、従来の遊技機における大入賞口(アタッカー)は、大当り遊技中に遊技球を受け入れて賞球払い出しの契機となるだけで、それ以外に特別な意味(役割)を持つものではなく、大当り遊技の遊技性向上に貢献するものでもなかった。ところが、近年においては、遊技者の嗜好も多様化しており、この種の遊技機においても、新規な大当り遊技の形態を実現し、大当り遊技の遊技性の向上を図り、遊技興趣の向上を図ることが要求される。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、遊技興趣の低下を抑制して、遊技興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することである。
請求項1に記載の遊技機は、
始動入賞口及び大入賞口を含む複数の入賞口と、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を無効球として機外に排出するためのアウト口と、が遊技盤面に配設された遊技盤と、
遊技の基本進行を司る主制御部と、
遊技上の演出を制御する副制御部と、
を備え、
前記遊技盤面を流下する遊技球が前記始動入賞口に入賞することに起因して大当りを発生させるか否かの抽選を行い、該抽選の結果が当選である場合に、閉鎖状態にある前記大入賞口を開放状態に変化させる大当り遊技を実行する遊技機であって、
前記遊技盤面の中央より下方であって前記遊技盤面の最下端よりも上方の部位に、前記遊技盤面を流下する遊技球を流入させる遊技球流入領域を形成し、該遊技球流入領域に、複数の遊技球受入口を横方向に並設するとともに、前記複数の遊技球受入口のうち、左端及び右端に位置しない所定の1若しくは2以上の遊技球受入口を前記大入賞口とし、前記大入賞口の左右両隣に位置する遊技球受入口のうち、少なくとも前記大入賞口の左隣に位置する遊技球受入口を前記アウト口とし、
前記大入賞口及び前記アウト口の上方に、前記遊技盤面を流下する遊技球を前記大入賞口に誘導する第1誘導路と、前記遊技盤面を流下する遊技球を前記アウト口に誘導する第2誘導路とを互いに近接した状態に備えるとともに、
前記遊技盤面に対して垂直に出没可能な作動片を具備し、前記主制御部の制御下で駆動されて前記大入賞口の開閉を行う開閉装置を備え、
前記主制御部が前記作動片を手前側に突出させた状態では前記大入賞口が前記閉鎖状態とされて前記第1誘導路を流下する遊技球が前記アウトロに誘導され、前記主制御部が前記作動片を奥側に没入させた状態では前記大入賞口が前記開放状態とされて前記第1誘導路を流下する遊技球が前記大入賞口に誘導されるように構成され、
前記遊技球流入領域よりも下方の部位に前方から視認可能な状態で配置される第1開閉扉を具備し、前記副制御部の制御下で駆動されて前記第1開閉扉を閉状態と開状態とに変化可能な第1開閉扉装置と、
前記第1開閉扉の奥側に配置され、前記第1開閉扉が開状態となったときに前方から視認可能となる第2開閉扉を具備し、前記副制御部の制御下で駆動されて前記第2開閉扉を閉状態と開状態に変化可能な第2開閉扉装置と、
を備え、
前記第2開閉扉の奥側に、複数の遊技球受入口のうち少なくとも前記大入賞口に流入した遊技球が通過するとともに、前記第1開閉扉及び前記第2開閉扉が開状態となったときに視認可能とされる球通過領域を設け、
前記大当り遊技の開始に伴い、前記主制御部が、前記作動片を短時間周期で出没動作させる第1大当り動作を開始すると、前記副制御部は、前記第2開閉扉を閉状態に維持した上で前記第1開閉扉装置を駆動する演出、若しくは、前記第1開閉扉を開状態に維持した上で前記第2開閉扉装置を駆動する演出を、前記大入賞口への遊技球の入球に連動して行い、
前記第1大当り動作の終了に続いて、前記主制御部が、前記作動片を長時間周期で出没動作させる第2大当り動作を開始すると、前記副制御部は、前記第2大当り動作の開始に伴って、前記第1開閉扉装置及び前記第2開閉扉装置を駆動して前記第1開閉扉及び前記第2開閉扉を開状態とする演出を行うことを特徴とする。
請求項1の発明の遊技機では、大入賞口と、アウト口とを横方向に隣合う状態に配設するとともに、遊技球を大入賞口に誘導する第1誘導路と、遊技球をアウト口に誘導する第2誘導路とを互いに近接した状態で設ける。このため、従来型の遊技機(前述の「大入賞口とアウトロとを上下に離して配置する遊技機」や「遊技球を垂直落下でアウト口に誘導し、奥側への水平流入で大入賞ロに誘導する遊技機」等)に比べると、「大入賞口に誘導される遊技球の挙動」と「アウト口に誘導される遊技球の挙動」が近似したもの(似通ったもの)となる。従って、大当り遊技を実行中に遊技者にとっては「アウトロに誘導される遊技球の動き」が、遊技者の目に付き難くなる。従って、請求項1の発明の遊技機によると、遊技興趣の低下を抑制することができる。なお、本発明は、大入賞口の周囲の障害釘の配置や調整が遊技者にとって不利な態様となっており、大入賞口周囲を流下する遊技球が第2誘導路に誘導され易い状況の下でも、遊技者に無用なストレスを与え難くなる点で、大きな意義を有することになる。
また、請求項1の発明の遊技機では、主制御部の制御下で開閉装置が「第1大当り動作」を開始すると、副制御部の制御下で「第1開閉扉装置」若しくは「第2開閉扉装置」を駆動する演出を行う。そして、第1大当り動作の終了に続いて、主制御部の制御下で開閉装置が「第1大当り動作よりも、大入賞口への遊技球の入球が容易な第2大当り動作」を開始すると、副制御部の制御下で「第1開閉扉装置」及び「第2開閉扉装置」を駆動して「第1開閉扉」及び「第2開閉扉」を開状態とする演出を行って、「大入賞口に入球して球通過領域を通過する遊技球」を遊技者側から視認可能とする。
つまり、請求項1の発明の遊技機によると、「大入賞口への入球」に「賞球払い出しの契機」以外の意味(役割)を持たせ、大当り遊技の遊技性の向上を図ることができる。すなわち、第1大当り動作の実行時においては、「大入賞口への入球」に「演出を進行させるための意味(役割)」を持たせることができる。また、第2大当り動作の実行時において、遊技者は、大入賞口に入球させた遊技球を、球通過領域を通じて視認することができる。このように、請求項1の発明の遊技機によれば、「大入賞口への入球」に特別な意味を持たせることができるため、遊技者の視線を大入賞口周辺に集めて、大当り遊技中に処理される遊技球の動きに関心を持たせることができ、「大入賞口への入賞球」を用いた新規な大当り遊技の遊技性(大当り遊技演出)を実現することができる。従って、請求項1の発明の遊技機によると、遊技興趣の向上を図ることができる。
請求項1の発明では、「第1大当り動作時において、大入賞口への入球に連動して行う演出」を、第1開閉扉装置を駆動して行ってもよいし(以下、「前者」という。)、第2開閉扉装置を駆動して行ってもよい(以下、「後者」という。)。ここで、前者の具体例としては、(a)大入賞口への入球に連動して第1開閉扉の開閉を行う態様、(b)大入賞口への入球に連動して第1開閉扉に開放動作を施す態様(この場合、例えば、第1大当り動作の終了に伴って、第1開閉扉に閉鎖動作を施すことができる。)、(c)大入賞口への入球に連動して、第1開閉扉に状態変化を生じさせる態様、(a)〜(c)のうちの2若しくは全てを組み合わせた態様等を例示できる。なお、「第1開閉扉の状態変化」としては、第1開閉扉に振動(微動)を与えること、電飾を施すこと(第1開閉扉に装着された電飾装置を発光させたり、第1開閉扉とは別に設けられた電飾装置を用いて第1開閉扉を照らすこと等)や、これらの双方を行うこと等を例示できる。
後者は、第1開閉扉を開状態に維持して第2開閉扉を視認可能とした上で実行される。そして、後者の具体例としては、(d)大入賞口への入球に連動して第2開閉扉に状態変化を生じさせる態様、(e)大入賞口への入球に連動して第2開閉扉の開閉を行う態様、(f)大入賞口への入球に連動して第2開閉扉に開放動作を施す態様(この場合、例えば、第1大当り動作の終了に伴って、第2開閉扉に閉鎖動作を施すことができる。)、(d)〜(f)のうちの2若しくは全てを組み合わせた態様等を例示できる。なお、「第2開閉扉の状態変化」としては、第2開閉扉に振動(微動)を与えること、電飾を施すこと(第2開閉扉に装着された電飾装置を発光させたり、第2開閉扉とは別に設けられた電飾装置を用いて第2開閉扉を照らすこと等)や、これらの双方を行うこと等を例示できる。
請求項1の発明の遊技機が実行する大当り遊技としては、第1大当り動作の終了に続いて第2大当り動作を1回だけ行うもの他に、第2大当り動作を複数回行うものを例示できる。そして、第2大当り動作を複数回行う場合、1回の第2大当り動作を行う度に、第1開閉扉及び第2開閉扉が開状態から閉状態に戻されてもよいし(後述する実施例1を参照)、全ての第2大当り動作が終了するまで、第1開閉扉及び第2開閉扉を開状態に維持してもよい(後述する実施例2を参照)。
請求項1の発明では、大当り遊技の実行に先立って行われる演出(ファンファーレ演出)時や、大当り遊技の終了時(全ての大当り動作の終了後)に行われる演出(エンディング演出)時に、第1開閉扉装置や第2開閉扉装置を駆動させてもよい。例えば、大当り遊技の実行に先立って行われる演出(ファンファーレ演出)時や大当り遊技の終了時に行われる演出(エンディング演出)として、第1開閉扉を開閉する演出を行ったり、第1開閉扉を開状態に維持しつつ第2開閉扉を振動させる演出等を行うことができる。
「第1大当り動作」は、遊技球の入球が困難な態様(以下、「第1動作B」といい、後述する実施例の「第1大当り動作B」を参照)若しくは規定数の遊技球の入球が困難な態様(以下、「第1動作A」といい、後述する実施例の「第1大当り動作A」を参照)で大入賞口を開放させる動作であり、「第2大当り動作」は、規定数の遊技球の入球が容易な態様(以下、「第2動作」といい、後述する実施例の「第2大当り動作」を参照)で大入賞口を開放させる動作である。つまり、「第1動作B」は、実質的に入球不可能な状態に大入賞口を開放させる動作であり、大入賞口を短時間(例えば、0.05〜0.5秒のうちの何れかの時間)の開放状態に変化させたり、大入賞口を開放量(遊技球を受け入れる受入口の大きさ・寸法)が小さい開放状態に変化させたり、これらを数回(例えば、2〜16回のうちの何れか)繰り返したりする動作である。また、「第2動作」は、大入賞口を遊技球の入球が極めて容易な態様に開放状態とする動作であり、大入賞口を長時間(20〜30秒のうちの何れかの時間)の開放状態に変化させたり、大入賞口を開放量(遊技球を受け入れる受入口の大きさ・寸法)が大きい開放状態に変化させたりする動作である。
そして、「第1動作A」は、「第1動作B」よりも、遊技球の入球が容易ではあるが、「第2動作」に比べると遊技球の入球が困難な態様で大入賞口を開放状態に変化させる動作であり、大入賞口を中時間(5〜11秒のうちの何れかの時間)の開放状態に変化させたり、大入賞口を開放量(遊技球を受け入れる受入口の大きさ・寸法)が「第1動作B」よりも大きく「第2動作」よりも小さい開放状態に変化させたりする動作である。つまり、「第1動作A」は、運が良ければ、「大当りラウンドの終了条件を構成する規定数(後述する。)」の遊技球が大入賞口に入球可能となるような開放動作であり、「第2動作」は、よほど盤面の釘調整が厳しくなければ、「大当りラウンドの終了条件を構成する規定数(後述する。)」の遊技球が、大入賞口に余裕をもって入球可能となるような開放動作である。更に、「第1動作B」は、大入賞口が開放状態に移る直前に、大入賞口の真上近傍に遊技球が存在するなど、「よほど良いタイミング」で遊技球が大入賞口の近傍に存在しない限り、遊技球の入球を許容しない開放動作である。
「第1開閉扉」及び「第2開閉扉」としては、(A)遊技盤面に沿って動作可能な左側扉と右側扉とを備え、左側扉の右端部と右側扉の左端部とを近接させる閉状態と、左側扉の右端部と右側扉の左端部とを互いに離間させる開状態を実行可能な開閉扉(2枚扉で、引き戸式の開閉扉であって、請求項4の発明を参照)、(B)遊技盤面に沿って動作可能な扉(1枚扉で、引き戸式の開閉扉)を備え、大入賞口の下方に設けられた特定部分の前方に位置して、当該特定部分を視認不能若しくは困難とする閉状態と、遊技盤面に沿って動作して特定部分を前方に開放(視認可能)とする開状態を実行可能な開閉扉、(C)左端部側が枢支され、上下に向かう回転軸心を基準に回転可能とされた左側扉と、右端部側が枢支され、上下に向かう回転軸心を基準に回転可能とされた右側扉と、を備え、左側扉の右端部と右側扉の左端部とを近接させる閉状態と、左側扉の右端部と右側扉の左端部とを互いに離間させように左側扉及び右側扉を回転させ、開状態を実行可能な開閉扉(所謂、観音開き型開閉扉)等を例示できる。また、複数組の「開閉扉」を、前後に配設することもできる。
請求項1の発明では、大入賞口の左右両隣に位置する遊技球受入口をアウト口とすること(以下、「前者態様」という。)としてもよいし、大入賞口の左隣に位置する遊技球受入口のみをアウト口とすること(以下、「後者態様」という。)としてもよい。そして、前者態様の場合には、大入賞口の両隣に第2誘導路が設けられる。また、後者態様の場合には、大入賞口の右隣の遊技球受入口を、大入賞口以外の入賞口(始動入賞口や後述する一般入賞口等)とすることができる。また、請求項1の発明では、遊技球流入領域の中央に位置する遊技球受入口を大入賞口としてもよいし、遊技球流入領域の中央よりも遊技球流入領域の左端寄り若しくは右端寄りに位置する遊技球受入口を大入賞口としてもよい。
本発明では、「遊技球流入領域に並設される複数の遊技球受入口」のうちで、左端及び右端に位置しない遊技球受入口を大入賞口とする。この場合、大入賞口の数は、1個であってもよいし、2個以上であってもよい。そして、大入賞口の数を2個以上とする場合、各大入賞口を横方向に隣合う状態(横方向に連続する状態)に配置してもよいし、「大入賞口以外の遊技球受入口(アウト口等)」を挟んた状態に配置してもよい。なお、2個以上の大入賞口の数を横方向に連続する状態に配置する場合、当該「2個以上の大入賞口」の左隣に位置する第1遊技球受入口がアウト口とされるか、当該「2個以上の大入賞口」の左右両隣に位置する第1遊技球受入口がアウト口とされる。また、遊技球流入領域に並設される遊技球受入口としては、大入賞口、アウト口、始動入賞口、一般入賞口(後述する。)を例示できる。さらに、複数の遊技球受入口のうち、大入賞口の左隣若しくは左右両隣に位置する遊技球受入口をアウト口とすることに加え、大入賞口から2個以上離れた位置の遊技球受入口も、アウト口としてもよい。
「複数の遊技球受入口」は、例えば、水平方向に並設されてもよい(水平な仮想線上に並設されてもよい)し、傾斜状となりつつ横方向に向かう仮想線上に並設されてもよいし、円弧となりつつ横方向に向かう仮想線上に並設されてもよい。また、遊技球流入領域に並設される遊技球受入口の数は、3個以上であれば特に問わない。また、複数の遊技球受入口を、遊技盤面の前方に向かって開口する状態に設けることができ、この場合、各遊技球受入口で受け入れた遊技球を、遊技盤面の後方に向かう排出経路(例えば、後述する排出案内部)を用いて、機外へ排出することができる。
請求項1に示す各遊技球受入口(後述する請求項5の上部遊技球受入口も同様である。)の前方には、遊技盤の盤面から突出しつつ上方から到達する遊技球を、対応する遊技球受入口に案内する案内部材(例えば、後述する受取案内部)を配設してもよい。そして、案内部材としては、上方に開口する進入口を備え、底部が遊技球受入口に向かって下り傾斜となる略ポケット形状のものを例示できる。この案内部材を大入賞口の前方に設ける場合、遊技領域に対して垂直に出没可能な作動片によって、進入口を開閉することで、大入賞口を開放状態としたり、閉鎖状態とすることができる。
請求項2の発明の遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、
前記遊技盤面に装着された周壁部材によって、前記遊技盤面に遊技球の入口部を左上部に確保しつつ所定形状に囲まれた領域部を設け、該領域部の中央より下方であって前記領域部の最下端よりも上方の部位に、前記遊技球流入領域を左右両端に亘って形成し、
前記複数の遊技球受入口のうち、少なくとも前記遊技球流入領域の中央に位置する遊技球受入口を前記大入賞口とするとともに、該大入賞口の左右両隣に位置する遊技球受入口若しくは左隣に位置する遊技球受入口を前記アウト口とし、
前記大入賞口の下方であって、前記領域部の最下端よりも上方に前記第1開閉扉と前記第2開閉扉とを設けたことを特徴とする。
請求項2の発明では、「通常の遊技機(従来型の遊技機)において、大入賞口やアウト口の指定席とされ、大当り遊技中に遊技者にとって視線を向ける頻度を高くすることが習慣づけられた部位(つまり、領域部の下端側に位置する部位)」に開閉扉を設ける。このため、「大当り遊技中に大入賞口周辺に集中する遊技者の視線」を、この第1開閉扉や第2開閉扉に向けさせることがより容易となる。従って、遊技者の視線を大入賞口周辺に集めることが更に容易となり、「大入賞口への入賞球」を用いた新規な大当り遊技の遊技性(大当り遊技演出)を、より確実に実現することができる。また、遊技者の視線が第1開閉扉や第2開閉扉に向き易いため、大入賞口への入賞数が、たとえ少なくても、遊技者に対して「大入賞口に思ったように入賞していないのではないかという印象」を更に抱かせ難くすることがきるとともに、「多くの遊技球が大入賞口に入賞しているのではないかという印象」を更に与え易くなる。よって、「大当り遊技中において発生する無効球(無駄球)を原因とする遊技興趣の低下」を抑制できる遊技機を得ることが更に容易である。従って、請求項2の発明の遊技機によると、遊技興趣の低下を抑制して、遊技興趣の向上を図ることが容易である。
なお、請求項2の発明では、遊技球流入領域の中央に位置する大入賞口の左右両隣にアウト口を配設することが望ましい。蓋し、遊技球が、大入賞口の周囲に左右何れの方向から到達した場合においても、この到達した遊技球が、大入賞口に入賞したのか、無効球となってアウトロから排出されたのかを識別し難くすることができる。つまり、請求項2の発明によると、「大入賞口への入賞」と「アウトロからの排出」との識別(区別)を更に困難にして、無効球が発生していない印象をより遊技者に与え易くなる。また、本発明においては、複数の遊技球受入口を水平方向に並設すると、遊技球が、大入賞口の周囲に左右何れの方向から到達した場合においても、「大入賞口に入賞したのか、無効球となってアウトロから排出されたのかを識別すること」を同程度に困難とすることができる。
本発明の「周壁部材」としては、「外側レール及び内側レールとで構成されるレール部材」、「単一のレールで構成されるレール部材」等を例示できる。また、領域部(遊技領域)の正面から見た外縁形状(略円形)としては、「遊技球の入口部を構成する開口部を左上部に備える略真円形」、「遊技球の入口部を構成する開口部を左上部に備える略楕円形」、「遊技球の入口部を構成する開口部を左上部に備える略矩形」、「遊技球の入口部を構成する開口部を左上部に備える略鍵穴形」等を例示できる。
請求項3の発明の遊技機は、請求項1又は2に記載の遊技機において、
前記遊技球流入領域における前記複数の遊技球受入口の手前側に、前記アウトロ及び前記大入賞口を覆う装飾体を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明の遊技機では、大入賞口とアウト口とを横方向に隣合う状態に配設するとともに、大入賞口及びアウト口を装飾体で覆い、大入賞口及びアウト口の境界を前方から判り難くする。しかも、第1誘導路と第2誘導路とが互いに近接した状態で設けられているため、遊技者にとって、大入賞口周辺に流下する遊技球が、大入賞口に入賞したのか、無効球となってアウトロから排出されたのかを識別困難とすることができる。このため、大当り遊技中に大入賞口周辺に流下する遊技球の多くが、大入賞口に入賞している印象(無効球が発生していない印象)を遊技者に与えることができる。従って、請求項3の発明によると、「大当り遊技中において発生する無効球(無駄球)を原因とする遊技興趣の低下」を抑制できる遊技機を得ることが更に一層、容易である。このため、請求項3の発明の遊技機によると、遊技興趣の低下を抑制して、遊技興趣の向上を図ることが更に容易である。
本発明の「装飾体」としては、例えば、板状の装飾体(つまり、装飾板)や、キャラクタ等をあしらった造形物等を例示できる。また、装飾体は、その背後を前方から視認不可能な状態に隠蔽するものであってもよいが、その背後を前方から視認困難な状態とするものであってもよい。例えば、装飾体の一具体例を構成する装飾板は、不透明に構成される隠蔽板であってもよいが、透視度を低下させる処理が施された透明板や透視度を低下させる処理が施された半透明板等であってもよい。ここで、透視度を低下させる処理としては、透明板や半透明板等に、(D)乱反射を発生させる手段(前面及び後面のうちの少なくとも一方に、傷、スリット、エンボス、その他の凹凸等)を設ける処理、(E)色彩を施す処理(装飾板を構成するために成形された基材に着色を施す処理、装飾板を成形する際に材料中に顔料を混入する処理等)、(F)模様を施す処理、(G)図形、その他の線図を施す処理、若しくは、(D)〜(G)の処理のうちの2つ以上を組み合わせた処理、等を例示できる。
本発明において、アウトロ及び大入賞口のうち、「装飾体」で覆われる範囲を種々選択できる。例えば、(H)アウトロ及び大入賞口の全部が覆われてもよいし、(I)アウトロ及び大入賞口の一部(例えば、上部を除く部位)が覆われてもよい。但し、(J)「アウトロの全部を覆い且つ大入賞口の上部を除く部位を覆うこと」が特に望ましい。蓋し、「大入賞口の上部」を装飾体で覆わないことで、大当り遊技中に大入賞口周辺に流下する遊技球の多くが大入賞口に入賞している印象(無効球が発生していない印象)を、遊技者に与えることが更に容易であるからである。
ここで、(J)の「装飾体で大入賞口の上部を除く部位を覆う態様」において、「大入賞口において装飾体で覆われない部位(つまり、大入賞口の上部)」を、例えば、以下の範囲から選択できる。つまり、大入賞口の上下幅を「L」とした場合、大入賞口の上端部から「L/10」以上であって、「2L/3」以下の距離にある範囲から選択できる。大入賞口の上端部から「L/10」以上の範囲とすると、遊技者が大入賞口の存在を意識し易くなり(大入賞口の存在を目立たせることができ)、大入賞口の上端部から「2L/3」を超える範囲とすると、「大入賞口に遊技球が入賞しなかった場合に、当該入賞しなかったこと」が目立ち易くなるからである。
また、上述の(H)〜(J)において、大入賞口及びその隣に配置されるアウトロの上端部の高さ位置は同一とされてもよいし、異なっていてもよい。例えば、大入賞口の上端部の高さ位置を、その隣に配置されるアウトロの上端部の高さ位置よりも高くする態様(以下、「前者の態様」という。)や、逆に低くする態様(以下、「後者の態様」という。)を例示できる。「前者の態様」では、「略水平な上縁部を備える単純形状の装飾体(例えば、帯状の装飾体)」であっても、その上縁部を、アウトロの上端部と同一の高さ若しくはアウトロの上端部よりも上方に位置させるとともに、大入賞口の上端部よりも下方に位置させることで、上述の「(J)の態様(アウトロの全部を覆い且つ大入賞口の上部を除く部位を覆う態様)」を実現できる。また、「後者の態様」においても、装飾体の上縁部の高さ位置を、大入賞口の前方に配置される部位において低くすることによって、上述の「(J)の態様(アウトロの全部を覆い且つ大入賞口の上部を除く部位を覆う態様)」を実現できる。
請求項4の発明の遊技機は、請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機において、
前記第1開閉扉及び前記第2開閉扉は、
左側扉と右側扉とを有し、前記左側扉の右端部と前記右側扉の左端部とが前記大入賞口の中心から下方に延びる中心線上で近接した状態になると閉状態となり、前記左側扉の右端部と前記右側扉の左端部とが互いに前記中心線から離間した状態になると開状態となり、
前記開状態にあるときには、前記左側扉の右端部と前記右側扉の左端部との距離が、前記大入賞口の左右開口幅と同等若しくは該左右開口幅よりも大きくなることを特徴とする。
本発明の遊技機では、大当り遊技時(大入賞口が開放状態にあるとき)には、大入賞口及びアウトロの下方に位置する左右一対の開閉扉(第1開閉扉及び第2開閉扉)が開状態となり、その開状態によって生ずる開放領域の左右方向(横方向)の大きさ(左右開口幅)が、大入賞口の開放域の左右方向(横方向)の大きさ(左右開口幅)よりも大きく、若しくは、同等の大きさとなる。このため、遊技者の注意が開閉扉に対して、更に一層向き易くなるばかりか、大当り遊技中に大入賞口周辺に流下する遊技球が、開閉扉が開状態となることによって生ずる開放領域に流入している印象を遊技者に更に与え易くなる。その結果、無効球が発生していない印象を遊技者に与えることができる。従って、「大当り遊技中において発生する無効球(無駄球)を原因とする遊技興趣の低下」を抑制できる遊技機を得ることが更により一層、容易である。このため、請求項4の発明の遊技機によると、遊技興趣の低下を抑制したり、遊技興趣の向上を図ることが更に一層容易である。
ここで、「中心線」は、大入賞口の中心から略鉛直下方に延びてもよいし、斜め下方に延びても(例えば、遊技盤面に垂直な仮想面内において、前方若しくは後方に傾斜しつつ下方に延びても)よい。また、本発明の「第1開閉扉」及び「第2開閉扉」としては、前述の「2枚扉で、引き戸式の開閉扉」の他に、前述の「観音開き型の開閉扉」等を例示できる。また、本発明においても、複数の開閉扉を前後に配設することもできる。
請求項5の発明の遊技機は、請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機において、
前記遊技盤面のうち前記遊技球流入領域よりも上方の部位に、1若しくは複数の上部遊技球受入口を設け、
前記上部遊技球受入口に流入した遊技球も、前記球通過領域を通過することを特徴とする。
請求項5の発明の遊技機では、遊技球流入領域の下方に設けられる第2開閉扉の奥側(内部)に、遊技盤面に存在する全ての遊技球受入口(遊技球流入領域に設けられる複数の遊技球受入口、遊技球流入領域の上方に設けられる上部遊技球受入口)に流入した遊技球が通過する「共通の球通過領域」を設け、大当り遊技中に第1開閉扉及び第2開閉扉が開状態となった際に、球通過領域を通過する遊技球(排出球)を遊技者側から視認可能とする。つまり、大当り遊技中に第1開閉扉及び第2開閉扉が開状態となった際には、大入賞口のみならず、その隣に位置する「アウト口」、や「大入賞口(遊技球流入領域)よりも上方に配置される上部遊技球受入口」等に入球した遊技球をも、視認可能とする。このため、大入賞口への入賞数が、たとえ少なくても、遊技者に対して「大入賞口に思ったように入賞していないのではないかという印象」を抱かせ難くすることがきる。
つまり、請求項5の発明の遊技機によると、「大入賞口、アウトロ等の遊技球受入口の配置構成による効果」と、「大当り遊技の進行に伴って作動する第1開閉扉装置(第1開閉扉)及び第2開閉扉装置(第2開閉扉)による効果」とが相俟って、大当り遊技中における無効球の発生を遊技者にとって認識し難くすることができる。従って、請求項5の発明の遊技機によると、「大当り遊技中において発生する無効球(無駄球)を原因とする遊技興趣の低下」を更に抑制し易くできる。このため、請求項5の発明の遊技機によると、遊技興趣の低下を抑制して、遊技興趣の向上を図ることがより一層容易である。なお、「遊技球流入領域よりも上方の上部遊技球受入口」の数は1以上であれば特に問わないが、その数を複数として球通過領域に連絡される遊技球受入口の数を多くすることが望ましい。また、「遊技球流入領域よりも上方の上部遊技球受入口」としては、始動入賞口及び一般入賞口(後述する。)を例示できる。
請求項6の発明の遊技機は、請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機において、
前記第2開閉扉の前面部であって前記第1開閉扉が開状態となることで前方から視認可能となる部位と、前記第1開閉扉と前記第2開閉扉との間に位置する部位であって前記第1開閉扉が開状態となることで前方から視認可能となる部位と、のうちの少なくとも一方に、前記副制御部の制御下で駆動される演出部材を配置し、
前記主制御部が前記第1大当り動作の終了に続いて前記第2大当り動作を開始する場合に、前記副制御部は、前記第1大当り動作の終了から前記前記第2大当り動作の開始までの間に前記演出部材を駆動することを特徴とする。
請求項6の発明によると、第2大当り動作の開始前に演出部材が駆動するため、遊技者の視線を大入賞口周辺に集めることが更に容易となるばかりか、第2大当り動作の開始を、演出部材の駆動によって盛り上げることができるため、遊技興趣の低下を抑制して、遊技興趣の向上を図ることが更により一層容易である。なお、「演出部材」としては、発光部材や、可動部材(キャラクタ等)を例示できる。
請求項7の発明の遊技機は、請求項1〜6の何れか一項に記載の遊技機において、
前記抽選の結果が当選である場合に実行される大当り遊技の態様を決定する大当り態様決定手段を備え、
前記大当り態様決定手段によって決定される大当り遊技の態様には、
前記第1大当り動作のみを実行する第1態様と、
前記第1大当り動作を実行した後に前記第2大当り動作を実行する第2態様と、
が含まれることを特徴とする。
請求項7の発明の遊技機では、大当り遊技の態様として、第1大当り動作のみを実行する態様(第1態様)と、第1大当り動作を経て第2大当り動作を実行する態様(第2態様)とを備えるため、第1大当り動作中における遊技興趣を更に一層向上させることができる。つまり、第1大当り動作が行われているとき、遊技者は、第2大当り動作の開始に対する期待感を高めつつ遊技球を発射することができるため、遊技興趣を更に一層向上させることができる。従って、請求項7の発明によると、遊技興趣の低下を抑制して、遊技興趣の向上を図ることが更により一層容易である。
請求項1〜7の何れか一項に記載の遊技機において、
前記大入賞口の開口形状を略山型とし、その開口形状に沿って前記作動片を大入賞口の上部中央から左右方向へ下り傾斜する形状とし、前記大入賞口及び前記作動片の上部を除く下部末広がり部分を前記装飾体(請求項3に示す装飾体)で覆うことを特徴としてもよい(以下、「関連発明1」という。)。
関連発明1の遊技機では、大入賞口の形状(略山型)を、「大入賞口らしからぬ特異形状(矩形等の一般的な形状とは大きく異なる形状)」に構成するため、この大入賞口の下方に、「一見して開閉動作を行うことが明らかな開閉扉」を配置すると、遊技者の注意は、特異形状の大入賞口よりも開閉扉に向き易くなる。つまり、遊技者の視線が大入賞口の下方の開閉扉に向く頻度が高くなるため(遊技者の注意が、大入賞口からそれる頻度が高くなるため)、「大入賞口への入賞」と「アウトロからの排出」との識別(区別)を更に困難にして、無効球が発生していない印象をより遊技者に与え易くなる。
特に、関連発明1の遊技機では、大入賞口の開口形状が略山型とされるため、大入賞口の開口幅(大入賞口の横方向に沿った幅)が下方に向って拡大する(末広がり状となる)。そして、大入賞口において、「大入賞口の上部」が装飾体よりも上方に配置され、その上部よりも開口幅が大きな部分が装飾体に覆われる。このため、大入賞口の周囲に到達した遊技球が、「大入賞口に入賞したのか、或いは、無効球となってアウトロから排出されたのかを識別すること」が更に一層困難となる。従って、「大当り遊技中において発生する無効球(無駄球)を原因とする遊技興趣の低下」を抑制できる遊技機を得ることが更により一層、容易である。なお、関連発明1の適用を受けない遊技機では、大入賞口の形状を、例えば、略矩形や、略矩形を上下に連結した形状(略矩形の上に、サイズが小さい矩形を積層した形状)とすることもできる。
請求項1〜7の各発明及び関連発明1のうちの何れかの発明に係る遊技機において、
前記大当り遊技において、閉鎖状態にある前記大入賞口を所定態様に従って開放状態に変化させる大当りラウンドを複数回行うとともに、
前記大当り遊技として、
前記作動片を第1の時間に亘って没入状態とすることを1回行うことを内容とした基本的な大当りラウンドを、複数回繰り返す基本的大当り遊技と、
前記作動片を第1の時間よりも短い第2の時間に亘って没入状態とすることを複数回行うことを内容とした変則的な大当りラウンドを行う変則的大当り遊技と、
を実行することを特徴としてもよい(以下、「関連発明2」という。)。
つまり、変則的な大当りラウンドにおいては、一の大当りラウンド中に、大入賞口を短時間で開閉することを繰り返すため、基本的な大当りラウンドに比べて、大入賞口に遊技球が入賞する確率(可能性)が低くなる(入賞困難となる)。従って、「大当り遊技中に大入賞口に入賞しなかった遊技球」が無効球(無駄球)となってアウトロから機外に排出される様子が、遊技者の目に付き易いと、遊技者に無用なストレスを与える機会が更に増加し、大当り遊技中の興趣の更なる低下を招く虞がある。これに対して、本発明では、変則的な大当りラウンドを遊技機において、大入賞口周辺に流下する遊技球が、大入賞口に入賞したのか、無効球となってアウトロから排出されたのかを識別困難とするため、大当り遊技中の興趣を維持することが容易である。なお、「第1の時間」としては、「20〜30秒」のうちの何れかの時間を例示でき、「第2の時間」としては、「0.05〜10秒」のうちの何れかの時間を例示できる。また、「変則的な大当りラウンド」における合計の開放時間(大入賞口の合計開放時間、つまり、作動片の合計没入時間)としては、「0.1〜13秒」のうちの何れかの時間を例示できる。
請求項1〜7の各発明、関連発明1及び関連発明2のうちの何れかの発明に係る遊技機において、
前記アウト口は、
前記大入賞口を構成する遊技球受入口と、
前記始動入賞口及び前記大入賞口以外の一般入賞口と、
に挟まれた状態で配置され、
前記装飾体が前記一般入賞口を覆うとともに、
前記遊技盤面上を流下する遊技球を前記一般入賞口に誘導する第3誘導路と、前記第2誘導路とを互いに近接した状態で設けることを特徴としてもよい(以下、「関連発明3」という。)。
関連発明3では、アウト口に受け入れられる可能性が高いと遊技者に判断され易い遊技球であっても、一般入賞口への入賞に対する期待感を高めることができるため、「大当り遊技中において発生する無効球(無駄球)を原因とする遊技興趣の低下」を更に一層抑制できる。
ここで、本明細書において、「前」及び「表」は、「遊技機を基準とする前方(つまり、遊技者に近接する方向)」を示し、「後」及び「裏」は、遊技機を基準とする後方(つまり、遊技者から離間する方向)」を示す。また、「左」とは、遊技者から見て「左」であることを示し、「右」とは「遊技者から見て右」であることを示す。更に、本体枠、前面枠、上皿部材、下皿部材等のように、「扉の如く、開閉可能な部材(以下、「扉型部材」という。)」において、「左」、「右」、「前」、「後」等は、これらの扉型部材が使用状態にある場合、つまり、閉鎖された状態にある場合を基準としたものである。また、本明細書において、遊技盤面に設けられた各種入賞口に遊技球が入る(受け入れられる)ことを、「入賞」若しくは「入球」と表記することがある。このうち、「入賞」とは、賞球の払い出しの前提となる入賞口に遊技球が入球することを示すもので、入賞口に遊技球が入る(受け入れられる)ことを示す点では、「入球」と実質的に同義である。
以上記述したように各請求項の発明によると、遊技興趣の低下を抑制して、遊技興趣を向上させることができる遊技機を提供することができる。
本発明の各実施例に係る遊技機を示す斜視図である。 本発明の各実施例に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の各実施例に係る遊技機の本体枠等を説明するための概略的な説明図である。 本発明の各実施例に係る遊技機の遊技盤を示す正面図である。 (a)は各実施例に係る遊技機の右下表示装置を概略的に示す正面図であり、(b)は各実施例に係る遊技機の右下表示装置で実行される特別図柄の変動表示態様を示す説明図であり、(c)は各実施例に係る遊技機の演出表示装置の表示画面を概略的に示す正面図である。 (a)は各実施例に係る遊技機の左下表示装置を概略的に示す正面図であり、(b)は各実施例に係る遊技機の可変式の始動入賞装置を概略的に示す正面図である。 (a)は遊技盤本体に設けられた下部ユニットの取付孔を説明するための概略的な斜視図(メイン役物装置等の他の盤部品の取付孔は省略)であり、(b)は下部ユニットが取り付けられた遊技盤本体(メイン役物装置等の他の盤部品は省略)である。 下部ユニットの斜視図である。 下部ユニット(装飾板を取り外した状態)の斜視図である。 大入賞口ユニットの取付位置等を説明するための斜視図である。 収納部材(外郭部材及び駆動ユニットベース部)を説明するための斜視図である。 (a)は外郭部材と球通路部材を示す一部斜視図であり、(b)は第1の始動口入賞装置の開口部(第1の始動入賞口)と始動口入賞検出スイッチ等の位置関係を説明するための説明図である。 球通路部材、転動面、傾斜板、外郭部材、駆動ユニットベース部、開口部、切り欠部、「開口部の前方に形成される空間部」等を説明するための説明図(概略的な縦断面図)である。 球通路部材、転動面、傾斜板、外郭部材、駆動ユニットベース部、開口部、切り欠部、「開口部の前方に形成される空間部」等を説明するための説明図(概略的な平面図)である。 外郭部材及び大入賞口入賞検出スイッチ等を示す一部斜視図である。 ベース部材の斜視図である。 ベース部材の正面図である。 ベース部材の一部斜視図である。 ベース部材の一部正面図である。 ベース部材の背面図である。 (a)は左側の球通路部材の斜視図であり、(b)は左側の球通路部材の右側面図である。 (a)及び(b)は右側の球通路部材の斜視図である。 大入賞口ユニットを説明するための平面図である。 大入賞口ユニットを説明するための平面図である。 大入賞口ユニットを説明するための斜視図である。 (a)は裏カバー部材の斜視図であり、(b)はシャッター部材の斜視図である。 (a)は取付部材及び大入賞口ソレノイドの斜視図であり、(b)は大入賞口ソレノイドの斜視図である。 大入賞口ユニットを説明するための説明図である。 大入賞口ユニットを説明するための説明図である。 大入賞口ユニットを説明するための斜視図である。 大入賞口ユニットを説明するための斜視図である。 大入賞口ユニットを説明するための遊技盤の正面図である。 大入賞口ユニットを説明するための遊技盤の正面図である。 前方開閉扉ユニット及び後方開閉扉ユニット等を示す斜視図である。 前方開閉扉ユニットの構成部品及び後方開閉扉ユニットの構成部品等を示す説明図(右側面図)である。 前方開閉扉ユニット等を示す概略的な正面図である。 前方開閉扉ユニット等を示す概略的な正面図である。 前方開閉扉ユニットと大入賞口の関係を説明するための概略的な正面図である。 後方開閉扉ユニット等を示す斜視図である。 後方開閉扉ユニット等を示す概略的な背面図である。 (a)支持レール等を示す概略的な説明図(概略的な縦断面図)であり、(b)はワッシャーブッシュ等を示す概略的な説明図(概略的な縦断面図)である。 後方開閉扉ユニット等を示す概略的な背面図である。 本発明の各実施例に係る遊技機を示す裏面図である。 本発明の各実施例に係る電子制御装置を示すブロック図である。 本発明の各実施例に係る電子制御装置を示すブロック図である。 (a)は各実施例に係る遊技機の通常確率モードにおける大当り抽選の確率等を説明するための説明図であり、(b)は各実施例に係る遊技機の高確率モードにおける大当り抽選の確率等を説明するための説明図である。 (a)は第1大当り動作Aを説明するための説明図であり、(b)は第1大当り動作Bを説明するための説明図であり、(c)は第2大当り動作を説明するための説明図である。 各実施例に係る遊技機の特図1大当り抽選(第1の大当り抽選)で使用するデータテーブルを説明するための説明図である。 各実施例に係る遊技機の特図2大当り抽選(第2の大当り抽選)で使用するデータテーブルを説明するための説明図である。 (a)は「基本的な大当り遊技」における大入賞口の開閉パターンを説明するための説明図であり、(b)は「15R変則確変大当り遊技(Aタイプ)」における大入賞口の開閉パターンを説明するための説明図である。 (a)は「15R変則確変大当り遊技(Bタイプ)」における大入賞口の開閉パターンを説明するための説明図であり、(b)は「15R変則確変大当り遊技(Cタイプ)」における大入賞口の開閉パターンを説明するための説明図である。 「第2大当り遊技」における大入賞口の開閉パターンを説明するための説明図である。 (a)及び(b)は疑似図柄の内容を説明するための説明図である。 (a)及び(b)は本発明の各実施例に係る遊技機によって実行される図柄変動表示を説明するための説明図である。 (a)及び(b)は本発明の各実施例に係る遊技機によって実行される図柄変動表示を説明するための説明図である。 本発明の各実施例に係る遊技機によって実行される図柄変動表示、前方開閉扉ユニット、後方開閉扉ユニット等の作動状態等を説明するための説明図である。 本発明の各実施例に係る遊技機によって実行される図柄変動表示、前方開閉扉ユニット、後方開閉扉ユニット等の作動状態等を説明するための説明図である。 (a)及び(b)は前方開閉扉ユニット、後方開閉扉ユニット等の作動状態等を説明するための説明図である。 本発明の各実施例に係る遊技機によって実行される図柄変動表示、前方開閉扉ユニット、後方開閉扉ユニット等の作動状態等を説明するための説明図である。 本発明の各実施例に係る遊技機によって実行される図柄変動表示、前方開閉扉ユニット、後方開閉扉ユニット等の作動状態等を説明するための説明図である。 本発明の各実施例に係る遊技機によって実行される図柄変動表示、前方開閉扉ユニット、後方開閉扉ユニット等の作動状態等を説明するための説明図である。 本発明の各実施例に係る遊技機によって実行される図柄変動表示、前方開閉扉ユニット、後方開閉扉ユニット等の作動状態等を説明するための説明図である。 本発明の各実施例に係る遊技機によって実行される図柄変動表示、前方開閉扉ユニット、後方開閉扉ユニット等の作動状態等を説明するための説明図である。 本発明の各実施例に係る遊技機によって実行される図柄変動表示、前方開閉扉ユニット、後方開閉扉ユニット等の作動状態等を説明するための説明図である。 (a)及び(b)は各実施例に係る遊技機において主制御部からコマンドが出力される様子を概念的に示した説明図である。 各実施例に係る遊技機の遊技制御処理を示すフロー図である。 各実施例に係る遊技機の普通電動役物遊技処理を示すフロー図である。 各実施例に係る遊技機の特別図柄遊技処理を示すフロー図である。 各実施例に係る遊技機の特別図柄遊技処理を示すフロー図である。 各実施例に係る遊技機の特別図柄遊技処理を示すフロー図である。 各実施例に係る遊技機の当否判定処理を示すフロー図である。 各実施例に係る遊技機の図柄変動開始処理を示すフロー図である。 各実施例に係る遊技機の大当り遊技開始設定処理を示すフロー図である。 各実施例に係る遊技機の大当り遊技処理を示すフロー図である。 各実施例に係る遊技機の大当り遊技終了時処理を示すフロー図である。 大当り動作開始コマンド出力処理を示すフロー図である。 大当り遊技関連コマンド出力処理を示すフロー図である。 (a)は入球コマンド出力処理を示すフロー図であり、(b)は特定大当り動作完了コマンド出力処理を示すフロー図である。 各実施例に係る遊技機の演出制御処理を説明するためのフロー図である。 各実施例に係る遊技機の図柄変動演出処理を示すフロー図である。 各実施例の大当り遊技演出処理を示すフロー図である。 各実施例の大当り遊技演出処理を示すフロー図である。 (a)は初期化演出処理を示すフロー図であり、(b)は入球時演出処理を示すフロー図である。 (a)は極演出処理を示すフロー図であり、(b)は実施例1の連動演出処理示すフロー図である。 実施例2の連動演出処理を示すフロー図である。 (a)は「15R変則確変大当り遊技(Cタイプ)」における大入賞口の開閉パターンを説明するための説明図であり、(b)は「第2大当り遊技(Bタイプ)」における大入賞口の開閉パターンを説明するための説明図である。 (a)は実施例4の入球時演出処理を示すフロー図であり、(b)は実施例4の連動演出処理を示すフロー図である。 (a)及び(b)は変形例1の開閉扉を示す説明図であり、(c)は変形例2の演出部材を示す説明図である。 変形例3を説明するための説明図である。 変形例4を説明するための説明図である。 (a)は変形例5を説明するための説明図であり、(c)は変形例6を説明するための説明図である。
以下、発明を実施するための最良の形態を示す実施例について図面に基づいて説明する。以下に示す各実施例では、各請求項に係る発明を、「セブン機」と称する遊技機(パチンコ機)1に適用した各具体例について説明する。
(1)機械的な構造
a.遊技機の全体構造
先ず、この遊技機1の全体構造について、図1〜図3を参照して説明する。この遊技機1は、図1及び図2に示すように、外枠2と、この外枠2に装着された遊技機本体Hと、を備えている。また、外枠2は、パチンコホールの島設備に設けられた設置部位に固定されるとともに遊技機本体Hを支持するためのものである。この外枠2は、略矩形状の枠状体によって構成される外枠本体21(図1及び2を参照)と、外枠本体21の前面下部を覆う前板部22とを備えている。
遊技機本体Hは、外枠2の左端側上下のヒンジH1、H2(図1を参照)を用いて、外枠2の左端側に回動自在に組み付けてられている。この遊技機本体Hは、遊技機1のうちで外枠2を除く部分であって、図1に示すように、本体枠3と、前面枠4と、上皿部材5と、下皿部材6と、遊技盤10(図4を参照)と、裏機構盤102(図43を参照)等を主要部としている。また、本体枠3は、図3に示すように、外枠2に嵌めこまれ、外枠2に対して開閉可能に軸支されている。尚、本体枠3の右端側には、施錠装置7が装着されている。
本体枠3は、全体がプラスチック製であり、図3に示すように、枠状体によって構成されている。この本体枠3は、上半部に窓部3Mを備える枠本体部3bと、枠本体部3bの裏面部から略矩形枠状に突出する突出部3cとを備える。そして、本体枠3は、この突出部3cを用いて遊技盤10を保持するための保持部を構成している。つまり、突出部3cの突端面であって、窓部3Mの左方側の上下と、窓部3Mの右方側の上下には保持具3fが回動可能な状態で装着され、保持具3fの突端部を遊技盤10の後面部に当接させることで遊技盤10が本体枠3により保持されている。
本体枠3が遊技盤10を保持したとき、「遊技盤10の前面部10aに構成される遊技領域11」を、窓部3Mによって本体枠3の前方から視認することができる。また、遊技盤10の背面部には、裏機構盤102(図43参照)が装着され、この背面部を覆う状態とされている。なお、遊技球を上皿部材5に払い出すための遊技球払出装置109が、裏機構盤102に配設されている(図43を参照)。
前面枠4は、図1に示すように、本体枠3の前面側に配置され、本体枠3の左端に開閉可能に支持されている。この前面枠4はその中央部に視認窓41aを備えている。この視認窓41aは前面枠4の前後に貫通する状態に設けられ、遊技盤10の遊技盤面(遊技盤10の前面部)に形成された遊技領域11(図4参照)の外周形状に対応して略円周状に開設され、前面枠4を閉じたときにその背後に配置される遊技領域11が、この視認窓41aによって前方から視認可能とされる。
前面枠4は、図1に示すように、枠本体41と、この枠本体41に装着されるガラス板43と、ガラス板43を枠本体41に保持させるための保持具(図示を省略)とを備える。また、前面枠4の上端部側の左右には、各々スピーカSP1、SP2(図45参照)が内蔵されている。また、本遊技機1においては、前板部22の左右両端にも、スピーカSP3、SP4(図45参照)が内蔵されている。そして、本遊技機1においては、これらのスピーカSP1〜SP4を用いて、遊技状態に応じた効果音その他の音(音声)を発生させる。
遊技機本体Hの前面部のうちで前面枠4の下方の部位には、上皿部材5と下皿部材6とが設けられている。すなわち、上皿部材5は前面枠4の下方に配置され、その略容器形状とされる内部に遊技機1から排出される遊技球を受け入れるための受入口5bを備えている。尚、上皿部材5の裏側には、球貸表示基板410(図44参照)及び演出ボタン基板228(図45参照)が設けられ、上皿部材5の上面部には「演出ボタンSW」が配置されている(図1を参照)。
図1及び図2に示すように、下皿部材6は上皿部材5の下方に配置されている。この下皿部材6の略中央には、その略容器形状とされる内部に上皿部材5から排出される遊技球を受け入れるための受入口6aを備えている。また、下皿部材6の左端には灰皿6bが設けられ、下皿部材6の右端には発射ハンドル9が設けられている。
本体枠3の前面部裏側(本体枠3の内部)であって、遊技盤10よりも下方の左端側に位置する部位には、発射装置ユニット(図示を省略)が配設されており、この発射装置ユニットに、下皿部材の右端に位置する発射ハンドル9が接続されている。ここで、発射装置ユニットは、球送り装置(図示を省略)から送り出される遊技球を略鉛直上方に発射して、遊技領域11に到達させるためのものである。また、発射ハンドル9には、遊技者が触れていることを検出するタッチスイッチ(タッチセンサ)9aが装着されており、その近傍には、遊技球の発射を一時的に停止するための発射停止スイッチ9bが装着されている。
b.遊技盤10の構成
次に、遊技盤10の構成について図4等を用いて説明する。この遊技盤10は正面視で略矩形状の合板を用いて構成される遊技盤本体10Aと、この遊技盤本体10Aに装着される各種の盤部品(外側レール12、内側レール13、メイン役物装置20、下部ユニット80等)が装着されている。尚、この遊技盤本体10Aの前面部には、セル画が印刷されたシート状物が貼着されているが図示を省略する。また、遊技盤本体10Aの前面部によって遊技盤面が構成される。
遊技盤本体10Aは、正面視で略円形とされる領域形成部10Bと、領域形成部10Bの周囲に位置する領域外部10Cとを備える。また、遊技盤本体10Aの前面部には、ともに帯状の金属板を用いて構成される外側レール12と、内側レール13とが配設されている。そして、領域形成部10Bの前面部は、この外側レール12及び内側レール13が形成する略円形の周壁によって略包囲されつつ、遊技領域11を構成している。なお、外側レール12及び内側レール13は請求項2の発明に示す「周壁部材」の具体例を構成するとともに、遊技領域11は、請求項2の発明に示す「領域部」の具体例を構成する。また、遊技領域11の左上部(遊技領域11の中央部を基準に、左斜め上方に位置する部分)が、発射経路Yに開放されており、発射経路Yを通過した遊技球が、遊技領域11に進入するための入口部11Vを構成する。つまり、この入口部11Vは、請求項2の発明に示す「入口部」の具体例を構成する。
この領域形成部10B(つまり、遊技盤10において遊技領域11内に位置する部位)には、メイン役物装置20(所謂、センター役物)と、普通図柄作動ゲート(普通図柄作動口)16と、第1の始動入賞装置17aと、第2の始動入賞装置17bと、下部ユニット80と、多数の障害釘18と、風車19等が配設されている。
メイン役物装置20は、取付部材(化粧板)21と、演出表示装置27とを備える。このうち、取付部材21は、領域形成部10Bの前面部に装着される板状体によって構成され、図4に示すように、遊技領域11の中央及び上方右側部分を占めている。この取付部材(化粧板)21には、窓部形成孔21dが設けられ、この窓部形成孔21dによって、遊技領域11の中央に位置する演出表示装置27の表示内容を遊技者側から視認可能とする為の表示窓21eを構成している。尚、この表示窓21eは正面視で略矩形状とされている。
また、図4に示すように、取付部材21の下縁部には、ステージ部21pが前方に突出する状態に装着され、取付部材21の周縁部のうちのその他の部位には、装飾部材21Aが前方に突出する状態に装着されている。この装飾部材21Aは、取付部材21の上縁部から突出する庇部21Hと、取付部材21の左側縁部から突出する左側装飾部21Lと、取付部材21の右側縁部から突出する右装飾部21Rとを備えている。また、左側装飾部21Lの下端側には、ワープ部材21Tが一体化されている。
このワープ部材21Tは、略筒形状とされつつ軸心を右下り傾斜とする部材であり、内部に遊技球の通路(所謂「ワープ通路」)21wを形成している。つまり、左側装飾部21Lの左側面部(ワープ部材21T)の上端部において、このワープ通路21wの進入口(ワープ部材21Tの一方の開口部)が、左斜め上方に向かって開口し、ワープ通路21wの出口(ワープ部材21Tの他方の開口部)が、ステージ部21p上(メイン役物装置20の内部)に向かって開口している。すなわち、ワープ通路21wは、遊技領域11を流下する遊技球を上端の進入口で受け入れた後、ステージ部21p上(メイン役物装置20の内部)に進入させる。
また、ステージ部21pは、その上面部によって遊技球の転動面を構成する。この転動面は、左右の端部から中央部に向かって下る傾斜面として構成されているが、転動面の中央部では上方に向かって僅かに隆起する隆起部とされている。
本遊技機1においては、遊技領域11を流下し、通路21wを通じて転動面の左端部に到達した遊技球は、転動面上を右方向に転動し、更に、左方向に転動する。そして、遊技球の勢いが衰えたところで、この遊技球はメイン役物装置20外に排出されるが、転動面の中央部から排出される遊技球の多くは、一定の確率で、後述する「第1の始動入賞装置17a」に入賞する。尚、本実施例では、ステージ部21p上を転動しなければ、第1の始動入賞装置17aに入賞することができないが(図4を参照)、メイン役物装置20に進入せずに(ステージ部21p上を転動しなくても)第1の始動入賞装置17aに入賞可能な構成を採用することもできる。
演出表示装置27は、液晶表示装置によって構成されるものであり、後述する右下表示装置60と同様に、可変表示手段の具体例を構成する。但し、この演出表示装置27においては、右下表示装置60における特別図柄の変動表示及び停止表示に連動する演出表示(変動表示及び停止表示)を実行する演出表示装置として機能する。尚、本実施例では、右下表示装置60が、本図柄(特別図柄の一具体例を示す。)を用いて変動遊技を行う「本図柄変動表示手段」を構成し、演出表示装置27が、疑似図柄(特別図柄の他の具体例を示す。)を用いて変動遊技を行う「演出図柄変動表示手段」を構成する。
演出表示装置27の表示画面27aは、その全体、若しくは、一部を用いて種々の図柄を表示可能である。この表示画面27aには、図5(c)に示すように、3つの疑似図柄表示部27b〜27dと、その他の部分で構成される背景画面表示部27hとが出現することがある。この場合、この疑似図柄表示部27b〜27dは、表示画面27aにおいて横方向に3つ並んで配置される。このように出現する各疑似図柄表示部27b〜27dでは、「疑似図柄」を用いた演出表示(変動表示)と、停止表示等がなされる。また、表示画面27aに疑似図柄表示部27b〜27dが表示されるときには、この表示画面27aのその他の部位によって背景画面表示部27hが表示される。そして、この背景画面表示部27hには、背景を示す図柄(以下、背景図柄という。)を表示したり、この背景図柄とともにキャラクタを示す図柄(以下、キャラクタ図柄という。)を表示することができる。これら「疑似図柄」や「背景図柄」や「キャラクタ図柄」は、演出表示装置27の表示画面27aに表示される「演出図柄」の一具体例を示すものであり、これら「疑似図柄」や「背景図柄」や「キャラクタ図柄」により「図柄変動表示(図柄変動)」が実現される。
下部ユニット80は、図7(a)及び(b)に示すように、遊技盤本体10Aの下部に設けられた取付孔10Eを用いて、遊技盤本体10に取り付けられている。この下部ユニット80は、図8及び図9等を用いて示すように、収納部材81(81a及び81b)と、ベース部材82と、装飾板85と、球通路部材86A、86Bと、左下表示装置50(図4を参照)と、右下表示装置60(図4を参照)と、大入賞口ユニット31(図10を参照)と、第1の始動入賞装置17aと、前方開閉扉ユニット90と、後方開閉扉ユニット95と、を備える。
収納部材81は、図8〜図10に示すように、遊技盤本体10Aの背後に配設されるとともに、前方開閉扉ユニット90、後方開閉扉ユニット95等の開閉扉を構成する装置や、球通路部材86A、86B等を収納している。また、この収納部材81は、図11に示すように、前方に開口する略箱形状に構成された外郭部材81aと、外郭部材81aの内側に挿入配置された駆動ユニットベース部81bと、を備える。なお、駆動ユニットベース部81bは、「前方に開口する略箱形状から、その底部を除いた形状」を備えている。
図11に示すように、外郭部材81aの上壁部と、駆動ユニットベース部81bの上壁部との間には、空間部81xが設けられている。但し、外郭部材81aの上壁部のうちで、中央部寄りの部分が、その左右に比べて上方に突出する突出部81cとされているため、突出部81cの下方において空間部81x(駆動ユニットベース部81bの上壁部との間に形成される空間部81x)の上下幅が大きくされている。そして、駆動ユニットベース部81bの上壁部において、突出部81cの直下に位置する部位が、大入賞口ユニット31(図10を参照)を設置するための設置部位81dとされている。つまり、本下部ユニット80においては、突出部81cと、設置部位81dとの間に形成される空間を用いて、大入賞口ユニット31(図10等を参照)が設置される。
図11に示すように、外郭部材81aの上壁部と、駆動ユニットベース部81bの上壁部との間に形成される空間部81xのうちで、設置部位81dの左側方に位置する部位に、左側の球通路部材86Aが設置され、設置部位81dの右側方に位置する部位に、右側の球通路部材86Bが設置されている。
図12(a)に示すように、外郭部材81aの内部奥側の略中央には、後述する球通路部材86A、86Bから排出される遊技球を転動させるための転動面81eが前方(図12(a)の紙面手前側)に向かって下り傾斜状に設けられている。また、図11に示すように、駆動ユニットベース部81bの後壁部の略中央には開口部81fが設けられるとともに、この後壁部において開口部81fの下縁部を形作る部位からは、傾斜板81gが前方(図11の紙面手前側)に突出している。更に、外郭部材81aの下壁部の前縁部側の略中央には、略矩形状の切り欠部81hが設けられている。
そして、図13及び図14に示すように、転動面81eと傾斜板81gの上面部とは、前後に連続する下り傾斜面を構成するとともに、傾斜板81gの上面部の前端部が、切り欠部81hと上下に位置合わせされるため、転動面81eに到達する遊技球は、傾斜板81gの上面部を転動した後、切り欠部81hに向かって落下する。なお、駆動ユニットベース部81bの前面であって、開口部81fの正面前方に位置する部位には、透明な素材で構成されるセンターカバー85Vが配設されている。
図11に示すように、外郭部材81aの上壁部の左端側には、後述する第2の始動入賞装置17bに入球した遊技球を進入させるための進入口81jが設けられている。この進入口81jは、所定の樋部材(遊技球を通過させる部材であり、遊技盤10の後方に配設されているが、図示を省略する。)を用いて、第2の始動入賞装置17bの下流側部分(遊技球の通過方向に沿った下流側部分)に接続されている。このため、第2の始動入賞装置17bに入球する遊技球は、当該樋部材を介して進入口81jに進入した後、左側の球通路部材86Aの内部を通過する。この後、左側の球通路部材86Aからその右側方に排出され、転動面81eと、傾斜板81gの上面部とを転動した後、切り欠部81hに向かって落下する。
図15に示すように、駆動ユニットベース部81bに設けられた設置部位81d(大入賞口ユニット31(図10を参照)を設置するための設置部位81d)において、その左端側と右端側には、大入賞口31a(後述する。)に遊技球が入球したことを検出するための大入賞口入賞検出スイッチ31s、31t(図44を参照)が配置されている。つまり、大入賞口31a(後述する。)に入球した遊技球は、何れかの大入賞口入賞検出スイッチ31s、31tに向かって到達して検出される。
両大入賞口入賞検出スイッチ31s、31tは、略円形の通過孔311s、311tを備えており、何れかの大入賞口入賞検出スイッチ31s、31tの通過孔311s、311tを遊技球が通過することで、遊技球が大入賞口31(後述する。)に入球したことが検出される。そして、両通過孔311s、311tは、その軸心(中心軸)を鉛直方向に向けつつ、切り欠部81hの鉛直上方に配置されるため(図13及び図14を参照)、何れの通過孔311s、311tを通過した遊技球も、切り欠部81hに向かって落下する。
図12及び図15に示すように、外郭部材81aにおいて、突出部81cの前端に位置する部位には、第1の始動入賞装置17a(後述する。)に入球した遊技球を通過させる通路81kが設けられている。この通路81kは、左端で遊技球を受け入れるとともに、右方向に下り傾斜に構成されている。そして、通路81kの下端部は、下方に向かって開放されているとともに、この下端部には始動口入賞検出スイッチ17s(図44参照)が配設されている。この始動口入賞検出スイッチ17sは、略円形の通過孔171sを備えており、この通過孔171sを遊技球が通過することで、第1の始動入賞装置17aに遊技球が入球したことが検出される。そして、通過孔171sは、その軸心(中心軸)を鉛直方向に向けつつ、転動面81eの右端側の鉛直上方に配置されている(図14を参照)。
このように、本遊技機1では、(A)球通路部材86A、86Bから排出される遊技球(後述する遊技球受入口A1〜A5,A7〜A11のうちの何れかに入球した遊技球、若しくは、第2の始動入賞装置17bに入球した遊技球)と、(B)第1の始動入賞装置17aに入球した遊技球と、(C)大入賞口31aに入球した遊技球が、全て「開口部81fの前方の空間部81W(図13参照)に到達した後、切り欠部81hに向かって落下する。つまり、本遊技機1においては、遊技盤面(遊技領域11)を流下して、機外に排出されようとする全ての遊技球が、空間部81Wの前方に到達した後、切り欠部81hに向かって落下する。なお、空間部81W(開口部81fの前方の空間部81W)によって、「球通過領域」の具体例を構成する。
ベース部材82は、図8及び図9に示すように、収納部材81の前面部側に配置されるもので、後方側の部分を取付孔10Eに挿入し、前方側の部分を遊技盤本体10Aの前面部の前方に突出させた状態で配置される。このベース部材82は、図16に示すように、取付孔10Eを封止する状態に配置されるベース体82aと、ベース本体82aの前面部から前方に突出する受取案内部82bと、基板部82aの後面部から後方に突出する排出案内部82cと、を備える。
ベース本体82aは、図16に示すように、円弧状に構成される基体部82dと、基体部82dの左端部側から「基体部82dの曲率中心」の方向に設けられる左装着部82eと、基体部82dの右端部側から「基体部82dの曲率中心」の方向に設けられる右装着部82fと、基体部82dの両端に掛け渡される領域形成板82gとを備える。また、基体部82dは、内側レール13と略同一の曲率半径を有しており、その前面部を遊技盤本体10Aの前面部(遊技盤10の盤面、つまり、遊技領域11)と略面一な状態としつつ(図28、図29を参照)、略円弧状の下縁部を、内側レール13の下端側の部位(最下部を含む略円弧状となる部位)の内側に沿わせた状態で配置される。
左装着部82eには、左下表示装置50と装飾部材(図示を省略)が装着され、右装着部82fには、右下表示装置60装飾部材(図示を省略)が装着される。なお、左下表示装置50及び右下表示装置60の詳細については後述する。
領域形成板82gは、図17に示すように、左右に長尺な略板状体で構成されている。そして、「遊技領域11を流下した遊技球を流入させる遊技球流入領域」を遊技領域11の最下部の左右両端に亘って形成する部材である。換言すると、本遊技機1では、遊技盤10の盤面を流下する遊技球が到達する最下部(つまり、遊技領域11の最下部)が、内側レール13の最下部ではなく、内側レール13よりも上方において水平に配置される帯状の部分(領域形成板82gによって構成される部分)とされる。すなわち、内側レール13の最下部を含む略円弧状となる部位に対して、弦を構成する状態で、遊技領域11の最下部を構成している。
領域形成板82gには、横方向に向かって計11個の貫通孔が設けられ、各貫通孔が遊技球受入口A1〜A11を構成している。また、領域形成板82gの中央部からは、上方に向かって取付部82hが延出されており、この取付部82hには、後述する第1の始動入賞装置17aが取り付けられている(図28、図29を参照)。そして、遊技球受入口A1〜A11は、領域形成板82gの前後を貫通する状態に設けられており、何れも、遊技球を受入(通過)可能な大きさとなっている。また、領域形成板82gの中央部は、領域形成板82gの他の部位に比べて高くされ(取付部82hを除いても高くされ)、中央に位置する遊技球受入口A6の高さは、他の遊技球受入口A1〜A5、A7〜A11に比べて高くされている。なお、領域形成板82gに設けられる遊技球受入口A1〜A11は、遊技球流入領域に並設される「複数の遊技球受入口」の具体例を示している。
中央に位置する遊技球受入口A6の開口形状(正面視)は略山型とされている。つまり、この遊技球受入口A6は、略水平に構成される頂部と、その両端から略ハの字状に垂れ下る部分と、略水平な底部とを備えている。そして、この遊技球受入口A6は、大当り遊技中に開放状態(遊技球受入可能状態)に変化する大入賞口31aを構成している。また、大入賞口31a以外の遊技球受入口A1〜A11の開口形状は、略円形若しくは略長円型とされている。つまり、大入賞口31aの左隣に位置する遊技球受入口A5及び右隣に位置する遊技球受入口A7は、横長の長円型の開口形状を備えている。これらの遊技球受入口A5、A7は、遊技領域11内の何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を、遊技領域11外に排出するためのアウト口32a、32bを構成する。
大入賞口31aの左隣に位置するアウト口32aの左隣に配置される遊技球受入口A4と、大入賞口31aの右隣に位置するアウト口32bの右隣に配置される遊技球受入口A8は、何れも略円形の開口形状を備え、一般入賞口41、43を構成する。この「一般入賞口」は、「大当り遊技中に開放状態となる大入賞口31a」及び「大当り遊技を実行するか否かの判定の実行契機に関与する始動入賞口」以外の入賞口、つまり、遊技機1の遊技状態に関わらず、単に、賞球払出の実行契機に関与する入賞口である。なお、本遊技機1において、始動入賞口は、第1の始動入賞装置17aによって構成される入賞口と、第2の始動入賞装置17bによって構成される入賞口となっている。
一般入賞口41の左隣に位置する遊技球受入口A3と、一般入賞口43の右隣に位置する遊技球受入口A9は、何れの略円形の開口形状を備え、アウト口33a、33bを構成する。また、アウト口33aの左隣に位置する遊技球受入口A2と、アウト口33bの右隣に位置する遊技球受入口A10は、何れも略円形の開口形状を備え、一般入賞口40、44を構成する。更に、一般入賞口40の左隣に位置する遊技球受入口A1と、一般入賞口43の右隣に位置する遊技球受入口A11は、横長の長円型の開口形状を備え、アウト口34a、34bを構成する。
次に、図16及び図18に示すように、受取案内部82bは、領域形成板82gの前面部から前方に突出する状態に配置され、排出案内部82cは、領域形成板82gの後面部から後方に突出する状態に配置されている。そして、受取案内部82bに流下した遊技球は、何れかの遊技球受入口A1〜A11(図17を参照)を通じて排出案内部82cに案内(誘導)されることで、遊技領域11外に配置される。
受取案内部82bは、遊技領域11を流下した遊技球を進入させるための入口(遊技球を進入させる開口部)を上方に開口させたポケット部82k、82mを、遊技球受入口A1〜A11(図17を参照)と同数だけ並設した構成を備える。また、排出案内部82cは、受取案内部82bに流下した遊技球を、後述する球通路部材86A、86Bに受け渡すための部材である(図18を参照)。そして、排出案内部82cは、大入賞口31aの後方を除く位置に、上方に開口する樋形状部82pを並設した構成を備える。また、ポケット部82k、82m及び樋形状部82pの底部は、何れも、後方に向かって下り傾斜を有している。以下、ポケット部82k、82m及び樋形状部82pについて更に詳細に説明する。
図18及び図19に示すように、大入賞口31aの前方には、略コの字状の断面を備えるポケット部82kが設けられている。このポケット部82kは、大入賞口31aを通過して、領域形成板82gの後方に至る状態に設けられている。つまり、ポケット部82kの前後方向中間部では、底部と、下端側の両側縁を大入賞口31aと共用する構成とされている。そして、遊技球がポケット部82kにおいて、大入賞口31aの前方に位置する部位に落下すると、遊技球はポケット部82kの底部の下り傾斜を利用し、大入賞口31aの方向に転動した後、大入賞口31aを通過して、ポケット部82kの後方に向かって転動する。
下部ユニット80において、ポケット部82kの背後の位置には、図30に示すように、遊技球が進入する空間部が設けられており、この空間部によって大入賞口31aが構成されている。そして、図30及び図31に示すように、大入賞口31aに進入した遊技球は、左右何れかの大入賞口入賞検出スイッチ31s、31t(図44を参照)によって検出された後、切り欠部81hに向かって落下し、下部ユニット80外に排出される(図13を参照)。
図17に示すように、「大入賞口31aを構成する遊技球受入口A6」以外の遊技球受入口(A1〜A5、A7〜A11であって、図17を参照)の前方(正面側)には、略Uの字状の断面を備えるポケット部82m(図18を参照)が各々設けられている。これらのポケット部82mの底部の後端縁は、対応する遊技球受入口(A1〜A5、A7〜A11のうちの何れか)の下端縁と同一高さに揃えられる。また、これらのポケット部82mの内部空間は、対応する遊技球受入口(A1〜A5、A7〜A11のうちの何れか)と連通している。このため、遊技球が、これらのポケット部82mのうちの何れかに落下すると、その底部の下り傾斜を利用し、対応する遊技球受入口(A1〜A5、A7〜A11のうちの何れか)の方向に転動した後、当該遊技球受入口(A1〜A5、A7〜A11のうちの何れか)を通過して、領域形成板82gの後方に到達する(図18を参照)。
これらのポケット部82mの底部のうちで、前端縁側に位置する部位からは、ポケット部82mに落下した遊技球を、後方に誘導し易くなるための突起82nが立ち上げられている(図18、図19を参照)。この突起82nは、「側面視で略直角三角形状のリブ」によって構成されるとともに、斜辺(上端面)を後方に向かう下り傾斜に配置しつつ、斜辺(上端面)の後端をポケット部82mの底部に一体化させている。また、ポケット部82mの高さは遊技球の直径(約11mm)を超えるものとされており、左右に隣合うポケット部82mが、互いの側壁を隣接配置しつつ区画されているため、何れのポケット部82mに落下した遊技球が、他のポケット部82mに移動することはない。
図18に示すように、大入賞口31aの左右に位置するアウト口32a、32b(遊技球受入口A5、A7であって、図17を参照)の前方に位置するポケット部82kの横幅と、受取案内部82bの左右両端に位置するアウト口34a、34b(遊技球受入口A1、A11であって、図17を参照)の前方に位置するポケット部82mの横幅(遊技球の直径の約2倍の幅)は、他の遊技球受入口(A2〜A7、A8〜A10であって、図17を参照)の前方に位置するポケット部82mの横幅(遊技球の直径を僅かに超える幅)よりも大きくされている。
また、図18に示すように、大入賞口31aの左右に位置するアウト口32a、32bの前方に位置するポケット部82mにおいては、大入賞口31aとの境界に、大入賞口31aの側からポケット部82mの側に下る傾斜面82rが設けられている。この傾斜面82rの高さは、遊技球の直径よりも低くされている(大入賞口31aとの境界となる傾斜面82rが低くされている。)。そして、大入賞口31aが閉鎖状態であるときに、後述のシャッター部材31e(図10、図25参照)の上面を転動した遊技球を、ポケット部82kの側方に位置するポケット部82mの方向に誘導し易くしている。
図20に示すように、「大入賞口31aを構成する遊技球受入口A6」以外の遊技球受入口(A1〜A5、A7〜A11)の後方(背面側)には、略Uの字状の断面を備える樋形状部82p(図18を参照)が各々配置されている。これらの樋形状部82pの底部の前端縁は、対応する遊技球受入口(A1〜A5、A7〜A11のうちの何れか)の下端縁と同一高さに揃えられる。また、これらの樋形状部82pの内部空間は、対応する遊技球受入口(A1〜A5、A7〜A11のうちの何れか)と連通している。
このため、遊技球受入口A1〜A5、A7〜A11のうちの何れかを通過し、その通過した遊技球受入口に対応する樋形状部82pの後方に到達した遊技球は、対応する球通路部材86A、86Bを通過する。そして、球通路部材A、86Bを通過した遊技球は転動面81eに排出され、転動面81e、傾斜板81gの上面部を転動した後、切り欠部81hに向かって落下して、下部ユニット80外(機外)に排出される(図12(a)、図13を参照)。なお、一般入賞口40、41、43、44を通過した遊技球が進入する球通路部材86A、86Bには、一般入賞検出スイッチ40s、41s、43s、44sが配置されており、それらスイッチによって、いずれかの一般入賞口40、41、43、44に遊技球が入賞したことが検出される。
図16に示すように、領域形成板82gの後面(背面)うちで、大入賞口31aの周縁に位置する部位からは、連結壁82oが後方に向かって突出している。この連結壁82oは、「山型から、その底部を排除した形状(屋根型の形状)」を備え、領域形成板82gの後方において、大入賞口31aの底部を除く略全域を包囲している。そして、図9に示すように、この連結壁82oの後端面には、後述する裏カバー部材31dの前端面が当接し、前後に略連続する屋根型のカバー(後述するシャッター部材31eを隠蔽するカバー)を構成する。
左装着部82eに装着された左下表示装置50は、図4に示すように、遊技領域11の周縁部寄りであって、メイン役物装置20の左斜め下方の部位に配設されている。この左下表示装置50は、図6(a)に示すように、遊技盤10の前面部に配設される取付板51と、取付板51の前面部に装着された装飾部材(図示を省略)とを備える。また、この取付板51には、普通図柄保留表示部52と、第1特別図柄保留表示部55、第2特別図柄保留表示部56とが設けられている。
普通図柄保留表示部52は、2個のLEDを用いて構成され、所謂「普通図柄に関する保留数」を、4個を上限として表示するものである。つまり、「普通図柄作動ゲート(普通図柄作動口)16を通過したが、未だ、未消化の遊技球の数(即ち、保留数)」を、4個上限数として表示すると共に、未消化の遊技球(保留)が消化される毎に、「未消化の遊技球の数(即ち、保留数)」を、順次、デクリメントして表示するものである。ここで、普通図柄に関する「未消化の遊技球(つまり、保留球)」とは、普通図柄作動ゲート16を通過したが、後述する普通図柄表示部63において、当該通過に伴う当否抽選の結果の表示と、これに先行する変動表示(本実施例では、LEDを用いて点滅表示)とがなされていない遊技球を指す。
第1特別図柄保留表示部55及び第2特別図柄保留表示部56も、2個のLEDを用いて構成され、所謂「特別図柄に関する保留数」を、4個を上限として表示するものである。つまり、第1特別図柄保留表示部55は、「第1の始動入賞装置17a(後述する。)に入賞したが、未だ、未消化の遊技球の数(即ち、保留数)」を、4個上限数として表示すると共に、未消化の遊技球(保留)が消化される毎に、「未消化の遊技球の数(即ち、保留数)」を、順次、デクリメントして表示するものである。また、第2特別図柄保留表示部56は、「第2の始動入賞装置17b(後述する。)に入賞したが、未だ、未消化の遊技球の数(即ち、保留数)」を、4個上限数として表示すると共に、未消化の遊技球(保留)が消化される毎に、「未消化の遊技球の数(即ち、保留数)」を、順次、デクリメントして表示するものである。ここで、特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)に関する「未消化の遊技球(つまり、保留)」とは、始動入賞装置17に入賞したが、後述する特別図柄表示部(62a若しくは62b)において、当該通過に伴う当否抽選(当否判定)の結果の表示と、これに先行する変動表示とがなされていない遊技球を指す。
普通図柄保留表示部52と、第1特別図柄保留表示部55及び第2特別図柄保留表示部56においては、同様な態様で、保留数の表示を行う。つまり、(a)2個のLEDを消灯させて「保留数」が「ゼロ」であることを、(b)1個のLEDを点灯させ、1個のLEDを消灯させて「保留数」が「1」であることを、(c)2個のLEDを点灯させて「保留数」が「2」であることを、(d)1個のLEDを点滅させ、1個LEDを点灯させて「保留数」が「3」であることを、(e)2個のLEDを点滅させて「保留数」が「4」であることを各々示す。
また、右装着部82f(図16参照)に装着された右下表示装置60は、図4に示すように、遊技領域11の周縁部寄りであって、メイン役物装置20の右斜め下方の部位に配設されている。この右下表示装置60は、図5(a)に示すように、遊技盤10の前面部に配設される取付板61と、取付板61の前面部に装着された装飾部材(図示を省略)とを備える。そして、この取付板61には、第1の特別図柄表示部62aと、第2の特別図柄表示部62bと、普通図柄表示部63と等が設けられている。
第1の特別図柄表示部62a、第2の特別図柄表示部62b及び普通図柄表示部63は、何れも、「7セグメント表示体」を用いて構成されている。このうち、第1の特別図柄表示部62aでは、第1の始動入賞装置17aに遊技球が入賞したことに起因して実行される当否判定(第1の大当り抽選)の結果を示す第1の特別図柄が、図柄変動(変動表示)を経て停止表示する。また、第2の特別図柄表示部62bでは、第2の始動入賞装置17bに遊技球が入賞したことに起因して実行される当否判定(第2の大当り抽選)の結果が変動表示を経て停止表示する。但し、第1の特別図柄表示部62a及び第2の特別図柄表示部62bのうちの少なくとも一方において、大当り抽選の結果とともに、小当り抽選の結果を示す特別図柄が、変動表示を経て停止表示してもよい。尚、第1の特別図柄表示部62a及び第2の特別図柄表示部62bの表示結果の内容については後述する。また、第1の特別図柄表示部62a及び第2の特別図柄表示部62bにおいて表示される遊技の結果(当否判定の結果)と、演出表示装置27において表示される遊技の結果(当否判定の結果)は一致するものとされる。
普通図柄表示部63は、普通図柄作動ゲート(普通図柄作動口)16を遊技球が通過することに起因して図柄変動開始条件が成立すると、普通図柄の変動表示を開始する。この普通図柄の変動表示は、普通図柄表示部63において「0」〜「9」までの算用数字をこの順で表示した後、再び、「0」〜「9」までの算用数字をこの順で表示することを繰り返す「循環表示」によって構成される。そして、これらの変動表示の実行時間が経過すると、普通図柄の停止図柄が一定時間実行される。このとき、停止図柄が「奇数数字」である場合、当り図柄であり、停止図柄が「偶数数字」である場合、外れ図柄である。この普通電動役物17dを開放状態とすべきか否かの抽選を行う抽選手段は、後述する主制御部200Aによって構成される。
装飾板85は、図8に示すように、横方向に長尺な板状体を用いて構成され、受取案内部82b(図16参照)の前方(正面側)に配置されている。この装飾板85は、着色された半透明な板の前面及び後面にエンボス加工を施した構成を備えるとともに、前面に模様が付されている。この装飾板85は、図23及び図24に示すように、全ての遊技球受入口A1〜A11の手前側(正面側)において、後面を受取案内部82bの前端部に当接する状態で配置されている。なお、装飾板85は、受取案内部82bの両端に設けられた取付孔82T(図9参照)にビスを螺合することで、受取案内部82bの前端面に固定されている。
この装飾板85は、図8及び図19に示すように、大入賞口31aを構成する遊技球受入口A6の上部を除く部位(遊技球受入口A6の下端から上端に向かって1/3〜2/3の部分)を覆うとともに、他の「遊技球受入口(A1〜A5、A7〜A11)」(図17参照)の全体を覆っている。このため、装飾板85が、大入賞口31aの左右両側のアウトロ32a、32bの全部を覆い且つ大入賞口31aの上部を除く部位を覆う状態となっている。そして、装飾板85は、透視度を低下させる処理が施された半透明板な板であるため、遊技者がその後方の状態を識別することが困難である。このため、装飾板85の前方(正面側)からは、大入賞口31aと、その左右両側のアウトロ32a、32bとの境界を識別することが困難となっている。
左側の球通路部材86Aは、図9に示すように、大入賞口31aの左側において、ベース部材82の後方に配設され、大入賞口31aの左側の遊技球受入口(A1〜A5であって、図17等を参照)の後方に「遊技球の通路」を構成する。具体的には、図21(a)に示すように、遊技球受入口A1に対応する通路B1と、遊技球受入口A2に対応する通路B2と、遊技球受入口A3に対応する通路B3と、遊技球受入口A4に対応する通路B4と、遊技球受入口A5に対応する通路B5とを、各々後方に向かって下り傾斜状に備える。また、図21(b)に示すように、左側の球通路部材86Aの右側面には、2つの出口部86a、86bが前後に設けられ、これらの出口部86a、86bは、前述の転動面81eに向かって開放されている(図14を参照)。なお、通路B1、B3、B5は、球通路部材86Aの後方側に設けられた通路(以下、「第1通路」というが、図示を省略)を用いて、前方の出口部86aに連絡されている。また、通路B2、B4は、球通路部材86Aの後方側において、第1通路とは別に設けられた通路(以下、「第2通路」というが、図示を省略)を用いて、後方の出口部86bに連絡されている。
また、図21(a)に示すように、左側の球通路部材86Aの左端(左端の通路B1の更に左)には、球受部86cが上方に向かって開口している。この球受部86cは、前述の進入口81j(図11参照)に進入した遊技球を受け入れ可能な状態に、進入口81jに接続されている。また、球受部86cは、その底面によって下り傾斜となる通路を構成するが、この通路の終端部(後端部)は、前述の第2通路に連絡されている。
このため、遊技球受入口A1、遊技球受入口A3若しくは遊技球受入口A5で受け入れられた遊技球は、前方の出口部86aを介して転動面81eに排出され、遊技球受入口A2若しくは遊技球受入口A4で受け入れられた遊技球や、進入口81jに進入した遊技球は、後方の出口部86bを介して転動面81eに排出される。
右側の球通路部材86Bは、図9に示すように、大入賞口31aの右側において、ベース部材82の後方に配設され、大入賞口31aの右側の遊技球受入口(A7〜A11であって、図17等を参照)の後方に遊技球の通路を構成する。具体的には、図22(a)に示すように、遊技球受入口A7に対応する通路B7と、遊技球受入口A8に対応する通路B8と、遊技球受入口A9に対応する通路B9と、遊技球受入口A10に対応する通路B10と、遊技球受入口A11に対応する通路B11とを、各々後方に向かって下り傾斜状に備える。また、図22(b)に示すように、右側の球通路部材86Bの左側面には、2つの出口部86e、86fが前後に設けられ、これらの出口部86e、86fは、前述の転動面81eに向かって開放されている(図14を参照)。なお、通路B7、B9、B11は、球通路部材86Bの後方側に設けられた通路(以下、「第3通路」というが、図示を省略)を用いて、前方の出口部86eに連絡されている。また、通路B8、B10は、球通路部材86Bの後方側において、第3通路とは別に設けられた通路(以下、「第4通路」というが、図示を省略)を用いて、後方の出口部86fに連絡されている。
遊技球受入口A7、遊技球受入口A9若しくは遊技球受入口A11で受け入れられた遊技球は、前方の出口部86eを介して転動面81eに排出され、遊技球受入口A8若しくは遊技球受入口A10で受け入れられた遊技球は、後方の出口部86fを介して転動面81eに排出される。
図8に示すように、第1の始動入賞装置17aは、領域形成板82gの中央部から上方に延出された取付部82h(図17参照)に取り付けられ、遊技領域11において、ステージ部21p(転動面)の中央部の略鉛直下方の位置に配設されている(図4を参照)。この第1の始動入賞装置17aは、非可変式(固定式)の始動入賞装置であり、上方に開口部171a(つまり、第1の始動入賞口)を開口させたポケット形状を備えている(図12(b)を参照)。ここで、「第1の始動入賞装置17aを構成する開口部171a(第1の始動入賞口)」と、後述する「第2の始動入賞装置17bを構成する開口部17f(第2の始動入賞口であって、図4及び6を参照)」は、遊技球流入領域より上方の部位に設けられる「上部遊技球受入口」の具体例を構成する。そして、これらの上部遊技球受入口(開口部171a、開口部17f)は、何れも、領域形成板82g(遊技球受入口A1〜A11(第1遊技球受入口)よりも上方に配設されているとともに、遊技領域11を流下する遊技球を受け入れ可能とされている。
ステージ部21p(転動面)の中央部から落下する遊技球は、第1の始動入賞装置17aの開口部(第1の始動入賞口)を通じて、第1の始動入賞装置17aに入賞する確率が高くされている。また、図12(b)に示すように、取付部82hの後方には、「開口部171a(第1の始動入賞口)」と前述の「通路81k(外郭部材81aに設けられた通路81k)」とを接続する通路821hが、後方に向かって下り傾斜状に設けられている。そして、開口部171a(第1の始動入賞口)に入球した遊技球は、この通路821hを介して、通路81kに進入し、前述の始動口入賞検出スイッチ17s(図44参照)によって検出される。この後、始動口入賞検出スイッチ17sの通過孔171sの下方に落下して、転動面81eに到達する。
第2の始動入賞装置17bは可変式(開閉式)の始動入賞装置であり、図4に示すように、遊技領域11において、メイン役物装置20の左側であって、ワープ部材21Tの上方に位置する部位に配設されている。この第2の始動入賞装置17bは、図6(b)に示すように、左斜め上方に開口しつつ遊技領域11を流下する遊技球を受け入れ可能な開口部17f(つまり、第2の始動入賞口)と、この開口部17f(第2の始動入賞口)の開閉を行う普通電動役物17dとを備える。
普通電動役物17dは、遊技盤11の盤面に垂直な支軸171eによって下端側を支持された開閉部材17eと、開閉部材17eを作動させるための普通電動役物ソレノイド17c(図44参照)とを備えている。そして、開閉部材17eは、下方側の支軸171eを中心に回動することで、遊技球の入賞不可能となるように開口部17f(第2の始動入賞口)を閉鎖する閉鎖状態と、遊技球の入賞可能となるように開口部17f(第2の始動入賞口)を開放する開放状態とに変化することができる。つまり、普通電動役物ソレノイド17cの駆動を開始して、開閉部材17cが反時計回り(正面視)に回転すると、第2の始動入賞装置17bは閉鎖状態から開放状態に変化する。そして、普通電動役物ソレノイド17cの駆動を停止すると、開閉部材17cが正面視で時計回り(正面視)に回転するため、第2の始動入賞装置17bは閉鎖状態に戻される。
なお、第2の始動入賞装置17bの内部には遊技球の通過を検出する始動口入賞検出スイッチ17t(図44参照)が配設されている。また、第2の始動入賞装置17bとしては、所謂「チューリップ式の始動入賞装置」を用いることもできる。つまり、普通電動役物17dを、左右に配設された一対の可動翼片と、一対の可動翼片を作動させるための普通電動役物ソレノイドとを備えるものとしてもよい。この場合、両可動翼片はそれぞれの下方側の支軸を中心に、上端側を相互に離間するように、左右に開放可能とされる。そして、両可動翼片が立設状態となる閉鎖状態にあるときに、両可動翼片の上端部間の間隔が縮小される。また、普通電動役物ソレノイドを駆動して、両可動翼片を、下端側の軸心に上端側を相互に離間するように傾動させると、両可動翼片の上端部間の間隔が拡大され、開放状態とされる。また、第1の始動入賞装置17a若しくは第2の始動入賞装置17bに入賞した遊技球は、遊技球受入口A1〜A11(図17参照)で受け入れられた遊技球と同様に、収納部材81の中央後方寄りに形成される通過経路(図示を省略)を通過し、下部ユニット80外に排出される。
本遊技機1においては、第2の始動入賞装置17bが開放状態となると、遊技領域11を流下する遊技球が第2の始動入賞装置17bに入賞する確率は、遊技領域11を流下する遊技球が第1の始動入賞装置17aに入賞する確率に比べて高くなっている。そして、遊技機1の遊技モードが開放延長モード(後述する。)となり、第2の始動入賞装置17bが開放状態となる時間が長くなると、遊技球が第2の始動入賞装置17bに入賞する確率は第1の始動入賞装置17aに入賞する確率に比べて遙かに高くなる。なお、本実施例では、開放延長モードにおける第2の始動入賞装置17bの開放時間を「5秒」としており、非開放延長モード(通常開放モード)における第2の始動入賞装置17bの開放時間を「0.2秒」としている。
一方、前述のように、第2の始動入賞装置17bが閉鎖状態になると、遊技球が第2の始動入賞装置17bに入賞することが不可能であるため、遊技機1の遊技モードが開放延長モードでない場合、遊技球が第2の始動入賞装置17bに入賞する確率は第1の始動入賞装置17aに入賞する確率に比べて遙かに低くなる。すなわち、遊技機1の遊技モードが開放延長モードとなると、遊技球が第1の始動入賞装置17aに入賞するケースはレアケースとなり、遊技機1の遊技モードが開放延長モードでない場合、遊技球が第2の始動入賞装置17bに入賞するケースはレアケースである。
ここで、「開放状態の第2の始動入賞装置17bに遊技球が入賞する確率」は、「第1の始動入賞装置17aに遊技球が入賞する確率」よりも遙かに高くされている。このため、遊技機1の遊技モードが開放延長モードにあるときには、非開放延長モード(通常開放モード)にあるときに比べて、始動入賞を生ずる確率が高くなり、右下表示装置60及び演出表示装置27において、特別図柄の図柄変動を実行する頻度(つまり、図柄変動の実行頻度)が向上する。つまり、本遊技機1においては、開放延長モードとなると、図柄変動の実行頻度が通常(非開放延長モードにあるとき)に比べて向上する遊技(特定遊技)が行われる。
大入賞口ユニット31は、「開閉装置」の具体例を構成するものであり、前述の大入賞口31aの開閉を行う。そして、この大入賞口ユニット31は、大入賞口31aとともに大入賞装置を構成する。この大入賞口ユニット31は、図9に示すように、下部ユニット80に組み込まれ、第1の始動入賞装置17aの下方に配置されている。つまり、前述の設置部位81d(図11参照)に設置されて、下部ユニット80に組み込まれている。そして、図10に示すように、大入賞口ユニット31の主要な構成部品は、大入賞口31aの背後であって、左側の球通路部材86Aと、右側の球通路部材86Bとの間に挟まれた状態で配置されている。
この大入賞口ユニット31は、図23〜図25に示すように、裏カバー部材31dと、シャッター部材31eと、取付部材31fと、大入賞口ソレノイド31cを備えている。以下、大入賞口ユニット31の詳細を説明する。なお、図23及び図24では、図示の便宜のため、シャッター部材31eの一部にハチング表示を施している。
裏カバー部材31dは、図26(a)に示すように、シャッター部材31eを前後動可能に支持する前方支持部31gと、取付部材31fを固定状態で支持する後方支持部31hとを備える。このうち、前方支持部31gは、大入賞口31aよりも一回り大きな山型で、底部に開口部を設けた枠形状に構成される外壁部31jを備える。また、裏カバー部材31dの前端部(つまり、外壁部31jの前端部)は、図9に示すように連結壁82oの後端部と接続され、前後に略連続する屋根型のカバー(後述するシャッター部材31eを隠蔽するカバー)を構成する。なお、外壁部31jは、所定のブラケットB等を用いて、収納部材81の上面部に固定される(図28、図29を参照)。
シャッター部材31eは、図26(b)に示すように、略山型に構成される開閉本体部31pと、開閉本体部31pの後方において略山型設けられた伝達部31qと、伝達部31qの後端部から後方に突出するガイド片31r、31rとを備える。このうち、開閉本体部31pは、外壁部31jの内側(内部)に挿入され、前後動可能とされている(図19及び図25を参照)。また、開閉本体部31pは、大入賞口31aよりも一回り小さな山型に構成され、外壁部31jの内部を摺動して前方に動作すると、大入賞口31aの前方に突出した状態となる(図24、図29、図31を参照)。なお、開閉本体部31pは「作動片」の具体例を構成する。
図26(b)に示すように、伝達部31qの後端部中央には、大入賞口ソレノイド31cの駆動力が伝達される筒状部(四角筒形状)31uが設けられている。また、両ガイド片31r、31rは、前後に長尺な板状に構成され、肉厚方向(左右方向)に貫通するガイド孔31tを、前後に2個ずつ備えている。このガイド孔31tは、前後に長尺な長孔を用いて構成されている。
取付部材31fは、図25に示すように、裏カバー部材31gの後方支持部31h上に支持されるとともに、大入賞口ソレノイド31cを固定状態に支持しつつ、シャッター部材31eのガイド片31r、31rを前後動可能に支持する部材である。この取付部材31fは、図27(a)に示すように、平面形状が略矩形の底板部87aを備え、この底板部87aの略中央に大入賞口ソレノイド31cを搭載した状態で、後方支持部31h上に支持されている。
底板部87aの上面部であって、大入賞口ソレノイド31cの左右両脇に位置する部位は、各々底板部87aの上方にガイドピン87bを回転可能な状態に支持するための支持部87cが、前後に2個ずつ設けられている。この支持部87cは、底板部87aの上方で所定の間隔をおいて左右に対向する各一対の軸受部材87d、87dで構成され、軸心を左右に向けたガイドピン87bを回転可能な状態に支持している。そして、このガイドピン87bに装着されて、各一対の軸受部材87d、87d間に配設されたブッシュ87eが、ガイドピン87bの軸心周りに回転可能とされている。
図23に示すように、大入賞口ソレノイド31cの左側の軸受部材87d、87dの間には、左側のガイド片31rが挿入され、大入賞口ソレノイド31cの右側の軸受部材87d、87d間には、右側のガイド片31rが挿入されている。その際、図28に示すように、各ガイド片31rにおいて前方側に設けられたガイド孔31tには、前方側に配置されたブッシュ87eが摺動可能な状態で挿入され、各ガイド片31rにおいて後方側に設けられたガイド孔31tには、後方側に配置されたブッシュ87eが摺動可能な状態で挿入されている。
図28に示すように、ガイド孔31tは、前後に長尺な長孔を用いて構成されているため、シャッター部材31eは、ブッシュ87e及びガイドピン87bを介して取付部材31fに支持されつつ、前後動可能な状態とされている。そして、シャッター部材31eを後方に移動して、ガイド孔31tの前端にブッシュ87eを当接させたときに、開閉本体部31pの前端が、大入賞口31aよりも前方へ突出しない位置となり、大入賞口31aを開放状態とする(図23を参照)。つまり、開閉本体部31p(作動片)は、遊技領域11よりも奥側(遊技者から見た奥側)に没入した状態となる。
大入賞口31aが開放状態にあるとき、シャッター部材31eを前方に移動すると、図29に示すように、開閉本体部31pが大入賞口31aよりも前方へ突出し、開閉本体部31pの前端側が「大入賞口31aの前方に位置するポケット部82k」の上方に移動する。そして、ガイド孔31tの後端にブッシュ87eを当接させたときに、開閉本体部31pの前端が、ポケット部82kの上方を覆い隠すとともに、装飾板85に近接する(遊技球の直径の1/10以下の距離に接近する。)。これにより、大入賞口31aは、遊技球を入賞させることが不可能な閉鎖状態となる(図24を参照)。つまり、開閉本体部31p(作動片)は、遊技領域11よりも手前側(遊技者から見た手前側)に突出した状態となる。
大入賞口31aが閉鎖状態となると、図31に示すように、開閉本体部31pがポケット部82kの上方を覆い隠す。そして、開閉本体部31pは略山型に構成されており、大入賞口31aの左右両側のアウト口32a、32bの前方に位置するポケット部82mにおいては、大入賞口31aとの境界に、大入賞口31aの側からポケット部82mの側に下る傾斜面82rが設けられている。そして、この傾斜面82rと、開閉本体部31pの左右に下り傾斜となる上面(天面)とが、遊技球を転動させる下り傾斜を形成するため、大入賞口31aが閉鎖状態にあるときに、開閉本体部31p上に落下する遊技球はポケット部82mの方向に誘導され易くなっている(図31、図33を参照)。
一方、図30に示すように、開閉本体部31pがポケット部82kの上方から退避して、大入賞口31aが開放状態となると、第1の始動入賞装置17aの左側部近傍若しくは右側部近傍を通過する遊技球は、ポケット部82kに落下し易くなっている(図32を参照)。
図27(a)に示すように、取付部材31fの底板部87aの上面部であって、大入賞口ソレノイド31cの配設箇所の前方に部位には、大入賞口ソレノイド31cの駆動力をシャッター部材31eに伝達するためのクランク部材87mを傾動可能に支持するための支持部87nが設けられている。また、クランク部材87mの上端部は、伝達部31qの筒状部31u(図26(b)参照)に挿入されている。
大入賞口ソレノイド31cは、図27(b)に示すように、取付部材31fの底板部87aの上面部に固定される本体部31vと、本体部31vの内部で軸受(図示を省略)によって前後にスライド可能に支持されて本体部31vの前方への突出量を変化可能なプランジャ30wと、プランジャ30wの前端側に一体化され、プランジャ30wとともに前後するプランジャヘッド30xと、プランジャ30wの外周位置に配置されたソレノイドコイル(図示を省略)と、復帰手段(復帰バネであって、図示を省略)とを備えている。
プランジャ30wの前端側には、図27(a)及び(b)に示すように、略コの字状の係止部30yが設けられており、この係止部30yが、クランク部材87mの中間部を挟み込んだ状態で、クランク部材87mに係止されている。
この大入賞口ユニット31では、ソレノイドコイルへの通電を行うと、ソレノイドコイルからプランジャ30wへ、電流に比例した大きさの牽引力を生ずるため、図28に示すように、プランジャ30w及びプランジャヘッド30xが復帰手段(復帰バネ)の付勢力に対抗しつつ、後方に移動する。そして、クランク部材87mの中間部がプランジャヘッド30xによって後方に引っ張られるため、クランク部材87mは後方に傾いた状態となり、クランク部材87mの上端部が筒状部31uを後方に押圧する。これにより、シャッター部材31eは後方に移動して、大入賞口31aは開放状態となる。
一方、ソレノイドコイルへの通電を停止すると、図29に示すように、プランジャ30w及びプランジャヘッド30xが復帰手段(復帰バネ)の付勢力によって、前方に移動する。このため、クランク部材87mの中間部がプランジャヘッド30xによって前方に押されるため、クランク部材87mは前方に傾いた状態となり、クランク部材87mの上端部が筒状部31uを前方に押圧する。これにより、シャッター部材31eは前方に移動して、大入賞口31aは閉鎖状態となる。
図4に示すように、遊技盤10の前面部であって、遊技領域11を構成する部位には、多数の障害釘18が各盤部品との位置バランスを考慮しつつ植設されている。そして、本遊技機1では、障害釘18の幾つかを用いて、大入賞口31aの周囲に、第1誘導路11S、11Tと、第2誘導路11L、11Rとが、互いに近接した状態で設けられている。つまり、図32及び図33に示すように、第1の始動入賞装置17aの左右近傍には、遊技領域11を流下する遊技球を大入賞口31aに誘導する第1誘導路11S、11Tが設けられ、これらの左側方及び右側方には、遊技領域11上を流下する遊技球をアウト口32a、32bに誘導する第2誘導路11L、11Rが設けられている。
図4に示すように、下部ユニット80において、装飾板85(領域形成板82g)の下方の部位が、装飾領域90Sとされている。つまり、内側レール13の下端側の部位(内側レール13の最下部を中央部とする略円弧状の部位)と、装飾板85(領域形成板82g)を弦とする部分とで囲まれる部位(装飾板85の下方であって遊技領域11の最下端に亘る部位)を装飾領域90Sとしている。そして、図8に示すように、この装飾領域90Sに、前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット95が配設されている。
前方開閉扉ユニット90は、大入賞口31aの下方に前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を開閉可能な状態に配置するためのユニット(装置)であり、第1開閉扉装置の具体例を構成する。また、後方開閉扉ユニット95は、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)の奥側に、後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を開閉可能な状態に配置するためのユニット(装置)であり、第2開閉扉装置の具体例を構成する。そして、図34に示すように、後方開閉扉ユニット95は、前方開閉扉ユニット90の後方に配設されている。次に、前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット95等について説明する。
図34に示すように、前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット95は、4個の支持部材(左から右に、支持部材90a、支持部材90c、支持部材90d、支持部材90bの順)を左右方向に間隔を設けつつ備えている。これらの支持部材90a〜90dは、図35に示すように、駆動ユニットベース部81bの後壁部の前面における上端側に装着されている(但し、図35では支持部材90bのみを図示)。そして、図34に示すように、左端の支持部材90aの前端部と、右端の支持部材90bの前端部との間には、第1ロッド90eが支持されている。この第1ロッド90eは円柱状とされつつ、軸心を左右に向けた状態で、駆動ユニットベース部81b内の上方側に配設されている。
図34に示すように、左端の支持部材90aの前後方向中間と、支持部材90aの右隣の支持部材90cの前端部との間には、第2ロッド90fが支持され、右端の支持部材90bの前後方向中間と、支持部材90bの左隣の支持部材90dの前端部との間には、第3ロッド90gが支持されている。これらのロッド90f、90g(第2ロッド90f、第3ロッド90g)も、第1ロッド90eと同様に、円柱状とされつつ、軸心を左右に向けた状態で駆動ユニットベース部81b内の上方側に配設されている。但し、第2ロッド90f及び第3ロッド90gは、第1ロッド90eよりも後方であって、第1ロッド90eよりも下方に配置されている。
図34に示すように、支持部材90cと、支持部材90dとの間に位置する部位は、空き空間90hとされている。そして、この空き空間90hの後方には、「図13を用いて前述した開口部81f」が配設されるとともに、空き空間90hの左右方向中間部と、大入賞口31aの左右方向中間部とは、上下に位置合わせされている(図38の中心線Xを参照)。
図36に示すように、前方開閉扉ユニット90は、左側扉91Lと、右側扉91Rと、前述の第1ロッド90eと、第1前方アーム板金92aと、第2前方アーム板金92bと、第1モータ92cと、第2モータ92dとを備える。また、図34に示すように、左側扉91Lの後面左端側と、右側扉91Rの後面右端側には、係止部材92e、92fが装着されている。この係止部材92e、92fの後端部には、軸心を左右に向けつつ第1ロッド90eを摺動状態で挿通する挿通部(図示を省略)が設けられている。そして、左側扉91L及び右側扉91Rの上端側が、係止部材92e、92fを介して第1ロッド90eに支持されることで、左側扉91L及び右側扉91Rは、第1ロッド90eの軸心方向に移動可能とされている。なお、左側扉91L及び右側扉91Rは、正面視が略矩形の板状体によって構成されている。また、「左側扉91L及び右側扉91Rで構成される前方開閉扉」によって、「第1開閉扉」の具体例を構成する。
図36に示すように、第1前方アーム板金92aは、断面(紙面に垂直な断面)が略Lの字状で左右に長尺な本体部92jと、本体部92jの右端部から上方に延出された連結部92kとを備えている。そして、連結部92kの前面部を、左側扉91Lの後面下端側に連結しつつ、本体部92jを略水平に配置している。また、第2前方アーム板金92bも、断面(紙面に垂直な断面)が略Lの字状で左右に長尺な本体部92jと、本体部92jの左端部から上方に延出された連結部92kとを備えている。そして、連結部92kの前面部を、右側扉91Rの後面下端側に連結しつつ、本体部92jを略水平に配置している。
図41(a)に示すように、第1前方アーム板金92a及び第2前方アーム板金92bは、その下面(本体部92jの下面)を水平に配置される支持レール92m、92nによって支持され、左右に摺動可能とされている。つまり、縦断面形状(紙面に垂直な縦断面)が略コの字状で、左右に長尺な支持レール92mが、外郭部材81aの底壁部左端側の上面に設置され、第1前方アーム板金92aを左右に摺動可能な状態に支持している。また、縦断面形状(紙面に垂直な縦断面)が略コの字状で、左右に長尺な支持レール92nが、外郭部材81aの底壁部右端側の上面に設置され、第2前方アーム板金92bを左右に摺動可能な状態に支持している。なお、支持レール92m、92nの底面に複数個のローラを配置して、第1前方アーム板金92a及び第2前方アーム板金92bの摺動の円滑化を図ってもよい。
図36に破線で示すように、駆動ユニットベース部81bの前方側には、カバー部材81L、81R(図10を参照)が設置されている。そして、一方のカバー部材(以下、「左カバー部材」という。)81Lは、駆動ユニットベース部81bの前面側における左端側に装着され、他方のカバー部材(以下、「右カバー部材」という。)81Rは、駆動ユニットベース部81bの前面側における右端側に装着されている。また、左側扉91Lと、右側扉91Rは、左カバー部材81Lの装着箇所と、右カバー部材81Rの装着箇所に設けられる空間部の前方に配設されている。
図36に示すように、第1モータ92cは、左カバー部材81Lの後方において、その駆動軸921cを前方に向けた状態で設置され、第2モータ92dは右カバー部材81Rの後方において、その駆動軸921dを前方に向けた状態で設置されている。また、第1前方アーム板金92aを構成する本体部92jの底板部921jの左端側上面には、ラック部材(ラックが設けられた部材の意味で使用する。)92qが装着されている。同様に、第2前方アーム板金92bを構成する本体部92jの底板部921jの右端側上面にも、ラック部材92rが装着されている。これらのラック部材92q、92rは、歯先を上方に向けつつ、歯を横方向に並べている。そして、第1モータ92cの駆動軸921cに装着されたギア92sと、第1前方アーム板金92aのラック部材92qとは、中間ギア92vを介して噛合し、第2モータ92dの駆動軸921dに装着されたギア92tと、第2前方アーム板金92bのラック部材92rとも、中間ギア92wを介して噛合している。
ところで、前方開閉扉ユニット90を作動させないときには、図36に示すように、左側扉91Lの右端部と、右側扉91Rの左端部とが当接する状態とされる。つまり、図38の破線で示すように、前方開閉扉ユニット90を用いた演出を行わないときには、左側扉91Lの右端部と、右側扉91Rの左端部とが、大入賞口31aの中心から下方に延びる中心線X上で当接した近接した状態(つまり、閉状態)となる。そして、前方開閉扉ユニット90を開状態とする場合には、第1モータ92cの駆動軸921cを第1の所定方向に第1所定量だけ駆動するとともに、第2モータ92dの駆動軸921dを第2の所定方向に第1所定量と同一量だけ、駆動する。
これにより、図37に示すように、左側扉91Lが左方向にスライドするとともに、右側扉91Rが右方向にスライドして、左側扉91Lの右端部と、右側扉91Rの左端部とが中心線Xから離間した状態となる。このとき、図38に示すように、左側扉91Lの右端部と、右側扉91Rの左端部と距離Y1が、大入賞口31aの左右開口幅Y2よりも大きくなる。また、前方開閉扉ユニット90が開状態にあるときに、第1モータ92cの駆動軸921cを第1の所定方向と反対方向に第1所定量と同一量だけ駆動するとともに、第2モータ92dの駆動軸921dを第2の所定方向と反対方向に第1所定量と同一量だけ、駆動すると、前方開閉扉ユニット90が閉状態に戻される。なお、以下の説明において、「左側扉91Lが前方開閉扉ユニット90の閉状態を構成する位置にある」ことを「左側扉91Lが閉状態位置にある」と称し、「右側扉91Rが前方開閉扉ユニット90の閉状態を構成する位置にある」ことを「右側扉91Rが閉状態位置にある」と称することがある。また、「左側扉91Lが前方開閉扉ユニット90の開状態を構成する位置にある」ことを「左側扉91Lが開状態位置にある」と称し、「右側扉91Rが前方開閉扉ユニット90の開状態を構成する位置にある」ことを「右側扉91Rが開状態位置にある」と称することがある。
また、第1モータ92c及び第2モータ92dは、ステッピングモータであり、装飾駆動基板226を介してサブ制御基板220に接続され(図45を参照)、その回転動作(回動動作)と停止動作は、サブ制御基板220から送信される制御信号を用いて制御される(図45を参照)。また、図34〜図36において図示を省略するが、前方開閉扉ユニット90は、左側扉91Lが閉状態位置にあることを検出するためのセンサS1と、右側扉91Rが閉状態位置にあることを検出するためのセンサS2と、左側扉91Lが開状態位置にあることを検出するためのセンサS3と、右側扉91Rが開状態位置にあることを検出するためのセンサS4とを備えている。これらのセンサS1〜S4は、装飾駆動基板226を介してサブ制御基板220に接続され(図45を参照)、その検出信号はサブ制御基板220に入力される。
図39に示すように、後方開閉扉ユニット95は、左側扉95Lと、右側扉95Rと、前述の第2ロッド90fと、前述の第3ロッド90gと、第1後方アーム板金95aと、第2後方アーム板金95bと、第3モータ95cと、第4モータ95dと、LEDランプ4K(図37参照)とを備える。また、左側扉95Lは、右から左に向かって前面部及び後面部を2段階に後退させる階段形状(3段の階段形状)を備えている。つまり、左側扉95Lは、左側扉91Lの後方に配置される左扉本体95Mと、左側扉95Lの左端側を構成する左支持板95Nと、略L字状に屈曲しつつ左扉本体95M及び左支持板95Nを連結する連結部95Pとを備える。なお、左扉本体95M及び左支持板95Nは正面視で略矩形の板状態に構成されている。
また、右側扉95Rは、左から右に向かって前面部及び後面部を2段階に後退させる階段形状(3段の階段形状)を備えている。つまり、右側扉95Lは、右側扉91Rの後方に配置される右扉本体95Qと、右側扉95Rの右端側を構成する右支持板95Sと、略L字状に屈曲しつつ右扉本体95Q及び右支持板95Sを連結する連結部95Tとを備える。なお、右扉本体95Q及び右支持板95Sは正面視で略矩形の板状態に構成されている。また、「左側扉95L及び右側扉95Rで構成される後方開閉扉」によって「第2開閉扉」の具体例を構成する。
左扉本体95Mの後面に係止部材95eが装着され、右扉本体95Qの後面に係止部材95fが装着されている。そして、これらの係止部材95e、95fの後端部には、軸心を左右に向けつつ第1ロッド90eを摺動状態で挿通する挿通部(図示を省略)が設けられている。そして、左扉本体95Mは、その上端側は係止部材95eを介して第1ロッド90eによって支持されることで、第1ロッド90eの軸心方向に移動可能とされ、右扉本体95Qは、その上端側が係止部材95fを介して第1ロッド90eによって支持されることで、第1ロッド90eの軸心方向に移動可能とされている。但し、これらの係止部材95e、95fは、前方開閉扉ユニット90を構成する係止部材91e、91fの間に配置されている。
左支持板95Nの後面に係止部材95Eが装着され、右支持板95Sの後面に係止部材95Fが装着されている。そして、係止部材95Eの後端部には、軸心を左右に向けつつ第2ロッド90fを摺動状態で挿通する挿通部(図示を省略)が設けられている。また、係止部材95Fの後端部には、軸心を左右に向けつつ第3ロッド90gを摺動状態で挿通する挿通孔(図示を省略)が設けられている。そして、左支持板95Nは係止部材95Eを介して第2ロッド90fによって支持されることで、第2ロッド90fの軸心方向に移動可能とされている。また、右支持板95Sは、係止部材95Fを介して第3ロッド90gによって支持されることで、第3ロッド90gの軸心方向に移動可能とされている。
図40に示すように、第1後方アーム板金95aは、背面視で略逆L状の金属板で構成されている。つまり、左右に長尺な略矩形板状の本体部95jと、背面視で本体部95jの左端部(正面視で右端部)から上方に延出された連結部95kとを備えている。そして、連結部92kの前面部を、左支持板95Nの後面下端側に連結しつつ、本体部95jを略水平に配置している。また、第2後方アーム板金95bは、第1後方アーム板金95aと左右に鏡面対象な形状(背面視で略L状)の金属板で構成されている。つまり、左右に長尺な略矩形板状の本体部95jと、背面視で本体部95jの右端部(正面視で左端部)から上方に延出された連結部92kとを備え、連結部92kの前面部を、右支持板95Sの後面下端側に連結しつつ、本体部95jを略水平に配置している。
第1後方アーム板金95aを構成する本体部95jの下端面は、駆動ユニットベース部81b内の下端側であって、しかも、駆動ユニットベース部81bの中央部よりも左側において、所定間隔をおいて同一高さに設置された3個のワッシャーブッシュ95mによって支持されている。同様に、第2後方アーム板金95bを構成する本体部95jの下端面は、駆動ユニットベース部81b内の下端側であって、しかも、駆動ユニットベース部81bの中央部よりも右側において、所定間隔をおいて同一高さに設置された3個のワッシャーブッシュ95nによって支持されている。
ここで、図41(b)に示すように、駆動ユニットベース部81bの後壁部に設けられた支持部812bと、駆動ユニットベース部81bの前方側に設置されるカバー部材81L、81Rとの間には、ワッシャーブッシュ95m、95nと同数の支持ピン95pが、それらの軸心を前後に向けつつ支持されている。なお、左カバー部材81Lは、駆動ユニットベース部81bの前面側における左端側に装着され、右カバー部材81Rは、駆動ユニットベース部81bの前面側における右端側に装着されている。そして、左側扉91L、右側扉91R、左扉本体95M及び右扉本体95Qは、左カバー部材81Lの装着箇所と、右カバー部材81Rの装着箇所との間に配設される。
ワッシャーブッシュ95m、95nは、対応する支持ピン95pを挿通することで、支持ピン95pで支持されつつ回転可能とされている。更に、第1後方アーム板金95aを構成する本体部95jの下端面はワッシャーブッシュ95mに対してその上方から当接し、第2後方アーム板金95bを構成する本体部95jの下端面は、ワッシャーブッシュ95nに対してその上方から当接している。そして、左側扉95Lが第2ロッド90fの軸心方向に移動するときに、ワッシャーブッシュ95mは回転しつつ第1後方アーム板金95aを構成する本体部95jを支持し、右側扉95Rが第2ロッド90fの軸心方向に移動するときに、ワッシャーブッシュ95nは回転しつつ第2後方アーム板金95aを構成する本体部95jを支持する。なお、図41(b)に示すように、ワッシャーブッシュ95m、95nは、本体部95jを支持する円板状の部分の前後に、それよりも外形が大きな円板状の部分(フランジ)を備え、本体部95jの前後面下端側が、外形が大きな円板状の部分に摺動可能とされるため、本体部95jの前後方向への「がたつき」を防止できる。
図40に示すように、第3モータ95cは、左カバー部材81Lの後方において、その駆動軸951cを鉛直下方に向けた状態で設置され、第4モータ95dは右カバー部材81Rの後方において、その駆動軸951dを鉛直下方に向けた状態で設置されている。また、第1後方アーム板金95aを構成する本体部95jの後面部左端側(背面視で右端側)には、ラック部材(ラックが設けられた部材の意味で使用する。)95qが装着されている。同様に、第2後方アーム板金95bを構成する本体部95jの後面部右端側(背面視で左端側)にも、ラック部材95rが装着されている。これらのラック部材95q、95rは、歯先を後方に向けつつ、歯を横方向に並べている。そして、第3モータ95cの駆動軸951cに装着されたギア95sと、第1後方アーム板金95aのラック部材95qとが噛合し、第2モータ95dの駆動軸951dに装着されたギア95tと、第2後方アーム板金95bのラック部材95rとが噛合している。
後方開閉扉ユニット95を作動させないときには、図39及び図40に示すように、左側扉95Lの右端部と、右側扉95Rの左端部とが当接する状態とされる。つまり、後方開閉扉ユニット95を用いた演出を行わないときには、図38に示すように、左側扉95Lの右端部と、右側扉95Rの左端部とが、大入賞口31aの中心から下方に延びる中心線X上で当接した近接した状態(つまり、閉状態)となる。そして、前方開閉扉ユニット95を開状態とする場合には、第3モータ95cの駆動軸951cを第3の所定方向に第2所定量だけ駆動するとともに、第4モータ95dの駆動軸951dを第4の所定方向に第2所定量と同一量だけ、駆動する。
これにより、図42に示すように、左側扉95Lが左方向にスライドするとともに、右側扉95Rが右方向にスライドして、左側扉95Lの右端部と、右側扉95Rの左端部とが中心線Xから離間した状態となる。このとき、左側扉95Lの右端部と、右側扉95Rの左端部と距離が、大入賞口31aの左右開口幅Y2よりも大きくなる。
また、後方開閉扉ユニット95が開状態にあるときに、第3モータ95cの駆動軸951cを第3の所定方向と反対方向に第2所定量と同一量だけ駆動するとともに、第4モータ95dの駆動軸951dを第4の所定方向と反対方向に第2所定量と同一量だけ、駆動すると、後方開閉扉ユニット90が閉状態に戻される。なお、後方開閉扉ユニット95が開状態であるか、閉状態であるかを問わず、第1後方アーム板金95aの本体部95jと、第2後方アーム板金95bの本体部95jは、何れも、3個のワッシャーブッシュ95m、95nによって支持された状態が維持される。
以下の説明において、「左側扉95Lが後方開閉扉ユニット95の閉状態を構成する位置にある」ことを「左側扉95Lが閉状態位置にある」と称し、「右側扉95Rが後方開閉扉ユニット95の閉状態を構成する位置にある」ことを「右側扉95Rが閉状態位置にある」と称することがある。また、「左側扉95Lが後方開閉扉ユニット95の開状態を構成する位置にある」ことを「左側扉95Lが開状態位置にある」と称し、「右側扉95Rが後方開閉扉ユニット95の開状態を構成する位置にある」ことを「右側扉95Rが開状態位置にある」と称することがある。
なお、本実施例では、係止部材95e、95fが、前方開閉扉ユニット90を構成する係止部材92e、92fの間に配置されているため、前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット90が閉状態にあるときに、第1モータ92c及び第2モータ92dを駆動せずに、第3モータ95c及び第4モータ95dを駆動して、後方開閉扉ユニット95を開状態としようとすると、係止部材95eが係止部材92eを左方向に押圧し、係止部材95fが係止部材92fを右方向に押圧する。このため、本実施例では、第1モータ92c及び第2モータ92dを駆動せずに、前方開閉扉ユニット90を開状態とすることもできる。一方、前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット90が開状態にあるときに、第3モータ95c及び第4モータ95dを駆動せずに、第1モータ92c及び第2モータ92dを駆動して前方開閉扉ユニット90を閉状態としようとすると、係止部材92eが係止部材95eを右方向に押圧し、係止部材92fが係止部材95fを右方向に押圧する。このため、第3モータ95c及び第4モータ95dを駆動せずに、後方開閉扉ユニット95が開状態とすることもできる。
また、第3モータ95c及び第4モータ95dは、ステッピングモータであり、装飾駆動基板226を介してサブ制御基板220に接続され(図45を参照)、その回転動作(回動動作)と停止動作は、サブ制御基板220から送信される制御信号を用いて制御される。また、図39〜図42において図示を省略するが、後方開閉扉ユニット95は、「左側扉95Lが閉状態位置」にあることを検出するためのセンサS5と、「右側扉95Rが閉状態位置」にあることを検出するためのセンサS6と、「左側扉95Lが開状態位置」にあることを検出するためのセンサS7と、「右側扉95Rが開状態位置」にあることを検出するためのセンサS8とを備えている。これらのセンサS5〜S8は、装飾駆動基板226を介してサブ制御基板220に接続され(図45を参照)、その検出信号はサブ制御基板220に入力される。
図37に示すように、左扉本体95M及び右扉本体95Qの前面部には、レンズ95V、95Wが装着されている。そして、後方開閉扉ユニット95が閉状態となり、左扉本体95Mの右端部及び右扉本体95Qの左端部が当接すると、レンズ95V、95Wは一体化して、略長円形状のレンズ(95V、95W)を形成する。また、レンズ95V、95Wの背後には、前述のLEDランプ4Kが配置され、これらのLEDランプ4Kが発光すると、「一体化して略長円形状とされたレンズ(95V、95W)」の表面に所定の図柄(本実施例では、「極」の文字)が強調表示される構成とされている。なお、LEDランプ4Kは、装飾駆動基板226を介してサブ制御基板220に接続されており(図45を参照)、「演出部材」の具体例を構成する。
本実施例では、前方開閉扉ユニット90と後方開閉扉ユニット95とが開状態となると、駆動ユニットベース部81bの略中央が前方側(遊技者側)から視認可能となる(図13及び図59(b)を参照)。つまり、駆動ユニットベース部81bを構成する後壁部略中央の開口部81fと、傾斜板81gと、「切り欠部81hの鉛直上方に位置する空間部81W」とが、前方側(遊技者側)から視認可能となる。すなわち、装飾板85の下方に設けられる「左側扉95L及び右側扉95R」の奥側(内部)に、遊技領域11(盤面)に存在する全ての球受入口に流入した遊技球が通過する共通の球通路(空間部81W)を設け、大当り遊技中に前方開閉扉ユニット90と後方開閉扉ユニット95とが開状態となった際に、「空間部81Wで構成される球通過領域(球通路)」を通過する遊技球(排出球)を遊技者側から視認可能とする。
本実施例では、このような構成を有するため、遊技領域11(遊技盤面)に存在する全ての遊技球受入口に流入した遊技球が、全て共通の球通過領域(空間部81W)を通過して遊技機1外(盤裏側)に排出され、遊技者は、その排出の様子を大当り遊技中に大入賞口31a周辺(開状態となった前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット95の奥側)で目視することができる。
つまり、大入賞口31aに流入した遊技球のみならず、それ以外の遊技球受入口(アウト口32a、32b、33a、33b、34a、34b、一般入賞口40、41、43、44など)に流入した遊技球や、上部遊技球受入口(第1の始動入賞口を構成する開口部171a、第2の始動入賞口を構成する開口部17f)に流入した遊技球が、全て共通の球通過領域(空間部81W)で通過する様子を目視することができる。これにより、大入賞口31aへの入賞数が少ないとしても、多くの遊技球が大入賞口31aに入賞している印象を、遊技者により与え易くなる。
発射ハンドル9を操作することで、遊技領域11の左側下方から略鉛直上方に発射された遊技球は、遊技領域11の左側において、外側レール12及び内側レール13に挟まれつつ円弧状に上昇する発射経路Yを通過して(図4を参照)、遊技領域11の左側上部(前述の入口部11V)に到達した後、遊技領域11に進入する。そして、遊技領域11に進入した遊技球には、メイン役物装置20の左側を通過するもの(以下、「左打ち球」という。)と、メイン役物装置20の右側を通過するもの(以下、「右打ち球」という。)がある。
「左打ち球」のうちで大入賞口31aの周囲に到達するものは、第1の始動入賞装置17aの左側部近傍を通過し、「右打ち球」のうちで大入賞口31aの周囲に到達するものは、第1の始動入賞装置17aの右側部近傍を通過する。そして、第1誘導路11S、11Tと、第2誘導路11L、11Rとが、互いに近接した状態で設けられているとともに、装飾板85が大入賞口31aの上部を除く部位を覆い、大入賞口31aの左右両側のアウトロ32a、32bの全部を覆う状態となっている。しかも、装飾板85に透視度を低下させる処理が施され、その前方からは、大入賞口31aと、その左右両側のアウトロ32a、32bとの境界を識別することが困難となっている。
従って、大入賞口31aの周囲に到達する遊技球が、「左打ち球」及び「右打ち球」のうちの何れであっても、遊技球が大入賞口31aに入賞したのか、或いは、その側方のアウトロ32a、32bに受け入れられたのかを識別することが困難となっている。例えば、図32に示すように、大入賞口31aが開放状態にあるとき、第1の始動入賞装置17aの左側部近傍に到達した遊技球W1が、第1誘導路11Sに誘導され、大入賞口31aに入賞したのか、その左側方のアウトロ32aに受け入れられたのかを識別することが困難となっている。また、図33に示すように、大入賞口31aが閉鎖状態にあるとき、第1誘導路11Sに誘導された遊技球W2が、大入賞口31aに入賞したのか、その左側方のアウトロ32aに受け入れられたのかを識別することが困難となっている。なお、本実施例と異なり、「右打ち球」は全て「アウト球」として機外に排出されることとしてもよい。
c.遊技機1の裏面構造
次に、本実施例の遊技機1の裏面構造について図43を参照して説明する。つまり、遊技機1の裏面構造は、大きな裏パック102の上に各種装置が搭載された構造となっており、裏パック102は、一対のヒンジ103によって中枠3に開閉可能に軸支されている。
裏パック102には、遊技球が蓄えられる遊技球タンク105と、賞球または貸球としての遊技球の払い出しを行う遊技球払出装置109と、主制御部200Aを構成する主制御基板200が格納された主制御基板ケースと、発射装置ユニットを制御する発射制御基板260が格納された発射装置制御基板ケース130と、遊技球払出装置109を制御する払出制御基板240が格納された払出制御基板ケース118と、主制御基板200と各種スイッチ類とを中継する中継端子板などが搭載されている。なお、遊技球払出装置109は賞球払出手段の具体例を構成する。
また、遊技球タンク105には底部にタンクスイッチが設けられており、球切れを検出することができる。また、遊技球タンク105と遊技球払出装置109とは、タンクレール106によって接続されている。更に、図43において、タンクレール106の右側には球抜きレバーが設けられ、タンクレール106の下流側には補給球切れ検知スイッチが設けられている。
(2)制御回路の構成
次に、図44及び図45を用いて本実施例の遊技機1の制御回路の構成について説明する。本遊技機1の制御回路(電子制御装置)は、主制御部200Aと、複数の副制御部(220A、222A、240A、260A)とを含んで構成されている。つまり、主制御基板200を用いて構成されるとともに遊技の基本的な進行や賞球に関わる当否についての制御を司る主制御部200Aと、複数の副制御部(220A、222A、240A、260A)とを備えている。
副制御部としては、(a)サブ制御基板220を用いて構成されるとともに、「図柄表示、ランプの発光、効果音、可動物の動作等を用いた遊技の各種の演出の制御を司るサブ制御部220Aと、(b)演出表示制御基板222を用いて構成されるとともに、「図柄表示、ランプの発光、効果音、可動物の動作等を用いた遊技の各種の演出の制御を司る演出制御部222Aと、(c)払出制御基板240を用いて構成されるとともに貸球や賞球を払い出す動作の制御を司る払出制御部240Aと、(d)発射制御基板260を用いて構成されるとともに遊技球の発射に関する制御を司る発射制御部260Aを備える。尚、副制御部には、主制御部140に直に接続された第1次副制御部(220A、240A)と、この第1次副制御部を介して主制御部200Aに接続された第2次副制御部(222A、260A)とが存在する。つまり、本遊技機1は、遊技の基本的な進行を司る主制御部200Aと、遊技上の演出を制御する副制御部(サブ制御部220A)とを含んで構成される電子制御装置(制御回路)を備えている。
これらの制御部(200A、220A、222A、240A、260A)を構成する制御基板(200、220、222、240、260)は、各種論理演算及び算出演算を実行するCPUや、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM、周辺機器とのデータのやり取りを行うための周辺機器インターフェース(PIO)、CPUが演算を行うためのクロックを出力する発振器、CPUの暴走を監視するウォッチドッグタイマなど、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。尚、図44及び図45中の矢印の向きは、データあるいは信号を入出力する方向を表している。また、図44においては、主制御基板200に搭載されたCPU201、RAM202、ROM203のみ図示されており、主制御基板200に搭載されているPIO、更には、他の制御基板に搭載されているCPUや、RAM、ROMなどについては図示を省略している。
主制御部200A(主制御基板200)は、普通図柄作動ゲート通過検出スイッチ16s、始動口入賞検出スイッチ17s、一般入賞検出スイッチ40s、41s、43s等から遊技球の検出信号を受け取って、遊技の基本的な進行や賞球に関わる当否を決定した後、サブ制御部200A(サブ制御基板220)や、払出制御部240A(払出制御基板240)、発射制御部260A(発射制御基板260)等に向かって、後述する各種の信号(コマンド)を出力する。また、主制御部200A(主制御基板200)には、発射装置ユニットから発射された遊技球を検出するカウントスイッチ8sも接続されている。
また、主制御部200A(主制御基板200)は、普通電動役物ソレノイド17cや、大入賞口ソレノイド31c、左下表示装置50、右下表示装置60に信号を出力することにより、これらの動作を直接制御している。つまり、主制御部200A(主制御基板200)は、当否判定手段と、大当り遊技実行手段として機能することになる。また、主制御部200A(主制御基板200)を構成するCPU201により決定された所定の信号(コマンド)は、サブ制御基板220や払出制御基板240に対してそれぞれ送信される。
サブ制御部220A(サブ制御基板220)は、主制御部200A(主制御基板200)からの各種信号(コマンド)を受け取ると、信号(コマンド)の内容を解析して、その結果に応じた遊技の演出を行う。つまり、サブ制御部220A(サブ制御基板220)は、主制御部200A(主制御基板200)からの制御信号に基づいて遊技の演出の制御を司るものである。なお、サブ制御部220A(サブ制御基板220)は演出表示装置27での変動遊技(疑似図柄の変動)を実現するための「表示制御手段」、装飾領域90Sに設けられる開閉扉(本実施例では、前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット95)の駆動を制御する駆動制御手段等として機能する。
このサブ制御部220A(サブ制御基板220)には、図45に示すように、演出表示制御部222A(演出表示制御基板222)と、アンプ基板224と、装飾駆動基板226と、演出ボタン基板228と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、サブ制御基板220は、CPU220aと、ROM220bと、RAM220cとを備えている。
サブ制御基板220のCPU220aは、主制御基板200からの制御信号を受けて演出表示制御基板222、アンプ基板224、装飾駆動基板226及び演出ボタン基板228などの各基板を制御する。また、ROM220cには、各基板の制御に必要なデータ(特に遊技の装飾に関する情報)が記憶されている。また、CPU220aは、主制御部200A(主制御基板200)から送出された表示制御コマンド(つまり、表示制御信号)を受信するとともに、ROM220cに記憶されたプログラムに従って受信した表示制御コマンドを解析する。そして、サブ制御部220A(サブ制御基板220)を構成するCPU220aは、主制御部200A(主制御基板200)から送信された表示制御コマンドに基づき新たに生成したコマンドや、主制御部200A(主制御基板200)から送信されたままの表示制御コマンドを、図柄制御コマンドとして演出表示制御部222A(演出表示制御基板222)に対して送信する。
アンプ基板224には、所定の効果音を出力するスピーカSP1〜SP4が電気的に接続されている。また、装飾駆動基板226には、前面枠4や遊技盤10等に設けられる装飾用の各種LED(ランプ)を搭載した各種LED基板(4b〜4h、4j〜4r、4K等)が接続されている。また、装飾駆動基板226は、サブ制御基板220Aからの信号を受けて遊技の装飾に関する制御を行うものである。また、装飾駆動基板226には、第1モータ92c、第2モータ92d、第3モータ95c、第4モータ95dが接続されており、サブ制御基板220は、各モータ92c、92d、95c、95dに駆動信号(駆動パルス)を供給する。
また、サブ制御基板220Aには、装飾駆動基板226を介して位置検出用のセンサ(光学センサ)S1〜S8が接続されている。そして、「左側扉91Lが閉状態位置」にあるときにはセンサS1から検出信号が出力され、「右側扉91Rが閉状態位置」にあるときにはセンサS2から検出信号が出力される。このため、サブ制御基板220は、これらの検出信号を受信することで、前方開閉扉ユニット90が閉状態にあることを把握できる。また、「左側扉91Lが開状態位置」にあるときにはセンサS3から検出信号が出力され、「右側扉91Rが開状態位置」にあるときにはセンサS4から検出信号が出力される。このため、サブ制御基板220は、これらの検出信号を受信することで、前方開閉扉ユニット90が開状態にあることを把握できる。
更に、「左側扉95Lが閉状態位置」にあるときにはセンサS5から検出信号が出力され、「右側扉95Rが閉状態位置」にあるときにはセンサS6から検出信号が出力される。このため、サブ制御基板220は、これらの検出信号を受信することで、後方開閉扉ユニット95が閉状態にあることを把握できる。また、「左側扉95Lが開状態位置」にあるときにはセンサS7から検出信号が出力され、「右側扉95Rが開状態位置」にあるときにはセンサS8から検出信号が出力される。このため、サブ制御基板220は、これらの検出信号を受信することで、後方開閉扉ユニット95が開状態にあることを把握できる。
このように、本実施例では、前方開閉扉ユニット90の左側扉91L及び右側扉91Rと、後方開閉扉ユニット95の左側扉95L及び右側扉95Rの位置を、それぞれ位置検出用のセンサ(光学センサ)S1〜S8で検出する態様を例示するが、第1モータ92c、第2モータ92d、第3モータ95c、第4モータ95dの駆動軸921c、921d、951c、951dの回転位置を検出することで、左側扉91L、右側扉91R、左側扉95L、右側扉95Rの位置を検出することもできる。例えば、駆動軸921c、921d、951c、951dに、その基準回転位置(例えば、各扉を閉状態位置にする回転位置或いは開状態位置にする回転位置)を検出するための被検出体(インデックス部材)を装着する。そして、この被検出体(インデックス部材)が位置検出用センサの検出範囲に到達すると、位置検出用センサ(光学センサ)から検出信号が出力されるようにしてもよい。
但し、本実施例では、各モータ92c、92d、95c、95dとしてステッピングモータを使用するため、サブ制御基板220は、各モータ92c、92d、95c、95dに供給する駆動信号(駆動パルス)の総数をカウントすることによっても、各扉の位置(駆動軸の回転位置)を把握することができる。また、左側扉91L、右側扉91R、左側扉95L、右側扉95Rを駆動するためのアクチュエータとしては、モータ以外のもの(ソレノイド)等を使用することもできる。
払出制御部240Aには、図44に示すように、中継端子板、発射制御部260A、下皿満タンスイッチ6s等が接続されている。また、払出制御部240Aには中継端子板を介して、遊技球払出装置(払出装置)109を構成する払出モータ109mと、前側払出スイッチ109aと、後側払出スイッチ109bとが接続されている。また、払出制御部240Aには、主制御部200Aが双方向通信可能な状態に接続されている。なお、遊技球払出装置109は賞球払出手段の具体例を構成する。
この払出制御部240Aは、所謂、貸球や賞球の払い出しに関する各種の制御を司っている。例えば、遊技者が貸出ボタン5cや返却ボタン5qを操作すると、その操作信号は、球貸表示基板410から中継端子板を介して払出制御基板240に伝達され、その操作信号に基づいて払出モータ109mを駆動させるための駆動信号が、遊技球払出装置(払出装置)109(払出モータ109m)に伝達される。
また、主制御部200Aが賞球の払出コマンドを出力すると、このコマンドを払出制御部240Aが受け取って、払出モータ109mに駆動信号を出力することによって賞球の払い出しが行われる。また、払い出される遊技球は、2つの払出スイッチ(前側払出スイッチ109a、後側払出スイッチ109b)によって検出されて、払出制御部240Aに入力される。更に、払い出された賞球数はカウントスイッチ109cによっても検出されて、主制御部200Aでも計数されている。
次に、サブ制御部220A(サブ制御基板220)に対する信号或いはコマンドの入出力関係について説明する。前述のように、サブ制御部220A(サブ制御基板220)には、演出表示制御基板222と、アンプ基板224、装飾駆動基板226、演出ボタン基板228などの各種基板が接続されている。また、サブ制御部220Aは、前述のように、主制御部200Aから各種の演出用のコマンド(表示制御コマンドなど)を受け取ると、コマンドの内容を解釈して、(a)演出表示装置27での具体的な表示内容や、(b)スピーカSP1〜4で出力する効果音、更には、(c)各種LEDやランプ類の点灯若しくは点滅の具体的な態様を決定する。次いで、演出表示装置27の駆動信号(各種の図柄制御コマンド)を演出表示制御部222Aに出力して、演出図柄(疑似図柄、背景図柄、キャラクタ図柄等)の変動表示及び停止表示を行う。このとき、表示される演出図柄(疑似図柄、背景図柄、キャラクタ図柄等)の表示データ(静止画像データ、動画像データなど)については、演出表示装置27、或いは、演出表示制御基板222に内蔵された表示用ROM(図示を省略)に格納されているデータを使用する。
疑似図柄の変動表示及び停止表示に合わせて、音声信号をアンプ基板224に出力することによって、スピーカSP1〜SP4から効果音を出力する。加えて、装飾駆動基板226に信号を供給し、装飾駆動基板226から、各種LEDランプ4b〜4h等の駆動信号を出力することによって、各種ランプ類(LED4b〜4h等)等の点灯・点滅動作等を制御する。また、上皿部材5の前面側に設けられた演出ボタンSWを遊技者が操作すると、この操作信号がサブ制御部220Aに供給される。そして、サブ制御部220Aは、供給された操作信号に基づいて、演出表示装置27を初めとする各種の演出内容に操作結果を反映させることが可能に構成されている。
(3)遊技機1による遊技の流れ
前述のように、本遊技機1では、第1の始動入賞装置17a若しくは第2の始動入賞装置17bに遊技球が入賞すること(以下、「始動入賞」という。)に基づいて行われる当否判定(大当り抽選)の結果を示す停止図柄の停止表示(確定表示)と、この停止表示の前段階に行われる図柄変動表示とを、2種類の図柄表示装置(右下表示装置60及び演出表示装置27)において略同時に実行する。ここで、右下表示装置60(つまり、第1の特別図柄表示部62a若しくは第2の特別図柄表示部62b)において表示される特別図柄(7セグメント表示体に次々に変更表示される特別図柄)は「本図柄」であり、遊技の基本進行を司る「主制御部200A(後述する。)」において、「停止図柄」と「変動時間(変動パターン)」が決定される。なお、本実施例では、第1の始動入賞装置17aへの遊技球の入賞に起因して行われる当否判定(つまり、第1の当否判定)及び第2の始動入賞装置17bへの遊技球の入賞に起因して行われる当否判定(つまり、第2の当否判定)が大当り抽選のみによって構成されるが、少なくとも一方の当否判定(特に、第1の当否判定)が大当り抽選及び小当り抽選によって構成されてもよい。
一方、演出表示装置27の表示画面27aにおいて表示される特別図柄は「疑似図柄」であり、「主制御部200Aの制御の下で、遊技上の演出を制御するサブ制御部220A(後述する。)」によって、その変動態様と、停止図柄とが決定される特別図柄である。そして、通常、これらの「疑似図柄」の図柄変動は、「本図柄」と同一の時間だけ実行され、これらの「疑似図柄」の停止図柄の「表示内容(大当り、外れ等)」は、第1の特別図柄表示部62a若しくは第2の特別図柄表示部62bにおける「本図柄」の「表示内容(大当り、外れ等)」と矛盾を生じないものとされる。そして、本実施例においては特別図柄を用いたリーチ表示などの図柄変動演出表示(変動遊技)を行う場合、その図柄変動演出表示は演出表示装置27(疑似図柄)において行われる。以下、本図柄及び疑似図柄の表示内容について簡単に説明する。
c−1.本図柄
第1の始動入賞装置17aへの遊技球の入賞に起因した特別図柄の図柄変動表示及び停止表示(確定表示)は第1の特別図柄表示部62aにおいて行われ、第2の始動入賞装置17bへの遊技球の入賞に起因した特別図柄の図柄変動表示及び停止表示(確定表示)は第2の特別図柄表示部62bにおいて行われる。つまり、第1の特別図柄表示部62aにおいては、第1の始動入賞装置17aへの遊技球の入賞に起因して、特別図柄の図柄変動表示を開始する。この図柄変動表示は、図5(b)に示すように、第1の特別図柄表示部62aを構成する7セグメント表示体によって、「算用数字を構成できない不完全な図柄(以下、不完全図柄という。)」の「循環表示」を行うことを内容とする。つまり、算用数字に比べて遊技者にとって馴染みが無く、識別や記憶が困難な不完全図柄を「循環表示」することを内容とする。尚、以下の説明において、第1の特別図柄表示部62aに表示される図柄(特別図柄)を「第1の特別図柄」と称することがある。
低確率モード(通常確率モード)において、第1の始動入賞装置17aへの遊技球の入賞に起因して当否判定(第1の大当り抽選)が行われると、図46(a)に示すように、この大当りを示す判定結果が導出される確率(大当り抽選の結果が当選となる確率、つまり、「当選確率」)が約「1/400」とされる。そして、大当りを示す判定結果が導出されると、大当り遊技実行手段が作動を開始し、本遊技機1の遊技状態が大当り遊技状態(特別遊技状態)する。そして、大当り遊技を開始すると、主制御部200Aが、大入賞口ソレノイド31cの駆動及び駆動停止を行って、「大入賞口31aを開閉する開閉動作(以下、単に「開閉動作」ということがある。)」が実行される。
ここで、「大入賞口31aの開放」は、大入賞口ソレノイド31cを駆動して、シャッター部材31eを後方に移動させ、開閉本体部31p(作動片)を遊技領域11よりも奥側(遊技者から見た奥側)に没入とさせることで行われる。そして、大入賞口ソレノイド31cを駆動する時間(駆動時間)に応じて、大入賞口31aを開放状態に維持する時間(開放時間)が規定される。逆に、「大入賞口31aの閉鎖」は、大入賞口31aが開放状態であるときに、大入賞口ソレノイド31cの駆動を停止させ、シャッター部材31eを前方に移動させ、開閉本体部31p(作動片)を遊技領域11よりも手前側(遊技者から見た手前)に突出させることで行われる。そして、大入賞口ソレノイド31cの駆動を停止する時間(駆動停止時間)に応じて、大入賞口31aを閉鎖状態に維持する時間(閉鎖時間)が規定される。
本遊技機1は、「大当り動作」を以下の3通りの動作態様(開閉パターン)に従って行う。つまり、図47(a)〜(c)に示すように、(i)「大入賞口31aを「0.2秒」開放状態に変化させること(以下、「短開放」という。)を2回繰り返した後、大入賞口31aを「9.6秒」開放状態に変化させること(以下、「中開放」という。)を1回行うことを内容とする大当り動作(以下、「第1大当り動作A」という。)と、(ii)「大入賞口31aを「0.2秒」開放状態に変化させること(短開放)を2回繰り返すことを内容とする大当り動作(以下、「第1大当り動作B」という。)と、(iii)大入賞口31aを「26秒」開放状態に変化させること(以下、「長開放」という。)を内容とする大当り動作(以下、「第2大当り動作」という。)とを行う。
「第1大当り動作B」は、遊技球が入球困難な態様で大入賞口31aを開放状態に変化させる大当り動作(開放動作)である。この第1大当り動作Bを行うことで、大入賞口31aは、「一瞬」開放状態となるだけであるため、遊技球が遊技領域11に連続的に発射されていても、大入賞口31aに遊技球が入球する可能性はきわめて低くなっている(例えば、入球可能性0.1%)。つまり、「第1大当り動作B」は、大入賞口31aへの遊技球の入球を許容するものの、遊技球の入球を確実に発生させる動作(入球可能性100%の開放動作)ではなく、専ら、「報知」や「演出」のための動作である。つまり、大入賞口31aへの遊技球の入球に基づく賞球の払い出しを予定しない大当り動作である。
「第1大当り動作A」は、第1大当り動作Bに比べて遊技球の入球容易な態様で大入賞口31aを開放状態に変化させる大当り動作である。この第1大当り動作Aを行っているときに、遊技球が遊技領域11に連続的に発射され、その遊技球の殆どが大入賞口31aに向かって流下すると、「1〜8球」の遊技球が大入賞口31aに遊技球が入球する可能性がある(遊技球の発射タイミングが良いと8球入球する可能性がある)。つまり、「第1大当り動作A」は、遊技領域11に発射される遊技球が連続的に大入賞口31aに入球するとすれば、「大入賞口31aに8個(本実施例の規定数)の遊技球を入球させることが可能な大当り動作」である。要するに、「大入賞口31aに少なくとも1個の遊技球を入球させることはできるものの、規定数(本実施例では8個)の遊技球を入球させることは困難な大当り動作」である。このような「第1大当り動作A」は、大入賞口31aへの遊技球の入球に基づく賞球の払い出しを予定する大当り動作といえる。
「第2大当り動作」は、第1大当り動作A及び第1大当り動作Bに比べて遊技球の入球容易な態様で大入賞口31aを開放状態に変化させる大当り動作である。換言すると、遊技球の入球がきわめて容易な態様で、大入賞口31aを開放状態に変化させる大当り動作である。この第2大当り動作を行っているときに、遊技球が遊技領域11に連続的に発射されると、ほぼ確実に「8個」の遊技球が大入賞口31aに入球する。つまり、「第2大当り動作」は、「大入賞口31aに規定数(本実施例では8個)の遊技球をほぼ確実に入球させることができる開放動作」である。この「第2開放動作」も、大入賞口31aへの遊技球の入球に基づく賞球の払い出しを予定する大当り動作(開放動作)といえる。但し、「第2大当り動作」により大入賞口31aが開放状態となる場合には、「第1大当り動作A」により開放状態となる場合に比べ多く遊技球が大入賞口31aに入球する可能性が高くなる。このことから、「第2大当り動作」は、「第1大当り動作A」に比べ多くの賞球の払い出しを予定する大当り動作ともいえる。
なお、「第1大当り動作A」、「第1大当り動作B」及び「第2大当り動作」における開放時間は、本実施例に示すものに限定されない。例えば、「第2大当り動作」の開放時間T3を20秒〜30秒のうちの何れかの時間とすることができ、「第1大当り動作A」の「中開放」の継続時間を5秒〜11秒のうちの何れかの時間とすることができる。また、「第1大当り動作A」及び「第2大当り動作」において、「短開放」の継続時間を0.05〜0.5秒のうちの何れかの時間とすることができる。更に、「第1開放動作」、「第2開放動作」及び「第3開放動作」のうちの何れかにおいて、開放時間が異なるものを混在させ、この開放時間が異なる開放動作を、一回の大当り遊技若しくは一回の大当りラウンド(1ラウンド)で実行してもよい。
本実施例の遊技機1では、遊技状態が大当り遊技状態(特別遊技状態)に移行すると、一律に「15回(ラウンド)」に亘る「大当りラウンド」を実行する。そして、「15回目(15ラウンド目)」の「大当りラウンド」を終了すると、大当り遊技が終了し、遊技機1の遊技状態が通常遊技状態となる。なお、本実施例では、各大当りラウンドの開始及び終了毎に、主制御基板200からサブ制御基板220に「ラウンド数指定コマンド(ラウンドの開始や、その開始されるラウンド数を示すコマンド)」及び「ラウンド終了コマンド(ラウンドが終了したことを示すコマンド)」が送信される。そして、サブ制御基板220に搭載されたCPU220aは、主制御基板200からの「ラウンド数指定コマンド」及び「ラウンド終了コマンド」に基づき、現在実行中の大当り遊技(大当りラウンド)の進行状況を判断し、その進行状況に応じた種々の大当り遊技関連演出を演出表示装置27等により実行する。
ところで、主制御基板200に搭載されたROM203には、「大当り遊技の態様を特定するためのデータ」が、「大当り図柄(後述する。)の種類」に対応付けて記憶されている。この「大当り遊技の態様」は、「大当りラウンドの実行回数(ラウンド数)」と、「各大当りラウンドの内容」によって特定される。但し、本実施例では、大当り図柄の種類によらず、一律に「大当りラウンドの回数」は「15回(15ラウンド)」とされている。
なお、本実施例では、大当り遊技において実行する各大当りラウンドの終了条件は以下のように定められている。つまり、各大当りラウンドにおいて予定されている「大入賞口31aの開放」のうちで最後に行われる開放(開放を1回しか行わない大当りラウンドでは、当該開放)が実行されるか、遊技球の入球数が規定数(本実施例では8個)に到達した後、所定の待機時間(例えば、2秒)が経過すると、当該「大当りラウンド」の終了条件が成立する。そして、本実施例では、大当り遊技を開始した後、大当りラウンドを「15回(ラウンド)」繰り返すと、大当り遊技を終了する。更に、「大当り終了に係る演出(エンディング演出)」を行った後、遊技状態が通常遊技状態に戻される。
本実施例では、第1の特別図柄表示部62a若しくは第2の特別図柄表示部62bに停止表示(確定表示)される大当り図柄の態様に応じて、実行される大当り遊技(大当りラウンド)の内容や、大当り遊技終了後の遊技機1の遊技状態が異なったものとなる。つまり、第1の特別図柄表示部62a若しくは第2の特別図柄表示部62bに停止表示(確定表示)される大当り図柄に応じて、遊技者に対して異なった利益が付与される。以下、この点について詳細に説明する。
第1の始動入賞装置17aへの遊技球の入賞に起因して当否判定(第1の大当り抽選)が行われ、大当りを示す判定結果が導出されると、主制御部200Aは「大当りの種類(大当り図柄の種類)」を乱数抽選(以下、「振分抽選」という。)によって決定する。そして、この乱数抽選によって、図48に示すように、「大当りの種類(大当り図柄の種類)」が「基本的な第1の確変大当り(以下、単に「第1確変大当り」若しくは「15R確変大当り」という。)」、「Aタイプの変則的な第1の確変大当り(以下、「Aタイプの15R変則確変大当り」という。)」、「Bタイプの変則的な第1の確変大当り(以下、「Bタイプの15R変則確変大当り」という。)」、「Cタイプの変則的な第1の確変大当り(以下、「Cタイプの15R変則確変大当り」という。)」、「通常大当り(以下、「15R変則通常大当り」ということもある。)」及び「第2確変大当り(以下、「15R潜伏確変大当り」ということもある。)」のうちの何れかに決定される。
この「振分抽選」を行うための乱数(大当り図柄決定乱数)は、当否判定用の乱数(大当り抽選用の乱数など)と同様に、始動入賞を生じたタイミングで取得される。なお、第1の大当り抽選の結果が落選の場合、主制御部200Aは小当りを発生させるか否かを乱数抽選(小当り抽選)によって決定してもよい
以下の説明において、「第1確変大当り」の発生を契機として実行される大当り遊技を「基本的大当り遊技」と称し、この「基本的大当り遊技」は「第2大当り動作」を「ラウンド遊技(大当りラウンド)」として行う大当り遊技である。また、「15R変則通常大当り」若しくは「15R潜伏確変大当り」の発生を契機として実行される大当り遊技を「第2大当り遊技(若しくは「変則的な第2大当り遊技」)と称し、この「第2大当り遊技」は、「第1大当り動作B」を行う「ラウンド遊技(大当りラウンド)」を実行した後、「第1大当り動作A」を行う「ラウンド遊技(大当りラウンド)」を実行する。
「Aタイプの15R変則確変大当り」の発生を契機として実行される大当り遊技を「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」と称し、「Bタイプの15R変則確変大当り」の発生を契機として実行される大当り遊技を「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」と称し、「Cタイプの15R変則確変大当り」の発生を契機として実行される大当り遊技を「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」と称する。そして、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」は、「第2大当り動作」を行う「ラウンド遊技(大当りラウンド)」を実行した後、「第1大当り動作A」を行う「ラウンド遊技(大当りラウンド)」を実行する。また、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」及び「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」では、「第1大当り動作A」を行う「ラウンド遊技(大当りラウンド)」を実行した後、「第2大当り動作」を行う「ラウンド遊技(大当りラウンド)」を実行する。
また、何れの確変大当り(第1確変大当り、15R潜伏確変大当り、Aタイプの15R変則確変大当り、Bタイプの15R変則確変大当り、及び、Cタイプの15R変則確変大当りのうちの何れか)を生じても、対応する大当り遊技を実行した後には、当否判定の結果が大当りとなる確率(第1の大当り抽選の結果が当選となる確率及び第2の大当り抽選の結果が当選となる確率)が高確率とされる。このように、当否判定の結果が大当りとなる確率が高確率とされる遊技状態が、「高確率モード(高確率状態)」である。
「基本的大当り遊技」は、賞球払出の実行可能性が極めて高くなる大当り遊技であり、第2大当り動作を所定のインターバルを挟みつつ15回(15ラウンド)繰り返すことを内容とする大当り遊技である。つまり、図50(a)に示すように、この「基本的大当り遊技」では、各大当りラウンドにおいて、第2大当り動作が実行される。そして、各大当りラウンドは、大入賞口31aの開放時間が「26秒」となって、第2大当り動作の予定実行時間が経過するか、大入賞口31aへの遊技球の入賞数が「8個」に到達すると終了する。そして、所定の待機時間(例えば、2秒)が経過するとともに、終了した大当りラウンドが最終ラウンドでなければ、後続する大当りラウンドを開始する。この「基本的大当り遊技」における各大当りラウンドにおいて、大入賞口31aが開放状態を維持する時間(開放時間)が「26秒」となる前に、大入賞口31aへの遊技球の入賞数が「規定数(8個)」に到達すると、その大当りラウンドは終了する。
また、「変則的な第1大当り遊技」は、賞球払出の実行可能性が高くなるものの、「基本的大当り遊技」に比べて賞球払出量が少なくなる大当り遊技である。つまり、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」は、図50(b)に示すように、「第1大当りラウンド(1R)」から「第10大当りラウンド(10R)」までの各大当りラウンドにおいて、第2大当り動作を実行する。そして、「第11大当りラウンド(11R)」から「第15大当りラウンド(15R)」までの各大当りラウンドにおいて、第1大当り動作Bを実行する。この「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」においても、大入賞口31aが開放状態を維持する時間が所定時間(1R〜10Rでは「26秒」、11R〜15Rでは合計「0.4秒」)となる前に、大入賞口31aへの遊技球の入賞数が「規定数(8個)」に到達すると、その大当りラウンドは終了する。但し、11R〜15Rでは、大入賞口31aに遊技球が入賞する可能性は低い。
「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」は、図51(a)に示すように、「第1大当りラウンド(1R)」において、第1大当り動作Aを実行する。そして、「第2大当りラウンド(2R)」から「第15大当りラウンド(15R)」までの各大当りラウンドにおいて、第2開閉動作を実行する。この「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」においても、大入賞口31aが開放状態を維持する時間が所定時間(1Rでは合計「10秒」、2R〜15Rでは合計「26秒」)となる前に、大入賞口31aへの遊技球の入賞数が「規定数(8個)」に到達すると、その大当りラウンドは終了する。
「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」は、図51(b)に示すように、「第1大当りラウンド(1R)及び第2大当りラウンド(2R)」において、第1大当り動作Aを実行する。そして、「第3大当りラウンド(3R)」から「第15大当りラウンド(15R)」までの各大当りラウンドにおいて、第2大当り動作を実行する。この「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」においても、大入賞口31aが開放状態を維持する時間が所定時間(1R及び2Rでは合計「10秒」、3R〜15Rでは合計「26秒」)となる前に、大入賞口31aへの遊技球の入賞数が「規定数(8個)」に到達すると、その大当りラウンドは終了する。
「15R変則通常大当り」を生ずると、大入賞装置31への遊技球の入球が困難な第2大当り遊技を実行するとともに、この第2大当り遊技終了後に、当否判定の結果が大当りとなる確率(第1の大当り抽選の結果が当選となる確率と第2の大当り抽選の結果が当選となる確率)が低確率(通常確率)とされる。また、「15R潜伏確変大当り」を生ずると、第2大当り遊技を実行するとともに、この第2大当り遊技終了後に、当否判定の結果が大当りとなる確率(第1の大当り抽選の結果が当選となる確率と第2の大当り抽選の結果が当選となる確率)が高確率とされる。
ここで、「第2大当り遊技」は、賞球払出の実行可能性が「第1大当り遊技」に比べて低くなる大当り遊技であり、図52に示すように、「第1大当りラウンド(1R)〜第13大当りラウンド(13R)」において、第1大当り動作Bを実行する。そして、「第14大当りラウンド(14R)」及び「第15大当りラウンド(15R)」において、第1大当り動作Aを実行する。この「第2大当り遊技」においても、大入賞口31aが開放状態を維持する時間が所定時間(1R〜13Rでは合計「0.4秒」、14R及び15Rでは合計「10秒」)となる前に、大入賞口31aへの遊技球の入賞数が「規定数(8個)」に到達すると、その大当りラウンドは終了する。但し、1R〜13Rでは、大入賞口31aに遊技球が入賞する可能性は低い。
第2の始動入賞装置17bへの遊技球の入賞に起因して当否判定(第2の大当り抽選)が行われ、大当りを示す判定結果が導出された場合も、主制御部200Aは「大当りの種類(大当り図柄の種類)」を乱数抽選(以下、「振分抽選」という。)によって決定する。そして、この乱数抽選によっても、図49に示すように、「大当りの種類(大当り図柄の種類)」が「基本的な第1の確変大当り(第1確変大当り、15R確変大当り)」、「Aタイプの変則的な第1の確変大当り(Aタイプの15R変則確変大当り)」、「Bタイプの変則的な第1の確変大当り(Bタイプの15R変則確変大当り)」、「Cタイプの変則的な第1の確変大当り(Cタイプの15R変則確変大当り)」、「通常大当り(15R変則通常大当り)」及び「第2確変大当り(15R潜伏確変大当り)」のうちの何れかに定められる。
この「振分抽選」を行うための乱数(大当り図柄決定乱数)も、当否判定用の乱数(大当り抽選用の乱数など)と同様に、始動入賞を生じたタイミングで取得される。なお、第2の大当り抽選の結果が落選の場合、主制御部200Aは小当りを発生させるか否かを乱数抽選(小当り抽選)によって決定してもよい。また、第2の大当り抽選の結果が当選である場合の「振分抽選」においては、第1の大当り抽選の結果が当選である場合の「振分抽選」に比べて、「第1の確変大当り(15R確変大当り)」が選択される確率が高くなっている(図48、図49を参照)。
c−2.疑似図柄
演出表示装置27の表示画面27aにおいても、第1の始動入賞装置17a若しくは第2の始動入賞装置17bへの入賞(始動入賞)に起因して図柄変動開始条件が成立すると、疑似図柄の図柄変動表示(疑似図柄を用いた図柄変動表示)を開始する。そして、これらの図柄変動表示の実行時間が経過すると、疑似図柄の停止表示(確定表示)が一定時間(約0.6秒間)実行される。このとき、疑似図柄の停止表示(確定表示)と、前述の右下表示装置60(第1の特別図柄表示部62a若しくは第2の特別図柄表示部62b)による停止表示(本図柄の確定図柄)と同様に、当否判定の結果を表示する。
また、演出表示装置27の表示画面27aにおいては、疑似図柄の図柄変動表示を開始する際に、3つの疑似図柄表示部が出現し、各疑似図柄表示部において、「疑似図柄」を用いた図柄変動表示(順次、変更される疑似図柄の表示)と、停止表示(停止した疑似図柄の表示)等がなされる。この疑似図柄の図柄変動表示は、「1」〜「9」までの算用数字(数字図柄)と、後述するバトル演出の開始を示唆する「バ」の文字(以下、バトル図柄という)をこの順で表示した後、再び、「1」〜「9」までの算用数字及び「バ」の文字をこの順で表示することを繰り返す「循環表示」によって構成される。また、疑似図柄表示部に確定表示される確定図柄には、「外れを示す停止図柄」と、「大当りを示す停止図柄」がある。
ここで、前述のように、本遊技機1においては、「大当り」として「第1確変大当り(15R確変大当り)」、「Aタイプの15R変則確変大当り」、「Bタイプの15R変則確変大当り」、「Cタイプの15R変則確変大当り」、「15R変則通常大当り」及び「15R潜伏確変大当り」を設定している。但し、図53(a)に示すように、「第1確変大当り(15R確変大当り)」、「Bタイプの15R変則確変大当り」、「Cタイプの15R変則確変大当り」、「15R変則通常大当り」及び「15R潜伏確変大当り」を示す停止図柄(疑似図柄)は同一の図柄とされている。
図53(a)に示すように、「Aタイプの15R変則確変大当り」を示す停止図柄は、表示画面27aに「同一の数字図柄」を3個並べて構成される。一方、「第1確変大当り(15R確変大当り)」、「Aタイプの15R変則確変大当り」、「Bタイプの15R変則確変大当り」、「Cタイプの15R変則確変大当り」、「15R変則通常大当り」及び「15R潜伏確変大当り」を示す停止図柄は、3つの図柄のうち最後に停止される図柄(本実施例では中図柄)が「バトル図柄」となる図柄組合せによって構成される。また、「外れ図柄」は、図53(b)に示すように、「バトル図柄」を除く数字図柄によって構成されるものであって、3つの疑似図柄表示部のうちの少なくとも1つに他と異なる数字図柄を表示して構成される。
なお、本実施例では、「第1確変大当り(15R確変大当り)」、「Bタイプの15R変則確変大当り」、「Cタイプの15R変則確変大当り」、「15R変則通常大当り」及び「15R潜伏確変大当り」の何れかを生ずると、大当り遊技中に演出表示装置27においてバトル演出が実行される(後述する。)。この場合、「第1確変大当り(15R確変大当り)」、「Bタイプの15R変則確変大当り」若しくは「Cタイプの15R変則確変大当り」に基づくバトル演出、つまり、「第1大当り遊技」中に実行されるバトル演出においては、遊技者にとって味方となるキャラクタ(味方キャラクタ)が勝利する演出が実行される。これに対して、「15R変則通常大当り」若しくは「15R潜伏確変大当り」に基づくバトル演出、つまり、「第2大当り遊技(変則的な第2大当り遊技)」中に実行されるバトル演出においては、遊技者にとって敵となるキャラクタ(敵キャラクタ)が勝利する演出、換言すると、味方キャラクタが敗北する演出が実行される。なお、本実施例では、「15R潜伏確変大当り」に基づく「第2大当り遊技」を終了した場合、演出表示装置27等において、「遊技機1に確率モードが確変モードである」旨の報知を行わないが(つまり、潜伏確変状態とするが)、当該報知を行うこととしてもよい。
また、演出表示装置27において「大当り図柄(3個同一の図柄組合せ若しくはバトル図柄を含む図柄組合せ)」を表示する場合、その前提となる変動表示の途中にリーチ表示を行う。また、演出表示装置27において「外れ示す停止図柄」を表示する場合、その前提となる変動表示(つまり、外れ変動)の途中にリーチ表示を行わない場合(以下、「単純外れ」という。)と、リーチ表示を行う場合(以下、「リーチ外れ」という。)とがある。また、本実施例のリーチ表示は、演出表示装置27の表示画面27aに表示される疑似図柄のうち2つの疑似図柄が同一図柄で停止させ、他の1つの疑似図柄を変動中とすることを内容とする表示である。
(4)演出の概要
本実施例の遊技機1では、図柄変動表示中及び大当り遊技中に、演出表示装置27で次のような演出を行う。なお、以下の説明においては、大入賞装置31の開放動作の態様についても合わせて説明する。また、前方開閉扉ユニット90と後方開閉扉ユニット95を用いて実行される演出の概要についても合わせて説明する。
a.外れの場合
第1の始動入賞装置17a若しくは第2の始動入賞装置17bへの遊技球の入賞(始動入賞)を生ずると、特別図柄の変動開始条件(当否判定実行条件)が成立する。これにより、対応する特別図柄表示部62a、62bで本図柄の図柄変動(変動遊技)を開始するとともに、図54(a)、(b)に示すように、演出表示装置27の表示画面27a(疑似図柄表示部27b〜27d)において、疑似図柄を用いた図柄変動演出表示を開始する。
この図柄変動(変動遊技)の実行時間(変動時間)は、対応する特別図柄表示部62a、62bでの図柄変動開始時に決定される変動パターン(通常変動パターン、短縮変動パターン)によって異なる(後述する。)が、この実行時間が経過すると、何れかの特別図柄表示部62a、62bにおいて本図柄の停止図柄が停止表示されるとともに、表示画面27aにおいて疑似図柄の停止図柄が停止表示される。
ここで、図54(a)で例示する「外れ表示」は、「リーチ演出を伴わない外れ表示(所謂「通常外れ」)であり、図54(b)で例示する「外れ表示」は、「リーチ演出を伴う外れ表示(所謂「外れリーチ」)」である。ここで、リーチ表示(リーチ演出)とは、例えば、この変動表示(変動遊技)の途中において、最終的に停止する図柄(以下、「最終停止図柄」という。)以外の図柄を所定の図柄で停止させ、最終停止図柄の種類によって、大当り表示がなされる可能性があることを示す演出的な表示である。例えば、複数の図柄の停止図柄がすべて同一であると大当り表示が完成する場合に、最終停止図柄以外の図柄を同一図柄で停止させた状態で「特別遊技の実行(大当りの発生)の可能性」が存在することを示す演出表示を指す。
b.大当りの場合
大当りの場合も、第1の始動入賞装置17a若しくは第2の始動入賞装置17bへの遊技球の入賞(始動入賞)を生ずると、特別図柄の変動開始条件(当否判定実行条件)が成立する。これにより、対応する特別図柄表示部62a、62bで本図柄の図柄変動(変動遊技)を開始するとともに、図55(a)、(b)に示すように、演出表示装置27の表示画面27a(疑似図柄表示部27b〜27d)において、疑似図柄を用いた図柄変動演出表示を開始する。
この図柄変動(変動遊技)の実行時間(変動時間)は、対応する特別図柄表示部62a、62bでの図柄変動開始時に決定される変動パターン(通常変動パターン、短縮変動パターン)によって異なる(後述する。)が、この実行時間が経過すると、何れかの特別図柄表示部62a、62bにおいて本図柄の停止図柄が停止表示されるとともに、表示画面27aにおいて疑似図柄の停止図柄が停止表示される。
ここで、図55(a)に示すように、疑似図柄の停止図柄が、「Aタイプの15R変則確変大当り」を示す停止図柄(3個同一の図柄組合せ)である場合、図56に示すように、演出表示装置27の表示画面27a(以下、単に「演出表示装置27」という)において、大当り開始表示(ファンファーレ表示)を行った後(a1)、大入賞口31aの入賞を「ねらえ」と催促する表示(入球促進演出表示)を行う(a2)。このとき、大入賞口31aの下方において、後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉状態に維持した上で、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を開閉する演出(0.5秒の間、開放状態として閉鎖状態に戻す演出であって、以下、「前方開閉扉の開閉演出」という。)が行われる。
この後、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」が開始され、演出表示装置27において「第1の大当りラウンド(1R)に係る表示」がなされるとともに、大入賞口31aが第2大当り動作に従って開放状態となる(a3)。この大入賞口31aの開放に伴い、大入賞口31aの下方において、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を開放状態に変化させる演出(26秒の間、開放状態として閉鎖状態に戻す演出)が行われる。
そして、「第1の大当りラウンド(1R)」の終了条件が成立すると、大入賞口31aが第2大当り動作を終了するとともに、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉鎖状態に戻した後、「第1の大当りラウンド(1R)に係る表示」を終了し、表示画面27aにおいてインターバル表示を行う(a4)。そして、所定のインターバル時間(つまり、前述の待機時間の約2秒)の経過を待って、「第2の大当りラウンド(2R)」を開始する。
この「第2の大当りラウンド(2R)」を開始すると、「第2の大当りラウンドに係る表示(2R)」を開始するとともに、大入賞口31aを第2大当り動作に従って開放状態とし、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を開放状態に変化させる演出(26秒の間、開放状態として閉鎖状態に戻す演出)を行う。そして、「第2の大当りラウンド(2R)」の終了条件が成立すると、第2大当り動作を終了するとともに、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉鎖状態に戻した後、「第2の大当りラウンド(2R)に係る表示」を終了し、所定のインターバル時間(約2秒)の経過を待つ。以後、同様に、「大当りラウンド」のラウンド数が「10」になるまで、「演出表示装置27におけるラウンド表示」と、「第2大当り動作」と、「前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を開放状態に変化させる演出」とが、インターバル表示を挟みつつ繰り返される。
そして、図57に示すように、「大当りラウンド」のラウンド数が「11」になると、演出表示装置27において、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」が終了を迎えるまでの「つなぎ表示(つなぎ演出)」を開始するとともに、大入賞口31aを第1大当り動作Bに従って開放状態とする(a5)。このとき、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉鎖状態に維持されるが、大入賞口31aに遊技球が入球すると、それに連動して、前方開閉扉の開閉演出が行われる。つまり、後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉状態に維持した上で、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を開閉する演出が行われる。但し、第1大当り動作Bが行われても、大入賞口31aに遊技球が入球する確率は極めて低いため、「前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を開閉する演出」が行われる可能性は低い。
そして、「第11の大当りラウンド(11R)」の終了条件が成立すると、第1大当り動作Bを終了し、所定のインターバル時間(約2秒)の経過を待つ(a6)。このインターバル時間中も、演出表示装置27において上述の「つなぎ表示」を継続して行う。以後、同様に、「大当りラウンド」のラウンド数が「15」になるまで(a7)、「演出表示装置27におけるつなぎ表示」と、「第1大当り動作B」とが行われるとともに、大入賞口31aに遊技球が入球することを前提として「前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を開閉する演出」が行われる。この後、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」が終了し、演出表示装置27におけるエンディング表示が終了すると、遊技機1の確率モードが高確率モードとなる。
なお、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」では、大入賞口31aへの遊技球の入球可能性が高く、多量の賞球獲得を期待することができる「第2大当り動作」が「第1の大当りラウンド(1R)」から「第10の大当りラウンド(10R)」まで行われ、「第11の大当りラウンド(11R)」から「第15の大当りラウンド(15R)」までは、大入賞口31aへの遊技球の入球可能性が極めて低い「第1大当り動作B」が行われる。この「第11の大当りラウンド(11R)」から「第15の大当りラウンド(15R)」までの期間は、多量の賞球獲得を期待することのできない、遊技者にとってメリット(有利度合)の低い状態となる。
本実施例の「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」は、そのような「遊技者にとってメリット(有利度合)の低い状態」を経て終了するように構成していることから、「第11の大当りラウンド(11R)」から「第15の大当りラウンド(15R)」までの期間、すなわち、複数回の「第1大当り動作B」の実行を経て「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」の終了を迎えるまでの期間において、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」が終了に向かっていることを示唆する「つなぎ表示(つなぎ演出)」を行うこととしている。この「つなぎ表示(つなぎ演出)」の表示内容(演出パターン)は、「第1の大当りラウンド(1R)」から「第10の大当りラウンド(10R)」までの各大当りラウンドで行われた「ラウンド表示(ラウンド演出)」と関連性のあるものとされる。例えば、「第1の大当りラウンド(1R)」から「第10の大当りラウンド(10R)」までの「ラウンド表示(ラウンド演出)」がストーリー性のある表示内容(演出パターン)である場合、そのストーリーが結末に向かっていく表示を「つなぎ表示」として行うことができる。
ここで、本実施例では、主制御基板200に搭載されたCPU201が、大入賞口ユニット31に第2大当り動作の実行を開始させると、サブ制御部220A(サブ制御基板220)は、第1モータ92c、第2モータ92d、第3モータ95c及び第4モータ95dを駆動して、左側扉91L、右側扉91R、左側扉95L及び右側扉95Rの位置を閉状態位置から開状態位置に変更する。なお、サブ制御部220A(サブ制御基板220)は、後述するように、第2大当り動作の実行開始を、主制御基板200から送信されるコマンドを受信することで検出することができる。
これにより、図38及び図58(a)に示すように、左側扉91Lの右端部と、右側扉91Rの左端部との間の距離Y1が、大入賞口31aの左右開口幅Y2よりも大きくなる。同時に、図58(a)に示すように、左側扉95Lの右端部と、右側扉95Rの左端部との間の距離Y3も、大入賞口31aの左右開口幅Y2よりも大きくなる。この結果、「開口部81fの前方の空間部81W」が、前方(遊技者)から視認可能となるため、遊技者は、「遊技球受入口A1〜A5,A7〜A11のうちの何れかに入球した遊技球」、「第2の始動入賞装置17bに入球した遊技球」、「第1の始動入賞装置17aに入球した遊技球」若しくは「大入賞口31aに入球した遊技球」であって、空間部81W(遊技球通過領域)を通過して切り欠部81hに落下しようとするものを視認することができるようになる。つまり、本遊技機1では、演出専用に設置される部材(左側扉91L、95L、右側扉91R、95R、レンズ95V、95W)ばかりか、「機外に排出される遊技球」をも「演出用の手段」として利用している。
また、主制御基板200に搭載されたCPU201が、大入賞口ユニット31に第1大当り動作A若しくは第1大当り動作Bを実行させている場合に、大入賞口31aに遊技球が入球すると、サブ制御部220A(サブ制御基板220)は、第1モータ92c及び第2モータ92dを駆動して、左側扉91L及び右側扉91Rの位置を閉状態位置から開状態位置に変更し、更に、閉状態位置に戻すことを行う。なお、サブ制御部220A(サブ制御基板220)は、後述するように、第1大当り動作A若しくは第1大当り動作Bに従って開放動作を行っている大入賞口31aへの入球を、主制御基板200から送信されるコマンド(入球コマンド)を受信することで検出することができる。このように、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)が開閉を行う際にも、左側扉91Lの右端部と右側扉91Rの左端部との間の距離Y1が、一瞬、大入賞口31aの左右開口幅Y2よりも大きくなる。
また、図55(b)に示すように、疑似図柄の停止図柄が「バトル図柄」を含む図柄組合せ(バトル開始図柄)であり、基本的大当り遊技を実行する場合(発生した大当りが「第1確変大当り」である場合)にも、図59に示すように、演出表示装置27において、大当り開始表示(ファンファーレ表示)を行った後(b1)、大入賞口31aの入賞を「ねらえ」と催促する表示(入球促進演出表示)を行う(b2)。このとき、大入賞口31aの下方において、後方開閉扉の開閉演出が行われるとともに、演出表示装置27において、遊技者にとって味方となるキャラクタ(味方キャラクタ)が勝利する上述の「バトル演出」が行われる。
この後、「基本的大当り遊技」が開始され、演出表示装置27において「第1の大当りラウンド(1R)に係る表示」がなされるとともに、大入賞口31aが第2大当り動作に従って開放状態となる(b3)。この大入賞口31aの開放に伴い、大入賞口31aの下方において、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を開放状態に変化させる演出(26秒の間、開放状態として閉鎖状態に戻す演出)が行われる。そして、「第1の大当りラウンド(1R)」の終了条件が成立すると、大入賞口31aが第2大当り動作を終了するとともに、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉鎖状態に戻した後、「第1の大当りラウンド(1R)に係る表示」を終了する。そして、所定のインターバル時間(つまり、前述の待機時間の約2秒)の経過を待って(b4)、「第2の大当りラウンド(2R)」を開始する。
更に、「第2の大当りラウンドに係る表示(2R)」を開始した後、大入賞口31aを第2大当り動作に従って開放状態とするとともに、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を開放状態に変化させる演出(26秒の間、開放状態として閉鎖状態に戻す演出)が行われる。そして、「第2の大当りラウンド(2R)」の終了条件が成立すると、第2大当り動作を終了するとともに、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉鎖状態に戻した後、「第2の大当りラウンド(2R)に係る表示」を終了し、所定のインターバル時間(約2秒)の経過を待つ。以後、同様に、「大当りラウンド」のラウンド数が「15」になるまで、「演出表示装置27におけるラウンド表示」と、「第2大当り動作」と、「前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を開放状態に変化させる演出」とが、インターバル表示を挟みつつ繰り返される。この後、「基本的大当り遊技」を終了し、演出表示装置27でエンディング表示を行い、遊技機1の確率モードが高確率モードとなる。
また、図55(b)に示すように、疑似図柄の停止図柄が「バトル図柄」を含む図柄組合せ(バトル開始図柄)であり、Bタイプの15R変則確変大当り遊技を実行する場合(発生した大当りが「Bタイプの15R変則確変大当り」である場合)にも、図60に示すように、演出表示装置27において、大当り開始表示(ファンファーレ表示)を行った後(c1)、大入賞口31aの入賞を「ねらえ」と催促する表示(入球促進演出表示)を行う(c2)。このとき、大入賞口31aの下方において、後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉状態に維持した上で、前方開閉扉の開閉演出が行われる。また、演出表示装置27では、味方キャラクタと敵キャラクタが対決する上述の「バトル演出」が開始される。
この後、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」が開始され、演出表示装置27において「第1の大当りラウンド(1R)に係る表示」がなされるとともに、大入賞口31aが第1大当り動作Aに従って開放状態とされる(c3)。そして、この第1大当り動作Aの実行中に、大入賞口31aに遊技球が入球すると、それに連動して、前方開閉扉の開閉演出が行われる。つまり、後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉状態に維持した上で、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を開閉する演出が行われる。このとき、演出表示装置27では、「第1の大当りラウンド(1R)に係る表示」として、味方キャラクタと敵キャラクタが対決する上述の「バトル演出」が引き続き行われる。
そして、「第1の大当りラウンド(1R)」の終了条件が成立するまでに、演出表示装置27において「バトル演出」の結果として味方キャラクタが勝利する演出を行い、「第1の大当りラウンド(1R)」の終了条件の成立後、所定のインターバル時間(つまり、前述の待機時間の約2秒)の経過を待って(c4)、「第2の大当りラウンド(2R)」を開始する。ここで、「第2の大当りラウンド(2R)」を開始する前のインターバル時間において、サブ制御部220A(サブ制御基板220)は、演出表示装置27の表示画面27aに「ボーナス遊技が開始される旨」を表示するとともに(c4)、第1モータ92c及び第2モータ92dを駆動して、左側扉91L及び右側扉91Rの位置を閉状態位置から開状態位置に変更すると同時に、LEDランプ4Kの発光を開始する。これにより、遊技者に対して、演出表示装置27を用いて「ボーナス遊技が開始される旨の表示」を視認させるとともに、図58(b)に示すように、レンズ95V、95Wの表面に強調表示される図柄(本実施例では、「極」の文字)を視認させて、これから「第2大当り動作」が開始されることを報知する。
更に、インターバル時間が経過する前に、LEDランプ4Kの発光を停止させるとともに、第1モータ92c及び第2モータ92dを駆動して、左側扉91L及び右側扉91Rの位置を開状態位置から閉鎖態位置に戻す。そして、図61に示すように、インターバル時間が経過すると、「第2の大当りラウンドに係る表示(2R)」を開始し、大入賞口31aを第2大当り動作に従って開放状態とするとともに、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を開放状態に変化させる演出(26秒の間、開放状態として閉鎖状態に戻す演出)を行う(c5)。そして、「第2の大当りラウンド(2R)」の終了条件が成立すると、第2大当り動作を終了するとともに、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉鎖状態に戻した後、「第2の大当りラウンド(2R)に係る表示」を終了し、所定のインターバル時間(約2秒)の経過を待つ(c6)。以後、同様に、「大当りラウンド」のラウンド数が「15」になるまで、「演出表示装置27におけるラウンド表示」と、「第2大当り動作」と、「前方開閉扉及び後方開閉扉を開放状態に変化させる演出」とが、インターバルを挟みつつ繰り返される。この後、「Bタイプの15R変則確変大当り遊技」を終了し、演出表示装置27でエンディング表示を行い、遊技機1の確率モードが高確率モードとなる。
また、図55(b)に示すように、疑似図柄の停止図柄が「バトル図柄」を含む図柄組合せ(バトル開始図柄)であり、Cタイプの変則的な第1大当り遊技を実行する場合(発生した大当りが「Cタイプの15R変則確変大当り」である場合)にも、図示を省略するが、演出表示装置27において、大当り開始表示(ファンファーレ表示)を行った後、大入賞口31aの入賞を「ねらえ」と催促する表示(入球促進演出表示)を行う。このとき、大入賞口31aの下方において、後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉状態に維持した上で、前方開閉扉の開閉演出が行われる。また、演出表示装置27では、味方キャラクタと敵キャラクタが対決する上述の「バトル演出」が開始される。
この後、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」が開始され、演出表示装置27において「第1の大当りラウンド(1R)に係る表示」がなされるとともに、大入賞口31aが第1大当り動作Aに従って開放状態とされる。そして、この第1大当り動作Aの実行中に、大入賞口31aに遊技球が入球すると、それに連動して、前方開閉扉の開閉演出が行われる。このとき、演出表示装置27では、「第1の大当りラウンド(1R)に係る表示」として、味方キャラクタと敵キャラクタが対決する上述の「バトル演出」が引き続き行われる。そして、「第1の大当りラウンド(1R)」の終了条件が成立するまでに、演出表示装置27において「バトル演出」の結果として、味方キャラクタと敵キャラクタとの決着がつかない演出(引き分け演出)を行い、「第1の大当りラウンド(1R)」の終了条件の成立後、所定のインターバル時間の経過を待って、「第2の大当りラウンドに係る表示(2R)」を開始した後、大入賞口31aが第1大当り動作Aに従って開放状態とする。この第1大当り動作Aの実行中においても、大入賞口31aに遊技球が入球すると、それに連動して、前方開閉扉の開閉演出が行われる。また、第2の大当りラウンド(2R)における第1大当り動作Aの実行中にも、上述の「バトル演出」が再度行われる。
そして、「第2の大当りラウンド(2R)」の終了条件が成立するまでに、演出表示装置27において「バトル演出」の結果として味方キャラクタが勝利する演出を行い、「第2の大当りラウンド(2R)」の終了条件の成立後、所定のインターバル時間(つまり、前述の待機時間の約2秒)の経過を待って、「第3の大当りラウンド(3R)」を開始する。なお、「第3の大当りラウンド(3R)」の開始前のインターバル時間では、演出表示装置27に「ボーナス遊技が開始される旨」が表示されるとともに、第1モータ92c及び第2モータ92dが駆動され、左側扉91L及び右側扉91Rの位置が閉状態位置から開状態位置に変更されると同時に、LEDランプ4Kの発光が開始される。
更に、インターバル時間が経過する前に、LEDランプ4Kの発光が停止されるとともに、第1モータ92c及び第2モータ92dが駆動され、左側扉91L及び右側扉91Rの位置が閉鎖態位置に戻される。そして、インターバル時間が経過すると、「第3の大当りラウンドに係る表示(3R)」が開始され、大入賞口31aが第2大当り動作に従って開放状態とされるとともに、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を開放状態に変化させる演出(26秒の間、開放状態として閉鎖状態に戻す演出)が行われる。そして、「第3の大当りラウンド(3R)」の終了条件が成立すると、第2大当り動作を終了するとともに、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉鎖状態に戻した後、「第3の大当りラウンド(3R)に係る表示」を終了し、所定のインターバル時間(約2秒)の経過を待つ。以後、同様に、「大当りラウンド」のラウンド数が「15」になるまで、「演出表示装置27におけるラウンド表示」と、「第2大当り動作」と、「前方開閉扉及び後方開閉扉を開放状態に変化させる演出」とが、インターバルを挟みつつ繰り返される。この後、「Cタイプの15R変則確変大当り遊技」を終了し、演出表示装置27でエンディング表示を行い、遊技機1の確率モードが高確率モードとなる。
また、図55(b)に示すように、疑似図柄の停止図柄が「バトル図柄」を含む図柄組合せ(バトル開始図柄)であり、第2大当り遊技を実行する場合(発生した大当りが、「15R変則通常大当り」若しくは「15R潜伏確変大当り」である場合)にも、図62に示すように、演出表示装置27において「大当り開始表示(ファンファーレ表示)」を行った後(e1)、大入賞口31aの入賞を「ねらえ」と催促する表示(入球促進演出表示)を行う(e2)。このとき、大入賞口31aの下方において、後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)を閉状態に維持した上で、前方開閉扉の開閉演出が行われる。
この後、「第2大当り遊技」が開始され、演出表示装置27において「第1の大当りラウンド(1R)に係る表示」がなされるとともに、大入賞口31aが第1大当り動作Bに従って開放状態となる(e3)。そして、この第1大当り動作Bの実行中に、大入賞口31aに遊技球が入球すると、それに連動して、前方開閉扉の開閉演出が行われる。そして、「第1の大当りラウンド(1R)」の終了条件が成立すると、所定のインターバル時間の経過を待って(e4)、「第2の大当りラウンドに係る表示(2R)」を開始した後、大入賞口31aが第1大当り動作Bに従って開放状態とする。この第1大当り動作Aの実行中においても、大入賞口31aに遊技球が入球すると、それに連動して、前方開閉扉の開閉演出が行われる。更に、「第2の大当りラウンド(2R)」の終了条件が成立すると、所定のインターバル時間(つまり、前述の待機時間の約2秒)の経過を待って、「第3の大当りラウンド(3R)」を開始する。以後、同様に、「大当りラウンド」のラウンド数が「13」になるまで、「演出表示装置27におけるラウンド表示」と、「第1大当り動作B」等が、インターバルを挟みつつ繰り返される。
この後、図62に示すように、「第14の大当りラウンド(14R)」を開始すると、演出表示装置27において「第14の大当りラウンド(14R)に係る表示」がなされるとともに、大入賞口31aが第1大当り動作Aに従って開放状態となる(e5)。そして、この第1大当り動作Aの実行中に、大入賞口31aに遊技球が入球すると、それに連動して、前方開閉扉の開閉演出が行われる。そして、「第14の大当りラウンド(14R)」の終了条件が成立すると、所定のインターバル時間の経過を待って(e6)、「第15の大当りラウンドに係る表示(15R)」を開始した後、大入賞口31aが第1大当り動作Aに従って開放状態とする(e7)。この第1大当り動作Aの実行中においても、大入賞口31aに遊技球が入球すると、それに連動して、前方開閉扉の開閉演出が行われる。更に、「第15の大当りラウンド(15R)」の終了条件が成立すると、「第2変大当り遊技」を終了し、演出表示装置27でエンディング表示を行い、遊技機1の確率モードが高確率モード若しくは低確率モードとなる。
なお、「15R変則通常大当り」若しくは「15R潜伏確変大当り」の発生を契機とする「第2大当り遊技」では、大入賞口31aが第1大当り動作Bに従って開放状態となる「第1の大当りラウンド(1R)」から「第13の大当りラウンド(13R)」までの間と、大入賞口31aが第1大当り動作Aに従って開放状態となる「第14の大当りラウンド(14R)」及び「第15の大当りラウンド(15R)」とにおいて、上述の「バトル演出」が行われる。そして、「第15の大当りラウンド(15R)」が終了するまでに、バトル演出の結果として味方キャラクタの敗北が確定する演出が行われる。
ここで、演出表示装置27において疑似図柄の停止図柄が「バトル図柄」を含む図柄組合せ(バトル開始図柄)が表示された場合に行われる本実施例の「バトル演出」について説明する。本実施例では、演出表示装置27に「バトル開始図柄」が表示されると、「基本的大当り遊技」、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」、「第2大当り遊技」の何れかが実行される。このうち、「基本的大当り遊技」が実行される場合の「バトル演出」としては、大入賞口31aが第2大当り動作に従って開放状態となる「第1の大当りラウンド(1R)」が開始されるまでに、味方キャラクタの勝利を示す演出が行われる。この場合の「バトル演出」の実行時間は、演出表示装置27における「大当り開始表示(ファンファーレ表示)」が行われてから「第1の大当りラウンド(1R)」が開始されるまでの比較的短い時間となる。よって、この場合の「バトル演出」は、バトル演出開始後、直ちに決着がつく(味方キャラクタが勝利する)プレミア的な演出となる。
また、本実施例の「第2大当り遊技」の実行時間(開始から終了までの時間)は、「第1の大当りラウンド(1R)」から「第13の大当りラウンド(13R)」までの大入賞口31aの開放時間(0.4秒×13R=5.2秒)と、「第14の大当りラウンド(14R)」及び「第15の大当りラウンド(15R)」における大入賞口31aの開放時間(10秒×2R=20秒)との合計時間である「25.2秒」に、第2大当り遊技中に大入賞口31aが閉鎖しているときの時間(インターバル時間を含めた閉鎖時間)を加えて、「60秒」としており、この場合の閉鎖時間(インターバル時間含む)は「34.8秒」となっている。よって、「第2大当り遊技」が実行される場合の「バトル演出」では、開始から60秒後にバトル演出の結果を示す演出(味方キャラクタの敗北を示す演出)が行われる。
そして、本実施例の「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」及び「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」のうち、第1大当り動作Aに従って大入賞口31aが開放状態となる「大当りラウンド」の実行時間は、「第2大当り遊技」の実行時間(60秒)と略同一となるように構成している。すなわち、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」で第1大当り動作Aが行われるのは「第1の大当りラウンド(1R)」であり、その「第1の大当りラウンド(1R)」が終了するまでに要する時間を、「第2大当り遊技」の実行時間(60秒)と略同一となるように構成している。つまり、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」における「第1の大当りラウンド(1R)」の実行時間は、大入賞口31aの合計開放時間「10秒」に、大入賞口31aが閉鎖しているときの時間(閉鎖時間)を加えて「60秒」としており、この場合の閉鎖時間(インターバル時間含む)は「50秒」となっている。また、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」で第1大当り動作Aが行われるのは「第1の大当りラウンド(1R)」及び「第2の大当りラウンド(2R)」であり、その「第1の大当りラウンド(1R)」及び「第2の大当りラウンド(2R)」が終了するまでに要する時間を、「第2大当り遊技」の実行時間(60秒)と略同一となるように構成している。つまり、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」における「第1の大当りラウンド(1R)」及び「第2の大当りラウンド(2R)」の実行時間は、大入賞口31aの合計開放時間「20秒」に、大入賞口31aが閉鎖しているときの時間(閉鎖時間)を加えて「60秒」としており、この場合の閉鎖時間(インターバル時間含む)は「40秒」となっている。
このように、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」及び「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」のうち、第1大当り動作Aに従って大入賞口31aが開放状態となる「大当りラウンド」の実行時間を、「第2大当り遊技」の実行時間(60秒)と略同一となるように構成することで、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」及び「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」が実行される場合の「バトル演出」においても、開始から60秒後にバトル演出の結果を示す演出(味方キャラクタの勝利を示す演出)が行われる。このため、演出表示装置27に「バトル開始図柄」が表示された場合には、「基本的大当り遊技」が行われる場合を除き、「バトル演出」の結果が明らかになるまで、今回行われる大当り遊技が「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」及び「第2大当り遊技」の何れであるのかを、遊技者は認識することが困難(不可能)となる。これにより、「バトル開始図柄」が表示されて「バトル演出」が行われる際の遊技興趣を高めることができる。
なお、「バトル演出」としては、図64に示すように、演出表示装置27の表示画面27aの略全域で、遊技者の味方を示す「イカのキャラクタ図柄」と、遊技者の敵を示す「タコのキャラクタ図柄」とが決闘(バトル)する動画を表示するものを例示できる。そして、発生した大当りが「第1確変大当り(15R確変大当り)」、「Bタイプの15R変則確変大当り」若しくは「Cタイプの15R変則確変大当り」である場合には、演出表示装置27において、遊技者の味方を示す「イカのキャラクタ」が、遊技者の敵を示す「タコのキャラクタ」に勝利する画像が表示される。この場合、「第15の大当りラウンド(15R)」の終了条件が成立し、「第1大当り遊技」を終了した後、遊技機1の確率モードが高確率モードとなる。
一方、発生した大当りが「15R変則通常大当り」若しくは「15R潜伏確変大当り」である場合には、演出表示装置27において、遊技者の敵を示す「タコのキャラクタ」が、遊技者の味方を示す「イカのキャラクタ」に勝利する画像が表示される。そして、「第15の大当りラウンド(15R)」の終了条件が成立すると、「第2大当り遊技」を終了する。この場合、発生した大当りが「通常大当り(15R変則通常大当り)」であった場合、遊技機1の確率モードが通常確率モードとされ、発生した大当りが「第2確変大当り(15R潜伏確変大当り)」である場合、遊技機1の確率モードが高確率モードとされる。
(5)コマンドの送信
本実施例の遊技機1は、前述の「変動演出表示(図柄変動演出表示)」等を実現するために種々の制御を行っている。この制御を実行する際に、主制御部200A(主制御基板200)からサブ制御部220A(サブ制御基板220)に向かって、種々のコマンドが送信される。次に、このコマンドが送信される様子について、図65(a)の模式図を用いて説明する。
主制御部200Aとサブ制御部220Aとは、9ビット幅のパラレル信号ケーブルで接続されている。このうちの1ビット分はストローブ信号の出力用に割り当てられており、残りの8ビット分がコマンド出力用に割り当てられている。そして、主制御部200Aからサブ制御部220Aにコマンドを出力する際には、先ず初めに、コマンド出力用に割り当てられた8ビット幅の信号ケーブルに8ビット分のコマンドデータが出力され、続いて1ビットのストローブ信号が出力される。また、サブ制御部220Aは、ストローブ信号の立ち上がりのタイミングでコマンドデータを読み取ることにより、主制御部200Aから送信されたコマンドを確実に読み取ることができる。
ここで、主制御部200A(主制御基板200)からサブ制御部220A(サブ制御基板220)に出力されるコマンドとしては、例えば、図65(b)に図示したものを例示できる。つまり、(A)変動パターン指定コマンド(以下、「CHP」と表記することがある。)、(B)特別図柄停止情報指定コマンド(以下、「CJS」と表記することがある。)等がある。尚、変動パターン指定コマンドは変動パターンを指定するコマンドであり、始動入賞時に使用している変動パターンテーブルに応じて、通常変動用の変動パターン(後述する。)及び短縮変動用の変動パターン(後述する。)のうちの何れかが特定される。そして、変動パターン指定コマンドは、疑似図柄の変動を開始させるとともに、疑似図柄の変動時間を指定するコマンドでもある。また、モード指定コマンドは、遊技モード設定手段が設定している遊技モードを指定したり、遊技機1が特殊変動モードであることを指定するためのコマンドである。
(6)主制御部200Aによる遊技制御の概要
図66は、主制御基板200に搭載されたCPU201が実行する遊技制御処理の大まかな流れを示すフローチャートである。この遊技制御処理では、賞球払出処理(S80)、普通図柄遊技処理(S100)、普通電動役物遊技処理(S200)、特別図柄遊技処理(S300)、大当り遊技処理(S600)、大当り動作開始コマンド出力処理(S800)、大当り遊技関連コマンド出力処理(S850)、入球コマンド出力処理(S900)、特定大当り動作完了コマンド出力処理(S950)等の各処理が繰り返し実行されている。尚、本実施例の主制御基板200に搭載されたCPU201は、電源投入後、4msec周期のタイマ割込みが発生する毎に、図66のS80〜S950の処理を実行するように構成されている。つまり、図66のS80〜S950の処理は、4msec毎に繰り返し実行される。
そして、遊技制御処理を構成する各処理の中で、サブ制御基板220を初めとする各種制御基板に向けて各種の信号を送信する。こうすることにより、遊技機1全体の遊技が進行することになる。以下、図66のフローチャートに従って、遊技制御処理について説明する。
A.賞球払出処理(S80)
主制御基板200に搭載されたCPU201は、遊技球を賞球として払い出す処理(賞球払出処理)を行う(S80)。すなわち、始動口入賞検出スイッチ17s、17t若しくは一般入賞検出スイッチ40s、41s、43s、44sの状態を検出して遊技球が入球したか否かを判断する。そして、遊技球が入球していた場合は、この情報を、主制御基板200に搭載されているRAM202の所定領域に記憶する。そして、RAM202上に記憶されている情報に基づいて、賞球の払出信号を払出制御基板240に向かって出力する。また、RAM202上に、始動口入賞検出スイッチ17s等への入賞情報が既に記憶されていた場合には、先に記憶されていた情報を含めて適切な払出個数を指定して、払出信号を出力する。
主制御部200Aから払出制御部240Aへ払出信号を出力するに際しては、先ず、払出制御部240A(払出制御基板240)に向かってストローブ信号を出力し、続いて信号データを出力する。これに対して、払出制御部240Aを構成する払出制御基板240に搭載されたCPUは、払出信号を受け取ると信号の内容を解釈し、賞球払出装置109に搭載された払出モータ109mに駆動信号を出力して賞球の払い出しを行う。そして、賞球払出装置109には、払い出された遊技球を検出する2つの払出スイッチ(前側払出スイッチ109a、後側払出スイッチ109b)が設けられているので、これらスイッチで遊技球を1球ずつ検出しながら、払出信号で指定された個数の賞球を払い出す処理を行う。
B.普通図柄遊技処理(S100)
普通図柄遊技処理(S100)が開始されると、普通図柄表示部63において普通図柄の変動表示を開始させる。そして、CPU201は、図66の遊技制御処理を繰り返し行ううちに、普通図柄の変動表示の実行時間が経過したと判断すると、普通図柄の停止図柄の停止表示を行う。更に、CPU201は、図66の遊技制御処理を繰り返し行ううちに、この停止図柄の停止表示時間(例えば、0.5秒)」が経過したと判断すると、停止図柄が普通電動役物17dを作動させる図柄(普通図柄の当り図柄)であるのか、或いは、作動させる図柄でないのか(普通図柄の外れ図柄)を判断する。
そして、停止図柄が普通電動役物17dを作動させる図柄(普通図柄の当り図柄)である場合、普通電動役物開放延長機能が作動しているか否か(つまり、開放延長手段が作動中であるか否か)が判断され、開放延長手段が作動中である場合、普通電動役物17dの開放時間を「開放延長機能作動時における開放時間(例えば、前述の5秒)」に設定した後、普通図柄遊技処理(S100)を終了して、図66の遊技制御処理に復帰する。一方、開放延長手段が作動中でない場合、普通電動役物17dの開放時間を「開放延長機能未作動時における開放時間(例えば、前述の0.2秒)」に設定した後、普通図柄遊技処理を終了して、図66の遊技制御処理に復帰する。
なお、CPU201は、普通電動役物17dが作動中でなく、普通図柄表示部63において普通図柄の変動表示を実行中でなく、しかも普通図柄の停止表示を実行中でなく、更に、普通図柄に関する保留数が「0」でないと判断する場合、普通図柄の変動表示を開始させる。また、普通図柄に関する保留数は、普通図柄作動ゲート16を遊技球が通過するとともに、普通図柄に関する保留数が所定数(本実施例では、4個)未満である場合に「+1」され、普通図柄の変動表示を開始する度に「−1」される。
C.普通電動役物遊技処理(S200)
図67は、普通電動役物遊技処理の概要を示すフロー図であり、CPU201が図67の遊技制御処理を行う中で、普通電動役物遊技処理が起動されると、普通電動役物17dが作動中であるか否か(第2の始動入賞装置17bが開放状態であるか否か)が判断される。そして、作動中である(第2の始動入賞装置17bが開放状態である)と判断すると(S201;YES)、普通電動役物17dの作動時間(第2の始動入賞装置17bを開放状態に維持する所定時間であって、開放延長モードでは5秒、通常開放モードでは0.2秒)が経過したか否かを判断する(S202)。そして、作動時間(開放時間)が所定時間を経過したと判断すると(S202;YES)、普通電動役物17dの作動を停止させることで開放状態にある第2の始動入賞装置17bを閉鎖状態とし(S206)、普通電動役物遊技処理を終了させる。
但し、CPU201が、普通電動役物17d(第2の始動入賞装置17b)の開放中に、第2の始動入賞装置17bに規定数(例えば、8個)の遊技球が入球したと判断すると、前述の作動時間(開放時間)が所定時間に達していない場合でも、普通電動役物17dの作動を停止させ(S206)、普通電動役物遊技処理を終了させる。また、本遊技機1では普通電動役物17dが作動すると、内部に設けられた普通電動役物ソレノイド17cが駆動され、普通電動役物17dを構成する第2の始動入賞部17bの一対の翼片部が外側に回動して、第2の始動入賞部17bが開放状態となる。
D.特別図柄遊技処理(S300)
次に、図68〜図73を用いて特別図柄遊技処理の概要を説明する。この特別図柄遊技処理が起動されると、図68に示すように、先ず、第1の始動入賞装置17a若しくは第2の始動入賞装置17bに遊技球が入賞したか否かが判断される(S302a、S302b)。そして、S302aの処理及びS302bの処理において否定的な判断(遊技球が入賞していないとの判断)がなされる場合(S302a;NO、S302b;NO)、そのまま図69に示すS308以降の処理に移行する。
一方、第1の始動入賞装置17aに遊技球が入賞したと判断されると(S302a;YES)、「第1の始動入賞装置17に対応する特別図柄の保留数」が所定個数未満(本実施例は、4個未満)であるか否かが判断される(S304a)。このS304aの処理において、所定個数未満と判断されると(S304a;YES)、第1の始動入賞装置17aへの入賞に関連する判定用乱数(抽選用乱数)を取得し、この判定用乱数(抽選用乱数)が主制御基板200に搭載されたRAM202の所定アドレスに記憶されるとともに、「第1の始動入賞装置17aに対応する特別図柄の保留数」が「+1」される(S306a)。
ここで、本実施例の遊技機1は、始動入賞装置として、第1の始動入賞装置17aと、第2の始動入賞装置17bとを備えるとともに、第1の始動入賞装置17aに対応する特別図柄(第1の特別図柄。以下、「特図1」ともいう。)と、第2の始動入賞装置17bに対応する特別図柄(第2の特別図柄。以下、「特図2」ともいう。)とを備える。そして、第1の始動入賞装置17aへの始動入賞に基づく判定用乱数と、第2の始動入賞装置17bへの始動入賞に基づく判定用乱数とが記憶された状況の下では、後者が優先的に処理される(後述する。)。
また、CPU201によって行われる処理のうちで、「第1の始動入賞装置17aに遊技球が入賞することに起因して実行される各処理(以下、特図1に関する処理という。)」と、「第2の始動入賞装置17bに遊技球が入賞することに起因して実行する各処理(以下、特図2に関する処理という。)」のうちで、同様な処理に関して、図68〜図73においては、同一のステップ数(算用数字)を付している。そして、この同一のステップ数を付した処理は基本的には同一の処理であるため、以下の説明においては、「特図1に関する処理」及び「特図2に関する処理」のうちの一方を説明し、他方の説明を省略することがある。なお、「特図1に関する処理」については「ステップ数」にアルファベットの「a」を付し、「特図2に関する処理」について「ステップ数」にアルファベットの「b」を付して区別することがある。
S306aの処理において取得される判定用乱数(抽選用乱数)としては、(a)第1の始動入賞装置17aへの遊技球の入賞に起因して実行される大当り抽選(以下、「特図1大当り抽選」という。)に際して用いる抽選用乱数(以下、「特図1大当り抽選乱数」という。)、(b)第1の特別図柄表示部62aに停止表示される図柄を決定するための決定用乱数(以下、「特図1図柄決定乱数」という。)、(c)演出表示装置27の表示面27aにおいて実行される疑似図柄の変動表示においてリーチ表示を行うか否かを決定するためのリーチ乱数、などがある。なお、本実施例と異なり、第1の始動入賞装置17aへの遊技球の入賞に起因して小当り抽選(以下、「特図1小当り抽選」という。)を行う場合、S306aの処理において取得される判定用乱数(抽選用乱数)には、「特図1小当り抽選」に際して用いる抽選用乱数(以下、「特図1小当り抽選乱数」という。)が含まれる。
また、第2の始動入賞装置17bに遊技球が入賞したと判断されると(S302b;YES)、「第2の始動入賞装置17dに対応する特別図柄の保留数」が所定個数未満(本実施例は、4個未満)であるか否かが判断される(S304b)。このS304bの処理において、所定個数未満と判断されると(S304b;YES)、第2の始動入賞装置17bに関連する判定用乱数(抽選用乱数)を取得し、この判定用乱数(抽選用乱数)が主制御基板200に搭載されたRAM202の所定アドレスに記憶されるとともに、「第2の始動入賞装置17bに対応する特別図柄の保留数」が「+1」される(S306b)。この後、S308以降の処理に移行する。
S306bの処理において取得される判定用乱数(抽選用乱数)としては、(a)第2の始動入賞装置17bへの遊技球の入賞に起因して実行される大当り抽選(以下、「特図2大当り抽選」という。)に際して用いる抽選用乱数(以下、「特図2大当り抽選乱数」という。)、(b)第2の特別図柄表示部62bに停止表示される図柄を決定するための決定用乱数(以下、「特図2図柄決定乱数」という。)、(c)演出表示装置27の表示面27aにおいて実行される疑似図柄の変動表示においてリーチ表示を行うか否かを決定するためのリーチ乱数、などがある。なお、本実施例と異なり、第2の始動入賞装置17bへの遊技球の入賞に起因して小当り抽選(以下、「特図2小当り抽選」という。)を行う場合、S306bの処理において取得される判定用乱数(抽選用乱数)には、「特図2小当り抽選」に際して用いる抽選用乱数(以下、「特図2小当り抽選乱数」という。)が含まれる。
S308の処理では、図69に示すように、大当り遊技を実行しているか否かが判断される(S308)。具体的には、大当り遊技フラグ(図73のS460の処理を参照)がセット(ONに設定)されていると、S308の処理において肯定的な判断がなされる。なお、大当り遊技フラグは「大当り遊技実行手段(制御プログラムであって、ROM203に格納されている。)」が作動中であることを示すものである。
CPU201は、大当り遊技を実行中であると判断すると(S308;YES)、特別図柄遊技処理を終了して、図66の遊技制御処理に復帰する。一方、S308の処理で、大当り遊技を実行中でないと判断すると(S308;NO)、特別図柄が変動中か否か、つまり、第1の特別図柄及び第2の特別図柄のうちの何れかが変動中であるか否かを判断する(S310)。そして、特別図柄が変動中でない場合は(S310;NO)、特別図柄が未だ変動していないか、若しくは変動表示後に停止図柄で停止表示されているかの、いずれかであると考えられる。そこで、特別図柄の停止図柄を表示させる停止表示時間中(本実施例では、この停止表示時間を0.6秒とする。)であるか否かを判断する(S312)。そして、特別図柄が変動表示されておらず(S310;NO)、且つ、特別図柄の停止図柄を表示している停止表示時間中でもない場合は(S312;NO)、変動表示を開始できるか否かを判断する(S314a、S314b)。
この「特別図柄の変動表示を開始できる条件」は「第1の特別図柄に関する保留数」と、「第2の特別図柄に関する保留数」とのうちの何れかが「ゼロ」でないことであるが、本実施例のCPU201は、「第2の特別図柄に関する保留数」が「ゼロ」であるか否かを優先して判断する(S314b)。つまり、「第2の特別図柄に関する保留数」が「ゼロ」でない場合、RAM202の所定アドレスから、最も古い判定用乱数(S306bで取得したもので、特図2大当り抽選乱数)を読み出し(S316b)、第2の特別図柄に関する当否判定処理(特図2当否判定処理)を行う(S320b)。
この当否判定処理(S320b)においては、図71に示すように、大当り抽選に関する処理(第2の大当り抽選に関する処理)を行う。つまり、遊技機1の遊技モードが高確率モードであるか否かが判断され(S322)、高確率モードであるときには(S322;YES)、「高確率用のデータテーブル」と「S316bの処理で読み出した特図2大当り抽選乱数」とを用いて、この「大当り抽選」が行われ(S324)、遊技機1の遊技モードが低確率モード(通常確率モード)であるときには(S322;NO)、「低確率用のデータテーブル」と「S316bの処理で読み出した特図2大当り抽選乱数」とを用いて、この大当り抽選が行われる(S326)。尚、高確率モードにおいては、「特別図柄及び普通図柄の変動時間を通常に比べて短くする変動短縮機能を作動させ、かつ第2の始動入賞装置17b(普通電動役物)の開放延長機能を作動させる場合」と、「変動短縮機能及び開放延長機能を作動させない場合」がある(後述する。)。
S324またはS326の処理で行われる大当り抽選の結果が大当りである場合(S330;YES)、大当りフラグをセット(ONに設定)した後(S332)、当否判定処理(S320b)を終了し、「第2の特別図柄に関する変動開始処理(以下、特図2図柄変動開始処理という。)」に移行する(図69のS500b)。また、大当り抽選の結果が外れである場合(S330;NO)、「外れフラグ(大当りを生じなかったことを示すフラグ)をセット(ONに設定)した後(S339)、当否判定処理(S320b)を終了し、特図2図柄変動開始処理に移行する(S500b)。なお、第1の始動入賞装置17aへの遊技球の入賞に起因して実行される当否判定処理(S320a)も、最も古い判定用乱数(S306aで取得したもので、特図1大当り抽選乱数)を読み出して(S316a)、図72に従って同様に行われる。
特図2図柄変動開始処理(S500b)においては、図73に示すように、先ず、当否判定処理(S320b)の結果を下に、変動設定処理(S510、S540)等を行う。すなわち、S502の処理にて、当否判定処理(S320)の結果が「大当り」であると判断されると(S502;YES)、S510に移行して「大当り変動設定処理」を行う。この大当り変動設定処理(S510)では、S306bの処理(図68を参照)において取得した図柄決定乱数を読み出して、特別図柄表示部82に停止表示される図柄(大当り図柄)を設定(決定)した後、「決定された大当り図柄の態様と、遊技機1の遊技状態(遊技モード)とを考慮して選択される変動パターンテーブル」を用いて、乱数抽選によって変動パターンを設定(決定)する処理を行う。
一方、S502の処理にて、当否判定処理(S320)の結果が「大当り」でないと判断されると(S502;NO)、S540に移行して「外れ変動設定処理」を行う。この外れ変動設定処理(S540)では、「遊技機1の遊技状態(遊技モード)と、リーチ演出の実行の有無とを考慮して選択される変動パターンテーブル」を用いて、乱数抽選によって変動パターンを設定(決定)する処理を行う。この後、図柄決定乱数を取得し、停止図柄を設定する処理を行う。なお、リーチ演出の実行の有無は、S306bの処理(図68を参照)において取得したリーチ乱数を読み出し、この読み出したリーチ乱数に基づいて決定される。
なお、本実施例において、「短縮変動モード(時短モード)」とは、変動時間短縮機能(時短機能)が作動している状態を指すもので、開放延長手段が作動する遊技モード、すなわち、「高確率開放延長モード」及び「通常確率開放延長モード」において変動時間短縮機能(時短機能)が作動する。よって、本実施例の説明では、「短縮変動モード(時短モード)」を「開放延長モード」と読み替えることができる。また、S510若しくはS540で選択される変動パターンテーブルには、多数の変動パターン(例えば、20種、50種、100種)が記憶されている。そして、当否判定の結果が「外れ」である場合において、「短縮変動モードの設定時に特定される変動時間」は、「短縮変動モードの非設定時に特定される変動時間」に比べて短くされる可能性が高い。また、本実施例では、当否判定の結果が「外れ」である場合、特別図柄の保留数が考慮される。つまり、特別図柄の保留数が更に考慮され、保留数が少ない場合(例えば、変動パターン決定時の保留数が「1」の場合)には、長めの変動時間を特定する変動パターンが選択され、保留数が多い場合(例えば、変動パターン決定時の保留数が「3」〜「4」の場合)には、短めの変動時間を特定する変動パターンが選択される傾向にある。また、リーチ表示を行わないと判断される場合に選択される変動パターンで特定される変動時間は、リーチ表示を行うと判断される場合に選択される変動パターンで特定される変動時間に比べて短くされる傾向にある。なお、各「変動パターンテーブル」は、主制御基板200に搭載されたROM203に予め設定されている。
このS510若しくはS540の処理の後、CPU201は、特別図柄表示部82にて特別図柄の変動を開始する(S590)とともに、サブ制御部200A(サブ制御基板220)に向かって図柄変動の開始を示す所定のコマンド(図柄変動開始時コマンド)を送信する(S592)。つまり、主制御基板200のCPU201は、サブ制御基板220に向かって「変動パターン指定コマンド(変動パターンを指定するコマンド)」、「特別図柄停止情報指定コマンド」などを送信する。更に、CPU201は、「特別図柄の保留数」を「1」減算する処理と、減算された後の保留数を特定するためのコマンドをサブ制御基板220に送信する処理とを行った後(S595)、図柄変動開始処理(S500b)を終了し、更に特別図柄遊技処理(S300)を終了して、図66の遊技制御処理に復帰する。
ここで、変動パターン指定コマンド及び特別図柄停止情報指定コマンドは、図65に示したように、ストローブ信号とともにサブ制御基板220に向かって出力される。このストローブ信号は、サブ制御基板220に搭載されたCPU220aの割り込み端子に接続されており、サブ制御基板220側のCPU220aは、ストローブ信号が入力されると直ちに各指定信号を受け取って、指定信号の内容を解析する。詳細な説明は省略するが、変動パターンは、リーチ演出を行うか否か、特別図柄を停止表示させる図柄が当り図柄(大当り図柄)であるか否か等の種々の条件を考慮して決定されており、変動パターンが分かれば、特別図柄が変動表示する時間を決定することができる。また、特別図柄停止情報指定コマンドを解析すれば、特別図柄が大当り図柄で停止するのか外れ図柄で停止するのか、更には大当り図柄で停止する場合、その大当り図柄が、「第1確変大当り(15R確変大当り)を示す大当り図柄」、「Aタイプの15R変則確変大当り」を示す大当り図柄」、「Bタイプの15R変則確変大当りを示す大当り図柄」、「Cタイプの15R変則確変大当りを示す大当り図柄」、「15R変則通常大当りを示す大当り図柄」及び「15R潜伏確変大当りを示す大当り図柄」の何れであるかを知ることができる。
サブ制御基板220に搭載されたCPU220aは、これらの情報に基づいて、演出表示装置27での演出態様を決定した後、演出表示制御基板222に対して疑似図柄の表示制御信号を出力し、疑似図柄の変動・停止表示等を行う。また、特別図柄の変動時間(変動パターン指定コマンド)に基づいて、演出表示装置27でいわゆるリーチ演出を行うか否か、更にはどのような種類のリーチ演出とするかも決定する。そして、サブ制御基板220は、こうして決定した演出内容に従って、演出表示制御基板222や、アンプ基板224、装飾駆動基板226などを制御することにより、決定した内容の演出を行うことになる。
図69に戻り、「第2の特別図柄に関する保留数」が「ゼロ」であるとともに(S314b;YES)、「第1の特別図柄に関する保留数」が「ゼロ」でない場合(S314a;NO)には、RAM202の所定アドレスから、最も古い判定用乱数(S306aで取得したもので、特図1大当り抽選乱数)を読み出し(S316a)、当否判定処理を行い(S320a)、特図1図柄変動開始処理(S500a)を行った後、特別図柄遊技処理(S300)を終了して、図66の遊技制御処理に復帰する。ここで、S320aの処理として行われる当否判定処理も、S320bと同様に図66に示す当否判定処理に従って行われ、S500aの処理として行われる特図1図柄変動開始処理も、S500bと同様に図67に示す図柄変動開始処理に従って行われる。
次に、特別図柄遊技処理(S300)のS310の処理(図69参照)で、第1の特別図柄又は第2の特別図柄が変動中であると判断された場合は(S310;YES)、既に、特別図柄の変動パターンと停止図柄とが決定されて、特別図柄の変動が開始されていることとなる。そこで、特別図柄変動時間が経過したか否かを判断する(S341)。即ち、特別図柄の変動時間は変動パターンに応じて予め定められているので、特別図柄の変動を開始すると同時にタイマをセットすることにより、所定の変動時間が経過したかを判断するのである。そして、未だ変動時間が経過していない場合は(S341;NO)、そのまま特別図柄遊技処理(S300)を終了して、図66に示す遊技制御処理に復帰する。
これに対して、変動時間が経過したと判断された場合は(S341;YES)、変動している第1の特別図柄又は第2の特別図柄を停止させ(S344)、停止図柄を表示するとともに、図柄停止コマンドをサブ制御基板220に向かって出力する(S346)。なお、図柄停止コマンドは、サブ制御基板220を介して演出表示制御基板222に転送される。そして、特別図柄を停止表示させる停止表示時間を設定した後(S348)、設定した停止表示時間が経過したか否かを判断する(S350)。
S350の処理で、特別図柄の停止表示時間が経過していないと判断されれば(S350;NO)、そのまま特別図柄遊技処理(S300)を終了して、図66に示す遊技制御処理に復帰する。一方、特別図柄の停止表示時間が経過した場合は(S350;YES)、停止表示の態様が大当りを示す態様(大当り図柄)か否かを判断する(図65のS352)。
S352の処理で肯定的な判断がなされると、「大当り遊技開始設定処理(S450)」を行った後、特別図柄遊技処理(S300)を終了して、図66に示す遊技制御処理に復帰する。この「大当り遊技開始設定処理(S450)」を開始すると、図68に示すように、主制御基板200のCPU201は、後述する「大当り遊技」の終了時に参照するためのバッファに、現在の遊技進行状況を示す情報をセット(記憶)する(S454)。具体的には、「大当りの種類(15R変則通常大当り、15R確変大当り、Aタイプの15R変則確変大当り、Bタイプの15R変則確変大当り、Cタイプの15R変則確変大当り、15R潜伏確変大当りのうちの何れであるのかなど)」、「遊技状態フラグの状態」をセット(記憶)する(S454)。また、主制御基板200に搭載されたRAM202の特定領域が、S454の処理で用いるバッファとして機能する。
ここで、「遊技状態フラグ」とは「遊技機1の遊技状態」を示すフラグ、つまり、「確変フラグ」、「変動短縮フラグ」、「開放延長フラグ」などであり、S454の処理においては、これらのフラグが「ONに設定」されているか、「OFFに設定」されているかを示すデータ、つまり、現在の遊技状態(遊技モード)を示すデータがセットされる。また、「確変フラグ」は遊技機1の遊技モード(遊技状態)が高確率モード(確率変動手段が作動するモード)にあることを示すフラグであり、「変動短縮フラグ」は遊技機1の遊技モード(遊技状態)が変動短縮モード(図柄変動表示の実行時間が短くなる可能性が高くなるモード)にあることを示すフラグである。また、「開放延長フラグ」は遊技機1の遊技モード(遊技状態)が開放延長モード(本実施例の第2の始動入賞装置17bのような「可変式の始動入賞装置」の開放時間を長くするモード)にあることを示すフラグである。
S454の処理に続いて、大当り遊技フラグをセット(ONに設定)する処理を行う(S460)。この「大当り遊技フラグ」のセットにより、遊技機1の遊技状態は「大当り遊技状態」に移行する(大当り遊技実行手段が作動を開始する)。この後、発生した大当りの態様に応じて、大入賞口31aの開放パターンをセットする処理を行う。すなわち、発生した大当りが「15R確変大当り」である場合(S472;YES)、「通常開放パターン(フルオープンのみの開放パターン)」をセットした後(S476)、S482以降の処理に移行する。ここで、「通常開放パターン」は、「基本的大当り遊技を行うための開放パターン」であり、「第2大当り動作を実行するための開放パターン」に相当する。なお、「フルオープン」の開放動作とは、第2大当り動作を意味している。
発生した大当りが「15R変則通常大当り」若しくは「15R潜伏確変大当り」である場合(S472;NO、S474;YES)、「フルオープンなし変則開放パターン」をセットした後(S478)、S482以降の処理に移行する。ここで、「フルオープンなし変則開放パターン」は、「第2大当り遊技を行うための変則開放パターン」、つまり「第1大当り動作A」若しくは「第1大当り動作B」に基づく開放パターンである。
発生した大当りが「Aタイプの15R変則確変大当り」、「Bタイプの15R変則確変大当り」若しくは「Cタイプの15R変則確変大当り」である場合(S472;NO、S474;NO)、「フルオープンあり変則開放パターン」をセットした後(S476)、S482以降の処理に移行する。ここで、「フルオープンあり変則開放パターン」には、図50(b)、図51(a)、(b)に示すものが存在するが、大当り図柄の態様を考慮して、何れかの変則開放パターンが設定される。
次に、S482以降の処理について説明する。ここで、S460の処理で「大当り遊技フラグ」がセットされると、遊技機1の遊技状態は「大当り遊技状態」に移行する(大当り遊技実行手段が作動を開始する)が、本実施例の遊技機1では、「大当り遊技フラグ」の設定中(つまり、大当り遊技実行手段の作動中)は、確変機能、時短機能、開放延長機能は働かないこととしている。このため、S482以降の一連の処理を以下のように行った後、特別図柄遊技処理(S300)を終了する。
つまり、S482の処理において、確変フラグがセット(ONに設定)されているか否かを判断し(S482)、セットされていない場合は(S482;NO)、そのままS484の処理に移行し、セットされている場合は(S482;YES)、確変フラグを解除(OFFに設定)した後(S483)、S484の処理に移行する。そして、S484の処理においては、変動短縮フラグがセット(ONに設定)されているか否かを判断し、セットされていない場合は(S484;NO)、そのまま特別図柄遊技処理(S300)を抜けて、図66の遊技制御処理に復帰する。一方、S484の処理において、変動短縮フラグがセット(ONに設定)されていると判断される場合は(S484;YES)、変動短縮フラグと開放延長フラグとを解除(OFFに設定)した後(S486、S487)、特別図柄遊技処理(S300)を抜けて、図66の遊技制御処理に復帰する。そして、何れの場合においても、図66の遊技制御処理に復帰すると、後述する大当り遊技処理(図69)が開始され、大当り遊技が実行される。なお、S482の処理の肯定判断とS483の処理を経て、S484の処理で否定的な判断がなされる場合、遊技機1の当該「大当りの発生」前における遊技状態(遊技モード)は、「高確率通常変動モード」、つまり、「潜伏確変モード」となる。
次に、図65のS352の処理で否定的な判断がなされる場合の処理について説明する。つまり、第1の特別図柄表示部62a若しくは第2の特別図柄表示部62bにおいて停止表示された特別図柄が「外れ図柄」の場合(S352;NO)、変動短縮フラグがセット(ONに設定)されているか否かが判断される(S398)。そして、変動短縮フラグがセットされていない(OFFに設定されている)場合(S398;YES)、 そのまま特別図柄遊技処理(S300)を抜けて、図66の遊技制御処理に復帰する。
一方、変動短縮フラグがセット(ONに設定)されている場合(S398;YES)、つまり、外れ発生時の遊技モードが、「低確率短縮変動モード」若しくは「高確率短縮変動モード」である場合、変動短縮カウンタの値を「−1」した後(S400)、変動短縮カウンタの値が「ゼロ」になったか否かを判断する(S404)。そして、「ゼロ」になっていない場合(S404;NO)、 そのまま特別図柄遊技処理(S300)を抜けて、図66の遊技制御処理に復帰する。ここで、「変動短縮カウンタ」は、「変動短縮しつつ実行する特別図柄の変動回数」の上限回数を示すものであり、その値が「ゼロ」になると、次回の特別図柄の変動において短縮変動は行われない。
これに対して、S404の処理で、変動短縮カウンタの値が「ゼロ」になったと判断される場合(S404;YES)、遊技機1の遊技モードが低確率短縮変動モードから低確率通常変動モードに切り替わるか、或いは、高確率短縮変動モードから高確率通常変動モードに切り替わることになる。このため、変動短縮フラグを解除(OFFに設定)する処理(S410)と、開放延長フラグを解除(OFFに設定)する処理(S416)と、モード指定コマンドをサブ制御基板220に送信する処理(S417)とを行った後、特別図柄遊技処理(S300)を抜けて、図66の遊技制御処理に復帰する。
なお、S417の処理では、低確率通常変動モード或いは高確率通常変動モードを指定する「モード指定コマンド」がサブ制御基板220に送信される。但し、「低確率短縮変動モード」、「高確率短縮変動モード」の何れかの遊技モードにおいて「確変大当り」を生ずると、変動短縮カウンタの初期値が「10,000」にセットされるので、この場合には、S404の肯定判断を生ずることはあり得ないため、そのような状況下から「高確率通常変動モード」を生ずることはない。
E.大当り遊技処理(S600)
主制御基板200に搭載されたCPU201が、図66の遊技制御処理を繰り返し行ううちに、図74に示すように、「大当り遊技フラグ」がセットされていると判断すると(S602;YES)、大当り遊技処理を開始させ(S600)、「大当り遊技(第1大当り遊技若しくは第2大当り遊技)」が実現される。
図74は、大当り遊技処理(S600)の流れを示すフローチャートである。各大当りラウンドが開始されると、前述のように、「各大当りラウンドにおいて予定されている大当り動作を完了するか、遊技球の入球数が規定数(本実施例では8個)になると、当該「大当りラウンド」の終了条件が成立する。この後、所定の待機時間(例えば、2秒)を経て、「大当り遊技の終了条件」が成立していなければ、次の「大当りラウンド」が開始される。そして、この「大当りラウンド」を所定回数(本実施例では15回)繰り返すと、大当り遊技を終了する。以下、図74〜図75を参照しながら、詳細な処理内容について説明する。
大当り遊技(「基本的大当り遊技」、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」、若しくは「第2大当り遊技」)を開始すると(S602;YES)、先ず、「大当りラウンド」を実行中か否かを判断する(S604)。ここで、大入賞口31aは、「大当り遊技状態ではない通常の遊技状態」では閉鎖状態を維持しており、大当り遊技の開始直後は、未だ「大当りラウンド」を実行していない。このため、大当り遊技の開始直後は、「大当りラウンド」を実行中ではないと判断され(S604;NO)、続いて、大当り遊技の終了条件が成立したか否かが判断される(S612)。つまり、「大当りラウンドの実行回数」が対応する大当り遊技の設定回数(本実施例では15回)に達したか否かを判断する(S612)。
但し、大当り遊技が開始された直後は、大当り遊技の終了条件が成立しないため、S612の処理では、必然的に否定的な判断がなされる(S612;NO)。このため、S614の処理に移行して、待機時間(インターバル時間であって、例えば、2秒)が経過したか否かを判断する(S614)。つまり、大当りラウンドの待機時間が経過したか否かを判断する(S614)。そして、大当り遊技が開始された直後は、大当りラウンドを実行していない状態となっているから、必然的に、待機時間が経過していると判断され(S614;YES)、大当りラウンドを開始させた後(S616)、図74に示した大当り遊技処理を一旦終了して、図66の遊技制御処理に復帰する。
主制御基板200のCPU201は遊技制御処理に復帰すると、図66に示す一連の各種処理を行った後、再び大当り遊技処理(S600)を開始する。この際、前述のように、図66に示した遊技制御処理を、主制御基板200のCPU201が一回、実行するために要する時間は、約4msecとなっている。従って、図74に示す大当り遊技処理(S600)も、約4msec毎に繰り返して実行される。
そして、S604の処理で肯定的な判断がなされると、「当該大当りラウンドにおける大当り動作」を完了したか否かが判断される(S606)。例えば、当該大当りラウンドにおいて予定されている大当り動作が「第1大当り動作A」であれば、大入賞口31aの合計の開放時間が10秒になったか否か(0.2秒の開放を2回行った後、9.6秒の開放を完了したか否か)が判断される。また、当該大当りラウンドにおいて予定されている大当り動作が、第1大当り動作Bであれば、大入賞口31aの合計の開放時間が0.4秒になったか否か(0.2秒の開放を2回行ったか否か)が判断される。更に、当該大当りラウンドにおいて予定されている大当り動作が、第2大当り動作であれば、大入賞口31aの開放時間が26秒になったか否かが判断される。
S606の処理で肯定的な判断がされると、当該大当りラウンドを終了した後(S610)、図69に示した大当り遊技処理(S600)を抜けて、図66の遊技制御処理に復帰する。一方、S606の処理で否定的な判断がなされる場合は(606;NO)、大入賞口31aに入賞した遊技球が規定数(8個)に達しているか否かを判断する(S608)。そして、遊技球の入賞数が規定数に達した場合も(S608;YES)、当該大当りラウンドを終了した後(S610)、図69に示した大当り遊技処理(S600)を抜けて、図66の遊技制御処理に復帰する。つまり、遊技球の入賞数が規定数に達すると、「大当りラウンドにおいて予定されている大当り動作の完了を待たずに大入賞口31aを閉鎖する。
一方、「当該大当りラウンドにおいて予定されている大当り動作」が完了せず(S606;NO)、しかも、入賞数が規定数に達していない場合は(S608;NO)、大当りラウンドを継続させたまま、図74の大当り遊技処理を抜けて、図66の遊技制御処理に復帰する。
遊技機1の遊技状態が「大当り遊技状態」である場合(S602;YES)、図66の遊技制御処理を何回も繰り返し実行しているうちに、S606の処理で肯定的な判断がなされるか、若しくは、S608の処理で肯定的な判断がなされる。こうして、1回の大当りラウンドを終了する。
遊技機1の遊技状態が「大当り遊技状態」にあるときに、再度、大当り遊技処理(S600)が実行され、S604において「大当りラウンド」を実行中でないと判断されると(S604;NO)、当該「大当り遊技」の終了条件が成立したか否かが判断される(S612)。つまり、何れの大当り遊技(「基本的大当り遊技」、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」若しくは「第2大当り遊技」)においても、その大当り遊技中に実行した「大当りラウンド数」が「15」に達したか否かが判断される。そして、実行した「大当りラウンド」の回数(ラウンド数)が設定回数に到達していなければ(S612;NO)、インターバル時間(例えば、2秒)が経過したことを確認した後(S614;YES)、新たな大当りラウンドを実行する(S616)。
一方、S612の処理において、当該「大当り遊技」の終了条件が成立したと判断される場合は(S612;YES)、以下に示す「大当り遊技終了時処理(S700)」を行った後、大当り遊技処理(S600)を終了し、図66の遊技制御処理に復帰する。この大当り遊技終了時処理(S700)が起動すると、CPU201は、図75に示すように、大当り遊技フラグ(図73のS460を参照)を解除(OFFに設定)した後(S705)、前述の「大当り終了時参照用バッファ(図68のS454を参照)」を参照することによって、「今回の当り遊技の前提となった大当り図柄(以下、「今回の大当り図柄」という。)」の種類(「15R変則通常大当り」、「15R確変大当り」、「Aタイプの15R変則確変大当り」、「Bタイプの15R変則確変大当り」、「Cタイプの15R変則確変大当り」及び「15R潜伏確変大当り」)に関する情報を取得し、この情報に基づいて、大当り遊技終了後の遊技モード等を設定する処理を行う。
つまり、「今回の大当り図柄(図69のS344の処理で停止した図柄)」が「15R変則通常大当りを示す大当り図柄」であった場合(S720;NO)には、変動短縮カウンタに「40」をセットする処理(S770)と、変動短縮フラグをセットする処理(S775)と、開放延長フラグをセットする処理(S780)とを行う。そして、大当り遊技終了後における遊技機1の遊技モードが「低確率短縮変動モード」であること指定するモード指定コマンドをサブ制御基板220に送信した後(S785)、大当り遊技終了時処理(S700)を終了する。
また、今回の大当り図柄が「確変大当り図柄(「15R確変大当りを示す大当り図柄」、「Aタイプの15R変則確変大当りを示す大当り図柄」、「Bタイプの15R変則確変大当りを示す大当り図柄」、「Cタイプの15R変則確変大当りを示す大当り図柄」及び「15R潜伏確変大当りを示す大当り図柄」のうちの何れか)である場合は(S720;YES)、確変フラグをセット(ONに設定)する処理(S725)を行った後、S730の処理に移行する。このS730の処理では、今回の大当り図柄が「潜伏確変図柄」、つまり、「15R潜伏確変大当りを示す大当り図柄」であるか否かを判断する(S730)。そして、S730の処理で肯定判断される場合、変動短縮カウンタに「40」をセットする処理(S770)と、変動短縮フラグをセットする処理(S775)と、開放延長フラグをセットする処理(S780)とを行う。更に、大当り遊技終了後における遊技機1の遊技モードが「高確率短縮変動モード」であること指定するモード指定コマンドをサブ制御基板220に送信した後(S795)、大当り遊技終了時処理(S700)を終了する。
一方、S730の処理で否定的な判断される場合(つまり、今回の大当り図柄が「15R確変大当りを示す大当り図柄」、「Aタイプの15R変則確変大当りを示す大当り図柄」、「Bタイプの15R変則確変大当りを示す大当り図柄」若しくは「Cタイプの15R変則確変大当りを示す大当り図柄」である場合)、変動短縮カウンタに「10,000」をセットする処理(S760)と、変動短縮フラグをセットする処理(S775)と、開放延長フラグをセットする処理(S780)とを行う。更に、大当り遊技終了後における遊技機1の遊技モードが「高確率短縮変動モード」であること指定するモード指定コマンドをサブ制御基板220に送信した後(S785)、大当り遊技終了時処理(S700)を終了する。
F.大当り動作開始コマンド出力処理(S800)
次に、図76を用いて大当り動作開始コマンド出力処理(S800)の概要を説明する。つまり、主制御基板200に搭載されたCPU201が、図66の遊技制御処理を繰り返し行ううちに、開閉本体部31p(作動片)を作動して、大入賞口31aを開放させる動作(つまり、大入賞口31aを開放させる大当り動作)が開始されたと判断すると(S802;YES)、S810以降の処理を行う。ここで、大当り動作の実行開始は、主制御基板200に搭載されたCPU201が、「第1大当り動作A」、「第1大当り動作B」若しくは「第2大当り動作」の開始に従って、大入賞口ソレノイド31cの駆動を開始させる時点である。
S810以降の処理では、「大当り動作態様を示す動作態様情報が付加されたコマンド」を、サブ制御基板220に向かって送信(出力)する処理が行われる(S810、S815、S820)。つまり、開始される大当り動作が「第1大当り動作A」である場合(S810;YES)には、「第1大当り動作Aに対応した大当り動作開始コマンド(開始される開放動作態様が第1大当り動作Aである旨を示す動作態様情報が付加されたコマンド)」をサブ制御基板220に向かって出力した後(S815)、大当り動作開始コマンド出力処理(S800)を終了し、図66の遊技制御処理に復帰する。また、開始される大当り動作が「第1大当り動作B」である場合(S810;YES)には、「第1大当り動作Bに対応した大当り動作開始コマンド(開始される開放動作態様が第1大当り動作Bである旨を示す動作態様情報が付加されたコマンド)」をサブ制御基板220に向かって出力した後(S815)、大当り動作開始コマンド出力処理(S800)を終了し、図66の遊技制御処理に復帰する。
一方、開始される開放動作が「第2大当り動作」である場合(S810;NO)には、「第2大当り動作に対応した大当り動作開始コマンド(開始される開放動作態様が第2大当り動作である旨を示す動作態様情報が付加されたコマンド)」をサブ制御基板220に向かって出力した後(S820)、大当り動作開始コマンド出力処理(S800)を終了し、図66の遊技制御処理に復帰する。
G.大当り遊技関連コマンド出力処理(S850)
次に、図77を用いて大当り遊技関連コマンド出力処理(S850)の概要を説明する。ここで、大当り遊技関連コマンド出力処理(S850)は、後述する「大当り遊技演出処理(図81を参照)等の実行を制御するためのコマンド」をサブ制御部220A(サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220a)に送信するための処理である。
主制御基板200に搭載されたCPU201が、図66の遊技制御処理を繰り返し行ううちに、大当り遊技の開始タイミングが到来したと判断すると(S855;YES)、「大当り遊技開始指定コマンド」をサブ制御基板220に向かって出力した後(S860)、大当り遊技関連コマンド出力処理(S850)を終了し、図66の遊技制御処理に復帰する。ここで、大当り遊技フラグをONに設定するとともに「大入賞口31aの開放パターン」をセットするタイミングで(図73のS460,S476,S478,S480を参照)で、大当り遊技の開始タイミングが到来する。なお、この「大当り遊技開始指定コマンド」は、サブ制御部220Aに「大当り遊技の開始を示す演出(所謂「ファンファーレ演出」)」の開始を指示するためのコマンドである。
主制御基板200に搭載されたCPU201が、大当りラウンドの開始タイミングが到来したと判断すると(S855;NO、S865;YES)、「ラウンド数指定コマンド」をサブ制御基板220に向かって出力した後(S870)、大当り遊技関連コマンド出力処理(S850)を終了し、図66の遊技制御処理に復帰する。つまり、本実施例では、大当り遊技の種類(第1確変大当り、Aタイプの15R変則確変大当り、Bタイプの15R変則確変大当り、Cタイプの15R変則確変大当り、15R変則通常大当り、15R潜伏確変大当り)にかかわらずに、「大当りラウンドの実行回数」が「15回」となっているため、CPU201は、各種の大当り遊技を実行する度に「ラウンド数指定コマンド(開始される各ラウンド数を指定するラウンド数指定コマンド)」を出力する処理を合計15回行う。
主制御基板200に搭載されたCPU201が、大当り遊技終了タイミングが到来したと判断すると(S855;NO、S865;N0、S885;YES))、「大当り遊技終了指定コマンド」をサブ制御基板220に向かって出力した後(S890)、大当り遊技関連コマンド出力処理(S900)を終了し、図66の遊技制御処理に復帰する。ここで、大当り遊技終了タイミングは、前述の大当り遊技処理(S600)において、大当り遊技の終了条件が成立したと判断されると(図74のS612を参照)、到来する。なお、サブ制御部220Aに「大当り遊技終了指定コマンド」が送信されると、サブ制御部220Aは、演出表示装置27等において「大当り終了演出(大当りエンディング演出)」を実行する(図82のS1395を参照)。
H.入球コマンド出力処理(S900)
次に、図78(a)を用いて、「入球コマンド出力処理(S900)」の概要を説明する。つまり、主制御基板200に搭載されたCPU201が、図66の遊技制御処理を繰り返し行ううちに、大入賞口31aに遊技球の入球があった」と判断すると(S905;YES)、S910以降の処理を行う。
S910の処理では、「大入賞口31aへの遊技球の入球時」に、開閉本体部31p(作動片)が第1大当り動作(第1大当り動作A若しくは第1大当り動作B)を行っていたか否かが判断され(S910)、肯定的な判断がなされる場合(S910;YES)には、「第1大当り動作(第1大当り動作A若しくは第1大当り動作B)」に対応した入球コマンド(開放動作態様が第1大当り動作である旨を示す動作態様情報が付加されたコマンド)」をサブ制御基板220に向かって出力した後(S915)、入球コマンド出力処理(S900)を終了し、図66の遊技制御処理に復帰する。
「大入賞口31aへの遊技球の入球時」に、開閉本体部31p(作動片)が第2大当り動作を行っていたと判断される場合(S910;NO)には、第2大当り動作に対応した入球コマンド(開放動作態様が第1開放動作である旨を示す動作態様情報が付加されたコマンド)」をサブ制御基板220に向かって出力した後(S945)、入球コマンド出力処理(S900)を終了し、図66の遊技制御処理に復帰する。
I.特定大当り動作完了コマンド出力処理(S950)
次に、図78(b)を用いて、「特定大当り動作完了コマンド出力処理(S950)」の概要を説明する。つまり、主制御基板200に搭載されたCPU201が、図66の遊技制御処理を繰り返し行ううちに、第1大当り動作Aを完了した」と判断すると(S952;YES)、S954以降の処理を行う。
S954の処理では、「S952の処理で終了したと判断された第1大当り動作A」が、第2大当り動作の直前に行われたものであるか否か(続いて第2大当り動作を開始するか否か)が判断される。そして、S954の処理において肯定的な判断がなされると(S954;YES)、特定大当り動作完了コマンドをサブ制御基板220に向かって出力した後(S956)、「特定大当り動作完了コマンド出力処理(S950)」を終了し、図66の遊技制御処理に復帰する。ここで、「特定大当り動作完了コマンド」は、前述の「レンズ95V、95Wの表面に図柄を浮き出させる演出」の実行契機となるコマンドである。また、主制御基板200のCPU201は、現在実行している大当り遊技の種類(「基本的大当り遊技」、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」、「第2大当り遊技」)と、終了した大当りラウンドの数を参酌すること等によって、「S952の判断」や「S954の判断」を行うことができる。
(7)演出制御処理
図79を用いて、サブ制御部220A(サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220a)が、演出表示制御部222A(演出表示制御基板222の図示しないCPU)と協働して行う「演出制御処理」の概要について説明する。なお、図79には、演出制御処理を構成する各処理のうちで主要な処理のみを図示している。この演出制御処理では、遊技機1に電源が投入されるか、リセットスイッチが押されると(950;YES)、先ず、初期化処理を行う(S960)。この後、電源がOFFになるまでの間(S2300で肯定判断されるまでの間)、図柄変動演出処理(S1100)、大当り遊技演出処理(S1300)、初期演出処理(S1400)、入球時演出処理(S1500)、極演出処理(S1600)、連動演出処理(S1700)などの主要な処理が繰り返し実行される。尚、図79の一周の処理に要する時間は、ほぼ2msecとなっているため、これらの処理は約2msec毎に繰り返し実行される。以下、図79のフロー図に従ってサブ制御処理について説明する。
a.図柄変動演出処理(S1100)
図柄変動演出処理(S1100)においては、図80に示すように、サブ制御部220A(サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220a)が、図柄変動開始時のコマンドを受信すると(S1105;YES)、S1110以降の処理が実行される。ここで、S1105の処理で受信するコマンドは、変動パターン指定コマンド(CHP)及び特別図柄停止情報指定コマンド(CJS)である。
ここで、サブ制御部220Aは、受信した「特別図柄停止情報指定コマンド」に基づき、主制御部200Aにおいて実行された当否判定(S320a,S320b)の結果を判断することができる。そして、当否判定の結果が大当りである場合(S1110;YES)、受信した変動パターン指定コマンドに基づき、「大当り演出の変動パターン(演出表示装置27の表示画面27aで実行される演出表示の実行態様、リーチ表示の態様等)」及び「大当り停止図柄(演出表示装置27の表示画面27aで大当りを確定表示する疑似図柄の態様)」を決定する処理を行った後(S1115)、S1160の処理に移行する。
更に、当否判定の結果が外れある場合(S1110;NO)、受信した変動パターン指定コマンドに基づき、「外れ演出の変動パターン(演出表示装置27の表示画面27aで実行される演出表示の実行態様、リーチ表示の実行有無、リーチ表示を実行する場合のリーチ表示態様等)」及び「外れ停止図柄(演出表示装置27の表示画面27aで外れを確定表示する疑似図柄の態様)」を決定する処理を行った後(S1118)、S1160の処理に移行する。
S1120の処理において、サブ制御部220Aは、受信した変動パターン指定コマンド(CHP)及び特別図柄停止情報指定コマンド(CJS)に基づいて、S1115若しくはS1118で決定した「変動パターン(演出パターン)」及び「疑似図柄の停止図柄」を指定するコマンド(演出表示詳細コマンド)を演出表示制御部222A(演出表示制御基板222)に送信し、演出表示装置27において、疑似図柄や背景図柄等の演出図柄の変動表示(変動遊技)を開始させる(S1120)。つまり、演出表示装置27の表示画面27aにおける図柄変動演出表示を開始させる(S1160)。
そして、サブ制御部220Aが、主制御部200A(主制御基板200)から送信される演出停止指定コマンド(CZE)を受信すると(S1125;YES)、サブ制御部220Aは、受信した演出停止指定コマンドを演出表示制御部222Aに転送し、演出表示装置27において、疑似図柄と背景図柄の演出表示を停止させる(S1170)。
b.大当り遊技演出処理(S1300)
大当り遊技演出処理(S1300)は、本遊技機1が大当り遊技を行うときになされるものである。この大当り遊技演出処理(S1300)においては、図81に示すように、サブ制御部220A(サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220a)が、「大当り遊技開始指定コマンド」を受信すると(S1305;YES)、S1310以降の処理が実行される。
ここで、本遊技機1においては、大当りを生ずると、主制御部200Aからサブ制御部220Aに大当り遊技開始指定コマンドが送信される(図65、図77を参照)。つまり、主制御部200Aは、「大当り遊技フラグ」をセット(ONに設定)するとともに「大入賞口31aの開放パターン」をセットするタイミングで(図73のS460,S476,S478,S480を参照)、サブ制御部220Aに大当り遊技開始指定コマンドを送信する。
大当り遊技開始指定コマンドを受信したサブ制御部220Aは、受信した大当り遊技開始指定コマンドを解析して、今回の大当りの種類(「第1確変大当り(15R確変大当り)」、「15R変則通常大当り」、「Aタイプの15R変則確変大当り」、「Bタイプの15R変則確変大当り」、「Cタイプの15R変則確変大当り」及び「15R潜伏確変大当り」のうちの何れか)を特定し、演出表示装置27等において、今回の大当りの種類に対応した大当り開始演出(ファンファーレ演出)を実行する(S1310)なお、本実施例では、「15R潜伏確変大当り」と、「15R変則通常大当り」を生じた場合の大当り開始演出とが共通化されている。従って、遊技者は、現在の遊技モードが高確率モードにあるか否かについての想像を働かせつつ、遊技を行うことになるため、遊技者の興趣を更に高めることができる。また、演出表示装置27の表示画面27aにおいて、大当り開始表示(ファンファーレ表示)を開始した後、大入賞口31aの入賞を「ねらえ」と催促する表示(入球促進演出表示)を行う。
次いで、CPU220aは、今回の大当りの種類に対応して「大当り遊技の演出パターン(ラウンド演出パターン)」を設定する処理を行う。すなわち、今回の大当りが「15R確変大当り」である場合(S1315;YES)には、「15R確変大当り用のラウンド演出パターン」を設定した後(S1320)、S1375以降の処理に移行する。
今回の大当りが「15R変則通常大当り」若しくは「15R潜伏確変大当り(第2の確変大当り)」である場合(S1315;NO、S1325;YES)には、「15R変則通常大当り」及び「15R潜伏確変大当り」で共通に用いられる「共通ラウンド演出パターン」を設定した後(S1330)、S1375以降の処理に移行する。また、今回の大当りが「15R変則確変大当り」である場合(S1315;NO、S1325;NO)には、「15R変則確変大当りのラウンド演出パターン」を設定した後(S1365)、S1375以降の処理に移行する。ここで、S1365の処理においては、「Aタイプの15R変則確変大当り」を発生した場合と、「Bタイプの15R変則確変大当り」を発生した場合と、「Cタイプの15R変則確変大当り」を発生した場合とで、内容の異なる「15R変則確変大当り用のラウンド演出パターン」が設定される。
ところで、大当りが発生した場合、主制御部200Aは大当り遊技開始指定コマンドを送信した後、「大当りラウンドを開始させるタイミング(図77のS865;YES、S870)」で「ラウンド数指定コマンド」をサブ制御部220Aに送信する。これにより、図82に示すように、サブ制御部220Aは「第1回目のラウンド数指定コマンド(第1ラウンドの開始を特定するコマンド)」を受信することになるため(S1375)、演出表示装置27等において「設定したラウンド演出パターンに基づきラウンド演出(1ラウンドであることを示す演出)」を開始する(S1380)。
この後、主制御部200Aは「大当りラウンドを終了させるタイミング」でサブ制御部220Aに向かって「ラウンド終了コマンド」を送信する。これにより、サブ制御部220Aは「第1ラウンド」の終了を検出するため、一旦、「ラウンド演出」を終了し、演出表示装置27等において「インターバル表示(各ラウンド間の演出表示)」を開始する。更に、サブ制御部220Aは、後続する「ラウンド数指定コマンド」を受信する毎に「インターバル表示」を終了して「ラウンド演出」を開始し、後続する「ラウンド終了コマンド(CRE)」を受信する毎に「インターバル表示」を開始する。このように、「ラウンド演出」は「インターバル表示」を挟みつつ、最終ラウンドの表示を行うまで繰り返される。
このように、大当り遊技を実行するなかで、最終ラウンドを終了するタイミングで、主制御部200Aからサブ制御部220Aに向かって「大当り遊技終了指定コマンド」が送信されると(図77のS885;YES、S890)、サブ制御部220Aは、その「大当り遊技終了指定コマンド」を受信する(S1390;YES)。そして、「大当り終了指定コマンド」を受信したサブ制御部220Aは、演出表示装置27等において「大当り終了演出(大当りエンディング演出)」を実行する(S1395)。そして、「大当り終了演出(大当りエンディング演出)」を実行した後、大当り遊技演出を終了する。
c.初期演出処理(S1400)
初期演出処理(S1400)は、大当り開始表示(ファンファーレ表示)を開始した後であって、大当り遊技(大当り動作)の開始前に、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を用いて行う演出を制御するための処理である。つまり、図83(a)に示すように、この初期演出処理(S1400)が起動すると、サブ制御部220A(サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220a)は、初期演出タイマが所定値(例えば、1秒の経過を示す値)に達しているか否かを判断する(S1405)。ここで、この初期演出タイマは、サブ制御部220Aが大当り遊技開始指定コマンドを受信した後に経過した時間を計測するためのタイマであり、その値が所定値に達すると(つまり、大当り開始表示を開始した後、所定時間が経過すると)、初期演出が実行される。
S1405の処理で否定的な判断がなされる場合(S1405;NO)においては、主制御部200Aからの大当り遊技開始指定コマンドを受信したか否かを判断し(S1414)、大当り遊技開始指定コマンドを受信したと判断すると(S1414;YES)、初期演出タイマをセットする処理(初期演出開始までの時間計測を開始する処理)を行った後(S1416)、一旦、初期演出処理(S1400)を終了して、図79に示す演出制御処理に復帰する。そして、サブ制御部220Aが、図79の演出制御処理を繰り返して行ううちに、初期演出タイマが所定値に達した判断すると(S1405;YES)、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を開閉するとともに、初期演出タイマを初期化する処理を行った後(S1410)、初期演出処理(S1400)を終了する。つまり、このS1410の処理により、「大当り遊技(大当り動作)の開始前における前方開閉扉の開閉演出(つまり、初期演出)」が行われる。
d.入球時演出処理(S1500)
入球時演出処理(S1500)は、大当り遊技中(大当り動作の実行中)に、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を用いて行う演出を制御するための処理である。つまり、図83(b)に示すように、この入球時演出処理(S1500)において、サブ制御部220A(サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220a)は、主制御部200Aからの入球コマンドを受信すると(S1506;YES)、S1507以降の処理を実行する。上述したように、大当り遊技中に遊技球が大入賞口31aに入球すると、主制御部200Aは、その「大入賞口31aへの遊技球の入球時」に行われていた大当り動作の種類に応じた入球コマンドをサブ制御部220Aに送信する(図78(a)参照)。S1506の処理では、その「入球コマンド」を受信したか否かの判断を行い、入球コマンドを受信したと判断すると(S1506;YES)、S1507以降の処理を実行する。
S1507の処理では、受信した入球コマンドが、第1大当り動作(第1大当り動作A若しくは第1大当り動作B)の実行時の入球に基づく入球コマンドであるか否かが判断される(S1507)。このS1507の処理で否定的な判断がなされる場合(S1507;NO)には、そのまま入球時演出処理(S1500)を終了して、図79の「演出制御処理」に復帰する。一方、S1507の処理で肯定的な判断がなされる場合(S1507;YES)には、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を開閉する処理を行った後(S1515)、入球時演出処理(S1500)を終了して、図79の「演出制御処理」に復帰する。このS1515の処理により、大当り遊技中(大当り動作の実行中)における「前方開閉扉の開閉演出」が行われる。
e.極演出処理(S1600)
極演出処理(S1600)は、第1大当り動作Aを終了した後、それに続く第2大当り動作を開始する前において、後方開閉扉(左側扉95L及び右側扉95R)等を用いて行う演出を制御するための処理である。つまり、図84(a)に示すように、この極演出処理(S1600)において、サブ制御部220A(サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220a)は、特定大当り動作完了コマンドを受信すると(S1605;YES)、極演出を行った後(S1610)、極演出処理(S1600)を終了して、図79の「演出制御処理」に復帰する。上述したように、第2大当り動作の開始直前に行われる「第1大当り動作A」、すなわち、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」若しくは「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」における「第1大当り動作A」が完了すると、主制御部200Aは、そのことを示す「特定大当り動作完了コマンド」をサブ制御部220Aに送信する(図78(b)参照)。S1605の処理では、その「特定大当り動作完了コマンド」を受信したか否かの判断を行い、特定大当り動作完了コマンドを受信したと判断すると(S1605;YES)、S1610の処理を実行する。
ここで、極演出(S1610)は、「第2大当り動作の直前に行われる第1大当り動作A」が終了したときに、「第2大当り動作を実行する直前であること(第2大当り動作が開始されること)」を報知するための演出である。具体的には、第2大当り動作を開始する前の所定時間において、前方開閉扉(左側扉91L及び右側扉91R)を開状態とするとともに、LEDランプ4Kを点灯させ、レンズ95V、95Wの表面に図柄(「極」の文字)を強調表示させる演出である。そして、この極演出(S1610)は、第2大当り動作の開始に伴って(第2大当り動作開始直前のインターバル時間の終了に伴って)終了する。
f.連動演出処理(S1700)
連動演出処理(S1700)は、第2大当り動作(第2大当り動作に従って開閉本体部31p(作動片)を作動させて大入賞口31aを開放させる動作)に連動して実行される。つまり、図84(b)に示すように、サブ制御部220A(サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220a)が、大当り動作開始コマンドを受信すると(S1703;YES)、S1706以降の処理が実行される。上述したように、大当り動作の開始に際して、主制御部200Aは、その開始する大当り動作の種類(第1大当り動作A、第1大当り動作B、第2大当り動作)に対応する「大当り動作開始コマンド」をサブ制御部220Aに送信する(図76参照)。S1703の処理では、その「大当り動作開始コマンド」を受信したか否かの判断を行い、大当り動作開始コマンドを受信したと判断すると(S1703;YES)、S1706以降の処理を実行する。
S1706の処理では、S1703の処理で受信した大当り動作開始コマンドが、「第2大当り動作に対応した大当り動作開始コマンド」であるか否かが判断される。そして、肯定的な判断がされる場合(S1706;YES)には、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)を開状態とする処理を行った後(S1711)、連動演出処理(S1700)を終了して、図79の演出制御処理に復帰する。
つまり、サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220aは、第1モータ92c、第2モータ92d、第3モータ95c及び第4モータ95dを駆動して、左側扉91L、右側扉91R、左側扉95L及び右側扉95Rの位置を閉状態位置から開状態位置に変更する。この後、第2所定時間(26秒)が経過するか、第2所定時間の経過前に1回の第2大当り動作が終了すると、第1モータ92c、第2モータ92d、第3モータ95c及び第4モータ95dを駆動して、左側扉91L、右側扉91R、左側扉95L及び右側扉95Rの位置を開状態位置から閉状態位置に戻す。
この場合、大入賞口31aが第2大当り動作に基づき開放状態となっている間(最大26秒間)、前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット95は開状態に維持される。これにより、第2大当り動作に従って大入賞口31aが開放状態となっている間は、球通過領域(空間部81W)が透明なセンターカバー81Vを透かして、遊技機1の前方から視認可能となる(図13を参照)。よって、遊技領域11(遊技盤面)に存在する全ての遊技球受入口に流入した遊技球が、全て共通の球通過領域(空間部81W)を通過して遊技機1外(盤裏側)に排出され、遊技者は、その排出の様子を大当り遊技中に大入賞口31a周辺、すなわち、開状態となった前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット95の奥側で目視することができる。つまり、大入賞口31aに流入した遊技球のみならず、それ以外の遊技球受入口(アウト口32a、32b、33a、33b、34a、34b、一般入賞口40、41、43、44、第1の始動入賞口を構成する開口部171a、第2の始動入賞口を構成する開口部17f)に流入した遊技球が、全て共通の球通過領域(空間部81W)を通過する様子を目視することができる。
(8)実施例の効果
本遊技機1では、第1大当り動作を開始すると、遊技球の大入賞口31aへの入球に連動して、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)を開閉する演出を行う。そして、第1大当り動作の終了に続いて、「第1大当り動作よりも大入賞口31aへの遊技球の入球が容易な第2大当り動作」を開始すると、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)を開状態とするので、遊技者は、大入賞口31aばかりか、それ以外の遊技球受入口(アウト口32a、32b、33a、33b、34a、34b、一般入賞口40、41、43、44、第1の始動入賞口を構成する開口部171a、第2の始動入賞口を構成する開口部17f)に流入した遊技球についても、全て共通の球通過領域(空間部81W)を通過する様子を目視することができる。
つまり、本遊技機1によると、「大入賞口31aへの入球」に「賞球払い出しの契機」以外の意味(役割)を持たせ、大当り遊技の遊技性の向上を図ることができる。すなわち、第1大当り動作の実行時においては、「大入賞口31aへの入球」に「演出を進行させるための意味(役割)」を持たせることができる。また、第2大当り動作の実行時において、遊技者は、大入賞口31aに入球させた遊技球を、球通過領域(空間部81W)を通じて視認することができる。このように、本遊技機1によれば、「大入賞口31aへの入球」に特別な意味を持たせることができるため、遊技者の視線を大入賞口31a周辺に集めて、大当り遊技中に処理される遊技球の動きに関心を持たせることができ、「大入賞口31aへの入賞球」を用いた新規な大当り遊技の遊技性(大当り遊技演出)を実現することができる。従って、本遊技機1によると、遊技興趣の向上を図ることができる。
また、本遊技機1では、大入賞口31aと、アウト口32a、32bとを横方向に隣合う状態に配設するとともに、遊技球を大入賞口31aに誘導する第1誘導路11S、11Tと、遊技球をアウト口32a、32bに誘導する第2誘導路11L、11Rとを互いに近接した状態で設ける。このため、「大入賞口31aに誘導される遊技球の挙動」と「アウト口32a、32bに誘導される遊技球の挙動」が近似したもの(似通ったもの)となり、大当り遊技を実行中に遊技者にとっては「アウトロ32a、32bに誘導される遊技球の動き」が目に付き難くなる。
更に、本遊技機1では、遊技領域11に存在する全ての遊技球受入口に流入した遊技球が通過する「共通の球通過領域(空間部81W)」を設け、大当り遊技中に、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)が開状態となった際に、この球通過領域(空間部81W)を通過する遊技球(排出球)を遊技者側から視認可能とするため、大入賞口31aへの入賞数が、たとえ少なくても、遊技者に対して「大入賞口31aに思ったように入賞していないのではないかという印象」を抱かせ難くすることがきるとともに、「多くの遊技球が大入賞口31aに入賞しているのではないかという印象」を与えることができる。
また、本遊技機1では、大入賞口31aの上部を除く部位と、アウトロ32a、32bの全部とを装飾板85で覆う構成を採用するとともに、第1誘導路11S、11Tと第2誘導路11L、11Rとを互いに近接した状態で設けるため、遊技者にとって、大入賞口31a周辺に流下する遊技球が、大入賞口31aに入賞したのか、無効球となってアウトロ32a、32bから排出されたのかを識別困難とすることができる。つまり、大入賞口31aが開放状態にあるときには、大入賞口31aの周辺に到達した遊技球が、第1誘導路11S、11Tによって大入賞口31aに誘導されたのか、あるいは、第2誘導路11L、11Rによってアウト口32a、32bに誘導されるのかを識別することが、従来の遊技機(大入賞口及びアウト口の略全体を視認可能な状態に上下に並べる遊技機)に比べて困難となる。また、大入賞口31aを開放状態と閉鎖状態とに切り替えるためのシャッター部材31eは、遊技盤10の前後方向に摺動(スライド移動)するものであって、遊技盤面の手前側と奥側に出没する構成となっているので、遊技盤10の手前側に位置する(座っている)遊技者にとっては、装飾板85で覆われている大入賞口31aの周辺を一見しただけでは、その大入賞口31aが開放状態と閉鎖状態の何れにあるのかを識別することは困難となる。
このため、大入賞口31aが閉鎖状態にあるときにも、第1誘導路11S、11Tに誘導された遊技球が、大入賞口31aに入賞したのか、その左側方のアウトロ32aに受け入れられたのかを識別することが困難となっている。よって、大当り遊技中に大入賞口31a周辺に流下する遊技球の多くが、大入賞口に入賞している印象(無効球が発生していない印象)を遊技者に与えることができる。
このように、大入賞口31a、アウトロ32a、32b、装飾板85の各々の配置構成による効果と、大当り遊技の進行に伴って作動する開閉扉(前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット95)による効果とが相俟って、大当り遊技中における無効球の発生を遊技者にとって認識困難とすることができる。従って、本遊技機1によると、「大当り遊技中において発生する無効球(無駄球)を原因とする遊技興趣の低下」を抑制することができる。
次に、実施例2の遊技機について説明する。この実施例2の遊技機は、「連動演出処理(S1700)」を図85に従って行う点が実施例1と異なり、その他は実施例1と同様である。
前述のように、「第2大当り動作」を実行する大当り遊技(「基本的大当り遊技」、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」)においては、図50〜図52に示すように、複数回の「第2大当り動作」を繰り返すこととしている。そして、実施例2においては、この「複数回の第2大当り動作を繰り返す大当り遊技」において、最初の「第2大当り動作」の開始に伴い、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)を開状態とした後、この開状態を、最後の「第2大当り動作」を終了するまで維持することとしている。
つまり、実施例2においては、図85に示すように、連動演出処理(S1700)を起動すると、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)が開状態であるか否かを判断する(S1705)。そして、開状態でない場合には(S1705;NO)、主制御部200Aからの「第2大当り動作に対応した大当り動作開始コマンド」を受信したか否かを判断する(S1720)。そして、「第2大当り動作に対応した大当り動作開始コマンド」を受信したと判断すると(S1720;YES)、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)を閉状態から開状態に変化させ(S1725)、連動演出処理(S1700)を一旦終了する。
また、S1705の処理で、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)が開状態であると判断される場合には(S1705;YES)、主制御部200Aからの「第1大当り動作に対応した大当り動作開始コマンド」若しくは「大当り遊技終了指定コマンド」を受信したか否かを判断する(S1712)。そして、「第1大当り動作に対応した大当り動作開始コマンド」若しくは「大当り遊技終了指定コマンド」を受信したと判断すると(S1712;YES)、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)を開状態から閉状態に戻し(S1715)、連動演出処理(S1700)を終了する。ここで、S1712において、「第1大当り動作に対応した大当り動作開始コマンド」を受信するのは、「Aタイプの変則的な第1大当り遊技」において「第11の大当りラウンド(11R)」を開始するときであり、「大当り遊技終了指定コマンド」を受信するのは、「基本的大当り遊技」、「Bタイプの変則的な第1大当り遊技」及び「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」において「第15の大当りラウンド(15R)」を終了したときである。
実施例2によると、実施例1の効果と同様な効果を得ることができる。しかも、実施例2では、繰り返される「第2大当り動作」の間の期間(インターバル時間)においても、遊技領域11に存在する何れかの遊技球受入口に流入した遊技球を「球通過領域(空間部81W)」で視認可能であるため、遊技者に対して「多くの遊技球が大入賞口31aに入賞しているのではないかという印象」を更に与え易くなる。
次に、実施例3の遊技機について説明する。この実施例3の遊技機は、大当り遊技の態様として、図86(b)に示す「Bタイプの第2大当り遊技」が追加されている点が実施例1と異なり、その他は実施例1と同様である。この「Bタイプの第2大当り遊技」は、図86(b)に示すように、大当り動作として、第1大当り動作Aを3回繰り返す大当り遊技である。
実施例3によると、実施例1の効果と同様な効果を得ることができる。しかも、実施例3では、図86(a)及び(b)に示すように、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」及び「Bタイプの第2大当り遊技」が、第2の大当りラウンド(2R)まで同一の大当り動作(第1大当り動作A)を行う。ところが、第3の大当りラウンド(3R)においては、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」と「Bタイプの第2大当り遊技」とで、大入賞口31aへの入賞確率が大きく異なる大当り動作が開始される。
つまり、「Cタイプの変則的な第1大当り遊技」においては、第3の大当りラウンド(3R)を開始すると、賞球払い出しの可能性が極めて高い第2大当り動作が開始され、「Bタイプの第2大当り遊技」においては、第3の大当りラウンド(3R)を開始しても、引き続き「賞球払い出しの可能性が低い第1大当り動作A」が実行される。従って、遊技者は、何れの大当り遊技においても、第2の大当りラウンドが終了(2R)するまで、「第3の大当りラウンド以降に第2大当り動作が開始されるか否か」に関し、想像を働かせつつ遊技を行うことができるため、実施例3によると、遊技興趣を更に高めることができる。
次に、実施例4の遊技機について説明する。この実施例4の遊技機は、「入球時演出処理(S1500)」を図87(a)に従って行うとともに、「連動演出処理(S1700)」を図87(b)に従って行う点が実施例1と異なり、その他は実施例1と同様である。
この実施例4は、「第1大当り動作に従って開放状態となる大入賞口31aへの遊技球の連動した演出」を、後方開閉扉ユニット95(第2開閉扉装置)を用いて行う具体例を示すものである。
実施例4の連動演出処理(S1700)においては、図87(b)に示すように、サブ制御部220A(サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220a)は、主制御部200Aからの大当り動作開始コマンドを受信すると(S1703;YES)、S1706以降の処理を実行する。このS1706の処理では、S1703の処理で受信したと判断した大当り動作開始コマンドが「第2大当り動作に対応した大当り動作開始コマンド」であるか否かが判断される。そして、肯定的な判断がなされる場合(S1706;YES)には、実施例1と同様に、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)及び後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)を開状態に変更する処理を行った後(S1711)、連動演出処理(S1700)を終了して、図79の演出制御処理に復帰する。この場合も、大入賞口31aが第2大当り動作に基づき開放状態となっている間(最大26秒間)、前方開閉扉ユニット90及び後方開閉扉ユニット95が「26秒」間、開状態に維持される。
一方、このS1706の処理では、S1703の処理で受信したと判断した大当り動作開始コマンドが「第1大当り動作に対応した大当り動作開始コマンド」であると判断される場合(S1706;NO)には、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)を開状態に変更する処理を行った後(S1715)、連動演出処理(S1700)を終了して、図79の演出制御処理に復帰する。この場合、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)は、「実行中の第1大当り動作(第1大当り動作A若しくは第1大当り動作B)」が終了するタイミングで、閉状態に戻される。
実施例4の入球時演出処理(S1500)も、図87(a)に示すように、サブ制御部220A(サブ制御部220Aを構成するサブ制御基板220のCPU220a)は、大入賞口31aへの遊技球の入球が発生したことを示す入球コマンドを受信すると(S1506;YES)、S1507以降の処理を実行する。このS1507の処理においても、実施例1と同様に、受信した入球コマンドが、第1大当り動作(第1大当り動作A若しくは第1大当り動作B)の実行時における大入賞口31aへの入球に基づく入球コマンドであるか否かが判断され(S1507)、否定的な判断がなされる場合(S1507;NO)には、そのまま入球時演出処理(S1500)を終了して、図79の「演出制御処理」に復帰する。一方、肯定的な判断がなされる場合(S1507;YES)には、前方開閉扉(左側扉91L、右側扉91R)の位置が、開状態位置に変更されているか否か(開放中か否か)を判断する(S1508)。
つまり、図87(b)の「S1715の処理」に従って前方開閉扉が開状態であるか否かを判断し(S1508)、否定的な判断がなされる場合には(S1508;NO)、そのまま入球時演出処理(S1500)を終了して、図79の「演出制御処理」に復帰する。これに対して、前方開閉扉が開状態となっている(開放中である)と判断される場合には(S1508;YES)、後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)を閉状態に維持しつつ、この後方開閉扉を振動させる(微動を生じさせる)処理と、LEDランプ4Kを点灯させてレンズ95V、95Wの表面に図柄(「極」の文字)を強調表示させる処理とを行った後(S1516)、入球時演出処理(S1500)を終了して、図79の「演出制御処理」に復帰する。
実施例4によると、実施例1の効果と同様な効果を得ることができる。しかも、実施例4では、第1大当り動作(第1大当り動作A若しくは第1大当り動作B)の実行時における大入賞口31aへの遊技球の入球に基づいて、後方開閉扉(左側扉95L、右側扉95R)の振動と、LEDランプ4Kとを用いた演出を行うため、遊技興趣を更に高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
即ち、実施例1〜4では、開閉扉(前方開閉扉ユニット90、後方開閉扉ユニット95)として、左側扉91L(95L)の右端部と、右側扉91R(95R)の左端部とを離間させたり、近接させて開閉を行うものを例示したが、図88(a)及び(b)の変形例1の開閉扉のように、1枚の扉191Aを横方向(略水平方向)にスライドして、図88(b)の開状態と、図88(a)の閉状態とを生じさせるように構成してもよい。また、実施例1〜4では、開閉扉(前方開閉扉ユニット90、後方開閉扉ユニット95)を前後方向に2組配置したが、変形例1等のように、開閉扉を前後方向に1組だけ配置してもよいし、前後方向に3組以上配置してもよい。
また、実施例1〜4では、開閉扉(左側扉、右側扉)を左右方向(略水平方向)にスライドして、開状態と閉状態とを選択する態様を例示したが、開閉扉(左側扉、右側扉)の動作態様はこれに限定されない。例えば、図88(c)の変形例2のように、所謂「観音開き」を行う開閉扉を例示することもできる。つまり、左側扉191Lの左端部及び右側扉191Rの右端部を、ヒンジ等を用いて回転可能に支持しつつ、左側扉191Lの右端部と、右側扉191Rの左端部とを近接させ、閉状態を構成する。そして、左側扉191Lをその右端部が前方に向かって移動するように左側扉191Lを回転させるとともに、右側扉191Rをその左端部が前方に向かって移動するように右側扉191Rを回転させることで、左側扉191Lの右端部と、右側扉191Rの左端部とを離間させ、開状態を構成してもよい。
また、図89に示す変形例3の遊技機や図90に示す変形例4の遊技機を例示することもできる。変形例3の遊技機は、図89に示すように、大入賞口31aの右隣に一般入賞口43を配置する点が、実施例1と異なり、その他は実施例1と同様である。つまり、大入賞口31aの左右両隣のうちで、大入賞口31aの左隣にはアウト口32aを配置するが、大入賞口31aの右隣に一般入賞口43を配置する点が、実施例1と異なる。
変形例3の遊技機においても、実施例1と同様な効果を得ることができる。つまり、変形例3の遊技機においても、遊技領域11を流下する遊技球には、メイン役物装置20の左側を通過するもの(左打ち球)と、メイン役物装置20の右側を通過するもの(右打ち球)が存在する(図4を参照)。ところが、遊技領域11において、メイン役物装置20の右側の部位を左側の部位に比べて狭くする遊技機1(図4を参照)では、「右打ち球」の球数が「左打ち球」の球数よりも遙かに少なくなる。従って、大入賞口31aの両隣の遊技球受入口のうちで、左隣のみをアウト口32aとしても、実施例1と同様な効果を得ることができる。
また、変形例4では、所謂「右打ち用の大入賞口31aへの適用例を示している。つまり、変形例4の遊技機は、図82に示すように、遊技球流入領域の中央ではなく、遊技球流入領域の右端側に大入賞口31aを設ける点と、大入賞口31aの右隣のアウト口32bが、遊技球流入領域の右端に位置する点が、実施例1と異なり、その他は実施例1と同様である。この変形例4の遊技機は、横方向に並ぶ遊技球受入口のうちで、右端から2つ目のものを大入賞口31aするとともに、この大入賞口31aの左隣と右隣にアウト口32a、32bを配置しているが、実施例1と同様な効果が得られる。
また、各実施例では、大入賞口31aの開口形状を略山型とする態様を例示したが、各請求項の発明においては、大入賞口31aの開口形状は、これに限定されない。例えば、図91(a)の変形例5に示すように、上下方向に沿った中間部で、横幅が段差状に小さくされた開口形状(例えば、横幅の長い略矩形の上に、横幅の短い略矩形を搭載したような開口形状)とし、作動片131S(開閉本体部31p)を、この開口形状に対応する形状としてもよい。この場合、装飾板85で、少なくとも「大入賞口31aのうちの横幅の長い下方側の部分」を覆うことが望ましい。
また、図91(b)の変形例6に示すように、大入賞口31aの開口形状を単純形状(例えば、略矩形)とし、作動片131S(開閉本体部31p)を、この開口形状に対応する形状としてもよい。この場合、装飾板85で、少なくとも「大入賞口31aのうちの下方側の部分」を覆うことが望ましい。更に、図示を省略するが、大入賞口31aの開口形状を、略三角形 略逆三角形、略円形(略真円、略楕円、略長円、略扇型、5角以上の多角形等とすることもできる。
遊技球流入領域の中央に大入賞口31aを設ける態様と、遊技球流入領域の右端側に大入賞口31aを設ける態様とを例示したが、遊技球流入領域の左端側に大入賞口31aを設ける態様を例示することもできる。例えば、遊技球流入領域の左端にアウト口を設け、その右隣に大入賞口を設けてもよい。この場合、大入賞口の右隣に、アウト口を設けてもよいし、一般入賞口等のアウト口以外の遊技球受入口を設けてもよい。更に、各実施例と異なり、遊技領域11内においては、遊技球流入領域よりも上方の部位に、別の大入賞口を配置してもよい。
更に、遊技球流入領域の複数箇所に、大入賞口を設けてもよいし、大入賞口を左右に並設してもよい。例えば、遊技球流入領域の中央と、右端側に大入賞口を設ける態様や、遊技球流入領域の中央に複数の大入賞口を並べる態様を例示することもできる。
各実施例では、複数の遊技球受入口を水平に並設する態様を例示したが、複数の遊技球受入口を右下り傾斜状若しくは左下り傾斜状に配置する態様を例示することもできる。この場合、複数の遊技球受入口の配置態様に合わせて、装飾体を右下り傾斜状若しくは左下り傾斜状に配置することができる。
また、各実施例と異なり、遊技領域11を流下する遊技球が、メイン役物装置20の右側を通過不可能としてもよい。つまり、メイン役物装置20の右側から遊技球が流下する領域を排除してもよい。
各実施例では、一個の可変式の始動入賞装置(第2の始動入賞装置17b)と、一個の非可変式の始動入賞装置(第1の始動入賞装置17a)とを備える遊技機1を例示したが、一個の可変式の始動入賞装置のみを有する遊技機、複数個の可変式の始動入賞装置のみを有する遊技機、複数個の可変式の始動入賞装置と一個若しくは複数個の非可変式の始動入賞装置を備える遊技機、一個の可変式の始動入賞装置と複数個の非可変式の始動入賞装置とを備える遊技機について、各請求項の発明を適用できる。
また、上述した各実施例では、大当り遊技での大入賞口31aの開放動作(第1大当り動作A,B、第2大当り動作)の開始に際して、その開放動作態様及び開放動作の開始を示す「大当り動作開始コマンド」を主制御部200からサブ制御部220に対して送信する構成(図76参照)を例示した。この「大当り動作コマンド」については、大当り遊技中の各大当りラウンドの開始毎に主制御部200Aからサブ制御部220Aに対して送信される「ラウンド数指定コマンド」(図77のS870参照)に、「大入賞口31aの開放動作態様を示す動作態様情報」を付加することで、「ラウンド数指定コマンド」を「大当り動作開始コマンド」として用いることができる。
この場合、図77に示す「大当り遊技関連コマンド出力処理(S850)」のうち、大当りラウンドの開始タイミングで行われる処理(S865、S870)に、図76に示す「大当り動作開始コマンド出力処理(S800)」を統合し、大当り動作の開始に際して図76のS815,S820,S845の処理で送信する「大当り動作開始コマンド」に代えて、「大入賞口31aの開放動作態様を示す動作態様情報」を付加した「ラウンド数指定コマンド」を大当りラウンド開始時に送信することで、大当りラウンドの開始や、その大当りラウンドでの大入賞口31aの開放動作態様をサブ制御部220Aに認識させることができる。
本発明は、遊技機を製造、販売等する分野において利用できる。
1;遊技機(弾球遊技機)、
2;外枠、
10;遊技盤、
11;遊技領域、
11S、11T;第1誘導路、
11L、11R;第2誘導路、
17a;第1の始動入賞装置、
17b;第2の始動入賞装置、
171a;第1の始動入賞口を構成する開口部(遊技球受入口)、
17f;第1の始動入賞口を構成する開口部(遊技球受入口)、
27;演出表示装置、
27a;表示画面、
31;大入賞口ユニット(開閉装置)、
31a;大入賞口、
31e;シャッター部材(開閉本体部によって作動片を構成)、
32a、32b;アウト口、
82g;領域形成板(遊技球流入領域を左右両端に亘って形成する部材)、
85;装飾板(装飾体)、
90S;装飾領域、
90;前方開閉扉ユニット(第1開閉扉装置)、
91L及び91R;前方開閉扉(第1開閉扉)、
91L;左側扉、
91R;右側扉、
95;後方開閉扉ユニット(第2開閉扉装置)、
95L及び95R;後方開閉扉(第1開閉扉)、
95L;左側扉、
95R;右側扉、
A1〜A11;遊技球受入口、
200A;主制御部、
220A;サブ制御部、
222A;演出表示制御部。

Claims (7)

  1. 始動入賞口及び大入賞口を含む複数の入賞口と、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を無効球として機外に排出するためのアウト口と、が遊技盤面に配設された遊技盤と、
    遊技の基本進行を司る主制御部と、
    遊技上の演出を制御する副制御部と、
    を備え、
    前記遊技盤面を流下する遊技球が前記始動入賞口に入賞することに起因して大当りを発生させるか否かの抽選を行い、該抽選の結果が当選である場合に、閉鎖状態にある前記大入賞口を開放状態に変化させる大当り遊技を実行する遊技機であって、
    前記遊技盤面の中央より下方であって前記遊技盤面の最下端よりも上方の部位に、前記遊技盤面を流下する遊技球を流入させる遊技球流入領域を形成し、該遊技球流入領域に、複数の遊技球受入口を横方向に並設するとともに、前記複数の遊技球受入口のうち、左端及び右端に位置しない所定の1若しくは2以上の遊技球受入口を前記大入賞口とし、前記大入賞口の左右両隣に位置する遊技球受入口のうち、少なくとも前記大入賞口の左隣に位置する遊技球受入口を前記アウト口とし、
    前記大入賞口及び前記アウト口の上方に、前記遊技盤面を流下する遊技球を前記大入賞口に誘導する第1誘導路と、前記遊技盤面を流下する遊技球を前記アウト口に誘導する第2誘導路とを互いに近接した状態に備えるとともに、
    前記遊技盤面に対して垂直に出没可能な作動片を具備し、前記主制御部の制御下で駆動されて前記大入賞口の開閉を行う開閉装置を備え、
    前記主制御部が前記作動片を手前側に突出させた状態では前記大入賞口が前記閉鎖状態とされて前記第1誘導路を流下する遊技球が前記アウトロに誘導され、前記主制御部が前記作動片を奥側に没入させた状態では前記大入賞口が前記開放状態とされて前記第1誘導路を流下する遊技球が前記大入賞口に誘導されるように構成され、
    前記遊技球流入領域よりも下方の部位に前方から視認可能な状態で配置される第1開閉扉を具備し、前記副制御部の制御下で駆動されて前記第1開閉扉を閉状態と開状態とに変化可能な第1開閉扉装置と、
    前記第1開閉扉の奥側に配置され、前記第1開閉扉が開状態となったときに前方から視認可能となる第2開閉扉を具備し、前記副制御部の制御下で駆動されて前記第2開閉扉を閉状態と開状態に変化可能な第2開閉扉装置と、
    を備え、
    前記第2開閉扉の奥側に、複数の遊技球受入口のうち少なくとも前記大入賞口に流入した遊技球が通過するとともに、前記第1開閉扉及び前記第2開閉扉が開状態となったときに視認可能とされる球通過領域を設け、
    前記大当り遊技の開始に伴い、前記主制御部が、前記作動片を短時間周期で出没動作させる第1大当り動作を開始すると、前記副制御部は、前記第2開閉扉を閉状態に維持した上で前記第1開閉扉装置を駆動する演出、若しくは、前記第1開閉扉を開状態に維持した上で前記第2開閉扉装置を駆動する演出を、前記大入賞口への遊技球の入球に連動して行い、
    前記第1大当り動作の終了に続いて、前記主制御部が、前記作動片を長時間周期で出没動作させる第2大当り動作を開始すると、前記副制御部は、前記第2大当り動作の開始に伴って、前記第1開閉扉装置及び前記第2開閉扉装置を駆動して前記第1開閉扉及び前記第2開閉扉を開状態とする演出を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技盤面に装着された周壁部材によって、前記遊技盤面に遊技球の入口部を左上部に確保しつつ所定形状に囲まれた領域部を設け、該領域部の中央より下方であって前記領域部の最下端よりも上方の部位に、前記遊技球流入領域を左右両端に亘って形成し、
    前記複数の遊技球受入口のうち、少なくとも前記遊技球流入領域の中央に位置する遊技球受入口を前記大入賞口とするとともに、該大入賞口の左右両隣に位置する遊技球受入口若しくは左隣に位置する遊技球受入口を前記アウト口とし、
    前記大入賞口の下方であって、前記領域部の最下端よりも上方に前記第1開閉扉と前記第2開閉扉とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技球流入領域における前記複数の遊技球受入口の手前側に、前記アウトロ及び前記大入賞口を覆う装飾体を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記第1開閉扉及び前記第2開閉扉は、
    左側扉と右側扉とを有し、前記左側扉の右端部と前記右側扉の左端部とが前記大入賞口の中心から下方に延びる中心線上で近接した状態になると閉状態となり、前記左側扉の右端部と前記右側扉の左端部とが互いに前記中心線から離間した状態になると開状態となり、
    前記開状態にあるときには、前記左側扉の右端部と前記右側扉の左端部との距離が、前記大入賞口の左右開口幅と同等若しくは該左右開口幅よりも大きくなることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記遊技盤面のうち前記遊技球流入領域よりも上方の部位に、1若しくは複数の上部遊技球受入口を設け、
    前記上部遊技球受入口に流入した遊技球も、前記球通過領域を通過することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記第2開閉扉の前面部であって前記第1開閉扉が開状態となることで前方から視認可能となる部位と、前記第1開閉扉と前記第2開閉扉との間に位置する部位であって前記第1開閉扉が開状態となることで前方から視認可能となる部位と、のうちの少なくとも一方に、前記副制御部の制御下で駆動される演出部材を配置し、
    前記主制御部が前記第1大当り動作の終了に続いて前記第2大当り動作を開始する場合に、前記副制御部は、前記第1大当り動作の終了から前記前記第2大当り動作の開始までの間に前記演出部材を駆動することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機。
  7. 前記抽選の結果が当選である場合に実行される大当り遊技の態様を決定する大当り態様決定手段を備え、
    前記大当り態様決定手段によって決定される大当り遊技の態様には、
    前記第1大当り動作のみを実行する第1態様と、
    前記第1大当り動作を実行した後に前記第2大当り動作を実行する第2態様と、
    が含まれることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の遊技機。
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